ここでは,スマートナビゲーションを設定する前に知っておいていただきたい内容について説明します。
(1) 前提条件
(a) Webブラウザの前提条件
前提とするWebブラウザはInternet ExplorerまたはFirefoxです。
(b) セキュリティの設定
スマートナビゲーションで接続先サイトにアクセスしたときにレスポンスチェックを行う場合は,Webブラウザのセキュリティの設定でドメイン間でのデータソースのアクセスの設定を有効にする必要があります。インターネットサイトに接続する場合は,ドメイン間でのデータソースのアクセスの設定で「ダイアログを表示する」に設定することを推奨します。
(c) 対応しているポートレット
スマートナビゲーションは次のポートレットで使用することができます。
(d) IFRAMEモードのときの動作
ポートレットがIFRAMEモードで動作しているときの前提条件を次に示します。
(2) スマートナビゲーションを使用するための設定
スマートナビゲーションを使用するために必要な設定を説明します。
(a) ポートレットフィルタを有効にする
スマートナビゲーションのデータ埋め込みを行うため,ポートレットフィルタを有効にします。ポートレットフィルタを有効にする設定はプロパティファイル(PortalResources.properties)で設定します。プロパティファイル(PortalResources.properties)は{設定ファイル格納ディレクトリ}に格納されています。デフォルトの格納ディレクトリは次のとおりです。
ポートレットフィルタを有効にする場合は,次のプロパティを設定します。
表5-23 ポートレットフィルタを有効にする場合に設定するプロパティ
プロパティ名 | 設定値 | 必須 |
---|---|---|
jp.co.hitachi.soft.portal.portlets.filter.enabled | true | ○ |
(b) テンプレートファイルを修正する
スマートナビゲーションを使用するため,以下のテンプレートファイルの<head>タグ内に<scutil:SNMenu/>タグを記述します。
{PROJECT_HOME}¥WEB-INF¥templates¥jsp¥layouts¥html¥default.jsp
{PROJECT_HOME}¥WEB-INF¥templates¥jsp¥layouts¥html¥SinglePortlet.jsp
(3) スマートナビゲーションのその他の設定
スマートナビゲーションを有効に利用するための設定を説明します。ここで説明する設定は必要に応じて設定してください。
(a) トリガーイベント検知範囲にスタイルを適用する
トリガーイベント検知範囲には以下のクラスが指定されます。このクラスにスタイルを設定することによりトリガーイベント検知範囲にスタイルを適用することができます。
表5-24 トリガーイベント検知範囲のクラス
クラス名 | 説明 |
---|---|
hptl_dataput | トリガーイベント検知範囲に適用するスタイルです。 |
hptl_mouseover | トリガーイベント検知範囲にマウスポインタをあてたときに適用するスタイルです。 |
(b) スマートナビゲーションメニューのスタイルを変更する
スマートナビゲーションメニューのスタイルを変更することができます。スタイルは以下のファイルに記述されているクラスを変更します。
{PROJECT_HOME}¥css¥{使用言語}¥SNMenu.css
スマートナビゲーションメニューで使用しているクラスを次に示します。
表5-25 スマートナビゲーションメニューのクラス
クラス名 | 説明 |
---|---|
snMenuHeader | メニューのヘッダに適用するスタイルです。 |
snMenuTitle | メニューアイテムに適用するスタイルです。 |
snMenuSelect | メニューアイテムにマウスポインタをあてたときに適用するスタイルです。 |