3.10.3 ネットワーク上のマシンの共有ディスクを使用する場合の設定

ここでは,File Sharingサーバとは異なるネットワーク上のマシンの共有ディスクを使用してファイル実体を格納する場合に必要な設定について説明します。

ネットワーク上のマシンの共有ディスクを使用する場合,ベースパスは,次の2種類のどちらかの方法で指定できます。UNC形式で指定することをお勧めします。

指定方法によって,File Sharingサーバがファイルシステムにアクセスするために必要な設定が異なります。

<この項の構成>
(1) ベースパスをUNC形式で指定する場合に必要な設定
(2) ベースパスをネットワークドライブからのフルパスで指定する場合に必要な設定

(1) ベースパスをUNC形式で指定する場合に必要な設定

ファイルシステムにアクセスするための情報を,ネットワークリソース情報ファイル(netaccess.ini)に設定します。

ネットワークリソース情報ファイルには,ネットワーク接続の接続期間と,接続するコンピュータ名,接続に使用するユーザ名およびパスワードを指定します。また,必要に応じて,ファイル転送のチューニングに必要な情報も設定します。

File Sharingサーバとファイルシステムとの接続は,File Sharingサーバを起動した時に確立され,File Sharingサーバの停止時に切断されます。

ネットワークリソース情報ファイルの指定方法については,「5.2.11 ネットワークリソース情報ファイル(netaccess.ini)」を参照してください。

(2) ベースパスをネットワークドライブからのフルパスで指定する場合に必要な設定

File Sharingサーバを起動する前に,次の準備が必要です。

ファイルシステムへの接続は,File Sharingサーバを起動する時のログオン設定で実行します。起動方法については,「7.2.1 File Sharingサーバの起動方法」を参照してください。