JP1/Automatic Job Management System 2 設計・運用ガイド

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2.2 集中監視する業務対象を検討する

JP1/AJS2 Consoleを使用して,業務管理ホストで管理されている業務を集中的に監視するには,事前に監視対象や監視方法などを検討してください。検討項目と内容を次の表に示します。

表2-8 業務を集中的に監視する場合の検討項目と内容

検討項目 内容
監視対象 どのような業務(対象)を監視するのかを検討します。
監視対象の階層化(グループ分け) 監視対象をどのような階層で監視するのかを検討します。
監視方法
監視間隔
業務(対象)をどのように監視するのかを検討します。
  • 当日時刻優先,全世代時刻優先,当日時刻予定優先,全世代時刻予定優先の中からどの方法で監視するか。
  • 監視対象の状態をどのくらいの間隔で更新するか。
  • 監視対象の業務に保留属性が設定してある場合,その状態(「保留予定」)を示す表示色で表示するか。

監視対象の検討
どのような業務(対象)を監視するのかは,AJS2ユニット監視オブジェクトというアイコンで定義します。AJS2ユニット監視オブジェクトでは監視先となる業務管理ホスト名や監視先の業務名などを指定します。AJS2ユニット監視オブジェクトの定義については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 操作ガイド 11.4.2 AJS2ユニット監視オブジェクトを定義する」を参照してください。
監視先となる業務管理ホストは,JP1/AJS2 Console(JP1/AJS2 Console Manager)と同じユーザー認証圏にあることをお勧めします。ユーザー認証圏とは,JP1ユーザーの認証に同じ認証サーバを使用しているホストの集まりのことです。詳細については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。同じユーザー認証圏の場合は,AJS2ユニット監視オブジェクトからJP1/AJS2 - Viewのウィンドウを開く際のログイン操作は不要です。異なるユーザー認証圏の場合は,ログイン操作が必要です。

監視対象の階層化(グループ化)の検討
対象をどのような階層で監視するかは,ネスト業務スコープというアイコンで定義します。実行順序や業務の種類(意味)に関連がある複数の業務を,グルーピングして一つの業務とみなして監視します。ネスト業務スコープの定義については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 操作ガイド 11.4.1 業務スコープを定義する」を参照してください。

監視方法と監視間隔の検討
業務(対象)をどのように監視するのかは,[監視プロパティ]ダイアログボックスで定義します。[監視プロパティ]ダイアログボックスの定義では,次に示す内容を定義します。
  • 当日時刻優先,全世代時刻優先,当日時刻予定優先,全世代時刻予定優先の中からどの方法で監視するか。(監視方法)。
  • 監視対象の状態をどのくらいで更新するか(監視間隔)。
  • 監視対象の業務に保留属性が設定してある場合,その状態(「保留予定」)を示す表示色で表示するか(監視方法)。
監視プロパティの定義については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 操作ガイド 11.4.4 監視プロパティを定義する」を参照してください。

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