File Sharingクライアントのディレクトリ構成を次の図に示します。
デフォルトのインストールディレクトリは,使用しているOSによって次のように異なります。
次に,各ディレクトリについて説明します。
- システム情報格納ディレクトリ
- システム情報を格納するディレクトリです。デフォルトの環境情報ファイルが格納されます。
- 実行形式ファイル格納ディレクトリ
- ファイル転送機能で使用するコマンドなどの実行形式のファイルを格納するディレクトリです。
- コマンド格納ディレクトリ
- File Sharingクライアント運用コマンドを格納するディレクトリです。
- プロパティファイル格納ディレクトリ
- プロパティファイルを格納するディレクトリです。プロパティファイルでは,Collaborationのシステムの中でFile Sharingクライアントが動作するために必要な設定をします。
表A-2 File Sharingクライアントのプロパティファイル格納ディレクトリのファイル一覧
種別 | ファイル名 | 説明 | 改変の可否 |
---|
プロパティファイル | hptl_clb_cfs.properties | File Sharing固有の環境設定用プロパティファイル | ○ |
hptl_clb_cfs_ras.conf | File SharingのRAS収集用confファイル | ○ |
- (凡例)
- ○:改変できます。
- File Sharingクライアントの環境情報格納ディレクトリ
- 動作環境定義ファイルやレンディション定義ファイルなど,ユーザが定義する環境定義ファイルを格納するディレクトリです。
表A-3 File Sharingクライアントの環境情報格納ディレクトリのファイル一覧
種別 | ファイル名 | 説明 | 改変の可否 |
---|
環境定義ファイル | ftpsv.ini | ファイル転送サービス環境定義ファイル | ○ |
mime.properties | レンディション定義ファイル | ○ |
conf.properties | 動作環境定義ファイル | ○ |
getrascustom.ini | File Sharingクライアントの障害情報取得カスタマイズファイル | ○ |
その他 | File Sharingクライアントの実行時に必要とするファイルおよびディレクトリ | × |
- (凡例)
- ○:改変できます。
- ×:改変できません。
- JARファイルおよびライブラリ格納ディレクトリ
- File Sharingクライアントが使用するJARファイルおよびライブラリファイルを格納するディレクトリです。
- ポートレット機能対応情報格納ディレクトリ
- ポートレット機能で使用するparファイルを格納するディレクトリです。
- ユーザ環境サンプル情報ディレクトリ
- クラス定義情報ファイル,オブジェクト操作ツールの実行環境制御ファイルといったデータベース操作に必要な定義ファイルのサンプルなどを提供するディレクトリです。
- システム保守情報格納ディレクトリ
- ログ情報などのシステム保守情報を格納するディレクトリです。
- File Sharingクライアントの起動中は,このディレクトリ下を操作しないでください。File Sharingクライアントが異常終了することがあります。
- File Sharingクライアントの作業ディレクトリ
- File Sharingクライアントの稼働中の作業領域として動的に利用するディレクトリです。
- オブジェクト操作ツール格納ディレクトリ
- オブジェクト操作ツールの格納先ディレクトリです。オブジェクト操作ツールのコマンドを格納します。