MSH実行環境が構築されるディレクトリ,およびuCosminexus Message Service for ebXMLのシステムの共通トレースを定義します。
XML形式です。記述形式の詳細については,「7.2 定義ファイルの形式」を参照してください。
<uCosminexus Message Service for ebXMLインストールディレクトリ>¥conf¥mshenvrefs.xml
/opt/ebxml/msh/conf/mshenvrefs.xml
実行環境参照定義ファイルで定義できるキー要素の一覧を,次の表に示します。
表7-4 実行環境参照定義ファイルのキー要素一覧
項番 | コンテナ | キー | 説明 | デフォルト値 | 任意/必須 |
---|---|---|---|---|---|
1 | MSH実行環境定義 EXEC_ENV_REF_DEF | MSH実行環境ディレクトリ EXEC_ENV_IO_DIR_PATH | MSH実行環境が構築されているディレクトリをフルパス(相対的な内容を含まない)で,かつ100バイト以内で指定します。 | なし。 | 必須 |
2 | トレース定義 COMMON_TRACE | トレースファイル名 TRACE_FILE_NAME | 共通トレースのトレースファイル名をフルパス(相対的な内容を含まない)で,かつ120バイト以内で指定します。 実際のトレースファイル名は,"<TRACE_FILE_NAMEで指定した名称>_[番号].log"となります。 指定を省略した場合,トレースファイルは次のディレクトリ下に出力されます。
| MshCommon | 任意 |
3 | トレースファイル数 OUTPUT_FILE_MAX_VALUE | トレースファイルの出力ファイル数を指定します。出力ファイル数が指定値になった場合,トレースファイルはラップアラウンドされます。 指定できる値の範囲は,1~64です。 | 4 | 任意 | |
4 | トレースファイルサイズ FILE_SIZE_MAX_VALUE | 個々のトレースファイルの最大サイズを指定します。単位はバイトです。 トレースファイルのサイズが指定したサイズを超過した場合,次のトレースファイルに出力されます。 指定できる値の範囲は,4096~16777216です。 | 8388608※ | 任意 | |
5 | トレース出力レベル TRACE_OUTPUT_LEVEL | トレースファイルに出力する情報のレベルを指定します。 指定できる値は,0,10,20,または30です。 | 20 | 任意 |
注※ デフォルト値は8MBです。
<?xml version="1.0" encoding="Shift_JIS"?>
<Configuration
xmlns="http://www.hitachi.co.jp/soft/xml/ebxml/msh/common/configuration/config/config.xsd"
xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance">
<Container id="EXEC_ENV_REF_DEF">
<Key id="EXEC_ENV_IO_DIR_PATH">C:¥Program Files¥HITACHI¥ebxml¥msh¥mshenv</Key>
</Container>
<Container id="COMMON_TRACE">
<Key id="TRACE_FILE_NAME">C:¥Program Files¥HITACHI¥ebxml¥msh¥log¥MshCommon</Key>
<Key id="OUTPUT_FILE_MAX_VALUE">4</Key>
<Key id="FILE_SIZE_MAX_VALUE">8388608</Key>
<Key id="TRACE_OUTPUT_LEVEL">20</Key>
</Container>
</Configuration>
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<Configuration
xmlns="http://www.hitachi.co.jp/soft/xml/ebxml/msh/common/configuration/config/config.xsd"
xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance">
<Container id="EXEC_ENV_REF_DEF">
<Key id="EXEC_ENV_IO_DIR_PATH">/opt/ebxml/msh/mshenv</Key>
</Container>
<Container id="COMMON_TRACE">
<Key id="TRACE_FILE_NAME">/opt/ebxml/msh/log/MshCommon</Key>
<Key id="OUTPUT_FILE_MAX_VALUE">4</Key>
<Key id="FILE_SIZE_MAX_VALUE">8388608</Key>
<Key id="TRACE_OUTPUT_LEVEL">20</Key>
</Container>
</Configuration>