10.2.9 OutputStreamDataクラス

ここでは,OutputStreamDataクラスの仕様について説明します。

<この項の構成>
(1) OutputStreamDataクラスの概要
(2) コンストラクタの詳細
(3) メソッドの詳細

(1) OutputStreamDataクラスの概要

継承

java.lang.Object
|
+-- jp.co.Hitachi.soft.interschema2.TranslateData
   |
   +-- jp.co.Hitachi.soft.interschema2.OutputStreamData

 

形式

public final class OutputStreamData
extends jp.co.Hitachi.soft.interschema2.TranslateData

 

説明
出力ストリーム形式の変換対象データを定義します。Java言語の出力ストリーム形式のデータオブジェクトを変換する場合に使用します。この変換対象データは出力専用です。このクラスのインスタンスをTranslatorクラスのexecメソッドの入力データとして指定した場合は,TranslatorExceptionが発生します。
コンストラクタの概要
形式機能
public OutputStreamData(String formatName, OutputStream streamData)指定のされたフォーマット名及び出力ストリームから,出力ストリーム形式の変換対象データを生成します。
メソッドの概要
形式機能
protected byte[] toByteArray(Object obj)指定されたデータオブジェクトをバイト列に変換します。
protected Object toDataObject(byte[] byteData)指定されたバイト列をデータオブジェクトに変換します。

(2) コンストラクタの詳細

(a) OutputStreamData
形式

public OutputStreamData(String formatName, OutputStream streamData)

 

引数
引数内容
formatNameフォーマット名を指定します。
streamData出力ストリーム形式のデータオブジェクトを指定します。
説明
指定されたフォーマット名及び出力ストリームから,出力ストリーム形式の変換対象データを生成します。変換後のデータは指定の出力ストリームに出力されます。

(3) メソッドの詳細

(a) toByteArray
形式

protected byte[] toByteArray(Object obj)
   throws TraslatorException

 

引数
引数内容
objデータオブジェクトを指定します。
説明
指定されたデータオブジェクトをバイト列に変換します。OutputStreamDataクラスは出力専用の変換対象データのため,このメソッドをサポートしません。このメソッドを実行すると,TranslatorExceptionが発生します。
戻り値
データオブジェクトのバイト列が返されます。
例外
例外内容
TranslatorException必ず発生します。
(b) toDataObject
形式

protected Object toDataObject(byte[] byteData)
   throws TraslatorException

 

引数
引数内容
byteDataデータオブジェクトのバイト列を指定します。
説明
指定されたバイト列をデータオブジェクトに変換します。指定されたバイト列を現在のデータオブジェクトの出力ストリームに書き込んで,現在のデータオブジェクトを返します。

戻り値

出力ストリーム形式のデータオブジェクトが返されます。

例外
例外内容
TranslatorExceptionバイト列のデータオブジェクトへの変換に失敗した場合に発生します。