JP1/Baseでは,ルーティング機能がない,サブネット間での相互通信をさせたくないなどの理由で,ネットワークを分離した環境でも,JP1/Baseを運用できるようになりました。システムやほかのアプリケーションとは別にJP1/Base独自に通信設定を変更すれば,多様なネットワーク構成や運用に柔軟に対応できます。このように,多様なネットワーク構成や運用に柔軟に対応するための機能を,JP1では複数LAN接続と呼んでいます。
この節では,複数LAN接続を使って,ネットワークを分離した環境でJP1/Baseを運用する際の考え方や通信設定について説明します。