付録B.1  CPAファイルの各項目とuCosminexus Message Service for ebXMLでの規約

CPAファイルの各項目に対して決められている,uCosminexus Message Service for ebXMLでの規約を次に示します。

表B-1 CPAファイルの各項目とuCosminexus Message Service for ebXMLでの規約

項番CPAファイルの項目※1uCosminexus Message Service for ebXMLでの規約
1@cpaid63バイト以下の文字列で指定します。※2
次の文字は,使用できません。
「¥」,「/」,「:」,「,」,「;」,「*」,「?」,「"」,「<」,「>」,「|」,「&」,「^」
ハイフン(-)は使用できますが,異なるCPAファイルに対してメッセージ交換定義導入コマンドを実行したときに重複エラー(KDEB02309-E)が発生するおそれがあります※3
2PartyInfo/@partyName63バイト以下の文字列で指定します。※2
3PartyInfo/PartyId63バイト以下の文字列で指定します。※2
次の文字は,使用できません。
「¥」,「/」,「:」,「,」,「;」,「*」,「?」,「"」,「<」,「>」,「|」,「&」,「^」
ハイフン(-)は使用できますが,異なるCPAファイルに対してメッセージ交換定義導入コマンドを実行したときに重複エラー(KDEB02309-E)が発生するおそれがあります※3
4PartyInfo/PartyId/@type指定する場合,255バイト以下の文字列で指定します。※2
5PartyInfo/CollaborationRole/Role/@name255バイト以下の文字列で指定します。※2
6PartyInfo/CollaborationRole/ServiceBinding/Service255バイト以下の文字列で指定します。※2
7PartyInfo/CollaborationRole/ServiceBinding/Service/@type指定する場合,255バイト以下の文字列で指定します。※2
8PartyInfo/CollaborationRole/ServiceBinding/CanSend/ThisPartyActionBinding/@action255バイト以下の文字列で指定します。※2
9PartyInfo/CollaborationRole/ServiceBinding/CanReceive/ThisPartyActionBinding/@action255バイト以下の文字列で指定します。※2
10PartyInfo/DeliveryChannel/MessagingCharacteristics/@syncReplyMode指定する場合,"none"または"mshSignalsOnly"のどちらかを指定します。指定を省略した場合,"none"が適用されます。
11PartyInfo/DeliveryChannel/MessagingCharacteristics/@ackRequested"never"または"always"のどちらかを指定してください。指定を省略した場合,"never"が適用されます。
12PartyInfo/DeliveryChannel/MessagingCharacteristics/@ackSignatureRequested"never"または"always"のどちらかを指定してください。指定を省略した場合,"never"が適用されます。
13PartyInfo/DeliveryChannel/MessagingCharacteristics/@duplicateElimination"never"または"always"のどちらかを指定してください。指定を省略した場合,"never"が適用されます。
14PartyInfo/Transport/TransportSender/TransportProtocol"HTTP"を指定します。
15PartyInfo/Transport/TransportSender/TransportProtocol/@version"1.0"または"1.1"を指定します。
16PartyInfo/Transport/TransportSender/AccessAuthentication指定する場合,"basic"を指定します。指定しない場合,HTTPの認証は行われません。
なお,HTTP認証を実施する場合は,この項目だけでなく,CPA拡張定義ファイルのAccessAuthenticationInfoも指定する必要があります。
17PartyInfo/Transport/TransportSender/TransportClientSecurity/TransportSecurityProtocol暗号化通信をする場合,"SSL"または"TLS"を指定します。指定しない場合,どちらのセキュリティプロトコルも使用されません。
18PartyInfo/Transport/TransportSender/TransportClientSecurity/TransportSecurityProtocol/@version項番17が"SSL"の場合は"3.0"を指定します。項番17が"TLS"の場合は"1.0"を指定します。項番17を指定し,この項目を指定しない場合,項番17が"SSL"であれば"3.0"と解釈され,"TLS"であれば"1.0"と解釈されます。
19PartyInfo/Transport/TransportReceiver/TransportProtocol"HTTP"を指定します。
20PartyInfo/Transport/TransportReceiver/TransportProtocol/@version"1.0"または"1.1"を指定します。
21PartyInfo/Transport/TransportReceiver/AccessAuthentication指定する場合,"basic"を指定します。指定しない場合,HTTPの認証は行われません。
なお,HTTP認証を実施する場合は,この項目だけでなく,CPA拡張定義ファイルのAccessAuthenticationInfoも指定する必要があります。
22PartyInfo/Transport/TransportReceiver/Endpoint/@url次の形式で指定します。
http://<ホスト名>:<ポート番号>/ebxml/msh/recv/handler
  • セキュリティプロトコルを使用する場合は,HTTPではなく,HTTPSを指定します。
  • <ホスト名>には,ebXMLサーバのホスト名を指定します。
  • <ポート番号>には,Hitachi Web Serverのポート番号を指定します。
23PartyInfo/Transport/TransportReceiver/TransportServerSecurity/TransportSecurityProtocol暗号化通信をする場合,"SSL"または"TLS"を指定します。指定しない場合,どちらのセキュリティプロトコルも使用されません。
24PartyInfo/Transport/TransportReceiver/TransportServerSecurity/TransportSecurityProtocol/@version項番23が"SSL"の場合は"3.0"を指定します。項番23が"TLS"の場合は"1.0"を指定します。項番23を指定し,この項目を指定しない場合,項番23が"SSL"であれば"3.0"と解釈され,"TLS"であれば"1.0"と解釈されます。
25PartyInfo/DocExchange/ebXMLSenderBinding/ReliableMessaging/MessageOrderSemantics指定する場合,"NotGuaranteed"を指定します。
26PartyInfo/DocExchange/ebXMLReceiverBinding/ReliableMessaging/MessageOrderSemantics指定する場合,"NotGuaranteed"を指定します。
27PartyInfo/DocExchange/*/PersistDuration指定する場合,送信パーティの"(Retries + 1) * RetryInterval"の計算値よりも長い期間を指定します。

注※1 ここで示すCPAファイルの項目のルート要素は"CollaborationProtocolAgreement"です。

注※2 各キーのバイト長は,MSH実行環境定義ファイルのSYSTEM_INFO/ENCODINGに指定した文字コードでのバイト長を意味します。MSH実行環境定義ファイルの詳細については,「7.4 MSH実行環境定義ファイル(mshenv.xml)」を参照してください。

注※3 CPAファイルAとBに対して,それぞれメッセージ交換定義導入コマンドを実行した場合に重複エラーが発生する指定例を,次に示します。

この場合,メッセージ交換定義導入コマンドを実行してメッセージ交換定義ファイルを生成すると,両方のメッセージ交換定義識別子が"aa-bb-cc"となり,重複エラーが発生します。