Collaboration - Bulletin boardはuCosminexus Portal Framework上で動作する一つのアプリケーションですが,ほかのアプリケーションも同じ環境で動作します。Collaboration全体で設定方法および設定値の調整を実施してください。
詳細は,マニュアル「Collaboration 導入ガイド」を参照してください。
uCosminexus Portal FrameworkでCollaboration - Bulletin boardが提供するポートレットを使用して,Webアプリケーションを構築する場合,登録した環境変数グループのグループ名称をWebアプリケーションのJ2EE Resourcesのデータソースとして設定します。環境変数グループの名称は,「2.3.2(2)(a) 環境変数グループの登録」を参照してください。
Resource AdaptersとしてuCosminexus Application ServerのDB Connectorを使用します。Resource Adaptersへの組み込み方法の詳細は,マニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ システム構築運用ガイド」を参照してください。
Connector属性ファイルを取得し,編集後,Connector属性ファイルをResource Adaptersに反映してください。詳細は,マニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ アプリケーション設定操作ガイド」を参照してください。
DB Connectorの次に示すプロパティ設定項目を設定してください。
これらのプロパティで設定する項目を次に示します。そのほかの項目については環境に合わせて設定してください。
表2-9 一般情報属性で設定する項目
項番 | タグ名 | 値 |
---|---|---|
1 | <transaction-support> | LocalTransaction |
表2-10 コンフィグレーションプロパティで設定する項目(アプリケーションサーバの設定)
項番 | <config-property-name> | <config-property-value> |
---|---|---|
1 | networkProtocol | lib |
2 | databaseName | HIRDB |
3 | description | @DABENVGRP=HPTLCLBCBB |
4 | encodLang | UTF-8 |
5 | bufSize | 次に示すどちらかの値より大きい値を指定します。
|
6 | CallableStatementPoolSize | 0 |
表2-11 実行時プロパティの<property>タグで設定する項目(アプリケーションサーバの設定)
項番 | <property-name> | <property-value> | 備考 |
---|---|---|---|
1 | MaxPoolSize | webserver.connector.ajp13.max_threadsに指定した値より大きい値 | MaxPoolSizeの接続ができる値をHiRDBのpd_max_usersに設定します。なお,pd_max_usersには同時に実行するユティリティコマンド数分の値を加算して設定します。 |
2 | MinPoolSize | webserver.connector.ajp13.max_threadsに指定した値 | |
3 | User | 認可識別子 | - |
4 | Password | 「User」で示すユーザのパスワード | - |
uCosminexus Enterprise Searchと連携した記事の全文検索機能を使用する場合,Collaboration - Bulletin boardのアクセス権に従った検索結果を表示させるため,Cosminexusが提供するWebサービスセキュリティ機能を使用します。
uCosminexus Enterprise Searchと連携する場合の設定について説明します。
Cosminexus Web Services - Securityが提供する認証機能を使用するための設定をします。認証機能の設定の詳細はマニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ Webサービス開発ガイド」を参照してください。
JAASのコンフィグレーションファイル(jaas.conf)に次の値を設定します。
表2-12 JAASのコンフィグレーションファイル(jaas.conf)の設定値
項番 | 項目 | 設定値 |
---|---|---|
1 | ログインモジュール名 | jp.co.Hitachi.soft.collaboration.external.soap.ClbLoginModule |
2 | Flag | required |
この表以外のJAASのコンフィグレーションファイル(jaas.conf)の設定値については,マニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」を参照してください。
Collaboration - Bulletin boardをインストール後,運用ディレクトリにコピーしたWebサービスプロパティファイル(hptl_clb_ws.properties)を変更してください。
プロパティファイルの名称と格納場所は次のとおりです。
Collaborationインストールディレクトリ¥clb_home¥conf¥hptl_clb_ws.properties
プロパティ名を次の表に示します。必要に応じて変更してください。なお,指定した値の大文字と小文字は区別されます。
表2-13 編集プロパティ一覧(hptl_clb_ws.properties)
項番 | プロパティ名 | 内容 | 初期値 |
---|---|---|---|
1 | hptl_clb_operatorIdn | Webサービスに接続するユーザIDを255バイト以内で指定します。プロパティの値の指定は,省略できません。 Webサービスでは,添え字nが同じ値のhptl_clb_operatorPasswordnに指定したパスワードで認証されます。 添え字nは「1」から「64」までの値を指定します。ただし,添え字nは,範囲内であれば,通番になっていなくてもエラーにはなりません。 「64」よりも大きな添え字nが指定されている場合,その指定は無効になります。 | - |
2 | hptl_clb_operatorPasswordn | Webサービスに接続するユーザのパスワードを255バイト以内で指定します。プロパティの値の指定は,省略できません。 添え字nは「1」から「64」までの値を指定します。ただし,添え字nは,範囲内であれば,通番になっていなくてもエラーにはなりません。 「64」よりも大きな添え字nが指定されている場合,その指定は無効になります。 | - |
また,プロパティファイルは,実行時のクラスパスに登録してください。クラスパスへの登録方法の詳細は,マニュアル「Collaboration 導入ガイド」を参照してください。
Collaboration - Bulletin boardをインストール後,運用ディレクトリにコピーした共通インターフェースプロパティファイル(hptl_clb_common_api.properties)を変更してください。
プロパティファイルの名称と格納場所は次のとおりです。
Collaborationインストールディレクトリ¥clb_home¥conf¥hptl_clb_common_api.properties
プロパティ名を次の表に示します。必要に応じて変更してください。なお,指定した値の大文字と小文字は区別されます。
表2-14 編集プロパティ一覧(hptl_clb_common_api.properties)
項番 | プロパティ名 | 内容 | 初期値 |
---|---|---|---|
1 | hptl_clb_common_api_logPath | 共通インターフェースログファイルの出力先ディレクトリを指定します。指定したディレクトリの直下に次に示すファイルが出力されます。 hptl_clb_common_apin.log n:1からhptl_clb_common_api_logFileNumで指定した値を示します。 なお,出力先のディレクトリを指定する場合,区切り文字(記号)には,「¥¥」または「/」を使用してください。 プロパティ名または値を省略した場合,共通インターフェースログファイルは出力されません。 | - |
2 | hptl_clb_common_api_logLevel | ログレベルのしきい値を-1から30までの数値で指定します。指定した値より大きいレベルを持ったログは出力されません。 「-1」を指定するとログ情報は出力されません。 次の場合はデフォルト値の「20」が仮定されます。
| 20 |
3 | hptl_clb_common_api_logFileNum | 切り替えて使用するログファイルの面数を1から16までの数値で指定します。 「16」を指定した場合,17番目のログ情報は,1番目のログ情報が採取されているファイルに採取(上書き)されます。 次の場合はデフォルト値の「8」が仮定されます。
| 8 |
4 | hptl_clb_common_api_logFileSize | 1個のログファイルの最大サイズをバイト単位で指定します。指定できる範囲は,4096から2147483647です。 次の場合はデフォルト値の「2097152」が仮定されます。
| 2097152 |
また,プロパティファイルは,実行時のクラスパスに登録してください。クラスパスへの登録方法の詳細は,マニュアル「Collaboration 導入ガイド」を参照してください。
EARファイルを作成し,SOAPアプリケーションをJ2EEサーバにデプロイして実行します。SOAPアプリケーションの実行方法の詳細は,マニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ SOAPアプリケーション開発の手引」を参照してください。