4.4.6 キューレストレースログファイルのサイズを見積もる
キューレストレースログファイルのサイズの見積もりについて説明します。キューレストレースログファイルは,初期状態では次のように設定されています。
- 格納先
Windowsの場合
JP1/AJS2のインストール先フォルダ¥log¥tracelog.ql
UNIXの場合
/var/opt/jp1ajs2/log/tracelog.ql
- サイズ
約10,000個のジョブを実行したときのトレースログを保存できるサイズ(具体的には,15メガバイト(15,360キロバイト))
必要となるキューレストレースログファイルの容量は,ジョブのファイル転送有無やエラー出力結果の有無によって大きく異なります。必要に応じてトレースログファイルの適切な容量を見積もり,拡張してください。
キューレストレースログファイルの見積もり式を次に示します。
適切なキューレストレースログファイル容量(単位:キロバイト)=
3,072 * (問題が発生した時から資料採取できるまでに実行されるジョブ数 / 2,000)
- (例)1日分のキューレストレースログを保存する場合
- 1日に12,000個のジョブが実行される。
適切なキューレストレースログファイル容量 = 3,072 * ( 12,000 / 2,000 ) = 18,432キロバイト
キューレストレースログファイルの拡張手順については,次の記述個所を参照してください。
- Windowsの場合
- マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 セットアップガイド 3.5.1 トレースログファイルの拡張」
- UNIXの場合
- マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 セットアップガイド 13.4.4 トレースログファイルの拡張」