3.8 セキュリティ環境の構築(HTTPベーシック認証)

ここでは,uCosminexus Message Service for ebXMLのシステムでHTTPベーシック認証を適用する場合のセキュリティ環境を構築する方法について説明します。セキュリティ環境は,Hitachi Web ServerおよびuCosminexus Message Service for ebXMLで構築します。Hitachi Web Serverの環境設定の詳細については,マニュアル「Hitachi Web Server」を参照してください。

HTTPベーシック認証をする場合の環境構築手順を,次に示します。

図3-5 セキュリティ環境の構築手順(HTTPベーシック認証)

[図データ]

各項目を受信側・送信側のどちらのuCosminexus Message Service for ebXMLシステムで設定するかを,次に示します。

パスワードファイルの作成
受信側のHitachi Web Serverで作成します。
Hitachi Web Serverの定義ファイル(httpsd.conf)の設定
受信側のHitachi Web Serverで設定します。
CPA拡張定義ファイルの作成
送信側・受信側のuCosminexus Message Service for ebXMLのメッセージ交換定義ファイルを生成するために,CPA拡張定義ファイルを作成します。
CPAファイル・メッセージ交換定義ファイルの生成
送信側・受信側のuCosminexus Message Service for ebXMLシステムで同一のCPAファイルを生成します。CPAファイルを生成したら,送信側・受信側のuCosminexus Message Service for ebXMLでメッセージ交換定義ファイルを生成します。
<この節の構成>
3.8.1 パスワードファイルの作成(HTTPベーシック認証)
3.8.2 Hitachi Web Serverの定義ファイル(httpsd.conf)の設定(HTTPベーシック認証)
3.8.3 CPA拡張定義ファイルの作成(HTTPベーシック認証)
3.8.4 CPAファイル・メッセージ交換定義ファイルの生成(HTTPベーシック認証)