HTMLの場合,ならびにCHTMLおよびHDMLの場合の,標準画面レイアウトに適用できるレイアウト形式の種類について説明します。
(1) HTMLの場合
HTMLは,次に示すレイアウト形式を設定できます。ユーザはレイアウト形式を変更できないので,ポータルの標準画面レイアウトを設定するときに,ユーザに適切なレイアウト形式を選択してください。
図2-9 タブ形式
タブ形式の画面では,タブを使用して複数の画面を表示できます。タブをクリックすると異なる画面が表示されます。タブ内には,行列形式,ユーザ登録形式および拡張レイアウト形式の画面を表示できます。ただし,拡張レイアウト形式を表示する場合は,タブは一つしか使用できません。
タブ形式の画面では,必ず表示させるポートレットやタブを設定できます。強制表示するポートレットやタブについては,「7.4.8 ポートレットの強制表示の設定」を参照してください。
図2-10 行列形式(列ベースまたは行ベース)
図2-11 拡張レイアウト形式
図2-12 ユーザ登録形式
図2-13 グリッド形式
図2-14 フロー形式
表2-2 拡張レイアウト形式とその他のレイアウト形式との機能差異
項番 | 機能 | レイアウト形式 | |
---|---|---|---|
拡張レイアウト形式 | その他のレイアウト形式 | ||
1 | 行列の組み合わせ指定 | ○ | × |
2 | ポートレットの強制配置※1 | ○ | × |
3 | ポートレットの自動追加※2 | ○ | × |
4 | ポートレット単位の表示属性の設定※3 | ○ | × |
5 | 変更不可エリアにだけ配置できるポートレットの設定※4 | ○ | × |
6 | ポートレットをすべて削除 (レイアウト上に0個のポートレット) | ○ | × |
7 | レイアウト編集画面での行・列の追加および削除 | × | ○ |
8 | 複数タブを持つレイアウトの作成 | × | ○ |
9 | 行ベース(横方向)でのポートレットの配置 | × | ○ |
10 | ポートレットの強制表示 (強制表示タブ,または強制表示ポートレットの配置) | × | ○ |
注※1 ポートレットの強制配置には,変更不可エリアを使用します。変更不可エリアについては,「2.6.1(1)(b) 変更不可エリア」を参照してください。
注※2 ポートレットの自動追加については,「2.6.1(2)(b) 自動追加ポートレット」を参照してください。
注※3 ポートレットの表示属性の設定については,「7.5.3(3) ポートレット表示属性の設定」を参照してください。
注※4 変更不可エリアにだけ配置できるポートレットの設定については,「2.6.1(2)(a) 変更不可エリアでだけ選択できるポートレット」を参照してください。
(2) CHTMLおよびHDMLの場合
携帯電話の画面など,CHTMLおよびHDMLの場合は,カード形式で表示されます。ほかの形式は選択できません。カード形式とは,フロー形式と同様にポートレットを縦に1列に並べて表示する形式です。