Collaboration - File Sharing システム管理者ガイド
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EDMCDefDocSpace(文書空間の定義)
形式
EDMCDefDocSpace -f 見積もり情報定義ファイル名
-s 文書空間情報ファイル名
〔-e { all | resource }〕
機能
文書空間を新規に構築する場合に必要な定義情報を作成します。
このコマンドを実行すると,文書空間を構築するための定義情報やデータベースの容量を見積もるための基礎情報が出力されます。出力された情報を基に,文書空間の構築コマンド(EDMCBuildDocSpace)を実行すると,文書空間を構築できます。
このコマンドの実行で出力される情報は,次に示すディレクトリに出力されます。
{File Sharingサーバのインストールディレクトリ}\Server\env
このコマンドの実行で出力される情報は次のとおりです。
出力情報
- 見積もり基礎情報ファイル(EDMestimate.csv)
データベースの見積もり基データとして使用するファイルです。詳細については,「5.2.15 見積もり基礎情報ファイル」を参照してください。
- 定義情報ファイル(EDMdefine.txt)
文書空間の構築コマンド(EDMCBuildDocSpace)の入力情報となるファイルです。詳細については,「5.2.7 定義情報ファイル」の「(1) システム導入支援機能を使用する場合」を参照してください。
- RDエリア定義情報ファイル(EDMrdarea.txt)
文書空間の構築コマンド(EDMCBuildDocSpace)の入力情報となるファイルです。詳細については,「5.2.8 RDエリア定義情報ファイル」の「(1) システム導入支援機能を使用する場合」を参照してください。
- インデクス情報ファイル(EDMindex.txt)
文書空間の構築コマンド(EDMCBuildDocSpace)の入力情報となるファイルです。詳細については,「5.2.9 インデクス情報ファイル」の「(1) システム導入支援機能を使用する場合」を参照してください。
オプション
-f 見積もり情報定義ファイル名
見積もり情報定義ファイルは,構築する文書空間に追加するクラスを定義するファイルです。見積もり情報定義ファイル名を相対パスまたは絶対パスで指定します。このファイルのサンプルファイルは,文書空間の文字コード種別にUTF-8を指定する場合は「{File Sharingサーバのインストールディレクトリ}\Server\sample\CfsEstimatedef_UTF-8.csv」に,文書空間の文字コード種別にShift-JISを指定する場合は「{File Sharingサーバのインストールディレクトリ}\Server\sample\CfsEstimatedef_SJIS.csv」に,提供されています。サンプルファイル中の見積もりに必要な情報だけを編集して,使用してください。
詳細については,「5.2.13 見積もり情報定義ファイル」を参照してください。
-s 文書空間情報ファイル名
文書空間情報ファイルは,文書空間のアクセス制御情報や使用するRDエリア名を定義するファイルです。文書空間情報ファイル名を相対パスまたは絶対パスで指定します。このファイルのサンプルファイルは,「{File Sharingサーバのインストールディレクトリ}\Server\sample\CfsDocinfo.txt」に提供されています。サンプルファイル中で必要な情報だけを編集して,使用してください。
詳細については,「5.2.14 文書空間情報ファイル(CfsDocinfo.txt)」を参照してください。
-e { all | resource }
文書空間定義時の実行モードを指定します。
なお,このオプションを省略した場合,「all」が仮定されます。
- all
- データベース容量見積もりの基礎情報および文書空間を構築するための定義情報を出力するときに指定します。
- resource
- データベース容量見積もりの基礎情報だけを出力するときに指定します。
注意事項
- コマンドの実行で出力されるファイル名と同一名のファイルがある場合には,出力ファイル名.bakの名称でバックアップファイルが作成されます。このバックアップファイルは,出力ファイルをカスタマイズしたあとコマンドを再度実行した場合に,カスタマイズした内容を確認したいときなどに使用します。ただし,バックアップファイルをそのまま使用して文書空間の構築コマンド(EDMCBuildDocSpace)を実行しないでください。このコマンド実行時にバックアップファイルがある場合は,バックアップファイルは上書きされます。
- このコマンドを実行するときには,DocumentSpace構成定義ファイルに次のエントリを必ず指定してください。
- SerialIdエントリ
- Processエントリ
- DbTypeエントリ
- PdHostエントリ
- PdNamePortエントリ
- PdUserエントリ
- このコマンドの実行で出力されるインデクス情報ファイルは,編集しないでください。インデクスの定義を変更する場合には,このコマンドの入力情報となる見積もり情報定義ファイルを変更し,再度,このコマンドを実行します。
- セキュリティ定義ファイルは,ユーザが編集してください。セキュリティ定義ファイルの変更は,このコマンドおよび文書空間の構築コマンド(EDMCBuildDocSpace)の実行には影響しません。
- -eオプションにresourceを指定して見積もり基礎情報ファイルを出力した場合は,-eオプションにallを指定して文書空間を構築するための定義情報を事前に作成していても,再度,-eオプションにallを指定してこのコマンドを実行し,文書空間を構築するための定義情報を作成してください。データベース容量見積もりの基礎情報と文書空間を構築するための定義情報が不整合とならないようにするためです。
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