付録D Collaboration - Online Community Managementを使用する場合の設定
Collaboration - Online Community Managementでコミュニティを作成すると,コミュニティに対応するポータル管理グループがuCosminexus Portal Frameworkに作成されます。このポータル管理グループは,運用管理ポートレットで作成した通常のポータル管理グループとは異なって,運用管理ポートレットから操作できません(運用管理ポートレットに表示されません)。
このため,Collaboration - Online Community Managementを使用する場合は,ポートレットのアクセス権や標準画面レイアウトについて,あらかじめシステム管理者が設定しておく必要があります。
- ポートレットのアクセス権
Collaboration - Online Community Management連携で作成されたグループに対してはポートレットの利用権限は付加しません。
- 標準画面レイアウト
コミュニティに対応するポータル管理グループ単位では,標準画面レイアウト(コミュニティワークプレースに表示されるポートレットやその配置)を設定できません。標準画面レイアウトはシステムで一つだけ定義できて,すべてのコミュニティワークプレースに適用されます。
標準画面レイアウトを定義するには,システム管理者がPortalResources.propertiesファイルのjp.co.hitachi.soft.portal.collaboration.layout項目で,表示するポートレットを指定します。指定されたポートレットは,コミュニティワークプレースに指定された順に上から1列で並べられます。PortalResources.propertiesファイルの詳細は,「10.1.1 PortalResources.propertiesの詳細」を参照してください。
- 注意
- コミュニティに対応するポータル管理グループに所属するユーザは,コミュニティメンバになります。運用管理ポートレットからは,ポータル管理グループに所属するユーザを追加,削除できません。ユーザを追加,削除したい場合は,Collaboration - Online Community Managementでコミュニティメンバを追加,削除してください。