JP1/Automatic Job Management System 2 設計・運用ガイド
リカバリージョブまたはリカバリージョブネット定義時の注意事項を次に示します。なお,ここでリカバリージョブと表記している場合,リカバリージョブネットのことも指しています。
- リカバリージョブが正常終了しても,そのリカバリージョブが定義されているジョブネットは異常終了として扱われます。
- リカバリージョブの後続ジョブには,リカバリージョブしか定義できません。リカバリージョブの後続に通常のジョブを定義した場合,そのジョブは実行されません。
- リカバリージョブの後続ジョブとして定義したジョブは,ジョブネットが正常に実行されているときには実行されません。異常終了によって先行のリカバリージョブが実行され,そのリカバリージョブが正常終了した場合だけ実行されます。
- リカバリージョブおよびリカバリージョブネットの警告または異常状態は,上位ジョブネットの状態に影響を与えません。ただし,リカバリージョブネットが開始遅延または終了遅延した場合は,上位ジョブネットも遅延状態となります。
- リカバリージョブおよびリカバリージョブネットは,先行ジョブが次のどれかの異常状態になったときに実行されます。
ただし,ウォームスタートで起動した場合やルートジョブネットを中断または強制終了した場合には,上記の異常状態になってもリカバリージョブおよびリカバリージョブネットは実行されません。
- 異常検出終了
- 順序不正
- 中断
- 強制終了
- 起動失敗
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