3.6.3 DBのセットアップ

リポジトリにDBを使用する場合,次の設定が必要です。

リポジトリにDBを使用する場合の前提事項,およびパーソナライズ情報の設定方法の詳細を,次に説明します。

<この項の構成>
(1) リポジトリにDBを使用する場合の前提事項
(2) パーソナライズ情報の設定

(1) リポジトリにDBを使用する場合の前提事項

uCosminexus Portal FrameworkでリポジトリにDBを使用する場合に,前提として知っておいていただきたい事項を次に示します。

(2) パーソナライズ情報の設定

パーソナライズ情報の格納領域は,次の図に示すように,HiRDBまたはOracleの場合はBLOB型,SQL Serverの場合はVARBINARY型で作成します。

図3-9 BLOB型およびVARBINARY型のパーソナライズ情報の格納領域

[図データ]

DBのテーブルには,ユーザID,およびパーソナライズ情報のカラムの指定が必要です。パーソナライズ情報を格納するカラムサイズの算出方法については,「3.6.1(2) パーソナライズ情報の容量計算」を参照してください。

表3-15 最低限必要なDBのテーブル定義情報

情報名称カラム名
ユーザIDUSERNAME
パーソナライズ情報HPTLPERSONALIZEINFO

また,BLOB型またはVARBINARY型のパーソナライズ情報を構築するために,次の内容を定義します。

それぞれの詳細,および各イベントで発行するSQL情報について説明します。

(a) ユーザLOB用RDエリアの定義

HiRDBの場合,パーソナライズ情報を格納するためのユーザLOB用RDエリアを作成します。ポータルの全利用者が100人の場合のパーソナライズ情報の定義例を次に示します。

RDエリア定義形式の詳細は,マニュアル「スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド(Windows(R)用)」またはマニュアル「HiRDB Version 9 システム導入・設計ガイド(Windows(R)用)」を参照してください。

create rdarea RDAREA01
  for LOB used by BLOB
  page 8192 characters
  storage control segment 1 pages
  file name "D:¥hirdb¥rdarea¥area01¥rdarea01"
  initial 40 segments;

(b) インデクスの作成

DBにインデクスを作成する場合,ユーザIDをキーに指定してください。インデクスの作成方法については,HiRDBの場合は,マニュアル「スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド(Windows(R)用)」またはマニュアル「HiRDB Version 9 システム導入・設計ガイド(Windows(R)用)」,Oracleの場合は,Oracleのマニュアル,SQL Serverの場合は,SQL Serverのマニュアルを参照してください。