Enterprise SearchのJavaインターフェースを使用する際の注意事項を次に示します。
- Enterprise SearchのJavaインターフェースと検索サーバーはHTTPプロトコルで通信します。Enterprise SearchのJavaインターフェースを利用したアプリケーションを実行するマシンと検索サーバーが稼働するマシン間は,HTTPプロトコルで通信できるようにしてください。また,HTTPプロトコル通信時にBasic認証やDigest認証,Form認証,SiteMinderによる認証が発生するような環境では利用できません。認証が発生しないネットワーク構成にしてください。
- Enterprise SearchのJavaインターフェースと検索サーバー間の通信は検索リクエストも検索結果も平文でやりとりします。安全なネットワーク下でEnterprise SearchのJavaインターフェース利用マシンと検索サーバー運用マシンを接続してください。通信の暗号化が必要な場合は,検索サーバーをHTTPSで運用し,プログラム中で指定する接続検索サーバーもHTTPSとしてください。
- Enterprise SearchのJavaインターフェースと検索サーバーがHTTPSで通信する場合,Enterprise SearchのJavaインターフェースを呼び出しているJava環境で検索サーバーのSSLの証明書が信頼されていなくても(証明書で警告が発生しても)無視して通信します。ただし,SSLの証明書内のホスト名と実際に接続するURLのホスト名が異なる場合は接続できません。
- Enterprise SearchのJavaインターフェースに指定可能な検索条件の限界は次のとおりです。
- 文章検索:30,000文字(30,000文字より後ろは無視する)
- 文章検索以外の指定:合計2,000文字まで
UCS-2の範囲を超える文字は1文字を2文字として数えます。
- Enterprise SearchのJavaインターフェースを使用するアプリケーションプログラム上でJavaのセキュリティチェックを行う場合は,セキュリティポリシーに次の指定を加えてください。
grant codeBase "file:Enterprise Searchインストールディレクトリ/lib/iwsSearch.jar"
{
permission java.net.SocketPermission "検索サーバーホスト名", "connect";
}; |
※アンダーバーの部分は,構築環境に応じた値を設定してください。 |