デフォルトのベースパス情報とデフォルトの最大許容サイズ情報だけを登録する場合の最大予約可能容量の見積もり式を次に示します。

• 個人ルートフォルダの場合
  

  最大予約可能容量＞＝PDT×PN

  変数の意味は次のとおりです。
  

  変数	意味
  PDT	個人ルートフォルダに割り当てる最大許容サイズです。
  PN	想定ユーザ数です。

• ワークプレースルートフォルダの場合
  

  最大予約可能容量＞＝WDT×CN

  変数の意味は次のとおりです。
  

  変数	意味
  WDT	ワークプレースルートフォルダに割り当てる最大許容サイズです。
  CN	想定コミュニティ数です。

• グループルートフォルダの場合
  

  最大予約可能容量＞＝GDT×GN

  変数の意味は次のとおりです。
  

  変数	意味
  GDT	グループルートフォルダに割り当てる最大許容サイズです。
  GN	想定グループルートフォルダ数です。

デフォルト以外のベースパス情報と最大許容サイズ情報を設定し，割り当て条件を設定する場合の最大予約可能容量の見積もり式を次に示します。

• 個人ルートフォルダの場合
  

  最大予約可能容量＞＝Σ（PT×PN）

  変数および記号の意味は次のとおりです。
  

  変数および記号	意味
  Σ	最大許容サイズ情報ごとに算出したPT×PNの値を集計することを意味します。
  PT	個人ルートフォルダに割り当てる最大許容サイズです。
  PN	次の条件をすべて満たす想定ユーザ数です。 最大予約可能容量を算出するベースパス情報に設定されている割り当て条件を満たす 変数PTに対応する最大許容サイズ情報に設定されている割り当て条件を満たす

• ワークプレースルートフォルダの場合
  

  最大予約可能容量＞＝Σ（WT×CN×ACN）

  変数および記号の意味は次のとおりです。
  

  変数および記号	意味
  Σ	最大許容サイズ情報ごとに算出したWT×CN×ACNの値を集計することを意味します。
  WT	ワークプレースルートフォルダに割り当てる最大許容サイズです。
  CN	次の条件をすべて満たすコミュニティ作成者の想定数です。 最大予約可能容量を算出するベースパス情報に設定されている割り当て条件を満たす 変数WTに対応する最大許容サイズ情報に設定されている割り当て条件を満たす
  ACN	コミュニティ作成者一人当たりの平均コミュニティ作成数です。

• グループルートフォルダの場合
  

  最大予約可能容量＞＝Σ（GT×GN）

  変数および記号の意味は次のとおりです。
  

  変数および記号	意味
  Σ	最大許容サイズ情報ごとに算出したGT×GNの値を集計することを意味します。
  GT	グループルートフォルダに割り当てる最大許容サイズです。
  GN	次の条件をすべて満たす想定グループルートフォルダ数です。 最大予約可能容量を算出するベースパス情報に設定されている割り当て条件を満たす 変数GTに対応する最大許容サイズ情報に設定されている割り当て条件を満たす

運用を開始していない場合，最大予約可能容量には，最大使用可能容量以下の値を設定してください。

最大使用可能容量に，最大予約可能容量よりも小さい値を設定する場合，予約量が最大使用可能容量を超えることがあります。予約量が最大使用可能容量を超えたときは，定期的にベースパス情報の使用量の確認コマンド（cfschkusdspc）を実行して，ベースパス情報の使用量を確認する必要があります。

しかし，運用を開始していない場合は，一日当たりの使用量の平均を算出できないので，ベースパス情報の使用量の確認コマンド（cfschkusdspc）の実行回数を見積もれません。そのため，運用を開始していない場合，最大予約可能容量には，最大使用可能容量以下の値を設定してください。