2.5 ポートごとのリカバリ印刷の差異

JP1/NPSがサポートするポートの種類によってリカバリ印刷の処理に違いがあります。リカバリ印刷の差異を,次の表に示します。

表2-3 ポートごとのリカバリ印刷の差異

リカバリ印刷の内容ポート名称
#NPS_LPTx:#NPS_JETx:#NPS_XDPx:#NPS_LPDx:
プリンタ障害発生時に通知されるメッセージ「用紙切れ,用紙ジャム,電源断等が発生しました」プリンタ障害発生時にプリンタ装置のパネルに表示されているメッセージ障害キーワードに設定されているメッセージポート情報の[監視モード]に設定した値によって異なります。
  • [標準]または[L-モード]の場合
    障害キーワードに設定されているメッセージ
  • [E-モード]の場合
    プリンタ障害の状態を示すメッセージ
  • [C-モード]の場合
    プリンタ障害発生時にプリンタ装置のパネルに表示されているメッセージ
プリンタ障害が発生したページの検知検知できる検知できる検知できない(1ページ目が障害発生ページになる)検知できない(1ページ目が障害発生ページになる)
リカバリ印刷による印刷続行が実行できない条件※1論理矛盾※2が発生した場合回線障害,または論理矛盾※2が発生した場合回線障害,ジョブ状態不正※3,ポート構成誤り※4,または論理矛盾※2が発生した場合回線障害,または論理矛盾※2が発生した場合
注※1
自動リカバリで[印刷続行を試行した後,自動リカバリする]がチェックされている場合は,印刷続行が試行されずに自動リカバリで設定された処理が実行される。
注※2
Windows 印刷スプーラの動作不正により,JP1/NPSが正しく動作できない状態を示す。
注※3
プリンタ装置に登録された印刷ジョブが不正な状態であることを示す。
注※4
プリンタ装置のポート構成に誤りがあることを示す。