3.5.4 組み込みDBの運用方法

スケジューラーデータベースとして組み込みDBを使用する場合,障害に備えて,すべてのテーブルを対象にバックアップファイルを取得できます。スケジューラーデータベースに障害が発生した場合は,このバックアップファイルを使用することでバックアップファイル取得時点に回復できます。

また,組み込みDBは,スケジューラーデータベースの更新履歴情報を持つシステムログファイルを作成します。このシステムログファイルの情報とバックアップファイルを使用することで,スケジューラーデータベースの内容を最新の状態に回復できます。

バックアップファイル取得方法,および回復方法は運用方法によって異なります。運用方法ごとのバックアップファイル取得方法および回復方法について次に示します。

それぞれの運用方法の特徴については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 セットアップガイド 5. スケジューラーデータベースに組み込みDBを使用する場合のセットアップ」(Windowsの場合),またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 セットアップガイド 15. スケジューラーデータベースに組み込みDBを使用する場合のセットアップ」(UNIXの場合)を参照してください。

また,すでに組み込みDBの環境を構築してして,システムログの運用方法を変更したい場合は,「9.3 組み込みDBをログ運用に移行する」を参照してください。