5.1.3 ロケールの設定

Interschemaのシステム環境で使用するロケールを設定します。設定例を次に示します。

(例)csh(Cシェル)で,文字コードにシフトJISを設定する

setenv LANG ja_JP.SJIS

環境変数「 LANG」に設定できる値について説明します。

次に示す場合の文字コードは,OSのロケールに対応した文字コードになります。

ただし,MDLファイル内のフォーマット名やコンポート名には,OSのロケール種別にかかわらずシフトJISコードが使用されます。サポート対象外のロケール種別が指定された場合,ロケール種別は「C」(英語)になります。

Interschemaがサポートするロケールは,シフトJIS,日本語EUC,及びC(英語)です。

ロケールと文字コードの対応関係を次に示します。

表5-2 ロケールと文字コードの対応関係

OSロケール文字コード
HP-UXja_JP.SJISシフトJIS
ja_JP.eucJP日本語EUC
CC(英語)
AIXJa_JPシフトJIS
ja_JP日本語EUC
CC(英語)
Solarisja_JP.PCKシフトJIS
ja日本語EUC
CC(英語)

データ変換処理API(C言語)を使用してプログラムを作成する場合,環境変数「LANG」の設定を有効にするには,main関数の冒頭でsetlocale(LC_CTYPE,“”);又はsetlocale(LC_ALL, “”);を実行して,プログラムのロケールを環境変数に合わせる必要があります。setlocaleを実行しない場合のロケールは,「C」(英語)になります。データ変換処理API(C言語)の呼び出しの前にロケールを設定している場合は,そのロケールに従います。ただし,表5-2に示したロケール以外の無効なロケールが設定されている場合は,「C」(英語)が仮定されます。