クライアントサイドデータ通信タグライブラリは,シンプルで統一感のあるユーザインタフェースを実現するためのAPIを提供します。このAPIを利用して,ドラッグ&ドロップ機能およびデータフォーム転送機能の二つの機能を実現できます。
このタグライブラリを使用する際の前提となる条件を次に示します。
<taglib>
<taglib-uri>http://soft.hitachi.co.jp/portal/api/csdc</taglib-uri>
<taglib-location>/WEB-INF/cosmi/portal/taglib/csdc.tld</taglib-location>
</taglib>
{PROJECT_HOME}¥WEB-INF
<%@ taglib uri="http://soft.hitachi.co.jp/portal/api/csdc" prefix="csdc" %>
<servlet>
<servlet-name>csdc</servlet-name>
<jsp-file>/js/csdc.jsp</jsp-file>
</servlet>
<servlet-mapping>
<servlet-name>csdc</servlet-name>
<url-pattern>/js/csdc.js</url-pattern>
</servlet-mapping>
クライアントサイドデータ通信タグライブラリの一覧を次の表に示します。
表14-11 クライアントサイドデータ通信タグライブラリの一覧
タグ名 | 説明 | JSPスクリプトレット式で評価される属性値 |
---|---|---|
csdc:body | コピー元およびコピー先のHTML構成を定義します。<csdc:src>および<csdc:dest>の子要素として利用できます。 | - |
csdc:dest | データ転送先オブジェクトを定義します。 | datatype,nodetype |
csdc:dragicon | ドラッグ用のアイコン(img要素)を出力します。<csdc:src>の<csdc:body>の子要素としてだけ利用できます。 | desc,escape,hid,src,align,type |
csdc:oncopy | コピーイベントハンドラを作成します。<csdc:src>の子要素としてだけ利用できます。 | name |
csdc:onpaste | ペーストイベントハンドラを定義します。<csdc:dest>の子要素としてだけ利用できます。 | name |
csdc:serializeJ2H | Javaオブジェクトをシリアライズします。次のJavaデータ型をサポートします。
| data,type |
csdc:src | データ転送元のオブジェクトを定義します。 | datatype |
csdc:use | クライアントサイドデータ通信機能を使用するための初期定義をします。このタグライブラリは,ポートレット/テンプレート上で<body>タグ内に1回だけ定義します。また,フレームで使用する場合には,そのフレームを取り込んでいるウィンドウの<body>タグ内に定義します。 | type |