cbbexpnotice記事のエクスポート

形式

形式1

cbbexpnotice
[ -d 出力先ディレクトリパス ]
[ -bid 掲示板ID [ -nid 記事ID ] ]
[ -startdate 期間(開始日付) ]
[ -enddate 期間(終了日付) ]
[ -e url ]
[ -c { win-31j | utf-8 } ]

形式2

cbbexpnotice
[ -d 出力先ディレクトリパス ]
{ -list board | -list permission [ -bid掲示板ID ] | -list [ notice | attribute | importance ] -bid 掲示板ID }
[ -c { win-31j | utf-8 } ]

機能

掲示板に登録されている記事を次に示す構成で出力します。

[図データ]

各ファイルの意味は次のとおりです。エクスポートされるファイルの内容については,「付録F cbbimpnoticeコマンド(記事のインポート)・cbbexpnoticeコマンド(記事のエクスポート)で使用するファイル」を参照してください。

ファイルの種類説明エクスポート後のファイル名・ディレクトリ名
出力先ディレクトリ記事データファイルと,記事データ格納ディレクトリを格納するためのディレクトリです。
-dオプションで指定します。
記事データファイルエクスポートした記事のデータを出力します。エクスポート対象の記事が0件の場合は作成されません。ファイル名は次の形式となります。
「cbbexpnotice」+「_」+年月日時分秒+「.csv」
年月日時分秒には,コマンドの実行日時が次の形式で出力されます。
「年(4桁)」+「月(2桁)」+「日(2桁)」+「時(2桁<24h表示>)」+「分(2桁)」+「秒(2桁)」
記事データ格納ディレクトリ掲示板ディレクトリを格納するディレクトリです。ディレクトリ名は,記事データファイル名から拡張子(ファイル名の末尾から先頭へ向かって最初に現れた「.(ピリオド)」まで)を除いた文字列となります。
掲示板ディレクトリ記事ディレクトリを格納するためのディレクトリです。ディレクトリ名は掲示板IDの値となります。
記事ディレクトリ本文ファイルと,添付ファイル格納ディレクトリを格納するためのディレクトリです。ディレクトリ名は登録記事IDの値となります。
登録記事IDは記事データファイルに記述した値となります。
本文ファイルエクスポートした記事の本文が出力されます。
記事ディレクトリに格納されます。
ファイル名は「body.txt」固定です。
添付ファイル格納ディレクトリ記事の添付ファイルを格納するためのディレクトリです。ディレクトリ名は「atdfile」固定です。
添付ファイルエクスポートした記事の添付ファイルです。ファイル名は,記事に添付したファイルの実体名となります。
(凡例)
-:該当なし

出力対象のデータが1件もない場合は,ファイルは出力されません。

このコマンドは二重起動ができます。また,cbbimpnoticeコマンド(記事のインポート)との同時実行もできます。

オプション

-d 出力先ディレクトリパス

エクスポートしたファイルの出力先となるディレクトリを相対パスまたは絶対パスで指定します。このオプションを省略した場合は,コマンドを実行したディレクトリに出力されます。

出力先ディレクトリパスは255文字以内で指定します。オプションは大文字・小文字が区別されます。出力先ディレクトリパスは,階層構造の最下層に位置する添付ファイル名を含めて255文字以内となるよう指定してください。

次のどちらかの場合はエラーとなります。

-bid 掲示板ID

出力する掲示板IDを指定します。このオプションを省略した場合は,すべての掲示板が対象となります。掲示板IDは1~2,147,483,647の整数で指定します。オプションは大文字・小文字が区別されます。

次のどれかの場合はエラーとなります。

-nid 記事ID

出力する記事IDを1~2,147,483,647の整数で指定します。指定した記事IDとその下にあるすべての記事が出力対象となります。このオプションを指定した場合は,-bidオプションを指定する必要があります。オプションは大文字・小文字が区別されます。

このオプションを省略した場合は,すべての記事が対象となります。

次のどれかの場合はエラーとなります。

-startdate 期間(開始日付)

記事の出力対象とする期間の開始日付を「yyyy/MM/ddTHH:mm:ss」形式で指定します。コマンド実行日付以前の日付を指定してください。指定できる日付の範囲は1970/1/1T00:00:00~9999/12/31T23:59:59です。オプションは大文字・小文字が区別されます。

日付の指定方法は次のとおりです。

項目意味指定値の範囲備考
yyyy年(西暦)1970~9999
MM01~1201~09を指定する場合,十の位の「0」を省略できます。
dd01~31
Tyyyy/MM/dd」と時刻「HH:mm:ss」の区切り文字
HH00~230~9を指定する場合,十の位の「0」は省略できません。
mm00~59
ss00~59
(凡例)
-:該当なし

「THH:mm:ss」は省略できます。省略すると「T00:00:00」が仮定されます。

エクスポートされる記事の対象範囲は,-enddateオプション(終了日付)との組み合わせによって,次の表のようになります。

-startdateオプションの指定有無-enddateオプション
指定あり指定なし
-startdateオプション指定あり「-startdateオプションで指定した日時≦記事の更新日時≦-enddateオプションで指定した日時」を満たす記事「-startdateオプションで指定した日時≦記事の更新日時」を満たす記事
指定なし「記事の更新日時≦-enddateオプションで指定した日時」を満たす記事すべての記事

次のどれかの場合はエラーとなります。

-enddate 期間(終了日付)

記事の出力対象とする期間の終了日付を「yyyy/MM/ddTHH:mm:ss」形式で指定します。コマンド実行当日以前の日付を指定してください。指定できる日付の範囲は1970/1/1T00:00:00~9999/12/31T23:59:59です。

日付の指定方法は,-startdateオプションの日付の指定方法と同じです。オプションは大文字・小文字が区別されます。

エクスポートされる記事の対象は-startdateオプションの指定有無によって異なります。-startdateオプションの組み合わせ表を参照してください。

-e url

[記事参照]画面を表示するURLを出力する場合に指定します。出力したURLはuCosminexus Enterprise Searchと連携した記事の全文検索時に使用されます。

オプションは大文字・小文字が区別されます。

このオプションを省略した場合は,[記事参照]画面を表示するURLは出力されません。

次のどちらかの場合はエラーとなります。

-c { win-31j | utf-8 }

ファイル書き込み時の文字コードセットを次のどちらかで指定します。

指定した文字コードセットで書き込むファイルは次のとおりです。

オプションと文字コードセットの大文字・小文字は区別されます。-cオプションを省略した場合は「win-31j」が仮定されます。

次のどちらかの場合はエラーとなります。

-list board | -list permission [-bid 掲示板ID ] | -list [ notice | attribute | importance ] -bid 掲示板ID

一覧情報(掲示板一覧ファイル,アクセス権一覧ファイル,記事一覧ファイル,属性一覧ファイル,重要度一覧ファイル)を出力する場合に指定します。

オプションの指定値と出力ファイルの関係を次の表に示します。

出力ファイル-listオプション
指定あり指定
なし
値なしboardpermissionnoticeattributeimportance
掲示板一覧ファイル
アクセス権一覧ファイル
記事一覧ファイル
属性一覧ファイル
重要度一覧ファイル
記事データファイル
本文ファイル
添付ファイル
(凡例)
○:出力する
-:出力しない

オプションは大文字・小文字が区別されます。オプションの値にboard,permission,notice,attribute,importance以外を指定した場合はエラーとなります。-listオプションとほかのオプションの指定の関係を次の表に示します。

-listオプション以外のオプション-listオプション
指定あり指定
なし
値なしboardpermissionnoticeattributeimportance
-bidオプション×
-nidオプション××××××
-startdateオプション××××××
-enddateオプション××××××
-cオプション
(凡例)
○:必ず指定する
△:任意で指定する
×:指定できない

出力ファイルの形式

次に示すファイルをエクスポートすると,ファイルの1行目にヘッダが出力されます。各ファイルのヘッダの内容については,「付録F cbbimpnoticeコマンド(記事のインポート)・cbbexpnoticeコマンド(記事のエクスポート)で使用するファイル」を参照してください。

-eオプションを指定した場合の記事データファイルの例を次に示します。#で始まる行がヘッダです。

#"掲示板ID","掲示板名","記事ID","登録記事ID","件名","ユーザID","ユーザ名","ユーザ名(英語)","属性ID","属性名","重要度ID","重要度名","階層レベル","上位記事","下位開始記事ID","下位終了記事ID","前記事ID","後記事ID","最上位記事ID","記事管理者のユーザID","記事管理者のユーザ名","記事管理者のユーザ名(英語)","添付ファイル有無","掲示期限","掲示日","記事参照URL"
"123","業務改善プロジェクト掲示板","2","1","新メンバーの紹介","123456789​","日立太郎","Taro Hitachi","190","情報","10","普通","0","0","0","0","0","0","2","987654321​","日立太郎","Taro Hitachi","0","2010/04/15","2010/03/22","http://collabo/Portal/portal/action/Plain/portlet/hptlclbcbb/url/L2FkcG9ydGxldHMvaHB0bGNsYmNiYi9DbW5TY3JlZW5IYW5kbGVyLmpzcA--?hptl_clb_cbb_func=NoticeReferenceUri&hptl_clb_cbb_id_attr_bid=6&hptl_clb_cbb_id_attr_nid=3hptl_clb_cbb_checkid=df8cc127d6e08fc6e6ff388cc19098a4"

注意事項

戻り値

0記事のエクスポートに成功した。
1記事のエクスポートに失敗した。

使用例

掲示板ID「101」の記事をディレクトリ「d:¥board¥export」へエクスポートします。

> cbbexpnotice -d d:¥board¥export -bid 101