frmext会議室期間延長

形式

frmext -fid 会議室ID -date 日付

機能

会議室の「開催期間 開始日」,「開催期間 終了日」,および「参照期間 終了日」を延期します。なお,期間の短縮は画面から操作してください。

frmextコマンド(会議室期間延長)の実行日の会議室状態によって,延期対象となる日が異なります。frmextコマンド(会議室期間延長)の実行日の会議室状態と,延期対象日の関係を次の表に示します。

表4-3 会議室状態と延期対象日

コマンド実行日の会議室状態延期対象日
準備中開催期間 開始日が延期される(準備期間が延長される)。
会議中開催期間 終了日が延期される(開催期間が延長される)。
閉鎖中または参照のみ参照期間 終了日が延期される(参照期間が延長される)。

子会議室の「開催期間 終了日」と「参照期間 終了日」を延期する場合,親会議室の対応する日付よりも未来の日付に変更できません。ただし,「開催期間 開始日」は,親会議室の開催期間内で延期できます。

日付が延期された日数分,変更された日付以降の日付も延期されます。例えば,「開催期間 開始日」を3日分延期した場合には,「開催期間 終了日」と「参照期間 終了日」も3日分延期されます。ただし,この場合準備期間は3日延長されますが,開催期間と参照期間の長さは変わりません。

「開催期間 開始日」,「開催期間 終了日」,「参照期間 終了日」を,3日分延期した場合の例を次の図に示します。また,延期した日付と連鎖して延期される日付を次の表に示します。

図4-3 「開催期間 開始日」を3日分延期した場合の例

[図データ]

図4-4 「開催期間 終了日」を3日分延期した場合の例

[図データ]

図4-5 「参照期間 終了日」を3日分延期した場合の例

[図データ]

表4-4 延期した日付と連鎖して延期される日付

延期した日付連鎖して延期される日付
開催期間 開始日開催期間 終了日,参照期間 終了日
開催期間 終了日参照期間 終了日
参照期間 終了日なし

指定した会議室だけ日付を延期します。子会議室だけの開催期間を延長した場合の例を次の図に示します。

図4-6 子会議室だけの開催期間を延長した場合の例

[図データ]

最上位会議室でなければ,延期させたい会議室の対象日付が一つ上位の会議室の対象日付を超えないような範囲で日付を設定します。一つ上位の会議室の対象日付よりも未来の日付が指定された場合には,ワーニングメッセージを表示して,一つ上位の会議室の対象日付が設定されます。ただし,準備中である場合には,親会議室の開催期間 終了日まで延期できます。

次の図は親会議室の開催期間を超えてしまうような指定をした場合の例です。図の状況では,子会議室の開催期間を延長したことによって,子会議室の参照期間が親会議室の参照期間を超えるような状況が起こっています。このとき,日付は,開催期間と参照期間の両方とも親会議室の日付とあわせるように設定されます。

図4-7 親会議室の期間を超えてしまうような指定をした場合

[図データ]

オプション

-fid 会議室ID

期間を延長する会議室の会議室IDを指定します。

-date 日付

期間を延長する場合,新たに設定する日付を指定します。

日付は,yyyyMMddの形式で指定します。yyyyは西暦,MMは月,ddは日を示します。

延期対象日より未来の日付を指定してください。

注意事項

戻り値

0会議室の期間延長に成功した。
コマンドを二重起動した。
1会議室の期間延長に失敗した。

使用例

会議室ID(0025)の会議室の日付を延期します。

> frmext -fid 25 -date 20061001