8.5 ホスト名またはIPアドレスの変更

ここでは,運用後にホスト名またはIPアドレスを変更する場合の影響範囲について説明します。

<この節の構成>
(1) ポータルサーバのホスト名またはIPアドレスを変更する場合
(2) リポジトリサーバのホスト名またはIPアドレスを変更する場合
(3) Webポートレットの接続先ホストを変更する場合
(4) Webポートレットが接続するプロキシサーバを変更する場合
(5) Notesサマリポートレットで使用しているNotesサーバを変更する場合

(1) ポータルサーバのホスト名またはIPアドレスを変更する場合

特に影響はありません。

(2) リポジトリサーバのホスト名またはIPアドレスを変更する場合

リポジトリの設定の接続先URLに変更するホスト名またはIPアドレスを記述している場合は変更してください。リポジトリの変更について,ディレクトリサーバの場合は「4.4.2 リポジトリの変更(ディレクトリサーバ)」を,DBの場合は「4.5.3 リポジトリの変更(DB)」を参照してください。

また,統合ユーザ管理フレームワークのコンフィグレーションファイルで指定しているディレクトリサーバまたはDBのURLを変更してください。統合ユーザ管理フレームワークのコンフィグレーションファイルについては「4.3.1 統合ユーザ管理フレームワークの実行環境の設定」を参照してください。

(3) Webポートレットの接続先ホストを変更する場合

ポートレットの種類ごとの影響範囲を次の表に示します。変更するホスト名またはIPアドレスを記述している場合は変更してください。

ポートレットの種類影響範囲
Web Page PortletコンテンツURL
Web App PortletコンテンツURL
フォーム認証定義ファイルに定義した認証URL
Multi Web Portletマルチデバイスコンテンツ(HTML,CHTML,HDML)
FormBase認証(認証URL)
Distributed Web Portletサーバアドレス
WebコンテンツポートレットForm認証用URL
コンテンツ取得用URL
ログアウト用URL

(4) Webポートレットが接続するプロキシサーバを変更する場合

ポートレットの種類ごとの影響範囲を次の表に示します。変更するホスト名またはIPアドレスを記述している場合は変更してください。

ポートレットの種類影響範囲
Web Page Portletプロキシホスト
Web App Portletプロキシホスト
Multi Web Portletプロキシホスト
Distributed Web Portletプロキシホスト
WebコンテンツポートレットProxyホスト

(5) Notesサマリポートレットで使用しているNotesサーバを変更する場合

変更するホスト名またはIPアドレスを記述していた場合に変更が必要な設定を次に示します。なお,運用環境1および運用環境2についてはNotesサマリポートレットに付属のReadmeファイルを参照してください。