7.7 グループフォルダの運用

ここでは,[ファイル共有]ポートレットで操作する,グループフォルダの運用方法について説明します。グループフォルダの操作方法については,マニュアル「Collaboration - File Sharing ユーザーズガイド」を参照してください。また,グループフォルダを運用するための注意事項についても説明します。

グループフォルダの運用・保守には,オブジェクト操作ツール,およびFile Sharingのコマンドを使用します。オブジェクト操作ツールとは,File Sharingサーバで管理している文書空間およびデータベースに格納されているオブジェクト(フォルダ,グループ情報など)をコマンドによって直接操作するためのツールです。

ここでは,オブジェクト操作ツール,およびFile Sharingクライアント運用コマンドを使用した運用の手順について説明します。使用するコマンドの詳細については,「8.6 オブジェクト操作ツールのコマンドの詳細」および「8.8 File Sharingクライアント運用コマンドの詳細」を参照してください。

グループフォルダの作成・削除の契機
グループフォルダの作成・削除の契機を次の表に示します。

表7-4 グループフォルダの作成・削除の契機

ファイルまたはフォルダの種類作成・削除の契機
グループルートフォルダ
  • システム管理者がグループルートフォルダの作成コマンド(cfscrtgrpfldr)を使用して作成します。
  • システム管理者がグループルートフォルダの非表示化コマンド(cfschggrpfldr)を使用して非表示化したあとに,セキュリティ管理者がオブジェクト操作ツールのコマンドを使用して削除します。手順の詳細は,「7.7.8 グループルートフォルダの削除」を参照してください。
そのほかのファイルおよびフォルダ該当するグループで,ファイルおよびフォルダを作成・削除できる権限が設定されているユーザが,ポートレットを使用して作成・削除します。
また,セキュリティ管理者がグループルートフォルダの削除と同時に削除することもできます。
注※
セキュリティ管理者の詳細は,「3.5.2 セキュリティ管理者の定義」を参照してください。

<この節の構成>
7.7.1 グループフォルダの運用例
7.7.2 グループフォルダを運用するための作業の一覧
7.7.3 グループルートフォルダの作成
7.7.4 グループルートフォルダの情報の参照
7.7.5 グループフォルダの利用者の設定
7.7.6 グループフォルダの運用者の設定
7.7.7 グループルートフォルダの非表示化
7.7.8 グループルートフォルダの削除
7.7.9 グループフォルダ運用時の注意事項