ettransコマンドは,次のディレクトリ下に格納されています。
Interschemaのインストールディレクトリ/bin
指定されたMDLファイル内の定義内容に従って,入力データを出力データへ変換します。
コマンド名とオプションを逐次,入力指定する形式と,指定したオプションを定義したパラメタファイルを指定する形式があります。
パラメタファイルとは,ettransコマンドの実行時に指定できるオプションを記述したテキストファイルです。トランスレータの引数をパラメタファイルに記述しておけば,定常的に指定するオプションを定義しておけるので,コマンド入力の省力化を図ることができます。
ettrans
MDLファイル名
[-F {フォーマット名 入力データファイル | 出力データファイル名}...]
[-FN フォーマット名...]
[-E ログファイル名]
[実行時オプション]
ettrans -file パラメタファイル名
ettrans -prop FDLファイル名 | MDLファイル名
表5-3 エラーレベルと戻り値の対応
エラーレベル | 対応する戻り値 | 意味 |
---|---|---|
0x00 | 0x00ZZZZZZ | インフォメーション |
0x01 | 0x01ZZZZZZ | ワーニング |
0x02 | 0x02ZZZZZZ | エラー |
0x04 | 0x04ZZZZZZ | システムエラー |
BBB.mdl
-F
INformat
input.data
OUTformat
output.data
-IERR
-SERR
UserVersion=V0.1
UserComment=Test Model
SysCreatedDate=2002/10/01 10:00:00
SysCreatedPpVersion=0200
SysLastUpdatedDate=2002/10/10 12:00:00
SysLastUpdatedPpVersion=0200
SysDlVersion=16
ettransコマンドの実行例を次に示します。なお,実行例1~3は形式1に従った例です。また,実行例4は形式2に,実行例5は形式3に従った例です。
ettrans AAA.mdl
ettrans BBB.mdl -F INformat input.data OUTformat output.data
-IERR -SERR
ettrans CCC.mdl -FN INI OUT1
ettrans -file param.txt
ettrans -prop DDD.mdl