メールに添付されたファイルの内容を全文検索するためには,HiRDB Text Search Plug-inの全文検索用データ登録コマンド(TSPIndexer)を使用して,全文検索用のデータを登録します。
全文検索用データ登録コマンドの使用方法は,マニュアル「HiRDB Text Search Plug-in Index Generator」を参照してください。
- 注意事項
- 負荷分散構成として,データベースサーバを別マシンで構成した場合は,Collaboration - Mailが提供する制御情報ファイルを複写して使用してください。
- 制御情報ファイルは,次に示すファイルを使用してください。
Collaboration - Mailインストールディレクトリ¥sample¥hptl_clb_cml_generator.txt
なお,Windowsのメモ帳を使用してこのファイルを編集すると,ファイルを保存したときに,ファイルの先頭に「BOM」と呼ばれる制御コードが自動的に挿入されてしまいます。このため,Windowsのメモ帳で編集したファイルを使用すると,エラーになる場合があります。ファイルを変更する場合は,必ずWindowsのメモ帳以外のテキストエディタを使用してください。
また,次の項目はユーザ環境に合わせて変更してください。
・認可識別子
・エラー情報出力先のパスとファイル
・HiRDBのバージョン
- Collaboration - Mailは,データベースを含めデータの文字コードとしてUTF-8を前提としているため,全文検索用データ登録コマンドのオプションとして,「-c utf-8」を指定してください。
全文検索用のデータに対して,HiRDB Text Search Plug-inのインデクス作成開始ユティリティ(phnstartidx)を使用して,n-gramインデクスを作成します。
インデクス作成開始ユティリティ(phnstartidx)の使用方法は,マニュアル「HiRDB 全文検索プラグイン HiRDB Text Search Plug-in Version 9」を参照してください。
インデクス作成開始ユティリティのコマンド引数の指定方法を次に示します。
- -d インデクス識別子
インデクス登録対象となるインデクス識別子を指定します。idx_apdfile2を指定してください。
- -w 同時実行指定
このユティリティと検索処理を同時に実行するかどうか,またはこのユティリティと遅延登録を同時に実行するかどうかを指定します。検索も同時に実行されるため,必ずnowait_with_updateを指定してください。
- -l ログ取得方式
インデクス登録処理でのログ取得方式を指定します。登録・検索の同時実行モードで動作させるため,次のように指定してください。
- バックアップ運用する場合
-l p
- バックアップ運用しない場合
-l a
- 指定例
- バックアップ運用する場合
phnstartidx -d idx_apdfile2 -l p -w nowait_with_update
- バックアップ運用しない場合
phnstartidx -d idx_apdfile2 -l a -w nowait_with_update
- 注意事項
- 全文検索用データ登録コマンドとインデクス作成開始ユティリティは同時に実行しないでください。