イベントサービス環境の設定では,次の二つの設定を行います。
(1) イベントサービスの動作環境の設定
イベントサービスの動作環境の設定は,次に示すファイルで行います。
各設定ファイルの設定内容を次の表に示します。
設定ファイル | 設定内容 |
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イベントサーバインデックスファイル(index) | ほかの環境設定ファイル,イベントデータベース,ワークファイルの格納場所としてイベントサーバが使用するディレクトリを指定するファイルです。通常はデフォルトの設定を変更する必要はありません。 JP1/Baseをインストールしたディレクトリ以外の大容量ディスクや高速なディスクなどを指定したい場合や,自ホストで複数のイベントサーバを起動したい場合に,イベントサーバを複数定義します。 |
イベントサーバ設定ファイル(conf) | イベントサービスの各種動作環境を設定するファイルです。主に次の項目を設定します。
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API設定ファイル(api) | アプリケーションプログラムからイベントサーバへの接続方法や使用するポートを指定するファイルです。通常は,デフォルトの設定を変更する必要はありません。 他ホスト上のイベントサーバからJP1イベントを取得するアプリケーションプログラムを,自ホスト上で実行したい場合に指定を追加します。 また,イベントサーバ設定ファイル(conf)のportsパラメーターをデフォルトから変更した場合は,それに合わせて変更する必要があります。 |
各設定ファイルの詳細については,「6.4 イベントサービスの動作環境の設定」を参照してください。
(2) JP1イベントの転送設定
JP1イベントの転送設定は,次に示すファイルで行います。
転送設定ファイル(forward)は,ほかのイベントサーバへJP1イベントを自動転送する条件を指定するファイルです。どのイベントサーバへどのようなJP1イベントを転送するかを指定します。デフォルトでは,重要なJP1イベントだけをJP1/IM - Managerで定義されたシステム構成に従って上位のサーバへ転送する設定になっています。システムの障害監視を目的とする場合は,デフォルトの設定を推奨します。
転送設定ファイルの詳細については,「6.5 JP1イベントの転送設定」を参照してください。
(3) 各設定ファイルの共通の規則
イベントサービス環境の設定で使用する設定ファイルには,次に示す共通の規則があります。