付録D.7 ETtransExecT(変換処理の実行)

形式

#include  "ETtrans.h"

int  ETtransExecT(char  *c, char  *ct,
                 ETTRANSADRSLIST  *pAdrsList,
                 char  *pszLogFile,  char  *pszOptList,
                 int  iFileAppendFlag, int  iFNFlag,
                 ETTRANSERRLIST  *pErrList)

引数
引数種別内容
c入力システムの管理情報が格納されているアドレス(ETtransInit関数の引数cで取得したアドレス)を指定します。
ct入力サブシステムの管理情報が格納されているアドレス(ETtransInitT関数の引数ctで取出したアドレス)を指定します。
pAdrsList入力変換対象フォーマットの入出力データ差し替え情報の配列を指定します。
pszLogFile入力ログファイル名を指定します。
pszOptList入力トランスレータ実行時のオプションを指定します。指定できる実行時のオプションについては,「5.4.1(3) 引数」を参照してください。
iFileAppendFlag入力ファイルの出力方法を指定します。
  • ET_FA_UPDATE:新規又は上書き
  • ET_FA_APPEND:追加書き
iFNFlag入力MDL内のフォーマットのうち,変換対象とするフォーマットを特定するかどうかを指定します。
  • ET_OP_FNOFF:指定なし
  • ET_OP_FNON :指定あり
pErrList出力エラー情報リストを取得します。
説明
指定されたオプションでトランスレータを起動し,ETtransLoadMap関数でロードしたMDLファイルに定義されている内容に従ってフォーマットのデータを変換します。
詳細については,「付録D.3 ETtransExec(トランスレータの起動)」を参照してください。ただし,トランスレータが確保した出力フォーマットのメモリエリア及びエラー情報リストの内容は,同一スレッド内で,次のETtransExecT関数又はETtransEndT関数を実行するまで有効です。
戻り値
ettrans実行時の戻り値と同じです。戻り値については,「5.4.2 ettransコマンドの戻り値」を参照してください。