Collaboration - Directory Accessが提供するコネクションプールを使用する場合は,次に示す値にご注意ください。
- ディレクトリサーバにアクセスするスレッド数
コネクションプール数は,ディレクトリサーバにアクセスするスレッド数以上の値を指定する必要があります。スレッド数に対してコネクションプール数が不足する場合は,コネクションを得られないスレッドがディレクトリサーバにアクセスできずにエラーとなります。
- ディレクトリサーバの nsslapd-idletimeoutパラメタ
nsslapd-idletimeoutパラメタに0以外を指定した場合,原則としてコネクションプールは使用できません。nsslapd-idletimeoutパラメタに指定された時間内に使用されないコネクションをディレクトリサーバが自動的に破棄するためです。
ただし,Collaboration - Directory Accessのコネクションプールはプールしているコネクションを順番に使用するため,nsslapd-idletimeoutパラメタに設定した時間内にコネクションプール数より十分大きなアクセス数がある場合は使用できます。
- ディレクトリサーバのコネクションリソース
コネクションプールを使用すると,生成するコネクションオブジェクトの数だけディレクトリサーバのコネクションリソースが消費されます。ディレクトリサーバ全体のコネクションリソース数,および他アプリケーションのLDAPアクセス数などとのバランスを考慮してください。