コミュニティ内の活動を円滑に進めるために,コミュニティメンバに役割を設定します。役割は,一人のメンバに複数設定できます。役割には,コミュニティを利用するための役割とコミュニティを管理するための役割があります。
- コミュニティを利用するための役割
- コミュニティを利用するための役割には,システム全体で共通の役割としてリーダ,メンバ,およびオブザーバがあります。また,これらの共通の役割のほかに,コミュニティ内だけで有効な役割を作成することもできます。ここで割り当てた役割によって,電子会議室やファイル共有でのアクセス権を制御できます。
- コミュニティを管理するための役割
- コミュニティを管理するための役割には,コミュニティ管理者およびコミュニティ運用者があります。コミュニティ管理者およびコミュニティ運用者は,コミュニティを運用する上でどのような権限をどのユーザが持つかを設定します。例えば,「コミュニティにメンバを登録できる権限をコミュニティ管理者およびコミュニティ運用者に持たせる」といった設定をします。このように,コミュニティを運用するための権限をどのユーザが持つかを設定したものをコミュニティポリシーといいます。
- コミュニティ管理者およびコミュニティ運用者は,コミュニティポリシーを変更する権限を持ちます。また,コミュニティ管理者は,コミュニティ管理者およびコミュニティ運用者を任命する権限を持ちます。
- コミュニティを作成したユーザが,最初のコミュニティ管理者となります。
- なお,ログインユーザがコミュニティ管理者の場合,自分自身のコミュニティ管理者の役割を解除することはできません。
コミュニティでの役割の割り当てを次に示します。
図1-3 コミュニティでの役割の割り当て
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