3.7.3 DBのセットアップ(HiRDBの場合)

DBにテーブル,インデクス,およびRDエリアを作成します。

<この項の構成>
(1) 作成するテーブル,インデクスおよびRDエリア
(2) テーブルの作成
(3) データの登録

(1) 作成するテーブル,インデクスおよびRDエリア

次のテーブル,インデクスおよびRDエリアを作成します。

(a) テーブル

(b) インデクス

作成するインデクスを次の表に示します。

表3-30 作成するインデクス

インデクス名称テーブル名称備考
FILECONTENT_INDX1FILECONTENTFILEUPDATECD
FILECONTENT_INDX2DELETEFLG
PORTLET_ARRANGE_INDX1PORTLET_ARRANGELAYOUTID
PORTLET_ARRANGE_INDX2AREAID
PORTLET_ARRANGE_INDX3PORTLETNAME
PORTLET_ARRANGE_INDX4UPDATECD
PORTLET_ARRANGE_INDX5DELETEFLG
PORTAL_GROUP_INDX1PORTAL_GROUPCOMMUNITYID
PORTAL_GROUP_INDX2GROUPUPDATECD
PORTAL_GROUP_INDX3DELETEFLG
PORTAL_LAYOUT_INDX1PORTAL_LAYOUTPORTALGROUPNAME
PORTAL_LAYOUT_INDX3ENTRYUPDATECD
PORTAL_LAYOUT_INDX4INSTANCETYPE
PORTAL_LAYOUT_INDX5DELETEFLG
PORTAL_PORTLET_INDX1PORTAL_PORTLETPORTALGROUPNAME
PORTAL_PORTLET_INDX3ENTRYUPDATECD
PORTAL_PORTLET_INDX4INSTANCETYPE
PORTAL_PORTLET_INDX5DELETEFLG
PORTLET_GROUP_INDX1PORTLET_GROUPLOCATION
PORTLET_GROUP_INDX2PARENTPORTLETGROUP
PORTLET_GROUP_INDX3GROUPUPDATECD
PORTLET_GROUP_INDX4DELETEFLG
PORTLET_ENTRY_INDX1PORTLET_ENTRYPORTLETGROUPNAME
PORTLET_ENTRY_INDX2ENTRYUPDATECD
PORTLET_ENTRY_INDX3DELETEFLG
COMPONENT_PORTLET_INDX1COMPONENT_PORTLETPORTLETNAME
COMPONENT_PORTLET_INDX2ID
COMPONENT_PORTLET_INDX3UPDATECD

(凡例) -:該当しません。


(c) RDエリア

作成するRDエリアを次の表に示します。

注意
ここで示しているRDエリアの定義は最低限の動作を保証するものです。RDエリアの配置は性能を考慮して設計してください。

表3-31 作成するRDエリア

種別名称用途
ユーザ用RDエリアRDPFCテーブル「FILECONTENT」およびテーブルに設定するすべてのインデクスを格納するための領域です。ただし,テーブルのBLOBのデータはユーザLOB用RDエリアに格納します。
RDARRANGEテーブル「PORTLET_ARRANGE」およびテーブルに設定するすべてのインデクスを格納するための領域です。
RDPORTALテーブル「PORTAL_GROUP」,「PORTAL_LAYOUT」,「PORTAL_PORTLET」,「PORTAL_CREATEID」,およびこれらのテーブルに設定するすべてのインデクスを格納するための領域です。ただし,各テーブルのBLOBのデータはユーザLOB用RDエリアに格納します。
RDPORTLETGROUPテーブル「PORTLET_GROUP」,「PORTLET_ENTRY」およびこれらのテーブルに設定するすべてのインデクスを格納するための領域です。
ユーザLOB用RDエリアLOBPFCテーブル「FILECONTENT」のカラム「FILECONTENT」を格納するためのBLOB領域です。
LOBPORTAL1テーブル「PORTAL_GROUP」のカラム「PORTALGROUPTITLES」を格納するためのBLOB領域です。
LOBPORTAL2テーブル「PORTAL_GROUP」のカラム「ALLOWLISTCONTROL」を格納するためのBLOB領域です。
LOBPORTAL3テーブル「PORTAL_GROUP」のカラム「ALLOWLISTUSE」を格納するためのBLOB領域です。
LOBPORTAL4テーブル「PORTAL_LAYOUT」のカラム「ENTRYPARAMETER」を格納するためのBLOB領域です。
LOBPORTAL5テーブル「PORTAL_LAYOUT」のカラム「ENTRYTITLES」を格納するためのBLOB領域です。
LOBPORTAL6テーブル「PORTAL_PORTLET」のカラム「ENTRYPARAMETER」を格納するためのBLOB領域です。
LOBPORTAL7テーブル「PORTAL_PORTLET」のカラム「ENTRYTITLES」を格納するためのBLOB領域です。
RDLOBPG1テーブル「PORTLET_GROUP」のカラム「PORTLETGROUPTITLES」を格納するためのBLOB領域です。
RDLOBPG2テーブル「PORTLET_GROUP」のカラム「PORTLETGROUPDESCS」を格納するためのBLOB領域です。

注※ RDエリアの名称は,表のとおりである必要はありません。表とは別の名称を使用する場合は,create.sqlファイルを編集して作成先RDエリア名を変更してからRDエリアを作成してください。


create.sqlファイルの格納ディレクトリを次に示します。

格納ディレクトリ
{uCosminexus Portal Frameworkインストールディレクトリ}¥samples¥config¥empowermentdb

(2) テーブルの作成

コマンドプロンプトでサンプルのSQLファイル(create.sqlおよびdataload_id.sql)を実行して,テーブル,インデクス,および初期データIDを作成します。

set pduser={DBユーザ名}/{パスワード}
pdsql < create.sql
pdsql < dataload_id.sql

set pduser={DBユーザ名}/{パスワード}
pddef < create.sql
pdload PORTAL_CREATEID c:¥temp¥dataload
pdload PORTAL_UPDATEID c:¥temp¥dataload

dataloadの内容
source c:¥temp¥dataload id

dataload idの内容
'100'

(3) データの登録

作成したテーブルに,データを登録します。データの登録手順を次に示します。
  1. dataload_tool.propertiesファイルを編集します。
    dataload_tool.propertiesファイルの詳細は,「10.1.5 dataload_tool.propertiesの詳細」を参照してください。
  2. テーブルにデータを格納します。
    コマンドプロンプトでdataload_tool.batファイルを実行してテーブルへのデータ登録をしてください。
    dataload_tool.batファイルの格納ディレクトリは次のとおりです。
    格納ディレクトリ
    {uCosminexus Portal Frameworkインストールディレクトリ}¥samples¥config¥empowermentdb
     
    コマンドの実行例を次に示します。

    dataload_tool.bat {DBユーザ名} {パスワード}

    DBユーザ名
    移行処理を行うDBのユーザ名を指定します。「"」や「'」がある場合は「¥"」や「¥'」に置き換えてください。
    パスワード
    DBユーザ名に指定したユーザ名に対応するパスワードを指定します。「"」や「'」がある場合は「¥"」や「¥'」に置き換えてください。