MSHTerminateMessageビジネスメッセージ強制終了

形式

MSHTerminateMessage [-f]
                     -m <メッセージングコンテキスト識別子>

機能

OPEN状態の送信メッセージおよび受信メッセージを,強制的にCLOSED状態とします。ビジネスメッセージに関連するタイマー情報も,同時にCLOSED状態にします。

このコマンドを実行して出力されるメッセージは,共通トレースに出力されます。ただし,このコマンドを実行してエラーが発生した場合,エラー内容によっては共通トレースでなくMSH実行環境トレースに出力されます。

オプション

-f
uCosminexus Message Service for ebXMLにアクセスしないで,ビジネスメッセージを強制終了します。uCosminexus Message Service for ebXMLの停止中にビジネスメッセージを強制終了させたいときは,このオプションを指定してください。
uCosminexus Message Service for ebXMLが起動中にこのオプションを指定すると,内部の状態と矛盾が生じるおそれがあるため,指定しないでください。
なお,-fオプションを指定しないでこのコマンドを実行した場合,uCosminexus Message Service for ebXMLにアクセスしてからコマンド処理をします。したがって,-fオプションを指定する場合と指定しない場合とでは,同じエラーの事象に対して出力されるメッセージ内容が異なることがあります。
-m <メッセージングコンテキスト識別子>
強制終了するビジネスメッセージのメッセージングコンテキスト識別子を指定します。必ず指定してください。

戻り値

注意事項

このコマンドは,通常は使用しません。障害が発生してビジネスメッセージの状態を変えなければならない場合に使用してください。

実行例

メッセージングコンテキスト識別子(009f90e3-000000fead8741e6-8008-00000000000000000000ffff0ad2191f)に対するビジネスメッセージを,強制的にCLOSED状態にする場合の実行例を,次に示します。

MSHTerminateMessage -m 009f90e3-000000fead8741e6-8008-00000000000000000000ffff0ad2191f