3.3 ファイルが添付されたメールが送信された場合にメッセージを表示させる機能の設定

hptl_clb_cml.propertiesのhptl_clb_cml_attention_AttachedFileに「On」を指定すると,ファイルが添付されたメールが送信された場合に,[送信の確認]画面にメッセージが表示されます。hptl_clb_cml_attention_AttachedFileの詳細は,「2.11.4(46) ファイルが添付されているメールが送信された場合にメッセージを表示するかどうかの指定(hptl_clb_cml_attention_AttachedFile)」を参照してください。

例えば,次のようなメッセージを表示させることで,ユーザに注意を促し情報漏洩を防げます。

メッセージの例
!警告!
このメールにはファイルが添付されています。間違った宛先に送信されないかどうか確認してください。

[送信の確認]画面に表示されるメッセージは,メッセージ定義ファイルに記述します。メッセージ定義ファイルはシステム管理者が作成します。

ファイルが添付されたメールが送信された場合に,メッセージを表示させる運用にする手順を次に示します。

手順

  1. hptl_clb_cml.propertiesのhptl_clb_cml_attention_AttachedFileに「On」を指定する。
    hptl_clb_cml_attention_AttachedFileの詳細は,「2.11.4(46) ファイルが添付されているメールが送信された場合にメッセージを表示するかどうかの指定(hptl_clb_cml_attention_AttachedFile)」を参照してください。
  2. メッセージ定義ファイルを作成する。
    メッセージ定義ファイルは,インストール時には提供されません。
    ファイルが添付されているメールが送信された場合に,メッセージを表示させる運用にするときは,必ずシステム管理者が作成してください。
    [環境設定]画面でCollaborationのメニューの表示言語を変更すると,[送信の確認]画面に表示されるメッセージの言語も変更されます。このため,[環境設定]画面で選択できるメニューの表示言語に応じたメッセージ定義ファイルを作成する必要があります。メニューの表示言語の変更方法については,マニュアル「Collaboration ユーザーズガイド」を参照してください。
    メニューの表示言語によって,作成するファイルのファイル名が異なります。メニューの表示言語ごとのファイル名を次に示します。
    メニューの表示言語として日本語を選択した場合
    hptl_clb_msg_cml_attention_ja.properties
    メニューの表示言語として英語を選択した場合
    hptl_clb_msg_cml_attention.properties
  3. 半角英数字および半角記号以外の文字を含むメッセージを表示させる場合は,Javaツールのnative2asciiを実行してメッセージ定義ファイルの文字コードを変換する。
    native2asciiは,メッセージ定義ファイルに対して実行してください。
    SHIFT_JISで記述されたメッセージ定義ファイルに対してnative2asciiを実行すると,Windows機種依存文字が文字化けするおそれがあります。この場合は,エンコードにWindows_31Jを指定してnative2asciiを実行してください。
    Javaツールの詳細は,Javaのドキュメントを参照してください。

この節では,[送信の確認]画面に表示されるメッセージの作成方法を説明します。

<この節の構成>
3.3.1 メッセージ定義ファイルの作成方法
3.3.2 メッセージ定義ファイルの記述形式
3.3.3 メッセージ定義ファイルの記述例
3.3.4 メッセージ定義ファイルの設定内容