HiRDBのディスク容量の見積もりについて説明します。
HiRDBのシステム定義(pd_max_usersオペランド)に設定する,データベースへの最大同時接続数を見積もります。最大同時接続数は,実際の同時接続数よりも余裕を持たせる必要があるため,次の式のとおりに見積もってください。
(uCosminexus Message Service for ebXMLでビジネスメッセージを同時に送信・受信処理する数)+ 5
作成する各テーブルの最大レコード件数を見積もります。レコード件数を見積もるために,次の値を見積もる必要があります。
送信・受信メッセージの蓄積数,およびビジネスメッセージの分割比率を見積もったら,それらを基に作成する各テーブルの最大レコード件数を見積もります。作成する各テーブルの最大レコード件数の求め方を,次に示します。
表3-1 レコード件数の見積もり式
項番 | テーブル名 | 用途 | テーブルの最大レコード件数 | |
---|---|---|---|---|
高信頼配信をする場合※1 | 高信頼配信をしない場合※2 | |||
1 | MshMessaging | ビジネスメッセージの情報を格納 | (送信メッセージの蓄積数)+(受信メッセージの蓄積数) | |
2 | MshMsgArchive | ビジネスメッセージの実体を格納 | ((送信メッセージの蓄積数)+(受信メッセージの蓄積数))×(分割比率)×2 | ((送信メッセージの蓄積数)+(受信メッセージの蓄積数))×(分割比率) |
3 | MshSendTimer | 送信タイマーの情報を格納 | (送信メッセージの蓄積数)+(受信メッセージの蓄積数) | (送信メッセージの蓄積数) |
4 | MshNotifyApTimer | AP通知タイマーの情報を格納 | (送信メッセージの蓄積数)+(受信メッセージの蓄積数) | |
5 | MshAdmin | システム管理者の情報を格納 | システム管理者の数 |
注※1 QoSレベルにOnce and Only OnceまたはAt Least Onceを選択する場合です。
注※2 QoSレベルにBest Effortを選択する場合です。