5.1 ファイルの種類

File Sharingの環境設定で必要なファイルの一覧を次の表に示します。

表5-1 環境設定で必要なファイル

種別名称内容作成/編集時期参照先
File Sharingサーバで使用するファイルSystem Object INIファイル(slocalreg.ini)※1DocumentSpace構成定義ファイルで指定する文書空間識別子を設定します。文書空間識別子を定義するとき5.2.1
オブジェクト定義ファイル(edms.ini)※1DocumentSpace構成定義ファイルで指定する文書空間識別子を設定します。文書空間識別子を定義するとき5.2.2
DocumentSpace構成定義ファイル(docspace.ini)※1文書空間の構成を定義します。文書空間を定義するとき5.2.3
セキュリティ定義ファイル(docaccess.ini)※1文書空間のセキュリティについて定義します。アクセス制御機能に関する設定をするとき5.2.4
ユーザ認証ライブラリ環境定義ファイル(cfsauth.ini)※1ユーザ認証に必要な情報を定義します。ユーザ認証に関する設定をするとき5.2.5
メタ情報ファイル※1※3File Sharingが利用するクラス,プロパティなどの詳細情報が定義されています。
システム導入支援機能を使用しない場合の設定で使用します。
編集不可5.2.6
定義情報ファイル※2※3File Sharingが利用するクラスおよびプロパティの定義情報が定義されています。
システム導入支援機能を使用する場合
文書空間の定義コマンド(EDMCDefDocSpace)で出力される。
編集不可。
5.2.7(1)
システム導入支援機能を使用しない場合
編集不可
5.2.7(2)
RDエリア定義情報ファイル※2※3File Sharingが使用する表およびインデクスを,どのRDエリアに格納するか定義します。
システム導入支援機能を使用する場合
文書空間の定義コマンド(EDMCDefDocSpace)で出力される。
編集不可。
5.2.8(1)
システム導入支援機能を使用しない場合
File Sharingサーバで,データベースシステムを使用するための設定を始める前
5.2.8(2)
インデクス情報ファイル※2※3プロパティのインデクス情報が定義されています。
システム導入支援機能を使用する場合
文書空間の定義コマンド(EDMCDefDocSpace)で出力される。
編集不可。
5.2.9(1)
システム導入支援機能を使用しない場合
編集不可
5.2.9(2)
サービスプロセス定義ファイル(process.ini)※1サービスプロセスごとに動作を定義します。サービスプロセスごとに動作を定義するとき5.2.10
ネットワークリソース情報ファイル(netaccess.ini)※1ファイル実体の格納先としてネットワーク上の共有ディスクを指定する場合に,File Sharingサーバからアクセスするための情報を定義します。ファイルシステムを使用するための設定をするとき5.2.11
File Sharingサーバの障害情報取得カスタマイズファイル(getrascustom.ini)※1取得するFile Sharingサーバの障害情報の種類をカスタマイズします。File Sharingサーバの障害情報の取得コマンド(EDMGetRas)でデフォルトで取得する情報以外に取得したい情報があるとき5.2.12
見積もり情報定義ファイル(CfsEstimatedef_UTF-8.csvまたはCfsEstimatedef_SJIS.csv)※2文書空間を構築するためのデータベース容量を見積もるときに使用する情報を定義します。ユーザ用RDエリアの容量を見積もるとき5.2.13
文書空間情報ファイル(CfsDocinfo.txt)※2文書空間の定義および構築で使用する情報を定義します。ユーザ用RDエリアの容量を見積もるとき5.2.14
見積もり基礎情報ファイル(EDMestimate.csv)文書空間を構築するためのデータベース容量を見積もるために使用する行の数などの基礎情報が出力されます。ユーザ用RDエリアの容量を見積もるとき5.2.15
File Sharingクライアントで使用するファイルクラス定義情報ファイルFile Sharingサーバで定義されているクラス名やプロパティ名が,ユニークな識別子と対応づけられています。編集不可5.3.1
ファイル転送サービス環境定義ファイル(ftpsv.ini)※4ファイル転送機能で使用する環境を定義します。ファイル転送機能を使用するための設定をするとき5.3.2
レンディション定義ファイル(mime.properties)※4File Sharingに登録するファイルの拡張子とレンディションタイプを対応づけます。ポートレット機能の環境設定をするとき5.3.3
動作環境定義ファイル(conf.properties)※4ポートレット機能の動作環境を定義します。ポートレット機能の環境設定をするとき5.3.4
環境設定用プロパティファイル(hptl_clb_cfs.properties)※5Collaborationのシステムの中でFile Sharingクライアントが動作するのに必要な設定をします。ポートレット機能の環境設定をするとき5.3.5
実行環境制御ファイル(EDMOotCtrl.ini)オブジェクト操作ツールの実行環境を定義します。オブジェクト操作ツールの実行環境を作成するとき5.3.6
クライアントアプリケーション動作定義ファイル(application.ini)File Sharingクライアントの動作を定義します。File Sharingクライアントの動作を定義するとき5.3.7
File Sharingクライアントの障害情報取得カスタマイズファイル(getrascustom.ini)※4取得するFile Sharingクライアントの障害情報の種類をカスタマイズします。File Sharingクライアントの障害情報の取得コマンド(EDMGetRasCL)でデフォルトで取得する情報以外に取得したい情報があるとき5.3.8
組織/ユーザ情報ファイルグループフォルダの運用者,およびグループフォルダを利用する組織IDまたはユーザIDとそのアクセス権を定義します。File Sharingクライアント運用コマンドでグループフォルダの運用者,およびグループフォルダを利用する組織IDまたはユーザIDとそのアクセス権を定義するとき5.3.9
注※1
このファイルは,次の場所に提供されています。
{File Sharingサーバのインストールディレクトリ}¥Server¥etc
注※2
このファイルは,次の場所に提供されています。
{File Sharingサーバのインストールディレクトリ}¥Server¥sample
注※3
システム導入支援機能を使用しない場合の設定で使用するファイルです。
システム導入支援機能とは,ユーザ用RDエリアの容量の見積もりおよび新規に文書空間を構築するための設定を支援する機能です。システム導入支援機能を使用すると,システム導入支援機能を使用しない場合に比べて,設定の手順を減らすことができます。システム導入支援機能を使用しない場合の設定方法については,「付録D システム導入支援機能を使用しない場合の設定」を参照してください。
注※4
このファイルは,次の場所に提供されています。
{File Sharingクライアントのインストールディレクトリ}¥Client¥etc
注※5
このファイルは,次の場所に提供されています。
{File Sharingクライアントのインストールディレクトリ}¥Client¥conf