JP1/Automatic Job Management System 2 セットアップガイド
イベントジョブを使用する場合,かつDNS運用時にFQDN形式のホスト名で運用する場合の設定について説明します。ここでは,JP1/AJS2 07-00を新規に導入するの場合の設定手順を次に示します。イベントジョブを使用する場合の設定であり,標準ジョブ・アクションジョブ・カスタムジョブはすでに対応しています。JP1/AJS2 06-71以前の運用環境からバージョンアップする場合の設定の流れと手順については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 設計・運用ガイド 9.5 イベントジョブをDNS環境で運用する場合の設定方法(バージョンアップ時)」を参照してください。
なお,この設定はマネージャーホスト上で実施します。
設定手順を次に示します。
- <この節の構成>
- (1) 定義手順
- (2) 定義パラメーター一覧
- (3) 定義内容
(1) 定義手順
- JP1/AJS2のサービスを停止する。
次のコマンドを実行して,プロセスがすべて停止していることを確認します。
# /etc/opt/jp1ajs2/jajs_spmd_stop※ # /opt/jp1ajs2/bin/jajs_spmd_status
- 注※
- 自動停止の設定が行われていることを確認してください。
- viなどのエディターで,「(2) 定義パラメーター一覧」の定義パラメーターを記述した設定ファイルを作成する。
設定ファイルのファイル名は任意です。
- ファイルを保存し,次のコマンドを実行する。
jbssetcnfコマンドのパスは,「/opt/jp1base/bin/jbssetcnf」です。
jbssetcnf 設定ファイル名
jbssetcnfコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。
- JP1/AJS2を再起動する。
設定ファイルに記述した内容が反映されます。
(2) 定義パラメーター一覧
表16-9 イベントジョブを使用したDNS運用時にFQDN形式で運用する設定の定義パラメーター
定義キー 環境設定パラメーター 定義内容 [{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1AOMMANAGER]※ "DNSEstablish"= イベントジョブを使用したDNS運用時にFQDN形式で運用するための定義
- 注※
- {JP1_DEFAULT|論理ホスト名}の部分は,物理ホストの場合は「JP1_DEFAULT」を,論理ホストの場合は「論理ホスト名」を指定します。
(3) 定義内容
- " DNSEstablish "="{Y|N}"
- DNS運用時にFQDN形式のホスト名で運用するかどうかを指定します。
- Y
- DNS運用時にFQDN形式のホスト名で運用する場合に指定します。
- N
- DNS運用時にFQDN形式のホスト名で運用しない場合に指定します。エージェントへはFQDN形式のホスト名ではなく,ホスト名を送ります。
- デフォルトは「N」です。
Copyright (C) 2006, 2010, Hitachi, Ltd.
Copyright (C) 2006, 2010, Hitachi Software Engineering Co., Ltd.