uCosminexus Portal Framework　システム管理者ガイド

6.11　設定ファイル格納ディレクトリの指定方法の変更

設定ファイル格納ディレクトリをJavaシステムプロパティで指定できます。設定ファイル格納ディレクトリはweb.xmlファイルで指定しているため，設定ファイル格納ディレクトリを変更するたびにwarファイルを再作成する必要がありますが，Javaシステムプロパティで指定することで再作成する必要がなくなります。

ここでは，Javaシステムプロパティで設定ファイル格納ディレクトリを指定する方法について説明します。

＜この節の構成＞

(1)　Javaシステムプロパティの設定

(2)　WebアプリケーションのDD（web.xml）の編集

(1)　Javaシステムプロパティの設定

Javaシステムプロパティに設定ファイル格納ディレクトリ内のTurbineResources.propertiesファイルのパスを設定します。ポータルプロジェクトが動作するJ2EEサーバのusrconf.cfg（J2EEサーバ用オプション定義ファイル）で設定する場合の設定例を次に示します。
 
add.jvm.arg=-Dhptl.turbineresources.key.project1=C:/CosmiPortal/conf/TurbineResources.properties
 
注意

Portal Managerのusrconf.cfgにも同様の設定を行ってください。Portal Managerのusrconf.cfgファイルは次のディレクトリに格納されています。

{Cosminexusインストールディレクトリ}\CC\web\containers\portaladmin\usrconf

(2)　WebアプリケーションのDD（web.xml）の編集

ポータルプロジェクトのweb.xmlを編集します。web.xmlは次に示すディレクトリに格納されています。
格納ディレクトリ
{PROJECT_HOME}\WEB-INF
web.xmlで定義しているjetspeedサーブレットのプロパティ値のTurbineResources.propertiesファイルを指定しているプロパティ「properties」を「system.properties」に変更し，TurbineResources.propertiesファイルを指定しているJavaシステムプロパティのキー名を指定します。Javaシステムプロパティのプレフィクスには「hptl.turbineresources.key.」を使用してください。なお，プロパティ「properties」とプロパティ「system.properties」の両方を指定した場合は，プロパティ「system.properties」の設定が有効になります。

Javaシステムプロパティのキー名が「hptl.turbineresources.key.project1」の場合の設定例を次に示します。太字部分を変更してください。
 
<servlet>
    <servlet-name>
        jetspeed
    </servlet-name>
    <servlet-class>
        org.apache.turbine.Turbine
    </servlet-class>
 
    <init-param>
        <param-name>system.properties</param-name>
        <param-value>
            hptl.turbineresources.key.project1
        </param-value>
    </init-param>
    <init-param>
        <param-name>classname</param-name>
        <param-value>
        org.apache.jetspeed.services.resources.VariableResourcesService
        </param-value>
    </init-param>
    <load-on-startup>1</load-on-startup>
</servlet>

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