プロパティファイルは,コマンド実行時に必要なデータベースサーバの情報やトレースファイルの情報を格納しておくファイルです。
Collaboration - Online Community Managementのプロパティファイルには,共通プロパティファイル(hptl_clb_ccm.properties)とコマンドプロパティファイル(hptl_clb_ccm_cmd.properties)があります。それぞれのプロパティファイルのキー情報を次に示します。記述形式については「6.2 プロパティファイルの記述形式」を参照してください。
表6-1 共通プロパティファイル(hptl_clb_ccm.properties)のキー情報
キー名 | 説明 | デフォルト |
---|---|---|
hptl_clb_ccm_trace_level | トレースレベルを指定します。指定できる値は,-1,10,20,30,40です。 | 20 |
hptl_clb_ccm_trace_max_size | トレースファイルのサイズ(バイト)を指定します。指定できる値は,4,096~2,147,483,647の範囲の整数です。 | 4000000 |
hptl_clb_ccm_trace_dir | トレースファイルの出力先を指定します。 出力ファイル名は「hptl_clb_ccmX.log」となります(X:1~hptl_clb_ccm_trace_page_numで指定した値)。※ | C:¥¥Program Files¥¥Hitachi¥¥collaboration¥¥clb_home¥¥log |
hptl_clb_ccm_trace_page_num | トレースファイルの面数を指定します。指定できる値は,1~16の範囲の整数です。 | 10 |
hptl_clb_ccm_user_name | データベースのユーザID(認可識別子)を指定します。 Collaboration - Forumのコマンドを使用する場合は必ず指定してください。コマンドを使用しない場合は省略できます。 設定例:hptl_clb_ccm_user_name=user | - |
hptl_clb_ccm_password | データベースのパスワードを指定します。 Collaboration - Forumのコマンドを使用する場合は必ず指定してください。コマンドを使用しない場合は省略できます。 設定例:hptl_clb_ccm_password=password | - |
hptl_clb_ccm_url | データベース接続先情報URLを指定します。 Collaboration - Forumのコマンドを使用する場合は必ず指定してください。コマンドを使用しない場合は省略できます。 設定例: hptl_clb_ccm_url =jdbc:hitachi:dbplib://DB =HIRDB,DBID=HiRDBのシステムポート番号, ENCODELANG=UTF8, DBHOST=データベースのホスト名 詳細は,マニュアル「DABroker for JavaTM Version 2 DABroker Driver for JavaTM Technology」を参照してください。 文字コードはUTF8でもUTF-8でもかまいません。 | - |
hptl_clb_ccm_workplaceview | ワークプレースビューの表示方法を設定するためのラジオボタンを,次の画面に表示するかどうかを指定します。
| View_Auto |
hptl_clb_ccm_telephone_number_kind | ディレクトリサーバから取得する電話番号の種類を指定します。指定できる値は,「telNo」(電話番号)および「extTelNo」(電話番号2)です。 なお,ユーザを追加したあとに電話番号の種類の設定を変更しても,表示される電話番号の種類は変わりません。この場合は,ユーザ情報の電話番号の値を指定し直してください。 | telNo |
hptl_clb_ccm_mainWindowWidth | [コミュニティ管理]ポートレットの画面を表示させるときの画面の幅(ピクセル)を指定します。指定できる値は,450~1,500の範囲の整数です。これ以外の値を指定した場合は,デフォルトが設定されます。 | 690 |
hptl_clb_ccm_mainWindowHeight | [コミュニティ管理]ポートレットの画面を表示させるときの画面の高さ(ピクセル)を指定します。指定できる値は,200~1,500の範囲の整数です。これ以外の値を指定した場合は,デフォルトが設定されます。 | 570 |
hptl_clb_ccm_subWindowWidth | 会議室やリンク集などのポートレットからコミュニティメンバの一覧を表示させるときの画面の幅(ピクセル)を指定します。 指定できる値は,450~1,500の範囲の整数です。これ以外の値を指定した場合は,デフォルトが設定されます。 | 600 |
hptl_clb_ccm_subWindowHeight | 会議室やリンク集などのポートレットからコミュニティメンバの一覧を表示させるときの画面の高さ(ピクセル)を指定します。指定できる値は,200~1,500の範囲の整数です。これ以外の値を指定した場合は,デフォルトが設定されます。 | 500 |
hptl_clb_ccm_userSelectTab | [簡単コミュニティ作成]画面や[コミュニティメンバ追加]画面などのユーザ選択領域に初期表示させるタブを指定します。
| user |
hptl_clb_ccm_userDetail_displayFlag | 内部ディレクトリユーザの[コミュニティメンバ情報]画面や[コミュニティメンバ情報変更]画面に,[ユーザ情報の表示]アンカーを表示するかどうかを指定します。
| 1 |
hptl_clb_ccm_mail_address_checkFlag | 一般ユーザの作成・変更時に,メールアドレスをどのような方法でチェックするかを指定します。
mailCheckおよびmrcCheckの場合,テキストボックスは全角禁止モードとなります。 なお,[ユーザ検索]画面や[ユーザ情報]画面などでメールアドレスが表示されるだけの場合は,チェックは実施されません。 | compatible0130 |
hptl_clb_ccm_initial_memberlist_sort | コミュニティメンバ一覧を初期表示するときに,役職の順に表示するか,メンバIDの順(登録順)に表示するかを指定します。
なお,Collaboration - Directory Accessで役職の順位による並べ替えを指定していない場合は,このキーの指定は無視されます。 | registrationorder |
hptl_clb_ccm_titleorder_sort_user_order | 役職の順位で並べ替えをする場合,内部ディレクトリユーザと非ディレクトリユーザのどちらを上位に表示するかを指定します。
なお,Collaboration - Directory Accessで役職の順位による並べ替えを指定していない場合は,このキーの指定は無視されます。 | internalDirectoryUser |
表6-2 コマンドプロパティファイル(hptl_clb_ccm_cmd.properties)のキー情報
キー名 | 説明 | デフォルト |
---|---|---|
hptl_clb_ccm_cmd_dbhost | データベースサーバのホスト名を指定します。 | localhost |
hptl_clb_ccm_cmd_dbid | データベースIDを指定します。 | 22200 |
hptl_clb_ccm_cmd_set_system_config | システム情報定義ファイルのパスを指定します。 | set_system.cfg |
hptl_clb_ccm_cmd_set_role_config | 共通の役割定義ファイルのパスを指定します。 | set_role.cfg |
hptl_clb_ccm_cmd_set_template_config | テンプレート定義ファイルのパスを指定します。 | set_template.cfg |
hptl_clb_ccm_cmd_set_worktemplate_config | ワークプレーステンプレート定義ファイルのパスを指定します。 | set_worktemplate.cfg |
hptl_clb_ccm_cmd_trace_file | トレースファイル名を指定します。コマンドを実行したディレクトリにファイルを出力します。 | trace |
hptl_clb_ccm_cmd_trace_fnum | トレースファイルの面数を指定します。指定できる値は,1~16の範囲の整数です。 | 4 |
hptl_clb_ccm_cmd_trace_size | トレースファイルのサイズ(バイト)を指定します。指定できる値は,4,096~2,147,483,647の範囲の整数です。 | 1024000 |
hptl_clb_ccm_cmd_trace_level | トレースレベルを指定します。 | 20 |
hptl_clb_ccm_cmd_logfile | ログファイル名を指定します。 | error.log |
hptl_clb_ccm_cmd_backupfile | バックアップファイル名を指定します。 | backup |
hptl_clb_ccm_cmd_commit_num | 1トランザクションでロックを掛けるレコード数を指定します。指定できる値は,1~255の範囲の整数です。 ただし,アプリケーションテーブル(TBL_APPLICATION),メンバ情報テーブル(TBL_MEMBER)およびメンバロールテーブル(TBL_MEMBERROLE)を対象とする場合は,「指定した値=ロックを掛けるレコード数」とならない場合があります。 | 100 |
hptl_clb_ccm_cmd_community_file | get_communityで-lを省略した場合のコミュニティ情報一覧ファイル名を指定します。 | community.csv |