7.3 実行環境参照定義ファイル(mshenvrefs.xml)

MSH実行環境が構築されるディレクトリ,およびuCosminexus Message Service for ebXMLのシステムの共通トレースを定義します。

<この節の構成>
(1) 形式
(2) ファイルの格納先
(3) 定義できるコンテナ
(4) 定義できるキー
(5) 定義例

(1) 形式

XML形式です。記述形式の詳細については,「7.2 定義ファイルの形式」を参照してください。

(2) ファイルの格納先

(3) 定義できるコンテナ

(4) 定義できるキー

実行環境参照定義ファイルで定義できるキー要素の一覧を,次の表に示します。

表7-4 実行環境参照定義ファイルのキー要素一覧

項番コンテナキー説明デフォルト値任意/必須
1MSH実行環境定義
EXEC_ENV_REF_DEF
MSH実行環境ディレクトリ
EXEC_ENV_IO_DIR_PATH
MSH実行環境が構築されているディレクトリをフルパス(相対的な内容を含まない)で,かつ100バイト以内で指定します。なし。必須
2トレース定義
COMMON_TRACE
トレースファイル名
TRACE_FILE_NAME
共通トレースのトレースファイル名をフルパス(相対的な内容を含まない)で,かつ120バイト以内で指定します。
実際のトレースファイル名は,"<TRACE_FILE_NAMEで指定した名称>_[番号].log"となります。
指定を省略した場合,トレースファイルは次のディレクトリ下に出力されます。
  • Windowsの場合
    <uCosminexus Message Service for ebXMLインストールディレクトリ>¥log
  • UNIXの場合
    /opt/ebxml/msh/log
MshCommon任意
3トレースファイル数
OUTPUT_FILE_MAX_VALUE
トレースファイルの出力ファイル数を指定します。出力ファイル数が指定値になった場合,トレースファイルはラップアラウンドされます。
指定できる値の範囲は,1~64です。
4任意
4トレースファイルサイズ
FILE_SIZE_MAX_VALUE
個々のトレースファイルの最大サイズを指定します。単位はバイトです。
トレースファイルのサイズが指定したサイズを超過した場合,次のトレースファイルに出力されます。
指定できる値の範囲は,4096~16777216です。
8388608任意
5トレース出力レベル
TRACE_OUTPUT_LEVEL
トレースファイルに出力する情報のレベルを指定します。
指定できる値は,0,10,20,または30です。
20任意

注※ デフォルト値は8MBです。


(5) 定義例