JP1/Integrated Management - Manager リファレンス
[監視ツリー]画面,または[監視ツリー(編集中)]画面で選択した監視ノードの状態変更条件を設定する画面です。この画面は,[プロパティ]画面の[状態変更条件]ページで,[追加]ボタンまたは[編集]をクリックすると表示されます。
- <この項の構成>
- (1) 監視オブジェクトの[状態変更条件設定]画面
- (2) 監視グループの[状態変更条件設定]画面
(1) 監視オブジェクトの[状態変更条件設定]画面
監視オブジェクトの[状態変更条件設定]画面の例を示します。
図1-63 監視オブジェクトの[状態変更条件設定]画面
状態変更条件として設定する内容は,「6. システム監視オブジェクト一覧(統合スコープ用)」を参考にしてください。
なお,ここで設定する[共通条件]と[個別条件],および複数の[個別条件]はすべてAND条件となります。
表示項目を次に示します。
- [条件名]
- 監視オブジェクトの状態を変更するためのイベント条件名を入力します。指定できる文字数は63バイトまでです。
- [状態]
- 監視オブジェクトの状態を緊急,警戒,致命的,エラー,警告,正常,デバッグ,初期状態から選択します。
- [条件]
- [共通条件設定]画面で設定されている共通条件をリストボックスから選択できます。[共通条件設定]をクリックし,表示される[共通条件設定]画面で共通条件の追加,編集ができます。
- [条件]
- 個別属性名,個別属性値が入力できます。また,入力した個別属性値に対する条件を指定できます。
- 個別条件にJP1イベントの基本属性を入力するときは,基本属性名の先頭に「B.」を,拡張属性を入力するときは,拡張属性名の先頭に「E.」を付けてください。
- また,登録できる個別条件には次の制限があります。
- 登録できる個別条件の数は最大5
- 個別属性名は1〜32バイト
- 個別属性名には,先頭が英大文字で,以降英大文字,数字,および_(アンダーバー)。英小文字が入力された場合は,自動的に英大文字で表示されます。
- 個別属性値は1〜1,023バイト
- 個別属性値の合計は1,280バイト以内
- 個別属性名が等しい条件を指定できますが,比較条件「と一致する」は複数指定できません。
- 同一の個別属性名,個別属性値を指定した場合,比較条件として「と一致する」と「と一致しない」は混在できません。
- 個別属性値の右側のリストボックスでは,指定した文字列に対する条件として,[と一致する][と一致しない][から始まる][を含む][を含まない][正規表現][ホスト名比較]のどれかを選択します。[ホスト名比較]を選択した場合は,JP1/IM - Managerが保持するホスト情報を参照して比較します。[と一致する]でホスト名を比較した場合との違いについては,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager システム構築・運用ガイド 3.3.9(2) ホスト情報」を参照してください。
- [追加]をクリックすると,入力した値が画面下の個別条件表示フィールドに追加されます。
- 個別条件表示フィールドで,個別属性名,個別属性値,または条件を選択し,[編集]をクリックすると,[個別条件編集]画面が表示され,設定済みの条件を編集できます。[削除]をクリックすると,選択した行が削除されます。
図1-64 [個別条件編集]画面
- 個別属性にJP1イベントの拡張属性の共通情報,および固有情報を指定する場合は,「4. JP1イベント」を参照してください。
(2) 監視グループの[状態変更条件設定]画面
監視グループの[状態変更条件設定]画面の例を示します。
図1-65 監視グループの[状態変更条件設定]画面
表示項目を次に示します。
- [条件名]
- 監視グループの状態を変更するための条件名を入力します。指定できる文字数は63バイトまでです。なお,一つの監視グループに同じ条件名は複数指定できません。
- [状態]
- 条件に一致したときに,監視グループが変更される状態を緊急,警戒,致命的,エラー,警告,正常,デバッグから選択します。
- [子ノードの状態]
- 監視グループの状態の変更契機となる,下位の監視ノードの状態を緊急,警戒,致命的,エラー,警告,正常,デバッグから選択します。
- [比較条件]
- 比率,個数のどちらか一つのラジオボタンを選択して,条件を入力します。
- 比率
1〜100の整数値を入力します。100を入力した場合は,すべての子ノードが対象になります(ALL指定)。
- 個数
1〜50,000の整数値を入力します。なお,50,001以上の値を入力した場合は,[OK]ボタンをクリックしたときにエラーになります。
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