リソースアダプタであるDB Connectorの環境設定方法について説明します。DB Connectorの設定は,Cosminexusのサーバ管理コマンドを使用します。サーバ管理コマンドの操作方法については,マニュアル「Cosminexus アプリケーション設定操作ガイド」を参照してください。コマンドの詳細については,マニュアル「Cosminexus リファレンス コマンド編」を参照してください。属性ファイルの詳細については,マニュアル「Cosminexus リファレンス 定義編」を参照してください。
また,DB Connectorの環境設定をするときに使用する値と,MSH実行環境定義ファイルに指定する値とを合わせる必要がある個所があります。MSH実行環境定義ファイルの詳細については,「7.4 MSH実行環境定義ファイル(mshenv.xml)」を参照してください。
uCosminexus Application ServerにDB Connectorをインポートします。リソースのインポートコマンド(cjimportres)を実行し,次のファイルをインポートしてください。引数に指定するサーバ名称には,"ebxml"を指定してください。
<Cosminexusのインストールディレクトリ>¥CC¥DBConnector¥DBConnector_DABJ_CP.rar
DB Connectorのプロパティ定義の手順を次に示します。コマンドの引数に指定するサーバ名称には,"ebxml"を指定してください。
表3-6 DB Connectorのプロパティの定義内容
項番 | 項目 | 対応するConnector属性ファイルのタグ | 設定内容 |
---|---|---|---|
1 | DB Connectorの名称 | <display-name>タグ | プロパティの値として,"MSHDB"を指定します。 |
2 | DABroker Library との接続種別 | <config-property>タグのnetworkProtocol | プロパティの値として,"lib"を指定します。 |
3 | 接続するデータベース種別 | <config-property>タグのdatabaseName | プロパティの値として,"HIRDB"を指定します。 |
4 | 接続するデータベースに必要な接続付加情報 | <config-property>タグのdescription | プロパティの値として,"@DABENVGRP=MSHGRP"を指定します。 |
5 | Cosminexus DABroker Libraryからの受信データのバッファ長 | <config-property>タグのbufSize | プロパティの値として,MSH実行環境定義(PERSISTコンテナのMESSAGE_ARCHIVE_DIVISION_SIZEキー)に指定したサイズに,1を足した値を指定します。 例えば,MSH実行環境定義(PERSISTコンテナのMESSAGE_ARCHIVE_DIVISION_SIZEキー)に指定した値が1024であれば,1025を指定します。 |
6 | コネクションプールにプールするコネクションの最大値 | <property>タグのMaxPoolSize | プロパティの値として,「3.3.1(1) データベース接続数」で見積もった,データベースへの最大接続数を指定します。 |
7 | コネクションプールにプールするコネクションの最小値 | <property>タグのMinPoolSize | プロパティの値として,「3.3.1(1) データベース接続数」で見積もった,データベースへの最大接続数から5を引いた値を指定します。 |
8 | データベースに接続するユーザーのユーザーID | <property>タグのUser | プロパティの値として,「3.6.3 HiRDBのクライアント環境変数の設定」のPDUSER設定で指定したユーザーIDを指定します。 |
9 | データベースに接続するユーザーのパスワード | <property>タグのPassword | プロパティの値として,「3.6.3 HiRDBのクライアント環境変数の設定」のPDUSER設定で指定したパスワードを指定します。 |
登録・設定したDB Connectorを,J2EEサーバへデプロイします。コマンドの引数に指定するサーバ名称には,"ebxml"を指定してください。