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9.1 クラスライブラリの戻り値

クラスライブラリの戻り値には,major_codeとminor_codeがあります。major_codeの種類によって,エラーの種類を特定できます。major_codeおよびminor_codeは,CdbrCoreで定義されているGetLastErrorメソッドによって返却されます。major_codeはメソッドの戻り値として,minor_codeはメソッドの引数として返却されます。

次の表に,戻り値の種類とmajor_codeの関係を示します。

表9-1 戻り値の種類とmajor_codeの関係

戻り値の種類 major_code major_codeの
戻り値
エラーがない場合 ERR_NOERROR 0
DMAの戻り値 ERR_DMA 1
CORBAの戻り値 ERR_CORBA 2
クラスライブラリ独自の戻り値 ERR_DBR 3
データベースエラーが発生した場合の戻り値 ERR_DB 4

major_codeが,ERR_DMA,ERR_DBRまたはERR_DBの場合,minor_codeが取得できます。

なお,major_codeがERR_CORBAの場合の戻り値については,マニュアル「VisiBroker for C++ プログラマーズガイド(Windows(R)用)」を参照してください。