2.6.12 HiRDBの環境変数グループの設定

Collaboration - Mailは,uCosminexus Portal Framework上で動作するアプリケーションです。このため,HiRDBの設定がほかのアプリケーションと干渉しないように,HiRDBの環境変数グループを設定します。この環境変数グループをuCosminexus Application Server Standardに引き継ぎます。

なお,この環境変数グループの名称は「HPTLCLBCML」としてください。

HiRDBクライアント環境変数登録ツールを使って,環境変数グループに設定する項目を次の表に示します。

表2-11 設定項目

項番項目機能設定内容
1PDCLTCNVMODE文字コード変換をしないで,データをそのまま受け渡します。NOUSE
2PDBLKFHiRDBサーバからHiRDBクライアントに検索結果を転送するときの,1回の転送処理で送られる行数を指定します。50
性能測定を実施し,サーバマシンの性能に見合った数値を指定します。
3PDISLLVLSQL文のデータ保証レベルを指定します。0
4PDLOCKSKIP無排他条件判定をするかどうかを指定します。YES
5PDIPCサーバとクライアントが同一ホストにある場合の,プロセス間の通信方法を指定します。アプリケーションサーバとデータベースサーバが同一マシンにある場合,MEMORYを指定します。
6PDSWATCHTIMEトランザクション外のHiRDBサーバが,HiRDBクライアントからの要求に応答してから,次にHiRDBクライアントから要求があるまでのHiRDBサーバの最大待ち時間を指定します。0
7PDCWAITTIMEHiRDBクライアントがHiRDBサーバに要求をしてから,応答が戻ってくるまでのHiRDBクライアントの最大待ち時間を指定します。180
8PDSWAITTIMEトランザクション中のHiRDBクライアントに,HiRDBサーバが応答してから,次に要求があるまでの最大待ち時間を指定します。180
9PDCLTPATHHiRDBクライアントが作成するSQLトレースファイルおよびエラーログファイルの格納先ディレクトリを指定します。任意で指定します。
値を指定する場合は,コネクション単位で指定してください。

PDHOSTなどデータベース接続に必要な項目は,システムに合わせて設定してください。

設定方法の詳細は,マニュアル「ノンストップデータベース HiRDB Version 9 UAP開発ガイド」を参照してください。