14.2 JP1/Baseが出力するJP1イベント一覧

JP1/Baseが出力するJP1イベントを次の表に示します。

表14-3 JP1/Baseが出力するJP1イベント一覧

イベントID発行契機メッセージ
00003D00イベントデータベースを切り替えた場合イベントDBを旧DB番号から新DB番号に切り替えました
00003D04イベントサービスの再起動機能によって異常終了したプロセスを再起動した場合イベントサービスは内部機能の再起動により回復しました
00003A10※4ログファイルトラップのリトライによってイベントサービスに再接続できた場合ログファイルトラップのリトライが行なわれたため,イベント発行が遅延しました
00003A20※4ログファイルトラップがログファイルの監視を開始できない場合該当ログファイルの監視を開始出来ません
00003A21※4APのログファイルの読み込みリトライ回数がしきい値をオーバーし,該当ログファイルの監視を停止した場合指定された回数リトライ処理を行いましたが,該当ログファイルの読み込みが出来ないため監視を停止します
00003A22※4APのログファイルの状態が異常となった場合該当ログファイルを正しく監視することができない状態になりました
00003A71Windowsイベントのログメッセージを検知した場合Windowsイベントのログメッセージ
動作定義ファイルのACTDEFパラメーターに指定されたイベントID※4APのログファイルのレコードを検知した場合ログファイルの1行分のデータの内容
00003A80SNMPトラップを検知した場合JP1/Cm2/NNMまたはHP OpenView NNMのメッセージ
00003FA0※1コマンド実行制御が[コマンド実行]画面からコマンド実行要求を受け取った場合[ホスト名 : JP1ユーザー名] コマンド実行を開始しました
00003FA1※1[コマンド実行]画面から実行要求されたコマンドが実行完了した場合[ホスト名 : JP1ユーザー名] コマンド実行が終了しました
00003FA2※1[コマンド実行]画面から実行要求されたコマンドが,何らかの原因で実行されなかった場合[ホスト名 : JP1ユーザー名] コマンド実行が異常終了しました
00003FA3※1jcocmddefコマンドで経過時間イベント発行間隔を指定している場合。
[コマンド実行]画面および自動アクションから実行要求されたコマンドが,経過時間イベント発行間隔を超えて実行している場合。
[ホスト名] コマンド実行の実行時間が数値秒を超えました
00003FA5※1jcocmddefコマンドでコマンド先行入力数のしきい値が設定されている場合。自動アクションの先行入力数がしきい値に達した場合。実行先ホスト名実行元ホスト名から要求されたコマンドの先行入力数が閾値[xx件]を超えました
00003FA6※1jcocmddefコマンドでコマンド先行入力数のしきい値が設定されている場合。自動アクションの先行入力数が0になった場合。実行先ホスト名実行元ホスト名から要求されたコマンドの先行入力数が0件になりました
00004700※2認証サーバが閉塞状態になった場合接続順序 : 認証サーバ名を閉塞状態に設定しました
00004701※2認証サーバの閉塞状態が解除された場合接続順序 : 認証サーバ名の閉塞状態を解除しました
00004702※2全認証サーバが閉塞状態になった場合全ての認証サーバが閉塞しました
00004720※2プロセスが異常終了した場合コンポーネント名 管理対象プロセス名 は異常終了しました
00004721※2プロセス起動時にタイムアウトした場合コンポーネント名 プロセス名 の起動がタイムアウトしました. 処理を継続します
00004722※2異常終了したプロセスの再起動が完了した場合コンポーネント名 管理対象プロセス名 の再起動が完了しました
00004740監視対象プロセスが異常終了した場合機能名 が異常終了しました
00004741監視対象プロセスが共有メモリーに一定期間アクセス(更新)しなくなった場合(重大度:Error)機能名 が処理中のままnn秒経過しています
00004742監視対象プロセスが共有メモリーに一定期間アクセス(更新)しなくなった場合(重大度:Warning)機能名 が処理中のままnn秒経過しています. mm秒経過後にエラー状態になります
00004743共有メモリーに一定期間アクセス(更新)していなかった監視対象プロセスが回復した場合機能名 の正常状態が確認されました
00004747ヘルスチェック機能が異常終了した場合エラーが発生したため,ヘルスチェック機能を終了します
00004748他ホスト監視中に異常を検知した場合(サービスが機能していない)ホスト名サービス名 が機能していないため監視通知が出来ない状態です
00004749他ホスト監視中に異常を検知した場合(ホストに接続できない)ホスト名 に接続できないため監視ができません
0000474A他ホストを監視できるようになった場合ホスト名 の監視が可能になりました
0000474B共有メモリーが参照できない場合共有メモリーがロックされています
00002102※3UNIXの場合,次のどちらかの契機で出力されます。
  • JP1/SES互換機能が有効な状態でイベントサービスが起動したとき
  • リモートホストのJP1/SESまたはJP1/AJSのイベントサービスから接続されたとき
なし
00002103※3UNIXの場合,次のどれかの契機で出力されます。
  • JP1/SES互換機能が有効な状態でイベントサービスが起動したとき
  • リモートホストのJP1/SESまたはJP1/AJSのイベントサービスから接続されたとき
  • リモートホストのJP1/SESまたはJP1/AJSのイベントサービスへ接続するとき
Windowsの場合,次のどちらかの契機で出力されます。
  • リモートホストのJP1/SESまたはJP1/AJSのイベントサービスから接続されたとき
  • リモートホストのJP1/SESまたはJP1/AJSのイベントサービスへ接続するとき
なし
00002104※3UNIXの場合,次のどちらかの契機で出力されます。
  • JP1/SES互換機能が有効な状態でイベントサービスを停止するとき
  • 接続されているリモートホストのJP1/SESまたはJP1/AJSのイベントサービスが停止したとき
プロセスの機能名称
00010B7F※3WindowsまたはUNIXの場合,リモートホストのJP1/AJSのイベントサービスから接続されたとき出力されます。なし

注※1 JP1/IM - Manager用にjcocmddefコマンドを使って設定した場合にだけ,発行されるJP1イベントです。設定の詳細は,「13. コマンド」の「jcocmddef」を参照してください。

注※2 認証サーバの閉塞状態の変更時,またはプロセスの異常終了時にJP1イベントを発行させる設定をした場合にだけ発行されます。認証サーバの閉塞状態,またはプロセスの異常をJP1イベントで監視したい場合は,「2.4.3(2) プロセスの異常終了および認証サーバの切り替え発生を検知する」を参照してください。

注※3 JP1/SES互換機能のJP1イベントには重大度がありませんが,Informationと同じレベルのため,この通知に対する対処は不要です。

注※4 ログファイルトラップ機能,またはJP1/AJS2のログ監視ジョブが発行します。