業務管理者が管理対象としている論理システムを構成する論理サーバの,1台以上の物理ホストから成り立つ仮想的なホストの定義について説明します。仮想ホストの定義には,新規作成,変更,および削除の機能があります。
(1) 仮想ホストの定義機能と定義方法
プロセスの定義機能と定義方法を次の表に示します。
表3-22 仮想ホスト定義機能一覧
項番 | 機能 | 定義方法※ | ||
---|---|---|---|---|
GUI | 情報収集 | インポート | ||
1 | 仮想ホストの新規作成 | ○ | ○ | ○ |
2 | 仮想ホストの変更 | ○ | ○ | ○ |
3 | 仮想ホストの削除 | ○ | - | - |
注※ GUI,情報収集,インポートの定義方法については,「3.1.2 構成情報の定義方法」を参照してください。
(2) 仮想ホストの定義
仮想ホストの新規作成,変更,および削除の定義機能について説明します。
(a) 仮想ホストの作成
仮想ホストの新規作成について説明します。
表3-23 仮想ホストの設定項目
項番 | 設定項目 | 内容 | 必須/任意 |
---|---|---|---|
1 | 業務用ホスト名 | 仮想ホストの業務用のホスト名を設定します。 | 必須 |
2 | 業務用IPアドレス | 仮想ホストの業務用のIPアドレスを設定します。 | 必須 |
3 | 業務用サブネットマスク | 仮想ホストの業務用のサブネットマスクを設定します。 | 必須 |
4 | 管理用ホスト名 | 仮想ホストの管理用のホスト名を設定します。 | 必須 |
5 | 管理用IPアドレス | 仮想ホストの管理用のIPアドレスを設定します。 | 必須 |
6 | 管理用サブネットマスク | 仮想ホストの管理用のサブネットマスクを設定します。 | 必須 |
7 | Cosminexus連携用ホスト名 | 仮想ホストのCosminexus用ホスト名を設定します。 | 任意※ |
8 | 要求仕様 | 仮想ホストに要求される仕様を設定します。 物理ホストとマッピングするときの参考情報となります。 設定できるプロパティ項目については,表3-24を参照してください。 | 任意 |
9 | 説明 | 仮想ホストに対する説明を設定します。 | 任意 |
10 | 冗長構成 | 仮想ホストをクラスタ構成などの冗長構成にするかどうかの情報を指定します。 | 必須 |
11 | Tier種別 | CosminexusのTier種別を設定します。 このプロパティは,Web推奨モデルによる論理構成の定義時に設定します。 | 任意 |
注※ 上位の論理システムのテンプレート種別が「Web推奨モデル」であり,かつCosminexus Smart ComposerのXMLファイルを出力する場合だけ必須となります。テンプレートの種別が「フリーパターン」の場合は指定できません。
表3-24 要求仕様一覧
項番 | 設定項目 | 内容 | 必須/任意 |
---|---|---|---|
1 | CPU種別 | CPUの種別を設定します。 | 任意 |
2 | CPUクロック数 | CPUクロック数を設定します。 | 任意 |
3 | CPU搭載数 | CPU搭載数を設定します。 | 任意 |
4 | メモリ容量 | メモリ容量を設定します。 | 任意 |
5 | ディスク容量 | ディスク容量を設定します。 | 任意 |
6 | OS名称 | OS名称を設定します。 | 任意 |
7 | OSバージョン | OSバージョンを設定します。 | 任意 |
(b) 仮想ホストの変更
仮想ホストの変更について説明します。
(c) 仮想ホストの削除
仮想ホストの削除について説明します。