3.19.7 ポートレットウィンドウの情報更新

processAction(),またはURLでポートレットモード,ウィンドウステート,またはレンダーパラメタが変更されたときに,ポートレットウィンドウの情報に変更内容を反映します。ここでは,変更内容を反映するときの動作を説明します。

<この項の構成>
(1) ポートレットモード変更
(2) ウィンドウステート変更
(3) レンダーパラメタ変更

(1) ポートレットモード変更

ポートレットモードは,ポートレットアプリケーションDD(portlet.xml)の<supports>タグに記載されているポートレットモードに変更できます。<supports>タグに記載されていないポートレットモードに変更すると,エラーになります。

URLでポートレットモードを指定する場合の,ポートレットモード変更時の動作を次の表に示します。

表3-19 ポートレットモード変更時の動作

URL動作
ポートレットモードターゲットID
サポート画面配置画面表示
VIEW/EDIT/HELP記述あり配置あり表示モードを変更します。
非表示
配置なし表示
非表示
記述なし配置あり表示エラーを表示します。
非表示
配置なし表示
非表示

URLが,表示対象(MINIMIZEモード以外)のポートレットに対して許可されていないポートレットモードを指定した場合は,ポートレットフラグメント領域にエラーテンプレートで定義されたエラー画面を表示します。

(2) ウィンドウステート変更

ウィンドウステートをMINIMIZEに設定した場合は,render()を実行しません。URLで指定したポートレットが画面配置されている場合だけ,ウィンドウステートを変更します。

URLでウィンドウステートを指定する場合の,ウィンドウステート変更時の動作を次の表に示します。

表3-20 ウィンドウステート変更時の動作

URL動作
ウィンドウステートターゲットID
画面配置画面表示
NORMAL/
MINIMIZE
指定なしレイアウト領域にエラー画面を表示します。
配置あり表示ウィンドウステートを変更して,画面表示します。
非表示
配置なし表示ウィンドウステートを変更しないで,前回レイアウトの初期画面を表示します
非表示
MAXIMIZE指定なしレイアウト領域にエラー画面を表示します。
配置あり表示ウィンドウステートを変更して,画面表示します。
非表示
配置なし表示
非表示
(凡例)
-:該当しません。

なお,不正なウィンドウステートが指定された場合は,ポートレットフラグメント領域にエラーテンプレートで定義されたエラー画面を表示します。

(3) レンダーパラメタ変更

URLでレンダーパラメタを指定する場合の変更時の動作を次の表に示します。

表3-21 レンダーパラメタ変更時の動作

URL動作
レンダーパラメタターゲットID
画面配置画面表示
指定あり配置あり表示レンダーパラメタのキャッシュを削除して,レンダーパラメタを設定します。
非表示
配置なし表示
非表示
指定なしレンダーパラメタを設定しません。
(凡例)
-:該当しません。