uCosminexus Portal Framework システム管理者ガイド
DBにアクセスするための設定をします。Portal Managerの[リポジトリの設定]メニューで設定します。Portal Managerの起動方法については,「2.4.1 Portal Managerの起動方法」を参照してください。
Portal Managerを使用して,接続情報と構成情報を定義します。
- <この項の構成>
- (1) 接続情報の新規登録(DB)
- (2) 構成情報の新規登録(DB)
(1) 接続情報の新規登録(DB)
接続情報を新規に登録します。接続情報は,uCosminexus Portal Frameworkからリポジトリに接続するときに使用する情報です。リポジトリにDBを使用する場合,接続情報の設定には次の2種類があります。
- JNDIを使用する場合
- JNDIを使用しない場合
Cosminexusのリソースアダプタ(DB Connector)を使用する場合はJNDIを使用してください。それぞれの接続情報の登録手順を次に示します。
(a) JNDIを使用する場合
- Portal Managerのメニュー部から[リポジトリの設定]−[接続情報]−[新規作成]を選択します。
次の画面が表示されます。
図4-14 [接続情報の設定]画面(初期画面・DB・JNDIあり)
- [接続先の種類]で[DB(JNDI使用)]を選択します。
次の画面が表示されます。
図4-15 [接続情報の設定]画面(DB・JNDIあり)
- [接続情報の設定]画面で次の項目を設定します。
設定する項目と内容を次の表に示します。
表4-3 接続情報の設定項目(DB・JNDIあり)
項目名 設定内容 必須 接続先の種類 接続先のリポジトリの種類を指定します。[DB(JNDI使用)]を指定します。 ○ 接続先名称 リポジトリ情報を格納するDBの接続先名称を入力します。名称は任意ですが,ポータルプロジェクト内で一意となるようにしてください。 ○ JNDI名 接続に使用するJNDI名を入力します。入力できる文字は,半角英数字および記号で256文字までです。
「java:comp/env/」以降にweb.xmlファイルの「res-ref-name」タグで指定したものを入力します。
- web.xmlに<res-ref-name>jdbc/myHiRDB<res-ref-name>と設定した場合
- java:comp/env/jdbc/myHiRDB
○ データベース種別
- HiRDBの場合
- [HiRDB]
- Oracleの場合
- [Oracle]
- SQL Serverの場合
- [SQLServer]
× (凡例) ○:必須 ×:任意
- [登録]ボタンをクリックします。
接続情報が登録されます。
(b) JNDIを使用しない場合
- Portal Managerのメニュー部から[リポジトリの設定]−[接続情報]−[新規作成]を選択します。
次の画面が表示されます。
図4-16 [接続情報の設定]画面(初期画面・DB・JNDIなし)
- [接続先の種類]で[DB(一般)]を選択します。
次の画面が表示されます。
図4-17 [接続情報の設定]画面(DB・JNDIなし)
- [接続情報の設定]画面で次の項目を設定します。
設定する項目と内容を次の表に示します。
表4-4 接続情報の設定項目(DB・JNDIなし)
項目名 設定内容 必須 接続先の種類 接続先のリポジトリの種類を指定します。[DB(一般)]を指定します。 ○ 接続先名称 リポジトリ情報を格納するDBの接続先名称を入力します。名称は任意ですが,ポータルプロジェクト内で一意となるようにしてください。 ○ 接続先URL 接続先DBのURLを入力します。入力できる文字は,半角英数字および記号で1024文字までです。
指定例:jdbc:hitachi:dbplib://DB=HiRDB,DBID=22200,DBHOST=localhost○ JDBCドライバ名 接続に使用するJDBCドライバ名を入力します。半角英数字および記号で256文字まで指定できます。JDBCドライバには,HiRDB Type4 JDBC Driver,Cosminexus DABroker Library,Oracle JDBC Thin Driver,またはSQL ServerのJDBCドライバが使用できます。 ○ 接続先ユーザー名 接続先DBのユーザ名を入力します。入力できる文字は,半角英数字および記号で256文字までです。 ○ 接続先パスワード 接続先DBのパスワードを入力します。入力できる文字は,半角英数字および記号で256文字までです。 ○ 接続待ち時間 DBとの接続が成功するまで待機する時間を指定します。単位は秒です。
[接続待ち時間]には0〜2,147,483,647の値を指定します。○ データベース種別
- HiRDBの場合
- [HiRDB]
- Oracleの場合
- [Oracle]
- SQL Serverの場合
- [SQLServer]
× (凡例) ○:必須 ×:任意
- [登録]ボタンをクリックします。
接続情報が登録されます。
(2) 構成情報の新規登録(DB)
構成情報を定義します。構成情報は,ユーザ管理情報のユーザ情報,グループ情報,および組織単位情報を格納したDB上のテーブル構成の情報です。構成情報の定義は,ユーザエントリ,グループエントリ,および組織単位エントリごとに設定します。
ユーザエントリの設定は必ずしてください。グループエントリおよび組織単位エントリの設定については,グループ識別子および組織単位識別子でアクセス制御やパーソナライズをする場合に設定してください。
構成情報を定義する手順を次に示します。
- Portal Managerのメニュー部から[リポジトリの設定]−[構成情報]−[新規作成]を選択します。
構成情報の設定画面が表示されます。
図4-18 [構成情報の設定]画面(初期画面・DB・構成情報の新規登録)
- [接続先の種類]で[DB]を選択します。
次の画面が表示されます。
図4-19 [構成情報の設定]画面(DB)
- [構成情報の設定]画面で次の項目を設定します。
画面で設定する項目と内容を次の表に示します。
表4-5 構成情報の設定項目(DB)
項目名 設定内容 必須 接続先の種類 「(1) 接続情報の新規登録(DB)」で定義した接続先の種類を選択します。DBの場合,[DB]となります。 ○ 接続先名称 「(1) 接続情報の新規登録(DB)」で定義した接続先の名称を選択します。 ○ 構成の名称 構成の名称をポータルプロジェクト内で一意になるように入力します。 ○ テーブル名 テーブル名を入力します。 ○ テーブルキーカラム名 テーブルのキーとなるカラム名を入力します。ユニークキーを指定してください。 ○ (凡例) ○:必須
- [登録]ボタンをクリックします。
エントリが登録されます。
- グループエントリを設定します(グループ識別子を使用する場合)。
引き続き,グループエントリを設定する場合は,手順1.〜4.を実施してください。
- 組織単位エントリを設定します(組織単位識別子を使用する場合)。
引き続き,組織単位エントリを設定する場合は,手順1.〜4.を実施してください。
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