16.4.1 JP1/AJS2強制停止シェルスクリプト(jajs_killall.cluster)

JP1/AJS2の論理ホストで起動しているすべてのプロセスを強制終了させる,JP1/AJS2強制停止シェルスクリプトjajs_killall.cluster)の概要を説明します。

JP1/AJS2強制停止シェルスクリプト(jajs_killall.cluster)の文法については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 コマンドリファレンス 1. コマンド」を参照してください。

JP1/AJS2強制停止シェルスクリプトがサポートするプラットフォームおよび製品を次の表に示します。

表16-4 JP1/AJS2強制停止シェルスクリプトがサポートするプラットフォームおよび製品

 HP-UXSolarisAIXLinux
JP1/AJS2 - Manager
JP1/AJS2 - Agent
(凡例)
○:サポートしている。
-:対応製品はない。
注意事項
  • jajs_killall.clusterコマンドは,jajs_stop.clusterコマンドでサービスを停止しても,プロセスが停止しない場合だけ使用してください。
  • 同一ノードで再起動を試みる場合は,停止(jajs_stop.cluster)のあとにクリーンアップとして強制停止(jajs_killall.clusterを実行)してから起動(jajs_start.clusterを実行)してください。
  • JP1/AJS2強制停止シェルスクリプトは,論理ホスト対応のプロセスを停止させます。ただし,JP1/AJS2のプロセスのうち,次に示すプロセスは停止できません。
    ・ajsinetd
     JP1/AJS2 Monitorサービスプロセス
    ・ajsmonsvr
     JP1/AJS2 - View対応のモニターサーバプロセス
    ・jp1mqsup
     TP1/Message Queue連携時のMQ監視プロセス,TP1管理下のSUP
    ・jpocwtmqmaii
     MQSeries連携時のMQ監視プロセス
    上記のプロセスは,クラスタシステムの運用時に,JP1/AJS2のサービスとともにフェールオーバーさせる必要はありません。必要に応じて停止させてください。
補足事項
  • このコマンドは,ログ情報を共有ディスクのファイルに出力します。共有ディスクにアクセスできない状態が発生すると,ログ情報を出力できず,JP1/AJS2の強制停止ができませんので,ログ出力先を物理ディスクに変更してください。
    ログ出力先を変更する手順を次に示します。
  1. 次に示すファイル(JP1/AJS2強制停止シェルスクリプト)をviなどのエディターで開く。
    /etc/opt/jp1ajs2/jajs_killall.cluster
  2. ファイルの次の部分を変更する。

    [図データ]