6.4.1 クライアントの判定方法の流れ

uCosminexus Portal Frameworkは,クライアント情報定義ファイル(UserAgentType.xml)を使用して,クライアント種別を判定します。クライアント種別には次の3種類があります。

クライアントの判定方法の流れを次の図に示します。

図6-2 クライアントの判定方法の流れ

[図データ]

  1. uCosminexus Portal Frameworkは,判定にHTTPリクエストヘッダー内のUserAgentパラメタを使用します。
  2. UserAgentパラメタの文字列を解析してグループ化します。
  3. uCosminexus Portal Frameworkに決定した種別を戻します。
グループ化とは
クライアント情報定義ファイル(UserAgentType.xml)ではUserAgentType,DeviceType,MimeTypeという三つのグループの概念を使用します。これらのグループは,クライアントを一定の法則で分けたものです。
グループの種類と設定する値を次の表に示します。

表6-3 グループの種類と設定する値

グループの種類グループ化の単位
UserAgentTypeユーザが任意に定義できます。
DeviceTypeクライアント端末が識別するマークアップ言語の単位でグループ化します。
MimeTypeポータルサーバがクライアントに返却するMIMEタイプでグループ化します。

三つのグループの包含関係を次の図に示します。

図6-3 三つのグループの包含関係

[図データ]