9.4.3 UNIX版のJP1/AJS2 06-00-/Cからバージョンアップした場合
JP1/AJS2 06-00-/CからJP1/AJS2 06-00-/E以降にバージョンアップした場合のジョブ実行環境の差異を次に示します。
- ジョブ起動時に読み込まれるプロファイル情報
ジョブ実行先エージェントホストの実行OSユーザーのデフォルトログインシェルに対応したプロファイル情報が読み込まれます。
プロファイル情報が格納されているファイルは次のとおりです。
- ログインシェルがsh,kshの場合
実行OSユーザーのホームディレクトリにある.profileファイル
- ログインシェルがcshの場合
.loginファイル,および.cshrcファイル
- 標準出力ファイル,および標準エラー出力ファイル作成先のアクセス権
ジョブ実行先エージェントホストの実行OSユーザーに書き込み権限がない場合は,ファイルが作成されないで,ジョブは起動失敗となります。
- スクリプトファイル,コマンド文が共に指定された場合の実行アクセス権
ジョブ実行先エージェントホストの実行OSユーザーに読み込み権限がない場合は,ジョブは起動失敗となります。
- 環境変数ファイルのアクセス権限
ジョブ実行先エージェントホストの実行OSユーザーに読み込み権限がない場合は,ジョブは起動失敗となります。
- スクリプトファイルの検索パス
ジョブ実行先エージェントホストの実行OSユーザーの環境変数PATHを使用して検索されます。
- ワークパスに相対パスを指定した場合の動作
ジョブは起動失敗となります。