4.4.8 JP1/AJS2 Consoleのトレースログファイルのサイズを見積もる

JP1/AJS2 Consoleで使用するトレースログファイルのサイズの見積もりについて説明します。

<この項の構成>
(1) JP1/AJS2 Console Managerのトレースログファイルを見積もる
(2) JP1/AJS2 Console Agentのトレースログファイルを見積もる

(1) JP1/AJS2 Console Managerのトレースログファイルを見積もる

JP1/AJS2 Console Managerのトレースログファイルは,初期状態では次のように設定されています。

必要となるトレースログファイルの容量は,定義内容,操作内容およびエラーの有無によって異なります。必要に応じてトレースログファイルの適切な容量を見積もり,拡張してください。

トレースログファイルの見積もり式を次に示します。

適切なトレースログファイル容量(単位:キロバイト)=
(5.0 + ルート業務スコープ当たり(JP1ユーザーごと)の監視先ホスト数*0.5) *エラーが発生してから資料採取できるまでにログインする回数

(例)30日分のトレースログを保存する場合(物理ホストだけ対象)
  • 一人のJP1ユーザーが30か所の監視先ホストの業務を監視する。
  • 一日当たり10回ログインする。
    適切なトレースログファイル容量 = (5.0 + 30*0.5)*(10*30) = 6,000キロバイト

(2) JP1/AJS2 Console Agentのトレースログファイルを見積もる

JP1/AJS2 Console Agentのトレースログファイルは,初期状態では次のように設定されています。

必要となるトレースログファイルの容量は,定義内容,操作内容およびエラーの有無によって異なります。必要に応じてトレースログファイルの適切な容量を見積もり,拡張してください。

トレースログファイルの見積もり式を次に示します。

適切なトレースログファイル容量(単位:キロバイト)=
(2.0 + (0.1 + (0.04 * 監視先スケジューラーサービス数) )
*(エラーが発生してから資料採取できるまでの時間(秒) / 監視間隔(秒)) )
監視しているJP1/AJS2 Console Viewの数

(例)10日分のトレースログを保存する場合(物理ホストだけ対象)

トレースログファイルの拡張手順については,次の記述個所を参照してください。

Windowsの場合
マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 セットアップガイド 3.5.1 トレースログファイルの拡張」
UNIXの場合
マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 セットアップガイド 13.4.4 トレースログファイルの拡張」