12.3.1 ajsbackupコマンドまたはJP1/AJS2 - Viewでジョブネットワーク要素を退避する手順

ajsbackupコマンドまたはJP1/AJS2 - Viewでジョブネットワーク要素を退避するために必要な権限を次の表に示します。

表12-4 退避するために必要な権限

対象退避に必要な操作権限
退避ボックスOSユーザーでの更新権限
退避するジョブネットワーク要素JP1ユーザーでの参照権限
退避する階層の上位のジョブネットワーク要素JP1ユーザーでの参照権限
退避する階層の下位のジョブネットワーク要素JP1ユーザーでの参照権限
注※
スーパーユーザーまたはAdministrators権限を持たないユーザーが回復を実行する場合,更新権限が必要です。

JP1/AJS2 - Viewでジョブネットワーク要素を退避する手順を説明します。

  1. [JP1/AJS2 - View]ウィンドウまたは[ジョブネットエディタ]ウィンドウで,退避させたいユニットを選択する。
    ツリーエリアでジョブグループやジョブネットを選択した場合は,選択したジョブグループやジョブネットの直下にあるユニットが退避の対象になります。
  2. [ファイル]-[退避]を選択する。
    [退避]ダイアログボックスが表示されます。ダイアログボックスの[ユニットの要素]には,選択したジョブネットワーク要素が表示されています。
  3. ジョブネットワーク要素の退避先の退避ボックス名を入力する。
    既存の退避ボックス名をダブルクリックすると,そのボックス名が[退避ボックス名]に入力されます。
  4. [退避の対象]に退避させたいジョブネットワーク要素の名称を入力する。
    [ユニットの要素]に表示されている名称をダブルクリックすると,その名称が[退避の対象]に入力されます。
  5. そのほかに必要な情報を定義して[OK]ボタンをクリックする。
    選択したジョブネットワーク要素が退避されます。

ajsbackupコマンドでジョブネットワーク要素を退避する例を次に示します。

例:新規の退避ボックス(BACKUP)に,ジョブネットワーク要素(/UNIT)を退避する場合

ajsbackup -m -n BACKUP /UNIT