JP1/Integrated Management - Manager リファレンス

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1.4.8 [プロパティ]画面

[監視ツリー]画面で選択した監視ノードのすべての属性を表示したり,変更したりできます。なお,[プロパティ]画面から状態の変更はできません。

[プロパティ]画面には,[全般],[基本情報],[状態変更条件],[イベント発行条件]の4種類のページがあり,タブを選択することで表示を切り替えられます。

ここでは,属性の表示について説明します。変更については表示の記述を読み変えてください。

[監視ツリー]画面から属性を変更する場合は,JP1_Console_Admin権限またはJP1_Console_Operator権限が必要です。[監視ツリー(編集中)]画面から属性を変更する場合は,必要になるユーザー権限は特に必要ありません。

<この項の構成>
(1) [全般]ページ
(2) [基本情報]ページ
(3) [状態変更条件]ページ
(4) [イベント発行条件]ページ

(1) [全般]ページ

監視ノード名,アイコン,監視ノードの現在の監視状態,およびJP1資源グループを表示,変更できます。

[プロパティ]画面の[全般]ページを次に示します。

図1-56 [プロパティ]画面([全般]ページ)

[図データ]

表示項目を次に示します。

アイコン,監視ノード名
選択した監視ノードの通常時のアイコン,および監視ノード名が表示されます。

[監視ノードID]
選択した監視ノードのノードIDが表示されます。

[場所]
選択した監視ノードのあるツリー上の場所が,最上位から「/」で区切って表示されます。監視グループが選択された場合は,最後に「/」が表示されます。

[監視ノード種別]
選択した監視ノードの種別が表示されます。

[アイコン(通常時)]
選択した監視ノードのアイコンのファイル名が表示されます。[変更]をクリックすると,[アイコン選択]画面が表示され,アイコンを変更できます。

[アイコン(展開時)]
監視グループ用の項目です。ツリーを展開したときに表示されるアイコンのファイル名が表示されます。[変更]をクリックすると,[アイコン選択]画面が表示され,アイコンを変更できます。

[ビジュアルアイコン]
選択した監視ノードのビジュアルアイコンのファイル名が表示されます。[変更]をクリックすると,[ビジュアルアイコン選択]画面が表示され,ビジュアルアイコンを変更できます。
なお,ビジュアルアイコンを設定していない監視ノードの場合,ファイル名は表示されません。

[背景画像設定]
[監視ツリー]画面の詳細表示領域を[アイコン表示]にしたときに表示される背景を変更できます。なお,背景の変更は,[監視ツリー(編集中)]画面でだけ,かつ,監視グループに対してだけ行えます。
このボタンをクリックすると,[背景画像設定]画面が表示されます。

[状態更新日時]
選択した監視ノードが更新された日時が表示されます。

[状態]
選択した監視ノードの正常,エラーなどの状態が表示されます。[監視]または[非監視]を選択することで,監視状態を変更できます。

[JP1資源グループ]
設定しているJP1資源グループ名が表示されます。この項目は,監視ツリーの監視範囲設定を有効にしている場合に表示されます。[監視ツリー]画面から表示した場合は非活性で,JP1資源グループは変更できません。JP1資源グループを変更したい場合は,[監視ツリー(編集中)]画面から設定してください。最上位の監視ノードの場合,JP1資源グループを必ず設定してください。デフォルトでは,「JP1_Console」が設定されています。
JP1資源グループを変更する場合は次の制限があります。
  • 文字長は0〜64バイト,ただし最上位の監視ノードの場合1〜64バイト。
  • 入力可能な文字種は印刷できるASCII文字だけ。ただし,「" / [ ] ; : = , + ? < >」,タブ,スペースおよび制御文字は使用できない。

[全般]ページ内の表示項目の変更を反映したい場合は,[OK]または[適用]をクリックしてください。

(2) [基本情報]ページ

選択した監視ノードの基本情報を表示,設定します。

[プロパティ]画面の[基本情報]ページを次に示します。

図1-57 [プロパティ]画面([基本情報]ページ)

[図データ]

表示項目を次に示します。

[監視ノード属性名]および[監視ノード属性値]
[追加]をクリックすると,ここで入力した値が基本情報表示フィールドに表示されます。登録できる基本情報には次の制限があります。
  • 登録できる基本情報の数は最大5
  • 監視ノード属性名は一意(登録済みの監視ノード属性名は使用できません)
  • 監視ノード属性名は1〜32バイト
  • 監視ノード属性値は1〜1,023バイト
  • 監視ノード属性値の合計値は1,280バイト以内

基本情報表示フィールド
選択した監視ノードの基本情報が表示されます。
基本情報表示フィールドで,監視ノード属性名,または監視ノード属性値を選択し,[編集]をクリックすると,[基本情報編集]画面が表示され,設定済みの値を変更できます。[削除]をクリックすると,選択した値は削除されます。

図1-58 [基本情報編集]画面

[図データ]

(3) [状態変更条件]ページ

選択した監視ノードの状態を変更するためのイベント条件を表示,設定します。

[プロパティ]画面の[状態変更条件]ページを次に示します。

図1-59 [プロパティ]画面([状態変更条件]ページ)

[図データ]

表示項目を次に示します。

状態変更条件表示フィールド
監視ノードの状態を変更するための条件が表示されます。表示される項目は,条件名,状態です。
状態変更条件表示フィールドで,条件を選択し,[編集]をクリックすると,監視ノードの状態を変更するための条件を設定する[状態変更条件設定]画面が表示されます。なお,[状態変更条件設定]画面には,条件として設定した内容が反映された状態で表示されます。
例えば,監視オブジェクトに設定した条件を選択していた場合,[状態変更条件設定]画面には,選択した監視イベントの条件が表示されます。
[追加]をクリックすると,監視ノードの状態を変更するための条件を設定する[状態変更条件設定]画面が表示されます。追加した条件はいちばん下に表示されます。
一つの監視オブジェクト,監視グループに対し,設定できる状態変更条件の数は最大で8です。
状態変更条件表示フィールドで,条件を選択し,[削除]をクリックすると,条件が削除されます。

(4) [イベント発行条件]ページ

選択した監視ノードの状態が変更するタイミングで,JP1イベントを発行できます。[イベント発行条件]ページでは,JP1イベントを発行する状態を条件として設定します。

ここで設定した条件が成立したとき,JP1/IM - Managerから状態変更イベントが送信されます。自動アクションを設定するには,JP1/IM - Viewでこのイベントを指定します。

[プロパティ]画面の[イベント発行条件]ページを次に示します。

図1-60 [プロパティ]画面([イベント発行条件]ページ)

[図データ]

表示項目を次に示します。

イベント発行条件表示フィールド
監視ノードがどの状態に変化したときに,JP1イベントを発行するかを指定します。JP1イベントを発行する場合は,状態(緊急,警戒,致命的,エラー,警告,正常,デバッグ)横のチェックボックスをチェックします。

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