見積もり基礎情報ファイルの概要を次に示します。
表4-17 見積もり基礎情報ファイルの概要
項目 | 説明 |
---|---|
ファイルの用途 | 見積もりに必要なデータを出力するファイルです。 セットアップナビゲーション画面の「ステップ2:HiRDB設定情報」の[8.見積もりファイルの指定]画面を開いた際に,設定した見積もり情報が出力されます。 |
ファイルの定義形式 | CSV形式 |
ファイルの格納場所 | Collaboration Setup Navigationのインストールディレクトリ¥systems¥ssv¥sample |
ファイル名 | 「(2) 見積もり基礎情報ファイルの出力情報の詳細」を参照してください。 |
ファイル内容が有効になるタイミング | (ファイルは編集しないため,該当しない) |
見積もり基礎情報ファイルは,ヘッダとボディで構成されます。それぞれの出力形式について次に示します。各エントリの詳細については,「(2) 見積もり基礎情報ファイルの出力情報の詳細」を参照してください。
見積もり基礎情報ファイルは次の3種類のファイルから構成されます。Scheduler ServerおよびFacilities Managerで利用するHiRDBに関して,次の情報を設定します。
表4-18 見積もり基礎情報ファイルの出力情報の詳細
ファイル名 | 名称 | 説明 |
---|---|---|
csn_ssv_estimate_rdarea.csv | RDエリア見積もり基礎情報ファイル | すべてのRDエリアを対象に,データベース容量の見積もりに必要な行の数などの基礎情報を出力します。 |
csn_ssv_estimate_dump.csv | シンクポイントダンプファイル見積もり基礎情報ファイル | HiRDBのシンクポイントダンプファイルのレコード数の見積もりに必要な情報を出力します。 |
csn_ssv_estimate_status.csv | サーバ用ステータスファイル | HiRDBのステータスファイルのレコード数の見積もりに必要な情報を出力します。 |
RDエリア見積もり基礎情報ファイルのボディ部には,次の「出力内容」に示す内容が順に出力されます。
「Kind」が「UserTable」の場合で,「Data Type」が「BINARY」の列を含む表については,BINARY列以外の情報とBINARY列の情報の2行で出力します。「Kind」が「UserIndex」の場合は,列ごとに行を分けて出力します。
表4-19 RDエリア見積もり基礎情報ファイルの出力内容
エントリ名 | 出力内容 |
---|---|
Kind | 次のどちらかの値が出力されます。
|
Table Name | データベースに定義する表の名前が出力されます。 |
Index Name | データベースに定義するインデクスの名前が出力されます。 「Kind」が「UserTable」の場合は空となります。 |
Record Count | 表に格納するレコードの総数が出力されます。 「Kind」が「UserIndex」の場合は空となります。 |
Record Length | レコードのデータサイズが出力されます。 「Kind」が「UserIndex」の場合は空となります。 |
Column Count | 表に定義する列の総数が出力されます。 「Kind」が「UserIndex」の場合は空となります。 |
Key Kind | インデクスの種別として次のどちらかの値が出力されます。
|
AvContent Size | 常に空となります。 |
Area Name | 表,インデクスを格納するRDエリア名が出力されます。 |
Column Name |
|
Data Type | 列のデータ型として次のどれかが出力されます。
|
Column Length | 列の定義長が出力されます。
|
AvColumn Length | 可変長文字列型の列の平均文字列長が出力されます。 「Data Type」が「VARCHAR」「MVARCHAR」または「BINARY」の場合に出力されます。それ以外の場合は空となります。 |
Key Type Count | インデクスのキーの種類の数が出力されます。 「Kind」が「UserTable」の場合は常に空となります。 同一インデクスのすべての列情報に同じ値が出力されます。どれか一つの行の値を使用します。 |
Duplicate Key Count | インデクスのキーの重複数が出力されます。 「Kind」が「UserTable」の場合は常に空となります。 同一インデクスのすべての列情報に同じ値が出力されます。どれか一つの行の値を使用します。 |
RDエリア見積もり基礎情報ファイルの出力例として,「TBL_ANNIVERSARY」という名前の表の出力例を次に示します。
Kind,Table Name,Index Name,Record Count,Record Length,Column Count,Key Kind,AvContent Size,Area Name,Column Name,Data Type,Column Length,AvColumn Length,Key Type Count,Duplicate Key Count |
シンクポイントダンプファイル見積もり基礎情報ファイルのボディ部には,次の「出力内容」に示す内容が順に出力されます。
表4-20 シンクポイントダンプファイル見積もり基礎情報ファイルの出力内容
エントリ名 | 出力内容 |
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pd_max_users | システム共通定義のpd_max_usersオペランドに指定する値が出力されます。 |
pd_lck_until_disconnect_cnt | シングルサーバ定義のpd_lck_until_disconnect_cntオペランドに指定する値として,「256」が出力されます。 |
pdlogadfg Count | シングルサーバ定義のpdlogadfgオペランドの数として,「3」が出力されます。 |
Correction Coefficient | 補正係数として「1.2」が出力されます。 |
サーバ用ステータスファイルのボディ部には,次の「出力内容」に示す内容が順に出力されます。
表4-21 サーバ用ステータスファイルの出力内容
エントリ名 | 出力内容 |
---|---|
Record Length | レコード長として,「4,096」が出力されます。 |
File Count | ステータスファイルの世代数として,「3」が出力されます。 |
Utility Type | ユティリティ専用ユニットでないことを示す「N」が出力されます。 |
RDAREA Count | サーバ内のRDエリア数として,「200」が出力されます。 |
pd_max_users | システム共通定義のpd_max_usersオペランドに指定する値が出力されます。 |
pd_max_rdarea_no | システム共通定義のpd_max_rdarea_noオペランドに指定する値として,「200」が出力されます。 |
pd_max_file_no | システム共通定義のpd_max_file_noオペランドに指定する値として,「200」が出力されます。 |
RDAREA pdbuffer Count | システム共通定義の全pdbufferオペランドの定義数として,「200」が出力されます。 |
Index pdbuffer Count | システム共通定義のインデクス用のpdbufferオペランドの定義数として,「0」が出力されます。 |
pd_ha_agent | システム共通定義のpd_ha_agentオペランドに指定する値として,「N」が出力されます。 |
pd_log_auto_unload_path | pd_log_auto_unload_pathオペランドを指定しないことを示す「N」が出力されます。 |
System File Group Count | シンクポイントダンプファイルのグループ数とシステムログファイルのグループ数の総和として,「9」が出力されます。 |
Synchronization Point Dump Count | シンクポイントダンプファイルのグループ数として,「3」が出力されます。 |
Correction Coefficient | 補正係数として「1.2」が出力されます。 |