そのほか,次に示すJP1に関連する設定情報を復旧してください。
JP1を実行するために必要な情報をリカバリーする場合に,必要な作業を次の表に示します。
表11-19 JP1を実行するために必要な情報のリカバリーで必要な作業
作業 | Windows | UNIX |
---|---|---|
サービスのアカウントの調整値 | ○ | - |
ログインスクリプト | - | ○ |
カーネルパラメーターの調整値 | - | ○ |
トラブルシュート資料採取コマンド | ○ | ○ |
クラスタ対応ツール(クラスタシステムで必要な場合だけ) | ○ | ○ |
メールシステムとの連携用のユーザー作成ツール | - | ○ |
連携機能ごとの設定(各連携機能を使用している場合だけ) | ○ | ○ |
JP1を実行するために必要な情報のリカバリーは,WindowsとUNIXでは異なるため,それぞれの場合に分けて説明します。
なお,ここで説明しているもの以外に,OSやネットワークの設定,クラスタソフトの設定なども復旧してください。詳細については,OSやクラスタソフトなどのドキュメントを参照してください。
(1) サービスのアカウントの調整値(Windowsの場合だけ)
JP1/AJS2のサービスをユーザーアカウントで実行していた場合は,設定してください。
(2) ログインスクリプト(UNIXの場合だけ)
JP1用のユーザーのログインスクリプトを回復してください。
(3) カーネルパラメーターの調整値(UNIXの場合だけ)
カーネルパラメーターの値が適切な値になっていることを確認してください。
(4) トラブルシュート資料採取コマンド
バックアップしておいたトラブルシュート資料採取コマンドをリカバリーしてください。
(5) クラスタ対応ツール(クラスタシステムで必要な場合だけ)
バックアップしておいたクラスタ対応ツールをリカバリーしてください。また,クラスタソフトへ正しく登録されていることを確認してください。
(6) メールシステムとの連携用のユーザー作成ツール(UNIXの場合だけ)
メールシステムとの連携用のユーザー作成ツールをバックアップした場合は,リカバリーしてください。
(7) 各連携機能を使用している場合
メール連携,メッセージキュー連携,JP1/Cm2またはhp OpenView連携を使用している場合は,連携機能ごとに設定をし直す必要があります。