はじめに

このマニュアルは,File Sharingの機能,環境設定ならびに運用方法について説明したものです。

対象読者

File Sharingの環境を管理および運用するシステム管理者またはシステムインテグレーターを対象としています。なお,次に示す項目を熟知していることを前提としています。

読書手順

このマニュアルは,利用目的に合わせて次の個所をお読みいただくことをお勧めします。

マニュアルを読む目的記述個所
File Sharingの概要について知りたい1.1節
File Sharingのシステム構成,およびFile Sharingサーバのプロセス構成について知りたい1.2節,1.3節
環境設定の方法を知りたい環境設定の流れ2.1節
各種リソースの見積もり方法2.2節,2.3節,2.4節
システム管理者の決定方法2.5節
File Sharingサーバのインストール手順2.6節
インストール時のトラブル対処方法付録C
File Sharingサーバシステムの環境設定方法3章
File Sharingクライアントシステムの環境設定方法4章
環境設定で使用するファイル5章
運用開始前の準備6章
システム導入支援機能を使用しない場合の設定方法付録D
文書空間の文字コード種別をUTF-8に変更する手順付録E
運用方法を知りたい運用作業でできること7.1節
File Sharingサーバの起動と終了の方法7.2節
ファイル転送サービスの開始と停止の方法7.3節
データベースの運用方法7.4節
ファイルシステムの運用方法7.5節
個人フォルダとコミュニティフォルダの運用方法7.6節
グループフォルダの運用方法7.7節
運用開始後の割り当て条件の設定7.8節,7.9節
アクセス履歴を取得する運用方法7.10節
監査ログの運用方法7.11節
クラスタリングシステムでの運用方法付録B
コマンドについて知りたい8章
障害対策について知りたい9章
File SharingサーバとFile Sharingクライアントのディレクトリ構成について知りたい付録A
File Sharingのファイルをエクスポートする際に使用するファイルについて知りたい付録F
File Sharingサーバプロセス数の設定について知りたい付録G
旧バージョンから移行する手順について知りたい付録H,付録I,付録J,付録K,付録L,付録M,付録N
このマニュアルを読むに当たっての参考情報について知りたい付録O
File Sharingに関する用語について知りたい付録P

構文の説明で使用する記号

このマニュアルでは,次に示す記号を使用して構文を説明しています。

記号意味
|横に並べられた複数の項目に対する項目間の区切りを示し,「または」の意味を表します。
(例)A | B
 AまたはBを指定することを示します。
_括弧で囲まれた複数項目のうち1項目に対して使用され,括弧内のすべてを省略した場合にシステムが取る標準値を示します。
(例)〔A | B〕
 何も指定しない場合はAが指定されます。
{ }この記号で囲まれている複数の項目のうちから一つを選択することを意味します。項目が横に並べられ,記号|で区切られている場合は,そのうちの一つを選択します。
(例){A | B | C}
 A,B,またはCのどれかを指定することを示します。
〔 〕この記号で囲まれている項目は省略してよいことを意味します。複数の項目が横に並べて記述されている場合は,すべてを省略するか,記号{ }と同じくどれか一つを選択します。
(例1)〔A〕
 「何も指定しない」か「Aを指定する」ことを示します。
(例2)〔B | C〕
 「何も指定しない」か「BまたはCを指定する」ことを示します。
< >この記号で囲まれている項目は,該当する要素を指定することを示します。
(例) <プロパティ>
 プロパティを記述します。
::=この記号の左にあるものを右にあるもので定義することを示します。
(例) A::=B
 「AとはBである」と定義することを示します。
この記号の直前の項目を繰り返し,複数個指定できることを示します。
(例)A…
 Aを複数個指定できることを示します。

図中で使用する記号

このマニュアルの図中で使用する記号を,次のように定義します。

[図データ]