JP1/Automatic Job Management System 2 セットアップガイド

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7.21 マクロ変数の展開失敗時の動作の設定

ジョブの実行時にマクロ変数の引き継ぎ情報の展開が失敗した場合,そのジョブネットの状態を「起動失敗」にするか,マクロ変数を文字列として扱いそのままジョブネットを実行させるかを設定できます。

ジョブ実行時にマクロ変数の引き継ぎに失敗した場合の動作を設定するための方法を次に示します。

<この節の構成>
(1) 定義手順
(2) 定義パラメーター一覧
(3) 定義内容

(1) 定義手順

  1. Windowsの[コントロールパネル]の[管理ツール]で[サービス]を選択し,次に示すサービスを停止する。
    • JP1/AJS2 サービス
    • JP1/AJS2 Monitor サービス
  2. メモ帳などのテキストエディターで,「(2) 定義パラメーター一覧」の定義パラメーターを記述した設定ファイルを作成する。
    設定ファイルのファイル名は任意です。
  3. ファイルを保存し,次のコマンドを実行する。
     
    jbssetcnf 設定ファイル名
     
    jbssetcnfコマンドのパスは,「JP1/Baseのインストール先フォルダ\bin\jbssetcnf」です。
    jbssetcnfコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。
  4. JP1/AJS2を再起動する。
    設定ファイルに記述した内容が反映されます。

(2) 定義パラメーター一覧

表7-25 実行登録時にマクロ変数値を指定するための定義パラメーター

定義キー 環境設定パラメーター 定義内容
[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1AJS2COMMON] "MACROCHANGEFAIL"= イベントジョブ,および実行登録時に指定したマクロ変数の展開失敗時の動作

注※
{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}の部分は,物理ホストの場合は「JP1_DEFAULT」を,論理ホストの場合は「論理ホスト名」を指定します。

(3) 定義内容

"MACROCHANGEFAIL"="{yes|no}"
ジョブ実行時,マクロ変数の引き継ぎ情報の展開に失敗した場合に,状態を「起動失敗」にするかどうかを指定します。

yes
ジョブ実行時,マクロ変数の引き継ぎ情報の展開に失敗した場合に,状態を「起動失敗」にし,展開に失敗したマクロ変数が確認できるエラーメッセージを日立統合ログおよび実行結果詳細に出力します。

no
ジョブ実行時,マクロ変数の引き継ぎ情報の展開に失敗しても,マクロ変数に定義した情報をそのまま文字列として扱い,処理を続行します。
デフォルトは「no」です。

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