JP1/AJS2 - Agentホストのキューレスジョブ実行環境の環境設定項目について説明します。
Windowsの場合,[マネージャー環境設定]ダイアログボックスで値を設定します。UNIXの場合,Queueless.conf(キューレスジョブ実行環境設定ファイル)に値を設定します。
次の表に示す,設定値を決定する理由や推奨値を参考にして,設定値を検討してください。
表5-31 [キューレスジョブ実行環境]タブの設定項目
設定内容とパラメーター(表示項目) | 設定値を決定する理由 (設定を変更する 必要がある場合) | 推奨値 | 設定が有効 になる時期 |
---|---|---|---|
キューレスジョブのログフォルダ
| 特に理由はありません。ディスク占有量見積もりと合わせ,運用によって決定してください。 | デフォルトで使用してください。 | JP1/AJS2 Queueless Agentサービスの再起動後 |
ログファイルのサイズ
| ジョブの実行状況を確認するためのログです。最低でも1日分のログが保存できるサイズを指定します。 | 運用によって決定してください。 | JP1/AJS2 Queueless Agentサービスの再起動後 |
ステータスファイル名
| 特に理由はありません。ディスク占有量見積もりと合わせ,運用によって決定してください。 | デフォルトで使用してください。 | JP1/AJS2 Queueless Agentサービスの再起動後 |
ステータスファイルサイズ
| キューレスジョブ実行中にキューレスジョブ要求元スケジューラーサービスに障害があった場合でも,ジョブ状態をマネージャー側で管理できます。信頼性を向上させたい場合に指定します。 | 運用によって決定してください。 | JP1/AJS2 Queueless Agentサービスの再起動後 |
キューレスエージェントサービス内での最大同時ジョブ実行数
| マシンリソースなどによって,同時に実行するキューレスジョブ数を制限したい場合に指定します。 | 運用によって決定してください。 | JP1/AJS2 Queueless Agentサービスの再起動後 |
キューレスエージェントサービス内での最大待ちジョブ数
| キューレスジョブのピーク実行数が,最大同時ジョブ実行数を超える場合に指定します。 | 運用によって決定してください。 | JP1/AJS2 Queueless Agentサービスの再起動後 |
キューレスエージェントの言語コード
| マネージャーホストとエージェントホストの言語コードが異なる場合に指定します。 | 運用によって決定してください。 | JP1/AJS2 Queueless Agentサービスの再起動後 |
ユーザープロファイル仕様有無
| PCジョブ実行時に,OSユーザーのログオンセッションに設定されているユーザー情報を必要とする場合に指定します。 | 運用によって決定してください。 | JP1/AJS2 Queueless Agentサービスの再起動後 |
キューレスエージェントのワークパス,およびテンポラリファイル用ディレクトリ
| キューレスジョブで使用するワークパス,およびテンポラリファイル用ディレクトリを変更したい場合に指定します。 | 運用によって決定してください。 | JP1/AJS2 Queueless Agentサービスの再起動後 |
図5-3 キューレスジョブの文字コード変換