MSHTerminateMessage(ビジネスメッセージ強制終了)
形式
MSHTerminateMessage [-f]
-m <メッセージングコンテキスト識別子>
機能
OPEN状態の送信メッセージおよび受信メッセージを,強制的にCLOSED状態とします。ビジネスメッセージに関連するタイマー情報も,同時にCLOSED状態にします。
このコマンドを実行して出力されるメッセージは,共通トレースに出力されます。ただし,このコマンドを実行してエラーが発生した場合,エラー内容によっては共通トレースでなくMSH実行環境トレースに出力されます。
オプション
- -f
- uCosminexus Message Service for ebXMLにアクセスしないで,ビジネスメッセージを強制終了します。uCosminexus Message Service for ebXMLの停止中にビジネスメッセージを強制終了させたいときは,このオプションを指定してください。
- uCosminexus Message Service for ebXMLが起動中にこのオプションを指定すると,内部の状態と矛盾が生じるおそれがあるため,指定しないでください。
- なお,-fオプションを指定しないでこのコマンドを実行した場合,uCosminexus Message Service for ebXMLにアクセスしてからコマンド処理をします。したがって,-fオプションを指定する場合と指定しない場合とでは,同じエラーの事象に対して出力されるメッセージ内容が異なることがあります。
- -m <メッセージングコンテキスト識別子>
- 強制終了するビジネスメッセージのメッセージングコンテキスト識別子を指定します。必ず指定してください。
戻り値
- Windowsの場合
0:正常終了しました。
1:警告付きで正常終了しました。対象のビジネスメッセージがないか,またはビジネスメッセージがすでにCLOSED状態です。
-1:引数エラーです。コマンド実行時に指定した引数に過不足があるか,または引数の指定方法に誤りがあります。
-2:実行エラーです。メモリ不足など,コマンド処理を継続できないエラーが発生しました。
-3:システム定義不正です。システム定義に不正があり,コマンド実行に必要な情報を取得できません。
- UNIXの場合
0:正常終了しました。
1:警告付きで正常終了しました。対象のビジネスメッセージがないか,またはビジネスメッセージがすでにCLOSED状態です。
2:引数エラーです。コマンド実行時に指定した引数に過不足があるか,または引数の指定方法に誤りがあります。
3:実行エラーです。メモリ不足など,コマンド処理を継続できないエラーが発生しました。
4:システム定義不正です。システム定義に不正があり,コマンド実行に必要な情報を取得できません。
注意事項
このコマンドは,通常は使用しません。障害が発生してビジネスメッセージの状態を変えなければならない場合に使用してください。
実行例
メッセージングコンテキスト識別子(009f90e3-000000fead8741e6-8008-00000000000000000000ffff0ad2191f)に対するビジネスメッセージを,強制的にCLOSED状態にする場合の実行例を,次に示します。
MSHTerminateMessage -m 009f90e3-000000fead8741e6-8008-00000000000000000000ffff0ad2191f