10.3.3 ExitFuncWarningクラス

ここでは,ExitFuncWarningクラスの仕様について説明します。

<この項の構成>
(1) ExitFuncWarningクラスの概要
(2) コンストラクタの詳細

(1) ExitFuncWarningクラスの概要

継承

java.lang.Object
|
+-- java.lang.Throwable
   |
   +-- java.lang.Exception
       |
       +-- jp.co.Hitachi.soft.interschema2.UserException
           |
           +-- jp.co.Hitachi.soft.interschema2.exitfunc.ExitFuncWarning

 

形式

public final class ExitFuncWarning
extends jp.co.Hitachi.soft.interschema2.UserException

 

説明
出口関数で発生したワーニングを定義します。Java言語の出口関数で発生したワーニングを,このクラスをスローしてInterschemaに通知します。
出口関数でこのワーニングが発生した場合,Interschemaは,出口関数の戻り値として,このクラスに設定された値を仮定して,処理を続行します。
コンストラクタの概要
形式機能
public ExitFuncWarning(int userErrorCode)指定されたエラーコード及びデフォルトの戻り値を持つ警告を生成します。
public ExitFuncWarning(int userErrorCode, int result)指定されたエラーコード及び戻り値を持つ警告を生成します。
public ExitFuncWarning(int userErrorCode, double result)指定されたエラーコード及び戻り値を持つ警告を生成します。
public ExitFuncWarning(int userErrorCode, String result)指定されたエラーコード及び戻り値を持つ警告を生成します。
public ExitFuncWarning(int userErrorCode, byte[] result)指定されたエラーコード及び戻り値を持つ警告を生成します。
public ExitFuncWarning(int userErrorCode, DateTime result)指定されたエラーコード及び戻り値を持つ警告を生成します。

(2) コンストラクタの詳細

(a) ExitFuncWarning
形式

public ExitFuncWarning(int userErrorCode)

 

引数
引数内容
userErrorCodeエラーコードを指定します。
説明
指定されたエラーコード及びデフォルトの戻り値を持つ警告を生成します。このコンストラクタで生成した警告をスローすると,出口関数の型に対応したデフォルトの値を戻り値に使用します。出口関数の型に対応するデフォルトの戻り値を次の表に示します。

表10-4 出口関数の型に対応する警告時のデフォルト戻り値

出口関数の型デフォルト値
int0
double0
java.lang.String" "(半角スペース)
byte[]要素0,長さ1の配列
jp.co.Hitachi.soft.interschema2.exitfunc.DateTime現在時刻(引数なしのコンストラクタで生成されたDateTimeオブジェクト)
(b) ExitFuncWarning
形式

public ExitFuncWarning(int userErrorCode, int result)

 

引数
引数内容
userErrorCodeエラーコードを指定します。
result戻り値を指定します。
説明
指定されたエラーコードと戻り値を持つ警告を生成します。
出口関数の型がint型の場合は,このコンストラクタで生成した警告をスローすると,戻り値としてresultに設定した値が使用されます。
出口関数の型がint型でない場合は,このコンストラクタで生成した警告をスローすると,出口関数の型に対応したデフォルトの値を戻り値に使用します。デフォルトの値については,「表10-4 出口関数の型に対応する警告時のデフォルト戻り値」を参照してください。
(c) ExitFuncWarning
形式

public ExitFuncWarning(int userErrorCode, double result)

 

引数
引数内容
userErrorCodeエラーコードを指定します。
result戻り値を指定します。
説明
指定されたエラーコードと戻り値を持つ警告を生成します。
出口関数の型がdouble型の場合は,このコンストラクタで生成した警告をスローすると,戻り値としてresultに設定した値が使用されます。出口関数の型がdouble型でない場合は,このコンストラクタで生成した警告をスローすると,出口関数の型に対応したデフォルトの値を戻り値に使用します。デフォルトの値については,「表10-4 出口関数の型に対応する警告時のデフォルト戻り値」を参照してください。
(d) ExitFuncWarning
形式

public ExitFuncWarning(int userErrorCode, String result)

 

引数
引数内容
userErrorCodeエラーコードを指定します。
result戻り値を指定します。
説明
指定されたエラーコードと戻り値を持つ警告を生成します。
出口関数の型がString型の場合は,このコンストラクタで生成した警告をスローすると,戻り値としてresultに設定した値が使用されます。
出口関数の型がString型でない場合は,このコンストラクタで生成した警告をスローすると,出口関数の型に対応したデフォルトの値を戻り値に使用します。デフォルトの値については,「表10-4 出口関数の型に対応する警告時のデフォルト戻り値」を参照してください。
(e) ExitFuncWarning
形式

public ExitFuncWarning(int userErrorCode, byte[] result)

 

引数
引数内容
userErrorCodeエラーコードを指定します。
result戻り値を指定します。
説明
指定されたエラーコードと戻り値を持つ警告を生成します。
出口関数の型がbyte[]型の場合は,このコンストラクタで生成した警告をスローすると,戻り値としてresultに設定した値が使用されます。出口関数の型がbyte[]型でない場合,このコンストラクタで生成した警告をスローすると,出口関数の型に対応したデフォルトの値を戻り値に使用します。デフォルトの値については,「表10-4 出口関数の型に対応する警告時のデフォルト戻り値」を参照してください。
(f) ExitFuncWarning
形式

public ExitFuncWarning(int userErrorCode, DateTime result)

 

引数
引数内容
userErrorCodeエラーコードを指定します。
result戻り値を指定します。
説明
指定されたエラーコードと戻り値を持つ警告を生成します。
出口関数の型がDateTime型の場合は,このコンストラクタで生成した警告をスローすると,戻り値としてresultに設定した値が使用されます。出口関数の型がDateTime型でない場合,このコンストラクタで生成した警告をスローすると,出口関数の型に対応したデフォルトの値を戻り値に使用します。デフォルトの値については,「表10-4 出口関数の型に対応する警告時のデフォルト戻り値」を参照してください。