付録I.1 文書空間の文字コード種別にShift-JISを設定する場合

File Sharing 01-20からのリビジョンアップで,文書空間の文字コード種別にShift-JISを設定する場合の手順について説明します。なお,この手順では,データベースのデータをアンロードするため,アンロードデータファイル用のディスク容量を準備しておく必要があります。

次の手順で実行します。

  1. メタ情報のバックアップを取得します。File Sharingサーバで実行します。
  2. データベースのバックアップを取得します。データベースサーバで実行します。
  3. データベースサーバ(HiRDB)のシステム共通定義を設定します。データベースサーバで実行します。
  4. メタ情報を追加します。File Sharingサーバで実行します。
  5. File Sharingサーバを構築したときにシステム導入支援機能を使用したかどうかを確認します。
  6. 表データをアンロードします。データベースサーバで実行します。
  7. 表中の行を削除します。データベースサーバで実行します。
  8. メタ情報を削除します。File Sharingサーバで実行します。
  9. 変更するメタ情報を追加します。File Sharingサーバで実行します。
  10. 列の定義長を変更します。データベースサーバで実行します。
  11. cfsProp_Type列に定義されたインデクスを削除します。データベースサーバで実行します。
  12. 表および列の定義を確認します。File Sharingサーバで実行します。
  13. 表データをリロードします。データベースサーバで実行します。
  14. クラス定義情報ファイルを設定します。File Sharingサーバで実行します。
  15. 排他制御用プールサイズを確認します。データベースサーバで実行します。
    必要な排他制御用プールサイズを確保できない場合は,手順16.および手順17.を実行する代わりに,次に示す手順を実行してください。
  16. cfsProp_Languageに空文字を設定します。データベースサーバで実行します。
  17. 名前(英語)に「default」または「No Name」が設定されているファイルおよびフォルダについて,名前(英語)の設定値を名前の設定値で置換します。データベースサーバで実行します。
  18. DocumentSpace構成定義ファイルに値を設定します。File Sharingサーバで実行します。
  19. File Sharingサーバを起動します。
  20. ベースパス情報の最大使用可能容量および状態のプロパティにデータを登録します。File Sharingクライアントで実行します。
  21. 環境設定用プロパティファイルに,設定を追加します。File Sharingクライアントで実行します。
  22. File Sharing 01-30からの移行を実施します。
    File Sharing 01-30からの移行手順については,「付録J File Sharing 01-30からの移行手順」を参照してください。
  23. File Sharing 01-32からの移行を実施します。
    File Sharing 01-32からの移行手順については,「付録K File Sharing 01-32からの移行手順」を参照してください。
  24. File Sharing 01-35または01-36からの移行を実施します。
    File Sharing 01-35または01-36からの移行手順については,「付録L File Sharing 01-35または01-36からの移行手順」を参照してください。
  25. File Sharing 01-50,01-52または01-70からの移行を実施します。
    File Sharing 01-50,01-52または01-70からの移行手順については,「付録M File Sharing 01-50,01-52または01-70からの移行手順」を参照してください。
  26. File Sharing 01-82からの移行を実施します。
    File Sharing 01-82からの移行手順については,「付録N File Sharing 01-82からの移行手順」を参照してください。

以降,各手順の詳細について説明します。

<この項の構成>
(1) メタ情報のバックアップの取得
(2) データベースのバックアップの取得
(3) データベースサーバ(HiRDB)のシステム共通定義の設定
(4) メタ情報の追加
(5) システム導入支援機能を使用したかどうかの確認
(6) 表データのアンロード
(7) 表中の行の削除
(8) メタ情報の削除
(9) 変更するメタ情報の追加
(10) 列の定義長の変更
(11) cfsProp_Type列に定義されたインデクスの削除
(12) 表および列の定義の確認
(13) 表データのリロード
(14) クラス定義情報ファイルの設定
(15) データベースの排他制御用プールサイズの確認
(16) cfsProp_Languageに空文字を設定
(17) 名前(英語)の設定値の置換
(18) DocumentSpace構成定義ファイル(docspace.ini)の設定
(19) File Sharingサーバの起動
(20) ベースパス情報の最大使用可能容量および状態の設定
(21) 環境設定用プロパティファイル(hptl_clb_cfs.properties)の設定
(22) File Sharing 01-30からの移行手順の実施
(23) File Sharing 01-32からの移行手順の実施
(24) File Sharing 01-35または01-36からの移行手順の実施
(25) File Sharing 01-50,01-52または01-70からの移行手順の実施
(26) File Sharing 01-82からの移行手順の実施
(27) cfsProp_Languageに空文字を設定(排他制御用プールサイズを確保できない場合)
(28) 名前(英語)の設定値の置換(排他制御用プールサイズを確保できない場合)

(1) メタ情報のバックアップの取得

File Sharingサーバで,メタ情報ファイルの出力コマンド(EDMPrintMeta)を実行してメタ情報ファイルを出力し,メタ情報のバックアップを取得します。メタ情報ファイルの出力コマンド(EDMPrintMeta)の詳細については,「8.2 File Sharingサーバのコマンドの詳細」の「EDMPrintMeta(メタ情報ファイルの出力)」を参照してください。

コマンドの実行例を次に示します。

実行例

EDMPrintMeta  -F
             -l 出力先ディレクトリ名

(2) データベースのバックアップの取得

データベースサーバで,データベースのバックアップを取得します。次に示す表のRDエリアのバックアップを取得してください。

  1. cfsClass_AssignableDrive
  2. cfsClass_Community
  3. cfsClass_File_CH
  4. cfsClass_File_DV
  5. cfsClass_Folder
  6. cfsClass_Group
  7. cfsClass_Personal
  8. cfsClass_Quota
  9. edmClass_PublicACL

データベースのバックアップの取得方法については,マニュアル「HiRDB システム運用ガイド」を参照してください。

(3) データベースサーバ(HiRDB)のシステム共通定義の設定

詳細については,「付録E(2) データベースサーバ(HiRDB)のシステム共通定義の設定」を参照してください。

(4) メタ情報の追加

File Sharingサーバで,メタ情報の追加コマンド(EDMAddMeta)を実行したあと,HiRDBのデータベース定義ユティリティ(pddef)を実行して,ベースパス情報のメタ情報を追加します。

メタ情報の追加コマンド(EDMAddMeta)の実行例を次に示します。

実行例

EDMAddMeta  -g
           -f 定義情報ファイル名
           -o データベース定義文格納ファイル名

引数に指定する定義情報ファイルの内容については,「(a) 定義情報ファイル」を参照してください。メタ情報の追加コマンド(EDMAddMeta)の詳細については,「8.2 File Sharingサーバのコマンドの詳細」の「EDMAddMeta(メタ情報の追加)」を参照してください。

次に,データベースサーバで,メタ情報の追加コマンド(EDMAddMeta)で出力されたデータベース定義文格納ファイルを入力ファイルとして,HiRDBのデータベース定義ユティリティ(pddef)を実行します。

データベース定義ユティリティ(pddef)の実行例を次に示します。

実行例

pddef < データベース定義文格納ファイル名

HiRDBのデータベース定義ユティリティ(pddef)の詳細については,マニュアル「HiRDB コマンドリファレンス」を参照してください。

(a) 定義情報ファイル

###########################################################################
#   Collaboration - File Sharing Server
#   File Sharing Server Meta Definition File
#   All Rights Reserved. Copyright (C) 2006, Hitachi, Ltd.
###########################################################################

######################################################################
# String
######################################################################
[AssumeProperty/DMA_DATATYPE_STRING]
dmaProp_Cardinality=int=DMA_CARDINALITY_SINGLE
dmaProp_IsSelectable=bool=1
dmaProp_IsSearchable=bool=1
dmaProp_IsOrderable=bool=1
dmaProp_IsHidden=bool=0
dmaProp_IsValueRequired=bool=0
dmaProp_QueryOperatorDescriptions
=obj=dsqop.ini@dmaQueryOperator_And
=obj=dsqop.ini@dmaQueryOperator_Or
=obj=dsqop.ini@dmaQueryOperator_Not
=obj=dsqop.ini@dmaQueryOperator_IsNull
=obj=dsqop.ini@dmaQueryOperator_Exists
=obj=dsqop.ini@dmaJoinOperator_Cross
=obj=dsqop.ini@dmaJoinOperator_Inner
=obj=dsqop.ini@dmaQueryOperator_EqualString
=obj=dsqop.ini@dmaQueryOperator_UnequalString
=obj=dsqop.ini@dmaQueryOperator_GreaterString
=obj=dsqop.ini@dmaQueryOperator_GreaterOrEqualString
=obj=dsqop.ini@dmaQueryOperator_LessString
=obj=dsqop.ini@dmaQueryOperator_LessOrEqualString
=obj=dsqop.ini@dmaQueryOperator_InString
=obj=dsqop.ini@dmaQueryOperator_Like
=obj=dsqop.ini@edmQueryOperator_Xlike

[AddProperty/cfsClass_AssignableDrive]
dmaProp_DisplayName=text=cfsProp_MaxUsableSpace
dmaProp_DescriptiveText=text=MaxUsableSpace
dmaProp_Ids=guid=1f7f58d6-f927-4468-94f9-d96388b3078b
dmaProp_DataType=int=DMA_DATATYPE_STRING
dmaProp_MaximumLengthString=int=255

[AddProperty/cfsClass_AssignableDrive]
dmaProp_DisplayName=text=cfsProp_ValidFlag

(5) システム導入支援機能を使用したかどうかの確認

File Sharingサーバを構築したときに,システム導入支援機能を使用したかどうかを確認します。データベースに表EDMSMETAdocinfoが存在するかどうかを確認することで,システム導入支援機能を使用したかどうかがわかります。

表EDMSMETAdocinfoが存在する場合
システム導入支援機能を使用して構築しています。
表EDMSMETAdocinfoが存在しない場合
システム導入支援機能を使用しないで構築しています。

システム導入支援機能を使用したかどうかの情報は,次の個所で使用します。

(6) 表データのアンロード

データベースサーバで,データベース再編成ユティリティ(pdrorg)を実行して,表データをアンロードします。

(a) アンロードデータファイル用のディスク容量の見積もり

詳細については,「付録E(6)(a) アンロードデータファイル用のディスク容量の見積もり」を参照してください。

(b) 表データをアンロードする前の準備

表データをアンロードする前に,次のことを実施しておいてください。

(c) 表データをアンロードする

データベースサーバで,データベース再編成ユティリティ(pdrorg)を実行して,表データをアンロードします。データをアンロードする表を次に示します。

  1. cfsClass_AssignableDrive
  2. cfsClass_Community
  3. cfsClass_File_CH
  4. cfsClass_File_DV
  5. cfsClass_Folder
  6. cfsClass_Group
  7. cfsClass_Personal
  8. cfsClass_Quota
  9. edmClass_PublicACL

データベース再編成ユティリティ(pdrorg)の実行例を次に示します。

実行例
この例では,制御文ファイル「C:¥work¥file¥pdrorg1.txt」を指定し,表"cfsClass_AssignableDrive"のデータがアンロードされます。

pdrorg -k unld -t ¥"cfsClass_AssignableDrive¥" -W bin -n 16 C:¥work¥file¥pdrorg1.txt

データベース再編成ユティリティ(pdrorg)で,次に示すオプションは必ず指定してください。

データベース再編成ユティリティ(pdrorg)のそのほかのオプションの指定については,マニュアル「HiRDB コマンドリファレンス」を参照してください。

(d) RDエリアの閉塞を解除する

表データのアンロードが終わったら,RDエリアの閉塞解除コマンド(pdrels)を実行して,RDエリアの閉塞を解除します。コマンドの-rオプションには,閉塞を解除するRDエリア名を指定してください。RDエリアの閉塞解除コマンド(pdrels)の実行例を次に示します。

実行例
この例では,RDエリア「CFS_METATBL」,「CFS_METAIDX」,「CFS_SYSTBL」,「CFS_SYSIDX」,「CFS_USRTBL」,「CFS_USRIDX」,「CFS_DOC01」および「CFS_SGML01」の閉塞が解除されます。

pdrels -r CFS_METATBL,CFS_METAIDX,CFS_SYSTBL,CFS_SYSIDX,CFS_USRTBL,CFS_USRIDX,CFS_DOC01,CFS_SGML01

RDエリアの閉塞解除コマンド(pdrels)の詳細については,マニュアル「HiRDB コマンドリファレンス」を参照してください。

(7) 表中の行の削除

データベースサーバでSQL文を実行して,表中の行を削除します。行を削除する表を次に示します。

  1. cfsClass_AssignableDrive
  2. cfsClass_Community
  3. cfsClass_File_CH
  4. cfsClass_File_DV
  5. cfsClass_Folder
  6. cfsClass_Group
  7. cfsClass_Personal
  8. cfsClass_Quota
  9. edmClass_PublicACL

表中の行を削除するために実行するSQL文を次に示します。HiRDB SQL Executerなどを使用して,SQL文を実行してください。

実行例

PURGE TABLE "cfsClass_AssignableDrive";
PURGE TABLE "cfsClass_Community";
PURGE TABLE "cfsClass_File_CH";
PURGE TABLE "cfsClass_File_DV";
PURGE TABLE "cfsClass_Folder";
PURGE TABLE "cfsClass_Group";
PURGE TABLE "cfsClass_Personal";
PURGE TABLE "cfsClass_Quota";
PURGE TABLE "edmClass_PublicACL";

(8) メタ情報の削除

File Sharingサーバで,メタ情報の削除コマンド(EDMDelMeta)を実行して,メタ情報を削除します。メタ情報の削除コマンド(EDMDelMeta)の詳細については,「8.2 File Sharingサーバのコマンドの詳細」の「EDMDelMeta(メタ情報の削除)」を参照してください。

メタ情報の削除コマンド(EDMDelMeta)の実行例を次に示します。なお,-oオプションを指定して出力されるデータベース定義文格納ファイルは,これ以降の手順で使用しません。

項番実行例
1

EDMDelMeta -p "cfsProp_Comment"
          -q "cfsClass_Folder" -o データベース定義文格納ファイル名

2

EDMDelMeta -p "cfsProp_DisplayName"
          -q "cfsClass_Folder" -o データベース定義文格納ファイル名

3

EDMDelMeta -p "cfsProp_DisplayName_En"
          -q "cfsClass_Folder" -o データベース定義文格納ファイル名

4

EDMDelMeta -p "cfsProp_EntityName"
          -q "cfsClass_Folder" -o データベース定義文格納ファイル名

5

EDMDelMeta -p "cfsProp_Comment"
          -q "cfsClass_File_CH" -o データベース定義文格納ファイル名

6

EDMDelMeta -p "cfsProp_DisplayName"
          -q "cfsClass_File_CH" -o データベース定義文格納ファイル名

7

EDMDelMeta -p "cfsProp_DisplayName_En"
          -q "cfsClass_File_CH" -o データベース定義文格納ファイル名

8

EDMDelMeta -p "cfsProp_EntityName"
          -q "cfsClass_File_CH" -o データベース定義文格納ファイル名

9

EDMDelMeta -p "cfsProp_Comment"
          -q "cfsClass_File_DV" -o データベース定義文格納ファイル名

10

EDMDelMeta -p "cfsProp_DisplayName"
          -q "cfsClass_File_DV" -o データベース定義文格納ファイル名

11

EDMDelMeta -p "cfsProp_DisplayName_En"
          -q "cfsClass_File_DV" -o データベース定義文格納ファイル名

12

EDMDelMeta -p "cfsProp_EntityName"
          -q "cfsClass_File_DV" -o データベース定義文格納ファイル名

13

EDMDelMeta -p "cfsProp_ContentBasePath"
          -q "cfsClass_Personal" -o データベース定義文格納ファイル名

14

EDMDelMeta -p "cfsProp_ContentBasePath"
          -q "cfsClass_Community" -o データベース定義文格納ファイル名

15

EDMDelMeta -p "cfsProp_ContentBasePath"
          -q "cfsClass_Group" -o データベース定義文格納ファイル名

16

EDMDelMeta -p "cfsProp_ParameterValue"
          -q "cfsClass_Quota" -o データベース定義文格納ファイル名

17

EDMDelMeta -p "cfsProp_Path"
          -q "cfsClass_AssignableDrive" -o データベース定義文格納ファイル名

18

EDMDelMeta -p "cfsProp_Name"
          -q "cfsClass_AssignableDrive" -o データベース定義文格納ファイル名

19

EDMDelMeta -p "cfsProp_ParameterValue"
          -q "cfsClass_AssignableDrive" -o データベース定義文格納ファイル名

20

EDMDelMeta -p "cfsProp_Name"
          -q "edmClass_PublicACL" -o データベース定義文格納ファイル名

(9) 変更するメタ情報の追加

File Sharingサーバで,メタ情報の追加コマンド(EDMAddMeta)を実行して,変更するメタ情報を追加します。メタ情報の追加コマンド(EDMAddMeta)の詳細については,「8.2 File Sharingサーバのコマンドの詳細」の「EDMAddMeta(メタ情報の追加)」を参照してください。

メタ情報の追加コマンド(EDMAddMeta)の実行例を次に示します。

実行例

EDMAddMeta  -g
           -f 定義情報ファイル名
           -o データベース定義文格納ファイル名

引数に指定する定義情報ファイルの内容については,「(a) 定義情報ファイル」を参照してください。なお,-oオプションを指定して出力されるデータベース定義文格納ファイルは,これ以降の手順で使用しません。

(a) 定義情報ファイル

###########################################################################
#   Collaboration - File Sharing Server
#   File Sharing Server Meta Definition File
#   All Rights Reserved. Copyright (C) 2006, Hitachi, Ltd.
###########################################################################

######################################################################
# String
######################################################################
[AssumeProperty/DMA_DATATYPE_STRING]
dmaProp_Cardinality=int=DMA_CARDINALITY_SINGLE
dmaProp_IsSelectable=bool=1
dmaProp_IsSearchable=bool=1
dmaProp_IsOrderable=bool=1
dmaProp_IsHidden=bool=0
dmaProp_IsValueRequired=bool=0
dmaProp_QueryOperatorDescriptions
=obj=dsqop.ini@dmaQueryOperator_And
=obj=dsqop.ini@dmaQueryOperator_Or
=obj=dsqop.ini@dmaQueryOperator_Not
=obj=dsqop.ini@dmaQueryOperator_IsNull
=obj=dsqop.ini@dmaQueryOperator_Exists
=obj=dsqop.ini@dmaJoinOperator_Cross
=obj=dsqop.ini@dmaJoinOperator_Inner
=obj=dsqop.ini@dmaQueryOperator_EqualString
=obj=dsqop.ini@dmaQueryOperator_UnequalString
=obj=dsqop.ini@dmaQueryOperator_GreaterString
=obj=dsqop.ini@dmaQueryOperator_GreaterOrEqualString
=obj=dsqop.ini@dmaQueryOperator_LessString
=obj=dsqop.ini@dmaQueryOperator_LessOrEqualString
=obj=dsqop.ini@dmaQueryOperator_InString
=obj=dsqop.ini@dmaQueryOperator_Like
=obj=dsqop.ini@edmQueryOperator_Xlike

[AddProperty/cfsClass_Folder]
dmaProp_DisplayName=text=cfsProp_Comment
dmaProp_DescriptiveText=text=Comment
dmaProp_Ids=guid=e155b98b-3846-40af-9a99-51501ff8e3f4
dmaProp_DataType=int=DMA_DATATYPE_STRING
dmaProp_MaximumLengthString=int=512

[AddProperty/cfsClass_Folder]
dmaProp_DisplayName=text=cfsProp_DisplayName
dmaProp_DescriptiveText=text=Display Name
dmaProp_Ids=guid=2cf34ee6-992c-44b5-8bce-265021000801
dmaProp_DataType=int=DMA_DATATYPE_STRING
dmaProp_MaximumLengthString=int=512

[AddProperty/cfsClass_Folder]
dmaProp_DisplayName=text=cfsProp_DisplayName_En
dmaProp_DescriptiveText=text=English Display Name
dmaProp_Ids=guid=e9682699-4449-4b18-856c-7ba1fd62db78
dmaProp_DataType=int=DMA_DATATYPE_STRING
dmaProp_MaximumLengthString=int=512
[AddProperty/cfsClass_Folder]
dmaProp_DisplayName=text=cfsProp_EntityName
dmaProp_DescriptiveText=text=Entity Name
dmaProp_Ids=guid=d34a5b04-3a12-440e-87c9-ff181f23ec9a
dmaProp_DataType=int=DMA_DATATYPE_STRING
dmaProp_MaximumLengthString=int=512

[AddProperty/cfsClass_File_CH]
dmaProp_DisplayName=text=cfsProp_Comment

[AddProperty/cfsClass_File_CH]
dmaProp_DisplayName=text=cfsProp_DisplayName

[AddProperty/cfsClass_File_CH]
dmaProp_DisplayName=text=cfsProp_DisplayName_En

[AddProperty/cfsClass_File_CH]
dmaProp_DisplayName=text=cfsProp_EntityName

[AddProperty/cfsClass_File_DV]
dmaProp_DisplayName=text=cfsProp_Comment

[AddProperty/cfsClass_File_DV]
dmaProp_DisplayName=text=cfsProp_DisplayName

[AddProperty/cfsClass_File_DV]
dmaProp_DisplayName=text=cfsProp_DisplayName_En

[AddProperty/cfsClass_File_DV]
dmaProp_DisplayName=text=cfsProp_EntityName

[AddProperty/edmClass_PublicACL]
dmaProp_DisplayName=text=cfsProp_Name
dmaProp_DescriptiveText=text= Name
dmaProp_Ids=guid= abf1eba0-163a-48a8-87c7-1849a7a30fd4
dmaProp_DataType=int=DMA_DATATYPE_STRING
dmaProp_MaximumLengthString=int=512

[AddProperty/cfsClass_Personal]
dmaProp_DisplayName=text=cfsProp_ContentBasePath
dmaProp_DescriptiveText=text=_ContentBasePath
dmaProp_Ids=guid=f4d662d8-7676-48bf-b5af-c4ad3ca8c292
dmaProp_DataType=int=DMA_DATATYPE_STRING
dmaProp_MaximumLengthString=int=512

[AddProperty/cfsClass_Group]
dmaProp_DisplayName=text=cfsProp_ContentBasePath

[AddProperty/cfsClass_Community]
dmaProp_DisplayName=text=cfsProp_ContentBasePath
[AddProperty/cfsClass_Quota]
dmaProp_DisplayName=text=cfsProp_ParameterValue
dmaProp_DescriptiveText=text= ParameterValue
dmaProp_Ids=guid=5d9952fb-c031-4d24-b221-8dfe97882187
dmaProp_DataType=int=DMA_DATATYPE_STRING
dmaProp_MaximumLengthString=int=512

[AddProperty/cfsClass_AssignableDrive]
dmaProp_DisplayName=text=cfsProp_Path
dmaProp_DescriptiveText=text= Path
dmaProp_Ids=guid=bb7b8c35-01d1-423e-8bde-7bcb809e6a62
dmaProp_DataType=int=DMA_DATATYPE_STRING
dmaProp_MaximumLengthString=int=512

[AddProperty/cfsClass_AssignableDrive]
dmaProp_DisplayName=text=cfsProp_Name

[AddProperty/cfsClass_AssignableDrive]
dmaProp_DisplayName=text=cfsProp_ParameterValue

(10) 列の定義長の変更

データベースサーバで,データベース定義ユティリティ(pddef)を実行して,列の定義長を変更します。データベース定義ユティリティ(pddef)の実行例を次に示します。

実行例
この例では,SQL文を記述したファイル(cfs_pddef_altertable.sql)を入力として,データベース定義ユティリティ(pddef)を実行しています。

pddef < C:¥work¥cfs_pddef_altertable.sql

データベース定義ユティリティ(pddef)の入力ファイル(cfs_pddef_altertable.sql)に記述する内容を次に示します。

記述例

ALTER TABLE "cfsClass_Folder" CHANGE "cfsProp_Comment" MVARCHAR(512);
ALTER TABLE "cfsClass_Folder" CHANGE "cfsProp_DisplayName" MVARCHAR(512);
ALTER TABLE "cfsClass_Folder" CHANGE "cfsProp_DisplayName_En" MVARCHAR(512);
ALTER TABLE "cfsClass_Folder" CHANGE "cfsProp_EntityName" MVARCHAR(512);
ALTER TABLE "cfsClass_File_CH" CHANGE "cfsProp_Comment" MVARCHAR(512);
ALTER TABLE "cfsClass_File_CH" CHANGE "cfsProp_DisplayName" MVARCHAR(512);
ALTER TABLE "cfsClass_File_CH" CHANGE "cfsProp_DisplayName_En" MVARCHAR(512);
ALTER TABLE "cfsClass_File_CH" CHANGE "cfsProp_EntityName" MVARCHAR(512);
ALTER TABLE "cfsClass_File_DV" CHANGE "cfsProp_Comment" MVARCHAR(512);
ALTER TABLE "cfsClass_File_DV" CHANGE "cfsProp_DisplayName" MVARCHAR(512);
ALTER TABLE "cfsClass_File_DV" CHANGE "cfsProp_DisplayName_En" MVARCHAR(512);
ALTER TABLE "cfsClass_File_DV" CHANGE "cfsProp_EntityName" MVARCHAR(512);
ALTER TABLE "cfsClass_Personal" CHANGE "cfsProp_ContentBasePath" MVARCHAR(512);
ALTER TABLE "cfsClass_Community" CHANGE "cfsProp_ContentBasePath" MVARCHAR(512);
ALTER TABLE "cfsClass_Group" CHANGE "cfsProp_ContentBasePath" MVARCHAR(512);
ALTER TABLE "cfsClass_Quota" CHANGE "cfsProp_ParameterValue" MVARCHAR(512);
ALTER TABLE "cfsClass_AssignableDrive" CHANGE "cfsProp_Path" MVARCHAR(512);
ALTER TABLE "cfsClass_AssignableDrive" CHANGE "cfsProp_Name" MVARCHAR(512);
ALTER TABLE "cfsClass_AssignableDrive" CHANGE "cfsProp_ParameterValue" MVARCHAR(512);
ALTER TABLE "edmClass_PublicACL" CHANGE "cfsProp_Name" MVARCHAR(512);

(11) cfsProp_Type列に定義されたインデクスの削除

cfsProp_Type列に定義されたインデクスを削除するために,データベースサーバでSQL文を実行します。HiRDB SQL Executerなどを使用して,SQL文を実行してください。

実行するSQL文を次に示します。なお,File Sharingサーバを構築したときにシステム導入支援機能を使用したかどうかによって,実行するSQL文が異なります。

システム導入支援機能を使用して構築した場合の実行例

DROP INDEX "cfsClass_Folder04";
DROP INDEX "cfsClass_File_CH04";
DROP INDEX "edmClass_PublicACL02";

システム導入支援機能を使用しないで構築した場合の実行例

DROP INDEX "cfsClass_Folder06";
DROP INDEX "cfsClass_File_CH06";
DROP INDEX "edmClass_PublicACL05";

(12) 表および列の定義の確認

File Sharingサーバで,データベースの表・列の確認コマンド(EDMChkTbl)を実行して,定義したクラスおよびプロパティがデータベースの表および列と一致しているかを確認します。コマンドの実行例を次に示します。

実行例

EDMChkTbl -p -f edms.ini

定義が一致している場合は,コマンドを実行してもエラーメッセージが出力されません。定義が一致していない場合は,コマンドを実行すると標準エラー出力にメッセージが出力されます。エラーが出力された場合は,メタ情報の初期設定コマンド(EDMInitMeta)を実行して,「(1) メタ情報のバックアップの取得」で取得したメタ情報のバックアップを基にメタ情報を再登録し,「(2) データベースのバックアップの取得」で取得したデータベースのバックアップからデータベースを復元してください。そのあと,再度「(4) メタ情報の追加」以降の手順を実行します。

データベースの表・列の確認コマンド(EDMChkTbl)の詳細については,「8.2 File Sharingサーバのコマンドの詳細」の「EDMChkTbl(データベースの表・列の確認)」を参照してください。

また,メタ情報の初期設定コマンド(EDMInitMeta)の詳細については,「8.2 File Sharingサーバのコマンドの詳細」の「EDMInitMeta(メタ情報の初期設定)」を参照してください。

(13) 表データのリロード

データベースサーバで,データベース作成ユティリティ(pdload)を実行して,表データをリロードします。表データをリロードするときは,表のインデクスも作成してください。

(a) 表データをリロードする前の準備
(b) 表データをリロードする

データベースサーバで,データベース作成ユティリティ(pdload)を実行して,表データをリロードします。

データベース作成ユティリティ(pdload)の実行例を次に示します。

実行例
この例では,制御文ファイル「C:¥work¥file¥pdload1.txt」を指定し,表"cfsClass_AssignableDrive"のデータをリロードしています。

pdload -d -b -i c -l n -W -n 16 -o ¥"cfsClass_AssignableDrive¥" C:¥work¥file¥pdload1.txt

データベース作成ユティリティ(pdload)で,次に示すオプションは必ず指定してください。

データベース作成ユティリティ(pdload)のそのほかのオプションの指定については,マニュアル「HiRDB コマンドリファレンス」を参照してください。

(c) RDエリアの閉塞を解除する

表データのリロードが終わったら,RDエリアの閉塞解除コマンド(pdrels)を実行して,RDエリアの閉塞を解除します。コマンドの-rオプションには,閉塞を解除するRDエリア名を指定してください。

RDエリアの閉塞解除コマンド(pdrels)の詳細については,マニュアル「HiRDB コマンドリファレンス」を参照してください。

(14) クラス定義情報ファイルの設定

File Sharingサーバで,クラス定義情報ファイルの作成コマンド(EDMCrtSimMeta)を実行して,クラス定義情報ファイルを出力します。

コマンドの実行例を次に示します。

実行例

EDMCrtSimMeta

クラス定義情報ファイルは,接続する文書空間識別子にサフィックス「.ini」を付加したファイル名で,次に示すディレクトリに出力されます。

{File Sharingサーバのインストールディレクトリ}¥Server¥etc¥meta_files¥文書空間識別子.ini

出力されたクラス定義情報ファイルを,File Sharingクライアントの環境変数「EDMCLASSDEFPATH」に指定したディレクトリにコピーしてください。環境変数「EDMCLASSDEFPATH」の詳細は「4.3 File Sharingクライアントの実行環境の作成」を参照してください。

クラス定義情報ファイルの作成コマンド(EDMCrtSimMeta)の詳細については,「8.2 File Sharingサーバのコマンドの詳細」の「EDMCrtSimMeta(クラス定義情報ファイルの作成)」を参照してください。

(15) データベースの排他制御用プールサイズの確認

次の手順を実施するために,データベースサーバで排他制御用プールサイズを確保します。

これらの手順では,SQL文を実行して表の行を更新します。行を更新する表を次に示します。

表の行を更新するためには,必要なデータベースの排他制御用プールサイズを確保する必要があります。そのため,必要な排他制御用プールサイズを見積もり,不足している場合は拡張してください。

排他制御用プールサイズの見積もりと拡張について説明します。なお,以降の手順では,データベースサーバでSQL文を実行します。HiRDB SQL Executerなどを使用して,SQL文を実行してください。

(a) 排他制御用プールサイズの見積もり

排他制御用プールサイズの見積もり式を次に示します。

排他制御用プールサイズの見積もり式
排他制御用プールサイズ≧0.2×表の更新する行数

「表の更新する行数」には,各表で更新する行数のうち最大の行数を仮定してください。各表で更新する行数を求めるためにSQL文を実行します。

実行するSQL文を次に示します。

SELECT COUNT(*) FROM "表名" WITHOUT LOCK NOWAIT;

SQL文で指定する値を次に示します。

注意 見積もった排他制御用プールサイズを確保できない場合
見積もった排他制御用プールサイズを確保できない場合は,表の更新する行を分割して,cfsProp_Languageに空文字を設定する手順と,名前(英語)の設定値を置換する手順を実施します。排他制御用プールサイズを確保できない場合の手順については,「付録I.1(27) cfsProp_Languageに空文字を設定(排他制御用プールサイズを確保できない場合)」および「付録I.1(28) 名前(英語)の設定値の置換(排他制御用プールサイズを確保できない場合)」を参照してください。
(b) 排他制御用プールサイズの拡張

見積もった大きさの排他制御用プールサイズを設定します。排他制御用プールサイズの設定については,マニュアル「HiRDB システム定義」を参照してください。

(16) cfsProp_Languageに空文字を設定

cfsProp_Languageに空文字を設定するために,データベースサーバでSQL文を実行します。HiRDB SQL Executerなどを使用して,SQL文を実行してください。

実行するSQL文を次に示します。

実行例

UPDATE "cfsClass_Folder" SET "cfsProp_Language" = '';
UPDATE "cfsClass_File_CH" SET "cfsProp_Language" = '';
UPDATE "cfsClass_File_DV" SET "cfsProp_Language" = '';

(17) 名前(英語)の設定値の置換

データベースサーバで,SQL文を実行します。SQL文を実行して,名前(英語)に「default」または「No Name」が設定されているファイルおよびフォルダについて,名前(英語)の設定値を名前の設定値で置換します。HiRDB SQL Executerなどを使用して,SQL文を実行してください。

実行するSQL文を次に示します。

実行例

UPDATE "cfsClass_Folder" set "cfsProp_DisplayName_En" = "cfsProp_DisplayName"
WHERE "cfsProp_DisplayName_En" = 'default' OR "cfsProp_DisplayName_En" = 'No Name';
UPDATE "cfsClass_File_CH" set "cfsProp_DisplayName_En" = "cfsProp_DisplayName"
WHERE "cfsProp_DisplayName_En" = 'default' OR "cfsProp_DisplayName_En" = 'No Name';
UPDATE "cfsClass_File_DV" set "cfsProp_DisplayName_En" = "cfsProp_DisplayName"
WHERE "cfsProp_DisplayName_En" = 'default' OR "cfsProp_DisplayName_En" = 'No Name';

(18) DocumentSpace構成定義ファイル(docspace.ini)の設定

File Sharingサーバで,DocumentSpace構成定義ファイルの[Entry0001]セクションのEnbFncFlagOfObjectOperationエントリの値に,0x000000ffを設定します。

指定する内容を次に示します。

指定例

EnbFncFlagOfObjectOperation = 0x000000ff

DocumentSpace構成定義ファイルの格納ディレクトリとファイル名を次に示します。

{File Sharingサーバのインストールディレクトリ}¥Server¥etc¥docspace.ini

DocumentSpace構成定義ファイルの詳細については,「5.2.3 DocumentSpace構成定義ファイル(docspace.ini)」を参照してください。

(19) File Sharingサーバの起動

File Sharingサーバを起動します。File Sharingサーバを起動する方法については,「7.2.1 File Sharingサーバの起動方法」を参照してください。

(20) ベースパス情報の最大使用可能容量および状態の設定

File Sharingクライアントで,オブジェクト操作ツールのコマンドを実行して,ベースパス情報の最大使用可能容量および状態のプロパティにデータを登録します。

次に示すデータを登録する手順を実行すると,ベースパス情報の最大予約可能容量と同じ値が最大使用可能容量に設定されます。最大使用可能容量に設定された値を変更したい場合は,[ファイル共有設定]ポートレットから表示される[プロパティ設定]画面から変更してください。

(a) データを登録するベースパス情報のOIIDを取得する

問い合わせの実行コマンド(dbrexquery)を実行して,データを登録するベースパス情報のOIIDを取得します。コマンドの実行例を次に示します。

実行例
この例では,入力ファイルに問い合わせファイル(eql.txt)を指定し,出力ファイルに実行結果ファイル(oiid.txt)を指定して,OIIDを取得しています。

dbrexquery eql.txt > oiid.txt

問い合わせの実行コマンド(dbrexquery)で,引数に指定する内容を次に示します。

(b) プロパティを取得する

プロパティの取得コマンド(dbrgetprop)を実行して,プロパティに設定されている値を取得します。コマンドの実行例を次に示します。

実行例
この例では,入力ファイルに実行結果ファイル(oiid.txt)およびプロパティ情報ファイル1(prop1.txt)を指定し,出力ファイルにプロパティ情報ファイル2(prop2.txt)を指定して,プロパティを取得しています。

dbrgetprop oiid.txt prop1.txt > prop2.txt

プロパティの取得コマンド(dbrgetprop)で,引数に指定する内容を次に示します。

(c) プロパティ情報ファイル2(prop2.txt)を編集する

(b) プロパティを取得する」で取得したプロパティ情報ファイル2(prop2.txt)を,テキストエディタなどを使用して編集します。編集したファイルは,名前を「prop3.txt」として保存してください。

編集する内容を次に示します。

  1. ファイル内の「cfsProp_Capacity」を「cfsProp_MaxUsableSpace」に置換する
  2. 状態(cfsProp_ValidFlagの値)に「1」を設定する

編集後のファイルの例を次に示します。記述例の太字の個所が編集した個所です。

プロパティ情報ファイル3(prop3.txt)の記述例
この例では,OIID二つ分の情報が出力されています。

# Properties by dbrgetprop 2005/11/10 19:18:19
# dma:///07a17522-a626-11d0- … -8fc6-9f45473c30000000000000000001​
[cfsClass_AssignableDrive]
cfsProp_MaxUsableSpace='最大予約可能容量1'
cfsProp_ValidFlag=1

# dma:///07a17522-a626-11d0- … -8fc6-9f45473c30000000000000000002​
[cfsClass_AssignableDrive]
cfsProp_MaxUsableSpace='最大予約可能容量2'
cfsProp_ValidFlag=1

(d) プロパティにデータを登録する

実行結果ファイル(oiid.txt)および「(c) プロパティ情報ファイル2(prop2.txt)を編集する」で編集したファイル(prop3.txt)を入力として,プロパティの設定コマンド(dbrsetprop)を実行して,プロパティにデータを登録します。コマンドの実行例を次に示します。

実行例

dbrsetprop oiid.txt prop3.txt

(21) 環境設定用プロパティファイル(hptl_clb_cfs.properties)の設定

ここの設定は任意です。

File Sharing 01-30で追加された機能を使用する場合,File Sharingクライアントで,環境設定用プロパティファイル(hptl_clb_cfs.properties)の次に示すキーに値を設定します。設定した内容を有効にするには,J2EEサーバの再起動が必要です。

また,バックアップを基に,移行前のバージョンの環境設定用プロパティファイルの内容を反映してください。

プロパティファイルのサンプルファイルの格納ディレクトリとファイル名を次に示します。

{File Sharingクライアントのインストールディレクトリ}¥Client¥conf¥hptl_clb_cfs.properties

このファイルを編集したあと,次に示すディレクトリにコピーして使用してください。

{Collaboration Portalインストールディレクトリ}¥clb_home¥conf

環境設定用プロパティファイルおよび指定するキーの詳細については,「5.3.5 環境設定用プロパティファイル(hptl_clb_cfs.properties)」を参照してください。

(22) File Sharing 01-30からの移行手順の実施

File Sharing 01-30からの移行手順を実施します。詳細については,「付録J File Sharing 01-30からの移行手順」を参照してください。

(23) File Sharing 01-32からの移行手順の実施

File Sharing 01-32からの移行手順を実施します。詳細については,「付録K File Sharing 01-32からの移行手順」を参照してください。

(24) File Sharing 01-35または01-36からの移行手順の実施

File Sharing 01-35または01-36からの移行手順を実施します。詳細については,「付録L File Sharing 01-35または01-36からの移行手順」を参照してください。

(25) File Sharing 01-50,01-52または01-70からの移行手順の実施

File Sharing 01-50,01-52または01-70からの移行を実施します。詳細については,「付録M File Sharing 01-50,01-52または01-70からの移行手順」を参照してください。

(26) File Sharing 01-82からの移行手順の実施

File Sharing 01-82からの移行手順を実施します。詳細については,「付録N File Sharing 01-82からの移行手順」を参照してください。

(27) cfsProp_Languageに空文字を設定(排他制御用プールサイズを確保できない場合)

排他制御用プールサイズを確保できない場合,フォルダの種別ごと,ファイルの種別ごとに分割してcfsProp_Languageに空文字を設定することで,表の更新する行を減らします。それでも更新する行が多い場合は,さらにフォルダまたはファイルの作成日時ごとに分割して,cfsProp_Languageに空文字を設定します。

cfsProp_Languageに空文字を設定するときに更新される表と,フォルダまたはファイルの種別を示す値を次の表に示します。表に示す値を基に,SQL文を実行してください。

表I-1 cfsProp_Languageに空文字を設定する手順で更新する表と指定する種別

項番フォルダまたはファイル表名種別
1フォルダ個人ルートフォルダcfsClass_Folder8
2個人フォルダのフォルダcfsClass_Folder16
3コミュニティルートフォルダcfsClass_Folder1
4ワークプレースルートフォルダcfsClass_Folder2
5コミュニティフォルダのフォルダcfsClass_Folder4
6グループルートフォルダcfsClass_Folder128
7グループフォルダのフォルダcfsClass_Folder256
8ファイル個人フォルダのファイルcfsClass_File_CH64
9cfsClass_File_DV64
10コミュニティフォルダのファイルcfsClass_File_CH32
11cfsClass_File_DV32
12グループフォルダのファイルcfsClass_File_CH512
13cfsClass_File_DV512
(a) フォルダの種別ごと,ファイルの種別ごとに空文字を設定する

cfsProp_Languageに空文字を設定するSQL文をフォルダの種別ごと,ファイルの種別ごとに分割して実行します。手順を次に示します。

  1. 各表の更新する行数を求めます。
    各表の更新する行数を求めるためにSQL文を実行します。
    実行するSQL文を次に示します。

    SELECT COUNT(*) FROM "表名"
    WHERE "cfsProp_Type" = 種別
    WITHOUT LOCK NOWAIT;

    SQL文で指定する値を次に示します。
    • 表名表I-1に示す表名を指定します。
    • 種別表I-1に示す種別を指定します。
    例えば,表「cfsClass_Folder」の更新する行数を求める場合は,表I-1の項番1~7の種別を指定した7個のSQL文を実行します。種別ごとに求めた行数の合計が,表「cfsClass_Folder」の更新する行数です。
    表「cfsClass_File_CH」および表「cfsClass_File_DV」についても,SQL文を実行して更新する行数を求めてください。
  2. 更新する行数が,排他制御用プールサイズの見積もり式を満たすかどうか確認します。
    手順1.で求めた各表の更新する行数のうち最大の行数を仮定して,見積もり式を満たすかどうかを確認します。見積もり式については,「(15) データベースの排他制御用プールサイズの確認」を参照してください。
    見積もり式を満たす場合は,手順3.に進みます。
    更新する行数が多く,見積もり式を満たさない場合は,「(b) 作成日時ごとに空文字を設定する」の手順に進みます。
  3. 表ごとに,cfsProp_Languageの値に空文字を設定します。
    cfsProp_Languageの値に空文字を設定するためにSQL文を実行します。
    実行するSQL文を次に示します。

    UPDATE "表名"
    SET "cfsProp_Language" = '' where "cfsProp_Type" = 種別;

    SQL文で指定する値を次に示します。
    • 表名表I-1に示す表名を指定します。
    • 種別表I-1に示す種別を指定します。
    例えば,表「cfsClass_Folder」のcfsProp_Languageの値に空文字を設定する場合は,表I-1の項番1~7の種別を指定した7個のSQL文を実行します。
    表「cfsClass_File_CH」および表「cfsClass_File_DV」についても,SQL文を実行してcfsProp_Languageの値に空文字をしてください。
  4. cfsProp_Languageの値に空文字が設定できたことを確認します。
    cfsProp_Languageの値に空文字が設定できたことを確認するためにSQL文を実行します。
    実行するSQL文を次に示します。すべてのcfsProp_Languageの値に空文字が設定できている場合,SQL文の実行結果が0件になります。

    SELECT COUNT(*) FROM "表名"
    WHERE "cfsProp_Language" <> ''
    WITHOUT LOCK NOWAIT;

    SQL文で指定する値を次に示します。
    • 表名表I-1に示す表名を指定します。
    例えば,表「cfsClass_Folder」について確認する場合は,表名に「cfsClass_Folder」を指定してください。
    表「cfsClass_File_CH」および表「cfsClass_File_DV」についても,SQL文を実行して確認してください。

なお,手順4.でcfsProp_Languageの値に空文字を設定できたことを確認した場合は,「(b) 作成日時ごとに空文字を設定する」の手順を実施する必要はありません。

(b) 作成日時ごとに空文字を設定する

フォルダの種別ごと,ファイルの種別ごとに分割しても更新する行が多い場合は,さらにフォルダまたはファイルの作成日時ごとに分割して,cfsProp_Languageに空文字を設定します。

手順を次に示します。

  1. フォルダまたはファイルの種別ごとに,更新する行数が排他制御用プールサイズの見積もり式を満たすような作成日時を求めます。
    作成日時を求めるためにSQL文を実行します。
    見積もり式を満たす行数が得られるまで,指定する作成日時を変更して繰り返しSQL文を実行してください。また,表I-1の種別ごとに作成日時を求めてください。
    実行するSQL文を次に示します。

    SELECT COUNT(*) FROM "表名"
    WHERE "cfsProp_CreateTime" < 作成日時
    AND "cfsProp_Type" = 種別
    AND "cfsProp_Language" <> ''
    WITHOUT LOCK NOWAIT;

    SQL文で指定する値を次に示します。
    • 表名表I-1に示す表名を指定します。
    • 作成日時:通算秒数(万国標準時(UTC)の1970年1月1日の00時00分00秒からの経過時間を秒単位で表した数値)を指定します。
    • 種別表I-1に示す種別を指定します。
    例えば,個人ルートフォルダについて,見積もり式を満たすような作成日時を求める場合は,表I-1の項番1の表名および種別を指定してSQL文を実行します。
    表I-1の項番2~10についても,SQL文を実行して見積もり式を満たすような作成日時を求めてください。
  2. 手順1.で求めた作成日時を基に,作成日時以前に作成されたフォルダまたはファイルのcfsProp_Languageの値に空文字を設定します。
    cfsProp_Languageの値に空文字を設定するためにSQL文を実行します。
    実行するSQL文を次に示します。

    UPDATE "表名"
    SET "cfsProp_Language" = ''
    WHERE "cfsProp_CreateTime" < 作成日時
    AND "cfsProp_Type" = 種別
    AND "cfsProp_Language" <> '';

    SQL文で指定する値を次に示します。
    • 表名表I-1に示す表名を指定します。
    • 作成日時:手順1.で求めた作成日時を通算秒数で指定します。
    • 種別表I-1に示す種別を指定します。
    例えば,個人ルートフォルダのcfsProp_Languageの値に空文字を設定する場合は,表I-1の項番1の表名および種別と,手順1.で求めた作成日時を指定して,SQL文を実行してください。
    表I-1の項番2~10についても,SQL文を実行してcfsProp_Languageの値に空文字を設定してください。
  3. 手順1.のSQL文で指定する作成日時が手順2.の実行日時になるまで,手順1.および手順2.を繰り返します。
  4. フォルダまたはファイルのcfsProp_Languageの値に空文字が設定されていることを確認します。
    空文字が設定されていることを確認するためにSQL文を実行します。
    実行するSQL文を次に示します。すべてのcfsProp_Languageの値に空文字が設定されている場合,実行結果は0件になります。

    SELECT COUNT(*) FROM "表名"
    WHERE "cfsProp_CreateTime" < 作成日時
    AND "cfsProp_Type" = 種別
    AND "cfsProp_Language" <> ''  
    WITHOUT LOCK NOWAIT;

    SQL文で指定する値を次に示します。
    • 表名表I-1に示す表名を指定します。
    • 作成日時:手順1.で求めた作成日時を通算秒数で指定します。
    • 種別表I-1に示す種別を指定します。
    例えば,表「cfsClass_Folder」について確認する場合は,表名に「cfsClass_Folder」を指定してください。
    表「cfsClass_File_CH」および表「cfsClass_File_DV」についても,SQL文を実行して確認してください。

(28) 名前(英語)の設定値の置換(排他制御用プールサイズを確保できない場合)

排他制御用プールサイズを確保できない場合,フォルダまたはファイルの名前(英語)に設定されている値ごとに分割して名前の設定値で置換することで,表の更新する行を減らします。それでも更新する行が多い場合は,さらにフォルダまたはファイルの作成日時ごとに分割して,名前の設定値で置換します。

フォルダまたはファイルの名前(英語)の設定値が「default」の場合と「No Name」の場合に分割して,名前の設定値で置換します。

名前(英語)の設定値を名前の設定値で置換するときに更新される表を次の表に示します。

表I-2 名前(英語)の設定値を置換する手順で更新する表

項番フォルダまたはファイル表名
1フォルダcfsClass_Folder
2ファイルcfsClass_File_CH
3cfsClass_File_DV
(a) 名前(英語)に「default」が設定されているフォルダまたはファイルを名前の設定値で置換する

名前(英語)に「default」が設定されているフォルダまたはファイルについて,名前(英語)の設定値を名前の設定値で置換します。手順を次に示します。

  1. 各表の更新する行数を求めます。
    各表の更新する行数を求めるには,SQL文を実行します。
    実行するSQL文を次に示します。

    SELECT COUNT(*) FROM "表名"
    WHERE "cfsProp_DisplayName_En" = 'default'
    WITHOUT LOCK NOWAIT;

    SQL文で指定する値を次に示します。
    • 表名表I-2に示す表名を指定します。
    例えば,表「cfsClass_Folder」の更新する行数を求める場合は,表名に「cfsClass_Folder」を指定してください。
    表「cfsClass_File_CH」および表「cfsClass_File_DV」についても,SQL文を実行して更新する行数を求めてください。
  2. 更新する行数が,排他制御用プールサイズの見積もり式を満たすかどうか確認します。
    手順1.で求めた各表の更新する行数のうち最大の行数を仮定して,見積もり式を満たすかどうかを確認します。見積もり式については,「(15) データベースの排他制御用プールサイズの確認」を参照してください。
    見積もり式を満たす場合は,手順3.に進みます。
    更新する行数が多く,見積もり式を満たさない場合は,「(c) 作成日時ごとに名前の設定値で置換する」の手順に進みます。
  3. 表ごとに,名前(英語)の設定値を名前の設定値で置換します。
    名前(英語)の設定値を名前の設定値で置換するためにSQL文を実行します。
    実行するSQL文を次に示します。

    UPDATE "表名"
    SET "cfsProp_DisplayName_En" = "cfsProp_DisplayName"
    WHERE "cfsProp_DisplayName_En" = 'default';

    SQL文で指定する値を次に示します。
    • 表名表I-2に示す表名を指定します。
    例えば,表「cfsClass_Folder」の名前(英語)の設定値を名前の設定値で置換する場合は,表名に「cfsClass_Folder」を指定してください。
    表「cfsClass_File_CH」および表「cfsClass_File_DV」についても,SQL文を実行して名前(英語)の設定値を名前の設定値で置換してください。
  4. 名前(英語)の設定値が名前の設定値で置換できたことを確認します。
    名前(英語)の設定値が名前の設定値で置換できたことを確認するためにSQL文を実行します。
    実行するSQL文を次に示します。名前(英語)の設定値が名前の設定値で置換できている場合,SQL文の実行結果が0件になります。

    SELECT COUNT(*) FROM "表名"
    WHERE "cfsProp_DisplayName_En" = 'default'
    WITHOUT LOCK NOWAIT;

    SQL文で指定する値を次に示します。
    • 表名表I-2に示す表名を指定します。
    例えば,表「cfsClass_Folder」について確認する場合は,表名に「cfsClass_Folder」を指定してください。
    表「cfsClass_File_CH」および表「cfsClass_File_DV」についても,SQL文を実行して確認してください。

なお,手順4.で「default」を名前の設定値で置換できたことを確認した場合は,「(c) 作成日時ごとに名前の設定値で置換する」の手順を実施して「default」を名前の設定値で置換する必要はありません。

(b) 名前(英語)に「No Name」が設定されているフォルダまたはファイルを名前の設定値で置換する

名前(英語)に「No Name」が設定されているフォルダまたはファイルについて,名前(英語)の設定値を名前の設定値で置換します。手順を次に示します。

  1. 各表の更新する行数を求めます。
    各表の更新する行数を求めるには,SQL文を実行します。
    実行するSQL文を次に示します。

    SELECT COUNT(*) FROM "表名"
    WHERE "cfsProp_DisplayName_En" = 'No Name'
    WITHOUT LOCK NOWAIT;

    SQL文で指定する値を次に示します。
    • 表名表I-2に示す表名を指定します。
    例えば,表「cfsClass_Folder」の更新する行数を求める場合は,表名に「cfsClass_Folder」を指定してください。
    表「cfsClass_File_CH」および表「cfsClass_File_DV」についても,SQL文を実行して更新する行数を求めてください。
  2. 更新する行数が,排他制御用プールサイズの見積もり式を満たすかどうか確認します。
    手順1.で求めた各表の更新する行数のうち最大の行数を仮定して,見積もり式を満たすかどうかを確認します。見積もり式については,「(15) データベースの排他制御用プールサイズの確認」を参照してください。
    見積もり式を満たす場合は,手順3.に進みます。
    更新する行数が多く,見積もり式を満たさない場合は,「(c) 作成日時ごとに名前の設定値で置換する」の手順に進みます。
  3. 表ごとに,名前(英語)の設定値を名前の設定値で置換します。
    名前(英語)の設定値を名前の設定値で置換するためにSQL文を実行します。
    実行するSQL文を次に示します。表ごとにSQL文を実行してください。

    UPDATE "表名"
    SET "cfsProp_DisplayName_En" = "cfsProp_DisplayName"
    WHERE "cfsProp_DisplayName_En" = 'No Name';

    SQL文で指定する値を次に示します。
    • 表名表I-2に示す表名を指定します。
    例えば,表「cfsClass_Folder」の名前(英語)の設定値を名前の設定値で置換する場合は,表名に「cfsClass_Folder」を指定してください。
    表「cfsClass_File_CH」および表「cfsClass_File_DV」についても,SQL文を実行して名前(英語)の設定値を名前の設定値で置換してください。
  4. 名前(英語)の設定値が名前の設定値で置換できたことを確認します。
    名前(英語)の設定値が名前の設定値で置換できたことを確認するためにSQL文を実行します。
    実行するSQL文を次に示します。名前(英語)の設定値が名前の設定値で置換できている場合,SQL文の実行結果が0件になります。

    SELECT COUNT(*) FROM "表名"
    WHERE "cfsProp_DisplayName_En" = 'No Name'
    WITHOUT LOCK NOWAIT;

    SQL文で指定する値を次に示します。
    • 表名表I-2に示す表名を指定します。
    例えば,表「cfsClass_Folder」について確認する場合は,表名に「cfsClass_Folder」を指定してください。
    表「cfsClass_File_CH」および表「cfsClass_File_DV」についても,SQL文を実行して確認してください。

なお,手順4.で「No Name」を名前の設定値で置換できたことを確認した場合は,「(c) 作成日時ごとに名前の設定値で置換する」の手順を実施して「No Name」を名前の設定値で置換する必要はありません。

(c) 作成日時ごとに名前の設定値で置換する

名前(英語)の設定値で分割しても更新する行が多い場合は,さらにフォルダまたはファイルの作成日時ごとに分割して,名前(英語)の設定値を名前の設定値で置換します。

なお,名前(英語)の設定値が「default」のフォルダまたはファイルについて,名前の設定値で置換する場合は,以降の手順で「設定値」に「default」を指定してください。

また,名前(英語)の設定値が「No Name」のフォルダまたはファイルについて,名前の設定値で置換する場合は,以降の手順で「設定値」に「No Name」を指定してください。

手順を次に示します。

  1. 更新する行数が排他制御用プールサイズの見積もり式を満たすような作成日時を求めます。
    作成日時を求めるためにSQL文を実行します。
    見積もり式を満たす行数が得られるまで,指定する作成日時を変更して繰り返しSQL文を実行してください。
    実行するSQL文を次に示します。

    SELECT COUNT(*) FROM "表名"
    WHERE "cfsProp_CreateTime" < 作成日時
    AND "cfsProp_DisplayName_En" = '設定値'
    WITHOUT LOCK NOWAIT;

    SQL文で指定する値を次に示します。
    • 表名表I-2に示す表名を指定します。
    • 作成日時:通算秒数(万国標準時(UTC)の1970年1月1日の00時00分00秒からの経過時間を秒単位で表した数値)を指定します。
    • 設定値:「default」または「No Name」を指定します。
    例えば,表「cfsClass_Folder」で名前(英語)に「default」が設定されているフォルダまたはファイルの作成日時を求める場合は,表名に「cfsClass_Folder」を指定してください。
    表「cfsClass_File_CH」および表「cfsClass_File_DV」についても,SQL文を実行して見積もり式を満たすような作成日時を求めてください。
  2. 手順1.で求めた作成日時を基に,作成日時以前に作成されたフォルダまたはファイルの名前(英語)の設定値を名前の設定値で置換します。
    名前(英語)の設定値を名前の設定値で置換するためにSQL文を実行します。
    実行するSQL文を次に示します。

    UPDATE "表名"
    SET "cfsProp_DisplayName_En" = "cfsProp_DisplayName"
    WHERE "cfsProp_CreateTime" < 作成日時
    AND "cfsProp_DisplayName_En" = '設定値';

    SQL文で指定する値を次に示します。
    • 表名表I-2に示す表名を指定します。
    • 作成日時:手順1.で求めた作成日時を通算秒数で指定します。
    • 設定値:「default」または「No Name」を指定します。
    例えば,表「cfsClass_Folder」で,名前(英語)の設定値「default」を名前の設定値で置換する場合は,表名に「cfsClass_Folder」,設定値に「default」を指定してください。また,名前(英語)の設定値「No Name」を名前の設定値で置換する場合は,設定値に「No Name」を指定してください。
    表「cfsClass_File_CH」および表「cfsClass_File_DV」についても,SQL文を実行して名前(英語)の設定値を名前の設定値で置換してください。
  3. 手順1.で指定する作成日時が手順2.の実行日時になるまで,手順1.および手順2.を繰り返します。
  4. 名前(英語)の設定値が名前の設定値で置換できたことを確認します。
    名前(英語)の設定値が名前の設定値で置換できたことを確認するためにSQL文を実行します。
    実行するSQL文を次に示します。名前(英語)の設定値が名前の設定値で置換できている場合,SQL文の実行結果が0件になります。

    SELECT COUNT(*) FROM "表名"
    WHERE "cfsProp_DisplayName_En" = '設定値'
    WITHOUT LOCK NOWAIT;

    SQL文で指定する値を次に示します。
    • 表名表I-2に示す表名を指定します。
    • 設定値:「default」または「No Name」を指定します。
    例えば,表「cfsClass_Folder」で,名前(英語)の設定値「default」を名前の設定値で置換した場合は,表名に「cfsClass_Folder」,設定値に「default」を指定してください。
    表「cfsClass_File_CH」および表「cfsClass_File_DV」についても,SQL文を実行して確認してください。