3.10 ファイルからスケジュールを登録する

この節ではCSV形式のファイルからスケジュールを登録する方法について説明します。

ファイルからスケジュールを登録すると,内容の異なる複数のスケジュールを一括して登録できます。

操作

  1. スケジュールの入力元のファイル(CSV形式)を作成します。
    入力元のファイルのフォーマットを次に示します。
    "スケジュールの種別","タイムゾーンのエリアID","日付","開始時刻","終了日付","終了時刻","行先","区分","用件","略記","メモ"
    マニュアル上では折り返していますが,実際は1行で記述してください。また,各項目は必ず「"」で囲んでください。
    ファイルに記述する項目の詳細を次の表に示します。

    表3-1 入力元のファイルに記述する項目の詳細

    項番項目説明デフォルト値指定要否
    1スケジュールの種別次のどちらかを記述します。
    時間指定スケジュールの場合:t
    イベントスケジュールの場合:e
    なし
    2タイムゾーンのエリアIDタイムゾーンのエリアIDはグローバルモードの場合だけ記述します。
    スケジュールサーバに登録されているタイムゾーンのエリアIDを記述します。
    タイムゾーンのエリアIDを確認するには,[ファイル出力]画面で[タイムゾーン]ラジオボタンを選択してからファイルを出力します。詳細は,「3.9 スケジュールをファイルに保存する」を参照してください。
    Groupmax Scheduler Serverに登録されているデフォルトのタイムゾーンのエリアID
    3日付スケジュールを登録する日付をYYYY/MM/DD形式で記述します。
    グローバルモードの場合は,スケジュールの開始日付を記述してください。
    (凡例)
    YYYY:西暦
    MM:月
    DD:日
    なし
    4開始時刻スケジュールの開始時刻をhh:mm形式で記述します。00:00~24:00の時間を記述してください。
    (凡例)
    hh:時
    mm:分
    なし
    5終了日付終了日付はグローバルモードの場合だけ記述します。
    スケジュールの終了日付をYYYY/MM/DD形式で記述します。
    (凡例)
    YYYY:西暦
    MM:月
    DD:日
    開始日付と同じ日付
    6終了時刻スケジュールの終了時刻をhh:mm形式で記述します。00:00~24:00,かつ開始時刻に記述した時間よりあとの時間を記述してください。
    (凡例)
    hh:時
    mm:分
    なし
    7行先行先を80バイトまでの文字列で記述します。全角40文字までを目安に記述してください。
    グローバルモードの場合は,255バイトまで記述できます。全角80文字までを目安に記述してください。
    なし
    8区分スケジュールサーバに登録されている区分名を記述します。[スケジュール予約]画面の[区分]で区分名を確認して,記述してください。
    グローバルモードの場合は,区分IDを記述します。
    区分IDを確認するには,[ファイル出力]画面で[区分]ラジオボタンを選択してからファイルを出力してください。詳細は,「3.9 スケジュールをファイルに保存する」を参照してください。
    [設定]画面([全般]タブを選択している場合)で指定したデフォルトの区分
    9用件用件を80バイトまでの文字列で記述します。全角40文字までを目安に記述してください。
    グローバルモードの場合は,255バイトまで記述できます。全角80文字までを目安に記述してください。
    なし
    10略記略記を6バイトまでの文字列で記述します。全角3文字までを目安に記述してください。
    グローバルモードの場合は,64バイトまで記述できます。全角20文字までを目安に記述してください。
    用件に指定した文字列の先頭6バイト(半角6文字,または全角3文字)
    11メモメモを80バイトまでの文字列で記述します。全角40文字までを目安に記述してください。
    グローバルモードの場合は,255バイトまで記述できます。全角80文字までを目安に記述してください。
    なし
    (凡例)
    ◎:必ず指定します。
    ○:グローバルモードの場合だけ任意で指定します。
    △:グローバルモードかどうかに関係なく,任意で指定します。
    注※
    時間指定スケジュールを登録する場合だけ指定します。イベントスケジュールの場合は,値を指定しても無視されます。

     
    作成したファイルはCSV形式で保存してください。ファイル名は任意に指定できます。ファイル保存時にファイルの文字コードを必ず確認してください。なお,日本語版のWindowsを使用している場合,Windowsのメモ帳やExcelを使用してファイルを作成すると,文字コードはShift-JISになります。
  2. スケジュール調整画面を表示します。
    スケジュール調整画面の表示方法については,「1.11 スケジュール調整画面を表示する」を参照してください。
  3. スケジュール調整画面で[オプション▼]-[ファイル入力]を選択します。
    [ファイル入力]画面が表示されます。[ファイル入力]画面については,「7.3.8 [ファイル入力]画面」を参照してください。
  4. [ファイル入力]画面の[参照...]ボタンをクリックします。
    Windowsのファイル指定ダイアログが表示されます。
  5. Windowsのファイル指定ダイアログで,スケジュールの入力元のファイル(CSV形式)を選択して[開く]ボタンをクリックします。
    [ファイル入力]画面の[ファイル]テキストボックスに,ファイル名が表示されます。
    間違ったファイル名を指定した場合は,[ファイル]テキストボックスからファイル名を消去して,指定し直してください。
  6. [入力ファイルの文字コード]ドロップダウンリストで,ファイルの文字コードを指定します。
    文字コードは,次のどちらかから選択できます。
    • 日本語
      [入力ファイルの文字コード]ドロップダウンリストで[Shift-JIS 日本語]を選択します。
    • 多言語(日本語および英語以外の言語を含むスケジュールの場合)
      [入力ファイルの文字コード]ドロップダウンリストで[Unicode(UTF-8) 多言語]を選択します。
    注意
    文字コードを正しく指定しないと,スケジュールが文字化けして登録されます。
  7. [登録]メニューをクリックします。
    [ファイル入力]画面にメッセージが表示されて,ファイルからスケジュールが登録されます。
    登録に失敗したスケジュールがある場合は,[警告/エラー一覧]領域にメッセージが表示されます。表示されたメッセージを参照して対処してから,操作し直してください。メッセージの詳細は,「付録C メッセージ」を参照してください。
    注意
    [入力ファイルの文字コード]ドロップダウンリストで[Shift-JIS 日本語]を選択し,入力するファイルのスケジュール登録内容に機種依存文字を含んでいるときに,文字化けする場合があります。