2.4.1 アクセス権

アクセス権は,一人のメンバが複数の権限を所有できます。アクセス権を次の表に示します。

表2-4 アクセス権

項番アクセス権説明
1会議室作成会議室を作成できる権限です。
  • コミュニティに属する会議室を作成する場合,コミュニティ利用者用の役割(「リーダ」,「メンバ」,「オブザーバ」など)のうち,リーダだけが最上位の会議室を作成できます。
  • 個人(ユーザ自身)の会議室を作成する場合,すべてのユーザが最上位の会議室を作成できます。
ただし,会議室を作成したあとに,その会議室に対してこの権限を与えた場合,下位会議室を作成できる権限になります。
2会議室削除不要となった会議室を削除できる権限です。
3会議室開催会議室を開催できる権限です。
この権限によって,会議室状態を「準備中」または「閉鎖中」から「会議中」に変更できます。
4会議室閉鎖会議室を閉鎖できる権限です。
この権限によって,会議室状態を「会議中」から「閉鎖中」に変更できます。
5会議室編集会議室の情報を編集できる権限です。また,階層構造となっている会議室の位置を変更することによって,会議室を移動できる権限です。
この権限によって,会議室に対する情報やアクセス権の変更(付与・解除)を設定できます。
6議題作成会議室内で議題を作成できる権限です。
この権限によって,発言削除権限がなくても自分が作成した議題を削除できます。ただし,議題を作成したあとにこの権限を失い,発言参照権限だけになった(発言削除権限もない)場合には,自分が作成した議題でも削除できません。
7発言作成会議室内で発言を作成できる権限です。
この権限によって,発言削除権限がなくても自分が作成した発言を削除できます。ただし,発言を作成したあとにこの権限を失い,発言参照権限だけになった(発言削除権限もない)場合には,自分が作成した発言でも削除できません。
8発言参照会議室の情報を参照でき,会議室内の議題および発言を参照できる権限です。
この権限によって,議題および発言を参照できるだけでなく,検索および議事録作成もできます。また,この権限を与えるかどうかで,会議室の公開・非公開を制御できます。
なお,この権限があっても,ほかのユーザが作成した「準備中」状態の会議室は参照できません。
9発言削除会議室内で自分以外が作成した議題および発言も強制的に削除できる権限です。
10議題完了会議室内で議題の議論状態(未決・既決)を設定できる権限です。
この権限によって,議題の議論状態を「未決」から「既決」に変更し,議題を完了させられます。また,議題の議論状態を「既決」から「未決」に変更し,完了していた議題を未完了に戻せます。