LDAP設定の区分に属するプロパティについて説明します。
ディレクトリサーバに接続するためのURLを指定します。
値を指定しなかった場合または不正な値を指定した場合,Collaboration - Directory Accessのすべての機能を使用できません。
コネクションプールに生成するコネクションオブジェクトの数を指定します。値の範囲は,0~1,024です。0を設定した場合,コネクションプールは使用されません。
コネクションプールの機能は,「1.3.5 コネクションプール機能」を参照してください。
コネクションプール使用時はディレクトリサーバの設定に注意が必要です。詳細は,「2.3.3 コネクションプールに関連する設定」を参照してください。
値を指定しなかった場合,0が設定されます。
不正な値を指定した場合,Collaboration - Directory Accessのすべての機能を使用できません。
ディレクトリサーバとの接続に失敗した場合のリトライ回数を指定します。値の範囲は,0~100です。0を指定した場合,リトライしません。
リトライ間隔は100ミリ秒固定です。
値を指定しなかった場合または不正な値を指定した場合,Collaboration - Directory Accessのすべての機能を使用できません。
組織ツリー検索の結果として取得する,エントリの最大数を指定します。値の範囲は,1~5,000です。
値を指定しなかった場合または不正な値を指定した場合,Collaboration - Directory Accessのすべての機能を使用できません。
ユーザ検索の結果として取得する,エントリの最大数を指定します。値の範囲は,1~1,000です。
値を指定しなかった場合,50が設定されます。
不正な値を指定した場合,Collaboration - Directory Accessのすべての機能を使用できません。
Collaboration Portalが1回に取得するユーザ情報の数を指定します。
値の範囲は,1~5,000です。
値を大きくすると,一度に大量のユーザ情報を送信するため,ディレクトリサーバの負荷が高くなります。ディレクトリサーバの負荷が高い場合は小さい値を設定するなど,環境に合わせて設定してください。
値を指定しなかった場合,10が設定されます。
不正な値を指定した場合,Collaboration - Directory Accessのすべての機能を使用できません。
Collaboration Portalが1回に取得する組織情報の数を指定します。
値の範囲は,1~5,000です。
値を大きくすると,一度に大量の組織情報を送信するため,ディレクトリサーバの負荷が高くなります。ディレクトリサーバの負荷が高い場合は小さい値を設定するなど,環境に合わせて設定してください。
値を指定しなかった場合,10が設定されます。
不正な値を指定した場合,Collaboration - Directory Accessのすべての機能を使用できません。
ユーザ検索時に使用するベースDNを指定します。
値を指定しなかった場合,Collaboration - Directory Accessのすべての機能を使用できません。
不正な値を指定した場合,[ユーザを探す]画面(組織ツリー表示)の組織検索だけ動作し,そのほかの機能は使用できません。
ユーザ検索時に使用するスコープを指定します。
値を指定しなかった場合,onelevelが設定されます。
不正な値を指定した場合,Collaboration - Directory Accessのすべての機能を使用できません。
組織検索時に使用するベースDNを指定します。
値を指定しなかった場合,Collaboration - Directory Accessのすべての機能を使用できません。
不正な値を指定した場合,組織ツリー表示機能はすべて使用できません。
組織ツリーを表現する組織スキーマ構造を指定します。
値を指定しなかった場合または不正な値を指定した場合,Collaboration - Directory Accessのすべての機能を使用できません。
組織ツリーは,上位組織を示す属性によって,論理的に表されます。
logicalの組織スキーマ構造の例を次に示します。
図2-2 logicalの組織スキーマ構造の例
組織ツリーでは,二つの課(sect11およびsect12)の上位組織は部(dept1)です。二つの部(dept1およびdept2)の上位組織は本社(hq)です。
hptl_clb_cum_orgSchemaプロパティにlogicalを指定した場合に,上位組織を一意に識別する属性名を指定します。logicalを指定した場合は省略できません。
値を指定しなかった場合,Collaboration - Directory Accessのすべての機能を使用できません。
不正な値を指定した場合,[ユーザを探す]画面(組織ツリー表示)での配下組織の検索はできません。
最上位組織のDNを指定します。
値を指定しなかった場合または不正な値を指定した場合,[ユーザを探す]画面(組織ツリー表示)は正常に機能しません。[詳細検索]ボタンおよび[簡易検索]ボタン以外は動作しません。
検索対象を指定します。Collaboration - Directory Access 01-30以降では,「searchModeAll」を指定することをお勧めします。
値を指定しなかった場合,searchModeAllが設定されます。
不正な値を指定した場合,Collaboration - Directory Accessのすべての機能を使用できません。
Collaboration - Directory Access 01-20と同じ検索対象にする場合は,「searchModeOff」を指定してください。