JP1/AJS2の定義情報については,古いバージョン(06-00以降)から新しいバージョンに移行できます。
定義情報の移行については,「11.2 JP1/AJS2を使用するシステムの設定情報のバックアップ」および「11.3 JP1/AJS2を使用するシステムの設定情報のリカバリー」を参照してください。
なお,移行するOSは同一OSである必要があります。また,同一OSであってもハードウェアのアーキテクチャーが異なる場合(例:HP-UX PA-RISC←→HP-UX IPF,Windows 2003(x64)←→Windows 2003(IPF))は移行できません。
08-00以降では,新規のインストール・セットアップ時に,環境設定項目の推奨値が自動的に設定されますが,設定情報をバックアップ・リカバリーした場合は,以前のバージョンの環境設定に戻ります。08-00以降の推奨値で運用したい場合は,個別に環境設定項目の値を変更してください。環境設定項目の推奨値については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 セットアップガイド 付録F 08-00以降で設定する環境設定項目の推奨値」を参照してください。
(1) JP1/AJS2 - Manager
JP1/AJS2 - Managerで定義していた定義情報で,ファイルで定義を移行できるのは次の定義情報です。
定義情報のバックアップ手順については,「11.2.2(2) ジョブ実行環境定義のバックアップ」および「11.2.2(3) ユニット定義のバックアップ」を参照してください。
移行する定義情報は,移行先のホスト上でJP1/AJS2 - Managerをセットアップしたあとに移行してください。なお,移行前と移行先でホストの構成が異なる場合は定義情報を移行できない場合があります。
(2) JP1/AJS2 - Agent
JP1/AJS2 - Agentで定義していた定義情報で,ファイルで定義を移行できるのは次の定義情報です。
(3) JP1/AJS2 - View
JP1/AJS2 - Viewで,バージョンアップ時に運用するホストを変更する場合,定義ファイルで移行できる情報はありません。