クラスライブラリの戻り値には,major_codeとminor_codeがあります。major_codeの種類によって,エラーの種類を特定できます。major_codeおよびminor_codeは,CdbrCoreで定義されているGetLastErrorメソッドによって返却されます。major_codeはメソッドの戻り値として,minor_codeはメソッドの引数として返却されます。
次の表に,戻り値の種類とmajor_codeの関係を示します。
表9-1 戻り値の種類とmajor_codeの関係
戻り値の種類 | major_code | major_codeの 戻り値 |
---|---|---|
エラーがない場合 | ERR_NOERROR | 0 |
DMAの戻り値 | ERR_DMA | 1 |
CORBAの戻り値 | ERR_CORBA | 2 |
クラスライブラリ独自の戻り値 | ERR_DBR | 3 |
データベースエラーが発生した場合の戻り値 | ERR_DB | 4 |
major_codeが,ERR_DMA,ERR_DBRまたはERR_DBの場合,minor_codeが取得できます。
なお,major_codeがERR_CORBAの場合の戻り値については,マニュアル「VisiBroker for C++ プログラマーズガイド(Windows(R)用)」を参照してください。