Groupmax通信ライブラリの各プロパティの詳細について説明します。
トレースの出力先を指定します。ただし,日本語を含むディレクトリは指定できません。また,フォルダの区切りには「¥¥」を使用してください。指定したフォルダが存在していない場合は,指定した場所に,新しくフォルダが作成されます。
この値は省略できません。
なお,出力されるログファイルの名称は「hptl_clb_mrc_X.log」です。「X」にはログファイルの面数が表示されます。
デフォルト値:Collaboration Portalインストールディレクトリ¥¥clb_home¥¥log
トレースファイルの面数を指定します。2面~16面の範囲で指定してください。
この設定は省略できます。プロパティ名もしくは値を指定しない場合,または不正な値を指定した場合は,「2」が設定されます。
デフォルト値:2
トレースファイルのサイズを指定します。4,096~2,147,483,647バイトの範囲で指定してください。
この設定は省略できます。プロパティ名もしくは値を指定しない場合,または不正な値を指定した場合は,「20971520」が設定されます。
デフォルト値:20971520
トレースレベルを指定します。値は10,20,30,40のどれかを指定してください。
この設定は省略できます。プロパティ名もしくは値を指定しない場合,または不正な値を指定した場合は,「30」が設定されます。
デフォルト値:30
トレースレベルと出力基準を次の表に示します。
表2-24 トレースレベルと出力基準
トレース レベル | 出力基準 |
---|---|
10 | 発生したすべての例外をトレースし,出力します。 |
20 | 再現性のある障害に対し,障害の発生元となるコンポーネントを明確に切り分けるために使用するトレースレベルです。 |
30 | 障害の個所を詳細に特定するために使用するトレースレベルです。主なメンバ関数の開始や終了の情報を取得します。 |
40 | 障害の個所を詳細に特定するために使用するトレースレベルです。すべてのメンバ関数の開始や終了の情報を取得します。 |
Groupmax Mail Serverのポート番号を指定します。0~65,535の範囲で指定してください。
この設定は省略できます。プロパティ名もしくは値を指定しない場合,または不正な値を指定した場合は,「9100」が設定されます。
デフォルト値:9100
認証サーバのポート番号を指定します。0~65,535の範囲で指定してください。
この設定は省略できます。プロパティ名もしくは値を指定しない場合,または不正な値を指定した場合は,「9052」が設定されます。
デフォルト値:9052
認証サーバのホスト名を指定します。
この設定は省略できます。プロパティ名もしくは値を指定しない場合,または不正な値を指定した場合は,「localhost」が設定されます。
デフォルト値:localhost
Groupmax Mail Serverとのコネクションが切断された場合に,再接続をするかどうかを指定します。「true」または「false」を指定してください。
この設定は省略できます。プロパティ名もしくは値を指定しない場合,または不正な値を指定した場合は,「true」が設定されます。
デフォルト値:true
受信できるメール本文のサイズの上限値をバイト単位で指定します。10,240~1,048,576バイトの範囲で指定してください。
この設定は省略できます。プロパティ名もしくは値を指定しない場合,または不正な値を指定した場合は,「512000」が設定されます。
デフォルト値:512000
指定したサイズを超えたメールを受信した場合は,指定したサイズまでの内容を取得します。
宛先に指定したE-mailアドレスのフォーマットをチェックするかどうかを指定します。「true」または「false」を指定してください。
この設定は省略できます。プロパティ名もしくは値を指定しない場合,または不正な値を指定した場合は,「true」が設定されます。
デフォルト値:true
認証サーバ,Groupmax Mail Serverとの通信のタイムアウト時間をミリ秒単位で指定します。0~2,147,483,647の範囲で指定してください。
この設定は省略できます。プロパティ名もしくは値を指定しない場合,または不正な値を指定した場合は,「300000」が設定されます。
デフォルト値:300000
兼任機能を使用している場合に,宛先台帳にユーザを登録するとき,兼任ユーザのニックネームから主体ユーザのE-mailアドレスを取得するかどうかを指定します。「true」または「false」を指定してください。
主体ユーザのE-mailアドレスを取得する設定の場合,兼任ユーザにグループ宛先台帳の参照権や変更権などの権限を設定すると,主体ユーザに権限が設定されます。
この設定は省略できます。プロパティ名もしくは値を指定しない場合,または不正な値を指定した場合は,「false」が設定されます。
デフォルト値:false