cfslstprop(アクセス履歴ファイルに出力されたファイル,フォルダの情報の取得)
形式
cfslstprop -ftype { o | a }
〔-c {win-31j | utf-8}〕
-i 入力ファイル
-o 出力ファイル
機能
アクセス履歴ファイルに出力されたOIIDに対応するファイルまたはフォルダの情報を取得します。出力される情報を次に示します。
表8-14 アクセス履歴ファイルに出力されたファイル,フォルダの情報の取得コマンド(cfslstprop)で出力される情報
出力情報 | 説明 |
---|---|
No. | 入力ファイルがアクセス履歴ファイルの場合,アクセス履歴ファイルに出力されたアクセス履歴の番号が出力されます。 入力ファイルがOIID指定ファイルの場合,OIID指定ファイルの行番号が出力されます。 |
OIID | ファイルまたはフォルダのOIIDです。 OIIDは「dma://」で始まるURL形式の133バイトの識別子です。 |
種別 | 次に示す値のどちらかが出力されます。
|
パス | ファイルまたはフォルダが格納されているフォルダのパスが出力されます。 |
ファイル/フォルダ名 | ファイル名またはフォルダ名です。 |
名前 | [ファイル共有]ポートレット上でのファイルまたはフォルダの名前です。 |
名前(英語) | [ファイル共有]ポートレット上でのファイルまたはフォルダの英語名です。 |
種類 | ファイルの種類です。 ファイルの場合だけ出力される項目です。 |
サイズ | ファイルのサイズです。単位はバイトです。 ファイルの場合だけ出力される項目です。 |
作成者 | ファイルまたはフォルダの作成者のユーザIDです。 |
作成日時 | ファイルまたはフォルダの作成日時です。 |
更新者 | ファイルまたはフォルダの更新者のユーザIDです。 |
更新日時 | ファイルまたはフォルダの更新日時です。 |
ロックユーザ | ファイルをロックしたユーザのユーザIDです。 ロックされているファイルの場合だけ出力される項目です。 |
ロック日時 | ファイルをロックした日時です。 ロックされているファイルの場合だけ出力される項目です。 |
ロックファイル更新日時 | ロックされたファイルが更新された日時です。 ロックされているファイルの場合だけ出力される項目です。 |
コメント | ファイルまたはフォルダのコメントです。 |
オプション
-ftype { o | a }
入力ファイルの種類を指定します。
-c { win-31j | utf-8 }
入力ファイルおよび出力ファイルの文字コードセットを指定します。
なお,このオプションを省略した場合,「win-31j」が仮定されます。
入力ファイルの文字コード種別がUTF-8で,出力される情報に日本語および英語以外の言語の文字を含む場合,「win-31j」を指定して実行すると文字化けが発生します。そのため,「utf-8」を指定して再度実行してください。
「win-31j」および「UTF-8」以外の文字コードセットを指定すると,コマンドはエラーになります。
-i 入力ファイル
OIIDが記述されているファイルのパスを相対パスまたは絶対パスで指定します。次のどちらかを指定してください。
-o 出力ファイル
ファイルまたはフォルダの情報を出力するファイルを相対パスまたは絶対パスで指定します。
OIID指定ファイルの記述形式と記述例
OIID指定ファイルの記述形式を次に示します。
OIID指定ファイルの記述例を次に示します。
例では,OIIDとOIIDの下位52バイトを記述しています。例のOIIDは折り返されていますが,実際は1行で指定します。
出力形式
"No.","OIID","種別","パス","ファイル/フォルダ名","名前","名前(英語)","種類","サイズ","作成者","作成日時","更新者","更新日時","ロックユーザ","ロック日時","ロックファイル更新日時","コメント" |
出力例
出力例を次に示します。なお,…は,途中の省略を示します。
"No.","OIID","種別","パス","ファイル/フォルダ名","名前","名前(英語)","種類","サイズ","作成者","作成日時","更新者","更新日時","ロックユーザ","ロック日時","ロックファイル更新日時","コメント" |
注意事項