5.4.1 Scheduler ServerおよびFacilities Managerをセットアップする(csn_ssv_setupコマンド)
(1) 形式
csn_ssv_setup[.bat]△[-b△バックアップ先ディレクトリ]
(2) 機能
このコマンドを実行すると,次の操作が実行されます。
- 実行したマシン上で,Scheduler ServerおよびFacilities Managerがセットアップされます。
- マスターサーバでは,Scheduler ServerおよびFacilities ManagerのGetAdAllコマンド(DBモード用)が実行され,HiRDBマシンを構築するためのファイルが出力されます。
GetAdAllコマンドには次に示すオプションが設定されます。
GetAdAllコマンドに設定されるオプション | 指定内容 |
---|
/kセットアップコマンドのディレクトリ¥GetAdAll | pdload用ファイルの出力先ディレクトリ |
/pHiRDBファイルシステム領域格納先ディレクトリ※¥GetAdAll | pdload用ファイルの転送先ディレクトリ |
- 注※
- HiRDBファイルシステム領域格納先ディレクトリは,セットアップナビゲーション画面の「ステップ2:HiRDB設定情報」の[1.HiRDB環境情報の設定]画面で指定します。
GetAdAllコマンドについては,マニュアル「Groupmax Scheduler/Facilities Manager Version 7 システム管理者ガイド」を参照してください。
出力されたファイルのうち,バッチファイルをHiRDBで実行する方法については,「3.5.3 HiRDBにデータを登録する」を参照してください。
(3) オプション
- -b△バックアップ先ディレクトリ
- セットアップ前のデータのバックアップを出力するディレクトリを指定します。絶対パスと相対パスのどちらでも指定できます。環境初期化コマンド(「5.4.3 セットアップ前の状態に戻したい(csn_ssv_restoreコマンド)」に記載)を実行するためのファイルもこのディレクトリに出力されます。
- オプションの指定を省略した場合は,カレントディレクトリ下にディレクトリ「bk」が作成され,バックアップ先ディレクトリとなります。
- ディレクトリが空でない場合は,エラーになります。
(4) コマンドを実行するための条件
コマンドを実行するには,次のすべての条件を満たしている必要があります。
(5) 注意事項
- コマンドの実行を中断した場合,中断するまでに実行した処理は有効となります。
- コマンドの実行によって内部的に実行されたコマンドは,通常は標準出力または標準エラー出力に出力される内容をトレースファイルに出力します。トレースファイルについては,「6.1.2 このマニュアルでのメッセージの記載形式」を参照してください。
- コマンド名は,動作環境プロパティファイルのキーcsn_ssv_SetupCmdNameで変更できます。動作環境プロパティファイルについては,「4.3.1 動作環境プロパティファイル」を参照してください。
(6) 戻り値
0 | Scheduler ServerおよびFacilities Managerのセットアップに成功しました。 |
1 | Scheduler ServerおよびFacilities Managerのセットアップに失敗しました。 |