uCosminexus Portal Framework 運用管理者ガイド
コミュニティごとに個別のポートレットを表示する場合のアクセス権の設定について,次に示す図を使用して説明します。
図B-3 組織構成(コミュニティごとに個別のポートレットを表示する場合)
この図は,企業Aの組織Aと組織Bに所属する社員(ユーザ)に,組織ごとに個別のポートレットを表示することを示します。組織Aの社員にはポートレットA,ポートレットB,およびポートレットCを,組織Bの社員にはポートレット1およびポートレット2を表示します。なお,ワークプレースとは,同じコミュニティ※1に参加しているコミュニティメンバ※2間で共有する作業場のことです。
- 注※1 コミュニティとは,同じ目的や問題意識を持つ人の集まりのことで,この図では,組織Aと組織Bがそれぞれコミュニティとなります。
- 注※2 コミュニティに参加している人のことで,この図では,ユーザA,ユーザB,ユーザ1,およびユーザ2がコミュニティメンバとなります。
この図に示した組織構成でのアクセス権設定の概念を,次の図に示します。
図B-4 アクセス権設定の概念(コミュニティごとに個別のポートレットを表示する場合)
この図に従ってコミュニティを作成してポートレットのアクセス権を設定する場合,次のようにします。
- Collaboration - Online Community Managementで次の表に示すコミュニティを作成します。
表B-3 作成するコミュニティ(コミュニティごとに個別のポートレットを表示する場合)
項番 コミュニティ名 ワークプレース名 コミュニティメンバ 1 コミュニティA ワークプレースA ユーザA,ユーザB,… 2 コミュニティB ワークプレースB ユーザ1,ユーザ2,… - 運用管理ポートレットで次の表に示すグループを作成します。
表B-4 作成するグループ(コミュニティごとに個別のポートレットを表示する場合)
項番 グループ名 利用権限※ 所属ポートレット 1 グループA ユーザA,ユーザB,…
- ポートレットA
- ポートレットB
- ポートレットC
2 グループB ユーザ1,ユーザ2,…
- ポートレット1
- ポートレット2
注※ 1.で作成したコミュニティのコミュニティメンバと同じユーザを追加します。
表に示したコミュニティとグループを作成すると,コミュニティメンバであるユーザと利用権限のあるユーザが同であるため,コミュニティAとグループAが,コミュニティBとグループBがそれぞれ対応することになります。グループごとのポートレット利用権限によって,ワークプレースAを利用するユーザにはポートレットA,ポートレットB,およびポートレットCが,ワークプレースBの利用するユーザにはポートレット1およびポートレット2が表示されます。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2009, 2013, Hitachi, Ltd.
All Rights Reserved. Copyright (C) 2009, 2013, Hitachi INS Software, Ltd.