Collaboration - Mailは,uCosminexus Portal Framework上で動作するアプリケーションです。このため,HiRDBの設定がほかのアプリケーションと干渉しないように,HiRDBの環境変数グループを設定します。この環境変数グループをuCosminexus Application Server Standardに引き継ぎます。
なお,この環境変数グループの名称は「HPTLCLBCML」としてください。
HiRDBクライアント環境変数登録ツールを使って,環境変数グループに設定する項目を次の表に示します。
表2-11 設定項目
項番 | 項目 | 機能 | 設定内容 |
---|---|---|---|
1 | PDCLTCNVMODE | 文字コード変換をしないで,データをそのまま受け渡します。 | NOUSE |
2 | PDBLKF | HiRDBサーバからHiRDBクライアントに検索結果を転送するときの,1回の転送処理で送られる行数を指定します。 | 50 性能測定を実施し,サーバマシンの性能に見合った数値を指定します。 |
3 | PDISLLVL | SQL文のデータ保証レベルを指定します。 | 0 |
4 | PDLOCKSKIP | 無排他条件判定をするかどうかを指定します。 | YES |
5 | PDIPC | サーバとクライアントが同一ホストにある場合の,プロセス間の通信方法を指定します。 | アプリケーションサーバとデータベースサーバが同一マシンにある場合,MEMORYを指定します。 |
6 | PDSWATCHTIME | トランザクション外のHiRDBサーバが,HiRDBクライアントからの要求に応答してから,次にHiRDBクライアントから要求があるまでのHiRDBサーバの最大待ち時間を指定します。 | 0 |
7 | PDCWAITTIME | HiRDBクライアントがHiRDBサーバに要求をしてから,応答が戻ってくるまでのHiRDBクライアントの最大待ち時間を指定します。 | 180 |
8 | PDSWAITTIME | トランザクション中のHiRDBクライアントに,HiRDBサーバが応答してから,次に要求があるまでの最大待ち時間を指定します。 | 180 |
9 | PDCLTPATH | HiRDBクライアントが作成するSQLトレースファイルおよびエラーログファイルの格納先ディレクトリを指定します。 | 任意で指定します。 値を指定する場合は,コネクション単位で指定してください。 |
PDHOSTなどデータベース接続に必要な項目は,システムに合わせて設定してください。
設定方法の詳細は,マニュアル「ノンストップデータベース HiRDB Version 9 UAP開発ガイド」を参照してください。