ビジネスメッセージを送信するために必要な情報をまとめておく定義ファイルです。ビジネスメッセージ送信コマンドを実行するときに,このファイルのフルパスを-cfオプションの引数に指定します。ビジネスメッセージ送信コマンドの詳細については,「9.3 システム構築・運用コマンド」のMSHSendMessageを参照してください。
XML形式です。記述形式の詳細については,「7.2 定義ファイルの形式」を参照してください。
送信情報ファイルの格納先は任意です。
なお,次のディレクトリにサンプルファイルがあります。サンプルファイルを定義ファイルの格納ディレクトリにコピーして編集してください。
<uCosminexus Message Service for ebXMLインストールディレクトリ>¥sample¥conf¥sendinfo.xml
/opt/ebxml/msh/sample/conf/sendinfo.xml
送信情報ファイルで定義できるキー要素の一覧を,次の表に示します。
表7-9 送信情報ファイルのキー要素一覧
項番 | コンテナ | キー | 説明 | デフォルト値 | 任意/必須 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 送信メッセージ定義 SEND_MESSAGE_DEFINITION | メッセージ交換定義識別子※1 MESSAGING_DEFINITION_ID | メッセージ交換定義識別子を,127バイト以内の文字列で指定します。※2 | なし。 | 必須 |
2 | サービス名 SERVICE | CPAファイルに記載されている,送信対象のサービス名を255バイト以内の文字列で指定します。※2 | なし。 | 必須 | |
3 | サービス名表記種別※1 SERVICE_TYPE | CPAファイルに記載されている,送信対象のサービス名表記種別を255バイト以内の文字列で指定します。※2 | なし。 | 任意 | |
4 | アクション名※1 ACTION | CPAファイルに記載された,送信対象のアクション名を255バイト以内の文字列で指定します。※2 | なし。 | 必須 | |
5 | 会話識別子 CONVERSATION_ID | 業務アプリケーション側でebXMLの会話管理をする場合,その会話を一意に識別する識別子を255バイト以内の文字列で指定します。※2 | なし。 | 任意 | |
6 | メッセージ識別子 MESSAGE_ID | 業務アプリケーション側でビジネスメッセージに対して識別子を割り当てたい場合に,255バイト以内の文字列を指定します。※2 | なし。 | 任意 | |
7 | 参照メッセージ識別子 REF_TO_MESSAGE_ID | 送信メッセージを,ある送信メッセージと関連づけたい場合など,呼び出し側の運用で必要な場合だけ指定します。255バイト以内の文字列で指定します。※2 | なし。 | 任意 |
注※1 キーに指定する値はXML属性値であるため,次を考慮して指定してください。
注※2 各キーのバイト長は,MSH実行環境定義ファイルのSYSTEM_INFO/ENCODINGに指定した文字コードでのバイト長を意味します。MSH実行環境定義ファイルの詳細については,「7.4 MSH実行環境定義ファイル(mshenv.xml)」を参照してください。
<?xml version="1.0" encoding="Shift-JIS"?>
<Configuration
xmlns="http://www.hitachi.co.jp/soft/xml/ebxml/msh/common/configuration/config/rcvdef.xsd"
xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance">
<Container id="SEND_MESSAGE_DEFINITION">
<Key id="MESSAGING_DEFINITION_ID">cpa001-partyA</Key>
<Key id="SERVICE">Order Service</Key>
<Key id="SERVICE_TYPE">anyURI</Key>
<Key id="ACTION">Purchase Order Request Action</Key>
</Container>
</Configuration>
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<Configuration
xmlns="http://www.hitachi.co.jp/soft/xml/ebxml/msh/common/configuration/config/rcvdef.xsd"
xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance">
<Container id="SEND_MESSAGE_DEFINITION">
<Key id="MESSAGING_DEFINITION_ID">cpa001-partyA</Key>
<Key id="SERVICE">Order Service</Key>
<Key id="SERVICE_TYPE">anyURI</Key>
<Key id="ACTION">Purchase Order Request Action</Key>
</Container>
</Configuration>