ポートレットとローカル間のファイル操作でドラッグ&ドロップ機能を使用する場合の注意事項を次に示します。
- ドラッグ&ドロップ機能を使用するCollaborationのクライアントマシンでは,次の条件を満たしている必要があります。
- ActiveXコントロールの実行が有効になっていること。
- Windows 7の場合,接続するホストのアドレス(URL)をローカルイントラネットに登録していること。
- Windows Vistaの場合,接続するホストのアドレス(URL)を信頼済みサイトに登録していること。
- ドラッグ&ドロップ機能を使用するCollaborationのクライアントに対して,ActiveXコントロールのインストーラを配布できる環境を用意してください。Collaborationでは,[環境設定]画面を利用した配布方法を提供しています。また,JP1/NETM/DMのリモートインストールを利用して配布することもできます。ActiveXコントロールのインストーラを配布する時に使用するファイルは,Collaborationで提供しているファイルを使用してください。ActiveXコントロールのインストーラの配布方法については,「付録D.1(2) CollaborationのクライアントへのActiveXコントロールのインストーラの配布」を参照してください。
- Collaborationを入れ替えた場合には,必要に応じて,ActiveXコントロールのインストーラを再配布する必要があります。ActiveXコントロールのインストーラを再配布した場合は,Collaborationのクライアントで,ActiveXコントロールを再インストールしてください。
- ポートレット上の添付ファイルを,直接[メール作成]画面へドラッグ&ドロップして添付できません。ポートレット上の添付ファイルは,いったんローカルに保存してから,ドラッグ&ドロップで[メール作成]画面へ添付してください。
- ポートレット上の添付ファイルを,直接アプリケーションにドラッグ&ドロップして開くことはできません。ポートレット上の添付ファイルは,必ずローカルに保存してから開いてください。
- 添付ファイルが実行形式のファイル(exeファイル)の場合,ドラッグ&ドロップで保存できないことがあります。
- 添付ファイルのファイル名がWindowsで設定している言語と異なる言語の場合,その添付ファイルは保存できません。
- ドラッグ&ドロップ機能を使用すると,ActiveXコントロールのプログラムによって,自動的にローカルのディレクトリへログが出力されます。ハードディスクの空き容量が不足していないかを確認してください。
なお,ログが出力されるディレクトリは,次の形式で作成されます。
<作成先ディレクトリ>¥Collaboration-DAD
<作成先ディレクトリ>は,次の順序で決定されます。
- Collaborationのクライアントの環境変数TMPに指定されているディレクトリ
- Collaborationのクライアントの環境変数TEMPに指定されているディレクトリ
- <システムドライブ>¥WINNT,または<システムドライブ>¥WINDOWS
CollaborationのクライアントマシンのOSが,Windows 7,Windows Vistaの場合は<システムドライブ>¥WINDOWSとなります。
- ドラッグ&ドロップ機能で添付ファイルの保存に失敗すると,保存に失敗した添付ファイルが,ローカルのディレクトリに残ることがあります。ドラッグ&ドロップ機能で添付ファイルを保存するディレクトリは,次の形式で作成されます。
<作成先ディレクトリ>¥Collaboration-DAD¥<ユーザID><現在のシステムタイム><プロセスID>
<作成先ディレクトリ>は,次の順序で決定されます。
- Collaborationのクライアントの環境変数TMPに指定されているディレクトリ
- Collaborationのクライアントの環境変数TEMPに指定されているディレクトリ
- <システムドライブ>¥WINNT,または<システムドライブ>¥WINDOWS
CollaborationのクライアントマシンのOSが,Windows 7,Windows Vistaの場合は<システムドライブ>¥WINDOWSとなります。
この作成されたディレクトリに添付ファイルが残っていると,添付ファイルの保存に失敗したり,ハードディスクの空き容量が不足したりするなどの原因になるため,不要な添付ファイルは定期的に削除してください。