8.1.4 リストア

バックアップデータをリストアする方法について説明します。

<この項の構成>
(1) データベースが壊れた場合
(2) アプリケーションサーバだけが壊れた場合
(3) Collaboration - Online Community Managementのデータベースだけをリストアする方法

(1) データベースが壊れた場合

バックアップデータをリストアする前に,必ず,次に示すサーバを停止してください。

サーバ停止後,バックアップデータ(データベースのリソースおよびCollaboration - Online Community Managementのリソース)をリストアします。データベースだけが壊れた場合は,データベースリソース以外のバックアップデータをリストアする必要はありません。

Collaboration - Online Community Managementと連携している製品(ポータル,電子会議室,ファイル共有)のバックアップデータは,Collaboration - Online Community Managementと同時に取得したものをリストアしてください。

(2) アプリケーションサーバだけが壊れた場合

バックアップデータをリストアする前に,必ず,壊れたアプリケーションサーバを停止してください。

サーバ停止後,Collaboration - Online Community Managementのリソースのうち,データベースリソース以外のバックアップデータをリストアします。

(3) Collaboration - Online Community Managementのデータベースだけをリストアする方法

この方法でリストアした場合,Collaboration - Online Community Managementでは削除されたコミュニティが,ポータル,電子会議室およびファイル共有からはまだあるように見えます。このように不整合が発生するため,注意が必要です。

手順

  1. Collaboration - Online Community Managementが動作しているすべてのアプリケーションサーバを停止します。
  2. データベースを起動します。
  3. バックアップデータ(データベースのリソースおよびCollaboration - Online Community Managementのリソース)をリストアします。ただし,データベースリソース以外のバックアップデータをリストアする必要はありません。
  4. 次のSQLを実行して,バックアップ時点のリストア管理番号を取得します。
    select systempolicy4 from tbl_system where effectiveid=1;
  5. 次のSQLを実行します。xは手順4で出力した数値+1の値です。
    update tbl_system set systempolicy4=x where effectiveid=1;
    commit;
  6. 次のSQLを実行してリストア管理番号を出力し,手順5が正しく実行されたかを確認します。
    select systempolicy4 from tbl_system where effectiveid=1;
  7. アプリケーションサーバを起動します。