9.2.1 前提条件

<この項の構成>
(1) ポータルサーバの前提条件
(2) Webブラウザの前提条件
(3) その他の前提条件

(1) ポータルサーバの前提条件

ポータルサーバは,Webサーバとの連携が設定されている必要があります。

J2EEサーバモードを利用する場合,SecurityManager定義ファイルに「permission java.lang.reflect.ReflectPermission」定義があることを確認してください。セキュリティポリシーファイル(server.policy)の内容については,マニュアル「uCosminexus Portal Framework システム管理者ガイド」の「uCosminexus Portal Frameworkのセットアップ」の説明を参照してください。

(2) Webブラウザの前提条件

前提とするWebブラウザ,およびクライアントサイドデータ通信が提供する機能を次に示します。

表9-1 Webブラウザの前提条件

Webブラウザ提供機能※1提供API
Internet Explorerドラッグ&ドロップクライアントサイドデータ通信が提供するAPI※2
データフォーム転送

注※1 Windows XP SP2のポップアップブロックを設定している場合,ポータルクリップボードを使用したデータ転送はできません。

注※2 クライアントサイドデータ通信が提供するAPIの詳細は,「14.11 クライアントサイドデータ通信タグライブラリ」,「14.12 クライアントサイドデータ通信JavaScript」,および「14.13 クライアントサイドデータ通信クラスライブラリ」を参照してください。


(3) その他の前提条件

(a) セキュリティゾーン

クライアントサイドデータ通信機能を使用できるかどうかは,ポータルサイトが含まれるセキュリティゾーンによって異なります。セキュリティゾーンごとのクライアントサイドデータ通信機能の使用可否を次に示します。

表9-2 セキュリティゾーンごとの使用可否

項番セキュリティゾーン使用可否
1インターネット
2イントラネット
3信頼済みサイト
4制限付きサイト×
(凡例)
○:クライアントサイドデータ通信機能を使用できます。
×:クライアントサイドデータ通信機能を使用できません。

(b) ポートレットの表示モード

クライアントサイドデータ通信機能は,default.jspやSinglePortlet.jspを経由しているコンテンツで使用できます。ポートレットの表示モードごとの使用可否を次に示します。

表9-3 ポートレットの表示モードごとの使用可否

項番表示モードその他の条件使用可否
1通常
2最大化
3編集
4iframeポータルコンテンツのフレーム内に表示
5フレームを介さずブラウザに直接表示×
6新規ウィンドウ
7ポータル外コンテンツ×
(凡例)
-:該当しません。
○:クライアントサイドデータ通信機能を使用できます。
×:クライアントサイドデータ通信機能を使用できません。

注※ コンテンツ内にiframeを追加して,ポータル内のビヘイビア定義用コンテンツを取り込むと,クライアントサイドデータ通信機能を使用できます。この場合,ポートレット側を変更します。


(c) ポータル画面の表示方法

クライアントサイドデータ通信機能は,ポータル全体のコンテンツをフレーム内に表示する場合には使用できません。