サーブレットのマッピング定義などに使用するWebアプリケーションのDD(web.xml)を作成し,{PORTLET_HOME}¥PORTLET-INFに格納します。このファイルは,{PROJECT_HOME}¥WEB-INFに格納されているweb.xmlに対して,デプロイするポートレットで使用するサーブレットの定義やタグライブラリの定義を追加する場合にだけ新規に作成する必要があります。
(1) {PROJECT_HOME}¥WEB-INFに格納されているweb.xmlへのタグの追記
作成したweb.xmlファイルに記述した定義内容は,ポートレットデプロイ時に{PROJECT_HOME}¥WEB-INFに格納されているweb.xmlに追記されます。ただし,作成したweb.xmlファイルに記述したタグと同じ名前のタグが,{PROJECT_HOME}¥WEB-INFに格納されているweb.xmlにすでに存在する場合は,作成したweb.xmlファイルに記述したタグで上書きされます。追記されるタグおよび同じ名前のタグと判断する条件を次の表に示します。
表3-13 追記するタグおよび同じ名前のタグと判断する条件
タグ | 同じ名前のタグと判断する条件 |
---|---|
<filter> | filter-nameタグの値が同じ値の場合 |
<filter-mapping> | url-patternタグまたはservlet-nameタグの値が同じ値の場合 |
<servlet> | servlet-nameタグの値が同じ値の場合 |
<servlet-mapping> | url-patternタグの値が同じ値の場合 |
<taglib> | taglib-uriタグの値が同じ値の場合 |
<resource-ref> | res-ref-nameタグの値が同じ値の場合 |
<ejb-ref> | ejb-ref-nameタグの値が同じ値の場合 |
(2) web.xmlファイル作成時の注意事項