dbrdelcntrフォルダの削除

形式

dbrdelcntr    -l DCR  -R
             -k Reference
             -b ベースパス
             -y 削除ディレクトリのルートパス
             { OIID | OIIDファイル }

機能

フォルダを削除します。フォルダと同時にフォルダに格納しているファイルも削除できます。

また,OIIDファイルに複数のOIIDを指定すると,複数のフォルダを一括して削除できます。

オプション

-l DCR

操作対象となるフォルダに対して,直接型の下位オブジェクトを削除します。

-R

操作対象となるフォルダの下位フォルダに対して,直接型の下位オブジェクトを再帰的に削除します。

-k Reference

フォルダと同時に削除するフォルダに格納されているファイルを削除します。-bオプションおよび-yオプションの指定内容または実行環境制御ファイル(EDMOotCtrl.ini)の内容に従って,ファイル実体が削除されます。

一つのフォルダ下にリファレンス種別,ベースパスまたは削除ディレクトリのルートパスが異なるファイルが格納されている場合,このコマンドですべてのファイルを削除することはできません。

-b ベースパス

フォルダに格納されたファイルを削除する場合に,削除するファイルのファイル実体格納先のベースパスを指定します。例えば,ベースパスが「C:¥tmp¥userdir」の場合は「C:¥tmp¥userdir」を指定します。また,ベースパスは,UNC形式でも指定できます。例えば,ベースパスをネットワーク上のマシン「SERVER01」下の共有ディレクトリ「userdir」に格納したい場合は「¥¥SERVER01¥userdir」と指定します。

なお,このオプションに指定するベースパスと,データベースに格納されているファイル実体格納先を示す情報(ベースパスからの相対パス)は,結合されて絶対パスとして使用されます。ベースパスの末尾またはファイル実体格納先パスの先頭にパスの区切り文字が存在しない場合は,File Sharingサーバによって区切り文字が挿入されます。このため,パスの区切り文字は指定しなくてもかまいません。

このオプションを省略した場合は,実行環境制御ファイル(EDMOotCtrl.ini)の[Reference]セクションのDefaultContentBasePathエントリに指定したベースパスが有効になります。

-y 削除ディレクトリのルートパス

フォルダに格納されたファイルを削除する場合に,ファイル実体と同時に削除するディレクトリのルートパスを指定します。-bオプションに指定したベースパスと同じパスを指定してください。

このオプションを省略した場合は,実行環境制御ファイル(EDMOotCtrl.ini)の[Reference]セクションのDefaultDeleteRootPathエントリに指定した削除ディレクトリのルートパスが有効になります。

コマンド引数

OIID

削除するフォルダのOIIDを指定します。

OIIDファイル

削除するフォルダのOIIDを記述したOIIDファイルのファイルパスを指定します。OIIDファイルには,複数のOIIDが指定できます。

OIIDファイルのファイル名はオブジェクトのOIID形式以外であれば任意です。ファイルパスは,絶対パスまたは相対パスのどちらでも指定できます。ただし,「dma://」で始まるパスは指定できません。

注意事項