frmexpopn発言のエクスポート

形式

形式1

frmexpopn
[ -d 出力先ディレクトリパス ]
[ -fid 会議室ID [ -opnid 発言ID ] ]
[ -startdate 期間(開始日付) ]
[ -enddate 期間(終了日付) ]
[ -e url ]
[ -c { win-31j | utf-8 } ]

形式2

frmexpopn
[ -d 出力先ディレクトリパス ]
{ -list forum | -list permission [ -fid会議室ID ] | -list [ opinion | attribute | importance | state ] -fid 会議室ID }
[ -c { win-31j | utf-8 } ]

機能

会議室に登録されている発言を次に示す構成で出力します。

[図データ]

オプション

-d 出力先ディレクトリパス

エクスポートしたファイルの出力先となるディレクトリを相対パスまたは絶対パスで指定します。このオプションを省略した場合は,コマンドを実行したディレクトリに出力されます。

出力先ディレクトリパスは255文字以内で指定します。オプションは大文字・小文字が区別されます。出力先ディレクトリパスは,階層構造の最下層に位置する添付ファイル名を含めて255文字以内となるよう指定してください。

次のどちらかの場合はエラーとなります。

-fid 会議室ID

出力する会議室の会議室IDを指定します。このオプションを省略した場合は,すべての会議室が対象となります。会議室IDは1~2,147,483,647の整数で指定します。オプションは大文字・小文字が区別されます。

次のどれかの場合はエラーとなります。

-opnid 発言ID

出力する発言IDを1~2,147,483,647の整数で指定します。指定した発言IDとその下にあるすべての発言が出力対象となります。このオプションを指定した場合は,-fidオプションを指定する必要があります。オプションは大文字・小文字が区別されます。

このオプションを省略した場合は,すべての発言が対象となります。

次のどれかの場合はエラーとなります。

-startdate 期間(開始日付)

発言の出力対象とする期間の開始日付を「yyyy/MM/ddTHH:mm:ss」形式で指定します。コマンド実行日時以前の日付を指定してください。指定できる日付の範囲は1970/1/1T00:00:00~9999/12/31T23:59:59です。オプションは大文字・小文字が区別されます。

日付の指定方法は次のとおりです。

項目意味指定値の範囲備考
yyyy年(西暦)1970~9999
MM01~1201~09を指定する場合,十の位の「0」を省略できます。
dd01~31
Tyyyy/MM/dd」と時刻「HH:mm:ss」の区切り文字
HH00~230~9を指定する場合,十の位の「0」は省略できません。
mm00~59
ss00~59
(凡例)
-:該当なし

「THH:mm:ss」は省略できます。省略すると「T00:00:00」が仮定されます。

エクスポートされる発言の対象範囲は,-enddateオプション(終了日付)との組み合わせによって,次の表のようになります。

-startdateオプションの指定有無-enddateオプション
指定あり指定なし
-startdateオプション指定あり「-startdateオプションで指定した日時≦発言の更新日時≦-enddateオプションで指定した日時」を満たす発言「-startdateオプションで指定した日時≦発言テーブルの更新日時」を満たす発言
指定なし「発言の更新日時≦-enddateオプションで指定した日時」を満たす発言すべての発言

次のどれかの場合はエラーとなります。

-enddate 期間(終了日付)

発言の出力対象とする期間の終了日付を「yyyy/MM/ddTHH:mm:ss」形式で指定します。コマンド実行当日以前の日付を指定してください。指定できる日付の範囲は1970/1/1T00:00:00~9999/12/31T23:59:59です。

日付の指定方法は,-startdateオプションの日付の指定方法と同じです。オプションは大文字・小文字が区別されます。

エクスポートされる発言の対象は-startdateオプションの指定有無によって異なります。-startdateオプションの組み合わせ表を参照してください。

-e url

[議題参照]画面,または[発言参照]画面を表示するURLを出力する場合に指定します。出力したURLはuCosminexus Enterprise Searchと連携した議題および発言の全文検索時に使用されます。

オプションは大文字・小文字が区別されます。

このオプションを省略した場合は,[議題参照]画面,または[発言参照]画面を表示するURLは出力されません。

次のどちらかの場合はエラーとなります。

-c { win-31j | utf-8 }

ファイル書き込み時の文字コードセットを次のどちらかで指定します。

指定した文字コードセットで書き込むファイルは次のとおりです。

オプションと文字コードセットの大文字・小文字は区別されます。-cオプションを省略した場合は「win-31j」が仮定されます。

次のどちらかの場合はエラーとなります。

-list forum | -list permission [ -fid会議室ID ] | -list [ opinion | attribute | importance | state ] -fid会議室ID

一覧情報(会議室一覧ファイル,アクセス権一覧ファイル,発言一覧ファイル,属性一覧ファイル,重要度一覧ファイル,議論状態一覧ファイル)を出力する場合に指定します。

オプションの指定値と出力ファイルの関係を次の表に示します。

出力ファイル-listオプション
指定あり指定
なし
値なしforumpermissionopinionattributeimportancestate
会議室一覧ファイル
アクセス権一覧ファイル
発言一覧ファイル
属性一覧ファイル
重要度一覧ファイル
議論状態一覧ファイル
発言データファイル
本文ファイル
添付ファイル
(凡例)
○:出力する
-:出力しない

オプションは大文字・小文字が区別されます。オプションの値にforum,permission,opinion,attribute,importance,state以外を指定した場合はエラーとなります。-listオプションとほかのオプションの指定の関係を次の表に示します。

-listオプション以外のオプション-listオプション
指定あり指定
なし
値なしforumpermissionopinionattributeimportancestate
-fidオプション×
-opnidオプション×××××××
-startdateオプション×××××××
-enddateオプション×××××××
-cオプション
(凡例)
○:必ず指定する
△:任意で指定する
×:指定できない

-fidオプションについては,「-fid 会議室ID」を参照してください。

出力ファイルの形式

次に示すファイルをエクスポートすると,ファイルの1行目にヘッダが出力されます。各ファイルのヘッダの内容については,「付録J frmimpopnコマンド(発言のインポート)・frmexpopnコマンド(発言のエクスポート)で使用するファイル」を参照してください。

-eオプションを指定した場合の発言データファイルの例を次に示します。#で始まる行がヘッダです。

#"会議室ID","会議室名","発言ID","登録発言ID ","主題","ユーザID","ユーザ名","ユーザ名(英語)","属性ID","属性名","重要度ID","重要度名","議論状態ID","議論状態名","階層レベル","上位発言","下位開始発言ID","下位終了発言ID","前発言ID","後発言ID","最上位発言ID","回答責任者のユーザID","回答責任者のユーザ名","回答責任者のユーザ名(英語)","添付ファイル有無","有効期限","回答期限","発言日時","発言参照URL"
"556","業務改善プロジェクト会議室","2","1","業務改善案","123456789​","日立太郎","TaroHitachi","190","情報","10","普通","10","未決","0","0","0","0","0","0","2","987654321​","日立三郎","Saburo Hitachi","0","","2010/03/31","2010/03/27T17:55:00","http://collabo/Portal/portal/action/Plain/portlet/hptlclbcfr/url/RnJDb21tZW50UmVmZXJlbmNlVXJsU2VydmxldA==?hptl_clb_frm_fid=556&hptl_clb_frm_opnid=2&hptl_clb_frm_comid=COM000000001​&hptl_clb_frm_workid=WPL00001&hptl_clb_frm_checkid=e2ce136c4ea0b745133890​f62ebd85e3"

注意事項

戻り値

0発言のエクスポートに成功した。
1発言のエクスポートに失敗した。

使用例

会議室ID「101」の発言をディレクトリ「C:¥Temp」へエクスポートします。

> frmexpopn -d C:¥Temp -fid 101