1.2 ポートレットの開発の流れ

ここでは,ポートレットの開発の流れについて説明します。ポートレットの開発の流れを次の図に示します。

図1-2 ポートレットの開発の流れ

[図データ]

手順
  1. ポートレットの目的を検討します。
    だれが何をするためのポートレットを開発したいのかを整理します。
  2. ポートレットの種類を決定します。
    1.で整理した目的に応じて,ポートレットの種類を決定します。コンテンツの種類に応じて,カスタムポートレット,Fileポートレット,Webポートレット,またはWebコンテンツポートレットのどれかを選択します。また,システムの規模に応じて,分散ポートレットが必要かどうかを検討します。
  3. ポートレットの機能を決定します。
    カスタムポートレット,およびFileポートレットの場合
    各ポートレットの機能,およびターゲットとするデバイス(PC,iモード,またはEZweb)を決定します。
    カスタムポートレットの日立APIポートレットのコンテンツを開発する場合,uCosminexus Portal Frameworkが提供する機能から必要な機能を取捨選択して,ポートレットの機能を決定します。
    Webポートレット,分散ポートレット,およびWebコンテンツポートレットの場合
    Webポートレットを作成する場合,どのWebページのコンテンツをどのようにポータルに取り込むかを決定します。
    分散ポートレットを作成する場合,どのポータルのどのポートレットを自ポータルに取り込むかを決定します。
    Webコンテンツポートレット作成する場合,どのWebページのコンテンツをどのように加工し,どのテンプレートでポータルに取り込むかを決定します。
  4. ポートレットのコンテンツを開発します。
    カスタムポートレット,およびFileポートレットの場合
    ターゲットとするデバイスに対応するHTML/CHTML/HDMLのバージョンでコンテンツを開発する必要があります。uCosminexus Portal Frameworkが対応している各言語のバージョンについては,「2.1.1 ターゲットとするデバイス」を参照してください。
    カスタムポートレットのコンテンツ作成の詳細は,「3. カスタムポートレットの作成」を参照してください。
    Fileポートレットのコンテンツ作成の詳細は,「4. Fileポートレットの作成」を参照してください。
    Webポートレット,および分散ポートレットの場合
    コンテンツを作成する必要はありません。次の5.に進んでください。
    Webコンテンツポートレットの場合
    コンテンツ,ポートレットの作成,およびポータルへの登録をする必要はありません。運用管理ポートレットでパラメタを設定して,7.へ進んでください。
  5. ポートレットを作成します。
    ターゲットとするデバイスに,ポートレットを表示するための設定を行います。各ポートレットの詳細設定は,このマニュアルの次の個所を参照してください。
  6. ポートレットをポータルに登録します。
    ポートレットの登録方法については,マニュアル「uCosminexus Portal Framework システム管理者ガイド」の「ポートレットの登録」の説明を参照してください。
  7. ポートレットをデバッグします。
    登録したポートレットが正しく動作するかどうかを確認します。ポートレットを確認するためにはポータルサーバを再起動する必要があります。ポータルサーバの起動方法については,マニュアル「uCosminexus Portal Framework システム管理者ガイド」の「ポータルの起動と終了」の説明を参照してください。