ここでは,運用後にホスト名またはIPアドレスを変更する場合の影響範囲について説明します。
(1) ポータルサーバのホスト名またはIPアドレスを変更する場合
特に影響はありません。
(2) リポジトリサーバのホスト名またはIPアドレスを変更する場合
リポジトリの設定の接続先URLに変更するホスト名またはIPアドレスを記述している場合は変更してください。リポジトリの変更について,ディレクトリサーバの場合は「4.4.2 リポジトリの変更(ディレクトリサーバ)」を,DBの場合は「4.5.3 リポジトリの変更(DB)」を参照してください。
また,統合ユーザ管理フレームワークのコンフィグレーションファイルで指定しているディレクトリサーバまたはDBのURLを変更してください。統合ユーザ管理フレームワークのコンフィグレーションファイルについては「4.3.1 統合ユーザ管理フレームワークの実行環境の設定」を参照してください。
(3) Webポートレットの接続先ホストを変更する場合
ポートレットの種類ごとの影響範囲を次の表に示します。変更するホスト名またはIPアドレスを記述している場合は変更してください。
ポートレットの種類 | 影響範囲 |
---|---|
Web Page Portlet | コンテンツURL |
Web App Portlet | コンテンツURL |
フォーム認証定義ファイルに定義した認証URL | |
Multi Web Portlet | マルチデバイスコンテンツ(HTML,CHTML,HDML) |
FormBase認証(認証URL) | |
Distributed Web Portlet | サーバアドレス |
Webコンテンツポートレット | Form認証用URL |
コンテンツ取得用URL | |
ログアウト用URL |
(4) Webポートレットが接続するプロキシサーバを変更する場合
ポートレットの種類ごとの影響範囲を次の表に示します。変更するホスト名またはIPアドレスを記述している場合は変更してください。
ポートレットの種類 | 影響範囲 |
---|---|
Web Page Portlet | プロキシホスト |
Web App Portlet | プロキシホスト |
Multi Web Portlet | プロキシホスト |
Distributed Web Portlet | プロキシホスト |
Webコンテンツポートレット | Proxyホスト |
(5) Notesサマリポートレットで使用しているNotesサーバを変更する場合
変更するホスト名またはIPアドレスを記述していた場合に変更が必要な設定を次に示します。なお,運用環境1および運用環境2についてはNotesサマリポートレットに付属のReadmeファイルを参照してください。