JP1/Integrated Management - Manager リファレンス
機能
自動アクションの定義ファイルの内容をチェックします。定義ファイルが複数に分かれている場合は,一つに併合します。
チェック,および併合結果は標準出力に出力されます。出力結果をリダイレクトして,自動アクション定義ファイルを作成してください。
チェックした結果,エラーが見つかった場合は,標準エラー出力にエラーメッセージが出力されます。
形式
jcamakea 自動アクション定義ファイル名1 […自動アクション定義ファイル名100]
実行権限
Windowsの場合:Administrators権限(WindowsのUAC機能が有効な場合は管理者コンソールから実行)
UNIXの場合:スーパーユーザー権限
格納先ディレクトリ
- Windowsの場合
Consoleパス\bin\
- UNIXの場合
/opt/jp1cons/bin/
引数
自動アクション定義ファイル名1 […自動アクション定義ファイル名100]
アクションを定義したファイルをフルパスで指定します。最大100ファイル指定できます。ファイル名とファイル名の間には空白を挿入します。自動アクション定義ファイルのパス名に空白を含む場合は,「"」で囲んで指定します。
ファイル名には,255バイトまでの名称を指定できます。
注意事項
- 定義中に継続行「\」の指定があった場合は,「\」と改行文字を削除し,次行へとつなげて出力されます。
- 「#」で始まるコメント行があった場合は,次の行にアクション定義がある行だけを標準出力に出力されます。コメント行が連続している場合,アクション定義の直前の行以外は出力されません。また,アクション定義が無効な定義であった場合,その直前のコメント行は出力されません。コメント行に,継続行を示す「\」があった場合,継続行を表す記号ではなくコメントの一部とみなされます。
- オプション指定した自動アクション定義ファイル内に記述している自動アクション定義パラメーターのサイズが最大長を超えていた場合,その自動アクション定義パラメーターは標準出力に出力されません。自動アクション定義パラメータのサイズについては,「自動アクション定義ファイル(actdef.conf)」(3. 定義ファイル)を参照してください。
- シンタックスエラーがあったアクション定義は,標準出力に出力されません。
- 定義パラメーターがないファイル,またはコメントだけのファイルは,エラーになります。
- 複数に分かれている自動アクション定義ファイルを併合する場合,自動アクション定義ファイルバージョン,および自動アクション状態監視パラメーターは最初に指定したファイルの定義が出力されます。
- アクション定義の[アクション]に「<RULE>」と指定されている場合,[実行ユーザー名][実行ホスト名][環境変数ファイル]を同時に指定できません。このときKAVB4550-Wのメッセージが表示され,自動アクション定義パラメーターは標準出力に出力されません。
戻り値
0 正常終了 0以外の値 異常終了
使用例
自動アクション定義ファイル1 /usr/console/action1と自動アクション定義ファイル2 /usr/console/action2を併合して,自動アクション定義ファイル /usr/console/actionx1を作成します。
jcamakea /usr/console/action1 /usr/console/action2 > /usr/console/actionx1
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