1.2.1 運用管理者ができること
運用管理者は,次のことができます。
- 管理者と利用者の権限の切り分け
ポータルの運用を管理する管理者と,ポータルを利用するユーザを明確に切り分けられます。例えば,ポータルの運用を管理する管理者には運用管理用のポートレット(運用管理ポートレット)だけを参照できるようにして,その他のポートレットのコンテンツは参照できないようにするといった運用方法ができます。
このように運用するには,部門管理者を設定し,その部門管理者に対して運用管理ポートレットだけに利用権限を,管理対象のポートレットに管理権限を設定してください。
運用を管理する管理者に運用管理ポートレットだけを参照できるようにする方法を次の図に示します。
図1-5 管理者と利用者の権限を切り分ける方法
![[図データ]](figure/zu010205.gif)
- 管理者の作業の切り分け
ポータル全体に対する情報を設定したり,構築したりするシステム管理者と,ポータルの運用を管理する運用管理者というように,管理者の作業を切り分けられます。このため,システム管理者の作業負荷を軽減できます。
- 運用管理権限の一部の委譲
運用管理者の運用権限の一部を,部門管理者に委譲できます。このため,運用管理者の作業負荷を軽減できます。また,部門ごとに運用管理者を設定することで,部門ごとに独自の設定ができるようになります。