5.5 デバイスに対応するための設定(Multi Web Portlet)

Multi Web Portletでは,PCだけでなく携帯電話(iモード,およびEZweb)からアクセスできるコンテンツを作成します。コンテンツは,クライアントのデバイス(PC,iモード,またはEZweb)ごとに対応する言語で作成する必要があります。ただし,PCの場合は,iframeタグをサポートしたWebブラウザ(Internet Explorer,Firefox,またはNetscape Navigator)で表示されます。

ポータルにアクセスできるクライアントのデバイスの種類と,対応する言語を次の表に示します。

表5-13 クライアントのデバイスの種類と対応する言語(Multi Web Portlet)

クライアントデバイス対応する言語
HTML4.01に対応するWebブラウザのあるPCHTML
iモード対応HTML2.0に対応するiモードの携帯電話CHTML
Version 3.3 for HDMLに対応するEZwebの携帯電話HDML

クライアントのデバイスに合ったコンテンツ表示するために,各デバイスに対応したURLを設定する必要があります。この設定は,ポートレットを登録する際にPortal Managerで行えます。Multi Web Portletの登録については,マニュアル「uCosminexus Portal Framework システム管理者ガイド」の「Webポートレットの設定」の説明を参照してください。

アクセスしてきたクライアントのデバイスの種別を判別して,クライアントに合ったコンテンツを選択するために,マッピング定義ファイルを使用します。一つのポートレットに一つのマッピング定義ファイルが必要です。

マッピング定義ファイルとクライアント判別について次の図に示します。

図5-5 マッピング定義ファイルとクライアント判別(Multi Web Portlet)

[図データ]

図の説明
  1. ユーザがポータルにアクセスしたときに,マッピング定義ファイルでユーザのクライアント種別を判別します。
  2. クライアント種別に合致したファイルを選択します。
  3. 選択したファイルをポータルで表示します。

マッピング定義ファイルは,ポートレット登録時に作成されます。ポートレット登録時に,マッピング定義ファイルの作成場所を指定します。ポートレットごとに作成したポートレットディレクトリの直下を指定します。