ここでは,コマンドを使った閉塞状態の設定について説明します。なお,ここでは,プライマリー認証サーバをserver1,セカンダリー認証サーバをserver2とすでに指定していると仮定して説明します。
(1) 閉塞状態を確認する
認証サーバの閉塞状態を確認する場合,次に示すコマンドを実行してください。
jbslistsrv
server1が閉塞状態のときに,jbslistsrvコマンドを実行した場合,次のように表示されます。
プライマリー:server1:閉塞中
セカンダリー:server2
上記画面表示では,プライマリー認証サーバが閉塞中であり,セカンダリー認証サーバは閉塞中ではないため,jbslistsrvコマンドを実行したホストが認証サーバとして利用しているのがセカンダリー認証サーバであることがわかります。なお,「プライマリー」,「セカンダリー」が両方とも「閉塞中」になっていない場合は,プライマリー認証サーバを認証サーバとして利用していることになります。
jbslistsrvコマンドの詳細については,「13. コマンド」の「jbslistsrv」を参照してください。
(2) 閉塞状態を解除する
閉塞を解除する場合,次に示すコマンドを実行してください。
jbsunblockadesrv -s 認証サーバ
認証サーバには,閉塞を解除したい認証サーバ名を指定します。
操作の流れとしては,閉塞状態の確認をjbslistsrvコマンドで行い,閉塞している認証サーバを,jbsunblockadesrvコマンドを実行して解除することになります。
閉塞中のserver1をjbsunblockadesrvコマンドを実行して,server1の閉塞状態を解除すると次のようになります。
jbsunblockadesrv -s server1
プライマリー:server1
セカンダリー:server2
jbsunblockadesrvコマンドの詳細については,「13. コマンド」の「jbsunblockadesrv」を参照してください。
(3) 閉塞状態にする
認証サーバを閉塞状態にする場合は,次に示すコマンドを実行してください。
jbsblockadesrv -s 認証サーバ
認証サーバには,閉塞したい認証サーバ名を指定します。jbsblockadesrvコマンドを実行して,server1を閉塞状態にすると,次のようになります。
jbsblockadesrv -s server1
プライマリー:server1:閉塞中
セカンダリー:server2
jbsblockadesrvコマンドの詳細については,「13. コマンド」の「jbsblockadesrv」を参照してください。