3.1.1 統合インストーラからのインストール・セットアップ

Collaborationの主な機能を提供する製品には,次の製品があります。構築する環境基盤や,使用する機能によって,インストールする製品を選択してください。Collaborationの機能と製品の関係については,「2.1 Collaborationの製品構成」を参照してください。

これらの製品は,統合インストーラを使用してインストール・セットアップします。統合インストーラでは,それぞれのコンポーネントをインストール・セットアップします。各製品に含まれるコンポーネントを次の表に示します。各コンポーネントの詳細は,各コンポーネントのマニュアルを参照してください。

表3-1 各製品に含まれるコンポーネント

コンポーネント製品  
Groupmax Collaboration PortalGroupmax Collaboration Web Client - Forum/File SharingGroupmax Collaboration Web Client - Mail/Schedule
Collaboration - Directory Access
Collaboration - Online Community Management
Collaboration - Schedule×
Collaboration - Calendar
Collaboration - Mail×
Collaboration - Forum×
Collaboration - File Sharing×
Collaboration - Common Utility
Collaboration - Bulletin board
Collaboration - Navigation View
(凡例)
○:含まれています。
×:含まれていません。

ここでは,Collaborationを新規にインストールする手順と,上書きしてインストール(更新インストール)する手順について説明します。

注意
インストール時の注意
Collaborationをインストール・セットアップする場合は,必ず,管理者権限のあるユーザIDでログインして実施してください。
<この項の構成>
(1) 新規インストール
(2) 更新インストール

(1) 新規インストール

Collaborationを新規にインストールする手順を次に示します。

手順

  1. 日立総合インストーラから統合インストーラを起動します。
    インストール開始画面が表示されます。
  2. [次へ]ボタンをクリックします。
    インストール先の選択画面が表示されます。
    インストールをキャンセルしたい場合は,インストール開始画面で[キャンセル]ボタンをクリックします。
  3. インストール先を指定します。
    デフォルトのインストール先フォルダは次のとおりです。
    Windows Server 2008 R2,Windows Server 2008 x64,Windows Server 2012 R2,Windows Server 2012の場合
    <OS(Windows)のインストールドライブ>:¥Program Files (x86)¥Hitachi¥Collaboration
    そのほかのOS(Windows)を使用している場合
    <OS(Windows)のインストールドライブ>:¥Program Files¥Hitachi¥Collaboration
    別のフォルダにインストールしたい場合は,[参照]ボタンをクリックしてフォルダを選択します。インストール先フォルダ名は,半角英数字および空白文字だけで構成されている必要があります。また,インストール先パス名が50文字を超えないように設定してください。
  4. [次へ]ボタンをクリックします。
    ユーザ情報の設定画面が表示されます。
  5. ユーザ名および会社名を入力し,[次へ]ボタンをクリックします。
    プログラムフォルダの選択画面が表示されます。
  6. スタートメニューのプログラムに登録するプログラムフォルダを選択します。
    デフォルトのフォルダ名は,「Collaboration」です。別のフォルダにしたい場合は,任意のフォルダ名を入力するか,または既存のフォルダリストからフォルダを選択します。
  7. [次へ]ボタンをクリックします。
    インストールの開始画面が表示されます。
  8. インストール情報を確認します。
    現在の設定内容が表示されます。設定を変更したい場合は,[戻る]ボタンをクリックして,設定を変更してください。[次へ]ボタンをクリックすると,各コンポーネントのインストーラが呼び出され,インストールの進捗状況が表示されます。インストールが完了すると,インストールが完了したことを知らせるダイアログボックスが表示されます。
  9. [完了]ボタンをクリックします。
    [Readmeを表示させますか?]チェックボックスをチェックしていた場合は,Readmeが表示されます。
  10. OSを再起動します。
    OSの再起動を促すメッセージが表示されたら,再起動を行います。

(2) 更新インストール

Collaborationをインストール済みのマシンに,上書きしてインストールする手順を次に示します。

注意
インストール済みの製品と異なる製品は更新インストールできません。インストール済みの製品をアンインストールしてから,新たに製品をインストールしてください。

手順

  1. Hitachi Web Serverを停止します。
  2. アプリケーションサーバを停止します。
  3. ファイル転送サービス[Collaboration - File Sharing FTP Service]を停止します。
    Groupmax Collaboration Web Client - Mail/Scheduleがインストールされている場合,この作業は必要ありません。
  4. 日立総合インストーラから統合インストーラを起動します。
    セットアップタイプ画面が表示されます。
  5. 「修正」を選択して,[次へ]ボタンをクリックします。
    修正インストールの開始画面が表示されます。
    修正インストールをキャンセルしたい場合は,[キャンセル]ボタンをクリックします。
  6. 再インストール情報を確認します。
    修正インストールの開始画面に現在の設定内容が表示されます。
    設定を変更したい場合は,[戻る]ボタンをクリックして,設定を変更してください。[次へ]ボタンをクリックすると,各コンポーネントのインストーラが呼び出され,インストールの進捗状況が表示されます。インストールが完了すると,インストールが完了したことを知らせるダイアログボックスが表示されます。
  7. [完了]ボタンをクリックします。
    [Readmeを表示させますか?]チェックボックスをチェックしていた場合は,Readmeが表示されます。
  8. OSを再起動します。
    OSの再起動を促すメッセージが表示されたら,再起動を行います。