コネクションを共有する場合に,次の項目の設定を切り替えます。
各コンポーネントで共通に使用するための認可識別子を用意します。各コンポーネントで用意しているテーブルに対して,CONNECT権限,およびアクセス権限を設定します。スキーマ名は,ほかのコンポーネントと異なる名称にしてください。
ただし,Collaboration - Mailではメール保存用のデータベースおよび宛先台帳用のデータベースという二つのデータベースを使用しているため,それぞれのテーブルを作成するスキーマが異なります。
それぞれの認可識別子の設定方法を次に示します。
GRANT CONNECT TO 認可識別子(共通) IDENTIFIED BY パスワード(共通);
GRANT ALL ON CLBMAIL.TBL_FORUM TO 認可識別子(共通);
:
: (すべてのテーブルに対して,全アクセス権を設定します。)
GRANT CONNECT TO 認可識別子(共通) IDENTIFIED BY パスワード(共通);
GRANT ALL ON CLBBOARD.TBL_FORUM TO 認可識別子(共通);
:
: (すべてのテーブルに対して,全アクセス権を設定します。)
GRANT CONNECT TO 認可識別子(共通) IDENTIFIED BY パスワード(共通);
GRANT ALL ON CLBFORUM.TBL_FORUM TO 認可識別子(共通);
:
: (すべてのテーブルに対して,全アクセス権を設定します。)
クライアント環境変数グループは,コネクションを共有するコンポーネントで同じ変数を使用します。名称は次のように変更できます。
クライアント環境変数グループ:HPTLCLBFMB
各コンポーネントで調整したクライアント環境変数グループに設定された項目がある場合,コネクションを共有するすべてのコンポーネントで問題ない値を設定してください。
指定した認可識別子,パスワード,およびクライアント環境変数グループ名をDB Connectorの設定に指定します。
実行時プロパティとコンフィグレーションプロパティで設定する項目を次の表に示します。
表2-15 実行時プロパティの設定項目
項番 | 実行時プロパティ名 | 実行時プロパティの値 |
---|---|---|
1 | User | 認可識別子(共通) |
2 | Password | 「User」で示すユーザのパスワード(共通) |
表2-16 コンフィグレーションプロパティの設定項目(ほかのシステムとコネクションを共有する場合の設定)
項番 | コンフィグレーションプロパティ名 | コンフィグレーションプロパティの値 |
---|---|---|
1 | Description | @DABENVGRP= HPTLCLBFMB 変更したクライント環境変数グループ |