ここでは,セットアップナビゲーション画面での構築情報の設定手順を説明します。
セットアップナビゲーション画面では,各画面で構築情報を設定し,[次へ]ボタンで次の画面へ進みます。
セットアップナビゲーション画面で設定する値の説明を次に示します。
表3-2 セットアップナビゲーション画面で設定する値の説明
画面名 | 画面項目 | 説明 |
---|---|---|
「ステップ1:メモリ所要量の見積もり」の[1.メモリ所要量の見積もり]画面 | Scheduler Serverに対するクライアント接続数 | Scheduler Serverのメモリ使用量を見積もるために使用します。 Collaboration Setup Navigationが出力するcsn_ssv_sv_mem.txtに見積もり値が出力されます。 |
Facilities Managerに対するクライアント接続数 | Facilities Managerのメモリ使用量を見積もるために使用します。 Collaboration Setup Navigationが出力するcsn_ssv_rmsv_mem.txtに見積もり値が出力されます。 | |
「ステップ2:HiRDB設定情報」の[1.HiRDB環境情報の設定]画面 | HiRDB識別子 | HiRDBのシステム共通定義に指定するHiRDB識別子を指定します。 |
ユニット識別子 | HiRDBのシステム共通定義やユニット制御情報定義に指定するユニット識別子を指定します。 | |
認可識別子 | HiRDBに接続するための認可識別子を指定します。 | |
パスワード | HiRDBに接続するためのパスワードを指定します。 | |
パスワード(再入力) | 確認のため,パスワードを再入力します。 | |
最大同時接続数 | HiRDBが受け付ける同時接続数の最大値を指定します。HiRDBシステム共通定義のpd_max_userオペランドに対応します。 | |
スケジューラプロセスのポート番号 | HiRDBのスケジューラプロセスのポート番号を指定します。HiRDBシステム共通定義のpd_service_portオペランドに対応します。 | |
JREインストールパス | HiRDBサーバ上にインストールしたJREのルートディレクトリを指定します。HiRDBシステム共通定義のpd_java_runtimepathに対応します。 | |
HiRDB運用ディレクトリ | HiRDBのインストールディレクトリを指定します。 | |
HiRDBファイルシステム領域格納先ディレクトリ | Scheduler Server用のHiRDBファイルシステム領域を格納するディレクトリを指定します。 | |
「ステップ2:HiRDB設定情報」の[6.セキュリティ情報の設定]画面 | 1組織グループあたりの組織数 | 一つの組織グループに設定する組織数の平均値を指定します。 |
設定手順のうちポイントとなる事項を次に示します。
見積もり基礎情報ファイルは,セットアップナビゲーション画面で設定した見積もり情報を基に出力されるファイルです。セットアップナビゲーション画面の「ステップ2:HiRDB設定情報」の[8.見積もりファイルの指定]画面を開いた際に,CSV形式で出力されます。見積もり基礎情報ファイルの出力内容については,「4.3.2 見積もり基礎情報ファイル」を参照してください。
見積もり基礎情報ファイルの出力先ディレクトリを次に示します。
Collaboration Setup Navigationのインストールディレクトリ¥systems¥ssv¥sample
出力された見積もり基礎情報ファイルを基に,RDエリアの容量を算出してください。RDエリアの容量の算出方法については,マニュアル「HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド(Windows(R)用)」を参照してください。
RDエリアの容量は,次の手順で設定します。
見積もりファイルには,セットアップナビゲーション画面で出力した見積もり基礎情報ファイルを基に,次に示す定義パラメタをユーザが指定します。
RDエリアのページ長は次のとおりです。
種類 | RDエリア | ページ長 |
---|---|---|
テーブル | SSVRDDATA220 | 8,192バイト |
SSVRDDATA270 | 26,624バイト | |
上記以外のRDエリア | 4,096バイト | |
インデクス | すべてのRDエリア | 4,096バイト |
見積もり基礎情報ファイルを使用した見積もりファイルの作成方法については,「4.3.3 見積もりファイル」を参照してください。