サービスプロセス定義ファイルは,サービスプロセスごとに動作を定義するファイルです。例えば,サービスプロセスごとにポート番号を指定して,起動できるようになります。
なお,サービスプロセスごとに動作を定義しない場合,サービスプロセス定義ファイルを編集する必要はありません。また,サービスプロセス定義ファイルが存在しない場合,File Sharingサーバは,サービスプロセスごとに動作を定義しないものとして動作します。
サービスプロセス定義ファイルの格納ディレクトリとファイル名を次に示します。
{File Sharingサーバのインストールディレクトリ}¥Server¥etc¥process.ini
[セクション名]
エントリ名 = 値
サービスプロセス定義ファイルは,次に示す二つのセクションとセクションに指定するエントリによって構成されます。
以降,サービスプロセス定義ファイルを構成する各セクションとセクションごとに指定するエントリについて説明します。
エントリはありません。ただし,このセクション名は必ず記述してください。このセクションは,[ProcessXXXX]セクションより前に記述してください。
XXXXは,0001~0020を示します。[ProcessXXXX]セクションでは,各サービスプロセスに固有の動作を定義します。
DocumentSpace構成定義ファイルのProcessエントリに指定した数までのセクションが有効になります。例えば,Processエントリに2を指定した場合,[Process0001]セクションおよび[Process0002]セクションの定義内容が有効になります。
[ProcessXXXX]セクションでは,次のエントリを指定できます。
DocumentSpace構成定義ファイルのProcessエントリに2を指定し,個々のサービスプロセスにPOAが使用するポート番号を定義する場合の,サービスプロセス定義ファイルの記述例を次に示します。
[Entry0001]
[Process0001]
VBProperty = -Dvbroker.se.iiop_tp.scm.iiop_tp.listener.port=14005
[Process0002]
VBProperty = -Dvbroker.se.iiop_tp.scm.iiop_tp.listener.port=14006