5.3 バックアップ

ここでは,Collaborationのシステムを構成する各種サーバのバックアップについて説明します。

運用時は,次のサーバのバックアップを取得してください。

バックアップには,次の三つの方法があります。

<この節の構成>
(1) システムバックアップ
(2) データベースバックアップ
(3) コンテンツバックアップ

(1) システムバックアップ

システム全体のバックアップです。システムバックアップのデータは,システムに障害が起きて回復作業をするときに利用します。

システムバックアップは,市販のバックアップ製品を利用して取得してください。

(2) データベースバックアップ

データベースのバックアップです。データベースバックアップのデータは,データベースに障害が起きて,データベースだけを回復させるときに利用します。

Collaboration - Online Community Management,Collaboration - Forum,Collaboration - File Sharing,Collaboration - MailおよびCollaboration - Bulletin boardでは,データベースサーバとしてHiRDBを利用しています。このため,HiRDBのデータベースバックアップを取得します。取得方法については,マニュアル「ノンストップデータベース HiRDB Version 9 システム運用ガイド(Windows(R)用)」を参照してください。

(3) コンテンツバックアップ

メールや記事などコンテンツのバックアップです。コンテンツバックアップのデータは,ユーザが誤ってファイルを削除したなど,コンテンツを回復,移動または複製するときに利用します。

コンテンツバックアップは,システムの稼働中に取得することもできます。

なお,ファイル共有で使用するファイル格納先ファイルシステムは,データベースのバックアップと同期を取ってバックアップを取得してください。バックアップは,OSの機能を使用して取得してください。

詳細は,必要に応じてマニュアル「Collaboration - File Sharing システム管理者ガイド」およびGroupmax各製品のサーバのマニュアルを参照してください。