2.13.1 Groupmax通信ライブラリのプロパティの設定方法

Groupmax通信ライブラリでは,Groupmaxのメール機能を利用するための設定をします。このプロパティは,必要に応じて変更してください。変更しない場合は,デフォルト値が設定されます。

プロパティファイルを変更するには,テキストエディタなどを使用します。ただし,Windowsのメモ帳を使用してプロパティファイルを編集すると,ファイルを保存したときに,ファイルの先頭に「BOM」と呼ばれる制御コードが自動的に挿入されてしまいます。このため,Windowsのメモ帳で編集したプロパティファイルを使用すると,エラーになる場合があります。プロパティファイルを変更する場合は,必ずWindowsのメモ帳以外のテキストエディタを使用してください。

Groupmax通信ライブラリのプロパティファイルの設定内容を表2-23に示します。

表2-23 Collaboration - Mailで設定するGroupmax通信ライブラリのプロパティ

項番プロパティ名設定内容デフォルト値省略の可否
1TracePathトレースの出力先Collaboration Portalインストールディレクトリ¥¥clb_home¥¥log×
2TraceFileNumトレースファイル面数2
3TraceFileSizeトレースファイルサイズ20,971,520(バイト)
4TraceLevelトレースレベル30
5MailPortGroupmax Mail Serverのポート番号9,100
6AuthenticationPort認証サーバのポート番号9,052
7AuthenticationHostName認証サーバのホスト名localhost
8TryReloginGroupmax Mail Serverとのコネクションが切断された場合に,再接続をするかどうかの指定true
9MaxMailBodySize受信できるメール本文のサイズの上限値の指定512,000(バイト)
10CheckAddressFormat宛先に指定したE-mailアドレスのフォーマットをチェックするかどうかの指定true
11ServerTimeout認証サーバ,Groupmax Mail Serverとの通信のタイムアウト時間300,000
12GetMainEmailAddress兼任ユーザのニックネームから主体ユーザのE-mailアドレスを取得するかどうかfalse
(凡例)
○:省略できる
×:省略できない

Collaboration - Mail 01-00の設定内容を引き継ぐ場合
01-00のCollaboration - Mailの設定内容を引き継ぐ場合は,Collaboration - Mail 01-00のプロパティファイルを使用します。
表2-23の項番5~項番8,項番10および項番12のプロパティをコピーして,Collaboration - Mail 01-00のファイルに追加してください。
Collaboration - Mail 01-00から移行する場合の作業の詳細は「付録D.11 Collaboration - Mail 01-00から移行する場合の作業」を参照してください。