付録L 用語解説
(英字)- DBモード
- Groupmax Scheduler Serverの運用モードの一つです。スケジュールの管理データ,およびスケジュールデータをHiRDBで一元管理する運用ができます。
- DN
- Distinguished Nameの略です。ディレクトリサーバの各エントリを識別する情報のことです。ファイルシステム内のファイルパスのように扱われます。
- EIP
- Enterprise Information Portalの略です。企業情報ポータルのことです。
- Groupmax Collaboration - Directory Converter
- Groupmax Address Serverとディレクトリサーバとの間で,Collaborationで使用するユーザ情報の整合性を保つためのユティリティ(ユーザ情報整合性確保ユティリティ)です。次の機能を提供しています。
- システム構築時に,Groupmax Address Serverの情報をディレクトリサーバへコピーするための情報を作成します。
- Groupmax Address Serverのユーザ情報の変更をディレクトリサーバへ反映するための情報を作成します。
- Groupmax Scheduler Server
- メンバのスケジュールを参照したり,メンバ同士のスケジュールを調整したりするプログラムです。
- HiRDB
- 業務の規模に応じたリレーショナルデータベースを構築できるようにする,データベース管理システム(DBMS:Database Management System)の製品です。
- Hitachi Web Server
- Hitachi Web Serverは,トランザクション処理を含む業務システムや,基幹系システムなどの,ミッションクリティカルな環境で利用できる基幹業務システム向けWebサーバです。きめ細かな保守サービス,テクニカルサービスによって,信頼性の高いシステムをサポートしています。
- HTML
- Hypertext Markup Languageの略です。WWWで利用できるハイパーテキストを記述するための言語です。
- HTTP
- Hypertext Transfer Protocolの略です。WebサーバとWebブラウザとの通信で使用されるプロトコルです。
- JP1/Base
- JP1イベントの送受信や,ユーザの管理,起動の制御などの機能を提供するプログラムです。
- JP1/NETM/Audit
- システム内の製品が出力した監査ログを自動収集して,一括管理するためのプログラムです。JP1/Baseと連携して,Collaborationのアプリケーションサーバ,連携する日立オープンミドルウェア製品などが出力した監査ログを監査ログ管理サーバで自動収集できます。また,収集した監査ログを,監査ログ管理サーバのデータベースで一元管理できます。
- LDAP
- Lightweight Directory Access Protocolの略です。ディレクトリサーバにアクセスするための業界標準のプロトコルです。LDAPは,X.500ディレクトリアクセスプロトコルより簡素化されていて,TCP/IP上で動作します。
- RAS
- RASIS(Reliability Availability Serviceability Integrity Security)の省略形です。RASISとは,コンピュータシステムの信頼性を評価するときチェックする項目であるReliability(信頼性),Availability(可用性),Serviceability(保守性),Integrity(保全性),Security(機密性)の頭文字で構成された用語です。
- ToDo
- 自分の仕事(タスク)を重要度および終了期限で管理するポートレットです。
- URL
- Uniform Resource Locatorの略です。Web上にある特定のデータの位置を指定する規格です。
- Webアプリケーション
- Webブラウザを備えたクライアントを対象に作成されたアプリケーションです。具体的には,サーブレットプログラム,JSPページ,HTML/XMLドキュメントなどの集合体を指します。
- Webコンテナ
- J2EEアーキテクチャのWebコンポーネント規約を実装するコンテナです。セキュリティ,トランザクションなどの各種サービスを提供する実行環境です。Webアプリケーションは,Webコンテナ上で動作します。
- Webサーバ
- WWW環境を構成するソフトウェアの一つです。Webブラウザからの要求に応じてHTMLデータなどを送信します。
- Webブラウザ
- WWW環境を構成するソフトウェアの一つです。WebサーバにHTMLデータなどの送信を要求し,HTMLデータを画面に表示します。
- WWW
- World Wide Webの略です。マシンをわたって配置できるハイパーテキストのことです。
(ア行)- アプリケーションサーバ
- 情報システムの中間に位置し,ユーザの要求(プレゼンテーション層)とデータベースなどの業務システム(データ層)の処理を橋渡しするためのアプリケーション層を構築するためのミドルウェアです。
- 日立のアプリケーションサーバCosminexusは,業務の開発から運用まで一貫した環境を提供します。
(カ行)- カレンダビュー
- Collaboration - Scheduleのスケジュール調整画面に表示するカレンダです。
- [カレンダ]ポートレット
- 各ポートレットでの日付の入力に使用するカレンダを表示するポートレットです。
- 監査ログ
- 監査ログとは,ユーザがポートレットやコマンドに対して実行した操作の実行履歴のことです。監査ログはファイルに出力されます。監査者が監査ログを調査することで,「いつ」「だれが」「何をしたか」を知ることができます。
- 企業情報ポータル
- イントラネットやインターネットとWebブラウザを使って,企業内外から必要な情報にアクセスするためのポータルです。
- グループウェア
- 組織内の情報を共有して,定型業務を効率的に実行するツールです。
- 兼任
- 一人のユーザが複数の組織に所属したり,役職に就いたりすることです。
- 本来所属している組織のユーザを「主体ユーザ」と呼びます。
- それ以外の組織に所属しているユーザを「兼任ユーザ」と呼びます。
- コミュニティ
- 同じ目的や問題意識を持つ人の集まりです。コミュニティに参加している人々は相互に情報交換や情報共有をし,目的の実現を目指します。
- コミュニティ管理
- コミュニティ,ワークプレースやコミュニティメンバなどを管理するポートレットです。
- コミュニティテンプレート
- Collaboration - Online Community Managementが提供している,コミュニティを作成するための雛型です。コミュニティテンプレートには,コミュニティポリシーおよびワークプレースなどの必要な情報が設定されているので,コミュニティ名を設定するだけで,コミュニティを作成できます。コミュニティテンプレートには,管理者主導型,現場主導型,自由参加型があります。
- コミュニティメンバ
- コミュニティに参加中のメンバです。コミュニティメンバとして登録すると,Collaboration - Online Community Managementのデータベースサーバに登録されていないユーザも自動的に登録されます。
- コミュニティワークプレース
- コミュニティのメンバで情報を共有し,協働作業をする「場所」です。そのコミュニティ専用の電子会議室を設置したり,コミュニティのメンバのスケジュールを表示したりできます。
(サ行)- [新着情報]ポートレット
- 各ポートレットの件数や一覧をまとめて新着情報として表示するポートレットです。また,新着情報の内容を表示できます。[新着情報]ポートレットの画面上で,新着情報の内容に応じた操作もできます。
- スキーマ
- ディレクトリサーバでは,オブジェクトクラス,エントリ,属性およびツリー構造などの規則のことです。データがどのように格納されるかを定義します。
- スケジュール
- 自分やほかのメンバのスケジュールおよびタスクを管理するポートレットです。
(タ行)- ディレクトリサーバ
- ディレクトリデータベース用のサーバです。ディレクトリデータベースには,ネットワークを利用するユーザのユーザIDやメールアドレスなどの情報が保存されています。
- デプロイ
- ポートレットをuCosminexus Portal Frameworkに登録することです。
- 電子会議室
- 企業内で利用する情報蓄積型の電子会議室のポートレットです。場所と時間に依存しないで議論できる場です。
- 電子掲示板
- ツリー構造を形成する掲示板の最上位に位置する掲示板のポートレットです。システムに一つしか存在しません。記事は登録できません。
- 統合インストーラ
- Collaboration Portalを構成する各コンポーネントのインストーラを呼び出し,Collaboration Portalをインストールします。日立総合インストーラから呼び出されます。
- トップメニュー
- Collaboration画面の右上にあり,メールの新規作成機能など状況に依存しないで使用する機能を呼び出すためのメニューです。また,ヘルプを呼び出したり,Collaborationからログアウトしたりできます。
(ナ行)- ナビゲーションビュー
- Collaboration画面の左側に配置されている領域です。ナビゲーションビューを選択するだけで,Collaborationのいろいろな機能やコンテンツに素早くアクセスできます。ナビゲーションビューには,[ワークプレース]タブおよび[コンタクト]タブがあります。[ワークプレース]タブでは,Collaboration画面に表示するワークプレースを切り替えたり,表示するワークプレースを追加・削除したりできます。[コンタクト]タブでは,頻繁にメールを送信したり,スケジュールを表示したりするユーザに素早くアクセスできます。
(ハ行)- パーソナライズ情報
- Collaborationのポータル画面のレイアウトや設定内容など,ユーザがカスタマイズした情報です。
- 配布URL
- ファイル共有上のフォルダやファイルにアクセスするためのURLです。他コンポーネントとの連携時にファイル共有が提供する情報の一つです。
- ファイル共有
- Collaborationのシステムの中で,個人が所有するフォルダやファイル,コミュニティで共有するフォルダやファイル,組織単位またはユーザ単位で共有するフォルダやファイルを,Webブラウザを通して,共有し,操作するポートレットです。
- 各ポートレットと連携し,各ポートレットで使用するファイルを格納して,個人が所有するファイルを参照・編集したり,一つのファイルを複数のメンバで共有したりできます。
- [ファイル共有設定]ポートレット
- システム管理者が,File Sharingで管理する個人ルートフォルダ,グループルートフォルダおよびワークプレースルートフォルダのベースパス情報や最大許容サイズ情報をポータル上で操作するためのポートレットです。
- ポータル
- 幾つかのポートレットで構成されたWebサイトのことです。さまざまな情報を統合したインターネットやイントラネットの入り口になります。
- ポートレット
- ポータル上で動作するコンポーネントです。
(マ行)- マイワークプレース
- 個人業務を支援するための各種情報アクセスツールや業務システムへの入り口です。個人業務に必要な情報へ一元的にアクセスできます。
- メール
- メールを送受信するためのポートレットです。電話帳,コミュニティ管理,およびファイル共有とも連携し,これらのポートレットからメールを送信することもできます。
(ヤ行)- ユーザ検索
- ポータル上でユーザ検索機能および組織ツリー表示機能を提供するポートレットです。名前を指定してユーザを検索したり,組織ツリーを表示して各組織に所属するユーザを検索したりできます。検索と表示に必要な情報はディレクトリサーバから取得します。
(ラ行)- [リンク集]ポートレット
- 頻繁に利用する画面のURLをポータルサーバ上の[リンク集]ポートレットに登録して,社内や出張先などの複数台のPCから利用できます。
(ワ行)- ワークプレース
- 個人の業務やコミュニティ内の情報共有・協働作業などを効率的に推進するための作業空間です。個人の業務に使用するマイワークプレース,およびコミュニティのメンバでの協働作業に使用するコミュニティワークプレースがあります。
- ワークプレースビュー
- ワークプレースの情報を基に,アプリケーション(ポートレット)を使いやすいようレイアウトしたユーザインターフェースです。