JP1/Automatic Job Management System 2 セットアップガイド

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9.3.5 クラスタ運用時の監視方法

<この項の構成>
(1) JP1/AJS2の運用監視
(2) スケジューラーサービスのデータベースに組み込みDBを使用している場合

(1) JP1/AJS2の運用監視

クラスタ運用時,JP1/AJS2の起動状態をクラスタソフトで監視する場合は,JP1/AJS2のサービス名をクラスタソフトのリソースに登録してください。

(2) スケジューラーサービスのデータベースに組み込みDBを使用している場合

組み込みDBサービスで回復できない障害が発生して組み込みDBサービスが停止状態となった場合に,JP1/AJS2のサービスを停止させることで障害を検知するには,次の環境設定を行う必要があります。

  1. Windowsの[スタート]メニューから,[プログラム]−[JP1_Automatic Job Management System 2 - Manager]−[環境設定]を選択する。
    [マネージャー環境設定]ダイアログボックスが表示されます。
  2. 環境設定を行う論理ホストを選択し,[設定]ボタンをクリックする。
  3. [論理ホスト共通]タブで,次の項目を設定する。
    [スケジューラーサービスの再起動回数]:0回
    [スケジューラーサービス異常時の処理]:スケジューラーサービスを終了する
  4. [スケジューラーファイルの構成]タブで,次の項目を設定する。
    [切断検知する間隔]:300

設定の詳細については,「4.1 スケジューラーサービス環境の設定」を参照してください。また,上記は環境設定パラメーターでも設定できます。次の環境設定パラメーターを該当するスケジューラーサービスに設定してください。

環境設定パラメーター 説明
RDBCHECKINTERVAL 300 組み込みDBサービスとの接続確認を行い,切断を検知したときにスケジューラーサービスを自動的に停止させます。
AUTORESTARTCOUNT 0 スケジューラーサービスを構成するプロセスが異常終了した場合に,異常終了したプロセスを自動的に再起動する回数です。
ただし,異常要因は組み込みDBの障害に限らないため,ほかの障害時の回復運用に合わせて指定してください。
MASTERDABEND yes スケジューラーサービスの異常時に,スケジューラーサービス全体を異常終了させます。
スケジューラーサービスを多重起動している場合は,すべてのスケジューラーサービスを停止します。
 

環境設定パラメーターの詳細については,「14.1.3 スケジューラーサービス環境設定パラメーターの定義内容」を参照してください。

スケジューラーサービス環境の設定については,「14.1.1 スケジューラーサービス環境の設定手順」および「9.4.3 共通定義情報変更時の作業」を参照してください。

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