MSHDeployMsgDefメッセージ交換定義導入

形式

MSHDeployMsgDef  -c <CPAファイルパス>
               [-i <CPA拡張定義ファイルパス>]
                -p <パーティ識別子>

機能

CPAファイルおよびCPA拡張定義ファイルからメッセージ交換定義ファイルを生成し,生成したメッセージ交換定義ファイルをMSH実行環境に導入します。このコマンドを実行して成功した場合,メッセージ交換定義ファイルがMSH実行環境ディレクトリのmsgdefsディレクトリ下に作成されます。

CPAファイルをメッセージ交換定義ファイルに変換するとき,CPAファイルおよびCPA拡張定義ファイルの記述形式が正しいかどうかを,XMLスキーマによってチェックします。チェックの結果,記述形式が不正の場合はエラーとします。

uCosminexus Message Service for ebXMLの運用開始後,このコマンドを実行して生成されたメッセージ交換定義ファイルは削除しないでください。運用開始後にメッセージ交換定義ファイルの内容を更新したい場合は,新しいcpaidでCPAファイルを再作成し,このコマンドを実行して新しいメッセージ交換定義ファイルを生成してください。

なお,運用開始前のテスト段階であれば,生成したメッセージ交換定義ファイルに誤りがある場合,メッセージ交換定義ファイルをいったん削除して再生成できます。

このコマンドを実行して出力されるメッセージは,共通トレースに出力されます。

オプション

-c <CPAファイルパス>
メッセージ交換定義ファイルの基となるCPAファイルを,フルパスで指定します。
-i <CPA拡張定義ファイルパス>
メッセージ交換定義ファイルを生成するためのCPA拡張定義ファイルを,フルパスで指定します。このオプションを省略した場合は,CPA拡張定義ファイルで指定する値がすべてデフォルト値を指定したものとして処理されます。
-p <パーティ識別子>
ユーザーのパーティ識別子を,63バイト以内で指定します。CPAファイルに指定したPartyIdと同じ値を指定してください。

戻り値

注意事項

メッセージ交換定義識別子は,CPA識別子とパーティ識別子をハイフン(-)でつなげたものになります。このため,CPAファイルに記述するCPA識別子およびパーティ識別子そのものにハイフン(-)が含まれる場合,異なるCPAファイルに対してメッセージ交換定義導入コマンドを実行したときに,メッセージ交換定義ファイルのファイル名重複エラー(KDEB02309-E)が発生するおそれがあります。

メッセージ交換定義導入コマンドを実行したときに重複エラーが発生する事例の詳細については,「付録B.1 CPAファイルの各項目とuCosminexus Message Service for ebXMLでの規約」を参照してください。

実行例

CPAファイル(cpa001.xml),CPA拡張定義ファイル(cpa-ext.xml)を使用して,partyAのパーティ識別子に対するメッセージ交換定義ファイルを導入する場合の実行例を示します。