付録G.2 Groupmax通信ライブラリのトレースファイル

Groupmax通信ライブラリのトレースファイルの出力形式,および出力される内容について説明します。

出力される内容に従って,障害要因の確認・対策を実施してください。

Groupmax通信ライブラリトレースファイルは,プロパティファイルで指定した場所に出力されます。トレースファイル出力先の指定方法の詳細は,「2.13.4(1) トレース出力先の指定(TracePath)」を参照してください。

Groupmax通信ライブラリトレースファイルの出力形式を次に示します。

図G-1  Groupmax通信ライブラリのトレースファイルの出力形式

[図データ]

トレースファイルの各項目の詳細を次に示します。

表G-1 トレースファイルの各項目の詳細

項番カラム名内容説明
1番号トレースレコードの個番(4けた)
2日付トレースの取得日付
yyyy/mm/dd
yyy:年
mm:月
dd:日
3時刻トレースの取得時刻
hh:mm:ss.sss
hh:時
mm:分
ss:秒
sss:ミリ秒
4AP名アプリケーション識別名「MRC」
が出力されます。
5pidプロセス識別子JavaVMがRuntimeのインスタンスに付与したハッシュ値が出力されます。
6tidスレッド識別子JavaVMがThreadのインスタンスに付与したハッシュ値が出力されます。
7メッセージIDメッセージIDメッセージのIDが出力されます。
8種別イベント種別トレースの契機となるイベント種別が出力されます。
それぞれのイベント種別の意味を次に示します。
  • FB
    関数の開始
  • FE
    関数の終了
  • EC
    例外の発生
  • PB
    他プログラムの呼び出し
  • PE
    ほかのプログラムからの戻り
  • CP
    任意のチェックポイントイベント
  • OC
    特定オブジェクトの生成
  • OD
    特定オブジェクトの終了
9メッセージテキストメッセージテキスト例外時にはエラーメッセージテキストが出力されます。
そのほかの場合は,トレース情報が出力されます。
出力されるメッセージは0~4095バイトです。