JP1/AJS2 - Viewの各ウィンドウの表示を何秒間隔で自動更新するのか,また,どの時点の情報を記憶させておくのかについて検討します。
(1) 表示内容の更新間隔を検討する
JP1/AJS2 - Viewの各ウィンドウに表示される情報(ユニットの状態)を自動的に更新するかどうかを設定できます。
[JP1/AJS2 - View]ウィンドウ,[デイリースケジュール]ウィンドウ,および[ジョブネットモニタ]ウィンドウでは,自動更新を設定できます。更新間隔はウィンドウごとに設定できるので,例えば,[JP1/AJS2 - View]ウィンドウは300秒ごとに,[ジョブネットモニタ]ウィンドウは30秒ごとに更新させるといった設定もできます。自動更新の間隔は,30~3,600(単位:秒)の値を設定できます。
ウィンドウの更新間隔の設定手順については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 操作ガイド 10.4.1 ウィンドウの更新間隔を設定する」を参照してください。
ウィンドウの更新が発生した場合は,JP1/AJS2 - Managerでも負荷が発生します。発生する負荷によって業務の実行に影響が出そうな場合は,更新間隔をデフォルト値のままとするか,自動更新をしない設定にしてください。
一方,手動で更新するように設定した場合は,[表示]-[最新情報に更新]を選択すると,最新の情報がウィンドウに表示されます。
(2) 状態記憶の設定について検討する
現在表示されているウィンドウや表示されているユニットを,次にJP1/AJS2 - Viewを起動したときにも表示させるかどうか(状態記憶の設定)を検討します。
状態記憶を設定した場合は,作業中のウィンドウやユニットがJP1/AJS2 - Viewの次回起動時に表示されます。大規模な業務を作成している場合,作業したいユニットを検索する手間が少なくなります。
例えば,業務監視用の端末では,監視したいユニットを[ジョブネットモニタ]ウィンドウや[デイリースケジュール]ウィンドウなどで表示させた状態で,[オプション]‐[状態記憶]‐[記憶]を選択します。次回ログインするときでも,記憶した状態([ジョブネットモニタ]ウィンドウや[デイリースケジュール]ウィンドウなどが表示されている状態)が表示され,ログインの直後に監視用のウィンドウを使用して,監視したいユニットの監視作業を実施できます。
ただし,表示されるユニットの実行状態および実行結果については,起動時の状態および結果が表示されます。
一方,状態記憶を設定しなかった場合は,JP1/AJS2 - View起動時に[JP1/AJS2 - View]ウィンドウだけが表示されます。また,[JP1/AJS2 - View]ウィンドウにはルートジョブグループ直下のジョブグループおよびルートジョブネットだけが表示されます。