ここでは,データベースサーバの構築の準備,および構築するデータベースサーバの種類と構成について説明します。
なお,運用状況に合わせて,データベース容量を定期的に見直してください。
uCosminexus Portal Frameworkで使用するRDエリアの容量を見積もるには,表に格納する行の総数を見積もる必要があります。表に格納する行の総数の見積もり式を次の表に示します。
表4-1 表に格納する行の総数の見積もり式
項番 | テーブル名 | 見積もり式 |
---|---|---|
1 | HPTLUSER | UMX |
2 | FILECONTENT | (CMX+PLX)×2+8 |
3 | PORTLET_ARRANGE | 0 |
4 | PORTLET_ENTRY | PGX×PGP |
5 | PORTLET_GROUP | PGX |
6 | PORTAL_GROUP | CMX+PMG+4 |
7 | PORTAL_LAYOUT | CMX+PLX+4 |
8 | PORTAL_PORTLET | (PMG+4)×PMP |
9 | PORTAL_CREATEID | 1 |
10 | PORTAL_UPDATEID | 1 |
11 | COMPONENT_PORTLET | WCP |
ここで見積もった値を使用して,uCosminexus Portal Frameworkで使用するRDエリアの容量を見積もります。見積もり方法の詳細は,マニュアル「uCosminexus Portal Framework システム管理者ガイド」のDBの容量計算について説明している個所を参照してください。
Collaborationでは,ユーザがポータル画面のレイアウトや設定内容をカスタマイズするための情報を,ユーザごとのパーソナライズ情報として,uCosminexus Portal Frameworkのデータベース上に登録します。
Collaborationのパーソナライズ情報を登録する領域を,uCosminexus Portal Frameworkのデータベース上に確保するためには,データベースサーバを構築する前に,Collaborationのパーソナライズ情報のデータベース容量を見積もる必要があります。
Collaborationのパーソナライズ情報のデータベース容量は,各コンポーネントが必要とするパーソナライズ情報のデータベース容量を合計して求めます。
各コンポーネントが必要とするパーソナライズ情報のデータベース容量を,次の表に示します。
表4-2 各コンポーネントが必要とするパーソナライズ情報のデータベース容量
コンポーネント名 | データベース容量(単位はバイト) | |
---|---|---|
ナビゲーションビュー | ((100+(平均ポートレット名サイズ×平均登録アプリケーション数))×平均カスタマイズワークプレース数)+600 | |
新着情報※1 | 新着情報との連携機能を利用するCollaboration - Bulletin board | 平均利用ワークプレース数×平均新着情報掲示板アイテム数×479 |
新着情報との連携機能を利用するCollaboration - Forum | 平均新着情報電子会議室アイテム数×(664×平均利用ワークプレース数-24) | |
新着情報との連携機能を利用するCollaboration - Schedule(スケジュール機能) | 平均利用ワークプレース数×平均新着情報スケジュールアイテム数×420 | |
新着情報との連携機能を利用するCollaboration - Schedule(ToDo機能) | 平均利用ワークプレース数×平均新着情報ToDoアイテム数×420 | |
新着情報のカスタマイズ情報 | 300+平均利用ワークプレース数×400 | |
リンク集 | 200+(100+平均表示名長+平均説明文長+平均URL長)×平均登録数 | |
Collaboration - File Sharing ※2 | マニュアル「Collaboration - File Sharing システム管理者ガイド」を参照してください。 | |
Collaboration - Forum ※2 | マニュアル「Collaboration - Forum システム管理者ガイド」を参照してください。 | |
Collaboration - Bulletin board | マニュアル「Collaboration - Bulletin board システム管理者ガイド」を参照してください。 | |
Collaboration - Mail ※3 | マニュアル「Collaboration - Mail システム管理者ガイド」を参照してください。 | |
Collaboration - Schedule(スケジュール機能)※3 | マニュアル「Collaboration - Schedule システム管理者ガイド」を参照してください。 | |
Collaboration - Schedule(ToDo機能)※3 | マニュアル「Collaboration - Schedule システム管理者ガイド」を参照してください。 | |
Collaboration - Directory Access | マニュアル「Collaboration - Directory Access システム管理者ガイド」を参照してください。 |
次の2種類のデータベースサーバを構築する必要があります。