メモリ所要量は,ここで示す計算式で算出してください。なお,メモリが不足すると,動作が不安定になり異常終了することがありますので必要量を確保してください。
File Sharingサーバのメモリ所要量は次に示す計算式で算出してください(単位:MB)。
17+r+(14+r)×p+(0.02+2+b+4×s)×U
計算式中のbは,HiRDBの繰り返し列格納による仮想メモリ所要量です(単位:バイト)。
b=79,040+(l+29)×(m+n)
メモリの計算式に使用する変数のうち,b以外の変数に設定する値を次の表に示します。
表2-2 File Sharingサーバのメモリの計算式の変数に設定する値
変数 | 設定する値 |
---|---|
r | メタ情報管理用に確保するメモリマップトファイルサイズ(DocumentSpace構成定義ファイルのXdkShmemSizeエントリの指定値は,4,000,000バイト) |
p | サービスプロセス数 |
l | 次に示すすべてのID長の平均値
|
m | 次に示すすべてのアクセス権設定数の平均値
|
n | 次に示す設定数の平均値
|
s | 文書空間で管理する最大ファイルサイズ |
U | 同時接続ユーザ数 |
File Sharingクライアントのメモリ所要量を次に示します。
メモリの計算式で使用する変数に設定する値を次の表に示します。
表2-3 File Sharingクライアントのメモリの計算式の変数に設定する値
変数 | 設定する値 |
---|---|
U | 同時接続ユーザ数 |
p | ファイル転送サービスプロセス数 |
s | 文書空間で管理する最大ファイルサイズ |
u | 同時実行ファイル操作ユーザ数 |