付録A.1 標準画面レイアウトの合成規則

標準画面レイアウトの合成規則が適用される標準画面レイアウトの種類,レイアウト形式が異なる場合の合成規則,および標準画面レイアウトの合成順序について説明します。

<この項の構成>
(1) 標準画面レイアウトの種類
(2) レイアウト形式が異なる場合の合成規則
(3) 標準画面レイアウトの合成順序

(1) 標準画面レイアウトの種類

標準画面レイアウトの合成規則が適用される標準画面レイアウトの種類を次に示します。

表A-1 標準画面レイアウトの合成規則の適用

項番標準画面レイアウトの種類説明標準画面レイアウトの合成規則の適用
1運用管理者が定義した標準画面レイアウト運用管理者が運用管理ポートレットで作成した標準画面レイアウトです。
2運用管理者が定義していない標準画面レイアウト(従来から使用している標準画面レイアウト)運用管理者が以前作成して,現在は削除した標準画面レイアウト,またはCosminexus Portal Framework 02-02以前のバージョンから使用している標準画面レイアウトです。×
3利用者が定義した標準画面レイアウトCosminexus Portal Framework 02-03で利用者がカスタマイズ画面で追加した標準画面レイアウト(タブ)です。×
(凡例)
○:適用されます。
×:適用されません。

(2) レイアウト形式が異なる場合の合成規則

レイアウト形式が異なる標準画面レイアウトを合成する場合,行列形式,フロー形式,およびグリッド形式は,合成時にタブ形式に変換されます。また,合成元の標準画面レイアウトは,合成先の標準画面レイアウトの左側に合成されます。合成元の標準画面レイアウトとは,標準画面レイアウトを合成する前から使用している標準画面レイアウトです。合成先の標準画面レイアウトとは,合成するときに追加する標準画面レイアウトです。レイアウト形式が異なる場合の,標準画面レイアウトの合成規則を次の表に示します。

表A-2 標準画面レイアウトの合成規則(レイアウト形式が異なる場合)


合成元
合成先
タブ形式行列形式,フロー形式,グリッド形式
タブ形式合成元のタブ一覧を,合成先のタブ一覧の左側に連結します。合成先をタブ一覧に変更して,合成元のタブを左側に連結します。
行列形式,
フロー形式,
グリッド形式
合成元をタブ形式に変換して,合成先のタブ一覧の左側に連結します。合成元および合成先をタブ形式に変換して,合成元を合成先のタブ一覧の左側に連結します。

注 強制表示タブは,常に最も右側に合成されます。


(3) 標準画面レイアウトの合成順序

標準画面レイアウトの合成は,運用管理者が運用管理ポートレットで設定した標準画面レイアウトの表示順に従います。標準画面レイアウトの表示順を設定する方法については,「7. 標準画面レイアウトを管理する」を参照してください。

標準画面レイアウトを合成するときは,表示されているタブの一覧の後方から,標準画面レイアウトの表示順序の情報に従って自分の標準画面レイアウトより先に表示する標準画面レイアウトの位置が検索されます。検索されると,その検索位置に標準画面レイアウトが挿入されます。

標準画面レイアウトの合成順序を,次の標準画面レイアウトの合成パターンの例で説明します。

表A-3 標準画面レイアウトの合成パターンの例

項番標準画面レイアウトの分類標準画面レイアウト名(レイアウトタイトル)含まれる標準画面レイアウト
1運用管理者が定義した標準画面レイアウト「全社レイアウト」「全社」タブ
2「事業部Aレイアウト」「事業部A1」タブ
「事業部A2」タブ
3「部Aレイアウト」「部A」タブ
4運用管理者が定義していない標準画面レイアウト(従来から使用している標準画面レイアウト)-(未定義のため標準画面レイアウト名はありません)「layout1」タブ
5利用者が定義した標準画面レイアウト-(利用者が定義するため標準画面レイアウト名はありません)「お気に入り」タブ

例えば,「全社レイアウト」と「部Aレイアウト」が表示されている状態で,新規に「事業部Aレイアウト」を合成する場合,標準画面レイアウトを後方から検索して,「事業部A」よりも左側に表示する「全社レイアウト」の直後に「事業部Aレイアウト」が挿入されます。このため,「全社レイアウト」,「事業部Aレイアウト」,「部Aレイアウト」の順番で表示されることになります。

標準画面レイアウトの合成例を次に示します。

表A-4 標準画面レイアウトの合成例

項番標準画面レイアウト合成前の表示順序挿入する標準画面レイアウト標準画面レイアウト合成後の表示順序説明
1「全社」
「事業部A1」
「事業部A2」
「部Aレイアウト」「全社」
「事業部A1」
「事業部A2」
「部A」
後方に挿入される例1:
「部Aレイアウト」は,「事業部A2」の右側に挿入されます。
2「事業部A1」
「事業部A2」
「部A」
「全社レイアウト」「全社」
「事業部A1」
「事業部A2」
「部A」
前方に挿入される例:
「全社レイアウト」はどのレイアウトよりも左側に表示する必要があるので,最も左側に挿入されます。
3「全社」
「部A」
「事業部Aレイアウト」「全社」
「事業部A1」
「事業部A2」
「部A」
後方に挿入される例2:
「事業部Aレイアウト」は,「全社」レイアウトの右側に挿入されます。
4「部A」
「全社」
「事業部Aレイアウト」「部A」
「全社」
「事業部A1」
「事業部A2」
利用者がタブの位置を切り替えた場合の例:
「事業部Aレイアウト」は,「全社レイアウト」の右側に挿入されます。
5「全社」
「事業部A1」
「事業部A2」「layout1」
「お気に入り」
「部Aレイアウト」「全社」
「事業部A1」
「事業部A2」
「部A」
「layout1」
「お気に入り」
利用者がタブを追加した場合の例:
「部A」は,運用管理者が定義していない標準画面レイアウトの「layout1」や,利用者が定義した標準画面レイアウトの「お気に入り」タブには関係しないで,「事業部Aレイアウト」の右側に挿入されます。