1.1 Collaboration - Online Community Managementとは

Collaborationは,同じ目的や問題意識を持つ人が既存の組織を越えて集まり,協働作業の場所で情報を共有・交換して業務を進めていくための製品です。Collaborationでは,この「同じ目的を持つ人の集まり」をコミュニティ,「協働作業の場所」をワークプレースといいます。また,コミュニティに参加しているユーザをコミュニティメンバといいます。

Collaboration - Online Community Managementは,このコミュニティ,ワークプレースやコミュニティメンバなどを管理するコンポーネントです。

Collaboration - Online Community Managementの概要を次に示します。

図1-1 Collaboration - Online Community Managementの概要

[図データ]

Collaboration - Online Community Managementには次の特長があります。

クロスファンクショナルなコミュニティによる業務遂行の支援
組織構造にとらわれることなく,業務遂行に必要な人材を集めてコミュニティを編成できます。
協働作業の場所であるワークプレースの作成
コミュニティごとに,専用のワークプレースを設定できます。ワークプレースには,コミュニティで使用できるアプリケーションが登録されています。これらのアプリケーションを利用して,メンバと協働作業を進めていきます。
なお,ワークプレースの情報を基に,アプリケーション(ポートレット)を使いやすいようにレイアウトしたユーザインタフェースをワークプレースビューといいます。
コミュニティメンバの役割の設定
コミュニティメンバに役割を設定することで,電子会議室やファイル共有などで利用できる機能を制御できます。

 

以降では,Collaboration - Online Community Managementを使用する上で知っておいてほしい概念について説明します。