3.2 メールの本文に挿入した配布URLにアクセス権を設定する機能の設定

個人フォルダに格納されているファイルの配布URLを挿入したメールの送信時に,ファイルのアクセス権を設定する機能を有効にする方法について説明します。

この機能を有効にすることで,あらかじめファイルにアクセス権を設定する必要がなくなります。また,メールの宛先に指定したユーザ全員にアクセス権を設定できるため,アクセス権の設定し忘れを防げます。

個人フォルダのファイルのアクセス権を設定する機能を有効にするには,hptl_clb_cml.propertiesのhptl_clb_cml_maxParseCountに,1~10の値を指定します。

hptl_clb_cml_maxParseCountの詳細は,「2.11.4(45) メール送信時にアクセス権を設定する対象に数える配布URLの最大値の指定(hptl_clb_cml_maxParseCount)」を参照してください。

ただし,Groupmax Address Serverまたはディレクトリサーバに登録されていない宛先には,アクセス権は設定されません。

このため,個人フォルダのファイルのアクセス権を設定する機能を有効にする場合は,hptl_clb_cml.propertiesのhptl_clb_cml_checkEmailAddressLevelに「2」を指定することをお勧めします。この設定をすることで,メールの送信時に,宛先がGroupmax Address Serverまたはディレクトリサーバに登録されているかどうかを確認できます。

hptl_clb_cml_checkEmailAddressLevelの詳細は,「2.11.4(32) E-mailアドレスの確認レベルの指定(hptl_clb_cml_checkEmailAddressLevel)」を参照してください。

注意
配布URLと通常のURLを混在して挿入した場合,通常のURLもアクセス権を設定する対象に数えられます。hptl_clb_cml.propertiesのhptl_clb_cml_maxParseCountに値を設定するときは,通常のURLもアクセス権を設定する対象に数えられることを考慮にいれて値を決定してください。
なお,同じURLを複数挿入した場合は,重複するURLがすべてアクセス権を設定する対象に数えられます。