9.2.1 ETtrans2Init(トランスレータの初期化)

形式

#include  "ETtrans.h"

int ETtrans2Init (const char *cszLogFile)

 

引数
引数種別内容
cszLogFile入力ログファイル名を指定します。
説明
トランスレータを初期化します。この関数を呼び出すのは,一つのプロセスの中で1回だけです。
この関数を呼び出したら,ETtrans2End関数が呼び出されるまで,スレッド上のすべての関数処理のログ情報は,引数cszLogFileで指定したファイルに出力されます。
引数cszLogFileに指定したファイルを作成又は更新できなかった場合,若しくは引数cszLogFileにNULLを指定した場合は,エラー情報はデフォルトのログファイル「errlog.txt」に出力されます。デフォルトのログファイルを作成又は更新できなかった場合は,標準出力に出力されます。
この関数内でログファイルに情報を出力する場合,ログファイルの最大サイズは初期値(1MB)となります。ただし,システム情報ファイル「ettrans.ini」でログを出力しないように指定している場合は,引数cszLogFile指定に関係なくログは出力されません。
戻り値
戻り値内容
0x00000000正常に終了しました。
0x01000010指定されたログファイルがオープンできないため,ログを初期値のログファイル名で出力,又は標準出力に出力しました。
0x01000040出口関数の定義に不正があります。
0x01000100「ettrans.ini」の定義に不正があります。
0x04000002メモリ不足です。
注※
0x01000010,0x01000040,及び0x01000100は,ほかの値と同時に設定される場合があります。