JP1/Integrated Management - Manager リファレンス
[システム環境設定]画面では,イベント取得時のフィルター条件やバッファーサイズなど,JP1/IMの基本動作を設定します。[システム環境設定]画面は,WWWページ版のJP1/IM - Viewでは使用できません。
[システム環境設定]画面を表示するには,JP1_Console_Admin権限が必要です。この画面は,[イベントコンソール]画面で[オプション]-[システム環境設定]を選択すると表示されます。[システム環境設定]画面には,[全般]および[通信]の2種類のページがあり,タブを選択することで表示を切り替えられます。
- <この項の構成>
- (1) [全般]ページ
- (2) [通信]ページ
(1) [全般]ページ
[システム環境設定]画面の[全般]ページを次に示します。
図1-17 [システム環境設定]画面([全般]ページ)
表示項目を次に示します。
- [一覧編集]
- イベント取得フィルター一覧を編集するための画面を表示します。
- [一覧編集]をクリックすると,[イベント取得条件一覧]画面が表示されます。
- なお,イベント取得フィルターが互換モードで動作している場合は,このボタンは非活性になります。
- [適用中のフィルター]ドロップダウンリスト
- 現在使用しているイベント取得フィルターが表示されます。
- イベント取得フィルターを変更する場合,適用するイベント取得フィルターをドロップダウンリストから選択して,[適用]をクリックすると,選択したイベント取得フィルターがイベント取得条件として使用されます。
- なお,イベント取得フィルターが互換モードで動作している場合は,ドロップダウンリストは非活性となり,ドロップダウンリストには「既存のフィルター条件」と表示されます。
- [設定]
- イベントサービスからイベントを取得する場合のフィルター(イベント取得フィルター)条件を設定・変更するための画面を表示します。
- [適用中のフィルター]ドロップダウンリストから,変更するイベント取得フィルターを選択して[設定]をクリックすると,[イベント取得条件設定]画面または[イベント取得条件設定]画面(互換用)が表示されます。
- [イベント取得条件設定]画面(互換用)は,イベント取得フィルターの互換用を使用している場合に表示されます。
- [共通除外条件群一覧]
- 共通除外条件群の一覧が表示されます。
- 一つの項目を選択し,ダブルクリックすると[共通除外条件設定]画面が表示され,選択した項目を編集できます。
- 設定できる条件群の数は,最大30です。
- 共通除外条件群一覧の[適用],[条件群名]の項目名で,ソート表示できます。項目名をクリックすると,項目名の横に「△」が表示されます。さらにクリックを繰り返すと,「▽」,「 (表示なし)」,「△」の順で表示が変更されます。「△」または「▽」が表示されている状態で,ほかの項目名をクリックすると,前のソートは解除され,新しくクリックした項目のソート順で表示されます。
- 「 (表示なし)」の場合,条件群名は,登録順に表示されます。
- 「△」の場合,条件群名は,項目名の昇順に表示されます。
- 「▽」の場合,条件群名は,項目名の降順に表示されます。
- [適用]
- チェックした共通除外条件群が適用中となります。
- [条件群名]
- 共通除外条件群の条件群名が表示されます。条件群名は,[共通除外条件設定]画面で変更できます。
- [設定]
- 選択した共通除外条件群の条件を編集するための[共通除外条件設定]画面が表示されます。
- [イベントバッファー]
- イベントサービスからイベントを抽出してJP1/IM - Manager上にバッファリングするときのイベント件数の上限を設定します。指定できる値は10~2,000件,デフォルトは500件です。
- この値を小さくし過ぎると,[イベントコンソール]画面で表示するイベントに抜けが発生する場合があります。
- [適用]
- 設定内容を反映します。なお,イベント取得フィルターの最大長は,除外条件群または適用中の共通除外条件群が設定してある場合は64キロバイト,設定していない場合は60キロバイトです。最大長を超えていた場合は,[OK]ボタンをクリックしたときにエラーダイアログ(KAVB0246-Eのメッセージ)が表示されます。この場合は,設定した内容を見直してください。フィルター条件文の長さは,JP1/IM - Viewのリリースノートを参照して見積もってください。
(2) [通信]ページ
[システム環境設定]画面の[通信]ページを次に示します。
図1-18 [システム環境設定]画面([通信]ページ)
表示項目を次に示します。
- [回数]
- イベントサービスと接続ができなかった,または接続が切断された場合に自動的に再接続するリトライ回数を指定します。指定できる値は0~100回,デフォルトは3回です。
- [間隔]
- イベントサービスと接続ができなかった,または接続が切断された場合に自動的に再接続するリトライ間隔をミリ秒単位で指定します。指定できる値は1~86,400,000ミリ秒,デフォルトは10,000ミリ秒です。
- [jcochstatコマンド]
- jcochstatコマンドが使用できるようにするかどうかを指定します。
- イベントの対処状況を変更するためにはjcochstatコマンドを使うこともできますが,jcochstatコマンドを使って対処状況を変更されたくない場合は,jcochstatコマンドが使用できないように設定します。
- jcochstatコマンドを使用できるようにする場合は,[対処状況の変更を許可]をチェックします。
- [JP1/IM - Console View]
- バージョン7以降のJP1/IMでだけ設定できる項目です。
- JP1/IM - Managerまたはバージョン7のJP1/IM - Central Consoleに対してバージョン6のJP1/IM - Console Viewとの接続ができるようにするかどうかを指定します。
- バージョン6のJP1/IM - Console ViewでJP1/IM - Managerまたはバージョン7のJP1/IM - Central Consoleに接続した場合,JP1ユーザーにJP1_Console_User権限を設定していてもJP1_Console_Operator権限でシステムの操作ができます。また,どのJP1権限レベルも設定しなかった場合もJP1_Console_Operator権限でシステムの操作ができます。バージョン6のJP1/IM - Console Viewからのシステムの操作を制限したい場合は,バージョン6のJP1/IM - Console Viewとの接続ができないように設定します。
- バージョン6のJP1/IM - Console Viewとの接続ができるようにする場合は,[Version 6 (6i)からの接続を許可]をチェックします。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2006, 2008, Hitachi, Ltd.