3.8.4 CPAファイル・メッセージ交換定義ファイルの生成(HTTPベーシック認証)

CPAファイルにHTTPベーシック認証に必要な項目を定義し,定義したCPAファイルを基にメッセージ交換定義ファイルを生成します。メッセージ交換定義ファイルを生成してMSH実行環境に導入することで,企業間でのビジネスメッセージの交換にHTTPベーシック認証を適用できます。

送信側・受信側のuCosminexus Message Service for ebXMLのシステムで同一のCPAファイルおよびメッセージ交換定義ファイルを生成してください。

<この項の構成>
(1) CPAファイルへの定義項目
(2) メッセージ交換定義ファイルの生成

(1) CPAファイルへの定義項目

CPAファイルに,HTTPベーシック認証をするために定義する必要がある項目を,次に示します。

表3-8 CPAファイルへの定義項目(HTTPベーシック認証)

項番要素属性項目説明
1PartyInfo送信パーティに関する定義です。
2└Transport送信パーティに関する転送定義です。
3  └TransportSender送信側転送定義
4   └AccessAuthenticationHTTP認証情報HTTP認証の種類を指定します。ベーシック認証をする指定にします。

(凡例)-:なし


(2) メッセージ交換定義ファイルの生成

CPAファイルおよびCPA拡張定義ファイルの記述がHTTPベーシック認証をする設定になっていることを確認してから,メッセージ交換定義ファイルを生成します。

メッセージ交換定義ファイルを生成するには,メッセージ交換定義導入コマンドを実行します。送信側のuCosminexus Message Service for ebXMLと受信側のuCosminexus Message Service for ebXMLの両方でコマンドを実行します。メッセージ交換定義導入コマンドの詳細については,「9.3 システム構築・運用コマンド」のMSHDeployMsgDefを参照してください。