3.7.1 日立APIポートレットの画面モードの種類

uCosminexus Portal Frameworkには,次の画面モードがあります。

これらの画面は,ポートレットユティリティクラスライブラリのPortletInfoBean.Modeクラスで画面モードとして管理されています。PortletInfoBean.Modeクラスの詳細は,「14.5 ポートレット情報取得Bean」を参照してください。

これらの画面の遷移図については,「3.8.3 ポートレットユティリティタグライブラリ使用時の画面遷移」,および「3.8.4 ポートレットユティリティクラスライブラリ使用時の画面遷移」を参照してください。

<この項の構成>
(1) 画面の位置づけ
(2) 複数のWebブラウザ画面の表示

(1) 画面の位置づけ

各画面モードの画面の位置づけを次に示します。

図3-1 uCosminexus Portal Frameworkの画面の位置づけ

[図データ]

ナビゲーション領域/タイトルバー内のアンカーリンク先URL
標準画面でナビゲーションメニューの一つのメニュー(アンカー)をクリックすると,そのリンク先URLを取得し最大化画面を表示します。
標準画面でポートレットのタイトルバー内の編集ボタンをクリックすると,そのリンク先URLを取得し編集画面を表示します。
lookupURI()に引数MAXIMIZEを指定して生成したURL
標準画面で最大化画面を呼び出す操作が行われると,引数にMAXIMIZEを指定したlookupURI()メソッドが,呼び出された最大化画面のURLを生成します。そのURLを基に,最大化画面を呼び出し表示します。
transPortletURI()で生成したURL
標準画面で最大化画面を呼び出す操作が行われると,transPortletURI()メソッドが,相対パス形式のURLを基に絶対URL形式,または絶対パス形式のURLを生成します。そのURLを基に,最大化画面を呼び出し表示します。
lookupURI()に引数NEWWINDOWを指定して生成したURL
標準画面などで新規ウィンドウ画面を呼び出す操作が行われると,引数にNEWWINDOWを指定したlookupURI()メソッドが,呼び出された新規ウィンドウ画面のURLを生成します。そのURLを基に,新規ウィンドウ画面を呼び出し表示します。
transPortalURI()で生成したURL,またはlookupURI()に引数IFRAMEを指定して生成したURL
標準画面などでインラインフレームを呼び出す操作が行われると,transPortalURI()メソッド,または引数にIFRAMEを指定したlookupURI()メソッドが,呼び出されたインラインフレームのURLを生成します。そのURLを基に,インラインフレームを呼び出し表示します。
ここで表示されるインラインフレームは,URLを取得する際に統合アダプタを経由しないため,ポータルの統合画面内で遷移できません。
transInlineURI()で生成したURL
標準画面などで外部Webサーバ上のコンテンツをインラインフレームに表示する操作が行われると,transInlineURI()メソッドが,表示するコンテンツのURLを外部Webサーバから直接取得します。そのURLを基に,外部Webサーバ上のコンテンツをインラインフレームに表示します。

lookupURIメソッド,transPortletURIメソッド,transPortalURIメソッド,およびtransInlineURIメソッドの詳細は,「14.4 ポートレットユティリティクラスライブラリ」の「jp.co.hitachi.soft.portal.portlet.PortletURI」を参照してください。

(2) 複数のWebブラウザ画面の表示

新規ウィンドウ画面を利用すると,一度に複数のWebブラウザ画面を表示できます。一度に表示できる画面について,次の図に示します。

図3-2 新規ウィンドウ機能の概要

[図データ]

新規ウィンドウ画面を利用すると,次の画面を一度に表示できます。