Collaborationが出力する監査ログの出力先と出力形式について説明します。
監査ログの出力先は,監査ログプロパティファイルのhptl_clb_audit_logPathプロパティで設定します。
監査ログファイルの名称は,「Collabo_Portlet[n].log」です。[n]には,監査ログファイルの面番号が,1~<監査ログプロパティファイルのhptl_clb_audit_logFileNumプロパティに指定した値>で設定されます。設定した面番号を超えた場合には,最初に作成されたファイル(Collabo_Portlet1.log)から上書きされます。
また,監査ログファイルは,次に示すタイミングで切り替えられます。
監査ログは,テキスト形式で,各コンポーネントのメッセージとして出力されます。メッセージは1行で出力されます。
監査ログのメッセージは次の形式で出力されます。
CALFHM 1.0,出力項目1=値1,出力項目2=値2,出力項目3=値3,・・・出力項目n=値n |
先頭の「CALFHM 1.0」は,ヘッダ情報です。監査ログに共通で出力されます。出力項目の詳細は,「7.4.2 監査ログの出力項目」を参照してください。
なお,エスケープ処理の対象となる文字が値に含まれている場合,出力項目は,「出力項目="値"」(値が引用符(")で囲まれた形式)で出力されます。
監査ログ出力機能で出力するメッセージの出力例を次に示します。
出力例
CALFHM 1.0, seqnum=16, msgid=KDCO20301-I, date=2008-02-27T18:43:06.734+09:00, progid=Collaboration, compid=Mail_Portlet, pid=15357553, ocp:host=hostname, ctgry=ContentAccess, result=Success, subj:uid=username, op=Refer, msg=ユーザ(username)が,受信メール一覧の一覧情報の表示を行いました。(成功) |
このメッセージは,uidに示すユーザ(username)が受信メール一覧を表示して成功したことを示しています。監査ログのメッセージの詳細は,各コンポーネントのマニュアルを参照してください。