17.5.9 組み込みDBについて
組み込みDBの運用中にトラブルが発生した場合,再現テストや原因究明のためにトラブルが発生した環境を作成する必要があるときがあります。そのため,次に示す,組み込みDBの環境を再作成するために必要な情報を採取してください。
- 組み込みDB運用ディレクトリの下にあるconf(ユーザーが定義ファイルを変更した場合)
- 組み込みDBに関連する環境変数
- 組み込みDBのデータ
組み込みDBのデータは,ajsembdbrorgコマンドを実行して採取してください。
組み込みDBの環境を再作成するために必要な情報を採取する手順を次に示します。
- 組み込みDBを起動する。
- ajsembdbrorg -k unldを実行する。
- 組み込みDB運用ディレクトリの下にあるconfを任意のフォルダに退避する。
- 組み込みDBに関連する環境変数を収録する。
ajsembdbrorgコマンドの操作の説明や詳細については,「15.14.4 組み込みDBデータベースを再編成する」を参照してください。