12.3 ajsbackup,ajsrestoreコマンドまたはJP1/AJS2 - Viewによるジョブネットの退避・回復の操作

ajsbackupコマンドまたはJP1/AJS2 - Viewによる退避を実行すると,ジョブネットワーク要素が特定のディレクトリ中のファイルに格納されます。また,回復を実行すると,特定のディレクトリ中のファイルの内容でユニットが定義されます。

ajsbackup,ajsrestoreコマンド,またはJP1/AJS2 - Viewによるジョブネットの退避・回復は,退避ボックスによる管理を行うため,退避情報ディレクトリ,退避ボックス,退避ファイルといった階層構造を意識する必要があります。業務の内容ごとに分類して退避が行えるメリットがありますが,他ホストにジョブネットワーク要素を配布する場合や,業務の内容ごとにまとめて退避する必要がない場合には,階層構造を意識する必要のない,ajsprint,ajsdefineコマンドによるジョブネットの退避・回復を行ってください。

ここでは,ajsbackup,ajsrestoreコマンド,またはJP1/AJS2 - Viewでの退避・回復時の操作と,退避時の情報の格納場所について説明します。

<この節の構成>
12.3.1 ajsbackupコマンドまたはJP1/AJS2 - Viewでジョブネットワーク要素を退避する手順
12.3.2 ajsrestoreコマンドまたはJP1/AJS2 - Viewでジョブネットワーク要素を回復する手順
12.3.3 退避ボックスの属性を変更および表示する(UNIXの場合)
12.3.4 退避ボックスまたは退避ファイルを削除する
12.3.5 退避ボックス中のジョブネットワーク要素の一覧を表示する