実行環境セットアップコマンド(dbrtoolsetup)を実行すると,「{オブジェクト操作ツールの実行環境ディレクトリ}¥etc」にクラス定義情報ファイルのサンプルがコピーされます。ただし,実行環境セットアップコマンド(dbrtoolsetup)の実行によってコピーされたファイルに記述されているのは,オブジェクト操作ツールが動作するための最低限の情報だけです。このため,接続先のFile Sharingサーバの情報が記述されているクラス定義情報ファイルを取得する必要があります。
クラス定義情報ファイルは,文書空間を構築する際に実行する文書空間の構築コマンド(EDMCBuildDocSpace)によって出力されます。文書空間の構築については,「3.9.1 文書空間の構築コマンドの実行」を参照してください。
クラス定義情報ファイルは,接続する文書空間識別子にサフィックス「.ini」を付加したファイル名で,次に示すディレクトリに出力されます。
{File Sharingサーバのインストールディレクトリ}¥Server¥env¥文書空間識別子.ini
クラス定義情報ファイル(文書空間識別子.ini)の詳細は,「5.3.1 クラス定義情報ファイル」を参照してください。文書空間の構築コマンド(EDMCBuildDocSpace)については,「8.2 File Sharingサーバのコマンドの詳細」の「EDMCBuildDocSpace(文書空間の構築)」を参照してください。
このクラス定義情報ファイルを,環境変数「EDMCLASSDEFPATH」に指定したディレクトリにコピーしてください。なお,File Sharingクライアントのインストール時は,環境変数「EDMCLASSDEFPATH」には「{File Sharingクライアントのインストールディレクトリ}¥Client¥etc」が設定されています。
EDMCrtSimMeta |