リポジトリにDBを使用する場合,次の設定が必要です。
リポジトリにDBを使用する場合の前提事項,およびパーソナライズ情報の設定方法の詳細を,次に説明します。
(1) リポジトリにDBを使用する場合の前提事項
uCosminexus Portal FrameworkでリポジトリにDBを使用する場合に,前提として知っておいていただきたい事項を次に示します。
(2) パーソナライズ情報の設定
パーソナライズ情報の格納領域は,次の図に示すように,HiRDBまたはOracleの場合はBLOB型,SQL Serverの場合はVARBINARY型で作成します。
図3-9 BLOB型およびVARBINARY型のパーソナライズ情報の格納領域
DBのテーブルには,ユーザID,およびパーソナライズ情報のカラムの指定が必要です。パーソナライズ情報を格納するカラムサイズの算出方法については,「3.6.1(2) パーソナライズ情報の容量計算」を参照してください。
表3-15 最低限必要なDBのテーブル定義情報
情報名称 | カラム名 |
---|---|
ユーザID | USERNAME |
パーソナライズ情報 | HPTLPERSONALIZEINFO |
また,BLOB型またはVARBINARY型のパーソナライズ情報を構築するために,次の内容を定義します。
それぞれの詳細,および各イベントで発行するSQL情報について説明します。
(a) ユーザLOB用RDエリアの定義
HiRDBの場合,パーソナライズ情報を格納するためのユーザLOB用RDエリアを作成します。ポータルの全利用者が100人の場合のパーソナライズ情報の定義例を次に示します。
RDエリア定義形式の詳細は,マニュアル「スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド(Windows(R)用)」またはマニュアル「HiRDB Version 9 システム導入・設計ガイド(Windows(R)用)」を参照してください。
create rdarea RDAREA01
for LOB used by BLOB
page 8192 characters
storage control segment 1 pages
file name "D:¥hirdb¥rdarea¥area01¥rdarea01"
initial 40 segments;
(b) インデクスの作成
DBにインデクスを作成する場合,ユーザIDをキーに指定してください。インデクスの作成方法については,HiRDBの場合は,マニュアル「スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド(Windows(R)用)」またはマニュアル「HiRDB Version 9 システム導入・設計ガイド(Windows(R)用)」,Oracleの場合は,Oracleのマニュアル,SQL Serverの場合は,SQL Serverのマニュアルを参照してください。