14.2 定期的に自動でメンテナンス作業を実施する運用例
ここでは,メンテナンスモードの運用例について紹介します。
jajs_maintainコマンドを,JP1/AJS2のジョブとして定義し実行登録すると,スケジュールに従って自動的にメンテナンス作業を実施することができます。
例として,定期的に自動でデータベースを再編成するための手順を次に示します。
- 次に示す内容のユニット定義ファイルを作成する。
図14-1 毎年12月最終運用日23:00にメンテナンスする場合の定義例
![[図データ]](figure/zud14010.gif)
ファイル名は任意です。なお,JP1/AJS2 - Viewを使用しても定義できます。ユニット定義ファイルのパラメーターとJP1/AJS2 - Viewの表示項目は対応しています。パラメーターについては,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 コマンドリファレンス 2. 情報定義ファイルの作成」を参照してください。JP1/AJS2 - Viewのダイアログボックスの表示項目については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 操作ガイド 13. ウィンドウとダイアログボックス」を参照してください。
- 次に示すコマンドを実行してユニットを定義する。
「ajsdefine ユニット定義ファイル名」コマンドを実行します。
maintain.txtという名称でユニット定義ファイルを作成した場合のコマンドの実行例を次に示します。
ajsdefine maintain.txt
- 次に示すコマンドを実行してユニットを計画実行登録する。
「ajsentry -s ユニット名」コマンドを実行します。ジョブの中で実行されるjajs_maintainコマンドは,OS管理者権限が必要ですので,Administrators権限またはスーパーユーザー権限でジョブが実行されるようにしてください。
コマンドの実行例を次に示します。
ajsentry -s /maintain-net
定義したスケジュール情報に従って,自動的にデータベースが再編成されます。
なお,JP1/AJS2 - Viewを使用して,計画実行登録することもできます。