ここでは,File Sharingを01-30からリビジョンアップする※場合の移行手順について説明します。
なお,移行手順を実施する前に,File Sharing 01-30の環境設定用プロパティファイル(hptl_clb_cfs.properties)のバックアップを取得しておいてください。
File Sharingの移行は次の手順で実行します。
以降,各手順の詳細について説明します。
詳細については,「付録E(1) データベースのバックアップの取得」を参照してください。
cfsProp_EntityName列に定義されたインデクスを削除するために,データベースサーバでSQL文を実行します。HiRDB SQL Executerなどを使用して,SQL文を実行してください。
cfsProp_EntityName列に定義されたインデクスの名前を検索します。データベース定義ユティリティ(pddef)の実行例を次に示します。
pddef < C:¥cfs_pddef_searchindex.sql |
データベース定義ユティリティ(pddef)の入力ファイル(cfs_pddef_searchindex.sql)に記述する内容を次に示します。
記述例
SELECT INDEX_NAME |
検索したインデクスの名前を指定してcfsProp_EntityName列に定義されたインデクスを削除します。
DROP INDEX "インデクスの名前"; |
cfsProp_EntityName列とcfsProp_Type列で複数列インデクスを定義します。データベース定義ユティリティ(pddef)の実行例を次に示します。
pddef < C:¥cfs_pddef_createindex.sql |
データベース定義ユティリティ(pddef)の入力ファイル(cfs_pddef_createindex.sql)に記述する内容を次に示します。
記述例
CREATE INDEX "cfsClass_FolderMulti01" |
RDエリアの名称は,次に示すファイルの値を指定します。なお,File Sharingサーバを構築したときにシステム導入支援機能を使用したかどうかによって,ファイルが異なります。
ここの設定は任意です。
File Sharing 01-32で追加された機能を使用する場合,File Sharingサーバで,ユーザ認証ライブラリ環境定義ファイルの次に示すエントリに値を設定します。設定した内容を有効にするには,File Sharingサーバの再起動が必要です。
ユーザ認証ライブラリ環境定義ファイルの格納ディレクトリとファイル名を次に示します。
{File Sharingサーバのインストールディレクトリ}¥Server¥etc¥cfsauth.ini
ユーザ認証ライブラリ環境定義ファイルおよび指定するエントリの詳細については,「5.2.5 ユーザ認証ライブラリ環境定義ファイル(cfsauth.ini)」を参照してください。
ここの設定は任意です。
File Sharing 01-32で追加された機能を使用する場合,File Sharingクライアントで,環境設定用プロパティファイルの次に示すキーに値を設定します。設定した内容を有効にするには,J2EEサーバの再起動が必要です。
また,バックアップを基に,移行前のバージョンの環境設定用プロパティファイルの内容を反映してください。
プロパティファイルのサンプルファイルの格納ディレクトリとファイル名を次に示します。
{File Sharingクライアントのインストールディレクトリ}¥Client¥conf¥hptl_clb_cfs.properties
このファイルを編集したあと,次に示すディレクトリにコピーして使用してください。
{Collaboration Portalインストールディレクトリ}¥clb_home¥conf
環境設定用プロパティファイルおよび指定するキーの詳細については,「5.3.5 環境設定用プロパティファイル(hptl_clb_cfs.properties)」を参照してください。
File Sharing 01-32からの移行手順を実施します。詳細については,「付録K File Sharing 01-32からの移行手順」を参照してください。
File Sharing 01-35または01-36からの移行手順を実施します。詳細については,「付録L File Sharing 01-35または01-36からの移行手順」を参照してください。
File Sharing 01-50,01-52または01-70からの移行を実施します。詳細については,「付録M File Sharing 01-50,01-52または01-70からの移行手順」を参照してください。
File Sharing 01-82からの移行手順を実施します。詳細については,「付録N File Sharing 01-82からの移行手順」を参照してください。