6.4.1 ビジネスメッセージが一時停止状態になった場合の対処

ビジネスメッセージが一時停止状態になった場合,次の方法で対処してください。

  1. 障害の原因をトレースから調査し,原因を取り除く。
    障害の原因を取り除いてから,次の手順に進んでください。取り除かないまま手順を進めると,ビジネスメッセージは再度一時停止状態になります。
  2. 一時停止状態になったビジネスメッセージを解除する。
    一時停止メッセージ解除コマンドを実行すると,該当するビジネスメッセージの状態が"受信中"または"送信中"になります。
    一時停止メッセージ解除コマンド実行時には,該当するビジネスメッセージのメッセージングコンテキスト識別子をオプションに指定します。メッセージングコンテキスト識別子は,運用支援GUIまたはトレースから調べることができます。
    一時停止状態になったビジネスメッセージが複数ある場合は,複数回一時停止メッセージ解除コマンドを実行してください。
    一時停止メッセージ解除コマンドの詳細については,「9.3 システム構築・運用コマンド」のMSHReleaseMessageを参照してください。
  3. タイマーを再起動させる。
    タイマー回復コマンドを実行すると,タイマーが回復します。"受信中"または"送信中"だったビジネスメッセージの送受信が行われます。
    障害が回復されていない場合は,"一時停止"状態に戻ります。再度障害の要因調査から繰り返してください。