11.3.6 その他の情報のリカバリー

そのほか,次に示すJP1に関連する設定情報を復旧してください。

JP1を実行するために必要な情報をリカバリーする場合に,必要な作業を次の表に示します。

表11-19 JP1を実行するために必要な情報のリカバリーで必要な作業

作業WindowsUNIX
サービスのアカウントの調整値
ログインスクリプト
カーネルパラメーターの調整値
トラブルシュート資料採取コマンド
クラスタ対応ツール(クラスタシステムで必要な場合だけ)
メールシステムとの連携用のユーザー作成ツール
連携機能ごとの設定(各連携機能を使用している場合だけ)
(凡例)
○:必須
-:対象外

JP1を実行するために必要な情報のリカバリーは,WindowsとUNIXでは異なるため,それぞれの場合に分けて説明します。

なお,ここで説明しているもの以外に,OSやネットワークの設定,クラスタソフトの設定なども復旧してください。詳細については,OSやクラスタソフトなどのドキュメントを参照してください。

<この項の構成>
(1) サービスのアカウントの調整値(Windowsの場合だけ)
(2) ログインスクリプト(UNIXの場合だけ)
(3) カーネルパラメーターの調整値(UNIXの場合だけ)
(4) トラブルシュート資料採取コマンド
(5) クラスタ対応ツール(クラスタシステムで必要な場合だけ)
(6) メールシステムとの連携用のユーザー作成ツール(UNIXの場合だけ)
(7) 各連携機能を使用している場合

(1) サービスのアカウントの調整値(Windowsの場合だけ)

JP1/AJS2のサービスをユーザーアカウントで実行していた場合は,設定してください。

(2) ログインスクリプト(UNIXの場合だけ)

JP1用のユーザーのログインスクリプトを回復してください。

(3) カーネルパラメーターの調整値(UNIXの場合だけ)

カーネルパラメーターの値が適切な値になっていることを確認してください。

(4) トラブルシュート資料採取コマンド

バックアップしておいたトラブルシュート資料採取コマンドをリカバリーしてください。

(5) クラスタ対応ツール(クラスタシステムで必要な場合だけ)

バックアップしておいたクラスタ対応ツールをリカバリーしてください。また,クラスタソフトへ正しく登録されていることを確認してください。

(6) メールシステムとの連携用のユーザー作成ツール(UNIXの場合だけ)

メールシステムとの連携用のユーザー作成ツールをバックアップした場合は,リカバリーしてください。

(7) 各連携機能を使用している場合

メール連携,メッセージキュー連携,JP1/Cm2またはhp OpenView連携を使用している場合は,連携機能ごとに設定をし直す必要があります。