2.4.3 Webコンテンツポートレットの作成
Webコンテンツポートレットは,外部のWebサイトからコンテンツを取得し,加工して,ポータルに表示するポートレットです。運用管理ポートレットでアクセスサイトや加工の方法などを設定することで作成されます。
Webコンテンツポートレットの概要図を次の図に示します。
図2-6 Webコンテンツポートレットの概要図
![[図データ]](figure/zu020250.gif)
- コンテンツ取得
外部Webサイトからコンテンツを取得します。複数サイトの指定ができます。
- コンテンツ加工
取得したコンテンツを次の順により加工できます。
- 正規表現での切り出し
取得したコンテンツの一部を切り出します。
- 正規表現での抽出
切り出したコンテンツからデータ項目を抽出します。
- ソート
抽出したデータ項目を並べ替えます。
- テンプレート適用
テンプレートに,加工したコンテンツを適用します。
また,次の機能を使用することができます。
- データキャッシュ
取得したコンテンツをキャッシュします。キャッシュを使用することでコンテンツ取得時間を短縮することができます。次に示す2種類のキャッシュ方法があります。
- セッションキャッシュ
ユーザごとにコンテンツをキャッシュします。ユーザごとに異なるコンテンツをキャッシュする場合に使用します。
- システムキャッシュ
ポートレット単位にコンテンツをキャッシュします。すべてのユーザで共通のコンテンツをキャッシュする場合に使用します。
- 変数設定
変数を設定することができます。コンテンツ取得時に使用するパラメタ(URLや認証情報など)を変数化して,ポートレット表示時に動的に変更できます。
Webコンテンツポートレットの作成方法については,「6.6 Webコンテンツポートレットを作成する」を参照してください。