4.4.7 キューレスジョブ実行内部ログファイルのサイズを見積もる

キューレスジョブ実行内部ログファイルのサイズの見積もりについて説明します。

キューレスジョブ実行内部ログファイルは,初期状態では次のように設定されています。

必要となるキューレスジョブ実行内部ログファイルのサイズは,実行するキューレスジョブの個数,およびキューレスジョブ実行時のファイル転送の有無などによって大きく異なります。必要に応じて,キューレスジョブ実行内部ログファイルの適切なサイズを見積もり,拡張してください。

キューレスジョブ実行内部ログファイルの見積もり式を次に示します。

適切なajsqlexeclogファイルサイズ(単位:キロバイト)=
(2日間で実行するキューレスジョブの個数 * 600) / 1,024

適切なajsqlexeclog_ftpdファイルサイズ(単位:キロバイト)=
(2日間で実行するファイル転送を伴うキューレスジョブの個数 * 500) / 1,024

(例)次の条件に該当するキューレスジョブ実行内部ログを保存する場合
  • 1日に10,000個のキューレスジョブを実行する。
  • 10,000個のキューレスジョブのうち,3,000個のキューレスジョブで転送ファイルの転送,または結果ファイルの転送を伴う。
    適切なajsqlexeclogファイルサイズ(単位:キロバイト)=
    ((10,000 * 2) * 600) / 1,024 = 11,719キロバイト

    適切なajsqlexeclog_ftpdファイルサイズ(単位:キロバイト)=
    ((3,000 * 2) * 500) / 1,024 = 2,929キロバイト

キューレスジョブ実行内部ログファイルのサイズの拡張手順については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 コマンドリファレンス 1. コマンド ajsqlexecsetsz」を参照してください。