7.3.2 JP1/NETM/Auditと連携するための設定

JP1/NETM/Auditと連携して監査ログの自動収集および一元管理をするためには,Collaborationのシステムを構成する,次のサーバで設定が必要になります。

ここでは,サーバごとに必要な設定について説明します。

<この項の構成>
(1) アプリケーションサーバの設定
(2) 監査ログ管理サーバの設定

(1) アプリケーションサーバの設定

監査ログ管理サーバで,監査ログの収集対象となるアプリケーションサーバの設定方法について説明します。アプリケーションサーバの設定手順を次に示します。

手順

  1. アプリケーションサーバにJP1/Baseをインストールします。
    JP1/Baseのインストール手順については,マニュアル「JP1 Version 8 JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。
  2. アプリケーションサーバをセットアップします。
    次の作業を実施して,アプリケーションサーバをセットアップします。
    • JP1/Baseのイベントサービスを設定します。
      アプリケーションサーバで出力された監査ログは,JP1/Baseのイベントサービスによって,監査ログ専用のイベントサーバのイベントデータベースに蓄積されます。JP1/Baseのイベントサービスを使用するために,アプリケーションサーバで,監査ログ専用のイベントサーバを登録して設定します。
    • アダプタコマンドとアダプタコマンド定義ファイルをコピーします。
      アプリケーションサーバで出力された監査ログは,JP1/Baseのログファイルトラップ機能によってJP1イベントに変換されます。JP1/Baseのログファイルトラップ機能を使用するために,監査ログ管理サーバからアプリケーションサーバへアダプタコマンドとアダプタコマンド定義ファイルをコピーします。
    • JP1/Baseのログファイルトラップ機能の設定を確認します。
      JP1/Baseのログファイルトラップ機能が起動されているかどうかを確認します。
    各作業の詳細は,マニュアル「JP1 Version 8 JP1/NETM/Audit」を参照してください。

なお,アプリケーションサーバを複数台配置している場合,手順1.~手順2.の設定は,アプリケーションサーバごとに実施してください。

(2) 監査ログ管理サーバの設定

監査ログを収集する監査ログ管理サーバの設定方法について説明します。監査ログ管理サーバの設定手順を次に示します。

手順

  1. 監査ログ管理サーバに,JP1/NETM/Auditの前提プログラム(JP1/Baseなど),およびJP1/NETM/Auditをインストールします。
    JP1/NETM/Auditの前提プログラムをインストールしたあとに,JP1/NETM/Auditをインストールします。
    JP1/Baseのインストール手順については,マニュアル「JP1 Version 8 JP1/Base 運用ガイド」を,JP1/NETM/Auditのインストール手順については,マニュアル「JP1 Version 8 JP1/NETM/Audit」を参照してください。なお,JP1/NETM/Auditの前提プログラムについては,マニュアル「JP1 Version 8 JP1/NETM/Audit」を参照してください。
  2. JP1/NETM/Auditの前提プログラムをセットアップして必要な設定をします。
    JP1/NETM/Auditの前提プログラムのセットアップ方法,および必要な設定については,マニュアル「JP1 Version 8 JP1/NETM/Audit」を参照してください。
  3. JP1/NETM/Auditをセットアップします。
    JP1/NETM/Auditのセットアップ方法については,マニュアル「JP1 Version 8 JP1/NETM/Audit」を参照してください。
  4. 監査ログの収集対象を設定します。
    監査ログ管理サーバに監査ログの収集対象となるサーバ(アプリケーションサーバ)を設定して,監査ログの収集を開始します。この設定は,収集対象となるアプリケーションサーバの台数分実行してください。監査ログの収集対象の設定方法については,マニュアル「JP1 Version 8 JP1/NETM/Audit」を参照してください。