ログ出力の設定方法は,ログの種類によって異なります。ここでは,各ログ出力の設定方法について説明します。
(1) 保守ログ,ポートレットログ,およびポートレットアクセスログの設定方法
保守ログ,ポートレットログ,およびポートレットアクセスログの設定には,Portal Managerを使用します。Portal Managerの起動方法については,「2.4.1 Portal Managerの起動方法」を参照してください。
保守ログ,ポートレットログ,およびポートレットアクセスログの設定手順を次に示します。
図8-2 [ログ・トレースの設定]画面
表8-2 設定できる項目(保守ログ)
項目名 | 設定内容 |
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トレースレベル | トレースレベルを設定します。次の項目から選択します。デフォルトでは,[10]が選択されています。通常運用時は10を設定してください。
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トレースモード | トレースモードを設定します。次の項目から選択します。デフォルトでは,[通常]が選択されています。
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メッセージレベル | 出力するメッセージのレベルを設定します。次の項目から選択します。デフォルトは[エラー]になります。
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ファイル名 | ログ出力先ディレクトリのフルパス,およびファイル名のプレフィックスを指定します。 ログファイル名は,ここで指定したプレフィックスの後ろに,1から始まる連番,および拡張子(.log)を付けた名称となります。また,ほかのログのファイル名(ログ出力先のフルパス+ファイル名のプレフィックス)と同じ値は指定できません。 指定例を次に示します。
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ファイル数 | 切り替えて使用するトレースファイルの数を設定します。1から16の整数を一つ指定してください。デフォルト値は4です。 |
ファイルサイズ | 一つのトレースファイルの最大サイズを設定します。単位はバイトで,値の範囲は4,096~2,147,483,647です。2,097,152(約2MB)以上を推奨します。デフォルト値は,1,048,576(約1MB)です。 |
表8-3 設定できる項目(ポートレットログ)
項目名 | 設定内容 |
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トレースレベル | トレースレベルを設定します。次の項目から選択します。デフォルトでは,[10]が選択されています。通常運用時は10を設定してください。
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ファイル名 | ログ出力先ディレクトリのフルパス,およびファイル名のプレフィックスを指定します。 ログファイル名は,ここで指定したプレフィックスの後ろに,1から始まる連番,および拡張子(.log)を付けた名称となります。また,ほかのログのファイル名(ログ出力先のフルパス+ファイル名のプレフィックス)と同じ値は指定できません。 指定例を次に示します。
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ファイル数 | 切り替えて使用するトレースファイルの数を設定します。1から16の整数を一つ指定してください。デフォルト値は4です。 |
ファイルサイズ | 一つのトレースファイルの最大サイズを設定します。単位はバイトで,値の範囲は4,096~2,147,483,647です。2,097,152(約2MB)以上を推奨します。デフォルト値は,1,048,576(約1MB)です。 |
表8-4 設定できる項目(ポートレットアクセスログ)
項目名 | 設定内容 |
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ログ出力 | ポートレットアクセスログを出力するかどうかを設定します。次の項目から選択します。デフォルトでは,[出力しない]が選択されています。
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オプション | アクセスログファイルに出力したい項目をチェックします。
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ファイル名 | ログ出力先ディレクトリのフルパス,およびファイル名のプレフィックスを指定します。 ログファイル名は,ここで指定したプレフィックスの後ろに,1から始まる連番,および拡張子(.log)を付けた名称となります。また,ほかのログのファイル名(ログ出力先のフルパス+ファイル名のプレフィックス)と同じ値は指定できません。 指定例を次に示します。
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ファイル数 | 切り替えて使用するトレースファイルの数を指定します。1から16の整数を一つ指定してください。デフォルト値は4です。 |
ファイルサイズ | 一つのトレースファイルの最大サイズを設定します。単位はバイトで,値の範囲は4,096~2,147,483,647です。2,097,152(約2MB)以上を推奨します。デフォルト値は,1,048,576(約1MB)です。 |
(2) コンテナ保守ログの設定方法
コンテナ保守ログは,PortletApp.propertiesで設定します。PortletApp.propertiesは{設定ファイル格納ディレクトリ}に格納されています。デフォルトの格納ディレクトリは次のとおりです。
PortletApp.propertiesで設定を変更した場合,ポータルサーバおよびポートレットが登録されているWebコンテナサーバを再起動したときに,変更が反映されます。
コンテナ保守ログで設定できる項目を,次の表に示します。なお,PortletApp.propertiesの詳細は,「10.1.4 PortletApp.propertiesの詳細」を参照してください。
表8-5 設定できる項目(コンテナ保守ログ)
プロパティ名 | 設定内容 |
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jp.co.hitachi.soft.portal.util.log.container.TraceLevel | トレースレベルを設定します。デフォルト値は,10です。 各レベルの出力内容は次のとおりです※。
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jp.co.hitachi.soft.portal.util.log.container.TraceFile | ログ出力先ディレクトリのフルパス,およびファイル名のプレフィックスを指定します。null値は指定できません。また,ほかのログのファイル名(ログ出力先のフルパス+ファイル名のプレフィックス)と同じ値は指定できません。 デフォルトでは,次の値が設定されています。 ${portal.install.dir}/log/portletContainer |
jp.co.hitachi.soft.portal.util.log.container.TraceNum | 切り替えて使用するログファイルの数を,1~16の整数で設定します。範囲外の値を設定した場合は,ログが出力されません。 デフォルト値は,8です。 |
jp.co.hitachi.soft.portal.util.log.container.TraceSize | 一つのログファイルの最大サイズを設定します。単位はバイトで,値の範囲は4,096~2,147,483,647です。範囲外の値を設定した場合は,デフォルト値を使用します。 デフォルト値は,10,485,760(10MB)です。 |