cbbimpnotice記事のインポート

形式

cbbimpnotice -i 入力元ファイルパス [ -c { win-31j | utf-8 } ]

機能

掲示板に記事を登録します。記事に添付ファイルがある場合は,添付ファイルも一緒に登録します。または,掲示板に登録されている記事を更新します。

このコマンドは二重起動ができます。また,cbbexpnoticeコマンド(記事のエクスポート)との同時実行もできます。ただし,複数のcbbimpnoticeコマンド(記事のインポート)に同じ入力ファイルパスを指定して同時に実行した場合,あとから実行したコマンドはKDCB10099-Iメッセージを出力して終了します。

オプション

-i 入力元ファイルパス

登録する記事の情報を記述した記事データファイルを相対パスまたは絶対パスで指定します。記事データファイル名は2文字以上とし,拡張子(種類は任意)が必要です。オプションは大文字・小文字が区別されます。

入力元ファイルパスの構成は次のようにしてください。

[図データ]

各ファイルの意味は次のとおりです。インポートされるファイルの内容については,「付録F cbbimpnoticeコマンド(記事のインポート)・cbbexpnoticeコマンド(記事のエクスポート)で使用するファイル」を参照してください。

ファイルの種類説明インポート時のファイル名・ディレクトリ名
入力元ディレクトリ記事データファイルと,記事データ格納ディレクトリを格納するためのディレクトリです。
-iオプションで指定した記事データファイルのあるディレクトリのパスです。
記事データファイル登録する記事のデータを記述したファイルです。拡張子を持つ任意のファイル名を指定できます。拡張子の種類も任意です。
記事データ格納ディレクトリ記事ヘッダファイルと,掲示板ディレクトリを格納するディレクトリです。ディレクトリ名は,記事データファイル名から拡張子(ファイル名の末尾から先頭へ向かって最初に現れた「.(ピリオド)」まで)を除いた文字列としてください。
記事ヘッダファイル記事データファイルの項目の並びを記述するファイルです。ファイル名は「header.txt」固定です。
掲示板ディレクトリ記事ディレクトリを格納するためのディレクトリです。ディレクトリ名は掲示板IDとし,掲示板ごとに作成する必要があります。
記事ディレクトリ本文ファイルと,添付ファイル格納ディレクトリを格納するためのディレクトリです。ディレクトリ名は,記事データファイル内の登録記事IDとし,記事ごとに作成する必要があります。
本文ファイル登録する記事の本文を記述するファイルです。必ず記述してください。任意のファイル名を指定できます。
添付ファイル格納ディレクトリ記事の添付ファイルを格納するためのディレクトリです。添付ファイルがある場合だけ作成してください。
記事を更新する場合,記事の添付ファイルは添付ファイル格納ディレクトリの内容で置き換わります。
ディレクトリ名は「atdfile」固定です。
添付ファイル登録する記事の添付ファイルです。任意のファイル名を指定できます。
(凡例)
-:該当なし

次の場合はエラーとなります。

-c { win-31j | utf-8 }

ファイル読み込み時の文字コードセットを次のどちらかで指定します。

指定した文字コードセットで読み込むファイルは次のとおりです。

オプションと文字コードセットの大文字・小文字は区別されます。-cオプションを省略した場合は「win-31j」が仮定されます。

次のどちらかの場合はエラーとなります。

インポートするファイルの記述例

記事データファイルをインポートする場合の入力例を次に示します。#で始まる行はヘッダのため,入力しなくてもかまいません。

#"掲示板ID","掲示板名","記事ID","登録記事ID","件名","ユーザID","ユーザ名","ユーザ名(英語)","属性ID","属性名","重要度ID","重要度名","階層レベル","上位記事","下位開始記事ID","下位終了記事ID","前記事ID","後記事ID","最上位記事ID","記事管理者のユーザID","記事管理者のユーザ名","記事管理者のユーザ名(英語)","添付ファイル有無","掲示期限","掲示日"
"556","","1","1","新メンバーの紹介","N012","","","190","","10","","0","","","","","","","987654321​","","","1","2010/04/15","2010/03/31"

注意事項

戻り値

0記事のインポートに成功した。
1記事のインポートに失敗した。

使用例

記事データファイル「C:¥TEMP¥impdata.csv」をインポートします。

> cbbimpnotice -i C:¥TEMP¥impdata.csv