uCosminexus Message Service for ebXMLのシステムを起動する手順について説明します。ここでは,前提ソフトウェアを含めてシステム全体を起動する方法について説明します。システムを起動する前に,前提ソフトウェアおよびuCosminexus Message Service for ebXMLの定義ファイルの準備をしておいてください。
uCosminexus Message Service for ebXMLのシステムを起動する手順の中で実行するHiRDBのコマンドについてはマニュアル「HiRDB コマンドリファレンス」を,Cosminexusのコマンドについてはマニュアル「Cosminexus リファレンス コマンド編」を参照してください。また,uCosminexus Message Service for ebXMLのコマンドについては「9. コマンドリファレンス」を参照してください。
- HiRDBの開始
HiRDBのpdstartコマンドを実行して,HiRDBを開始してください。
- CosminexusのPRFデーモンの開始
Cosminexusのcprfstartコマンドを実行して,PRFデーモンを開始してください。
- Windowsの場合
<Cosminexusのインストールディレクトリ>¥PRF¥bin¥cprfstart
- UNIXの場合
/opt/Cosminexus/PRF/bin/cprfstart
- JavaのRMIレジストリの起動
次のコマンドを実行して,JavaのRMIレジストリを起動してください。
- Windowsの場合
<uCosminexus Message Service for ebXMLのインストールディレクトリ>¥bin¥RMIRegistryStart
- UNIXの場合
/opt/ebxml/msh/bin/RMIRegistryStart
- RMIサーバのデフォルトポート(1099)が,すでに使用されている場合
- MSH実行環境定義ファイル(END_POINTコンテナのTIMER_SENDキーおよびTIMER_NOTIFY_APキー)の設定を変更する必要があります。MSH実行環境定義ファイルの設定の詳細については,「7.4 MSH実行環境定義ファイル(mshenv.xml)」を参照してください。
- また,JavaのRMIレジストリを起動するとき,RMIレジストリ起動コマンドに引数としてポート番号を指定して実行してください。
- J2EEサーバ,およびuCosminexus Message Service for ebXMLのアプリケーションの起動
次のコマンドを実行して,J2EEサーバ,およびuCosminexus Message Service for ebXMLのアプリケーションを起動してください。
- Windowsの場合
<uCosminexus Message Service for ebXMLのインストールディレクトリ>¥bin¥MSHAppStart
- UNIXの場合
/opt/ebxml/msh/bin/MSHAppStart
- タイマー監視の開始
次のコマンドを実行して,タイマー監視を開始してください。
- Windowsの場合
<uCosminexus Message Service for ebXMLのインストールディレクトリ>¥bin¥MSHTimerStart
- UNIXの場合
送信タイマーの起動
/opt/ebxml/msh/bin/MSHTimerStart -send
AP通知タイマープロセスの起動
/opt/ebxml/msh/bin/MSHTimerStart -notifyap
AP通知タイマープロセスは,送信タイマー起動後,約1分以内に起動してください。
- Hitachi Web Serverの起動
- Windowsの場合
Windowsのサービスから,"Hitachi Web Server"を開始してください。
- UNIXの場合
次のユティリティを実行して,Hitachi Web Serverを起動してください。
/opt/hitachi/httpsd/sbin/httpsdctl start