UNIXジョブ実行時にファイルのアクセス権限をチェックする際,ファイルパーミッションだけでチェックするか,またはアクセス制御リスト(ACL)やセカンダリーグループの設定でもチェックするかを設定できます。
UNIXジョブ実行時にアクセス権限をチェックする対象のファイルを次に示します。
設定できるアクセス権限のチェック方法には,次の三つがあります。
デフォルトの設定では,ファイルパーミッションだけでチェックします。
なお,アクセス権のチェック方法は,エージェントホスト(実行ホスト)ごとに設定します。設定方法については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 セットアップガイド 16.32 ジョブ実行時のファイル権限チェックでアクセス制御リストやセカンダリーグループの設定を有効にする」を参照してください。
アクセス制御リストやセカンダリーグループの設定でチェックする場合の,アクセスするユーザーおよびファイルとチェック方法の関係を次の表に示します。
表8-12 アクセスするユーザーとファイルによるチェック方法
ユーザーの分類 | ファイルの分類 | |||
---|---|---|---|---|
JP1/AJS2が提供するファイル※1 | ユーザーファイル※2 | |||
ACLなし | ACLあり | |||
スーパーユーザー | チェック不要 | チェック不要 | チェック不要 | |
一般ユーザー | セカンダリーグループなし | ファイルパーミッション | ファイルパーミッション | ACL |
セカンダリーグループあり | ファイルパーミッション | ファイルパーミッションとセカンダリーグループ | ACLとセカンダリーグループ |