15.5.1 スケジューラーサービス起動時のジョブネットおよびジョブの実行抑止
スケジューラーサービスが起動した時点で当日のジョブネットの実行開始時刻が過ぎている場合,すぐにそのジョブネットの実行が開始されます。サービス起動と同時にジョブネットやジョブが実行されるのを抑止し,開始予定時刻を調節したい場合は,環境設定またはajsstartコマンドで,ジョブネットやジョブの自動実行を抑止します。スケジューラーサービス起動時にジョブネットやジョブの自動実行を抑止する方法を次に示します。
- Windowsの場合の環境設定
[マネージャー環境設定]ダイアログボックスの[スケジューラーオプション]タブの[抑止機能の設定]で,[実行抑止]を選択します。
- UNIXの場合の環境設定
スケジューラーサービス環境設定ファイル(/etc/opt/jp1ajs2/conf/Schedule.conf)のSUPPRESSパラメーターに「exec」を指定してから,jbssetcnfコマンドで設定を反映してください。
設定方法の手順については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 セットアップガイド 14.1.1 スケジューラーサービス環境の設定手順」を参照してください。
- ajsstartコマンドの指定
スケジューラーサービスをajsstartコマンドで起動して運用している場合(スケジューラーサービスを自動起動しない設定にしている場合),ajsstartコマンドのオプションに「-s EXEC」を指定します。
どの場合も,ジョブネットやジョブの実行抑止を解除するには,ajsalterコマンドのオプションに「-s none」を指定して実行します。