JP1/AJS2 - Viewを使用して,約30以上のクライアントから同時接続したり,同時に多数のJP1/AJS2のコマンドを実行したりすると,ISAMデータファイルアクセスで使用するISAMロックテーブルが不足し,エラーが発生する場合があります。
ISAMを使用する,動作済みのJP1プロセス(JP1/AJS2サービス,JP1/AJS2 Monitorサービス,JP1/AJS2 Console Agentサービス,JP1/IMの各サービス,およびJP1/Baseの各サービス)をすべて停止させて,JP1/BaseのJislckextコマンドを実行すると,ISAMロックテーブルを拡張できます。インストール時の設定では,システム全体で,1,024です。同時にJP1/AJS2 - Viewから多数接続する場合や,ジョブネットワーク要素を操作するコマンドを同時に多数実行する運用を行う場合で,(a※1 * 80) + (b※2 * 32)の算出値(概算)が1,024を超えるときは,ISAMロックテーブルエントリー数を追加してください。
なお,JP1/AJS2以外でISAMを使用している場合もありますので,ISAMロックテーブルサイズは多めに見積もってください。ISAMロックテーブルは,約64 + (0.12 * ISAMロックテーブルエントリー数)キロバイトの共有メモリーを使用します。
ISAMロックテーブル分割の設定をしている場合は,各ISAMファイルに割り当てたロックテーブルのロックエントリー数(ISM_ENTNOMパラメーター)それぞれに上記の計算式を適用してください。なお,見積もりが1,024を下回る場合でも1,024を指定してください。