はじめに

このマニュアルは,次のプログラムプロダクトに対応するポートレットの開発方法,および開発時に使用するAPIについて説明したものです。

uCosminexus Portal Frameworkは,企業ポータルを構築および運用するソフトウェアです。

対象読者

このマニュアルは,uCosminexus Portal Frameworkに対応するポートレットを開発される方を対象としています。また,次の知識を持っていることを前提としています。

マニュアルの構成

このマニュアルは,次に示す編,章と付録から構成されています。

第1編 概要編
第1章 uCosminexus Portal Frameworkのポートレット
uCosminexus Portal Frameworkで使用できるポートレット,ポートレットの開発の流れおよびuCosminexus Portal Frameworkの特定の機能に対応するポートレットの概要について説明しています。
第2編 ポートレット開発編
第2章 ポートレット全般の前提知識
すべてのポートレットを作成する際に,前提となる知識について説明しています。
第3章 カスタムポートレットの作成
カスタムポートレットを作成する際の手順,および注意事項について説明しています。
第4章 Fileポートレットの作成
Fileポートレットを作成する際の手順,および注意事項について説明しています。
第5章 Webポートレットの作成
Webポートレットを作成する際の手順,前提知識,および注意事項について説明しています。
第6章 分散ポートレットの作成
分散ポートレットを作成する際の手順,および注意事項について説明しています。
第3編 特定の機能に対応するポートレットの開発編
第7章 シングルサインオン対応ポートレットの開発
シングルサインオン機能に対応したポートレットの開発方法について説明しています。
第8章 ポートレットイベント対応ポートレットの開発
ポートレットイベント機能に対応したポートレットの開発方法について説明しています。
第9章 クライアントサイドデータ通信対応ポートレットの開発
クライアントサイドデータ通信機能に対応したポートレットの開発方法について説明しています。
第10章 ナビゲーションメニュー対応ポートレットの開発
ナビゲーションメニューにメニューとして登録できるポートレットの開発方法について説明しています。
第11章 言語およびタイムゾーン切り替え対応ポートレットの開発
言語およびタイムゾーンの切り替え機能に対応したポートレットの開発方法について説明しています。
第12章 新規ウィンドウ対応ポートレットの開発
ナビゲーションメニューから表示する場合などに新規ウィンドウに表示できるポートレットの開発方法について説明しています。
第13章 カスタマイズ情報の任意保存対応ポートレットの開発
カスタマイズ情報の任意保存機能に対応したポートレットの開発について説明しています。
第4編 ライブラリ編
第14章 ライブラリ
uCosminexus Portal Frameworkで提供するライブラリについて説明しています。
付録A ポートレットのサンプル
uCosminexus Portal Frameworkで作成できるポートレットの開発例について説明しています。
付録B セルフユーザ登録のサンプルポートレット
セルフユーザ登録のサンプルポートレットについて説明しています。
付録C 各バージョンの変更内容
このマニュアルでの各バージョンの変更内容について説明しています。
付録D このマニュアルの参考情報
関連マニュアル,このマニュアルで使用している略語の意味などを説明しています。
付録E 用語解説
このマニュアルで使用する用語について説明しています。

読書手順

このマニュアルは,利用目的に合わせて次の個所をお読みいただくことをお勧めします。

[図データ]

操作方法の説明で使用する記号

このマニュアルでは,次に示す記号を使用して操作方法を説明しています。

記号意味
{ }ユーザが指定する内容を示します。
[ ]ウィンドウのボタン,チェックボックスの項目名,画面名,または画面内の項目名を示します。

構文の説明で使用する記号

このマニュアルでは,次に示す記号を使用して構文の要素を説明しています。

記号意味
横に並べられた複数の項目に対する項目間の区切りを示し,「または」の意味を表します。
(例)A|B
AまたはBを指定することを示します。
{ }この記号で囲まれている複数の項目のうちから一つを選択することを意味します。項目が横に並べられ,記号|で区切られている場合は,そのうちの一つを選択します。
(例){A|B|C}
 A,B,またはCのどれかを指定することを示します。
[ ]この記号で囲まれている項目は省略してもよいことを示します。複数の項目が横に並べて記述されている場合には,すべてを省略するか,記号{ }と同じくどれか一つを選択します。
(例) [A]
 「何も指定しない」か「Aを指定する」ことを示します。

図中で使用する記号

このマニュアルの図中で使用する記号を,次のように定義します。

[図データ]