4.2.3 見積もりファイル

見積もりファイルは,見積もり基礎情報ファイルの内容を基にユーザが見積もった値を設定するファイルです。作成した見積もりファイルは,セットアップナビゲーション画面の[7.見積もりファイルの指定]画面で読み込みます。

見積もりファイルの概要を次に示します。

表4-12 見積もりファイルの概要

項目説明
ファイルの用途セットアップナビゲーション画面で出力した見積もり基礎情報ファイルを基に,次に示す定義パラメタを定義します。
  • HiRDBファイルシステム領域のサイズ
  • RDエリアのセグメント数
  • RDエリアの1セグメント当たりのページ数
  • グローバルバッファの面数
  • シンクポイントダンプファイルの1ファイル当たりのレコード数
  • サーバ用ステータスファイルの1ファイル当たりのレコード数
作成した見積もりファイルは,セットアップナビゲーション画面の「ステップ2:データベース容量の見積もり」の[7.見積もりファイルの指定]で格納場所を指定します。
ファイルの定義形式Javaのプロパティファイル形式
ファイルの格納場所任意のディレクトリ
ファイル名任意のファイル名
ファイル内容が有効になるタイミングセットアップナビゲーション画面でのファイル読み込み時

見積もりファイルの記述形式は次のとおりです。

キー名 = 値

見積もりファイルのプロパティと定義内容を次に示します。どのキーも省略不可です。デフォルト値はありません。

表4-13 見積もりファイルのプロパティ一覧

キー名定義内容指定できる値
csn_cfv_e_pdfmkfs_CFS_SYSTBL_size右に示すRDエリアの作成先となるHiRDBファイルシステム領域のサイズを指定します。「dmaClass」または「edmClass」で始まる表を格納するRDエリア1~1,048,575の整数(単位:MB)
csn_cfv_e_pdfmkfs_CFS_SYSIDX_size「dmaClass」または「edmClass」で始まる表に定義されるインデクスを格納するRDエリア
csn_cfv_e_pdfmkfs_CFS_USRTBL_size「cfsClass」で始まる表を格納するRDエリア
csn_cfv_e_pdfmkfs_CFS_USRIDX_size「cfsClass」で始まる表に定義されるインデクスを格納するRDエリア
csn_cfv_e_pdmod_CFS_SYSTBL_segment_num右に示すRDエリアのセグメント数を指定します。「dmaClass」または「edmClass」で始まる表を格納するRDエリア1以上の整数
csn_cfv_e_pdmod_CFS_SYSIDX_segment_num「dmaClass」または「edmClass」で始まる表に定義されるインデクスを格納するRDエリア
csn_cfv_e_pdmod_CFS_USRTBL_segment_num「cfsClass」で始まる表を格納するRDエリア
csn_cfv_e_pdmod_CFS_USRIDX_segment_num「cfsClass」で始まる表に定義されるインデクスを格納するRDエリア
csn_cfv_e_pdmod_CFS_SYSTBL_segment_size右に示すRDエリアの1セグメント当たりのページ数を指定します。「dmaClass」または「edmClass」で始まる表を格納するRDエリア1~16,000の整数
csn_cfv_e_pdmod_CFS_SYSIDX_segment_size「dmaClass」または「edmClass」で始まる表に定義されるインデクスを格納するRDエリア
csn_cfv_e_pdmod_CFS_USRTBL_segment_size「cfsClass」で始まる表を格納するRDエリア
csn_cfv_e_pdmod_CFS_USRIDX_segment_size「cfsClass」で始まる表に定義されるインデクスを格納するRDエリア
csn_cfv_e_pdbuffer_CFS_SYSTBL_num右に示すRDエリアに割り当てるグローバルバッファの面数を指定します。「dmaClass」または「edmClass」で始まる表を格納するRDエリア4~1,073,741,824の整数
csn_cfv_e_pdbuffer_CFS_SYSIDX_num「dmaClass」または「edmClass」で始まる表に定義されるインデクスを格納するRDエリア
csn_cfv_e_pdbuffer_CFS_USRTBL_num「cfsClass」で始まる表を格納するRDエリア
csn_cfv_e_pdbuffer_CFS_USRIDX_num「cfsClass」で始まる表に定義されるインデクスを格納するRDエリア
csn_cfv_e_pdloginit_spd_rec_numシンクポイントダンプファイルの1ファイル当たりのレコード数を指定します。12~262,144の整数
csn_cfv_e_pdstsinit_sds_rec_numサーバ用ステータスファイルの1ファイル当たりのレコード数を指定します。32~2,096,107の整数

RDエリアやHiRDBファイルシステム領域の見積もりについては,マニュアル「HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド(Windows(R)用)」を参照してください。