5.3.7 クライアントアプリケーション動作定義ファイルapplication.ini

クライアントアプリケーション動作定義ファイルは,File Sharingクライアントの動作を定義するファイルです。

クライアントアプリケーション動作定義ファイルのサンプルファイルの格納先とファイル名を次に示します。

{File Sharingクライアントのインストールディレクトリ}¥Client¥sample¥application.ini

このファイルを編集したあと,次に示すディレクトリにコピーして使用してください。

なお,編集したファイルには,システム管理者が参照できる権限を設定してください。

{File Sharingクライアントのインストールディレクトリ}¥Client¥etc

<この項の構成>
(1) アプリケーション動作定義ファイルの記述形式
(2) クライアントアプリケーション動作定義ファイルの詳細
(3) クライアントアプリケーション動作定義ファイルの記述例

(1) アプリケーション動作定義ファイルの記述形式

[セクション名]
   エントリ名 = 値

(2) クライアントアプリケーション動作定義ファイルの詳細

クライアントアプリケーション動作定義ファイルは,[クライアントアプリケーションプロセス名]セクションと,セクションに指定するエントリによって構成されます。

指定できるエントリを次に示します。

VBPropertyエントリ
クライアントアプリケーションプロセス名で指定したプロセスのVisiBrokerプロパティを指定します。指定できるプロパティについては,マニュアル「VisiBroker Version 5 Borland(R) Enterprise Server VisiBroker(R) プログラマーズリファレンス」を参照してください。
このエントリの指定は省略できません。このエントリの指定を省略した場合,またはTPBrokerが不正とみなすVisiBrokerプロパティを指定した場合,File Sharingクライアントの操作時にKMBR03302-Eのメッセージが出力されます。

(3) クライアントアプリケーション動作定義ファイルの記述例

アプリケーションサーバでWindowsをログオフして運用する場合に必要な設定の記述例を次に示します。

[cjstartsv]
VBProperty = -Dvbroker.agent.port=14000 -Dvbroker.orb.isNTService=true
[httpsd]
VBProperty = -Dvbroker.agent.port=14000 -Dvbroker.orb.isNTService=true