JP1/Automatic Job Management System 2 セットアップガイド

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18.3.5 クラスタ運用時の監視方法

<この項の構成>
(1) JP1/AJS2の運用監視
(2) スケジューラーサービスのデータベースに組み込みDBを使用している場合

(1) JP1/AJS2の運用監視

クラスタ運用時,JP1/AJS2の起動状態を監視する場合は,jajs_spmd_statusコマンドを実行してください。

(2) スケジューラーサービスのデータベースに組み込みDBを使用している場合

組み込みDBサービスで回復できない障害が発生して組み込みDBサービスが停止状態となった場合に,JP1/AJS2のサービスを停止させることで障害を検知するには,次の環境設定を行う必要があります。

  1. 環境設定パラメーターを設定する。
    次の環境設定パラメーターを該当するスケジューラーサービスに設定してください。
    環境設定パラメーター 説明
    RDBCHECKINTERVAL 300 組み込みDBサービスとの接続確認を行い,切断を検知したときにスケジューラーサービスを自動的に停止させます。
    AUTORESTARTCOUNT 0 スケジューラーサービスを構成するプロセスが異常終了した場合に,異常終了したプロセスを自動的に再起動する回数です。
    ただし,異常要因は組み込みDBの障害に限らないため,ほかの障害時の回復運用に合わせて指定してください。
    MASTERDABEND yes スケジューラーサービスの異常時に,スケジューラーサービス全体を異常終了させます。
    スケジューラーサービスを多重起動している場合は,すべてのスケジューラーサービスを停止します。
     
    環境設定パラメーターの詳細については,「14.1.3 スケジューラーサービス環境設定パラメーターの定義内容」を参照してください。
    スケジューラーサービス環境の設定については,「14.1.1 スケジューラーサービス環境の設定手順」および「18.4.3 共通定義情報変更時の作業」を参照してください。

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