取得するコンテンツを指定するときに設定する変数を設定します。変数を使用することでポートレット表示時の動作を動的に変更できます。
[ポートレット編集]画面(変数設定コンポーネントパラメタ設定画面)で,変数名と変数への値の代入方法を指定することで,変数を設定します。設定した変数は,「6.6.4(3) 変数を使用する」に示す個所で使用することができます。[ポートレット編集]画面(変数設定コンポーネントパラメタ設定画面)の詳細は,「10.3.5(3) 変数設定コンポーネントパラメタ設定画面」を参照してください。
Webコンテンツポートレットで使用する変数には次の3種類があります。
表示名 | ストリングリソースキー名 |
---|---|
ユーザ名 | CMP_PORTLET_AUTH_FIELD_1 |
ユーザID | CMP_PORTLET_AUTH_FIELD_2 |
パスワード | CMP_PORTLET_AUTH_FIELD_3 |
ニックネーム | CMP_PORTLET_AUTH_FIELD_4 |
ログインID | CMP_PORTLET_AUTH_FIELD_5 |
ドメイン | CMP_PORTLET_AUTH_FIELD_6 |
組織 | CMP_PORTLET_AUTH_FIELD_7 |
グループ | CMP_PORTLET_AUTH_FIELD_8 |
フィールド1 | CMP_PORTLET_AUTH_FIELD_9 |
フィールド2 | CMP_PORTLET_AUTH_FIELD_10 |
フィールド3 | CMP_PORTLET_AUTH_FIELD_11 |
フィールド4 | CMP_PORTLET_AUTH_FIELD_12 |
フィールド5 | CMP_PORTLET_AUTH_FIELD_13 |
フィールド6 | CMP_PORTLET_AUTH_FIELD_14 |
フィールド7 | CMP_PORTLET_AUTH_FIELD_15 |
フィールド8 | CMP_PORTLET_AUTH_FIELD_16 |
フィールド9 | CMP_PORTLET_AUTH_FIELD_17 |
フィールド10 | CMP_PORTLET_AUTH_FIELD_18 |
フィールド11 | CMP_PORTLET_AUTH_FIELD_19 |
フィールド12 | CMP_PORTLET_AUTH_FIELD_20 |
フィールド13 | CMP_PORTLET_AUTH_FIELD_21 |
フィールド14 | CMP_PORTLET_AUTH_FIELD_22 |
フィールド15 | CMP_PORTLET_AUTH_FIELD_23 |
フィールド16 | CMP_PORTLET_AUTH_FIELD_24 |
固定値 | FORM_AUTH_HIDDEN_ITEM |
使用しない | なし(空文字列を指定します) |
変数に値を代入する方法は次の2種類があります。
(1) ユーザ編集クラスを作成する
ユーザ編集クラスは以下の抽象クラスを継承して作成し,変数の値を取得するためのメソッドを追加します。変数の値を取得するためのメソッドの引数はString型の配列とし,返却値はString型としてください。
jp.co.hitachi.soft.portal.portal.portlets.component.UserCustomizeVariant
HttpServletRequest USER_CUSTMIZE_REQUEST
void setRequest(HttpServletRequest request)
void setVariant(String name,String value)
package com.test.UOC;
import javax.servlet.http.HttpServletRequest;
import jp.co.hitachi.soft.portal.api.user.PortalUserInfoBean;
import jp.co.hitachi.soft.portal.portal.portlets.component.UserCustomizeVariant;
public class sampleUOC extends UserCustomizeVariant {
public void setRequest(HttpServletRequest request) {
//フィールド変数に値を設定する
USER_CUSTMIZE_REQUEST = request;
}
public String testMethod(String[] arg0) {
//メソッド引数に"_test"を付けて返却する
return arg0[0]+"_test";
}
public String testMethod2() throws Exception{
//ユーザの属性TELの値を返却する
PortalUserInfoBean puib =
new PortalUserInfoBean(USER_CUSTMIZE_REQUEST);
String ret = (String)puib.getParameter("TEL");
return ret;
}
}
{PROJECT_HOME}¥WEB-INF¥classes¥com¥test¥UOC¥sampleUOC.class
(2) 変数を設定する
(3) 変数を使用する
変数は次の形式により指定し使用します。変数を指定した部分が変数の値に置き換わります。
$[変数名]
変数は以下の場所で使用することができます。
画面名 | 項目名 |
---|---|
Webアクセスコンポーネントパラメタ設定画面 | Form認証用URL |
Form認証用URLでコンテンツを取得する※ | |
コンテンツ取得用URL | |
ログアウトURL | |
Basic認証対応の有無※ | |
proxyホスト | |
proxyポート | |
proxyユーザ | |
proxyパスワード | |
Form認証レルム | |
Form認証失敗とみなす文字 | |
Form認証情報※ | |
ユーザIDのフィールド名 | |
パスワードのフィールド名 | |
表示名※ | |
認証ページフィールド名 | |
固定値 | |
パスワードを適用する※ | |
Cookieドメイン | |
キー | |
ドメイン名 | |
パス | |
Secure属性※ | |
変数設定コンポーネントパラメタ設定画面 | メソッド引数 |
テンプレート適用コンポーネントパラメタ設定画面 | リンク先ターゲット |
注※ 特定変数で指定します。
また,テンプレート適用コンポーネントパラメタ設定画面でインポートするテンプレート内で次の形式で使用することができます。
$変数名