1.3.4 LDAPスキーママッピング機能

アクセスするLDAPスキーマの違いに対応するため,Collaboration - Directory AccessはLDAPスキーマの各項目をプロパティにマッピングします。

LDAPスキーマのマッピングを次に示します。

表1-1 LDAPスキーマのマッピング

項番項目マッピングするプロパティ
1ベースDNユーザのエントリのベースDNをhptl_clb_cum_userBaseDnプロパティに指定します。
組織のエントリのベースDNをhptl_clb_cum_orgBaseDnプロパティに指定します。
(指定例)
hptl_clb_cum_userBaseDn = ou=people, o=hitachi, c=jp
hptl_clb_cum_orgBaseDn = ou=deptinfo, o=hitachi, c=jp
2検索用スコープユーザのエントリを検索するためのスコープをhptl_clb_cum_userScopeプロパティに指定します。
なお,組織の場合はスキーマ構造によってスコープが決まるため,スコープを指定する必要がありません。
(指定例)
hptl_clb_cum_userScope = onelevel
3オブジェクトクラスのマッピングユーザを示すオブジェクトクラスをhptl_clb_cum_userObjectclassプロパティに指定します。
組織を示すオブジェクトクラスをhptl_clb_cum_orgObjectclassプロパティに指定します。
(指定例)
hptl_clb_cum_userObjectclass = inetOrgPerson
hptl_clb_cum_orgObjectclass = organizationalUnit
4各属性のマッピングユーザのエントリでユーザIDに相当する属性をhptl_clb_cum_uidプロパティに指定します。
メールアドレスに相当する属性をhptl_clb_cum_eMailプロパティに指定します。
ほかの属性に相当するプロパティもあります。
(指定例)
hptl_clb_cum_uid = uid
hptl_clb_cum_eMail = email