はじめに

このマニュアルは,JP1/Automatic Job Management System 2(以降,JP1/AJS2と省略します)の設計,運用,およびトラブルシューティングについて説明したものです。JP1/AJS2の機能を解説した,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 解説」の内容を踏まえた上でご利用ください。

対象読者

このマニュアルは次の方にお読みいただくことを前提に説明しています。

マニュアルの構成

このマニュアルは,次に示す三つの編から構成されています。なお,このマニュアルは各OS(Operating System)に共通のマニュアルです。OSごとに差異がある場合は,本文中でそのつど内容を書き分けています。

第1編 設計編
JP1/AJS2の業務設計およびシステム設計について説明しています。また,運用する前に知っておいた方がよいことと,移行に関する内容についても説明しています。
第2編 運用編
JP1/AJS2を使用した業務運用およびシステム運用について説明しています。
第3編 トラブルシューティング編
障害が発生したときの対処を説明しています。

関連マニュアル

このマニュアルの関連マニュアルを次に示します。必要に応じてお読みください。

JP1/AJS2関連

JP1関連

メッセージキュー連携関連

読書手順

このマニュアルは,利用目的に合わせて章を選択して読むことができます。利用目的別にお読みいただくことをお勧めします。

マニュアルを読む目的記述個所
JP1/AJS2を使用したシステムの設計時の概要や,システムの運用時の概要について知りたい。1章,10章
JP1/AJS2で自動化する業務に関する,代表的な設計項目について知りたい。2章
JP1/AJS2のシステム構成やネットワーク構成について知りたい。3章
システムリソース,ログファイルのサイズ,カーネルパラメーターなどの見積もりについて知りたい。4章
JP1/AJS2の環境設定時に設定する項目や推奨値などについて知りたい。5章
JP1/AJS2の障害対策(バックアップ,冗長化)について知りたい。6章
JP1/AJS2のメンテナンス(データベースの再編成)について知りたい。7章
注意事項など,JP1/AJS2の運用前に知っておいた方がよいことについて知りたい。8章
以前のバージョンから移行するときの注意事項や互換性について知りたい。9章
バックアップの作業手順や,業務(ジョブネット)の退避・回復について知りたい。11章,12章
JP1/AJS2を使用したシステムの運用時の定例的な作業(業務の結果確認,キャパシティ監視)について知りたい。13章
JP1/AJS2のメンテナンスモードを使用した作業について知りたい。14章
サービスの起動や終了,ホスト名やIPアドレスの変更など,JP1/AJS2の運用中の設定変更について知りたい。15章
クラスタシステムでJP1/AJS2を運用しているときの処理の流れについて知りたい。16章
障害発生時の対処について知りたい。17章
ファイルおよびディレクトリ一覧,プロセス一覧,ポート番号一覧,制限値一覧,ログ情報,戻り値,各バージョンの変更内容,用語解説について知りたい。付録

このマニュアルでの表記

このマニュアルでは,日立製品およびその他の製品の名称を省略して表記しています。また,英略語を使用しています。正式名称と,このマニュアルでの表記を次の表に示します。

正 式 名 称このマニュアルでの表記
JP1/Automatic Job Management System 2 - ManagerJP1/AJS2 - ManagerJP1/AJS2
JP1/Automatic Job Management System 2 - AgentJP1/AJS2 - Agent
JP1/Automatic Job Management System 2 - ViewJP1/AJS2 - View
JP1/Automatic Job Management System 2 - Advanced Manager※1JP1/AJS2 - Advanced Manager
JP1/Automatic Job Management System 2 - Light Edition※1JP1/AJS2 - Light Edition
JP1/Automatic Job Management System 2 - Client Toolkit※1JP1/AJS2 - Client Toolkit
JP1/Automatic Job Management System 2 - DatareplicatorJP1/AJS2 - Datareplicator
JP1/Automatic Job Management System 2 - ConfigurationJP1/AJS2 - Configuration
JP1/Automatic Job Management System 2 - Definition AssistantJP1/AJS2 - Definition Assistant
JP1/Automatic Job Management System 2 - Web Operation AssistantJP1/AJS2 - Web Operation Assistant
JP1/Automatic Job Management System 2 - Scenario Operation ManagerJP1/AJS2 - Scenario Operation ManagerJP1/AJS2 - Scenario Operation
JP1/Automatic Job Management System 2 - Scenario Operation ViewJP1/AJS2 - Scenario Operation View
JP1/Automatic Job Management System 2 - Manager for MainframeJP1/AJS2 - Manager for MainframeJP1/AJS2 for Mainframe
JP1/Automatic Job Management System 2 - Agent for MainframeJP1/AJS2 - Agent for Mainframe
JP1/Automatic Job Management System 2 - View for MainframeJP1/AJS2 - View for Mainframe
JP1/Automatic Job Management System 2 for Enterprise ApplicationsJP1/AJS2 for Enterprise Applications
JP1/Automatic Job Management System 2 for Oracle E-Business SuiteJP1/AJS2 for Oracle E-Business Suite
JP1/Automatic Job Management System 2 for Web ServiceJP1/AJS2 for Web ServiceJP1/AJS2 for Web Service
JP1/Automatic Job Management System 2 - View for Web Service※2JP1/AJS2 - View for Web Service
JP1/Automatic Job Management System 2 for 活文PDFstaff OptionJP1/AJS2 for 活文PDFstaff
JP1/Cm2/Network Node ManagerJP1/Cm2/NNMNNM
hp OpenView Network Node Managerhp OpenView NNM
JP1/File Transmission Server/FTPJP1/FTP
JP1/Integrated Management - ManagerJP1/IM - ManagerJP1/IM
JP1/Integrated Management - ViewJP1/IM - View
JP1/Integrated Manager - View※1
JP1/Integrated Manager - Central Console※1JP1/IM - Central Console
JP1/Integrated Manager - Central Scope※1JP1/IM - Central Scope
JP1/Integrated Management - Planning OperationJP1/IM - Planning Operation
JP1/Open Job EntryJP1/OJE
JP1/Open Job Entry for Midrange ComputerJP1/OJE for Midrange Computer
JP1/System Event ServiceJP1/SES
VOS3 JP1/Open Job EntryJP1/OJE for VOS3
JP1/Automatic Job Management System 2 - SDKJP1/AJS2 - SDKJP1/AJS2
JP1/Automatic Job Management System 2 - ConsoleJP1/AJS2 - Console
Microsoft(R) Cluster ServerMSCS
Microsoft(R) ExcelExcel
Microsoft(R) Office Excel
Microsoft(R) Exchange 2000 Enterprise ServerExchange Server
Microsoft(R) Exchange 2000 Server
Microsoft(R) Exchange Server
Microsoft(R) Internet Explorer(R)IE
Microsoft(R) MailMicrosoft Mail
Microsoft(R) Message Queue ServerMSMQ
Microsoft(R) Outlook(R) 2000Outlook 2000Outlook
Microsoft(R) Outlook(R) 2002Outlook 2002
Microsoft(R) Outlook(R) 2003Outlook 2003
Microsoft(R) Outlook(R) 2007Outlook 2007
Microsoft(R) Outlook(R) ExpressOutlook Express
Microsoft(R) SQL ServerMicrosoft SQL Server
Microsoft(R) SQL Server Enterprise Edition
Microsoft(R) Windows(R) 2000 Advanced Server Operating SystemWindows 2000
Microsoft(R) Windows(R) 2000 Professional Operating System
Microsoft(R) Windows(R) 2000 Server Operating System
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise EditionWindows Server 2003Windows Server 2003
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise Edition for Itanium(R)-based SystemsWindows Server 2003(IPF)
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise x64 EditionWindows Server 2003(x64)
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard x64 Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 EnterpriseWindows Server 2008Windows Server 2008
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 for Itanium(R)-based SystemsWindows Server 2008(IPF)
Microsoft(R) Windows Vista(R) BusinessWindows Vista
Microsoft(R) Windows Vista(R) Enterprise
Microsoft(R) Windows Vista(R) Ultimate
Microsoft(R) Windows(R) XP Professional Operating SystemWindows XP Professional
AIX 5L 5.3AIX
AIX V6.1
HP-UX 11i V2 (PA-RISC)HP-UX(PA-RISC)HP-UX
HP-UX 11i V2 (IPF)HP-UX(IPF)
HP-UX 11i V3 (IPF)
Red Hat Enterprise Linux 5 (AMD64 & Intel EM64T)Linux 5(AMD64 & Intel EM64T)Linux
Red Hat Enterprise Linux 5 (IPF)Linux 5(IPF)
Red Hat Enterprise Linux 5 (x86)Linux 5(x86)
Red Hat Enterprise Linux AS 4 (AMD64 & Intel EM64T)Linux AS 4(AMD64 & Intel EM64T)
Red Hat Enterprise Linux ES 4 (AMD64 & Intel EM64T)Linux ES 4(AMD64 & Intel EM64T)
Red Hat Enterprise Linux AS 4 (IPF)Linux AS 4(IPF)
Red Hat Enterprise Linux AS 4 (x86)Linux AS 4(x86)
Red Hat Enterprise Linux ES 4 (x86)Linux ES 4(x86)
Solaris 9Solaris
Solaris 10
SAP Business Information WarehouseSAP BW
SAP R/3(R)SAP R/3
注※1
バージョン7の製品です。
注※2
JP1/AJS2 for Web Serviceに含まれるコンポーネントです。JP1/AJS2 - Viewと連携して動作します。

このマニュアルで使用する英略語

このマニュアルで使用する英略語を次に示します。

英略語正式名称
ACLAccess Control List
DBDatabase
DBMSDatabase Management System
DNSDomain Name System
EUCExtended UNIX Code
FQDNFully Qualified Domain Name
FTPFile Transfer Protocol
GUIGraphical User Interface
IPFItanium(R) Processor Family
ISAMIndexed Sequential Access Method
JISJapanese Industrial Standard code
LANLocal Area Network
MAPIMessaging Application Programming Interface
MIBManagement Information Base
MIMEMultipurpose Internet Mail Extensions
NATNetwork Address Translator
NFSNetwork File System
NICNetwork Interface Card
PDFPortable Document Format
RDBRelational Database
SNMPSimple Network Management Protocol
SMTPSimple Mail Transfer Protocol
SUPService Using Program
TCP/IPTransmission Control Protocol/Internet Protocol
UACUser Account Control
UNCUniversal Naming Convention
WANWide Area Network
WOW64Windows On Windows 64
WSDLWeb Services Description Language

JP1 Version 8での製品体系変更について

JP1 Version 8では,JP1/AJS2の製品体系に次の変更がありました。

JP1 Version 7iでの製品体系変更について

JP1 Version 7iでは,JP1/AJS2の製品体系に次の変更がありました。

マニュアルで使用する記号

このマニュアルで使用する記号を次の表に示します。

記号意味
[ ]メニュー項目,ダイアログボックス,ダイアログボックスのボタンなどを示します。
(例)
[ファイル]-[新規作成]を選択する。
上記の例では,メニューバーの[ファイル]を選んで,プルダウンメニューの[新規作成]を選択することを示します。

コマンドの文法に使用する記号

コマンド,およびパラメーターの説明で使用する記号を次の表に示します。

記号意味と例
|
(ストローク)
複数の項目に対して項目間の区切りを示し,「または」の意味を示します。
(例)
「A|B|C」は,「A,B,またはC」を示します。
{ }
(波括弧)
この記号で囲まれている複数の項目の中から,一組の項目を必ず選択します。項目と項目の区切りは「|」で示します。
(例)
「{A|B|C}」は,「A,B,またはCのどれかを必ず指定する」ことを示します。
[ ]
(角括弧)
この記号で囲まれている項目は,任意に指定できます(省略できます)。
(例)
「[A]」は,「必要に応じてAを指定する」ことを示します(必要でない場合は,Aを省略できます)。
「[B|C]」は,「必要に応じてB,またはCを指定する」ことを示します(必要でない場合は,BおよびCを省略できます)。
...
(点線)
この記号の直前に示された項目を繰り返して複数指定できます。なお,項目を複数指定する場合は,項目の区切りに1バイトの空白文字(半角スペース)を使用します。
(例)
「A B...」は,「Aのあとに,Bを複数指定できる」ことを示します。
_
(下線)
括弧で囲まれているすべての項目を省略したときに,システムが採用する値を示します。
(例)
「[A|B]」は,「AおよびBを指定しなかった場合,システムはAを採用する」ことを示します。

(波記号)
この記号の前に示された項目が,記号~に続く< >,(( )),《 》などの規則に従わなければならないことを示します。
< >
(角括弧)
指定できる文字や構文要素などを示します。
〈文字〉
漢字,かたかな,英大文字,英小文字,数字の集まり。
〈数字〉
0|1|2|3|4|5|6|7|8|9
〈英字〉
A|B|C|D|E|F|G|H|I|J|K|L|M|N|O|P|Q|R|S|T|U|V|W|X|Y|Z|¥|#|@
〈英数字〉
英字および数字。
〈記号名称〉
英字で始まる8文字以内の英数字。
〈符号なし整数〉
数字または数字の集まり。
〈16進数字〉
0|1|2|3|4|5|6|7|8|9|A|B|C|D|E|F
〈ファイル名〉
ファイルに付ける,システムが規定している名称。
〈パス名〉
パスを構成するディレクトリを,「¥」または「/」で区切って並べた名称。パス名の表記は,OSに依存します。
(( ))
(二重括弧)
指定できる値の範囲を示します。
《 》
(二重角括弧)
省略したときにシステムが仮定する値を示します。
〈例〉
帳票保存日数 ~〈数字〉((0~365))《365》を省略すると,帳票保存日数として"365"を指定したことになります。

数式で使用する記号

このマニュアルの数式中で使用する記号を,次の表に示します。

記号意味
乗算記号を示します。
/除算記号を示します。
↑  ↑計算結果の値を小数点以下で切り上げることを示します。
(例)
↑34 / 3 ↑の計算結果は12となります。
MAX計算結果のうち,最も大きい値を選ぶことを示しています。
(例)
MAX(3*6,4+7)の計算結果は,18となります。

図中で使用する記号

このマニュアルの図中で使用する記号を次の図に示します。

[図データ]

Windows版JP1/AJS2のデフォルトのインストール先フォルダ

Windows版JP1/AJS2のデフォルトのインストール先フォルダは,次のとおりです。

JP1/AJS2 - Managerのデフォルトのインストール先フォルダ
システムドライブ¥Program Files※1¥HITACHI¥JP1AJS2
および
システムドライブ¥Program Files※1¥HITACHI¥JP1AJS2CM
JP1/AJS2 - Agentのデフォルトのインストール先フォルダ
システムドライブ¥Program Files※1¥HITACHI¥JP1AJS2
JP1/AJS2 - Viewのデフォルトのインストール先フォルダ
システムドライブ¥Program Files※2¥HITACHI¥JP1AJS2V
注※1
64ビット版のWindows Server 2008およびWindows Server 2003(x64)の場合は,「Program Files」を「Program Files (x86)」と読み替えてください。
注※2
64ビット版のWindows Server 2008,Windows Vista,およびWindows Server 2003(x64)の場合は,「Program Files」を「Program Files (x86)」と読み替えてください。

このマニュアルで使用する「Administrators権限」について

このマニュアルで表記している「Administrators権限」とは,ローカルPCに対してAdministrators権限を持つユーザーを指します。ローカルPCに対してAdministrators権限を持つユーザーであれば,ローカルユーザー,ドメインユーザー,およびActiveDirectory環境で動作に違いはありません。

オンラインマニュアルについて

JP1/AJS2 - Viewでは,WWW(World Wide Web)ブラウザーで参照できるHTMLマニュアルを提供しています。HTMLマニュアルは下記ブラウザーで参照できます。

 

HTMLマニュアルの内容は,下記の紙マニュアルと同じです。

JP1/AJS2 - Viewでは,[ヘルプ]-[目次]を選択すると目次が表示されます。また,[F1]キーを押して目次を表示することもできます。ただし,拡張子htmのファイルにWWWブラウザーが関連づけられていない場合,HTMLマニュアルが正しく表示されません。その場合は,htmファイルとWWWブラウザーを関連づけてください。

WWWブラウザーでの文字の表示に関する注意事項
Windowsの場合,スタートメニューからオンラインマニュアルを表示させると,すでに表示されているブラウザーの画面上にHTMLマニュアルが表示されます。
また,Microsoft Internet Explorer 5をご使用の場合,文字が不正に表示されることがあります。この場合,次のように設定してください。

JP1/AJS2マニュアルの使い分けについて

JP1/AJS2のマニュアルは,7冊に分かれています。次に示す表で各マニュアルの記載内容をご確認の上,利用目的に合わせてマニュアルをお読みください。

マニュアル名記載内容
JP1/Automatic Job Management System 2 解説
  • JP1/AJS2の特長
  • 各機能の解説
JP1/Automatic Job Management System 2 設計・運用ガイド
  • システムの設計時に検討する情報
  • システムの運用時に知っておくべき情報
  • トラブルシューティング
JP1/Automatic Job Management System 2 セットアップガイド
  • インストール・セットアップの操作手順
JP1/Automatic Job Management System 2 操作ガイド
  • GUIを使った操作方法
JP1/Automatic Job Management System 2 コマンドリファレンス
  • コマンドの文法
JP1/Automatic Job Management System 2 連携ガイド
  • 他製品と連携してできる機能
JP1/Automatic Job Management System 2 メッセージ
  • JP1/AJS2が出力するメッセージ
バージョン8では,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 関数」は提供していません。

このマニュアルで使用するフォルダ名またはディレクトリ名

このマニュアルでは,Windowsのフォルダ名とUNIXのディレクトリ名とが同じ場合,原則として,フォルダ名と表記しています。

JP1/AJS2で使用できる正規表現について

ダイアログボックスやコマンドでの定義で,正規表現が使用できる項目があります。Windowsでの正規表現については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。UNIXでの正規表現については,UNIXのドキュメントを参照してください。

Windowsのホスト上でイベントジョブを実行する場合,JP1/Baseの設定によって使用できる正規表現が異なります。使用できる正規表現の設定方法については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」の,使用する正規表現の拡張に関する説明を参照してください。

なお,正規表現で,すべての文字に一致する「.*」を多数使用すると,検索に時間が掛かることがあります。長いメッセージなどに対しては,必要な個所に対してだけ「.*」を使用するようにしてください。また,UNIXでは,空白以外の文字に一致させたい場合など,「.*」の代わりに「[^ ]*(空白以外の文字の繰り返し)」を使用すると,検索時間を短縮できます。

JIS 2004(JIS X 0213:2004)で追加された第3水準,第4水準漢字について

JP1/AJS2では,JIS 2004で追加された第3水準漢字,第4水準漢字を使用できません。これらの文字を使用した場合,正常に動作しないおそれがあります。

常用漢字以外の漢字の使用について

このマニュアルでは,常用漢字を使用することを基本としていますが,次の用語については,常用漢字以外の漢字を使用しています。

KB(キロバイト)などの単位表記について

1KB(キロバイト),1MB(メガバイト),1GB(ギガバイト),1TB(テラバイト)はそれぞれ1,024バイト,1,0242バイト,1,0243バイト,1,0244バイトです。