3.25 標準APIポートレットのアーカイブの作成
ここでは,標準APIポートレットのアーカイブの作成について説明します。標準APIポートレットのアーカイブとは,ポートレットの実行に必要な,ポートレットコンテンツ(Javaクラス/JSP/HTMLファイル)およびポートレットアプリケーションDD(portlet.xml)などを一つにまとめた(パッケージした)ファイルのことです。このファイルを利用すると,ポートレットごとにクラスやコンテンツのデプロイおよびアンデプロイができ,複数のポートレットを効率良く管理できます。
標準APIポートレットのアーカイブの作成手順を次に示します。
- アーカイブファイルを作成するときのトップディレクトリ以下に,ポートレットコンテンツを格納します。
ここでは,アーカイブファイルを作成するときのトップディレクトリを{PORTLET_HOME}と表記します。アーカイブファイルを作成するときの,ポートレットのディクトリ構成については,「3.25.1 標準APIポートレットのディレクトリ構成」を参照してください。
- ポートレットアプリケーションDD(portlet.xml)を作成します。
ポートレットアプリケーションDDの詳細は,「3.25.2 ポートレットアプリケーションDD(portlet.xml)の作成」を参照してください。
- Javaアーカイブツールを使用してパッケージします。
パッケージするには,コマンドプロンプト上でカレントディレクトリを{Cosminexusインストールディレクトリ}¥JDK¥binに移動し,次のコマンドを実行します。
> jar cvf {アーカイブファイル格納ディレクトリ}/{ファイル名} -C {PORTLET_HOME}
- デプロイ用ファイルを作成し,EAR/WARファイルをデプロイします。
手順3で作成したファイルから,デプロイ用のアプリケーションファイルを作成し,デプロイします。
EAR/WARファイルのデプロイについては,マニュアル「uCosminexus Portal Framework システム管理者ガイド」の「標準APIポートレットのデプロイ」の説明を参照してください。
- <この節の構成>
- 3.25.1 標準APIポートレットのディレクトリ構成
- 3.25.2 ポートレットアプリケーションDD(portlet.xml)の作成