major_codeが ERR_DBRの場合のminor_codeの一覧を次の表に示します。
表9-3 major_codeがERR_DBRの場合のクラスライブラリ独自の戻り値一覧
minor_codeの 戻り値 | minor_code | 説明 | 対処 |
---|---|---|---|
4 | ERR_SESSION_ALREADY_CONNECTED | セッションがすでに接続されています。 | 処理を継続してください。または,いったん切断してから,再度このメソッドをコールしてください。 |
5 | ERR_SESSION_NOT_CONNECT | 次の要因が考えられます。
| 要因に応じて,次のどちらかの対策を実施してください。
|
7 | ERR_BAD_INTERFACE | 指定されたインターフェースが不正です。 | 正しいインターフェースを指定してください。 |
8 | ERR_BAD_PARAMETER | 不正な引数が入力されました。 | 正しい引数を指定してください。 |
10 | ERR_OBJECT_ALREADY_CONNECTED | オブジェクトはすでに接続されています。 | この操作は実行できません。 |
11 | ERR_OBJECT_NOT_CONNECT | オブジェクトは接続されていません。 | オブジェクトを接続してください。 |
13 | ERR_QUERY_NOT_INITIAL | 初期化が実行されていません。 | 初期化を実行してください。 |
14 | ERR_QUERY_NOT_SEARCH | 検索が実行されていません。 | 検索を実行してください。 |
16 | ERR_SGML_BAD_NODETYPE | ノードタイプが不正です。 | 正しいノードタイプを指定してください。 |
17 | ERR_SGML_NO_PARSEDATA | 構文解析情報がありません。 | 構文解析情報を作成してください。 |
23 | ERR_QUERY_ALREADY_INITIALIZED | 検索オブジェクトはすでに初期化されています。 | この操作は実行できません。 |
25 | ERR_NONEXISTS_VERSION | 指定されたバージョンは存在しません。 | 正しいバージョンを指定してください。 |
29 | ERR_ACLIB_OBJECT_INVALID | クラスライブラリのオブジェクトは無効です。 | 有効なクラスライブラリのオブジェクトを指定してください。 |
30 | ERR_OIID_NOT_SET | OIIDが設定されていません。 | SetOIIDメソッドをコールしてから,このメソッドをコールしてください。 |
31 | ERR_OBJECT_REMOVED | オブジェクトはすでに削除されています。 | 正しいオブジェクトを指定してください。 |
32 | ERR_LAST_VERSION | 指定されたバージョンは唯一のバージョンであるため,削除できません。 | この操作は実行できません。 |
33 | ERR_SESSION_OVERFLOW | 制限を超えてConnectしようとしました。 | 時間をおいて,Connectユーザ数が減ったあと,再度実行してください。 |
34 | ERR_INVALID_STATUS | セッションの状態が不正です。一つのセッションに同時に複数のメソッド処理要求が出されています。 | 一つのセッションに対して一度に一つの処理要求しか出さないように見直してください。 |
35 | ERR_NO_SERVICE | 使用できるサービスプロセスがありません。 | 時間をおいて,再度実行してください。 EDMRefresherコマンドが実行中の場合は,コマンド終了後,再度実行してください。 |
36 | ERR_NOTSUPPORT_CLIENT_VERSION | 操作を実行するためのネットワークが使用できません。 | サーバのバージョンに対応したクライアントライブラリを利用してください。 |
37 | ERR_ACCESS_NOT_PERMITTED | アクセス権がありません。 | 必要なアクセス権を設定して,再度実行してください。 |
40 | ERR_ACCESSCONTROL_NOT_SUPPORTED | アクセス制御機能が未サポートです。 | この操作は実行できません。 |
41 | ERR_BAD_PERMISSION | 不正なパーミッションが指定されました。 | 正しいパーミッションを指定してください。 |
42 | ERR_BAD_SUBJECT_TYPE | 不正なサブジェクト種別が指定されました。 | 正しいサブジェクト種別を指定してください。 |
43 | ERR_INVALID_SUBJECT_LENGTH | サブジェクトの長さが不正です。 | 1文字以上254文字以内の文字列を指定してください。 |
44 | ERR_INVALID_ACE_COUNT | 設定するACEの個数が制限値を超えています。 | ACEは64個以内で指定してください。 |
45 | ERR_INVALID_PUBLICACL_COUNT | バインドするパブリックACLの個数が制限値を超えています。 | パブリックACLは10個以内で指定してください。 |
46 | ERR_QUERY_TOO_MANY_NESTED_OPERATIONS | 演算のネストが深過ぎます。 | 探索条件のネストを浅くして,再度実行してください。 |
47 | ERR_INVALID_ACE | 不正なACEが指定されました。 | ACEとして正しいCdbrCompoundを指定してください。 |
48 | ERR_PUBLICACL_ALREADY_BOUND | 指定されたパブリックACLはすでにバインドされています。 | すでにバインドされているパブリックACLを指定しないで処理を再実行してください。 |
49 | ERR_PUBLICACL_NOT_BOUND | 指定されたパブリックACLはバインドされていません。 | バインドされているパブリックACLを指定して処理を再度実行してください。 |
50 | ERR_NONEXISTS_PUBLICACL | 指定されたパブリックACLは存在しません。 | 存在しないパブリックACLを指定しないで処理を再度実行してください。 |
51 | ERR_CONTENT_IS_EMPTY | ファイル実体が変換処理されてなくて空です。 | この操作は実行できません。 |
52 | ERR_IS_MASTERRENDITION | 指定されたRenditionTypeはマスタレンディションです。 | RenditionTypeを見直してください。 |
53 | ERR_LIMITNUM_OF_RENDITIONS | 保持できるレンディション数の上限に達しています。 | この操作は実行できません。 |
54 | ERR_MASTERRENDTYPE_NOT_SET | マスタレンディションのRenditionTypeに値が設定されていません。 | この操作は実行できません。 |
55 | ERR_NONEXISTS_RENDITION | 指定されたRenditionTypeは存在しません。 | RenditionTypeを見直してください。 |
56 | ERR_RENDITIONTYPE_DUPLICATED | RenditionTypeが重複しています。 | 重複しないRenditionTypeを指定してください。 |
57 | ERR_RENDITION_NOT_CONVERTED | ファイル実体が更新処理されていません。 | この操作は実行できません。 |
58 | ERR_CONTENTTYPE_MISMATCH | 指定したレンディションタイプのファイル実体に対して実行できません。 | 正しい文書オブジェクトを指定してメソッドを実行してください。 |
59 | ERR_EQL_ALREADY_INITIALIZED | すでに初期化されています。 | この操作は実行できません。 |
60 | ERR_EQL_NOT_INITIALIZE | 初期化が実行されていません。 | 初期化を実行してください。 |
61 | ERR_EQL_STATEMENT_NOT_SET | 実行するedmSQL文が登録されていません。 | CdbrEqlStatement::Setメソッドで実行するedmSQL文を登録してください。 |
62 | ERR_EQL_STATEMENT_NOT_EXEC | edmSQL文が実行されていません。 | CdbrEqlStatement::Executeメソッドを実行し,edmSQL文を実行してください。 |
63 | ERR_EQL_BAD_STATEMENT | 不正なedmSQL文を実行しようとしました。 | edmSQL文を見直してください。必要に応じて構文解析結果情報を取得してください。 |
65 | ERR_NOT_VERSION_TRACEABLE | バージョントレース可能なオブジェクトではありません。 | この操作はできません。オブジェクトのクラスを見直してください。 |
66 | ERR_OBJECT_NOT_INITIALIZE | オブジェクトが初期化されていません。 | 初期化を実行してください。 |
67 | ERR_OBJECT_ALREADY_INITIALIZED | オブジェクトは初期化済みです。 | この操作は実行できません。 |
68 | ERR_INVALID_DEFINITION | 定義情報が不正です。 | 定義ファイルの内容を見直してください。 |
71 | ERR_SESSION_ALREADY_AUTHENTICATED | 文書空間にすでにログインしています。 | 処理を継続するか,文書空間からログアウトしてから,再度このメソッドをコールしてください。 |
72 | ERR_SESSION_NOT_AUTHENTICATE | 文書空間にログインしていません。 | 文書空間にログインしてください。 |
73 | ERR_INVALIDENV | 実行環境が不正です。 | 環境変数「DOCBROKERDIR」に,File Sharingサーバのインストールディレクトリ¥Serverを正しく指定するか,イベントログに出力されているメッセージを基に対処してください。 |
74 | ERR_OPERATION_FAILED | 初期化処理または終了処理に失敗しました。次の要因が考えられます。
| イベントログに出力されているメッセージを基に対処してください。 |
75 | ERR_NOT_MULTI_CONTENTS | マルチファイル文書ではありません。 | マルチファイル管理機能を使用しない場合の形式で実行してください。 |
76 | ERR_BAD_CONTENTSCOUNT | 登録しようとするファイルの数が多過ぎます。 | 登録するファイルの数を見直してください。 |
77 | ERR_RETRIEVALNAME_DUPLICATED | RetrievalNameが重複して指定されています。 | RetrievalNameが重複しないように指定してください。 |
78 | ERR_COMPONENTTYPE_DUPLICATED | ComponentTypeが重複して指定されています。 | ComponentTypeが重複しないように指定してください。 |
80 | ERR_SYSTEMDBSERVER_NOT_NOTIFY | DBコネクション管理オブジェクトのリファレンスが未通知です。 | 処理を終了してから,再度実行してください。 |
81 | ERR_FILELINK_FAILED | HiRDB File Linkでエラーが発生しました。 | エラーの要因を取り除いて再度実行してください。 |
82 | ERR_FAL_NOT_LOADED | HiRDB File Linkのライブラリがロードできません。 | 詳細メッセージを基に対処してください。 |
83 | ERR_CONTENT_NOT_REGISTERED | ファイル実体が登録されていません。 | ファイル実体を登録してください。 |
84 | ERR_BAD_ENV | 環境変数が不正です。 | 環境変数に正しい値を指定してください。 |
85 | ERR_FILE_REFERENCE_OPERATION_FAILED | ファイル実体の操作でエラーが発生しました。 個人フォルダ用ベースパスあるいはコミュニティフォルダ用ベースパスの指定が不正です。 | 個人フォルダ用ベースパスあるいはコミュニティフォルダ用ベースパスの指定を見直してください。 |
ファイル実体または格納先に対するアクセス権がありません。 | ファイル実体または格納先に対するアクセス権を見直してください。 | ||
ベースパスへの接続でエラーが発生しました。 | ベースパスに接続する最大ユーザ数の指定を見直してください。 | ||
86 | ERR_FILE_REFERENCE_MISMATCH_STATUS | ファイル実体の操作でエラーが発生しました。オブジェクトとファイル実体が不整合な状態です。 | エラーが発生した処理に応じて,次のどちらかを実施してください。
|
87 | ERR_TARGETCONTENTPATH_NOT_SET | ベースパスが設定されていません。UNC形式で指定している場合は,ベースパスにコンピュータ名またはIPアドレスしか指定されていません。 | ベースパスの設定を見直してください。UNC形式で指定している場合は,ベースパスにコンピュータ名またはIPアドレスに加えて,共有名を指定してください。 |
88 | ERR_REFERENCETYPE_MISMATCH | リファレンス種別が一致していません。 | 正しいリファレンス種別を指定してください。 |
91 | ERR_FILE_REFERENCE_CURRENT_CONTENT_NOTFOUND | ファイル実体が存在しません。 | 該当するファイルを削除したあと,再度ファイルを登録してください。 |