はじめに
このマニュアルは,次のプログラムプロダクトの機能概要,およびポータルの構築方法について説明したものです。
- uCosminexus Portal Framework
uCosminexus Portal Frameworkは,企業ポータルを構築および運用するソフトウェアです。
対象読者
このマニュアルは,uCosminexus Portal Frameworkを利用して企業ポータルを構築される方を対象としています。また,次の知識を持っていることを前提としています。
- Cosminexus上でサーブレットやJSPを運用できる知識
- ディレクトリサーバまたはDBを運用・管理できる知識
- HTMLおよびXMLの知識
マニュアルの構成
このマニュアルは,次に示す編,章と付録から構成されています。
- 第1編 概要編
- 第1章 ポータルの概要
- uCosminexus Portal Frameworkの処理概要,特長,構成,ポータルとポートレットの概要など,uCosminexus Portal Frameworkをご使用になる前に知っておいていただきたいことについて説明しています。
- 第2編 構築編
- 第2章 uCosminexus Portal Frameworkのインストール
- uCosminexus Portal Frameworkのインストール方法,環境変数の設定,Portal Managerのセットアップ方法,および起動・終了方法について説明しています。
- 第3章 リポジトリサーバの構築
- リポジトリサーバの構築方法について説明しています。
- 第4章 ポータルサーバの構築
- ポータルサーバの構築方法について説明しています。
- 第3編 カスタマイズ編
- 第5章 ポータル画面のカスタマイズ
- 画面テンプレートのカスタマイズ,およびレイアウト形式のカスタマイズについて説明しています。
- 第6章 ポータル機能のカスタマイズ
- uCosminexus Portal Frameworkの機能のカスタマイズ,および認証方法のカスタマイズについて説明しています。
- 第7章 ポートレットの登録
- ポートレットの登録手順,およびポートレット登録時の注意事項について説明しています。
- 第4編 運用編
- 第8章 ポータルの運用
- ポータルの起動方法と終了方法,およびログの設定について説明しています。
- 第5編 リファレンス編
- 第9章 カスタマイズに使用するライブラリ
- ポータルをカスタマイズするときに使用するライブラリについて説明しています。
- 第10章 設定ファイルとコマンド
- uCosminexus Portal Frameworkの設定ファイル,およびコマンドについて説明しています。
- 付録A 自動デプロイされたポートレットのセキュリティ向上方法
- 自動デプロイされたポートレットのセキュリティ向上をさせる際に必要となる設定について説明しています。
- 付録B uCosminexus Portal Frameworkのアンインストール
- uCosminexus Portal Frameworkのアンインストール手順について説明しています。
- 付録C バージョンアップ手順
- uCosminexus Portal Frameworkのバージョンアップ手順について説明しています。
- 付録D Collaboration - Online Community Managementを使用する場合の設定
- Collaboration - Online Community Managementを使用する場合の設定について説明しています。
- 付録E メッセージ
- uCosminexus Portal Frameworkが出力するメッセージおよび対処について説明しています。
- 付録F 監査ログメッセージ
- uCosminexus Portal Frameworkが出力する監査ログのメッセージについて説明しています。
- 付録G 各バージョンの変更内容
- 各バージョンでの変更内容について説明しています。
- 付録H このマニュアルの参考情報
- 関連マニュアル,このマニュアルで使用している略語の意味などを説明しています。
- 付録I 用語解説
- このマニュアルで使用する用語について説明しています。
読書手順
このマニュアルは,利用目的に合わせて章を選択して読むことができます。利用目的別に次の流れに従ってお読みいただくことをお勧めします。
![[図データ]](figure/zu00doku.gif)
操作方法の説明で使用する記号
このマニュアルでは,次に示す記号を使用して操作方法を説明しています。
記号 | 意味 |
---|
{ } | ユーザが指定する内容を示します。 |
[ ] | メニュー名,ウィンドウ名,ボタン,またはキーボードのキーを示します。 |
構文の説明で使用する記号
このマニュアルでは,次に示す記号を使用して構文の要素を説明しています。
記号 | 意 味 |
---|
| | 横に並べられた複数の項目に対する項目間の区切りを示し,「または」の意味を表します。 (例)A|B AまたはBを指定することを示します。 |
_ | 括弧で囲まれた複数項目のうち1項目に対して使用され,括弧内のすべてを省略した場合にシステムが取る標準値を示します。 (例)〔A|B〕 何も指定しない場合はAが指定されます。 |
{ } | この記号で囲まれている複数の項目のうちから一つを選択することを意味します。項目が横に並べられ,記号|で区切られている場合は,そのうちの一つを選択します。 (例){A|B|C} A,B,またはCのどれかを指定することを示します。 |
[ ] | この記号で囲まれている項目は省略してもよいことを意味します。複数の項目が横に並べて記述されている場合は,すべてを省略するか,記号{ }と同じくどれか一つを選択します。 (例1)[A] 「何も指定しない」か「Aを指定する」ことを示します。 (例2)[B|C] 「何も指定しない」か「BまたはCを指定する」ことを示します。 |
… | この記号の直前の項目を繰り返し,複数個指定できることを示します。 (例)A… Aを複数個指定できることを示します。 |
図中で使用する記号
このマニュアルの図中で使用する記号を,次のように定義します。
![[図データ]](figure/zu00kigo.gif)