付録F.1 記事データファイル

インポートする記事,またはエクスポートする記事の情報を記述したファイルです。

<この項の構成>
(1) インポート時に使用する記事データファイルの条件
(2) ファイル名
(3) ファイルフォーマット
(4) 項目
(5) ヘッダに出力する項目

(1) インポート時に使用する記事データファイルの条件

インポート時に使用する記事データファイルの条件を次に示します。

(2) ファイル名

(3) ファイルフォーマット

ファイルのフォーマットは次のとおりです。

(4) 項目

記事データファイルの項目を次の表に示します。なお,エクスポート時に値がない項目には,「""」が出力されます。

表F-1 記事データファイルの項目

項番項目説明項目値と値の意味インポート時
指定可否省略時仮定値
1掲示板ID記事を登録または更新する掲示板のID1~2,147,483,647の整数
cbbexpnoticeコマンド(記事のエクスポート)で出力した掲示板一覧ファイルに存在し,掲示板状態が公開中の掲示板IDを記述する)
なし
2掲示板名記事を登録または更新する掲示板の名称なしなし
3記事ID記事の登録番号1~2,147,483,647の整数
cbbexpnoticeコマンド(記事のエクスポート)で出力した記事一覧ファイルに存在する記事IDを記述する。記事の更新の場合だけ,記事IDを記述する)
なし
4登録記事ID記事データファイル内で記事を一意に識別するための値1~2,147,483,647の整数
(本文ファイル,添付ファイルとの関連づけをするため,重複不可)
なお,エクスポート時の登録記事IDは,複数のファイルをまたいでも通番で採番される。
なし
5主題記事の主題255バイト以内の文字列なし
6ユーザID記事掲示者のユーザID255バイト以内の半角文字列なし
7ユーザ名記事掲示者のユーザ名なしなし
8ユーザ名(英名)記事掲示者のユーザ名(英名)なしなし
9属性ID記事の属性を示すID0~99,999の整数
cbbexpnoticeコマンド(記事のエクスポート)で出力した属性一覧ファイルに存在する属性IDを記述する)
なし
10属性名記事の属性を示す名称なしなし
11重要度ID記事の重要度を示すID0~99,999の整数
cbbexpnoticeコマンド(記事のエクスポート)で出力した重要度一覧ファイルに存在する重要度IDを記述する)
重要度「普通」を示すID
12重要度名記事の重要度を示す名称なしなし
13階層レベル記事の階層を示す値
  • 0:最上位記事
  • 1~10:記事の階層
なしなし
14上位記事上位記事の記事IDまたは登録記事ID
  • 0:該当なし
  • その他:記事IDまたは登録記事ID
  • 最上位記事の場合
    0
  • 記事IDの場合
    1~2,147,483,647の整数
  • 登録記事IDの場合
    1~2,147,483,647の整数
なお,上位記事に指定する値は次のとおりです。
  • 掲示板への登録の場合は,0を記述する。
  • 既存の記事への追記の場合は,cbbexpnoticeコマンド(記事のエクスポート)で出力した記事一覧ファイルに存在する記事IDを記述する。
  • 記事データファイル内の記事への追記の場合は,「"N"+記事データファイルに存在する登録記事ID」を記述する。
  • エクスポート時,出力した記事データファイルに上位記事が存在する場合は,上位記事の記事IDではなく,「N」+上位記事の「登録記事ID」である。
△2なし
15下位開始記事ID下位記事中の最初の記事ID
  • 0:該当なし
  • その他:記事ID
なしなし
16下位終了記事ID下位記事中の最後の記事ID
  • 0:該当なし
  • その他:記事ID
なしなし
17前記事ID前記事の記事ID
  • 0:該当なし
  • その他:記事ID
なしなし
18後記事ID後記事の記事ID
  • 0:該当なし
  • その他:記事ID
なしなし
19最上位記事ID最上位(掲示板の直下に作成した記事)の記事ID(レコードが最上位記事の場合は自身の記事IDを設定している)なしなし
20記事管理者のユーザID記事管理者のユーザID255バイト以内の半角文字項番6「ユーザID」の値
21記事管理者のユーザ名記事管理者のユーザ名なしなし
22記事管理者のユーザ名(英名)記事管理者のユーザ名(英名)なしなし
23添付ファイル有無記事に添付されている添付ファイルの有無
  • 0:添付ファイルなし
  • 1:添付ファイルあり
0または10
24掲示期限記事の掲示期限yyyy/MM/dd形式の日付
(システムパラメタmax_roomeffectiveの設定値まで)
△1掲示日にシステムパラメタdef_roomeffectiveの設定値(日数)を加えた日付
25掲示日記事の掲示指定日付yyyy/MM/dd形式の日付 △1記事を登録または更新した日付(コマンド実行開始日付)
26記事参照URL[記事参照]画面を表示するURLなしなし
(凡例)
●:指定が必須の項目
○:指定が任意の項目
-:指定不要。指定した場合は無視される
△1:最上位記事の場合は「○」,最上位記事以外の場合は「-」として扱う
△2:記事の登録の場合は「●」,記事の更新の場合は「-」として扱う
注※
設定できる日付の範囲は1970/1/1~9999/12/31。
MM」「dd」に指定する値は次のとおり。01~09は1~9と指定できる。
MM(月):01~12
dd(日):01~31
掲示日は,掲示期限以前の日付を記述すること。
値に指定する日付のタイムゾーンは,コマンドを実行するOSのデフォルトロケールのタイムゾーンとすること。

(5) ヘッダに出力する項目

エクスポートした記事データファイルの1行目にはヘッダを出力します。ヘッダは行の先頭に「#」を付加し,コメント行として出力されます。ヘッダに出力する項目を次の表に示します。

表F-2 記事データファイルのヘッダに出力する項目

項番プロパティヘッダに出力する項目
1掲示板ID"掲示板ID"
2掲示板名"掲示板名"
3記事ID"記事ID"
4登録記事ID"登録記事ID"
5主題"件名"
6ユーザID"ユーザID"
7ユーザ名"ユーザ名"
8ユーザ名(英名)"ユーザ名(英語)"
9属性ID"属性ID"
10属性名"属性名"
11重要度ID"重要度ID"
12重要度名"重要度名"
13階層レベル"階層レベル"
14上位記事"上位記事"
15下位開始記事ID"下位開始記事ID"
16下位終了記事ID"下位終了記事ID"
17前記事ID"前記事ID"
18後記事ID"後記事ID"
19最上位記事ID"最上位記事ID"
20記事管理者のユーザID"記事管理者のユーザID"
21記事管理者のユーザ名"記事管理者のユーザ名"
22記事管理者のユーザ名(英名)"記事管理者のユーザ名(英語)"
23添付ファイル有無"添付ファイル有無"
24掲示期限"掲示期限"
25掲示日"掲示日"
26記事参照URL"記事参照URL"

注※ -eオプションを指定した場合だけ出力されます。