7.11.3 アクセス履歴の運用例
(1) アクセス履歴ファイルのOIIDからファイル名,フォルダ名を取得する例
アクセス履歴ファイルの付加情報には,ユーザが操作したファイルもしくはフォルダ,またはシステムが削除したファイルを示すOIIDが出力されます。OIIDを基にファイル名またはフォルダ名を取得するには,アクセス履歴ファイルに出力されたOIIDの変換コマンド(cfsoiid2name)を実行します。
コマンドを実行して,OIIDからファイル名またはフォルダ名を取得する手順を次に示します。
手順
- ファイル名またはフォルダ名を取得したいアクセス履歴ファイルを出力先ディレクトリとは異なるディレクトリにコピーします。
File Sharingサーバが稼働中の場合,アクセス履歴ファイルを参照,更新,および削除できません。必ず異なるディレクトリにコピーしてください。
- コピーしたファイルを入力ファイルに指定して,OIIDの変換コマンド(cfsoiid2name)を実行します。
OIIDがファイル名またはフォルダ名に変換されたアクセス履歴ファイルが出力されます。
OIIDの変換コマンド(cfsoiid2name)については,「8.8 File Sharingクライアント運用コマンドの詳細」の「cfsoiid2name(アクセス履歴ファイルに出力されたOIIDの変換)」を参照してください。
- 出力されたファイルから,ファイル名およびフォルダ名を参照します。
OIIDをファイル名またはフォルダ名に変換したときの出力形式を次の図に示します。OIIDの部分に,「(ファイル名)」または「(フォルダ名)」が付加されて出力されます。
![[図データ]](figure/zu071001.gif)
(2) アクセス履歴ファイルのOIIDからファイル,フォルダの情報を取得する例
アクセス履歴ファイルに出力されたOIIDを基に,ファイルまたはフォルダの情報を取得することもできます。ファイルまたはフォルダの情報を取得するには,アクセス履歴ファイルに出力されたファイル,フォルダの情報の取得コマンド(cfslstprop)を実行します。コマンドを実行すると取得できる情報の詳細は,「8.8 File Sharingクライアント運用コマンドの詳細」の「cfslstprop(アクセス履歴ファイルに出力されたファイル,フォルダの情報の取得)」を参照してください。
コマンドを実行して,OIIDからファイルまたはフォルダの情報を取得する手順を次に示します。
手順
- OIIDからファイルまたはフォルダの情報を取得したいアクセス履歴ファイルを出力先ディレクトリとは異なるディレクトリにコピーします。
File Sharingサーバが稼働中の場合,アクセス履歴ファイルを参照,更新,および削除できません。必ず異なるディレクトリにコピーしてください。
- コピーしたファイルを入力ファイルに指定して,ファイル,フォルダの情報の取得コマンド(cfslstprop)を実行します。
ファイルまたはフォルダの情報がファイルに出力されます。
ファイル,フォルダの情報の取得コマンド(cfslstprop)については,「8.8 File Sharingクライアント運用コマンドの詳細」の「cfslstprop(アクセス履歴ファイルに出力されたファイル,フォルダの情報の取得)」を参照してください。
- 出力されたファイルから,ファイルまたはフォルダの情報を参照します。
出力されたファイルの形式については,「8.8 File Sharingクライアント運用コマンドの詳細」の「cfslstprop(アクセス履歴ファイルに出力されたファイル,フォルダの情報の取得)」を参照してください。
- 参考 OIID指定ファイルからファイルまたはフォルダの情報を取得する方法
- アクセス履歴ファイルに出力されたファイル,フォルダの情報の取得コマンド(cfslstprop)では,OIID指定ファイルを入力ファイルとしてコマンドを実行することもできます。
- OIID指定ファイルとは,情報を取得したいファイルまたはフォルダのOIIDを記述したファイルのことです。OIID指定ファイルの記述方法については,「8.8 File Sharingクライアント運用コマンドの詳細」の「cfslstprop(アクセス履歴ファイルに出力されたファイル,フォルダの情報の取得)」を参照してください。
- OIID指定ファイルからファイルまたはフォルダの情報を取得する場合は,アクセス履歴ファイルのOIIDからファイル,フォルダの情報を取得する方法の手順の2.でOIID指定ファイルを指定してください。