付録K File Sharing 01-32からの移行手順

ここでは,File Sharingを01-32からリビジョンアップする場合の移行手順について説明します。

注※
File Sharingを01-32からリビジョンアップするとは,次の製品をリビジョンアップすることです。
  • Groupmax Collaboration - File Server 07-32
    → Groupmax Collaboration - File Server 07-90
  • Groupmax Collaboration Portal 07-32
    → Groupmax Collaboration Portal 07-91
  • Groupmax Collaboration Web Client - Forum/File Sharing 07-32
    → Groupmax Collaboration Web Client - Forum/File Sharing 07-91

なお,移行手順を実施する前に,File Sharing 01-32の環境設定用プロパティファイル(hptl_clb_cfs.properties)のバックアップを取得しておいてください。

File Sharingの移行は次の手順で実行します。

  1. データベースのバックアップを取得します。データベースサーバで実行します。
  2. cfsProp_Identifier列にインデクスを定義します。
  3. File Sharing 01-35または01-36からの移行を実施します。
    File Sharing 01-35または01-36からの移行手順については,「付録L File Sharing 01-35または01-36からの移行手順」を参照してください。
  4. File Sharing 01-50,01-52または01-70からの移行を実施します。
    File Sharing 01-50,01-52または01-70からの移行手順については,「付録M File Sharing 01-50,01-52または01-70からの移行手順」を参照してください。
  5. File Sharing 01-82からの移行を実施します。
    File Sharing 01-82からの移行手順については,「付録N File Sharing 01-82からの移行手順」を参照してください。

以降,各手順の詳細について説明します。

<この節の構成>
(1) データベースのバックアップの取得
(2) インデクスの定義
(3) File Sharing 01-35または01-36からの移行手順の実施
(4) File Sharing 01-50,01-52または01-70からの移行手順の実施
(5) File Sharing 01-82からの移行手順の実施

(1) データベースのバックアップの取得

詳細については,「付録E(1) データベースのバックアップの取得」を参照してください。

(2) インデクスの定義

cfsProp_Identifier列にインデクスを定義するために,データベースサーバでSQL文を実行します。HiRDB SQL Executerなどを使用して,SQL文を実行してください。データベース定義ユティリティ(pddef)の実行例を次に示します。

実行例
この例では,SQL文を記述したファイル(cfs_pddef_createindex.sql)を入力として,データベース定義ユティリティ(pddef)を実行しています。

pddef < C:¥cfs_pddef_createindex.sql

データベース定義ユティリティ(pddef)の入力ファイル(cfs_pddef_createindex.sql)に記述する内容を次に示します。

記述例

CREATE INDEX "インデクスの名前" ON "cfsClass_File_CH"
("cfsProp_Identifier") IN (RDエリアの名称);

インデクスの名前は,次に示す値を指定します。なお,File Sharingサーバを構築したときにシステム導入支援機能を使用したかどうかによって,指定する値が異なります。また,定義するインデクスの名前が重複しないことを,インデクスを定義する前に確認します。

システム導入支援機能を使用して構築した場合
cfsClass_File_CH04を指定します。
システム導入支援機能を使用しないで構築した場合
cfsClass_File_CH09を指定します。

●インデクスの名前の確認方法

定義するインデクスの名前を検索します。データベース定義ユティリティ(pddef)の実行例を次に示します。

実行例
この例では,SQL文を記述したファイル(cfs_pddef_searchindex.sql)を入力として,データベース定義ユティリティ(pddef)を実行しています。

pddef < C:¥cfs_pddef_searchindex.sql

データベース定義ユティリティ(pddef)の入力ファイル(cfs_pddef_searchindex.sql)に記述する内容を次に示します。

記述例

SELECT COUNT(*) FROM MASTER.SQL_INDEX_COLINF
WHERE INDEX_NAME='インデクスの名前';

RDエリアの名称は,次に示すファイルの値を指定します。

なお,File Sharingサーバを構築したときにシステム導入支援機能を使用したかどうかによって,ファイルが異なります。

システム導入支援機能を使用して構築した場合
文書空間情報ファイル(CfsDocinfo.txt)のUsrIdxNameエントリに指定したRDエリアの名称。
システム導入支援機能を使用しないで構築した場合
RDエリア定義情報ファイルの[IndexArea]セクションで,cfsClass_File_CHクラスのcfsProp_EntityNameプロパティに指定したRDエリアの名称。

(3) File Sharing 01-35または01-36からの移行手順の実施

File Sharing 01-35または01-36からの移行手順を実施します。詳細については,「付録L File Sharing 01-35または01-36からの移行手順」を参照してください。

(4) File Sharing 01-50,01-52または01-70からの移行手順の実施

File Sharing 01-50,01-52または01-70からの移行を実施します。詳細については,「付録M File Sharing 01-50,01-52または01-70からの移行手順」を参照してください。

(5) File Sharing 01-82からの移行手順の実施

File Sharing 01-82以降からの移行手順を実施します。詳細については,「付録N File Sharing 01-82からの移行手順」を参照してください。