5.2.8 RDエリア定義情報ファイル

RDエリア定義情報ファイルは,データベース定義文中のRDエリア名を,ユーザが指定したRDエリア名で出力させるためのファイルです。

<この項の構成>
(1) システム導入支援機能を使用する場合
(2) システム導入支援機能を使用しない場合

(1) システム導入支援機能を使用する場合

このファイルは,文書空間の定義コマンド(EDMCDefDocSpace)の実行後に出力されます。出力された定義情報ファイルの内容が,文書空間の構築コマンド(EDMCBuildDocSpace)を実行するときに使用されます。出力されたファイルの記述内容は変更しないでください。

定義情報ファイルが出力されるディレクトリとファイル名を次に示します。

{File Sharingサーバのインストールディレクトリ}¥Server¥env¥EDMrdarea.txt

(2) システム導入支援機能を使用しない場合

このファイルは,データベース定義文中のRDエリア名を,ユーザが指定したRDエリア名で出力させるために作成するファイルです。

作成したファイルは,File Sharing用データベース定義文の作成コマンド(EDMCrtSql)の-rオプションで指定します。指定したファイルの内容が,-oオプションで指定したデータベース定義文格納ファイル中のRDエリア名に反映されます。これによって,File Sharing用データベース定義文の作成コマンド(EDMCrtSql)で出力されるデータベース定義文中のRDエリアの手動による変更が不要になります。

RDエリア定義情報ファイルの格納ディレクトリとファイル名を次に示します。

{File Sharingサーバのインストールディレクトリ}¥Server¥sample¥CfsRdarea.ini

このファイルに記述されているRDエリア名を実行環境に応じて変更して使用してください。

システム導入支援機能を使用しない場合の設定については,「付録D システム導入支援機能を使用しない場合の設定」を参照してください。

(a) RDエリア定義情報ファイルの記述例

RDエリア定義情報ファイルの記述例を次に示します。記述例の太字の個所だけを,実行環境に応じて変更してください。

RDエリアは,HiRDBの環境設定時に,HiRDBのデータベース構成変更ユティリティ(pdmod)の-aオプションに指定した制御文の内容に従って作成されています。制御文については,「付録D.2 HiRDBの環境設定」を参照してください。

作成したRDエリアの名称に合わせて記述例の太字の個所を編集してください。

                   :
[TableArea]
class=dmaClass_ConfigurationHistory,area=CFS_SYSTBL
class=dmaClass_Container,area=CFS_SYSTBL
class=dmaClass_ContentReference,area=CFS_SYSTBL
                   :
[IndexArea]
class=edmClass_OIID,prop=edmProp_AppId,prop=edmProp_EnvId,area=CFS_SYSIDX
class=dmaClass_ConfigurationHistory,prop=dmaProp_OIID,area=CFS_SYSIDX
class=dmaClass_ConfigurationHistory,prop=dmaProp_This,area=CFS_SYSIDX
                   :
[LobArea]
class=dmaClass_ContentTransfer,prop=edmProp_Content,area=CFS_DOC01
class=edmClass_ConceptualSgmlDocument,prop=edmProp_Content,area=CFS_SGML01

(b) RDエリア定義情報ファイルの注意事項

指定されたRDエリア名がHiRDBに定義されているかどうかについてはチェックしません。