uCosminexus Message Service for ebXMLがビジネスメッセージの高信頼配信やセキュリティ通信を実現するためには,CPAファイルだけでは情報に過不足があり,ビジネスメッセージを送受信できません。そこでユーザーがメッセージ交換定義導入コマンドを実行して,CPAファイルからメッセージ交換定義ファイルを生成します。uCosminexus Message Service for ebXMLは,メッセージ交換定義ファイルを基にビジネスメッセージを送受信します。
メッセージ交換定義ファイル生成の概要を,次の図に示します。
図3-4 メッセージ交換定義ファイル生成の概要
![[図データ]](figure/zu030350.gif)
- CPA拡張定義ファイル
- ビジネスメッセージの交換に必要な情報技術に関する合意のうち,CPAファイルに不足している内容を定義します。CPA拡張定義ファイルについての詳細は,「7.7 CPA拡張定義ファイル」を参照してください。
- メッセージ交換定義導入コマンド
- CPAファイルおよびCPA拡張定義ファイルからメッセージ交換定義ファイルを生成するために,ユーザーが実行するコマンドです。メッセージ交換定義導入コマンドの詳細については,「9.3 システム構築・運用コマンド」のMSHDeployMsgDefを参照してください。
- メッセージ交換定義ファイル
- メッセージ交換定義ファイルは,uCosminexus Message Service for ebXMLのシステム内に複数導入できます。複数の企業との取引や,同一企業との複数取引をしたい場合は,各取引に応じたメッセージ交換定義ファイルをuCosminexus Message Service for ebXMLのシステムに導入してください。