付録F.3 06-71以前および07-00以降で使用できる正規表現の比較

06-71以前および07-00以降のデフォルトで使用できる正規表現と,07-00以降で正規表現を拡張した場合に使用できる正規表現のうち主なものについて,次の表に示します。

指定方法機能06-71以前07-00以降
Windowsの場合
(JP1独自の正規表現)
UNIXの場合
(基本正規表現)※1
Windowsの場合
(拡張正規表現)※3
UNIXの場合
(拡張正規表現)※2
文字列指定の文字列の行に一致する
^文字列行頭にある指定の文字列に一致する
文字列$行末にある指定の文字列に一致する
^文字列$指定の文字列だけの行に一致する
^$空行に一致する
.(ピリオド)任意の1文字に一致する
.*.(ピリオド)と*の併用,任意の1文字に一致する
[文字列][ ]内の文字列に指定された文字のどれかに一致する×
[^文字列][ ]内の文字列に指定された文字以外の文字に一致する×
[文字-文字]文字コードの昇順で範囲内の文字に一致する×
[^文字-文字]文字コードの昇順で範囲外の文字に一致する×
文字*直前の文字が0回以上繰り返されている文字列に一致する
文字+直前の文字が1回以上繰り返されている文字列に一致する××
文字?直前の文字が0回または1回繰り返されている文字列に一致する××
文字{n}直前の文字がn回繰り返されている文字列に一致する××
文字{n,}直前の文字がn回以上繰り返されている文字列に一致する××
文字{n,m}直前の文字がn回以上,m回以内の文字列に一致する××
正規表現|正規表現左右の正規表現のどちらかに一致する××
¥特殊文字特殊文字を通常文字として扱う
(正規表現)正規表現をグループ化する××
(凡例)
○:使用できる
×:使用できない
注※1 デフォルトで基本正規表現を使用しているのはJP1/Baseだけです。ほかのJP1製品では異なる正規表現を使用しているため,デフォルトで使用できる正規表現については各製品のマニュアルを参照してください。
注※2 正規表現を拡張した場合,各OSによって適用される拡張正規表現が異なります。HP-UX,Solaris,またはAIXの場合はXPG4に準拠した拡張正規表現,Linuxの場合はPOSIX1003.2に準拠した拡張正規表現が適用されます。使用できる正規表現の詳細については,各正規表現の文法(regexpまたはregex)を参照してください。
注※3 正規表現を拡張した場合,XPG4の拡張正規表現の文法に準拠します。なお,正規表現規格で未定義とされている項目については,UNIXの場合と動作が異なることがあります。