JP1/NPS,JP1/NPS/Clientを使用する場合,次に示す注意事項があります。
(1) サービスの停止
JP1/NPSの運用中に以下のサービスを停止しないでください。停止した場合は,JP1/NPSの動作を保証できません。
(2) Windowsのレジストリ
JP1/NPSおよびJP1/NPS/Clientは,プログラム情報,プリンタ情報,印刷ジョブ情報などをWindowsのレジストリで管理しています。したがって,Windowsのレジストリエディタで,JP1/NPSの情報を削除したり変更したりしないでください。削除や変更した場合,JP1/NPSの動作を保証できません。
また,JP1/NPSサービスをレジストリエディタで削除・変更した場合,JP1/NPSの動作を保証できません。
(3) Windowsからの印刷ジョブの操作
Windowsのプリンタフォルダから,プリンタや印刷ジョブの操作をしないでください。JP1/NPSおよびJP1/NPS/Clientの動作が保証できなくなります。プリンタおよび印刷ジョブは,必ず[JP1/NPSマネージャ]ウィンドウから操作してください。
(4) プリンタ情報が設定してあるプリンタの削除
プリンタ情報を設定しているプリンタを削除する場合は,[JP1/NPS構成定義]ウィンドウの[プリンタ]-[デフォルト情報に戻す]を選択してから,削除してください。[デフォルト情報に戻す]を実行しないでプリンタを削除した場合,仕様適合プリンタの検索時に存在しないプリンタが検索されることがあります。
(5) プリンタのポートの混在
1台のコンピュータ上に,印刷するポートが「#NPS_LPTx:」,「LPTx:」,および「EXP_LPTx:」のプリンタを混在させることはできません。混在させた場合,印刷できなくなります。
また,「LPTx:」ポートを使用するほかのプログラムと併用すると,印刷できなくなる場合があります。
(6) 印刷時のオプションについて
(7) ラインプリンタでの印刷続行について
ラインプリンタ系のプリンタでは,プリンタ障害発生時のプリンタ装置のバッファが保証されないプリンタがあります。したがって,リカバリ印刷時の印刷続行で正しく印刷できないことがあります。このため,ラインプリンタのリカバリ印刷は印刷続行以外のリカバリ印刷をしてください。
(8) プリンタ障害の検出について
(9) DP300を通常モードで運用する場合のネットワーク構成について
DP300を通常モードで運用する場合は,次の設定が必要になります。正しく設定されていない場合,印刷はできますが,回線障害となります。
(10) 課金情報について
(11) 印刷中ジョブのキャンセルについて
キャンセルを実行するタイミングによって,キャンセルが受け付けられない場合があります。また,印刷中ジョブのキャンセルを受け付けた場合でも,キャンセルされなかったり,キャンセルに時間が掛かったりすることがあります。
(12) 印刷ジョブのプリンタ間の移動について
移動元と移動先のプリンタは同じプリンタ機種,同じプリンタドライバを使用してください。また,用紙の向きなどの設定も同じにしてください。
移動元と移動先で異なるプリンタを使用した場合,正しく印刷できなかったり,WindowsのPrint Spoolerサービスが停止したりすることがあります。
JP1/NPSで印刷ジョブをほかのプリンタに移動して印刷するための操作を,次に示します。
(13) Windowsのサービスの回復操作について
JP1/NPSサービスの回復操作には,次の値を設定してください。
(14) WindowsのGuest アカウントについて
WindowsのGuest アカウントでJP1/NPSを運用したり印刷したりしないでください。WindowsのGuest アカウントでJP1/NPSを運用したり印刷したりした場合,JP1/NPSの動作を保証できません。
(15) JP1/NPSサービスについて
印刷時は,JP1/NPSサービスが開始している必要があります。JP1/NPSサービスが開始していないと,正しく印刷できません。
なお,システム起動時は,JP1/NPSサービスよりPrint Spoolerサービスが先に開始されます。プリンタキューに印刷ジョブがスプールされている状態でシステムを再起動すると,システム起動時JP1/NPSサービスが開始する前に印刷が始まってしまいますので注意してください。
(16) 印刷ジョブのプレビューについて
印刷ジョブをプレビューすると,印刷アプリケーションおよびプリンタドライバがスプールした印刷ジョブの印刷イメージを,ディスプレイ上に表示します。ディスプレイドライバとプリンタドライバとの能力,解像度などの違いから,表示される内容は,実際にプリンタに出力される用紙の内容と異なる場合があります。また,表示倍率によって表示される内容が異なる場合があります。
内容が異なる場合の例を次に示します。
(17) プリンタ情報およびポート情報の設定について
プリンタ情報やポート情報を設定,または変更する場合は,印刷ジョブが印刷中になっていないことを確認してください。印刷ジョブの印刷中にプリンタ情報やポート情報を設定,または変更した場合,JP1/NPSの動作を保証できません。