仕分け定義情報は,ユーザごとに独自の情報を定義できます。また,定義した情報を,ほかのユーザへ公開するかどうかを指定できます。
情報の公開については,情報を定義するダイアログボックスのチェックボックスで指定します。
情報を公開した場合,ほかのユーザが情報を定義するダイアログボックスに,情報名が表示されます。表示される情報名の末尾には,情報を定義したユーザ名が付きます。ほかのユーザは,情報の定義時,公開された情報を参照,または複写することができます。また,公開された情報をそのまま,仕分け配布の実行時の仕分け情報として使用できます。
情報を公開しない場合,ほかのユーザが情報を定義するダイアログボックスには情報名が表示されないため,ほかのユーザは情報を使用できません。したがって,情報を定義したユーザが仕分け帳票を印刷した場合は仕分け対象ジョブとして仕分けされますが,情報を定義したユーザ以外のユーザが同じジョブ名で印刷した場合は,仕分け対象のジョブにはなりません。普通の印刷ジョブとして印刷されます。
情報を公開した場合と非公開にした場合の,ユーザが情報を使用できる範囲を,次の表に示します。
表7-1 情報の公開および非公開による,情報の使用範囲
利用者 | 情報 | ||||
---|---|---|---|---|---|
ユーザAが定義した情報 | ユーザBが定義した情報 | ||||
公開情報 | 非公開情報 | 公開情報 | 非公開情報 | ||
ユーザAが使用できる範囲 | 定義時 | 変更・削除・複写 | 変更・削除・複写 | 参照・複写 | 使用できない |
実行時 | 使用できる | 使用できる | 使用できる | 使用できない | |
ユーザBが使用できる範囲 | 定義時 | 参照・複写 | 使用できない | 変更・削除・複写 | 変更・削除・複写 |
実行時 | 使用できる | 使用できない | 使用できる | 使用できる |