4.5.2 リポジトリの設定(DB)

DBにアクセスするための設定をします。Portal Managerの[リポジトリの設定]メニューで設定します。Portal Managerの起動方法については,「2.4.1 Portal Managerの起動方法」を参照してください。

Portal Managerを使用して,接続情報と構成情報を定義します。

<この項の構成>
(1) 接続情報の新規登録(DB)
(2) 構成情報の新規登録(DB)

(1) 接続情報の新規登録(DB)

接続情報を新規に登録します。接続情報は,uCosminexus Portal Frameworkからリポジトリに接続するときに使用する情報です。リポジトリにDBを使用する場合,接続情報の設定には次の2種類があります。

Cosminexusのリソースアダプタ(DB Connector)を使用する場合はJNDIを使用してください。それぞれの接続情報の登録手順を次に示します。

(a) JNDIを使用する場合

  1. Portal Managerのメニュー部から[リポジトリの設定]-[接続情報]-[新規作成]を選択します。
    次の画面が表示されます。

    図4-14 [接続情報の設定]画面(初期画面・DB・JNDIあり)

    [図データ]

  2. [接続先の種類]で[DB(JNDI使用)]を選択します。
    次の画面が表示されます。

    図4-15 [接続情報の設定]画面(DB・JNDIあり)

    [図データ]

  3. [接続情報の設定]画面で次の項目を設定します。
    設定する項目と内容を次の表に示します。

    表4-3 接続情報の設定項目(DB・JNDIあり)

    項目名設定内容必須
    接続先の種類接続先のリポジトリの種類を指定します。[DB(JNDI使用)]を指定します。
    接続先名称リポジトリ情報を格納するDBの接続先名称を入力します。名称は任意ですが,ポータルプロジェクト内で一意となるようにしてください。
    JNDI名接続に使用するJNDI名を入力します。入力できる文字は,半角英数字および記号で256文字までです。
    「java:comp/env/」以降にweb.xmlファイルの「res-ref-name」タグで指定したものを入力します。
    web.xmlに<res-ref-name>jdbc/myHiRDB<res-ref-name>と設定した場合
    java:comp/env/jdbc/myHiRDB
    データベース種別
    HiRDBの場合
    [HiRDB]
    Oracleの場合
    [Oracle]
    SQL Serverの場合
    [SQLServer]
    ×

    (凡例)  ○:必須  ×:任意


  4. [登録]ボタンをクリックします。
    接続情報が登録されます。

(b) JNDIを使用しない場合

  1. Portal Managerのメニュー部から[リポジトリの設定]-[接続情報]-[新規作成]を選択します。
    次の画面が表示されます。

    図4-16 [接続情報の設定]画面(初期画面・DB・JNDIなし)

    [図データ]

  2. [接続先の種類]で[DB(一般)]を選択します。
    次の画面が表示されます。

    図4-17 [接続情報の設定]画面(DB・JNDIなし)

    [図データ]

  3. [接続情報の設定]画面で次の項目を設定します。
    設定する項目と内容を次の表に示します。

    表4-4 接続情報の設定項目(DB・JNDIなし)

    項目名設定内容必須
    接続先の種類接続先のリポジトリの種類を指定します。[DB(一般)]を指定します。
    接続先名称リポジトリ情報を格納するDBの接続先名称を入力します。名称は任意ですが,ポータルプロジェクト内で一意となるようにしてください。
    接続先URL接続先DBのURLを入力します。入力できる文字は,半角英数字および記号で1024文字までです。
    指定例:jdbc:hitachi:dbplib://DB=HiRDB,DBID=22200,DBHOST=localhost
    JDBCドライバ名接続に使用するJDBCドライバ名を入力します。半角英数字および記号で256文字まで指定できます。JDBCドライバには,HiRDB Type4 JDBC Driver,Cosminexus DABroker Library,Oracle JDBC Thin Driver,またはSQL ServerのJDBCドライバが使用できます。
    接続先ユーザー名接続先DBのユーザ名を入力します。入力できる文字は,半角英数字および記号で256文字までです。
    接続先パスワード接続先DBのパスワードを入力します。入力できる文字は,半角英数字および記号で256文字までです。
    接続待ち時間DBとの接続が成功するまで待機する時間を指定します。単位は秒です。
    [接続待ち時間]には0~2,147,483,647の値を指定します。
    データベース種別
    HiRDBの場合
    [HiRDB]
    Oracleの場合
    [Oracle]
    SQL Serverの場合
    [SQLServer]
    ×

    (凡例)  ○:必須  ×:任意


  4. [登録]ボタンをクリックします。
    接続情報が登録されます。

(2) 構成情報の新規登録(DB)

構成情報を定義します。構成情報は,ユーザ管理情報のユーザ情報,グループ情報,および組織単位情報を格納したDB上のテーブル構成の情報です。構成情報の定義は,ユーザエントリ,グループエントリ,および組織単位エントリごとに設定します。

ユーザエントリの設定は必ずしてください。グループエントリおよび組織単位エントリの設定については,グループ識別子および組織単位識別子でアクセス制御やパーソナライズをする場合に設定してください。

構成情報を定義する手順を次に示します。

  1. Portal Managerのメニュー部から[リポジトリの設定]-[構成情報]-[新規作成]を選択します。
    構成情報の設定画面が表示されます。

    図4-18 [構成情報の設定]画面(初期画面・DB・構成情報の新規登録)

    [図データ]

  2. [接続先の種類]で[DB]を選択します。
    次の画面が表示されます。

    図4-19 [構成情報の設定]画面(DB)

    [図データ]

  3. [構成情報の設定]画面で次の項目を設定します。
    画面で設定する項目と内容を次の表に示します。

    表4-5 構成情報の設定項目(DB)

    項目名設定内容必須
    接続先の種類(1) 接続情報の新規登録(DB)」で定義した接続先の種類を選択します。DBの場合,[DB]となります。
    接続先名称(1) 接続情報の新規登録(DB)」で定義した接続先の名称を選択します。
    構成の名称構成の名称をポータルプロジェクト内で一意になるように入力します。
    テーブル名テーブル名を入力します。
    テーブルキーカラム名テーブルのキーとなるカラム名を入力します。ユニークキーを指定してください。

    (凡例) ○:必須


  4. [登録]ボタンをクリックします。
    エントリが登録されます。
  5. グループエントリを設定します(グループ識別子を使用する場合)。
    引き続き,グループエントリを設定する場合は,手順1.~4.を実施してください。
  6. 組織単位エントリを設定します(組織単位識別子を使用する場合)。
    引き続き,組織単位エントリを設定する場合は,手順1.~4.を実施してください。