uCosminexus Message Service for ebXMLは,受信したビジネスメッセージのペイロードを受信メッセージ格納ディレクトリに格納するか,または格納しないでメモリに展開します。
ここでは,uCosminexus Message Service for ebXMLが受信したビジネスメッセージのペイロードをどのように処理するかについて説明します。
ユーザーは,受信メッセージ格納ディレクトリを業務に適した構成に設定できます。ディレクトリ構成には,単一ディレクトリ構成と階層ディレクトリ構成があります。
受信メッセージ格納ディレクトリに,直接ペイロードを格納する方法です。受信メッセージ格納ディレクトリの下に,ビジネスメッセージ別ディレクトリを作成することもできます。
受信メッセージ格納ディレクトリを階層に分けて格納する方法です。各階層の下に,さらにビジネスメッセージ別ディレクトリを作成することもできます。
CPAファイルに記載するサービスやアクションの種類ごとにペイロードを分けて格納できるため,uCosminexus Message Service for ebXMLのシステムで多様な取引内容を扱う場合に有効な方法です。
ペイロードをディレクトリに格納しないで,メモリを介して受け渡す方法です。
この方法は,uCosminexus Message Service for ebXMLが提供するUOCインターフェースを基に,ユーザーがUOCを作成した場合に選択できます。uCosminexus Message Service for ebXMLは,UOC呼び出し時のパラメタにペイロードを設定して,メモリに展開します。
「1.4.4 ビジネスメッセージ情報の通知」で説明するビジネスメッセージ情報の通知方法をしてUOCを使用する場合は,この方法を選択できます。JP1のイベント送信を使用する場合は選択できません。