uCosminexus Portal Framework　システム管理者ガイド

6.7.2　SiteMinder連携時の機能差異

ユーザ認証にuCosminexus Portal Frameworkを使用する場合とSiteMinderを使用する場合の機能差異，および機能差異の対処方法を次の表に示します。

表6-10　SiteMinder連携時の機能差異

項目 uCosminexus Portal Framework使用時 SiteMinder使用時機能差異の対処方法

シングルサインオン統合ユーザ管理上でシングルサインオンに対応しているアプリケーションに対して，シングルサインオンできます。 SiteMinderからuCosminexus Portal Frameworkにだけ，シングルサインオンできます。 uCosminexus Portal Frameworkからそのほかのアプリケーションにシングルサインオンしたい場合は，統合ユーザ管理のシングルサインオン用リポジトリを用意してください。

［ログイン］画面［ログイン］画面で，ユーザ名およびパスワードを入力します。［ログイン］画面は使用できません。－

［パスワード変更］画面［パスワード変更］画面で，パスワードを変更できます。［パスワード変更］画面は使用できません。－

ユーザ情報取得項目文字列型，DN型，バイナリ型およびマルチバリューが指定できます。文字列型だけ使用できます。マルチバリューは指定できません。－

ユーザ情報取得項目での日本語使用使用できます。プロパティファイル（PortalResources.properties）のdocument.defaultencodingプロパティで指定したエンコーディング名でデコードすれば，使用できます。プロパティに指定できるエンコーディング名は次の三つです。

Shift_JIS

utf-8

euc-jp

SiteMinderで指定している文字コードと同一に設定してください。

組織情報・グループ情報使用できます。 SiteMinderのHTTPヘッダー情報から組織情報・グループ情報を取得できないため，使用できません。ユーザ管理情報用リポジトリとしてLDAPまたはDBを用意すれば，使用できます。

アクセス制御・レイアウト選択ユーザ単位，組織単位，グループ単位，役職単位，組織＋役職単位で制御できます。ユーザ単位，役職単位で制御できます。ユーザ管理情報用リポジトリとしてLDAPまたはDBを用意すれば制御できます。

［レイアウト選択］画面使用できます。使用できません。
［レイアウト選択］画面では独自にリポジトリと接続するため，SiteMinder経由では情報を取得できません。ユーザ管理情報用リポジトリとしてLDAPまたはDBを用意すれば，［レイアウト選択］画面を使用できます。

ウェルカム画面ログイン前，およびログアウト後に必ず表示されます。ログアウト後に必ず表示されます。 SiteMinderではポータルに遷移すると同時にログイン処理がされるので，ログイン前の状態はありません。このため，ログイン後にだけウェルカム画面が表示されます。

エラー画面エラー内容に応じてプロパティファイル（PortalResource.properties）で設定されているエラー画面が表示されます。 uCosminexus Portal Framework使用時と同様に，エラー内容に応じてプロパティファイルで設定されているエラー画面が表示されます。機能差異はありません。－

（凡例）　－：該当しません。

項目	uCosminexus Portal Framework使用時	SiteMinder使用時	機能差異の対処方法
シングルサインオン	統合ユーザ管理上でシングルサインオンに対応しているアプリケーションに対して，シングルサインオンできます。	SiteMinderからuCosminexus Portal Frameworkにだけ，シングルサインオンできます。	uCosminexus Portal Frameworkからそのほかのアプリケーションにシングルサインオンしたい場合は，統合ユーザ管理のシングルサインオン用リポジトリを用意してください。
［ログイン］画面	［ログイン］画面で，ユーザ名およびパスワードを入力します。	［ログイン］画面は使用できません。	－
［パスワード変更］画面	［パスワード変更］画面で，パスワードを変更できます。	［パスワード変更］画面は使用できません。	－
ユーザ情報取得項目	文字列型，DN型，バイナリ型およびマルチバリューが指定できます。	文字列型だけ使用できます。マルチバリューは指定できません。	－
ユーザ情報取得項目での日本語使用	使用できます。	プロパティファイル（PortalResources.properties）のdocument.defaultencodingプロパティで指定したエンコーディング名でデコードすれば，使用できます。プロパティに指定できるエンコーディング名は次の三つです。 Shift_JIS utf-8 euc-jp	SiteMinderで指定している文字コードと同一に設定してください。
組織情報・グループ情報	使用できます。	SiteMinderのHTTPヘッダー情報から組織情報・グループ情報を取得できないため，使用できません。	ユーザ管理情報用リポジトリとしてLDAPまたはDBを用意すれば，使用できます。
アクセス制御・レイアウト選択	ユーザ単位，組織単位，グループ単位，役職単位，組織＋役職単位で制御できます。	ユーザ単位，役職単位で制御できます。	ユーザ管理情報用リポジトリとしてLDAPまたはDBを用意すれば制御できます。
［レイアウト選択］画面	使用できます。	使用できません。［レイアウト選択］画面では独自にリポジトリと接続するため，SiteMinder経由では情報を取得できません。	ユーザ管理情報用リポジトリとしてLDAPまたはDBを用意すれば，［レイアウト選択］画面を使用できます。
ウェルカム画面	ログイン前，およびログアウト後に必ず表示されます。	ログアウト後に必ず表示されます。	SiteMinderではポータルに遷移すると同時にログイン処理がされるので，ログイン前の状態はありません。このため，ログイン後にだけウェルカム画面が表示されます。
エラー画面	エラー内容に応じてプロパティファイル（PortalResource.properties）で設定されているエラー画面が表示されます。	uCosminexus Portal Framework使用時と同様に，エラー内容に応じてプロパティファイルで設定されているエラー画面が表示されます。機能差異はありません。	－

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6.7.2 SiteMinder連携時の機能差異

6.7.2　SiteMinder連携時の機能差異