5.3.1 File Sharingサーバをセットアップする(csn_cfv_setupコマンド)
(1) 形式
csn_cfv_setup[.bat]△[-b△バックアップ先ディレクトリ]
(2) 機能
このコマンドを実行すると,次の操作が実行されます。
- File Sharingマシン上で,File Sharingサーバがセットアップされます。
- システム環境変数の設定結果が次のファイル名で出力されます。設定結果を確認してください。
セットアップコマンドの実行ディレクトリ¥csn_cfv_setup_sysenv.txt
このファイルには,システム環境変数の情報が1行ずつ出力されます。行ごとの出力項目は次のとおりです。
表5-2 システム環境変数の設定結果の出力項目
出力項目 | 説明 |
---|
設定フラグ | 出力されるフラグとその意味は次のとおりです。
- A:新規に環境変数を追加しました。
- W:既存の環境変数の値を上書きしました。
- -:メッセージKDSN21016-Q(環境変数を設定するかどうかの問い合わせメッセージ)に対して,環境変数を設定しないよう応答しました。
|
システム環境変数の名前 | セットアップコマンドが値を設定したシステム環境変数の名前です。 |
システム環境変数の値 | セットアップコマンドがシステム環境変数に設定した値です。 |
出力項目は「"(引用符)」で囲まれ,「,(コンマ)」で区切って出力されます。
(3) オプション
- -b△バックアップ先ディレクトリ
- セットアップ前のデータのバックアップを出力するディレクトリを指定します。絶対パスと相対パスのどちらでも指定できます。
- オプションの指定を省略した場合は,カレントディレクトリ下にディレクトリ「bk」が作成され,バックアップ先ディレクトリとなります。
- ディレクトリが空でない場合は,エラーになります。
(4) コマンドを実行するための条件
(5) 注意事項
- コマンドの実行を中断した場合,中断するまでに実行した処理は有効となります。
- コマンドの実行によって内部的に実行されたコマンドは,通常は標準出力または標準エラー出力に出力される内容をトレースファイルに出力します。トレースファイルについては,「6.1.2 このマニュアルでのメッセージの記載形式」を参照してください。
- コマンド名は,動作環境プロパティファイルのキーcsn_cfv_SetupCmdNameで変更できます。動作環境プロパティファイルについては,「4.2.1 動作環境プロパティファイル」を参照してください。
(6) 戻り値
0 | File Sharingサーバのセットアップに成功しました。 |
1 | File Sharingサーバのセットアップに失敗しました。 |