7.5.4 自動追加ポートレットの配置

管理者(運用管理者または部門管理者)が自動追加ポートレットを変更可能エリアに配置したときの,利用者の画面の動作について説明します。管理者が自動追加ポートレットを変更可能エリアに配置した場合,利用者のログイン状態(ログインしているかどうか)によって自動追加ポートレットが配置される位置が異なります。

ここでは,利用者がログインしている場合,およびログインしていない場合に管理者が自動追加ポートレットを配置したときの,利用者の画面の動作について説明します。なお,自動追加ポートレットは,最上部に追加したと仮定します。

<この項の構成>
(1) 管理者が自動追加ポートレットを追加した場合
(2) 利用者が自動追加ポートレットを移動・削除し,管理者がポートレットを追加・削除した場合

(1) 管理者が自動追加ポートレットを追加した場合

ここでは,管理者が自動追加ポートレット(ポートレット1,ポートレット2,およびポートレット5)を追加した場合について説明します。

(a) 利用者が初めてログインした場合

管理者が自動追加ポートレットを追加したあとに,利用者が初めてログインした場合,利用者の画面には,管理者と同じ並びでポートレットが配置されます。

この場合の自動追加ポートレットの動作について次に説明します。

  1. 管理者は自動追加ポートレット(ポートレット1およびポートレット2)を追加します。
    ポートレット1およびポートレット2は,最上部に追加されます。

    [図データ]

  2. 利用者は初めてログインします。
    管理者と同じ並びでポートレットが配置されます。

    [図データ]

(b) 利用者が再ログインした場合

利用者がログインしている状態で,管理者が自動追加ポートレット(ポートレット5)を追加したあとに利用者が再ログインした場合,ポートレット5がいちばん上に配置されます。

この場合の自動追加ポートレットの動作について次に説明します。

  1. 管理者は自動追加ポートレット(ポートレット5)を追加します。
    ポートレット5が追加されます。

    [図データ]

  2. 利用者は再ログインします。
    管理者が追加したポートレット5は,いちばん上に配置されます。

    [図データ]

    なお,ポートレット1およびポートレット2は,すでに利用者の画面に表示されているためポートレット5の下に配置されます。

(2) 利用者が自動追加ポートレットを移動・削除し,管理者がポートレットを追加・削除した場合

ここでは,利用者Aが自動追加ポートレットを移動し,ポートレット2を削除(非表示)した状態で,管理者が自動追加ポートレット(ポートレット6およびポートレット7)を追加し,ポートレット5を削除した場合について説明します。また,この状態で別の利用者Bが初めてログインした場合について説明します。

(a) 利用者Aが再ログインした場合

利用者Aが再ログインした場合,管理者が追加したポートレット(ポートレット6およびポートレット7)はいちばん上に追加されます。なお,利用者が非表示にしたポートレット2は,非表示のままです。また,管理者が削除したポートレット5は表示されたままになります。

この場合の自動追加ポートレットの動作について次に説明します。

  1. 管理者は,自動追加ポートレット(ポートレット6およびポートレット7)を追加します。
    ポートレット6およびポートレット7が追加されます。

    [図データ]

  2. 利用者は再ログインします。
    管理者が追加したポートレット(ポートレット6およびポートレット7)は,いちばん上に配置されます。なお,利用者が非表示にしたポートレット2は,非表示のままです。また,管理者が削除したポートレット5は表示されたままになります。

    [図データ]

(b) 別の利用者Bが初めてログインした場合

(a)の状態で別の利用者Bが初めてログインした場合,管理者と同じ並びでポートレットが配置されます。

この場合の自動追加ポートレットの動作について次に説明します。

  1. 管理者は自動追加ポートレット(ポートレット6およびポートレット7)を追加します。
    ポートレット6およびポートレット7が追加されます。

    [図データ]

  2. 別の利用者Bは初めてログインします。
    利用者Bは,初めてログインしたため,管理者と同じ並びでポートレットが配置されます。

    [図データ]