File Sharingサーバのディレクトリ構成を次の図に示します。

デフォルトのインストールディレクトリは，使用しているOSによって次のように異なります。

• Windows Server 2008 R2，Windows Server 2008 x64，Windows Server 2012，Windows Server 2012 R2の場合
  {OS（Windows）のインストールドライブ}:\Program Files(x86)\Hitachi\Collaboration\filesharing
  
• そのほかのOS（Windows）を使用している場合
  {OS（Windows）のインストールドライブ}:\Program Files\Hitachi\Collaboration\filesharing
  

  図A-1　File Sharingサーバのディレクトリ構成

  

次に，各ディレクトリについて説明します。

システム情報格納ディレクトリ

システム情報を格納するディレクトリです。デフォルトの環境情報ファイルが格納されます。

システム使用情報格納ディレクトリ

システムで使用する情報が格納されるディレクトリです。

実行形式ファイル格納ディレクトリ

運用コマンドや実行形式のファイルを格納するディレクトリです。

File Sharingサーバの情報格納ディレクトリ

File Sharingサーバの動作環境に関する情報を格納するディレクトリです。

File Sharingサーバの環境情報格納ディレクトリ

動作環境メタ情報ファイル，およびDocumentSpace構成定義ファイルなどのユーザが定義する環境定義ファイルを格納するディレクトリです。

File Sharingサーバ環境情報の格納ディレクトリに格納される各種ファイルを次の表に示します。

表A-1　File Sharingサーバの環境情報格納ディレクトリのファイル一覧

種別	ファイル名	説明	改変の可否
環境定義ファイル	cfsauth.ini	ユーザ認証ライブラリ環境定義ファイル	○
	docaccess.ini	セキュリティ定義ファイル	○
	docspace.ini	DocumentSpace構成定義ファイル	○
	edms.ini	オブジェクト定義ファイル	○
	getrascustom.ini	File Sharingサーバの障害情報取得カスタマイズファイル	○
	netaccess.ini	ネットワークリソース情報ファイル	○
	process.ini	サービスプロセス定義ファイル	○
	slocalreg.ini	System Object INIファイル	○
その他		File Sharingサーバの実行時に必要とするファイルおよびディレクトリ	×

（凡例）

○：改変できます。

×：改変できません。

ライブラリ格納ディレクトリ

File Sharingサーバが使用するライブラリファイルを格納するディレクトリです。

ユーザ環境サンプル情報ディレクトリ

File Sharingサーバを動作させるための関連プログラムの設定に必要なサンプルを提供するディレクトリです。

システム保守情報格納ディレクトリ

ログ情報などのシステム保守情報を格納するディレクトリです。

File Sharingサーバの起動中は，このディレクトリ下を操作しないでください。File Sharingサーバが異常終了することがあります。

テンポラリ情報ディレクトリ

File Sharingサーバの稼働中の作業領域として動的に利用するディレクトリです。

サーバ保守用コマンド格納ディレクトリ

サーバ保守用コマンドを格納するディレクトリです。

マニュアル格納用ディレクトリ

マニュアルのデータを格納するディレクトリです。