ここでは,File Sharingクライアントシステムの設定手順について説明します。
File Sharingクライアントシステムは,アプリケーションサーバ,WebサーバおよびFile Sharingクライアントで構成されます。アプリケーションサーバ,Webサーバ(Hitachi Web Server)およびFile Sharingクライアントは,同じマシンに配置します。
また,File Sharingクライアントは,File Sharingサーバやデータベースサーバと同じマシンに構築することもできます。
File Sharingクライアントシステムは,次の手順で設定します。
図4-1 File Sharingクライアントシステムの設定手順
![[図データ]](figure/zu040100.gif)
- TPBrokerでの環境設定
File SharingサーバとFile Sharingクライアント間での通信をするために必要な前提プログラムである,TPBrokerの環境を設定します。
- 実行環境の作成
File Sharingクライアントの実行に必要な環境変数を設定します。
- ファイル転送機能の設定
File SharingサーバとFile Sharingクライアントを別マシンで動作させる場合に,ファイル転送機能を実行するための環境を設定します。それぞれのマシンで設定してください。
- ポートレット機能の設定
ポートレット機能を使用するために,アプリケーションサーバの設定をします。
なお,ポートレット機能は,次の二つです。
- File Sharingが管理するフォルダとファイルを[ファイル共有]ポートレットで操作する機能
- ファイル実体を格納するファイルシステムの情報を[ファイル共有設定]ポートレットで設定する機能
- アクセス履歴を取得するための設定
アクセス履歴を取得するための設定をします。アクセス履歴を取得しない運用の場合,この設定は不要です。
- オブジェクト操作ツールの設定
File Sharingの運用作業で使用するオブジェクト操作ツールの設定をします。