URLの変換規則はプロパティファイル(PortalResources.properties)で設定します。プロパティファイル(PortalResources.properties)は{設定ファイル格納ディレクトリ}に格納されています。デフォルトの格納ディレクトリは次のとおりです。
プロトコルとサーバ名称を含むURLを生成する変換規則を使用する場合は,次のプロパティを設定します。
表6-19 プロトコルとサーバ名称を含むURLを生成する変換規則を使用する場合に設定するプロパティ
プロパティ名 | 設定値 | 必須 |
---|---|---|
jp.co.hitachi.soft.portal.transurlflag | false | × |
jp.co.hitachi.soft.portal.url.proxy |
| ○※ |
jp.co.hitachi.soft.portal.url.httpdomain | HTTP通信をする際の,リバースプロキシまたはSSLアクセラレーターのホスト名称,ポート番号およびパス名を,次の形式で指定してください。 ホスト名称:ポート番号/パス名 ポート番号およびパス名は省略できます。また,すべてを省略した場合は,ポータルサーバのホスト名称とポート番号が使用されます。 | × |
jp.co.hitachi.soft.portal.url.httpsdomain | HTTPS通信をする際の,リバースプロキシまたはSSLアクセラレーターのホスト名称,ポート番号およびパス名を,次の形式で指定してください。 ホスト名称:ポート番号/パス名 ポート番号およびパス名は省略できます。また,すべてを省略した場合は,ポータルサーバのホスト名称とポート番号が使用されます。 | × |
jp.co.hitachi.soft.portal.transcontextflag | jp.co.hitachi.soft.portal.url.httpdomainプロパティおよびjp.co.hitachi.soft.portal.url.httpsdomainプロパティで指定したパス名でポータルプロジェクト名を置換する場合はtrueを設定してください。 | × |
transinline.compat | jp.co.hitachi.soft.portal.portlet.PortletURI#transInlineURIメソッドについて,プロトコルとサーバ名称を含まないURLを生成します。プロトコルとサーバ名称を含むURLを生成する場合はfalseを指定してください。trueに設定した場合,または未指定の場合,jp.co.hitachi.soft.portal.portlet.PortletURI#transInlineURIメソッドには,次のプロパティが適用されません。
| × |
(凡例) ○:必須 ×:任意
注※ SSLアクセラレーターを使用する場合だけ,必須の項目です。
設定したプロパティと変換後URLの例を次に示します。ここでは,各サーバのアドレスを次のように仮定しています。
リバースプロキシ:www.reverse.com:8080
ポータルサーバ:www.portal-server.co.jp
ポータルプロジェクト名:Portal
アクセスURI:index.jsp
表6-20 プロパティの設定と変換後URLの例
SSLアクセラレーターまたはリバースプロキシの設定 | jp.co.hitachi.soft.portal.url.httpdomain または jp.co.hitachi.soft.portal.url.httpsdomain | jp.co.hitachi.soft.portal.transcontextflag | 変換後URLの例 |
---|---|---|---|
ホスト名のみの変更 | www.reverse.com:8080 | false | http://www.reverse.com:8080/Portal/index.jsp |
ホスト名およびパスを追加(「/rev」を「/」に割り当て) | www.reverse.com:8080/rev | false | http://www.reverse.com:8080/rev/Portal/index.jsp |
www.reverse.com:8080/rev/Portal | true | ||
ホスト名およびパスを変更(「/rev」を「/Portal」に割り当て) | www.reverse.com:8080/rev | true | http://www.reverse.com:8080/rev/index.jsp |
ホスト名およびパスを削除(「/」を「/Portal」に割り当て) | www.reverse.com:8080/ | true | http://www.reverse.com:8080/index.jsp |