7.8.2 登録(Webポートレット)

ポートレットの登録には,Portal Managerを使用します。Portal Managerの起動方法については,「2.4.1 Portal Managerの起動方法」を参照してください。

Webポートレットを登録する手順を次に示します。

  1. Portal Managerのメニュー部から[ポートレットの設定]-[ポートレットの追加・変更・削除]を選択します。
    次の画面が表示されます。

    図7-12 [ポートレットの追加・変更・削除]画面(Webポートレット・登録)

    [図データ]

  2. [ポートレットの追加・変更・削除]画面の[新規作成]ボタンをクリックします。
    次の画面が表示されます。

    図7-13 [ポートレットの新規作成]画面(Webポートレット)

    [図データ]

  3. ポートレットの作成に必要な項目を設定します。
    ポートレットの新規作成で設定する項目を次の表に示します。

    表7-8 新規作成で設定する項目(Webポートレット)

    項目名設定内容必須
    ポートレット名ポートレットの名称を指定します。指定できるのは,32文字までの半角英数字です。
    ポートレット種別[Multi Web Portlet],[Web Page Protlet]または[Web App Portlet]を選択します。
    ポートレットのタイトルポートレットのタイトルを指定します。ここで指定した文字列が,ポートレットのタイトルバーに表示されます。
    [ja]には日本語,[en]には英語で指定します。
    指定できる最大文字数は,半角でも全角でも80文字までです。
    指定しない場合,ポートレット名がタイトルとして使用されます。
    ×
    ポートレットの説明ポートレットの説明文を入力します。
    [ja]には日本語,[en]には英語で指定します。
    指定できる最大文字数は,半角でも全角でも80文字までです。
    指定しない場合,ユーザがレイアウトカスタマイズ画面([ポートレットの選択]画面)でポートレットを選択したときに,説明欄が空欄のままとなります。
    ×
    ウィンドウタイトルウィンドウのタイトルを指定します。ここで指定した文字列が,新規ウィンドウ画面でポートレットを表示する際,Webブラウザのタイトルバーに表示されます。
    [ja]には日本語,[en]には英語で指定します。
    指定できる最大文字数は,半角でも全角でも80文字までです。
    指定しない場合,ウィンドウのタイトルはポートレットタイトルになります。なお,ポートレットタイトルも指定されていない場合は,ポートレット名になります。
    ×

    (凡例) ○:必須  ×:任意

    注※
    プロパティファイル(PortalResources.properties)のjp.co.hitachi.soft.portal.i18n.supports属性で,日本語および英語以外の言語を追加している場合は,その言語の設定項目が表示されます。各項目で指定できる最大文字数は,日本語および英語の場合と同じです。

  4. [次へ]ボタンをクリックします。
    選択したポートレットの種別に応じて画面が表示されます。ここでは,Multi Web Portletの設定画面を示します。

    図7-14 [ポートレットの設定]画面(Multi Web Portlet・登録)

    [図データ]

  5. ポートレットを設定します。
    ポートレットを設定します。設定できる項目を次の表に示します。

    表7-9 設定できる項目(Webポートレット)

    項目名設定内容必須
    ポートレット横幅サイズポートレットの横幅サイズを設定します。[指定なし][サイズ小][サイズ中]または[サイズ大]が選択できます。×
    画面モードフラグポートレットのタイトルバーに表示されるボタンを設定します。[最小化][最大化]または[閉じる]ボタンを設定できます。×
    表示方法ポートレットを,レイアウトカスタマイズ画面([ポートレットの選択]画面)でレイアウトできるポートレットとして表示させるかどうかを設定します。[レイアウト不可]にチェックを付けると,レイアウトカスタマイズ画面([ポートレットの選択]画面)上に表示されないで,このポートレットを使用する他のポートレットからだけ呼び出せるポートレットとなります。×
    マッピング定義ファイルの場所※1マッピング定義ファイルの作成場所を指定します。ここで指定された場所にマッピング定義ファイルが作成されます。ポートレットディレクトリ(「{PROJECT_HOME}/portlets/{ポートレット名称}/」)下の任意のファイルを指定します。
    なお,生成されるマッピング定義ファイルの拡張子は,.xmlとなります。
    マルチデバイスコンテンツ※1クライアント種別ごとにポートレットに表示するコンテンツのURLを,該当するクライアント種別([HTML][CHTML]または[HDML])のテキストボックスに指定します。クライアント種別については,「6.4 クライアント種別判定の設定」を参照してください。
    コンテンツURL※2ポートレットに表示するコンテンツのURLを入力します。
    コンテンツフィルタリング
    • フィルタリング方式
      Multi Web PortletまたはWeb Page Portletの場合,[削除]になります。ただし,Web Page Portletの場合はフィルタリング方式が画面に表示されません。
      Web App Portletの場合,ドロップダウンリストから[削除]または[抽出]を選択します。デフォルトでは[削除]です。
    • ディレクティブ形式
      Multi Web Portletの場合は「正規表現」,Web Page Portletの場合は「コメント」になります。ただし,どちらの場合もディレクティブ形式は画面に表示されません。
      Web App Portletの場合,ドロップダウンリストから[コメント]または[正規表現]を選択します。デフォルトでは[コメント]です。
    • [開始]テキストボックス
      ディレクティブ形式に指定した形式に対応する,開始キーワードまたはパターンを指定します。
    • [終了]テキストボックス
      ディレクティブ形式に指定した形式に対応する,終了キーワードまたはパターンを指定します。
    なお,ディレクティブ形式が[コメント]の場合,[追加]ボタンをクリックして内容を登録する必要があります。
    コンテンツフィルタリングについては,マニュアル「uCosminexus Portal Framework ポートレット開発ガイド」を参照してください。
    ×
    FormBase認証※1フォーム認証を設定します。
    • 認証URL
      [認証元]には認証元URLを,[認証先]には認証先URLを指定します。
    • 要求方法
      要求方法を[GET]または[POST]から選択します。
    • Formクエリー
      フォーム認証に使用するクエリーを入力します。入力後,[追加]ボタンをクリックしてクエリーを追加します。
    フォーム認証の設定を変更する場合は[変更]ボタンを,削除する場合は[削除]ボタンをクリックします。
    ×
    削除する要素※1削除する要素を次の項目から選択します。
    [Applet要素][Object要素][Script要素]
    ×
    バイナリデータの取得※1バイナリデータの取得方法を指定します。
    [ポータルサーバを経由して取得]または[webサーバから直接取得]を選択できます。
    ×
    標準表示時の縦幅※1ポータル画面で表示されるポートレットの縦幅サイズをピクセル単位で指定します。指定できる値の範囲は1~9,999です。指定しない場合,デフォルト値の300になります。×
    最大表示時の縦幅※1ポータル画面でポートレットを最大表示した場合の縦幅サイズをピクセル単位で指定します。指定できる値の範囲は1~9,999です。指定しない場合,デフォルト値の460になります。×
    自動最大化表示※1画面遷移時に,自動的に最大化するか選択します。[有効]または[無効]を選択できます。×
    プロキシサーバ※1ポートレットの定義で設定したプロキシサーバを使用する場合にチェックします。なお,チェックした場合は[ホスト]と[ポート]は表示されません。
    • [ホスト]
      使用するプロキシホストを設定します。ポートレットごとにプロキシサーバが異なる場合に設定します。
    • [ポート]
      使用するプロキシのポート番号を設定します。ポートレットごとにプロキシサーバが異なる場合に設定します。
    ×
    キャッシュ制御※3ポートレットに対するキャッシュ制御を指定します。[有効]または[無効]を選択できます。×
    ネームスペース自動解決※3ネームスペースを解決するかどうか指定します。解決する場合は[有効],解決しない場合は[無効]を選択します。×
    インラインオブジェクト※3インラインオブジェクトの取得方法を指定します。[webサーバから直接取得]または[ポータルサーバを経由して取得]を選択します。×
    head要素の削除
    applet要素の削除
    object要素の削除
    script要素の削除
    event要素の削除
    Web App PortletおよびWeb Page Portletの場合,各要素を削除するかどうかを指定します。
    [削除する]または[削除しない]を選択できます。
    ×

    (凡例) ○:必須  ×:任意

    注※1 Multi Web Portletの場合,設定できます。

    注※2 Web App PortletおよびWeb Page Portletの場合,設定できます。

    注※3 Web App Portletの場合,設定できます。


    なお,ポートレットの共通定義を変更したい場合は,[ポートレットの定義]ボタンをクリックしてください。[ポートレットの共通定義]画面が表示されて,ポートレットの共通定義を変更できます。定義する項目の詳細は,「7.8.1 共通定義(Webポートレット)」を参照してください。
  6. [OK]ボタンをクリックします。
    ポートレットが登録され,[ポートレットの追加・変更・削除]画面に戻ります。

Webポートレットの登録後,登録したWebポートレットが正しく表示されるかどうか確認したい場合,キャッシュをクリアする必要があります。キャッシュをクリアする方法については,「7.8.4 キャッシュクリアの実行」を参照してください。