付録I.2 文書空間の文字コード種別にUTF-8を設定する場合

File Sharing 01-20からのリビジョンアップで,文書空間の文字コード種別にUTF-8を設定する場合の手順について説明します。なお,この手順では,データベースのデータをアンロードするため,アンロードデータファイル用のディスク容量を準備しておく必要があります。

次の手順で実行します。

  1. データベースのバックアップを取得します。データベースサーバで実行します。
  2. データベースサーバ(HiRDB)のシステム共通定義を設定します。データベースサーバで実行します。
  3. ベースパス情報のパスを確認します。File Sharingクライアントで実行します。
  4. 必要に応じて,ベースパス情報のパスを変更します。
  5. File Sharingサーバを構築したときにシステム導入支援機能を使用したかどうかを確認します。
  6. 表データをアンロードします。データベースサーバで実行します。
  7. データベースの文字コード種別をUTF-8に設定します。データベースサーバで実行します。
  8. データベースを再初期化します。データベースサーバで実行します。
  9. データベースサーバでの環境設定をします。
  10. File Sharingサーバで,データベースサーバを使用するための設定をします。
  11. 文書空間を構築します。File Sharingサーバで実行します。
  12. アンロードデータファイルの文字コードを変換します。File Sharingクライアントで実行します。
  13. 表データをリロードします。データベースサーバで実行します。
  14. 排他制御用プールサイズを確認します。データベースサーバで実行します。
    必要な排他制御用プールサイズを確保できない場合は,手順15.および手順16.を実行する代わりに,次に示す手順を実行してください。
  15. cfsProp_Languageに空文字を設定します。データベースサーバで実行します。
  16. 名前(英語)に「default」または「No Name」が設定されているファイルおよびフォルダについて,名前(英語)の設定値を名前の設定値で置換します。データベースサーバで実行します。
  17. DocumentSpace構成定義ファイルに値を設定します。File Sharingサーバで実行します。
  18. クラス定義情報ファイルをFile Sharingクライアントの環境変数「EDMCLASSDEFPATH」に指定したディレクトリにコピーします。
  19. File Sharingサーバを起動します。
  20. ベースパス情報の最大使用可能容量および状態のプロパティにデータを登録します。File Sharingクライアントで実行します。
  21. 環境設定用プロパティファイルに,設定を追加します。File Sharingクライアントで実行します。
  22. File Sharing 01-30からの移行を実施します。
    File Sharing 01-30からの移行手順については,「付録J File Sharing 01-30からの移行手順」を参照してください。
  23. File Sharing 01-32からの移行を実施します。
    File Sharing 01-32からの移行手順については,「付録K File Sharing 01-32からの移行手順」を参照してください。
  24. File Sharing 01-35または01-36からの移行を実施します。
    File Sharing 01-35または01-36からの移行手順については,「付録L File Sharing 01-35または01-36からの移行手順」を参照してください。
  25. File Sharing 01-50,01-52または01-70からの移行を実施します。
    File Sharing 01-50,01-52または01-70からの移行を実施します。詳細については,「付録M File Sharing 01-50,01-52または01-70からの移行手順」を参照してください。
  26. File Sharing 01-82からの移行を実施します。
    File Sharing 01-82からの移行手順については,「付録N File Sharing 01-82からの移行手順」を参照してください。

以降,各手順の詳細について説明します。

<この項の構成>
(1) データベースのバックアップの取得
(2) データベースサーバ(HiRDB)のシステム共通定義の設定
(3) ベースパス情報のパスの確認
(4) ベースパス情報のパスの変更
(5) システム導入支援機能を使用したかどうかの確認
(6) 表データのアンロード
(7) データベースの文字コード種別の変更
(8) データベースの再初期化
(9) データベースサーバでの環境設定
(10) データベースサーバを使用するための設定
(11) 文書空間の構築
(12) アンロードデータファイルの文字コードの変換
(13) 表データのリロード
(14) データベースの排他制御用プールサイズの確認
(15) cfsProp_Languageに空文字を設定
(16) 名前(英語)の設定値の置換
(17) DocumentSpace構成定義ファイル(docspace.ini)の設定
(18) クラス定義情報ファイルのコピー
(19) File Sharingサーバの起動
(20) ベースパス情報の最大使用可能容量および状態の設定
(21) 環境設定用プロパティファイル(hptl_clb_cfs.properties)の設定
(22) File Sharing 01-30からの移行手順の実施
(23) File Sharing 01-32からの移行手順の実施
(24) File Sharing 01-35または01-36からの移行手順の実施
(25) File Sharing 01-50,01-52または01-70からの移行手順の実施
(26) File Sharing 01-82からの移行手順の実施

(1) データベースのバックアップの取得

詳細については,「付録E(1) データベースのバックアップの取得」を参照してください。

(2) データベースサーバ(HiRDB)のシステム共通定義の設定

詳細については,「付録E(2) データベースサーバ(HiRDB)のシステム共通定義の設定」を参照してください。

(3) ベースパス情報のパスの確認

詳細については,「付録E(3) ベースパス情報のパスの確認」を参照してください。

(4) ベースパス情報のパスの変更

詳細については,「付録E(4) ベースパス情報のパスの変更」を参照してください。

(5) システム導入支援機能を使用したかどうかの確認

File Sharingサーバを構築したときに,システム導入支援機能を使用したかどうかを確認します。データベースに表EDMSMETAdocinfoが存在するかどうかを確認することで,システム導入支援機能を使用したかどうかがわかります。

表EDMSMETAdocinfoが存在する場合
システム導入支援機能を使用して構築しています。
表EDMSMETAdocinfoが存在しない場合
システム導入支援機能を使用しないで構築しています。

システム導入支援機能を使用したかどうかの情報は,次の個所で使用します。

(6) 表データのアンロード

詳細については,「付録E(6) 表データのアンロード」を参照してください。

(7) データベースの文字コード種別の変更

詳細については,「付録E(7) データベースの文字コード種別の変更」を参照してください。

(8) データベースの再初期化

詳細については,「付録E(8) データベースの再初期化」を参照してください。

(9) データベースサーバでの環境設定

詳細については,「3.7 データベースサーバでの環境設定」を参照してください。

(10) データベースサーバを使用するための設定

詳細については,「3.8 データベースサーバを使用するための設定」を参照してください。

(11) 文書空間の構築

詳細については,「3.9 文書空間の構築」を参照してください。

(12) アンロードデータファイルの文字コードの変換

詳細については,「付録E(12) アンロードデータファイルの文字コードの変換」を参照してください。

(13) 表データのリロード

データベースサーバで,データベース作成ユティリティ(pdload)を実行して,表データをリロードします。

(a) 表データをリロードする前の準備
(b) 表データをリロードする

データベースサーバで,データベース作成ユティリティ(pdload)を実行して,表データをリロードします。

データベース作成ユティリティ(pdload)の実行例を次に示します。

実行例
この例では,制御文ファイル「C:¥work¥file¥pdload1.txt」を指定し,表"cfsClass_AssignableDrive"のデータをリロードしています。

pdload -d -c C:¥work¥column_inf1.txt -i c -l n -n 16 -z -o ¥"cfsClass_AssignableDrive¥" C:¥work¥file¥pdload1.txt

データベース作成ユティリティ(pdload)で,次に示すオプションは必ず指定してください。

データベース作成ユティリティ(pdload)のそのほかのオプションの指定については,マニュアル「HiRDB コマンドリファレンス」を参照してください。

(c) RDエリアの閉塞を解除する

表データのリロードが終わったら,RDエリアの閉塞解除コマンド(pdrels)を実行して,RDエリアの閉塞を解除します。コマンドの-rオプションには,閉塞を解除するRDエリア名を指定してください。

RDエリアの閉塞解除コマンド(pdrels)の詳細については,マニュアル「HiRDB コマンドリファレンス」を参照してください。

(d) 列構成情報ファイル

表ごとに列構成情報ファイルに記述する内容を次に示します。

(14) データベースの排他制御用プールサイズの確認

詳細については,「付録I.1(15) データベースの排他制御用プールサイズの確認」を参照してください。

(15) cfsProp_Languageに空文字を設定

詳細については,「付録I.1(16) cfsProp_Languageに空文字を設定」を参照してください。

(16) 名前(英語)の設定値の置換

詳細については,「付録I.1(17) 名前(英語)の設定値の置換」を参照してください。

(17) DocumentSpace構成定義ファイル(docspace.ini)の設定

詳細については,「付録I.1(18) DocumentSpace構成定義ファイル(docspace.ini)の設定」を参照してください。

(18) クラス定義情報ファイルのコピー

クラス定義情報ファイルを,File Sharingクライアントの環境変数「EDMCLASSDEFPATH」に指定したディレクトリにコピーしてください。環境変数「EDMCLASSDEFPATH」の詳細については,「4.3 File Sharingクライアントの実行環境の作成」を参照してください。

(19) File Sharingサーバの起動

File Sharingサーバを起動します。File Sharingサーバ起動する方法については,「7.2.1 File Sharingサーバの起動方法」を参照してください。

(20) ベースパス情報の最大使用可能容量および状態の設定

詳細については,「付録I.1(20) ベースパス情報の最大使用可能容量および状態の設定」を参照してください。

(21) 環境設定用プロパティファイル(hptl_clb_cfs.properties)の設定

詳細については,「付録I.1(21) 環境設定用プロパティファイル(hptl_clb_cfs.properties)の設定」を参照してください。

(22) File Sharing 01-30からの移行手順の実施

File Sharing 01-30からの移行手順を実施します。詳細については,「付録J File Sharing 01-30からの移行手順」を参照してください。

(23) File Sharing 01-32からの移行手順の実施

File Sharing 01-32からの移行手順を実施します。詳細については,「付録K File Sharing 01-32からの移行手順」を参照してください。

(24) File Sharing 01-35または01-36からの移行手順の実施

File Sharing 01-35または01-36からの移行手順を実施します。詳細については,「付録L File Sharing 01-35または01-36からの移行手順」を参照してください。

(25) File Sharing 01-50,01-52または01-70からの移行手順の実施

File Sharing 01-50,01-52または01-70からの移行を実施します。詳細については,「付録M File Sharing 01-50,01-52または01-70からの移行手順」を参照してください。

(26) File Sharing 01-82からの移行手順の実施

File Sharing 01-82からの移行手順を実施します。詳細については,「付録N File Sharing 01-82からの移行手順」を参照してください。