3.1 リポジトリサーバの構築手順

リポジトリサーバの構築手順を次に示します。なお,図中の[]で囲まれた数字は,参照先を表します。

図3-1 リポジトリサーバの構築手順

[図データ]

ポータルの使用目的は大きく分けて次の2種類があります。

ここでは,それぞれの場合の構築手順について説明します。

<この節の構成>
(1) ポータルでユーザ認証だけする場合
(2) ユーザごとにアクセス制御をしたり,ポータル画面をカスタマイズしたりする場合

(1) ポータルでユーザ認証だけする場合

ポータルでユーザ認証だけする場合は,図3-1の「ポータルにログインする」の手順に沿って構築します。

(2) ユーザごとにアクセス制御をしたり,ポータル画面をカスタマイズしたりする場合

uCosminexus Portal Frameworkでは,アクセスできるユーザをポータル管理グループ(ポータルサイトを管理する単位)ごとに設定するアクセス制御や,ユーザごとにポータル画面のレイアウトを変更したり,特定のユーザに共通のポータル画面のレイアウト(標準画面レイアウト)を作成したりするパーソナライズを利用できます。

ポータルでユーザごとにアクセス制御やパーソナライズをする場合は,図3-1の「アクセス制御・パーソナライズを設定する」の手順に沿って構築します。

各手順について説明します。

  1. ユーザ管理情報の検討
    アクセス制御とパーソナライズで使用するユーザ管理情報を決定します。詳細は「3.2 ユーザ管理情報の検討」を参照してください。
  2. 共通情報の検討
    全ユーザで共通の情報(共通情報)を設定するかどうかを検討します。詳細は「3.3 共通情報の検討」を参照してください。
  3. リポジトリの検討
    手順1.および手順2.で検討した情報はリポジトリに格納されます。それぞれの情報を格納するリポジトリを検討します。詳細は「3.4 リポジトリの検討」を参照してください。
  4. ユーザ管理情報用リポジトリにディレクトリサーバを使用する場合の設定
    ユーザ管理情報用のリポジトリとして使用するディレクトリサーバを設置し,uCosminexus Portal Framework用の設定をします。詳細は,「3.5 ユーザ管理情報用リポジトリにディレクトリサーバを使用する場合の設定」を参照してください。
  5. ユーザ管理情報用リポジトリにDBを使用する場合の設定
    ユーザ管理情報用のリポジトリとして使用するDBを設置し,uCosminexus Portal Framework用の設定をします。詳細は,「3.6 ユーザ管理情報用リポジトリにDBを使用する場合の設定」を参照してください。
  6. 共通情報用DBの設定
    共通情報用DBを設置し,uCosminexus Portal Framework用の設定をします。詳細は,「3.7 共通情報用DBの設定」を参照してください。