File Sharingで使用するデータベースを定義する場合,HiRDBに対して接続する必要があります。したがって,データベースを作成するユーザに対して,CONNECT権限を付与してください。また,スキーマを定義する必要もあるので,スキーマ定義権限も付与してください。なお,ここでCONNECT権限やスキーマ定義権限を付与するユーザを,DocumentSpace構成定義ファイルの[Entry0001]セクションで,PdUserエントリに指定してください。DocumentSpace構成定義ファイルについては,「5.2.3 DocumentSpace構成定義ファイル(docspace.ini)」を参照してください。
HiRDBのユーザ権限は,定義系SQLのGRANT文を使用して与えます。CONNECT権限とスキーマ定義権限を与えるGRANT文の例を次に示します。
GRANT CONNECT TO USER01 IDENTIFIED BY PASS01
GRANT SCHEMA TO USER01
HiRDBのユーザ権限の付与については,マニュアル「HiRDB システム運用ガイド」を参照してください。GRANT文の文法および詳細な注意事項などについては,マニュアル「HiRDB SQLリファレンス」を参照してください。