標準APIポートレットでは,リクエストを解析して実行情報を作成します。このとき,次のどちらかの情報があると,セッション上にあるすべてのポートレットのキャッシュ情報を初期化します。
キャッシュ初期化の対象になる情報を次の表に示します。
表3-16 キャッシュ情報の種類
キャッシュ情報の種類 | 説明 | サブレイアウト変更時の初期化処理※1 | コンテンツキャッシュ削除指定時の初期化処理 |
---|---|---|---|
コンテンツキャッシュ | ポートレットフラグメント領域のコンテンツ内容 | ○ | ○ |
レンダーパラメタ | render()実行時に使うパラメタ | ○ | × |
ポートレットモード | 表示対象となるポートレットモード | ○ | × |
ポートレット最小化フラグ※2 | MINIMIZEステートで表示するかどうかを示すフラグ | × | × |
注※1 キーボードから[Ctrl]+[N]で起動したウィンドウ上でサブレイアウトを変更した場合,同じセッションのすべてのブラウザで,操作中のポートレット表示が初期化されます。
注※2 ポートレット最小化フラグは,サブレイアウトごとにキャッシュを保持するため,サブレイアウトを切り替えたあとでも状態を保持します。セッションを破棄するまで有効です。