Scheduler ServerおよびFacilities Managerのセットアップの準備とセットアップ手順を次に示します。
Scheduler ServerおよびFacilities Managerをセットアップする前に,セットアップ対象の製品をインストールし,その前提製品をインストールする作業が必要です。
使用できるシステム構成とマシンは次のとおりです。
構成 | 説明 |
---|---|
シングルサーバ構成 | マスターサーバ1台だけで構成されるシステム |
マルチサーバ構成 | マスターサーバと,スレーブサーバで構成されるシステム |
マシンの種類 | 必要数 | |
---|---|---|
Schedulerマシン | マスターサーバ | 1台 |
スレーブサーバ | 0台以上 | |
HiRDBマシン | 1台 |
セットアップ準備の流れを次に示します。
Scheduler ServerおよびFacilities Managerをセットアップする流れは次のとおりです。
表3-1 セットアップ手順
手順 | マシン | 作業内容 | 説明個所 |
---|---|---|---|
1 | Collaboration Setup Navigationマシン | セットアップナビゲーション画面で構築情報を入力します。最後まで入力が完了したら,セットアップファイルを出力します。 | 3.3節 |
2 | Schedulerマシン HiRDBマシン | 出力されたセットアップファイルをSchedulerマシンおよびHiRDBマシンの任意のディレクトリへコピーします。 | 3.4.1項 |
3 | Schedulerマシン HiRDBマシン | Schedulerマシンのマスターサーバから,gmax_scheduler_stpr.jarファイルをHiRDBマシンへコピーします。 | 3.5.1項 |
4 | HiRDBマシン | HiRDBマシン上でセットアップコマンドを実行します。 | 3.5.2項 |
5 | Schedulerマシン | ファイルモードからデータを移行する場合,移行元のSchedulerマシンでSFShiftコマンドを実行して移行用ファイルを作成します。 | 3.5.3(1) |
6 | Schedulerマシン | Schedulerマシン(マスターサーバ,スレーブサーバとも)でセットアップコマンドを実行します。これによって,Schedulerマシンの構築が完了します。 この結果,マスターサーバではScheduler ServerおよびFacilities ManagerのGetAdAllコマンド(DBモード用)が実行され,HiRDBマシン構築用のファイルが出力されます。 | 3.4.2項 |
7 | Schedulerマシン HiRDBマシン | Schedulerマシンでセットアップコマンド実行によって出力されたファイルをHiRDBマシンへコピーします。 | 3.5.3項 |
8 | HiRDBマシン | コピーしたファイルの中のバッチファイルを編集します。 編集したバッチファイルを実行します。 | |
9 | HiRDBマシン | 5.でSFShiftコマンドを実行した場合は,SFShiftコマンドが出力したファイルをHiRDBマシンにコピーして,バッチファイルを編集したあとに実行します。 これによって,HiRDBマシンの構築が完了します。 | 3.5.3(1) |