6.4.1 イベントサーバインデックスファイル(index)の詳細

イベントサーバインデックスファイル(index)の詳細について説明します。

<この項の構成>
(1) 格納先ディレクトリ
(2) パラメーター一覧
(3) パラメーターの説明

(1) 格納先ディレクトリ

イベントサーバインデックスファイルの格納先ディレクトリを次に示します。

Windowsの場合
インストール先フォルダ¥conf¥event¥index
UNIXの場合
/etc/opt/jp1base/conf/event/index

(2) パラメーター一覧

イベントサーバインデックスは,次に示すパラメーターの集まりです。

パラメーター名内 容
serverイベントサーバ名と使用するディレクトリを指定する。

(3) パラメーターの説明

イベントサーバインデックスのパラメーターを説明します。

(a) server イベントサーバ名 ディレクトリ名

イベントサーバを定義し,使用するディレクトリを指定します。なお,イベントサーバを自ホスト上で複数起動する場合,イベントサーバと使用するディレクトリは,1対1で対応させてください。

イベントサーバ名
定義するイベントサーバ名を指定します。イベントサーバ名には,イベントサーバを起動するホスト名を指定します。通常は,デフォルトの*でかまいませんが,DNSに対応させる場合は,*をイベントサーバ名または@に変更してください。DNSを使ったシステムでのイベントサーバの設定例については,「6.4.4 DNSを使ったシステムでのイベントサーバの設定」を参照してください。
  • *
    *を指定すると,自ホスト名(hostnameコマンドで返される値)が仮定されます。
  • イベントサーバ名
    DNSに対応させる場合,またはクラスタシステムで使用する場合に指定します。イベントサーバ名は255バイト以内の文字列で指定してください。大文字小文字は区別されます。なお,イベントサーバ名を指定した場合は,「6.8 従来のイベントサーバとの互換性」で説明しているJP1/SES互換機能が利用できません。DNSに対応させ,かつ,JP1/SES互換機能やイベントサービスの定義情報の収集と配布を利用する場合は,@を指定してください。
  • @
    @を指定すると,DNSに対応し,また,DNS環境でもJP1/SES互換機能やイベントサービスの定義情報の収集と配布を利用できるイベントサーバとなります。
注意事項
DNSに対応させる場合は,DNSが自ホスト名としてFQDN名を返す必要があります。DNSが自ホスト名としてFQDN名を返さない場合,FQDN名のイベントサーバは物理ホストのイベントサーバとして認識されません。
ディレクトリ名
フルパスで指定した場合
指定されたディレクトリにほかの環境設定ファイル,イベントデータベースおよび一時的ワークファイルすべてが格納されます。
部分パスで指定した場合
次に示すディレクトリのサブディレクトリと見なします。
  • Windowsの場合
    Windowsの場合を次の表に示します。
    ファイル名ディレクトリ
    ほかの環境設定ファイル(イベントサーバ設定・転送設定)インストール先フォルダ¥conf¥event¥servers¥
    イベントデータベースインストール先フォルダ¥sys¥event¥servers¥
    一時的ワークファイルインストール先フォルダ¥sys¥tmp¥event¥servers¥
  • UNIXの場合
    UNIXの場合を次の表に示します。
    ファイル名ディレクトリ
    ほかの環境設定ファイル(イベントサーバ設定・転送設定)/etc/opt/jp1base/conf/event/servers/
    イベントデータベース/var/opt/jp1base/sys/event/servers/
    一時的ワークファイル/var/opt/jp1base/sys/tmp/event/servers/