3.8.2 期間と会議室状態の遷移

会議室には,ユーザまたはシステムが期間を設定します。システム管理者が定期的にfrmchstatコマンド(会議室状態変更)を実行すると,期間の経過とともに会議室状態が変化します。期間を次の表に示します。

表3-3 期間

項番期間説明期間経過後の会議室状態
1準備期間会議室のアクセス権や,会議室の情報を設定する期間です。
会議室の作成日から開催期間 開始日の前日までの間が準備期間です。
準備期間を過ぎた会議室は,準備中から会議中に遷移します。
2開催期間会議室の開催または閉鎖の操作ができる期間です。
会議室の開催期間 開始日から開催期間 終了日までの間が開催期間です。
開催期間を過ぎた会議室は,会議中から閉鎖中に遷移します。
3参照期間会議室の参照だけができる期間です。
会議室の開催期間 終了日の次の日から参照期間 終了日までの間が参照期間です。
参照期間を過ぎた会議室は,閉鎖中からアーカイブ待ちに遷移します。また,参照のみの場合には,削除待ちに遷移します。

期間と会議室状態の関係を次の表に示します。

表3-4 期間と会議室状態の関係

項番期間会議室状態
準備中会議中閉鎖中アーカイブ待ち削除待ち参照のみ
1準備期間
2開催期間
3参照期間
(凡例)
○:期間内で存在する状態です。
-:該当しません。

各期間内で会議室に対する操作をした場合の会議室状態の遷移を次の表に示します。

表3-5 期間での会議室の操作による会議室状態の遷移

項番期間操作操作前の会議室状態操作後の会議室状態
1準備期間会議室の作成準備中
会議室の開催(開催期間となります)準備中会議中
会議室の削除準備中削除待ち
会議室の削除(強制指定)(frmdel)準備中
2開催期間会議室の閉鎖会議中閉鎖中
会議室の開催閉鎖中会議中
会議室の削除会議中アーカイブ待ち
閉鎖中
会議室の復活(frmrev)アーカイブ待ち閉鎖中
会議室のアーカイブ(frmarch)アーカイブ待ち削除待ち
会議室のアーカイブ(強制指定)(frmarch)会議中削除待ち
閉鎖中
アーカイブ待ち
会議室の削除(frmdel)削除待ち
会議室の削除(強制指定)(frmdel)会議中
閉鎖中
アーカイブ待ち
会議室のリストア(frmrest)閉鎖中
3参照期間会議室の削除閉鎖中アーカイブ待ち
参照のみ削除待ち
会議室の強制再開(frmreopn)閉鎖中会議中
会議室の復活(frmrev)アーカイブ待ち閉鎖中
会議室のアーカイブ(frmarch)アーカイブ待ち削除待ち
会議室のアーカイブ(強制指定)(frmarch)閉鎖中削除待ち
参照のみ
会議室の削除(frmdel)削除待ち
会議室の削除(強制指定)(frmdel)閉鎖中
アーカイブ待ち
参照のみ
削除待ち
会議室のリストア(frmrest)参照のみ
(凡例)
-:会議室状態がないことを示します。
注※
開催期間が過ぎて閉鎖中になっている会議室だけが対象になります。

会議室状態の遷移を次の図に示します。

図3-1 会議室状態遷移

[図データ]

注※1
開催期間が過ぎて閉鎖中になっている会議室だけ,強制再開できます。
注※2
会議室が開催期間内の場合は閉鎖中,開催期間外の場合は参照のみになります。
注※3
アーカイブ待ちおよび削除待ちの会議室は,ユーザから参照できません。

会議室の状態は,期間の単位を「日」としているため,frmchstatコマンド(会議室状態変更)は,1日に1回実行してください。

Collaboration - Forumを負荷分散構成としている場合,frmchstatコマンド(会議室状態変更)はシステムを構成しているどのマシンから実行してもかまいません。

なお,[会議室編集]画面のチェックボックス([会議室を開催する]または[会議室を閉鎖する])で,ユーザが会議室状態を操作した場合は,会議室状態は即時反映されるため,frmchstatコマンド(会議室状態変更)の対象外となります。[会議室編集]画面の詳細およびその他のユーザ操作による会議室状態の遷移の詳細は,マニュアル「Collaboration - Forum ユーザーズガイド」を参照してください。

frmchstatコマンド(会議室状態変更)の詳細は,「4.2 コマンドの詳細」の「frmchstat(会議室状態変更)」を参照してください。