4.4.2 JP1ユーザーを設定する

認証サーバ(プライマリー認証サーバ)で必要な設定です。認証サーバに登録されたユーザーだけがJP1資源グループに対して操作権限を持つJP1ユーザーになります。

JP1/Baseで提供するコマンドを実行すると,JP1ユーザーの登録,削除およびJP1ユーザーのパスワードを変更できます。また,登録したJP1ユーザーを一覧表示するコマンドも提供しています。各コマンドの詳細については,「13. コマンド」を参照してください。

<この項の構成>
(1) JP1ユーザーを登録する
(2) 登録したJP1ユーザーのパスワードを変更する
(3) 登録したJP1ユーザーの削除
(4) 登録したJP1ユーザーの一覧表示

(1) JP1ユーザーを登録する

JP1ユーザーを認証サーバに登録する場合,次に示すコマンドを実行します。

jbsadduser JP1ユーザー名

JP1ユーザー名には,小文字だけを使用してください。コマンド実行後にパスワードの入力を促されます。大文字と小文字を区別して入力してください。

JP1ユーザー名およびパスワードに指定できる文字の制限を次の表に示します。

表4-7 JP1ユーザー名およびパスワードの文字制限

対象バイト数使用禁止文字
JP1ユーザー名1~31バイト* / ¥ " ' ^ [ ] { } ( ) : ; | = , + ? < > およびスペース,タブ
パスワード6~32バイト¥ " : およびスペース,タブ

(2) 登録したJP1ユーザーのパスワードを変更する

登録したJP1ユーザーのパスワードを変更する場合は,次に示すコマンドを実行します。

jbschgpasswd JP1ユーザー名

(3) 登録したJP1ユーザーの削除

認証サーバに登録したJP1ユーザーを削除する場合は,次に示すコマンドを実行します。

jbsrmuser JP1ユーザー名

(4) 登録したJP1ユーザーの一覧表示

登録したJP1ユーザーの情報を確認する場合は,次に示すコマンドを実行します。

jbslistuser