MDLエディタでは,FDLエディタで定義した入力フォーマット,出力フォーマットのコンポーネント間を対応付けます。FDLファイルからフォーマットを読み込んで,マッピングします。また,XMLフォーマットを変換するMDLファイルの場合は,FDLファイルではなくDTDファイルを読み込んで,MDLファイルのフォーマットとしてマッピングします。フォーマット間のマッピング定義をファイルとして保存したものがMDLファイルです。
![[図データ]](figure/zu051010.gif)
MDLファイルの作成手順を図4-1に示します。
図4-1 MDLファイルの作成
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手順について次に説明します。
- フォーマットの挿入
マッピングする入力側,出力側のフォーマットを読み込みます。フォーマットはFDLエディタで作成したFDLファイル,又はDTDファイルから取り込みます。読み込んだフォーマットに対応する入力データのファイル名,出力データのファイル名を設定します。フォーマットは複数読み込むことができるので,複数のフォーマット間でもマッピングできます。
- 変数の定義
変換時に使用する変数の名前や値を定義します。変数を使用しないデータ又はFDLエディタで設定済みの場合,変数を定義する必要はありません。
- マップ式の定義
入力側,出力側のフォーマットのコンポーネント間を対応付け,マップ式を定義します。
- MDLの検証
チェックコマンドでマッピングの定義内容の正当性を検証します。データを変換する前に,この検証を実行してエラーがないか確認する必要があります。
- MDLファイルの保存
MDLに名前を付けて保存します。これでMDLファイルが作成できます。MDLファイルの拡張子は,「.mdl」です。