この節では,ネットワークを分離した環境で,クラスタ運用していない場合の通信設定について,次に示すシステム構成例を基に説明します。
図11-4 JP1/Baseをクラスタ運用していない場合のシステム構成例(ネットワークを分離した環境での運用)
なお,上記構成図ではhost10だけ,ホスト名hostXに対してIPアドレス解決ができないIPアドレス20.0.0.11で接続すると仮定し,ほかのホストはIPアドレス解決ができるIPアドレス10.0.0.11で接続すると仮定します。
この場合,各ホストで通信設定の変更が必要かどうかを次の表に示します。
ホスト名 | JP1/Base本体の通信設定 | イベントサービスの通信設定 (confでの編集) | |
---|---|---|---|
jp1hosts情報 | 通信方式設定情報 | ||
host10 | 変更が必要 | 変更不要 | 変更が必要 |
hostX | 変更不要 | 変更不要 | 変更不要 |
hostA | 変更不要 | 変更不要 | 変更不要 |
hostB | 変更不要 | 変更不要 | 変更不要 |
hostC | 変更不要 | 変更不要 | 変更不要 |