イベントサービス環境の設定,設定の変更,および動作状況の確認の方法について説明します。
(1) 設定する
イベントサービス環境の設定手順を次に示します。
(2) イベントサービスの動作環境を変更する
イベントサービスの動作環境を変更する手順を次に示します。
(3) JP1イベントの転送設定を変更する
JP1イベントの転送設定を変更する手順を次に示します。
(a) 定義収集・配布機能の利用
転送設定ファイルの情報は,定義収集・配布機能を利用して,JP1/IM - Managerのシステム構成で定義された上位ホストから下位ホストに一括して配布できます。マネージャーホストから,転送設定情報をコマンドで各ホストに配布すると,転送設定ファイルを更新できます。また,配布に成功した時点で各ホストの転送設定がリロードされ,更新された情報を基にイベント転送が開始されます。
定義収集・配布機能の詳細については,「8. イベントサービスの定義情報の収集と配布(JP1/IM限定)」を参照してください。
(b) 転送設定ファイル(forward)のリロード時の注意事項
転送設定ファイルのリロード時にJP1イベントが転送中だった場合,その転送は中断され,転送に失敗したと見なされます。このため,リロード後に転送に失敗したJP1イベントから転送を再開するように,イベントサーバ設定ファイル(conf)のforward-limitパラメーターでリトライ時間を設定しておく必要があります。デフォルトでは,転送に失敗した場合は転送がリトライされます。
(c) JP1/IM - Manager使用時の転送設定ファイルのリロードについて
転送設定ファイルの転送設定ブロックにto-upper形式を指定している場合は,JP1/IM - Managerのシステム構成に従ってJP1イベントを転送します。JP1/IM - Managerのシステム構成が変更になった場合でも,JP1/IM - Managerでシステム構成を定義するjbsrt_distribコマンド実行時に,転送設定ファイルもリロードされます。そのため,JP1/IM - Managerのシステム構成が変更になっても,各ホスト上でjevreloadコマンドを実行する必要はありません。
jbsrt_distribコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager リファレンス」を参照してください。
(4) イベントサービスの動作状況を確認する
イベントサービスが稼働しているかどうかを確認したい場合は,次のコマンドを実行してください。戻り値によって,イベントサービスの動作状況を確認できます。
jevstat
戻り値を次の表に示します。
戻り値 | イベントサービスの動作状況 |
---|---|
0 | すべての子プロセスが起動している |
1 | 異常終了(コマンドの処理でエラーが発生) |
4 | 一部の子プロセスが起動している |
8 | すべて停止している |
12 | 異常終了(イベントサーバがエラーを返した) |