3.13.1 日立APIポートレットのディレクトリ構成
PARファイルを作成するときの,日立APIポートレットのディレクトリ構成について説明します。
ポートレットを格納するときには,ポートレットごとにディレクトリを作成します。PARファイル内のディレクトリ構成を次の図に示します。
図3-13 日立APIポートレットのディレクトリ
![[図データ]](figure/zu031100.gif)
- JSP/HTMLファイル
- ポートレットディレクトリ直下に格納します。統合画面内で遷移させるJSPファイルは同じポートレットディレクトリ下に格納します。
- デプロイ定義ファイル(hportlet.xml)
- デプロイ定義ファイルは,{PORTLET_HOME}¥PORTLET-INFに格納します。なお,デプロイ定義ファイルの詳細は「3.13.2 デプロイ定義ファイル(hportlet.xml)の作成」を参照してください。
- WebアプリケーションのDD(web.xml)
- サーブレットのマッピング定義などに使用するWebアプリケーションのDD(web.xml)を{PORTLET_HOME}¥PORTLET-INFに格納します。このファイルは,{PROJECT_HOME}¥WEB-INFに格納されているweb.xmlに対して,サーブレットの定義やタグライブラリの定義を追加する場合にだけ新規に作成する必要があります。このファイルに記述した定義内容は,{PROJECT_HOME}¥WEB-INFに格納されているweb.xmlに追記されます。なお,WebアプリケーションのDDの詳細は,「3.13.3 WebアプリケーションのDD(web.xml)の作成」を参照してください。
- クラスファイル
- サーブレットやユティリティクラスなどのクラスファイルは,{PORTLET_HOME}¥PORTLET-INF¥classesに格納します。
- {PORTLET_HOME}¥PORTLET-INF¥classesに格納したクラスファイルのデプロイ後の展開先は,uCosminexus Portal Frameworkがポータルプロジェクト内で使用するクラスフォルダとなるため,名前が重複するおそれがあります。また,ディレクトリ名の大文字小文字の区別がないOSを利用している場合,クラスのパッケージ名が不正となる場合があります。そのため,JARファイルを使用して格納することを推奨します。
- Portal Managerは,展開先に重複した名称のクラスファイルを発見した場合,PARファイルで指定されたクラスファイルを展開しません。また,クラスファイルを登録したすべてのポートレットをアンデプロイするまで,クラスファイルを削除しません。なお,Portal Managerを利用しないでクラスファイルをコピーまたは削除した場合,関連するポートレットのデプロイまたはアンデプロイができなくなります。PARファイルにクラスファイルを含める場合は,十分に注意してください。
- JARファイル
- JARファイルは,{PORTLET_HOME}¥PORTLET-INF¥libに格納します。なお,"hptl"で始まるJARファイル名は予約されているため使用できません。
- {PORTLET_HOME}¥PORTLET-INF¥libに格納したJARファイルのデプロイ後の展開先は,uCosminexus Portal Frameworkがポータルプロジェクト内で使用するライブラリフォルダとなります。なお,JARファイルのファイル名は,デプロイ定義ファイル(hportlet.xml)で指定したポートレット名を接頭語とするファイル名にリネームされるため,ほかのポートレットとの名前重複を考慮する必要はありません。
- 画像ファイル
- 通常のWebアプリケーション作成時と同様に格納します。