6.9.3 性能チューニングと障害監視の設定方法

ポートレット並列表示,使用するスレッド数およびポートレット監視時間は,Portal Managerで設定できます。Portal Managerの起動方法については,「2.4.1 Portal Managerの起動方法」を参照してください。ポートレット並列表示,使用するスレッド数およびポートレット監視時間の設定手順を次に示します。

  1. Portal Managerのメニュー部から[ポータルサイトの設定]-[ポートレット並列実行の設定]を選択します。
    次の画面が表示されます。

    図6-13 [ポートレット並列実行の設定]画面

    [図データ]

  2. [ポートレット並列実行]を設定します。
    ポートレット並列実行を設定します。設定する項目とその内容を次の表に示します。

    表6-24 [ポートレット並列実行]の設定内容

    項目名設定内容
    ポートレット並列実行ポートレット並列実行を使用するかどうかを指定します。指定する場合は[有効],指定しない場合は[無効]を選択します。デフォルトは[無効]になります。
    [有効]を指定した場合でポートレット監視時間および各スレッド数が指定されていないときは,ポートレット監視時間および各スレッド数にはそれぞれのデフォルトの値が設定されます。
  3. [ポートレット監視時間]を設定します。
    ポートレット監視時間を設定します。設定する項目とその内容を次の表に示します。

    表6-25 [ポートレット監視時間]の設定内容

    項目名設定内容
    ポートレット監視時間ポートレットのコンテンツ取得時の実行監視時間を設定します。監視時間には0~86,400秒を設定します。0を指定した場合は監視しません。デフォルトは0(監視しない)になります。
    なお,86,401以上またはマイナスの数値を指定した場合はエラーになります。
  4. スレッド数を設定します。
    スレッド数を設定します。設定する項目とその内容を次の表に示します。

    表6-26 並列表示使用時のスレッド数の設定内容

    項目名設定内容
    初期スレッド数ポータル起動時に使用する初期スレッド数を設定します。初期スレッド数には1~1,000を設定します。デフォルトは10になります。スレッド数は利用可能なすべてのポートレット数より大きくなるように設定してください。
    最大スレッド数ポートレット並列表示使用時の最大スレッド数を設定します。最大スレッド数には1~1,000を設定します。デフォルトは100になります。
    スレッド増分ポートレット並列表示使用時にスレッドが不足した場合に使用するスレッド数を設定します。使用するスレッド数には1~1,000を設定します。デフォルトは20になります。
  5. [登録]ボタンをクリックします。
    設定が登録されます。

なお,特定のポートレットのコンテンツ取得に時間が掛かる場合は,取得に時間の掛かるポートレットのコンテンツ取得監視時間を短く設定してください。監視時間を短く設定することで,ほかのコンテンツが取得されるようになります。監視時間を短く設定できない場合は,スレッドプールのスレッド数を増やしてください。