2.7.1 JP1/NPSの主な機能の差異

JP1/NPSの機能の差異を,接続インタフェース別に次の表に示します。

表2-4 スプーリング方式による機能の差異(JP1/NPSが管理するポート)

接続インタフェースの種類(ポート名)スプーリング方式印刷障害検出リカバリ印刷用紙確認印刷完了通知仕分け配布ジョブの保存オプションコマンド
保存時間定期的JDelJobsJNpsActC, JNpsActG
セントロニクス接続
(#NPS_LPTx:)
EMF
RAW※1,2※3×
LAN接続
(#NPS_JETx:)
EMF
RAW※1※3×
LAN接続
(#NPS_XDPx:)
EMF※2
RAW※1,2※3×
LAN接続
(#NPS_LPDx:)
EMF※2
RAW※1,2※3×
(凡例)
○:できる
△:制限はあるができる
×:できない
保存時間:印刷済みジョブを,設定した時間プリンタキューに保存する
定期的:設定した時期になると,保存していた印刷済みジョブを一斉に削除する
注※1
印刷続行および印刷ジョブキャンセル(保留属性で再登録を含む)だけ実行できる。また,自動リカバリで[他プリンタでの再印刷]が設定されている場合は,印刷ジョブをキャンセルし,保留属性で再登録する。さらにプリンタを一時停止する。
注※2
障害発生ページを認識できないため,障害発生ページは常に先頭ページになる。
注※3
テスト印刷できない。

表2-5 スプーリング方式による機能の差異(そのほかのポート)

接続インタフェースの種類(ポート名)スプーリング方式印刷障害検出リカバリ印刷用紙確認印刷完了通知仕分け配布ジョブの保存オプションコマンド
保存時間定期的JDelJobsJNpsActC, JNpsActG
そのほか
(RS-232Cなど)
EMF※1※2×××※3×××
RAW※1※2×××××××
(凡例)
○:できる
△:制限はあるができる
□:Windowsの機能でできる
×:できない
保存時間:印刷済みジョブを,設定した時間プリンタキューに保存する
定期的:設定した時期になると,保存していた印刷済みジョブを一斉に削除する
注※1
JP1/NPSが管理するポート(#NPS_LPTx:,#NPS_JETx:,#NPS_XDPx:,#NPS_LPDx:)では印刷できないため,Windowsのポートを使用して印刷する。
注※2
JP1/NPSが管理するポート(#NPS_LPTx:,#NPS_JETx:,#NPS_XDPx:,#NPS_LPDx:)では印刷できないため,Windowsが障害を検知する。
注※3
対話仕分けはできるが,自動仕分けはできない。