2.3.3 メールサーバの設定

投稿メールを送信または受信するためには,メールサーバの設定が必要です。ここでは,Groupmax Mail Serverの設定方法について説明します。

<この項の構成>
(1) 投稿メールを受信するためのユーザの登録と設定
(2) メール送信者のE-mailアドレスの設定
(3) MIME構造情報の設定
(4) メールの受信サイズの設定

(1) 投稿メールを受信するためのユーザの登録と設定

ここでは,投稿メールを受信するために必要なGroupmax Mail Serverの設定について説明します。なお,Groupmax Mail Serverの設定方法の詳細は,マニュアル「Groupmax Address/Mail Version 7 システム管理者ガイド 基本操作編」を参照してください。

(a) 投稿メールを受信するためのユーザの登録

投稿メールを受信するためのユーザを,メール属性を持つアドレスユーザとして登録します。

投稿メールを受信するためのユーザは,どの組織の下でも登録できます。

(b) Groupmax Mail Server環境テンプレートファイル設定

投稿メールを受信するためのユーザが利用する,Groupmax Mail Server環境テンプレートファイルのPCfgUnseenキーワードに,ALLを設定します。

なお,投稿メールを受信するためのユーザとして,「ログインID # 環境テンプレートの番号 #」のフォーマットが設定できます。このことによって,投稿メールを受信するためのユーザ用として,新規の環境テンプレートファイルを作成したり,既存の環境テンプレートを使用したりできます。

(c) POP3プロトコルアクセスの設定

投稿メールを受信するためのユーザは,POP3プロトコルでアクセスできる必要があります。

Groupmax Mail ServerのMail Serverオプションで,[POP3/IMAP4を使用する]を有効にしてください。

(2) メール送信者のE-mailアドレスの設定

メール送信者のE-mailアドレスと,ディレクトリサーバに登録されているmail属性の値を一致させてください。また,ディレクトリサーバのmail属性に複数の値を設定している場合は,先頭のmail属性の値と一致させてください。

(3) MIME構造情報の設定

Groupmax Mail - SMTPのMIME構造情報の設定によっては,悪意のあるメールが正常データとして扱われてしまい,議題または発言として登録されてしまう場合があります。このことを回避するために,Groupmax Mail - SMTPのMIME構造情報には必ず「on」を設定してください。

(4) メールの受信サイズの設定

メールの受信サイズを設定してください。

なお,メールを使用するために必要なメモリは,次に示す式で算出してください。

メールサーバで制限した1メールのサイズ×メールサーバに接続するスレッド最大数(hptl_clb_cfr_opnregist_max_thread_to_receive_mail)×メールサーバから一度に受信するメール件数(hptl_clb_cfr_opnregist_pop3_receive_number)