JP1/Automatic Job Management System 2 設計・運用ガイド
ここでは,DNS運用時にFQDN形式のホスト名で運用する場合の設定を示します。
- <この項の構成>
- (1) FQDN形式のホスト名による運用をする場合の設定
- (2) FQDN形式のホスト名による運用をしない場合の設定
(1) FQDN形式のホスト名による運用をする場合の設定
各エージェントのバージョンが異なる環境で,FQDN形式のホスト名による運用をする(DNSEstablishパラメーターに「Y」を指定した)ときの設定例を次に示します。
図9-6 FQDN形式のホスト名による運用をするときの設定例
エージェントが07-00以降のバージョンの場合は,DNSEstablishパラメーターに「Y」を指定すると,エージェントはマネージャーに対してFQDN形式のホスト名を送ります。
エージェントが07-00より前のバージョンの場合は,エージェントはマネージャーに対してホスト名(hostnameコマンドで出力される値)を送ります。
- 注意事項
- DNSEstablishパラメーターに「Y」を指定すると,マネージャーはエージェントに対してFQDN形式のホスト名を送るため,エージェント側で送られてきたFQDN形式のホスト名を解決できるように設定する必要があります。
(2) FQDN形式のホスト名による運用をしない場合の設定
各エージェントのバージョンが異なる環境で,FQDN形式のホスト名による運用をしない(DNSEstablishパラメーターに「N」を指定またはこのパラメーターの指定を省略した)ときの設定例を次に示します。
図9-7 FQDN形式のホスト名による運用をしないときの設定例
DNSEstablishパラメーターに「N」を指定した場合(このパラメーターの指定を省略した場合を含む)は,特別な設定は必要ありません。
エージェントのバージョンに関係なく,マネージャーとエージェント間はホスト名(hostnameコマンドで出力される値)で通信します。
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