2.11.4 プロパティファイルの詳細(Collaboration - Mail)

Collaboration - Mailの各プロパティの詳細について説明します。

<この項の構成>
(1) Groupmax Mail Serverアドレスの指定(hptl_clb_cml_gmax_hostname)
(2) Groupmax Mail Serverのポート番号の指定(hptl_clb_cml_gmax_mail_port)
(3) Groupmax Mail Serverの認証ポート番号の指定(hptl_clb_cml_gmax_auth_port)
(4) 添付ファイルサイズ合計の上限値の指定(hptl_clb_cml_max_attached_filesize)
(5) ログ出力先のフォルダの指定(hptl_clb_cml_logPath)
(6) ログレベルの指定(hptl_clb_cml_logLevel)
(7) ログファイル面数の指定(hptl_clb_cml_logFileNum)
(8) ログファイルサイズの指定(hptl_clb_cml_logfileSize)
(9) ログファイルの文字コードの指定(hptl_clb_cml_logEncoding)
(10) メール保存用のデータベースのスキーマ名の指定(hptl_clb_cml_db_schema)
(11) フィルタリング条件の履歴を保存する個数の指定(hptl_clb_cml_filter_history)
(12) ワークファイルを作成するフォルダの指定(hptl_clb_cml_workFolderPath)
(13) E-mailアドレスとして判別するかどうかの指定(hptl_clb_cml_addressCheck)
(14) [メール]ポートレットを別ウィンドウに表示させたときの幅の指定(hptl_clb_cml_mainWindowWidth)
(15) [メール]ポートレットを別ウィンドウに表示させたときの高さの指定(hptl_clb_cml_mainWindowHeight)
(16) [メール作成]ウィンドウの幅の指定(hptl_clb_cml_editmailWidth)
(17) [メール作成]ウィンドウの高さの指定(hptl_clb_cml_editmailHeight)
(18) 別ウィンドウ表示画面の幅の指定(hptl_clb_cml_viewmailWidth)
(19) 別ウィンドウ表示画面の高さの指定(hptl_clb_cml_viewmailHeight)
(20) [宛先台帳]画面の幅の指定(hptl_clb_cml_addressbookWidth)
(21) [宛先台帳]画面の高さの指定(hptl_clb_cml_addressbookHeight)
(22) アプリケーション名の指定(hptl_clb_cml_application_name)
(23) 文字コードの指定(hptl_clb_cml_character_encoding)
(24) コンテントタイプの指定(hptl_clb_cml_jsp_content_type)
(25) データソース名の指定(hptl_clb_cml_jndi_datasource_name)
(26) uCosminexus Portal Framework以外のシングルサインオンプログラムでユーザ認証して,Groupmax Mail Serverへ接続するかどうかの指定(hptl_clb_cml_single_sign_on_login)
(27) [メール送信時,宛先確認画面を必ず表示する。]チェックボックスを変更可能にするかどうかの指定(hptl_clb_cml_unchangeableAddressCheck)
(28) 宛先にE-mailコメントとして名前を設定してメールを送信できるようにするかどうかの指定(hptl_clb_cml_useEmailComment)
(29) 保存できる署名の数の上限の指定(hptl_clb_cml_max_signature_num)
(30) メールファイル(ファイル名.mlf)を表示する前に確認するかどうかの指定(hptl_clb_cml_fromMLF)
(31) 署名のタイトルに指定できる文字数の上限の指定(hptl_clb_cml_max_signature_name_size)
(32) E-mailアドレスの確認レベルの指定(hptl_clb_cml_checkEmailAddressLevel)
(33) [宛先確認]画面の[所属組織]に表示される組織名の指定(hptl_clb_cml_displayOrgName)
(34) エージェント機能を使用するかどうかの指定(hptl_clb_cml_useAgent)
(35) 使用するGroupmax Agent Serverの台数の指定(hptl_clb_cml_agent_server_num)
(36) Groupmax Agent Serverのホスト名またはIPアドレスの指定(hptl_clb_cml_agent_hostname_XX)
(37) Groupmax Agent Serverのポート番号の指定(hptl_clb_cml_agent_port_XX)
(38) Groupmax Agent Serverの名称の指定(hptl_clb_cml_agent_name_XX)
(39) Groupmax Agent Serverのタイムアウト時間の指定(hptl_clb_cml_agent_timeout_XX)
(40) 送信者または宛先の表示言語の指定(hptl_clb_cml_standard_language)
(41) メール保存用のデータベースを使用するかどうかの指定(hptl_clb_cml_useDatabase)
(42) データベースに保存できるメールのサイズの上限値の指定(hptl_clb_cml_maxSaveMailSize)
(43) メールサーバから取得するメールの上限数の指定(hptl_clb_cml_receiveSizeMax)
(44) 宛先の判別方法の指定(hptl_clb_cml_addrJudgeLogic)
(45) メール送信時にアクセス権を設定する対象に数える配布URLの最大値の指定(hptl_clb_cml_maxParseCount)
(46) ファイルが添付されているメールが送信された場合にメッセージを表示するかどうかの指定(hptl_clb_cml_attention_AttachedFile)
(47) 兼任ユーザの宛先から主体ユーザのE-mailアドレスを取得するかどうかの指定(hptl_clb_cml_getMainEmailAddress)
(48) [宛先をクリップボードへコピー]メニューを表示するかどうかの指定(hptl_clb_cml_displayCopyClipboardMenu)
(49) メール作成時にファイルの添付方法を選択できるようにするかどうかの設定(hptl_clb_cml_saveFileShare)
(50) ファイル共有に登録できなかったファイルをメールに添付するかどうかの設定(hptl_clb_cml_errorSaveFile)
(51) ファイル共有のファイルを添付するときに警告メッセージを表示させるかどうかの設定(hptl_clb_cml_warnAttachedFileSharing)
(52) 署名および配布URLのメール本文への挿入位置を変更できるようにするかどうかの設定(hptl_clb_cml_AutomaticInsertionPoint)
(53) 一覧情報をキャッシュに保存するかどうかの指定(hptl_clb_cml_cacheTemporaryList)
(54) [受信メール一覧]画面,および[送信済みメール一覧]画面から,データベースへメールを保存できるようにするかどうかの指定(hptl_clb_cml_saveMailListScreen)
(55) [受信メール一覧]画面,および[送信済みメール一覧]画面から,データベースへメールを移動できるようにするかどうかの指定(hptl_clb_cml_moveMailListScreen)
(56) 添付ファイルを表示する形式の指定(hptl_clb_cml_attachFileDisplayStyle)
(57) 外部宛先のE-mailコメントとE-mailアドレスのどちらを優先して表示するかの指定(hptl_clb_cml_priorityExternalAddressType)
(58) 定期的に新着メールの有無を確認できるようにするかどうかの指定(hptl_clb_cml_checkNewMail)
(59) 新着メールの有無を確認する間隔の最小値の指定(hptl_clb_cml_checkIntervalMin)
(60) 一つの宛先台帳に登録できるフォルダおよび宛先の上限の指定(hptl_clb_cml_adbk_maxEntryNum)
(61) グループ宛先台帳を使用するかどうかの指定(hptl_clb_cml_adbk_group_access_set)
(62) グループ宛先台帳を作成できるユーザの指定(hptl_clb_cml_adbk_group_create_user_list)
(63) グループ宛先台帳を作成できる組織の指定(hptl_clb_cml_adbk_group_create_org_list)
(64) グループ宛先台帳の作成時に所有者を変更できるかどうかの指定(hptl_clb_cml_adbk_specify_owner_create_group)
(65) グループ宛先台帳の設定変更時に所有者を変更できるかどうかの指定(hptl_clb_cml_adbk_specify_owner_edit_group)
(66) グループ宛先台帳の所有者がグループ宛先台帳を削除できるかどうかの指定(hptl_clb_cml_adbk_group_delete)
(67) 宛先台帳の宛先一覧をソートできるようにするかどうかの指定(hptl_clb_cml_adbk_sort_address_list)
(68) メールの振り分けができるようにするかどうかの指定(hptl_clb_cml_sortOut)
(69) ナビゲーションビューに振り分けフォルダへのショートカットを表示できるようにするかどうかの指定(hptl_clb_cml_displaySortOutFolderShortcut)

(1) Groupmax Mail Serverアドレスの指定hptl_clb_cml_gmax_hostname

Groupmax Mail Serverのアドレスを指定します。この設定は初期状態でコメントアウトされていますので,必ずコメント記号を削除し,必要に応じて指定値を変更してください。

デフォルト値:localhost

(2) Groupmax Mail Serverのポート番号の指定hptl_clb_cml_gmax_mail_port

Groupmax Mail Serverのポート番号を指定します。この設定は省略できません。

デフォルト値:9100

(3) Groupmax Mail Serverの認証ポート番号の指定hptl_clb_cml_gmax_auth_port

Groupmax Mail Serverの認証ポート番号を指定します。この設定は省略できません。

デフォルト値:9052

(4) 添付ファイルサイズ合計の上限値の指定hptl_clb_cml_max_attached_filesize

メールに添付できるファイルのサイズの合計の制限値をMB単位で指定します。値は1MB~10MBの範囲で指定してください。この設定は省略できません。

デフォルト値:5

注意
Groupmax Mail Serverのgmpublicinfoファイルに設定されている環境変数MAX_MAIL_SIZE(送信メールサイズの最大値)の値を超えないように設定してください。
Groupmax Mail Serverのgmpublicinfoファイルの詳細は,マニュアル「Groupmax Address/Mail Version 7 システム管理者ガイド 基本操作編」を参照してください。

(5) ログ出力先のフォルダの指定hptl_clb_cml_logPath

ログファイルの出力先のフォルダを指定します。ただし,日本語を含むフォルダは指定できません。また,フォルダの区切りには「¥¥」を使用してください。

この設定は省略できません。

なお,出力されるログファイルの名称は「hptl_clb_cmlX.log」です。「X」にはログファイルの面数が表示されます。

デフォルト値:Collaboration Portalインストールディレクトリ¥¥clb_home¥¥log

注意
Groupmax通信ライブラリのプロパティファイルのトレース出力先およびRAS用confファイルのログ出力先は,ここで指定したフォルダと同じフォルダを指定してください。
Groupmax通信ライブラリのプロパティファイルの設定項目「トレース出力先」については,「2.13.4(1) トレース出力先の指定(TracePath)」を参照してください。RAS用Confファイルについては,「付録G.3 RAS用Confファイルの設定」を参照してください。

(6) ログレベルの指定hptl_clb_cml_logLevel

ログレベルを指定します。値は-1,10,20,30,40のどれかを指定してください。この設定は省略できません。

デフォルト値:20

ログレベルと出力基準を次の表に示します。

表2-18 ログレベルと出力基準

ログ
レベル
出力基準
-1トレース情報を出力しません。
10発生したすべての例外をトレースし,出力します。
20再現性のある障害に対し,障害の発生元となるコンポーネントを明確に切り分けるために使用するログレベルです。
30障害の個所を詳細に特定するために使用するログレベルです。主なメンバ関数の開始や終了の情報を取得します。
40障害の個所を詳細に特定するために使用するログレベルです。すべてのメンバ関数の開始や終了の情報を取得します。

(7) ログファイル面数の指定hptl_clb_cml_logFileNum

ログファイルの面数を指定します。値は1面~16面の範囲で指定してください。この設定は省略できません。

デフォルト値:16

(8) ログファイルサイズの指定hptl_clb_cml_logfileSize

ログファイルのサイズをバイト単位で指定します。値は4,096~2,147,483,647バイトの範囲で指定してください。この設定は省略できません。

デフォルト値:10485760

(9) ログファイルの文字コードの指定hptl_clb_cml_logEncoding

ログファイルの文字コードを指定します。指定できる文字コードはHNTRLib2の設定に従います。この設定は省略できません。

デフォルト値:UTF-8

(10) メール保存用のデータベースのスキーマ名の指定hptl_clb_cml_db_schema

メール保存用のデータベースのスキーマ名を指定します。hptl_clb_cml_useDatabaseに「On」を指定した場合は,必ず指定してください。

メール保存用のデータベースを使用しない場合は,指定しません。

デフォルト値:空白行

(11) フィルタリング条件の履歴を保存する個数の指定hptl_clb_cml_filter_history

フィルタリング条件として指定した主題,送信者および宛先を履歴として保存する個数を指定します。値は1~15の範囲で指定してください。

フィルタリング条件の履歴が設定した値を超えた場合,古いものから順に削除されます。

この設定は省略できます。プロパティ名もしくは値を指定しない場合,または不正な値を指定した場合は,「15」が設定されます。

デフォルト値:15

(12) ワークファイルを作成するフォルダの指定hptl_clb_cml_workFolderPath

受信メール・送信済みメールの本文および添付ファイルの取得時にワークファイルを使用する場合は,ワークファイルを作成するフォルダを指定します。ただし,日本語を含むフォルダは指定できません。また,フォルダの区切りには「¥¥」を使用してください。

このプロパティは,インストール時の初期値には「Collaboration - Mailインストールディレクトリ¥¥temp¥¥cml¥¥work」が指定されていますが,設定を省略した場合(デフォルト)はカレントディレクトリが指定されます。

通常はこのプロパティを指定する必要はありません。

デフォルト値:カレントディレクトリ

(13) E-mailアドレスとして判別するかどうかの指定hptl_clb_cml_addressCheck

メールを送信するときに,「@」を含む宛先をE-mailアドレスとして判別するかどうかを指定します。「auto」または「nickname」を指定してください。

この設定は省略できます。プロパティ名もしくは値を指定しない場合,または不正な値を指定した場合は,「auto」が設定されます。

「auto」を指定した場合
「@」を含む宛先がE-mailアドレスとして判別されます。それ以外の宛先はニックネームとして判別されます。
「nickname」を指定した場合
すべての宛先がニックネームとして判別されます。

デフォルト値:auto

注意
ニックネームに「@」が含まれる運用をしている場合だけ,「nickname」を指定してください。それ以外の場合は,「auto」を指定してください。

(14) [メール]ポートレットを別ウィンドウに表示させたときの幅の指定hptl_clb_cml_mainWindowWidth

[メール]ポートレットを別ウィンドウに表示させた場合の,画面の幅をピクセル単位で指定します。

この設定は省略できます。プロパティ名もしくは値を指定しない場合,または不正な値を指定した場合は,「750」が設定されます。

デフォルト値:750

(15) [メール]ポートレットを別ウィンドウに表示させたときの高さの指定hptl_clb_cml_mainWindowHeight

[メール]ポートレットを別ウィンドウに表示させた場合の,画面の高さをピクセル単位で指定します。

この設定は省略できます。プロパティ名もしくは値を指定しない場合,または不正な値を指定した場合は,「570」が設定されます。

デフォルト値:570

(16) [メール作成]ウィンドウの幅の指定hptl_clb_cml_editmailWidth

[メール作成]画面を表示させた場合の,画面の幅をピクセル単位で指定します。

この設定は省略できます。プロパティ名もしくは値を指定しない場合,または不正な値を指定した場合は,「670」が設定されます。

デフォルト値:670

(17) [メール作成]ウィンドウの高さの指定hptl_clb_cml_editmailHeight

[メール作成]画面を表示させた場合の,画面の高さをピクセル単位で指定します。

この設定は省略できます。プロパティ名もしくは値を指定しない場合,または不正な値を指定した場合は,「480」が設定されます。

デフォルト値:480

(18) 別ウィンドウ表示画面の幅の指定hptl_clb_cml_viewmailWidth

次に示す画面を表示させた場合の,画面の幅をピクセル単位で指定します。

この設定は省略できます。プロパティ名もしくは値を指定しない場合,または不正な値を指定した場合は,「670」が設定されます。

デフォルト値:670

(19) 別ウィンドウ表示画面の高さの指定hptl_clb_cml_viewmailHeight

次に示す画面を表示させた場合の,画面の高さをピクセル単位で指定します。

この設定は省略できます。プロパティ名もしくは値を指定しない場合,または不正な値を指定した場合は,「480」が設定されます。

デフォルト値:480

(20) [宛先台帳]画面の幅の指定hptl_clb_cml_addressbookWidth

[宛先台帳]画面を表示させた場合の,画面の幅をピクセル単位で指定します。

この設定は省略できます。プロパティ名もしくは値を指定しない場合,または不正な値を指定した場合は,「810」が設定されます。

デフォルト値:810

(21) [宛先台帳]画面の高さの指定hptl_clb_cml_addressbookHeight

[宛先台帳]画面を表示させた場合の,画面の高さをピクセル単位で指定します。

この設定は省略できます。プロパティ名もしくは値を指定しない場合,または不正な値を指定した場合は,「490」が設定されます。

デフォルト値:490

(22) アプリケーション名の指定hptl_clb_cml_application_name

アプリケーション名を指定します。「hptlclbcml」で固定です。この設定は省略できません。

デフォルト値:hptlclbcml

(23) 文字コードの指定hptl_clb_cml_character_encoding

文字コードを指定します。「UTF-8」で固定です。この設定は省略できません。

デフォルト値:UTF-8

(24) コンテントタイプの指定hptl_clb_cml_jsp_content_type

コンテントタイプを指定します。「text/html;charset=UTF-8」で固定です。この設定は省略できません。

デフォルト値:text/html;charset=UTF-8

(25) データソース名の指定hptl_clb_cml_jndi_datasource_name

データソース名を指定します。「java:comp/env/jdbc/CMLDB」で固定です。この設定は省略できません。

デフォルト値:java:comp/env/jdbc/CMLDB

(26) uCosminexus Portal Framework以外のシングルサインオンプログラムでユーザ認証して,Groupmax Mail Serverへ接続するかどうかの指定hptl_clb_cml_single_sign_on_login

uCosminexus Portal Framework以外のシングルサインオンプログラムでユーザ認証して,Groupmax Mail Serverへ接続するかどうかを指定します。「true」または「false」を指定してください。

この設定は省略できます。プロパティ名もしくは値を指定しない場合,または不正な値を指定した場合は,「false」が設定されます。

「true」を指定した場合
uCosminexus Portal Framework以外のシングルサインオンプログラムでユーザ認証して接続します。
「false」を指定した場合
必ずユーザ認証をしてから接続します。

デフォルト値:false

ユーザの認証(ログイン)をポータルではなく,そのほかのシングルサインオンプログラムで実行する場合,値をtrueに設定する必要があります。ほかのシングルサインオンプログラムで実行すると,ポータルには認証結果とユーザIDの情報だけが渡されます。このような場合,ポータルのメールサーバも,ユーザIDの情報だけで認証および動作する必要があるため,Groupmax Mail Serverの設定も認証なしで接続できるようにします。

ただし,trueを指定する場合は,Groupmax Mail Serverでパスワード認証をしません。セキュリティ確保のため,必ずシングルサインオン認証機能を持ったプログラムで認証チェックを実行するようにしてください。

● trueを指定した場合の設定
trueを指定した場合は,Groupmax Mail Serverのgmpublicinfoファイルに,TRUSTED_IP環境変数を設定してください。TRUSTED_IP環境変数の指定を追加,変更した場合は,Groupmax Address Serverを再起動してください。
gmpublicinfoファイル格納先
Groupmax Address/Mail Serverインストールディレクトリ¥nxcdir
Groupmax Mail Serverのgmpublicinfoファイルの詳細は,マニュアル「Groupmax Address/Mail Version 7 システム管理者ガイド 基本操作編」を参照してください。
TRUSTED_IP環境変数の指定方法
TRUSTED_IP=値[,値]
ユーザ認証チェックなしでログインするIPアドレスを指定します。CollaborationをインストールしているマシンのIPアドレスを指定してください。複数の値を指定した場合は,指定したすべてのIPアドレスがユーザ認証チェックなしでログオンできます。指定できる値の個数は1~16個です。
形式
次のどちらかの形式で指定します。
  • フルアドレス指定
    ユーザ認証チェックなしでの要求を受け付けるIPアドレスをフルアドレス形式で指定します。この形式では,指定したIPアドレスからの要求を受け付けます。
    (例)
    TRUSTED_IP=192.10.12.55
    192.10.12.55からの要求を受け付けます。
  • ネットワークアドレス指定
    ユーザ認証チェック要求を受け付けるIPアドレスをIPアドレスと有効長で指定します。この形式では,指定したIPアドレスと有効長で示す長さの上位ビットが一致するIPアドレスからの要求を受け付けます。有効長として指定できる値は1~31です。
    (例)
    TRUSTED_IP=192.10.12.0/24
    192.10.12.0と上位24ビットのビットパターンが一致するIPアドレス(192.10.12.10,192.10.12.55,192.10.12.128など)からの要求を受け付けます。

(27) [メール送信時,宛先確認画面を必ず表示する。]チェックボックスを変更可能にするかどうかの指定hptl_clb_cml_unchangeableAddressCheck

[設定]画面([全般]タブを選択している場合)の,[メール送信時,宛先確認画面を必ず表示する。]チェックボックスを変更可能にするかどうかを指定します。

なお,[メール送信時,宛先確認画面を必ず表示する。]チェックボックスを変更できない設定にした場合は,html_clb_cml_set.propertiesのhptl_clb_cml_setAddressCheckで指定した値が,デフォルト値として設定されます。

「On」または「Off」を指定してください。

この設定は省略できます。プロパティ名もしくは値を指定しない場合,または不正な値を指定した場合は,「Off」が設定されます。

「On」を指定した場合
[メール送信時,宛先確認画面を必ず表示する。]チェックボックスを操作できない状態にします。このため,エンドユーザはデフォルト値から変更できません。
なお,html_clb_cml_set.propertiesのhptl_clb_cml_setAddressCheckで指定した値が,[メール送信時,宛先確認画面を必ず表示する。]チェックボックスのデフォルト値に設定されます。
hptl_clb_cml_setAddressCheckの詳細は,「2.12.10(2) メール送信時に必ず[送信の確認]画面を表示するかどうかの指定(hptl_clb_cml_setAddressCheck)」を参照してください。
「Off」を指定した場合
[メール送信時,宛先確認画面を必ず表示する。]チェックボックスを操作できる状態にします。このため,エンドユーザはデフォルト値から変更できます。
なお,html_clb_cml_set.propertiesのhptl_clb_cml_setAddressCheckで指定した値が,[メール送信時,宛先確認画面を必ず表示する。]チェックボックスのデフォルト値に設定されます。
hptl_clb_cml_setAddressCheckの詳細は,「2.12.10(2) メール送信時に必ず[送信の確認]画面を表示するかどうかの指定(hptl_clb_cml_setAddressCheck)」を参照してください。

デフォルト値:Off

ポイント
[メール送信時,宛先確認画面を必ず表示する。]チェックボックスの状態をデフォルトの状態から変更させたくない場合は,hptl_clb_cml_unchangeableAddressCheckに「On」を指定します。
「On」を指定すると,hptl_clb_cml_setAddressCheckで指定した値がデフォルトとして指定され,エンドユーザは[メール送信時,宛先確認画面を必ず表示する。]チェックボックスをデフォルトの状態から変更できなくなります。
例えば,メールを送信する時に必ず[宛先確認]画面を表示させる運用にしたい場合は,次のようにプロパティを指定します。
hptl_clb_cml_unchangeableAddressCheck
「On」を指定します。
hptl_clb_cml_setAddressCheck
「On」を指定します。
hptl_clb_cml_setAddressCheckの詳細は,「2.12.10(2) メール送信時に必ず[送信の確認]画面を表示するかどうかの指定(hptl_clb_cml_setAddressCheck)」を参照してください。

(28) 宛先にE-mailコメントとして名前を設定してメールを送信できるようにするかどうかの指定hptl_clb_cml_useEmailComment

メールの送信時に「To」または「Cc」に指定した宛先および送信者の宛先に,E-mailコメントとして名前を設定できるようにするかどうかを指定します。

「On」,「Sender」,または「Off」を指定してください。

この設定は省略できます。プロパティ名もしくは値を指定しない場合,または不正な値を指定した場合は,「Off」が設定されます。

「On」を指定した場合
[設定]画面([全般]タブを選択している場合)に[メールアドレスに名前を付加してメールを送信する。]チェックボックスが表示されます。
[メールアドレスに名前を付加してメールを送信する。]チェックボックスをチェックした場合,メールの送信時に「To」または「Cc」に指定した宛先および送信者の宛先に,E-mailコメントとして名前が設定されます。
「Sender」を指定した場合
[設定]画面([全般]タブを選択している場合)に[送信者のメールアドレスに名前を付加してメールを送信する。]チェックボックスが表示されます。
[送信者のメールアドレスに名前を付加してメールを送信する。]チェックボックスをチェックした場合,メールの送信時に,送信者の宛先にE-mailコメントとして名前が設定されます。
「Off」を指定した場合
[設定]画面([全般]タブを選択している場合)に[メールアドレスに名前を付加してメールを送信する。]チェックボックスは表示されません。
メールの送信時に,宛先にE-mailコメントは設定できません。

デフォルト値:Off

(29) 保存できる署名の数の上限の指定hptl_clb_cml_max_signature_num

保存できる署名の数の上限を指定します。値は1~10の範囲で指定してください。

この設定は省略できます。プロパティ名もしくは値を指定しない場合,または不正な値を指定した場合は,「3」が設定されます。

デフォルト値:3

(30) メールファイル(ファイル名.mlf)を表示する前に確認するかどうかの指定hptl_clb_cml_fromMLF

メールに添付されているメールファイル(ファイル名.mlf)を表示させる際に,ファイルを開くのか,またはダウンロードするのかを確認するかどうかを指定します。「open」または「confirm」を指定してください。

この設定は省略できます。プロパティ名もしくは値を指定しない場合,または不正な値を指定した場合は,「confirm」が設定されます。

「open」を指定した場合
ファイルを開くのか,またはダウンロードするのかを確認しません。必ずファイルの内容が表示されます。
「confirm」を指定した場合
ファイルを開くのか,またはダウンロードするのかを確認します。

デフォルト値:confirm

(31) 署名のタイトルに指定できる文字数の上限の指定hptl_clb_cml_max_signature_name_size

署名のタイトルに指定できる文字数の上限を指定します。値は1~100の範囲で指定してください。

この設定は省略できます。プロパティ名もしくは値を指定しない場合,または不正な値を指定した場合は,「25」が設定されます。

デフォルト値:25

(32) E-mailアドレスの確認レベルの指定hptl_clb_cml_checkEmailAddressLevel

メール送信時に宛先を確認する場合の,E-mailアドレスの確認レベルを指定します。値は1,2,3のどれかを指定してください。

例えば,社内のディレクトリサーバまたは宛先台帳に登録されていないE-mailアドレスを確認してからメールを送信したい場合,「2」を指定します。

この設定は省略できます。プロパティ名もしくは値を指定しない場合,または不正な値を指定した場合は,「1」が設定されます。

「1」を指定した場合
E-mailアドレスが,ディレクトリサーバまたは宛先台帳に登録されているかどうかを確認しません。
「2」を指定した場合
E-mailアドレスが,ディレクトリサーバまたは宛先台帳に登録されているかどうかを確認します。ディレクトリサーバまたは宛先台帳に登録されていないE-mailアドレスがある場合,[宛先確認]画面に[図データ]アイコンが表示されます。確認したE-mailアドレスが,ディレクトリサーバまたは宛先台帳に登録されていなくても,メールが送信されます。
「3」を指定した場合
E-mailアドレスが,ディレクトリサーバまたは宛先台帳に登録されているかどうかを確認します。ディレクトリサーバまたは宛先台帳に登録されていないE-mailアドレスがある場合,[宛先確認]画面に[図データ]アイコンが表示されます。確認したE-mailアドレスがディレクトリサーバまたは宛先台帳に登録されていない場合は,メールが送信されません。
また,メール送信時に宛先を確認しない設定の場合でも,E-mailアドレスがディレクトリサーバまたは宛先台帳に登録されているかどうかを確認します。確認したE-mailアドレスが,ディレクトリサーバまたは宛先台帳に登録されていない場合,[メール作成]画面にエラーメッセージが表示されます。

デフォルト値:1

(33) [宛先確認]画面の[所属組織]に表示される組織名の指定hptl_clb_cml_displayOrgName

[宛先確認]画面の[所属組織]に表示される組織名を指定します。次に示す値のどれかを指定してください。

この設定は省略できます。プロパティ名もしくは値を指定しない場合,または不正な値を指定した場合は,「OrgName」が設定されます。

「OrgName」を指定した場合
所属している組織の名称が[宛先確認]画面の[所属組織]に表示されます。
「OrgNickname」を指定した場合
所属している組織の略称が[宛先確認]画面の[所属組織]に表示されます。
「rootOrgName」を指定した場合
所属している組織の最上位の組織,および所属している組織の名称が[宛先確認]画面の[所属組織]に表示されます。このとき,組織の名称は次の形式で表示されます。
最上位の組織の名称 / 所属している組織の名称

デフォルト値:OrgName

(34) エージェント機能を使用するかどうかの指定hptl_clb_cml_useAgent

エージェント機能を使用するかどうか,および使用するGroupmax Agent Serverの台数を指定します。「Single」,「Multiple」,「Off」のどれかを指定してください。

この設定は省略できます。プロパティ名もしくは値を指定しない場合,または不正な値を指定した場合は,「Off」が設定されます。

「Single」を指定した場合
エージェント機能を使用します。この場合,Groupmax Agent Serverを1台だけ使用します。
「Multiple」を指定した場合
エージェント機能を使用します。この場合,Groupmax Agent Serverを複数台使用します。
「Off」を指定した場合
エージェント機能を使用しません。

デフォルト値:Off

(35) 使用するGroupmax Agent Serverの台数の指定hptl_clb_cml_agent_server_num

使用するGroupmax Agent Serverの台数を指定します。値は1~64の間で指定してください。hptl_clb_cml_useAgentに「Multiple」を指定した場合は,必ず指定してください。

デフォルト値:空白行

(36) Groupmax Agent Serverのホスト名またはIPアドレスの指定hptl_clb_cml_agent_hostname_XX

Groupmax Agent Serverのホスト名またはIPアドレスを指定します。半角英数字32文字以内で指定してください。

必ず,hptl_clb_cml_agent_server_numで指定したGroupmax Agent Serverの台数分指定してください。例えば,hptl_clb_cml_agent_server_numに「2」を設定した場合は,ホスト名またはIPアドレスを二つ指定します。

また,hptl_clb_cml_useAgentに「Single」または「Multiple」を指定した場合は,必ず指定してください。

なお,「XX」には,1からhptl_clb_cml_agent_server_numで指定した数までの数値を指定します。

デフォルト値:空白行

(37) Groupmax Agent Serverのポート番号の指定hptl_clb_cml_agent_port_XX

Groupmax Agent Serverのポート番号を指定します。

必ず,hptl_clb_cml_agent_server_numで指定したGroupmax Agent Serverの台数分指定してください。例えば,hptl_clb_cml_agent_server_numに「2」を設定した場合は,ポート番号を二つ指定します。

また,hptl_clb_cml_useAgentに「Single」または「Multiple」を指定した場合は,必ず指定してください。

なお,「XX」には,1からhptl_clb_cml_agent_server_numで指定した数までの数値を指定します。

デフォルト値:空白行

(38) Groupmax Agent Serverの名称の指定hptl_clb_cml_agent_name_XX

hptl_clb_cml_agent_hostname_XXで指定した,Groupmax Agent Serverのホスト名およびIPアドレスに対応した名称を指定します。ここで指定した名称は,[設定]画面([全般]タブを選択している場合)の[接続先の名称]テキストボックスに入力します。半角英数字32文字以内で指定してください。

必ず,hptl_clb_cml_agent_server_numで指定したGroupmax Agent Serverの台数分指定してください。例えば,hptl_clb_cml_agent_server_numに「2」を設定した場合は,接続先の名称を二つ指定します。

また,hptl_clb_cml_useAgentに「Multiple」を指定した場合は,必ず指定してください。

なお,「XX」には,1からhptl_clb_cml_agent_server_numで指定した数までの数値を指定します。

デフォルト値:空白行

(39) Groupmax Agent Serverのタイムアウト時間の指定hptl_clb_cml_agent_timeout_XX

Groupmax Agent Serverとのソケット通信時の,タイムアウト時間をミリ秒単位で指定します。値は0~2,147,483,647の間で指定してください。

なお,「XX」には,1からhptl_clb_cml_agent_server_numで指定した数までの数値を指定します。hptl_clb_cml_useAgentに「Single」を指定した場合は,「1」を指定します。

この設定は省略できます。プロパティ名もしくは値を指定しない場合,または不正な値を指定した場合は,「30000」が設定されます。

デフォルト値:30000

(40) 送信者または宛先の表示言語の指定hptl_clb_cml_standard_language

メールの送信者,または宛先の表示言語を指定します。「En」または「Ja」を指定してください。

この設定は省略できます。プロパティ名もしくは値を指定しない場合,または不正な値を指定した場合は,「Ja」が設定されます。

「En」を指定した場合
ポータル画面で,表示言語を日本語に設定している場合は,送信者または宛先の日本語名が表示されます。
表示言語を日本語以外に設定している場合は,送信者または宛先の英語名が表示されます。
「Ja」を指定した場合
ポータル画面で,表示言語を英語に設定している場合は,送信者または宛先の英語名が表示されます。
表示言語を英語以外に設定している場合は,送信者または宛先の日本語名が表示されます。

デフォルト値:Ja

(41) メール保存用のデータベースを使用するかどうかの指定hptl_clb_cml_useDatabase

メール保存用のデータベースを使用するかどうかを設定します。「On」または「Off」を指定してください。

この設定は省略できます。プロパティ名もしくは値を指定しない場合,または不正な値を指定した場合は,「On」が設定されます。

「On」を指定した場合
メール保存用のデータベースを使用します。
「Off」を指定した場合
メール保存用のデータベースを使用しません。

デフォルト値:On

(42) データベースに保存できるメールのサイズの上限値の指定hptl_clb_cml_maxSaveMailSize

データベースに保存できるメールのサイズの上限値をKB単位で指定します。

値は-1~1024の間で指定してください。

この設定は省略できます。プロパティ名もしくは値を指定しない場合,または不正な値を指定した場合は,「-1」が設定されます。

「-1」を指定した場合
データベースに保存できるメールのサイズの上限値は設定されません。
「0」~「1024」のどれかを指定した場合
データベースに保存できるメールのサイズの上限値が設定されます。
指定した値よりサイズの大きいメールは,データベースに保存できません。
データベースに保存できるメールのサイズの上限値には,次に示すメールの構成要素のサイズを見積もり,見積もった値の合計を指定してください。
  • 主題
  • 本文
  • 受信者の情報※1
  • 送信者の情報※2
  • 本来受信者の情報※2
  • 代表受信者の情報※2
メールのサイズの確認時,文字はすべて2バイトとして扱われます。
注※1
日本語名,英語名,ニックネーム,E-mailコメント,E-mailアドレス,および宛先種別(To,Cc,またはBcc)の合計に受信者の人数を掛けたサイズを見積もってください。
注※2
日本語名,英語名,ニックネーム,E-mailコメント,およびE-mailアドレスの合計のサイズを見積もってください。
 
それぞれの構成要素の上限値を次に示します。

表2-19 メールの構成要素の上限値

メールの構成要素上限値
主題255バイト
本文2,147,483,647バイト
受信者の情報426バイト × 256人 = 109,056バイト
送信者の情報416バイト
本来受信者の情報416バイト
代表受信者の情報416バイト
注※
受信者の人数の上限値です。

 
メールの構成要素のサイズの見積もり例を次に示します。

表2-20 メールの構成要素のサイズの見積もり例

メールの構成要素見積もり値
主題255バイト
本文50,000バイト
受信者の情報426バイト × 50人 = 21,300バイト
送信者の情報416バイト
本来受信者の情報0バイト
代表受信者の情報416バイト
表のようにメールの構成要素のサイズを見積もった場合,見積もり値の合計は72,387バイトのため,約70KBとなります。この場合,hptl_clb_cml_maxSaveMailSizeには「70」と指定します。

デフォルト値:-1

(43) メールサーバから取得するメールの上限数の指定hptl_clb_cml_receiveSizeMax

メールサーバから取得するメールの上限数を指定します。値は0~2,147,483,647の間で指定してください。「0」を指定した場合,メールサーバ上のすべてのメールを取得します。なお,メールサーバに保存されているメールの数がここで指定した値より多い場合は,新しいものから順に指定したメール件数まで取得されます。

この設定は省略できます。プロパティ名もしくは値を指定しない場合,または不正な値を指定した場合は,「0」が設定されます。

デフォルト値:0

メールサーバから取得するメールの種別を次の表に示します。

表2-21 メールサーバから取得するメールの種別

項番画面名またはポートレット名メールサーバから取得するメールの種別フィルタリングされるメールの対象ソートされるメールの対象画面に表示されるメールの件数
1[受信メール一覧]画面([未読]チェックボックスをチェックしている場合)未読のメールメールサーバから取得したメールメールサーバから取得したメールメールサーバから取得したメールの件数
2[受信メール一覧]画面([未読]チェックボックスをチェックしていない場合)すべてのメールメールサーバから取得したメールメールサーバから取得したメールメールサーバから取得したメールの件数
3[送信済みメール一覧]画面すべてのメールメールサーバから取得したメールメールサーバから取得したメールメールサーバから取得したメールの件数
4[新着情報]ポートレット未読のメールメールサーバから取得したメールの件数
(凡例)
-:該当しない

(44) 宛先の判別方法の指定hptl_clb_cml_addrJudgeLogic

宛先台帳に宛先を登録する際に,宛先がE-mailアドレスなのか,またはニックネームなのかということを判別する方法を指定します。「format」または「groupmax」を指定してください。

この設定は省略できません。

「format」を指定した場合
「@」を含む宛先がE-mailアドレスとして判別されます。それ以外の宛先はニックネームとして判別されます。
「groupmax」を指定した場合
「@」を含まない宛先がニックネームとして判別されます。それ以外の宛先はGroupmaxサーバのデータと照らし合わした上で判別されます。Groupmaxサーバにニックネームとして登録されていた宛先はニックネーム,それ以外の宛先はE-mailアドレスとして判別されます。

デフォルト値:format

注意
ニックネームに「@」が含まれる運用をしている場合だけ,「groupmax」を指定してください。それ以外の場合は,「format」を指定してください。

(45) メール送信時にアクセス権を設定する対象に数える配布URLの最大値の指定hptl_clb_cml_maxParseCount

メールの送信時にアクセス権を設定する個人フォルダのファイルの配布URLの最大値を指定します。値は0~10の間で指定してください。

メール送信時にアクセス権を設定する場合は,「0」以外の値を指定してください。「0」を指定すると,アクセス権は設定されません。

この設定は省略できます。プロパティ名もしくは値を指定しない場合,または不正な値を指定した場合は,「0」が設定されます。

デフォルト値:0

(46) ファイルが添付されているメールが送信された場合にメッセージを表示するかどうかの指定hptl_clb_cml_attention_AttachedFile

ファイルが添付されているメールが送信された場合に,[送信の確認]画面にメッセージを表示させるかどうかを指定します。「On」または「Off」を指定してください。

なお,[送信の確認]画面に表示されるメッセージは,システム管理者が作成します。メッセージの作成方法の詳細は,「3.3 ファイルが添付されたメールが送信された場合にメッセージを表示させる機能の設定」を参照してください。

この設定は省略できます。プロパティ名もしくは値を指定しない場合,または不正な値を指定した場合は,「Off」が設定されます。

「On」を指定した場合
ファイルが添付されているメールが送信された場合に,[送信の確認]画面にメッセージが表示されます。
「Off」を指定した場合
ファイルが添付されているメールが送信されても,[送信の確認]画面にメッセージが表示されません。

デフォルト値:Off

(47) 兼任ユーザの宛先から主体ユーザのE-mailアドレスを取得するかどうかの指定(hptl_clb_cml_getMainEmailAddress)

兼任機能を使用している場合に,兼任ユーザの宛先から主体ユーザのE-mailアドレスを取得するかどうかを指定します。「On」または「Off」を指定してください。

主体ユーザのE-mailアドレスを取得する設定の場合,兼任ユーザにファイル共有のファイルのアクセス権を設定すると,主体ユーザにアクセス権が設定されます。

この設定は省略できます。プロパティ名もしくは値を指定しない場合,または不正な値を指定した場合は,「Off」が設定されます。

「On」を指定した場合
主体ユーザのE-mailアドレスを取得します。
「On」を指定した場合は,必要に応じてGroupmax Address Serverの設定を変更します。Groupmax Address Serverの設定方法の詳細は,「付録H 兼任機能使用時のGroupmax Address Serverの設定」を参照してください。
「Off」を指定した場合
主体ユーザのE-mailアドレスを取得しません。

デフォルト値:Off

(48) [宛先をクリップボードへコピー]メニューを表示するかどうかの指定hptl_clb_cml_displayCopyClipboardMenu

次の画面の[アクション▼]メニューを選択したときに,[宛先をクリップボードへコピー]メニューを表示するかどうかを指定します。

「On」または「Off」を指定してください。

この設定は省略できます。プロパティ名もしくは値を指定しない場合,または不正な値を指定した場合は,「On」が設定されます。

「On」を指定した場合
[宛先をクリップボードへコピー]メニューを表示します。
「Off」を指定した場合
[宛先をクリップボードへコピー]メニューを表示しません。

デフォルト値:On

(49) メール作成時にファイルの添付方法を選択できるようにするかどうかの設定hptl_clb_cml_saveFileShare

メール作成時にファイルの添付方法を選択できるようにするかどうかを指定します。

「On」または「Off」を指定してください。

この設定は省略できます。プロパティ名もしくは値を指定しない場合,または不正な値を指定した場合は,「Off」が設定されます。

「On」を指定した場合
メール作成時にファイルの添付方法を選択できます。
「Off」を指定した場合
メール作成時にファイルの添付方法を選択できません。

デフォルト値:Off

(50) ファイル共有に登録できなかったファイルをメールに添付するかどうかの設定hptl_clb_cml_errorSaveFile

配布URLを挿入するために,ファイルをファイル共有に登録する際に,エラーが発生して登録できなかった場合に,ファイルをそのままメールに添付するかどうかを指定します。「attach」または「cancel」を指定してください。

この設定は省略できます。プロパティ名もしくは値を指定しない場合,または不正な値を指定した場合は,「cancel」が設定されます。

「attach」を指定した場合
ファイル共有に登録できなかったファイルをそのままメールに添付します。この場合,[メール作成]画面の添付ファイル表示領域にファイル名が表示されます。
「cancel」を指定した場合
ファイル共有に登録できなかったファイルをメールに添付しません。

デフォルト値:cancel

(51) ファイル共有のファイルを添付するときに警告メッセージを表示させるかどうかの設定hptl_clb_cml_warnAttachedFileSharing

ファイル共有に登録されているファイルをそのままメールに添付しようとしたときに,警告メッセージを表示させるかどうかを指定します。「On」または「Off」を指定してください。

この設定は省略できます。プロパティ名もしくは値を指定しない場合,または不正な値を指定した場合は,「Off」が設定されます。

「On」を指定した場合
ファイル共有に登録されているファイルをメールに添付しようとすると,次の警告メッセージが表示されます。
[図データ]
「Off」を指定した場合
ファイル共有に登録されているファイルをメールに添付しようとしても,警告メッセージは表示されません。

デフォルト値:Off

(52) 署名および配布URLのメール本文への挿入位置を変更できるようにするかどうかの設定hptl_clb_cml_AutomaticInsertionPoint

メール本文に署名および配布URLを挿入したときの,挿入位置を変更できるようにするかどうかを指定します。挿入位置を変更できるようにすると,[設定]画面([全般]タブを選択している場合)に挿入位置を変更するためのラジオボタンが表示されます。「On」または「Off」を指定してください。

この設定は省略できます。プロパティ名もしくは値を指定しない場合,または不正な値を指定した場合は,「Off」が設定されます。

「On」を指定した場合
署名および配布URLの挿入位置を変更できます。
「Off」を指定した場合
署名および配布URLの挿入位置を変更できません。この場合,メールの本文の最後に署名および配布URLが挿入されます。

デフォルト値:Off

(53) 一覧情報をキャッシュに保存するかどうかの指定hptl_clb_cml_cacheTemporaryList

受信メール,および送信済みメールの一覧情報をキャッシュに保存するかどうかを指定します。「On」または「Off」を指定してください。

一覧情報をキャッシュに保存すると,メールサーバに対して一覧情報の取得処理が実行されません。このため,キャッシュを保存しないときに比べて[受信メール一覧]画面,および[送信済みメール一覧]画面の次の動作が速くなります。ただし,メモリの所要量が増加します。

また,一覧情報をキャッシュに保存する場合と保存しない場合とでは,メールの一覧をソートしたときに,ソートキーの値が同じメールの並び順が異なることがあります。

この設定は省略できます。プロパティ名もしくは値を指定しない場合,または不正な値を指定した場合は,「On」が設定されます。

「On」を指定した場合
一覧情報をキャッシュに保存します。
「Off」を指定した場合
一覧情報をキャッシュに保存しません。

インストール時の値:Off

デフォルト値:On

(54) [受信メール一覧]画面,および[送信済みメール一覧]画面から,データベースへメールを保存できるようにするかどうかの指定hptl_clb_cml_saveMailListScreen

[受信メール一覧]画面,および[送信済みメール一覧]画面から,データベースへメールを保存できるようにするかどうかを指定します。「Single」,「Multiple」または「Off」を指定してください。

この設定は省略できます。プロパティ名もしくは値を指定しない場合,または不正な値を指定した場合は,「Off」が設定されます。

「Single」を指定した場合
メールを1通ずつデータベースに保存できます。
[受信メール一覧]画面,および[送信済みメール一覧]画面の[アクション▼]メニューに,[保存]が表示されます。この場合,一覧画面の主題を右クリックして保存することもできます。
「Multiple」を指定した場合
1通または複数のメールを一度にデータベースに保存できます。
[受信メール一覧]画面,および[送信済みメール一覧]画面の[アクション▼]メニューに,[保存]が表示されます。この場合,一覧画面の主題を右クリックして保存することもできます。
また,保存時には,[メールの保存]画面が表示されて,メールの保存の進ちょく状況を確認できます。
「Off」を指定した場合
[受信メール一覧]画面,および[送信済みメール一覧]画面からは,メールをデータベースに保存できません。
この場合は,プレビュー画面,または別ウィンドウ表示画面からだけ,メールをデータベースに保存できます。
なお,プレビュー画面,および別ウィンドウ表示画面とは次に示す画面のことです。
  • [受信メール](プレビュー)画面
  • [受信メール](別ウィンドウ表示)画面
  • [送信済みメール](プレビュー)画面
  • [送信済みメール](別ウィンドウ表示)画面

デフォルト値:Off

(55) [受信メール一覧]画面,および[送信済みメール一覧]画面から,データベースへメールを移動できるようにするかどうかの指定hptl_clb_cml_moveMailListScreen

[受信メール一覧]画面,および[送信済みメール一覧]画面から,データベースへメールを移動できるようにするかどうかを指定します。「Single」,「Multiple」または「Off」を指定してください。

この設定は省略できます。プロパティ名もしくは値を指定しない場合,または不正な値を指定した場合は,「Off」が設定されます。

「Single」を指定した場合
メールを1通ずつデータベースに移動できます。
[受信メール一覧]画面,および[送信済みメール一覧]画面の[アクション▼]メニューに,[移動]が表示されます。この場合,一覧画面の主題を右クリックして移動することもできます。
「Multiple」を指定した場合
1通または複数のメールを一度にデータベースに移動できます。
[受信メール一覧]画面,および[送信済みメール一覧]画面の[アクション▼]メニューに,[移動]が表示されます。この場合,一覧画面の主題を右クリックして移動することもできます。
また,移動時には,[メールの移動]画面が表示されて,メールの移動の進ちょく状況を確認できます。
「Off」を指定した場合
メールをデータベースに移動できません。

デフォルト値:Off

(56) 添付ファイルを表示する形式の指定hptl_clb_cml_attachFileDisplayStyle

プレビュー画面,および別ウィンドウ表示画面での,添付ファイル名および添付ファイルのサイズの表示形式を指定します。

なお,プレビュー画面,および別ウィンドウ表示画面とは次に示す画面のことです。

「eachLine」または「oneLine」を指定してください。

この設定は省略できます。プロパティ名もしくは値を指定しない場合,または不正な値を指定した場合は,「oneLine」が設定されます。

「eachLine」を指定した場合
添付ファイルが複数ある場合,添付ファイル名およびサイズは1ファイルごとに改行して表示されます。
「oneLine」を指定した場合
添付ファイルが複数ある場合,すべての添付ファイルの添付ファイル名およびサイズが続けて表示されます。

デフォルト値:oneLine

(57) 外部宛先のE-mailコメントとE-mailアドレスのどちらを優先して表示するかの指定hptl_clb_cml_priorityExternalAddressType

外部宛先を表示するとき,E-mailコメントとE-mailアドレスのどちらを優先して表示するかを指定します。「comment」または「email」を指定してください。

この設定は省略できます。プロパティ名もしくは値を指定しない場合,または不正な値を指定した場合は,「comment」が設定されます。

「comment」を指定した場合
E-mailコメントが優先して表示されます。
「email」を指定した場合
E-mailアドレスが優先して表示されます。

デフォルト値:comment

(58) 定期的に新着メールの有無を確認できるようにするかどうかの指定hptl_clb_cml_checkNewMail

定期的に新着メールの有無を確認できるようにするかどうかを指定します。「On」または「Off」を指定してください。

この設定は省略できます。プロパティ名もしくは値を指定しない場合,または不正な値を指定した場合は,「Off」が設定されます。

「On」を指定した場合
定期的に新着メールの有無を確認できるようになります。
[設定]画面([全般]タブを選択している場合)に[定期的に未読メールを監視する]チェックボックスが表示されます。[定期的に未読メールを監視する]チェックボックスをチェックすると,定期的に新着メールの有無が確認されます。
この場合,新着メールがあるときは,[未読メール通知]画面が表示されます。
「Off」を指定した場合
新着メールの有無は確認できません。
[設定]画面([全般]タブを選択している場合)に[定期的に未読メールを監視する]チェックボックスは表示されません。

デフォルト値:Off

(59) 新着メールの有無を確認する間隔の最小値の指定hptl_clb_cml_checkIntervalMin

定期的に新着メールの有無を確認する場合に,確認する間隔の最小値を分単位で指定します。値は5~30の間で指定してください。

なお,hptl_clb_cml_checkNewMailに「Off」を指定している場合,hptl_clb_cml_checkIntervalMinに指定した値は無視されます。

hptl_clb_cml_checkNewMailの詳細は,「2.11.4(58) 定期的に新着メールの有無を確認できるようにするかどうかの指定(hptl_clb_cml_checkNewMail)」を参照してください。

注意
ユーザが新着メールの有無を確認する間隔を指定している場合,hptl_clb_cml_checkIntervalMinの値を変更しても,そのユーザの新着メールの有無を確認する間隔は変更されません。そのため,hptl_clb_cml_checkIntervalMinの値を前に指定した値より大きくした場合,すでに新着メールの有無を確認する間隔を指定しているユーザは,変更後のhptl_clb_cml_checkIntervalMinの値より短い間隔で新着メールの有無を確認することがあります。
例えば,hptl_clb_cml_checkIntervalMinに「5」を指定しているときに,5分間隔で新着メールの有無を確認するように指定したユーザは,hptl_clb_cml_checkIntervalMinの値を「30」に変更しても,5分間隔で新着メールの有無を確認します。

この設定は省略できます。プロパティ名もしくは値を指定しない場合,または不正な値を指定した場合は,「30」が設定されます。

デフォルト値:30

(60) 一つの宛先台帳に登録できるフォルダおよび宛先の上限の指定hptl_clb_cml_adbk_maxEntryNum

一つの宛先台帳に登録できるフォルダと宛先の合計の上限を指定します。値は100~5,000の間で指定してください。

この設定は省略できません。

デフォルト値:1000

(61) グループ宛先台帳を使用するかどうかの指定hptl_clb_cml_adbk_group_access_set

グループ宛先台帳を使用するかどうかを指定します。また,グループ宛先台帳を使用する場合は,グループ宛先台帳を作成できるユーザを指定します。次に示す値のどれかを指定してください。

この設定は初期状態でコメントアウトされていますので,必ずコメント記号を削除し,必要に応じて指定値を変更してください。

この設定は省略できます。プロパティ名もしくは値を指定しない場合,または不正な値を指定した場合は,「none」が設定されます。

noneを指定した場合
グループ宛先台帳を使用しません。この場合,[宛先台帳]画面に宛先台帳登録フォルダが表示されません。
userlistを指定した場合
グループ宛先台帳を使用します。この場合,[宛先台帳]画面に宛先台帳登録フォルダが必ず表示されます。また,hptl_clb_cml_adbk_group_create_user_listで指定したユーザが,グループ宛先台帳を作成できます。
hptl_clb_cml_adbk_group_create_user_listの詳細は,「2.11.4(62) グループ宛先台帳を作成できるユーザの指定(hptl_clb_cml_adbk_group_create_user_list)」を参照してください。
orglistを指定した場合
グループ宛先台帳を使用します。この場合,[宛先台帳]画面に宛先台帳登録フォルダが必ず表示されます。また,hptl_clb_cml_adbk_group_create_org_listで指定した組織に所属するユーザが,グループ宛先台帳を作成できます。
hptl_clb_cml_adbk_group_create_org_listの詳細は,「2.11.4(63) グループ宛先台帳を作成できる組織の指定(hptl_clb_cml_adbk_group_create_org_list)」を参照してください。
orguserlistを指定した場合
グループ宛先台帳を使用します。この場合,[宛先台帳]画面に宛先台帳登録フォルダが必ず表示されます。また,hptl_clb_cml_adbk_group_create_user_listで指定したユーザ,およびhptl_clb_cml_adbk_group_create_org_listで指定した組織に所属するユーザが,グループ宛先台帳を作成できます。
hptl_clb_cml_adbk_group_create_user_listの詳細は,「2.11.4(62) グループ宛先台帳を作成できるユーザの指定(hptl_clb_cml_adbk_group_create_user_list)」,hptl_clb_cml_adbk_group_create_org_listの詳細は,「2.11.4(63) グループ宛先台帳を作成できる組織の指定(hptl_clb_cml_adbk_group_create_org_list)」をそれぞれ参照してください。
allを指定した場合
グループ宛先台帳を使用します。この場合,[宛先台帳]画面に宛先台帳登録フォルダが必ず表示されます。また,すべてのユーザが,グループ宛先台帳を作成できます。

デフォルト値:none

注意
旧バージョンから移行する場合や,途中からグループ宛先台帳を使用する運用に変更した場合は,宛先台帳で必要とするRDエリアのサイズが大きくなります。運用に合わせてRDエリアのサイズを見直してください。詳細は,「付録D.9 Collaboration - Mail 01-20から移行する場合の作業」の「グループ宛先台帳の機能を利用する場合の作業」を参照してください。

(62) グループ宛先台帳を作成できるユーザの指定hptl_clb_cml_adbk_group_create_user_list

グループ宛先台帳を作成できるユーザを指定します。指定するユーザは256人までにすることをお勧めします。

グループ宛先台帳を作成できるユーザを指定するには,まずグループ宛先台帳を作成できるユーザのユーザIDを記載したテキスト形式のファイルを作成します。

ファイルを作成する際は,1行にユーザIDを一つだけ記述してください。

作成したファイルのフルパスをhptl_clb_cml_adbk_group_create_user_listの値に指定します。

hptl_clb_cml_adbk_group_access_setに「userlist」または「orguserlist」を設定した場合は,必ず指定してください。

この設定は初期状態でコメントアウトされていますので,必ずコメント記号を削除し,必要に応じて指定値を変更してください。

デフォルト値:空白行

(63) グループ宛先台帳を作成できる組織の指定hptl_clb_cml_adbk_group_create_org_list

グループ宛先台帳を作成できる組織を指定します。指定する組織は,256個までにすることをお勧めします。

グループ宛先台帳を作成できる組織を指定するには,まずグループ宛先台帳を作成できる組織の組織IDを記載したテキスト形式のファイルを作成します。

組織IDは,Collaboration - Directory Accessで指定したものを使用してください。組織IDの詳細は,マニュアル「Collaboration - Directory Access システム管理者ガイド」を参照してください。

ファイルを作成する際は,1行に組織IDを一つだけ記述してください。

作成したファイルのフルパスをhptl_clb_cml_adbk_group_create_org_listの値に指定します。

hptl_clb_cml_adbk_group_access_setに「orglist」または「orguserlist」を設定した場合は,必ず指定してください。

この設定は初期状態でコメントアウトされていますので,必ずコメント記号を削除し,必要に応じて指定値を変更してください。

デフォルト値:空白行

(64) グループ宛先台帳の作成時に所有者を変更できるかどうかの指定hptl_clb_cml_adbk_specify_owner_create_group

グループ宛先台帳の作成時に,グループ宛先台帳の所有者を変更できるかどうかを指定します。「true」または「false」を指定してください。

この設定は省略できます。プロパティ名もしくは値を指定しない場合,または不正な値を指定した場合は,「true」が設定されます。

この設定は初期状態でコメントアウトされていますので,必ずコメント記号を削除し,必要に応じて指定値を変更してください。

「true」を指定した場合
グループ宛先台帳の所有者を変更できます。
「false」を指定した場合
グループ宛先台帳の所有者を変更できません。この場合,グループ宛先台帳を作成したユーザが,所有者に設定されます。

デフォルト値:true

(65) グループ宛先台帳の設定変更時に所有者を変更できるかどうかの指定hptl_clb_cml_adbk_specify_owner_edit_group

グループ宛先台帳の設定を変更する際に,グループ宛先台帳の所有者を変更できるかどうかを指定します。「true」または「false」を指定してください。

この設定は省略できます。プロパティ名もしくは値を指定しない場合,または不正な値を指定した場合は,「false」が設定されます。

この設定は初期状態でコメントアウトされていますので,必ずコメント記号を削除し,必要に応じて指定値を変更してください。

「true」を指定した場合
グループ宛先台帳の所有者を変更できます。
「false」を指定した場合
グループ宛先台帳の所有者を変更できません。

デフォルト値:false

(66) グループ宛先台帳の所有者がグループ宛先台帳を削除できるかどうかの指定hptl_clb_cml_adbk_group_delete

グループ宛先台帳の所有者が,所有しているグループ宛先台帳を削除できるかどうかを指定します。「true」または「false」を指定してください。

この設定は省略できます。プロパティ名もしくは値を指定しない場合,または不正な値を指定した場合は,「true」が設定されます。

この設定は初期状態でコメントアウトされていますので,必ずコメント記号を削除し,必要に応じて指定値を変更してください。

「true」を指定した場合
グループ宛先台帳を削除できます。
「false」を指定した場合
グループ宛先台帳を削除できません。

デフォルト値:true

(67) 宛先台帳の宛先一覧をソートできるようにするかどうかの指定hptl_clb_cml_adbk_sort_address_list

宛先台帳の宛先一覧をソートできるようにするかどうかを指定します。

宛先台帳の宛先一覧とは,次の領域に表示される宛先一覧のことです。

「true」または「false」を指定してください。

この設定は省略できます。プロパティ名もしくは値を指定しない場合,または不正な値を指定した場合は,「false」が設定されます。

この設定は初期状態でコメントアウトされていますので,必ずコメント記号を削除し,必要に応じて指定値を変更してください。

「true」を指定した場合
宛先台帳の宛先一覧をソートできるようになります。
「false」を指定した場合
宛先台帳の宛先一覧をソートできません。

デフォルト値:false

(68) メールの振り分けができるようにするかどうかの指定hptl_clb_cml_sortOut

メールの振り分けルールを設定して,振り分けルールに合ったメールを[ファイル共有]ポートレットのフォルダに格納できるようにするかどうかを指定します。

「On」または「Off」を指定してください。

この設定は省略できます。プロパティ名もしくは値を指定しない場合,または不正な値を指定した場合は,「Off」が設定されます。

「On」を指定した場合
メールの振り分けができるようになります。
メールの振り分けルールを設定して,振り分けルールに合ったメールを[ファイル共有]ポートレットのフォルダに格納できます。
次のように画面の内容が変更されます。
  • [受信メール一覧]画面,[受信メール](別ウィンドウ表示)画面,[送信済みメール一覧]画面,および[送信済みメール](別ウィンドウ表示)画面の[アクション▼]メニューに[振り分け]が表示されます。
  • [受信メール](プレビュー)画面,[受信メール](別ウィンドウ表示)画面,[送信済みメール](プレビュー)画面,および[送信済みメール](別ウィンドウ表示)画面に[図データ]アイコンが表示されます。
  • [設定]画面([全般]タブを選択している場合)に[受信メール一覧または送信済みメール一覧からメールを削除する]チェックボックス,および[振り分けルールの一覧]ボタンが表示されます。
「Off」を指定した場合
メールの振り分けはできません。
注意
指定値を「On」にする場合は,事前にFile Sharingサーバのサービスプロセス数を見直してください。詳細については,マニュアル「Collaboration - File Sharing システム管理者ガイド」を参照してください。

デフォルト値:Off

(69) ナビゲーションビューに振り分けフォルダへのショートカットを表示できるようにするかどうかの指定hptl_clb_cml_displaySortOutFolderShortcut

ナビゲーションビューに振り分けフォルダへのショートカットを表示できるようにするかどうかを指定します。

「On」または「Off」を指定してください。

この設定は省略できます。プロパティ名もしくは値を指定しない場合,または不正な値を指定した場合は,「Off」が設定されます。

「On」を指定した場合
ナビゲーションビューに振り分けフォルダへのショートカットを表示できるようになります。
次のように画面の内容が変更されます。
  • ナビゲーションビューに[振り分けフォルダ]が表示されます。
  • [振り分けルールの設定]画面に[ナビゲーションビューの振り分けフォルダにショートカットを追加する]ラジオボタンおよび[ナビゲーションビューの振り分けフォルダにショートカットを追加しない]ラジオボタンが表示されます。
「Off」を指定した場合
ナビゲーションビューに振り分けフォルダへのショートカットは表示できません。

デフォルト値:Off