Groupmax通信ライブラリでは,Groupmaxのメール機能を利用するための設定をします。このプロパティは,必要に応じて変更してください。変更しない場合は,デフォルト値が設定されます。
プロパティファイルを変更するには,テキストエディタなどを使用します。ただし,Windowsのメモ帳を使用してプロパティファイルを編集すると,ファイルを保存したときに,ファイルの先頭に「BOM」と呼ばれる制御コードが自動的に挿入されてしまいます。このため,Windowsのメモ帳で編集したプロパティファイルを使用すると,エラーになる場合があります。プロパティファイルを変更する場合は,必ずWindowsのメモ帳以外のテキストエディタを使用してください。
Groupmax通信ライブラリのプロパティファイルの設定内容を表2-23に示します。
表2-23 Collaboration - Mailで設定するGroupmax通信ライブラリのプロパティ
項番 | プロパティ名 | 設定内容 | デフォルト値 | 省略の可否 |
---|---|---|---|---|
1 | TracePath | トレースの出力先 | Collaboration Portalインストールディレクトリ¥¥clb_home¥¥log | × |
2 | TraceFileNum | トレースファイル面数 | 2 | ○ |
3 | TraceFileSize | トレースファイルサイズ | 20,971,520(バイト) | ○ |
4 | TraceLevel | トレースレベル | 30 | ○ |
5 | MailPort | Groupmax Mail Serverのポート番号 | 9,100 | ○ |
6 | AuthenticationPort | 認証サーバのポート番号 | 9,052 | ○ |
7 | AuthenticationHostName | 認証サーバのホスト名 | localhost | ○ |
8 | TryRelogin | Groupmax Mail Serverとのコネクションが切断された場合に,再接続をするかどうかの指定 | true | ○ |
9 | MaxMailBodySize | 受信できるメール本文のサイズの上限値の指定 | 512,000(バイト) | ○ |
10 | CheckAddressFormat | 宛先に指定したE-mailアドレスのフォーマットをチェックするかどうかの指定 | true | ○ |
11 | ServerTimeout | 認証サーバ,Groupmax Mail Serverとの通信のタイムアウト時間 | 300,000 | ○ |
12 | GetMainEmailAddress | 兼任ユーザのニックネームから主体ユーザのE-mailアドレスを取得するかどうか | false | ○ |