ローカル電源制御ジョブおよびリモート電源制御ジョブの注意事項(使用する前に知っておいた方がよいこと)について説明します。
ローカル電源制御ジョブは,JP1/Power Monitorと連携して,マネージャーホストまたはエージェントホストを終了します。
リモート電源制御ジョブは,JP1/Power Monitorと連携して,ネットワーク上のJP1/Power Monitorのエージェントホストを起動・終了します。制御できるホストは,JP1/Power Monitorのマネージャー・エージェント構成を取っているホストです。JP1/AJS2のマネージャー・エージェント構成には依存しません。
なお,JP1/Power MonitorはLinuxをサポートしていないため,LinuxホストはJP1/Power Monitorと連携できません。
また,リモート電源連携ジョブを実行すると,ジョブを実行するホスト(エージェント)上のJP1/Power Monitorに対して,リモート電源制御を要求します。その後,JP1/Power Monitorによってリモート電源制御が行われます。なお,設定された次回電源投入時刻は,リモート電源制御ジョブが実行されるホストの実行ユーザーのタイムゾーンで指定された時刻で動作します。
リモート電源制御ジョブを実行するホストには,JP1/Power Monitorのリモート電源連携のマネージャーホストの設定が必要です。
(1) ローカル電源制御ジョブを定義したジョブネットの例
ローカル電源制御ジョブを定義したジョブネットの例を次に示します。
なお,JP1/AJS2からローカル電源制御ジョブを実行するのと,JP1/Power Monitorのカレンダーで計画的に停止するのは,同じ動作です。
ローカル電源制御ジョブで実行できる機能の詳細については,マニュアル「JP1/Power Monitor」を参照してください。
(2) リモート電源制御ジョブを定義したジョブネットの例
リモート電源制御ジョブを定義したジョブネットの例を次に示します。
リモート電源制御ジョブで実行できる機能の詳細については,マニュアル「JP1/Power Monitor」を参照してください。
(3) 電源制御ジョブ実行時のOSユーザーについての注意事項
JP1/Power Monitorと連携する電源制御ジョブ(ローカル電源制御ジョブおよびリモート電源制御ジョブ)は,次の表に示すOSユーザーで実行する必要があります。
表8-20 電源制御ジョブを実行するOSユーザー
項番 | OS | OSユーザー |
---|---|---|
1 | Windows Server 2008 |
|
2 | Windows Server 2008以外のWinddows | Administratorsグループユーザー |
3 | UNIX | スーパーユーザー |
JP1/Power Monitorが動作するOSについては,マニュアル「JP1/Power Monitor」を参照してください。