起動順序定義ファイルに指定したサービスが起動するタイミングを,指定した時間待機させることができます。これによって,OSによるサービス起動との競合による起動の失敗を回避できます。
また,指定した時間内にサービスが正常に起動したかどうかを確認できます。指定した時間内に正常に起動しなかった場合は,Windowsのイベントログおよび統合トレースログにメッセージKAVA4107-Wが出力されます。このメッセージが出力されている場合は,起動していないサービスがないか確認し,該当するサービスを手動で起動してください。
設定の詳細について次に説明します。
(1) 設定手順
設定手順について説明します。
(a) 設定する
(b) 設定を無効にする
(2) 格納先ディレクトリ
サービス起動遅延時間/タイマー監視時間定義ファイルのサンプル(Jp1svprm_wait.dat.sample)をJp1svprm_wait.datのファイル名でコピーして編集してください。
(3) パラメーター
指定するパラメーターを次に示します。
[StartTimeControl]
DelayTime=サービス起動処理の遅延時間(秒)
SurveillanceTime=タイマー監視時間(秒)
サービス起動処理の遅延時間には,起動順序定義ファイルに指定したサービスの起動を待機させる時間を1~900(秒)の範囲で指定します。
タイマー監視時間には,サービスの起動を監視する時間を60~900(秒)の範囲で指定します。タイマー監視時間に指定した時間内にサービスが正常に起動しなかった場合,Windowsのイベントログおよび統合トレースログにメッセージが出力されます。
(4) 注意事項
注意事項を次に示します。