processAction(),またはURLでポートレットモード,ウィンドウステート,またはレンダーパラメタが変更されたときに,ポートレットウィンドウの情報に変更内容を反映します。ここでは,変更内容を反映するときの動作を説明します。
(1) ポートレットモード変更
ポートレットモードは,ポートレットアプリケーションDD(portlet.xml)の<supports>タグに記載されているポートレットモードに変更できます。<supports>タグに記載されていないポートレットモードに変更すると,エラーになります。
URLでポートレットモードを指定する場合の,ポートレットモード変更時の動作を次の表に示します。
表3-19 ポートレットモード変更時の動作
URL | 動作 | |||
---|---|---|---|---|
ポートレットモード | ターゲットID | |||
サポート | 画面配置 | 画面表示 | ||
VIEW/EDIT/HELP | 記述あり | 配置あり | 表示 | モードを変更します。 |
非表示 | ||||
配置なし | 表示 | |||
非表示 | ||||
記述なし | 配置あり | 表示 | エラーを表示します。 | |
非表示 | ||||
配置なし | 表示 | |||
非表示 |
URLが,表示対象(MINIMIZEモード以外)のポートレットに対して許可されていないポートレットモードを指定した場合は,ポートレットフラグメント領域にエラーテンプレートで定義されたエラー画面を表示します。
(2) ウィンドウステート変更
ウィンドウステートをMINIMIZEに設定した場合は,render()を実行しません。URLで指定したポートレットが画面配置されている場合だけ,ウィンドウステートを変更します。
URLでウィンドウステートを指定する場合の,ウィンドウステート変更時の動作を次の表に示します。
表3-20 ウィンドウステート変更時の動作
URL | 動作 | ||
---|---|---|---|
ウィンドウステート | ターゲットID | ||
画面配置 | 画面表示 | ||
NORMAL/ MINIMIZE | 指定なし | レイアウト領域にエラー画面を表示します。 | |
配置あり | 表示 | ウィンドウステートを変更して,画面表示します。 | |
非表示 | |||
配置なし | 表示 | ウィンドウステートを変更しないで,前回レイアウトの初期画面を表示します | |
非表示 | |||
MAXIMIZE | 指定なし | レイアウト領域にエラー画面を表示します。 | |
配置あり | 表示 | ウィンドウステートを変更して,画面表示します。 | |
非表示 | |||
配置なし | 表示 | ||
非表示 |
なお,不正なウィンドウステートが指定された場合は,ポートレットフラグメント領域にエラーテンプレートで定義されたエラー画面を表示します。
(3) レンダーパラメタ変更
URLでレンダーパラメタを指定する場合の変更時の動作を次の表に示します。
表3-21 レンダーパラメタ変更時の動作
URL | 動作 | ||
---|---|---|---|
レンダーパラメタ | ターゲットID | ||
画面配置 | 画面表示 | ||
指定あり | 配置あり | 表示 | レンダーパラメタのキャッシュを削除して,レンダーパラメタを設定します。 |
非表示 | |||
配置なし | 表示 | ||
非表示 | |||
指定なし | - | レンダーパラメタを設定しません。 |