CPAファイルにHTTPベーシック認証に必要な項目を定義し,定義したCPAファイルを基にメッセージ交換定義ファイルを生成します。メッセージ交換定義ファイルを生成してMSH実行環境に導入することで,企業間でのビジネスメッセージの交換にHTTPベーシック認証を適用できます。
送信側・受信側のuCosminexus Message Service for ebXMLのシステムで同一のCPAファイルおよびメッセージ交換定義ファイルを生成してください。
CPAファイルに,HTTPベーシック認証をするために定義する必要がある項目を,次に示します。
表3-8 CPAファイルへの定義項目(HTTPベーシック認証)
項番 | 要素 | 属性 | 項目 | 説明 |
---|---|---|---|---|
1 | PartyInfo | - | - | 送信パーティに関する定義です。 |
2 | └Transport | - | - | 送信パーティに関する転送定義です。 |
3 | └TransportSender | - | 送信側転送定義 | - |
4 | └AccessAuthentication | - | HTTP認証情報 | HTTP認証の種類を指定します。ベーシック認証をする指定にします。 |
(凡例)-:なし
CPAファイルおよびCPA拡張定義ファイルの記述がHTTPベーシック認証をする設定になっていることを確認してから,メッセージ交換定義ファイルを生成します。
メッセージ交換定義ファイルを生成するには,メッセージ交換定義導入コマンドを実行します。送信側のuCosminexus Message Service for ebXMLと受信側のuCosminexus Message Service for ebXMLの両方でコマンドを実行します。メッセージ交換定義導入コマンドの詳細については,「9.3 システム構築・運用コマンド」のMSHDeployMsgDefを参照してください。