コミュニティごとに個別のポートレットを表示する場合のアクセス権の設定について,次に示す図を使用して説明します。
図B-3 組織構成(コミュニティごとに個別のポートレットを表示する場合)
この図は,企業Aの組織Aと組織Bに所属する社員(ユーザ)に,組織ごとに個別のポートレットを表示することを示します。組織Aの社員にはポートレットA,ポートレットB,およびポートレットCを,組織Bの社員にはポートレット1およびポートレット2を表示します。なお,ワークプレースとは,同じコミュニティ※1に参加しているコミュニティメンバ※2間で共有する作業場のことです。
この図に示した組織構成でのアクセス権設定の概念を,次の図に示します。
図B-4 アクセス権設定の概念(コミュニティごとに個別のポートレットを表示する場合)
この図に従ってコミュニティを作成してポートレットのアクセス権を設定する場合,次のようにします。
表B-3 作成するコミュニティ(コミュニティごとに個別のポートレットを表示する場合)
項番 | コミュニティ名 | ワークプレース名 | コミュニティメンバ |
---|---|---|---|
1 | コミュニティA | ワークプレースA | ユーザA,ユーザB,… |
2 | コミュニティB | ワークプレースB | ユーザ1,ユーザ2,… |
表B-4 作成するグループ(コミュニティごとに個別のポートレットを表示する場合)
項番 | グループ名 | 利用権限※ | 所属ポートレット |
---|---|---|---|
1 | グループA | ユーザA,ユーザB,… |
|
2 | グループB | ユーザ1,ユーザ2,… |
|
注※ 1.で作成したコミュニティのコミュニティメンバと同じユーザを追加します。
表に示したコミュニティとグループを作成すると,コミュニティメンバであるユーザと利用権限のあるユーザが同であるため,コミュニティAとグループAが,コミュニティBとグループBがそれぞれ対応することになります。グループごとのポートレット利用権限によって,ワークプレースAを利用するユーザにはポートレットA,ポートレットB,およびポートレットCが,ワークプレースBの利用するユーザにはポートレット1およびポートレット2が表示されます。