13.1 カスタマイズ情報任意保存機能の使用方法

カスタマイズ情報は,通常ログアウト時に保存されますが,カスタマイズ情報任意保存機能を使用すると,ポートレット上で任意のタイミングで保存できるようになります。

カスタマイズ情報任意保存機能を使用する場合,カスタマイズ情報を追加・変更する処理部分に「排他区間」を設定する必要があります。

なお,排他区間の開始処理を行った場合は,必ず排他区間の終了処理をしてください。

ポートレット並列化機能を使用している場合
ポートレット並列化機能を使用している場合,自身のポートレットだけではなく,ほかのポートレットも同時にカスタマイズ情報にアクセスします。このため,各ポートレットで排他区間を必ず設定してください。排他区間を設定すると,排他区間中はほかのポートレットの保存処理が保留されます。
ポートレット並列化機能を使用している場合の,排他の仕様を次の表に示します。

表13-1 ポートレット並列化機能を使用している場合の排他の仕様

自身のポートレットの状態ほかのポートレットの状態
排他区間中保存処理中
排他区間中×
保存処理中××
(凡例)
○:並列実行できます。
×:並列実行できません。

一方のポートレットが排他区間中の場合は,他方のポートレットも排他区間を開始できます。
一方のポートレットが追加・変更したカスタマイズ情報を保存処理中の場合は,他方のポートレットが排他区間を開始することはできません。また,他方のポートレットの保存処理は,排他区間が終了するまで保留されます。