ここでは,共通情報で使用するRDエリアに割り当てるグローバルバッファ面数の計算方法について説明します。
グローバルバッファ面数の計算方法は,DBの構成状況やオプションの内容などの条件によって異なります。RDエリアごとに用意しているパラメタを使用し,該当する条件の計算方法を用いて算出してください。なお,グローバルバッファおよびグローバルバッファのオプションについては,マニュアル「スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド(Windows(R)用)」またはマニュアル「HiRDB Version 9 システム導入・設計ガイド(Windows(R)用)」を参照してください。
RDエリアごとに用意しているパラメタの目安を次の表に示します。
表3-19 RDエリアごとの計算用パラメタ
RDエリア名 | 同時に発生するSQLの処理要求数 | 1SQLで使用するページ数(目安) | 1トランザクション内の平均同時アクセス表数 |
---|---|---|---|
RDPFC | 1×同時実行ユーザ数※ | 6 | 1 |
LOBPFC | 1×同時実行ユーザ数※ | 6 | 1 |
RDARRANGE | 1×同時実行ユーザ数※ | 3 | 1 |
RDPORTAL | 1×同時実行ユーザ数※ | 6 | 5 |
LOBPORTAL1 | 1×同時実行ユーザ数※ | 6 | 1 |
LOBPORTAL2 | 1×同時実行ユーザ数※ | 6 | 1 |
LOBPORTAL3 | 1×同時実行ユーザ数※ | 6 | 1 |
LOBPORTAL4 | 1×同時実行ユーザ数※ | 6 | 1 |
LOBPORTAL5 | 1×同時実行ユーザ数※ | 6 | 1 |
LOBPORTAL6 | 1×同時実行ユーザ数※ | 6 | 1 |
LOBPORTAL7 | 1×同時実行ユーザ数※ | 6 | 1 |
RDPORTLETGROUP | 1×同時実行ユーザ数※ | 3 | 1 |
RDLOBPG1 | 1×同時実行ユーザ数※ | 3 | 1 |
RDLOBPG2 | 1×同時実行ユーザ数※ | 3 | 1 |
RDCOMPONENTPORTLET | 1×同時実行ユーザ数※ | 6 | 1 |
注※ 同時実行ユーザ数は,「APサーバ台数×DB Connectorで設定するコネクションプールの最大数」で算出された値を指定してください。