ここでは,「2.2.3 RDエリアの容量計算」のRDエリア用制御文ファイル(HiRDB/シングルサーバの場合はhptl_clb_ccm_rdarea_s.def,HiRDB/パラレルサーバの場合はhptl_clb_ccm_rdarea_p.def),およびテーブル定義ファイル(hptl_clb_ccm_table.sql)を使って,Collaboration - Online Community Managementのデータベーステーブルを作成する手順について説明します。Collaboration - Online Community Managementのデータベーステーブルを作成するには,HiRDBの運用コマンドおよびユティリティを使用します。HiRDBの運用コマンドおよびユティリティの詳細は,マニュアル「ノンストップデータベース HiRDB Version 9 コマンドリファレンス(Windows(R)用)」を参照してください。
ここで説明する手順は,前提OSがWindowsでもUNIXでも同じです。ただし,(2),(3),(6),(11)で指定するパス名にスペースが含まれる場合は,各OSでの規則に従って指定してください。
(2)~(11)にHiRDBが停止している場合の作業手順を示します。HiRDBが起動済みの場合,(4)は省略できます。
Collaboration - Online Community Managementが使用するHiRDBファイルシステム領域をHiRDBの運用コマンドpdfmkfsを使って作成します。pdfmkfsのオプションは,次のように指定します。
コマンドの入力例(1000人規模のため-nには321を設定しています)
pdfmkfs -n 321 -l 10 -k DB -i HiRDBファイルシステム領域名 |
HiRDBの運用コマンドpdfstatfsを使って,HiRDBファイルシステム領域が作成できていることを確認します。
コマンドの入力例
pdfstatfs HiRDBファイルシステム領域名 |
HiRDBの運用コマンドpdstartを使って,HiRDBを起動します。HiRDB/パラレルサーバを開始する場合,システムマネージャを定義したサーバマシンでpdstartを実行します。
コマンドの入力例
pdstart |
HiRDBの運用コマンドpdlsを使って,HiRDBが起動済みであることを確認します。
コマンドの入力例
pdls |
Collaboration - Online Community Managementが使用するRDエリアをデータベース作成ユティリティ(pdmod)を使って作成します。HiRDB/パラレルサーバの場合,システムマネージャを定義したサーバマシンでpdmodを実行します。
コマンドの入力例(HiRDB/シングルサーバの場合)
pdmod -a <Collaboration - Serverインストールディレクトリ>/community/sample/hptl_clb_ccm_rdarea_s.def |
コマンドの入力例(HiRDB/パラレルサーバの場合)
pdmod -a <Collaboration - Serverインストールディレクトリ>/community/sample/hptl_clb_ccm_rdarea_p.def |
HiRDBの運用コマンドpddblsを使って,hptl_clb_ccm_rdarea_s.def,またはhptl_clb_ccm_rdarea_p.def で指定したRDエリアが作成できていることを確認します。pddblsの-rオプションで「CCMRD*」と指定することで,Collaboration - Online Community Managementで使用する「CCMRD」で始まるRDエリアの一覧を表示します。
コマンドの入力例
pddbls -r CCMRD* |
HiRDBの運用コマンドpdstopを使って,HiRDBを停止します。HiRDB/パラレルサーバを停止する場合,システムマネージャを定義したサーバマシンでpdstopを実行します。
コマンドの入力例
pdstop |
HiRDBのシステム共通定義のpdbufferオペランドを使って,作成したRDエリアにグローバルバッファを割り当てます。pdbufferオペランドの詳細は,マニュアル「ノンストップデータベース HiRDB Version 9 システム定義(Windows(R)用)」を参照してください。
pdbufferオペランドの定義例(1000人規模で設定した場合)
pdbuffer -a CCMGBUFDATA1 -n 1056 -r CCMRDDATA1 |
HiRDBの運用コマンドpdstartを使って,HiRDBを開始します。HiRDB/パラレルサーバを開始する場合,システムマネージャを定義したサーバマシンでpdstartを実行します。
コマンドの入力例
pdstart |
Collaboration - Online Community Managementが使用するスキーマ,表,およびインデックスをデータベース定義ユティリティ(pddef)を使って作成します。このときテーブル定義ファイルとしてhptl_clb_ccm_table.sqlを流用します。また,ディクショナリ表を検索することで,作成されたスキーマ,表,およびインデックスを確認できます。ディクショナリ表の検索の詳細は,マニュアル「ノンストップデータベース HiRDB Version 9 UAP開発ガイド」を参照してください。
コマンドの入力例
pddef < <Collaboration - Serverインストールディレクトリ>/community/sample/hptl_clb_ccm_table.sql |