8.1 監査ログのメッセージの概要

ここでは,監査ログに出力されるメッセージについて説明します。

<この節の構成>
(1) 監査ログのメッセージの種類
(2) 監査ログのメッセージの出力先
(3) 監査ログのメッセージの出力形式および監査ログの出力項目の意味
(4) 監査ログのメッセージの記載形式

(1) 監査ログのメッセージの種類

監査ログ出力機能を使用した場合に出力されるメッセージには,次の2種類があります。

(2) 監査ログのメッセージの出力先

監査ログは,監査ログファイルに出力されます。

File Sharingで出力される監査ログを次に示します。

(3) 監査ログのメッセージの出力形式および監査ログの出力項目の意味

監査ログファイルに出力されるメッセージの出力形式および監査ログの出力項目の意味は,メッセージの種類によって異なります。

それぞれのメッセージの出力形式および監査ログの出力項目の意味の詳細は,次に示すマニュアルを参照してください。

(4) 監査ログのメッセージの記載形式

このマニュアルでの,監査ログのメッセージの記載形式について説明します。

KDCFnnnnn-i <Y>
メッセージの内容
出力項目名出力項目の意味出力内容
メッセージの出力項目名メッセージの出力項目の意味メッセージの出力内容
(凡例)
可変値に関する説明
コマンド
メッセージが出力される契機となるコマンド
出力ポイント
メッセージが出力されるタイミング

各項目の詳細を次に示します。

KDCFnnnnn
メッセージのnnnnnはメッセージの番号です。それぞれのメッセージに5けたの固有の番号が付いています。
KDCF00500~KDCF00599
監査ログに出力されるメッセージのうち,[ファイル共有]ポートレットおよび[ファイル共有設定]ポートレットの操作時に出力されるメッセージを示します。
KDCF20500~KDCF20599
監査ログに出力されるメッセージのうち,コマンド実行時に出力されるメッセージを示します。
i
メッセージの種類を示します。
E:エラーメッセージであることを表します。
W:警告メッセージであることを表します。
I:通知メッセージであることを表します。
<Y>
メッセージの出力先を表します。
K:監査ログファイル
メッセージの内容
メッセージに出力される項目の内容を表に示します。
ここでは,メッセージごとに固有の意味を持つ項目,または固有の値が出力される項目について説明します。すべてのメッセージで共通の意味を持つ項目,または共通の値が出力される項目については,マニュアル「Collaboration 導入ガイド」を参照してください。
可変値に関する説明
メッセージテキストの可変値に表示される情報を「%n」(%nは任意の数字)または「<斜体の文字列>」の形式で示します。可変値に関する説明の記述例を次に示します。
(例)
%1:<ユーザID>
コマンド
メッセージが出力される契機となるコマンドを示します。
出力ポイント
メッセージが出力されるタイミングを示します。