3.25.1 標準APIポートレットのディレクトリ構成
「3.25 標準APIポートレットのアーカイブの作成」の手順3.でファイルを作成するときの,標準APIポートレットのディレクトリ構成について説明します。
ポートレットを格納するときには,ポートレットごとにディレクトリを作成します。ファイル内のディレクトリ構成を次の図に示します。
図3-20 標準APIポートレットのディレクトリ
![[図データ]](figure/zu037300.gif)
- Javaクラス/JSP/HTMLファイル
- ポートレットディレクトリ直下に格納します。統合画面内で遷移させるJSPファイルは同じポートレットディレクトリ下に格納します。
- ポートレットアプリケーションDD(portlet.xml)
- ポートレットアプリケーションDDは,{PORTLET_HOME}¥WEB-INFに格納します。なお,ポートレットアプリケーションDDの詳細は「3.25.2 ポートレットアプリケーションDD(portlet.xml)の作成」を参照してください。
- WebアプリケーションのDD(web.xml)
- サーブレットのマッピング定義などに使用するWebアプリケーションのDD(web.xml)を{PORTLET_HOME}¥WEB-INFに格納します。
- クラスファイル
- サーブレットやユティリティクラスなどのクラスファイルは,{PORTLET_HOME}¥WEB-INF¥classesに格納します。
- {PORTLET_HOME}¥WEB-INF¥classesに格納したクラスファイルのデプロイ後の展開先は,uCosminexus Portal Frameworkがポータルプロジェクト内で使用するクラスフォルダとなるため,名前が重複するおそれがあります。また,ディレクトリ名の大文字小文字の区別がないOSを利用している場合,クラスのパッケージ名が不正となる場合があります。そのため,JARファイルを使用して格納することを推奨します。
- JARファイル
- JARファイルは,{PORTLET_HOME}¥WEB-INF¥libに格納します。なお,"hptl"で始まるJARファイル名は予約されているため使用できません。
- {PORTLET_HOME}¥WEB-INF¥libに格納したJARファイルのデプロイ後の展開先は,uCosminexus Portal Frameworkがポータルプロジェクト内で使用するライブラリフォルダとなります。なお,JARファイルのファイル名は,ポートレットアプリケーションDD(portlet.xml)で指定したポートレット名を接頭語とするファイル名にリネームされるため,ほかのポートレットとの名前重複を考慮する必要はありません。
- 画像ファイル
- 通常のWebアプリケーション作成時と同様に格納します。