ポートレットとして開発したStrutsアプリケーションでは日立APIを使用することができます。日立APIを使用する場合の注意事項を以下に説明します。
(1) uCosminexus Portal Framework未起動時の動作
uCosminexus Portal Frameworkが起動していない場合に日立APIの呼び出しを行った場合,例外がスローされます。この事象を回避するためには,uCosminexus Portal Framworkを起動してからポートレットを動作させてください。
(2) 日立APIが出力するログ
日立APIが出力するログはポータル保守ログに出力されます。
(3) コンテキストパスの取得方法
uCosminexus Portal Frameworkが提供しているJavaScriptファイルや画像ファイルなどを参照する場合は次のリクエスト属性からコンテキストパスを取得してください。リクエストクラスのgetContextPath()メソッドからは取得することはできません。
リクエスト属性名:hptl.std.portal.contextpath
(4) 画面モードの対応
日立APIが提供している画面モードと標準APIのポートレットモードは次の通り対応しています。
表3-24 画面モードの対応(URL生成時の指定)
ポートレットモード | ウィンドウステート | ||||
---|---|---|---|---|---|
NORMALステート | MAXIMIZEDステート | MINIMIZEDステート | NEWWINDOWステート | IFRAMEステート | |
VIEWモード | DEFAULT | MAXIMIZE | - | NEWWINDOW | IFRAME |
EDITモード | - | EDIT | - | - | - |
HELPモード | - | - | - | - | - |
表3-25 画面モードの対応(現在の画面モード取得時)
ポートレットモード | ウィンドウステート | ||||
---|---|---|---|---|---|
NORMALステート | MAXIMIZEDステート | MINIMIZEDステート | NEWWINDOWステート | IFRAMEステート | |
VIEWモード | DEFAULT | MAXIMIZE | - | NEWWINDOW | IFRAME |
EDITモード | EDIT | EDIT | - | - | - |
HELPモード | - | - | - | - | - |
(5) 標準APIポートレットのポートレットID
日立APIに指定するポートレット名に標準APIポートレットのポートレットIDを指定する場合は,次のルールにより生成したIDを指定してください。
“標準APIポートレットが動作するコンテキストパス”+”.”+”ポートレットID”