1.2 Collaboration機能

Collaborationは,メールやスケジュールなど複数の機能を,一つの画面(ポータル画面)に表示して,必要な情報に効率良くアクセスできる企業内ポータルです。ここでは,Collaborationが提供する機能について説明します。

<この節の構成>
(1) Collaborationの主な機能

(1) Collaborationの主な機能

Collaborationの主な機能と概要を次の表に示します。なお,Collaborationの機能全体の詳細は,マニュアル「Collaboration ユーザーズガイド」を参照してください。

表1-1 Collaborationの主な機能と概要

機能概要
新着情報新着メールの件数や最新スケジュールの件数を表示できます。また,選択したメールやスケジュールのプレビューが表示できます。
新着情報の詳細は,マニュアル「Collaboration ユーザーズガイド」を参照してください。
メールポータル画面上でメールを送受信できます。スケジュールおよび電子会議室とも連携でき,これらのポートレットからメールを送信できます。また,宛先台帳に受信したメールの宛先などを登録して,メールの送信時に宛先台帳から宛先を指定できます。
メールの詳細は,マニュアル「Collaboration - Mail システム管理者ガイド」を参照してください。
電子会議室情報蓄積型の階層的な会議室です。発言と発言の関連を階層構造(スレッドツリー)で表示でき,会議室でのディスカッションの流れがわかります。また,ディスカッションの状態(未決,既決)を確認したり,発言の内容をプレビューで表示したりできます。
電子会議室の詳細は,マニュアル「Collaboration - Forum システム管理者ガイド」を参照してください。
ファイル共有メンバ間でファイルやフォルダを共有できます。また,個人が所有するファイルを参照したり,編集したりできます。ほかのポートレットと連携すると,ファイルの格納先を連絡する手段として,メールや電子会議室を使用したり,ファイルの実体をメール,電子会議室や電子掲示板の添付ファイルとして登録したりできます。
ファイル共有の詳細は,マニュアル「Collaboration - File Sharing システム管理者ガイド」を参照してください。
スケジュール自分のスケジュールを管理できます。また,施設の予約やメンバ同士のスケジュールを調整できます。さらに,コミュニティワークプレース上でコミュニティメンバのスケジュールを一覧で確認することもできます。
スケジュールの詳細は,マニュアル「Collaboration - Schedule システム管理者ガイド」を参照してください。
ToDo自分の仕事(タスク)を終了期限と重要度で管理できます。
ToDoの詳細は,マニュアル「Collaboration - Schedule システム管理者ガイド」を参照してください。
ユーザ検索組織に登録されているユーザを検索したり,ユーザの詳細情報を参照したりできます。また,検索したユーザをメールの宛先に指定したり,コミュニティのメンバに指定したりできます。
ユーザ検索の詳細は,マニュアル「Collaboration - Directory Access システム管理者ガイド」を参照してください。
コミュニティ管理職制などの組織を越えてコミュニティを簡単に作成できます。目的に応じて必要な人を集められます。
コミュニティ管理の詳細は,マニュアル「Collaboration - Online Community Management システム管理者ガイド」を参照してください。
電子掲示板伝達事項を掲示できます。複数の掲示板を作成できるので,用途別に管理できます。
電子掲示板の詳細は,マニュアル「Collaboration - Bulletin board システム管理者ガイド」を参照してください。
リンク集ユーザがよく利用する電子会議室やコミュニティメンバ一覧へのリンクを表示したり,リンクを登録したりできます。
リンク集の詳細は,マニュアル「Collaboration ユーザーズガイド」を参照してください。
参考
  • Collaborationでは,使用できる機能を限定した製品も提供しています。導入する目的や使用したい機能に応じて,製品を選択できます。Collaborationの製品については,「2.1 Collaborationの製品構成」を参照してください。
  • Collaborationでは,利用者による各種操作の記録を監査ログとして出力できます。監査ログを出力する場合には,Collaborationの監査ログ出力機能を使用します。監査ログ出力機能の詳細は,「7. Collaborationの監査ログ出力機能」を参照してください。