JP1/Automatic Job Management System 2 セットアップガイド
その他のオプションを設定する場合に,[マネージャー環境設定]ダイアログボックスで定義する項目および環境設定パラメーターでの設定方法を説明します。
各項目の推奨値と設定が有効になる時期については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 設計・運用ガイド 5.3.10 その他のオプションに関する環境設定について検討する」を参照してください。
- <この項の構成>
- (1) その他のオプションを定義する
- (2) 環境設定パラメーターで定義する
(1) その他のオプションを定義する
その他のオプションの情報は,[マネージャー環境設定]ダイアログボックスの[その他のオプション]タブで定義してください。
マネージャー環境で設定する[その他のオプション]タブを次に示します。
図4-14 [その他のオプション]タブ([マネージャー環境設定]ダイアログボックス)
項目の定義内容を説明します。
- ラージファイル対応
- ファイル監視ジョブ,判定ジョブでラージファイルに対応するかどうかを次のどちらかから選択します。
- [する]
ファイル監視ジョブでサイズが2ギガバイト以上のファイルを監視,判定ジョブでサイズが2ギガバイト以上のファイルの有無を判定できます。
- [しない]
ファイル監視ジョブでサイズが2ギガバイト以上のファイルを監視できません。[しない]を指定して2ギガバイト以上のファイルを監視対象にした場合,ファイル変更の誤検知などの不正な動作をするおそれがあります。このため,監視対象ファイルには2ギガバイト以上のファイルを指定しないでください。
また,判定ジョブでサイズが2ギガバイト以上のファイルの有無を判定できません。[しない]を指定した状態で2ギガバイト以上のファイルを判定条件で指定した場合,OSがLinux(IPF)以外の場合は,常にファイルがないものとして判定されます。
- デフォルトは[しない]です。
(2) 環境設定パラメーターで定義する
その他のオプションの設定は,環境設定パラメーターを設定して定義することもできます。
(a) 設定手順
- Windowsの[コントロールパネル]の[管理ツール]で[サービス]を選択し,次のサービスを停止する。
- JP1/AJS2サービス
- JP1/AJS2 Monitorサービス
- メモ帳などのテキストエディターで,「(b) 環境設定パラメーター」を記述した設定ファイルを作成する。
設定ファイルのファイル名は任意です。
- ファイルを保存し,次のコマンドを実行する。
jbssetcnfコマンドのパスは,「JP1/Baseのインストール先フォルダ\bin\jbssetcnf」です。
jbssetcnf 設定ファイル名
jbssetcnfコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。
- 次のサービスを再起動する。
設定ファイルに記述した内容が反映されます。
- JP1/AJS2サービス
- JP1/AJS2 Monitorサービス
(b) 環境設定パラメーター
その他のオプションで設定できる環境設定パラメーターの一覧を次の表に示します。なお,環境設定パラメーターの詳細については,「14.6(2) 共通情報環境設定ファイルの環境設定パラメーター一覧」を参照してください。
表4-10 環境設定パラメーター一覧(Windows)
定義キー 環境設定パラメーター 定義内容 [{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1AJS2COMMON]※ "LARGEFILEUSE"= ラージファイル対応の動作
- 注※
- {JP1_DEFAULT|論理ホスト名}の部分は,物理ホストの場合は「JP1_DEFAULT」を,論理ホストの場合は「論理ホスト名」を指定します。
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