Collaboration - File Sharing システム管理者ガイド
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cfsmodgrpprm(グループフォルダのアクセス権の変更)
形式
cfsmodgrpprm -id グループID
{-oid 変更前組織ID,変更後組織ID | -uid 変更前ユーザID,変更後ユーザID}
機能
グループルートフォルダ以下のアクセス権に設定されている組織またはユーザに対して,次に示す操作を実行します。
- 変更前組織IDに指定された組織IDの組織とその下位の組織および下位のユーザを,変更後組織IDに指定された組織に置き換えます。
- 変更前ユーザIDに指定されたユーザを,変更後ユーザIDに指定されたユーザに置き換えます。
オプション
-id グループID
アクセス権に設定されている組織またはユーザを変更するグループルートフォルダのグループIDを指定します。
次に示す条件の場合,コマンドはエラーになります。
- 指定したグループIDが空文字列("")の場合
- 指定したグループIDの長さが16バイトを超えている場合
- 指定したグループIDのグループルートフォルダがない場合
- 指定したグループルートフォルダが非表示になっている場合
-oid 変更前組織ID,変更後組織ID
-idオプションで指定したグループルートフォルダ以下のアクセス権から変更する,変更前組織の組織IDと変更後組織の組織IDを「,」(コンマ)で区切って指定します。ただし,「,」(コンマ)の前後には,空白およびタブを指定しないでください。
次に示す条件の場合,コマンドはエラーになります。
- 指定した組織IDが空文字列("")の場合
- 指定した組織IDの長さが254バイトを超えている場合
- 指定した組織IDがディレクトリサーバにない場合
- 変更前組織IDに,アクセス権に設定されていない組織を指定した場合
- 変更前組織IDと変更後組織IDに同じ値を指定した場合
-uid 変更前ユーザID,変更後ユーザID
-idオプションで指定したグループルートフォルダ以下のアクセス権から変更する,変更前ユーザのユーザIDと変更後ユーザのユーザIDを「,」(コンマ)で区切って指定します。ただし,「,」(コンマ)の前後には,空白およびタブを指定しないでください。
次に示す条件の場合,コマンドはエラーになります。
- 指定したユーザIDが空文字列("")の場合
- 指定したユーザIDの長さが254バイトを超えている場合
- 指定したユーザIDがディレクトリサーバにない場合
- 変更前ユーザIDに,アクセス権が設定されていないユーザIDを指定した場合
- 変更前ユーザIDと変更後ユーザIDに同じ値を設定した場合
- 兼任機能使用時に兼任ユーザIDを指定した場合
注意事項
- ファイルおよびフォルダの所有者は変更できません。
- -oidと-uidのうち,どちらか一方だけを指定してください。
- アクセス権を変更すると,所有者がアクセスできなくなるファイルまたはフォルダがある場合は,エラーになります。
- 組織IDまたはユーザIDの変更は,次の順で実行されます。
- グループルートフォルダのアクセス権から変更前組織IDを削除
- グループルートフォルダのアクセス権に変更後組織IDを追加
変更前組織を削除すると,変更前組織とその下位の組織および下位のユーザが削除されます。
- アクセス権の変更によって,同一の組織またはユーザに対して異なるアクセス権が設定された場合,強い方のアクセス権が適用されます。
アクセス権の強弱を次に示します。
削除権 > 更新権 > 作成権 > 参照権
例えば,グループルートフォルダAを利用する組織として,次の組織とアクセス権が設定されていたとします。
このコマンドを実行して,組織「総務部」を組織「営業1課」に置き換えた場合,グループルートフォルダAに設定されている組織とアクセス権は,次のようになります。
- 組織「営業1課」:作成権
- 組織「営業1課」:参照権
組織「営業1課」に対して作成権と参照権が設定されますが,同一の組織に複数のアクセス権が設定された場合,強い方のアクセス権が適用されます。そのため,組織「営業1課」に対して作成権が適用されます。
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