ファイアウォールの通過方向を次の表に示します。なお,JP1/IM - CMは,パケットフィルタリング型,NAT(スタティックモード)型のファイアウォールに対応しています。
表C-2 ファイアウォールの通過方向
サービス名 | ポート番号 | ファイアウォールの通過方向 |
---|---|---|
jp1bsuser | 20240/tcp | JP1/IM - CM → JP1/Base(認証サーバ) JP1/Base(マネージャーホスト) → JP1/Base(認証サーバ) JP1/Base(連携ホスト) → JP1/Base(認証サーバ) |
jp1bsplugin | 20306/tcp | JP1/IM - CM → JP1/Base(連携ホスト) JP1/Base(マネージャーホスト) → JP1/Base(連携ホスト) |
jp1cmnaming | 22301/tcp | JP1/IM - View → JP1/IM - CM |
jp1cmsessmgr | 22302/tcp | JP1/IM - View → JP1/IM - CM |
jp1cmobjprov | 22303/tcp | JP1/IM - View → JP1/IM - CM |
jp1cminfocol | 22304/tcp | JP1/IM - View → JP1/IM - CM |
表C-2のポート番号を利用してコネクションを確立したい場合は,ファイアウォールの設定で,「サービス名のポート」および「サービス名のポート番号に対して確立されたセションへの返信はANY」を必ず通すようにしてください。返信が「ANY」となるのは,OSによる自動採番のためです。
なお,ファイアウォールサーバマシン上にJP1/IM - CMをインストールする場合は,同一マシン内での通信もファイアウォールによる通信制限の対象となる場合がありますので,この場合,同一マシン内でも表C-2中のポート番号で通信できるように設定してください。
ファイアウォール環境での運用については「8.2.2(3) ファイアウォール環境で運用するJP1の通信設定」を参照してください。