9.3
XMLサービスルーチンを使用した機能
XML連携機能には次のようなサービスルーチンが用意されています。
次に,XMLサービスルーチンの一覧を示します。
CBLXML-CREATE-XML-POINTERサービスルーチン
空のXMLドキュメントのポインタを割り当てるサービスルーチンです。
CBLXML-FREE-XML-POINTERサービスルーチン
割り当てたXMLドキュメントのポインタを解放するサービスルーチンです。
CBLXML-GET-ERRORサービスルーチン
直前に実行したXMLアクセスルーチンの詳細なエラー情報を取得するサービスルーチンです。
CBLXML-READ-CATALOG-FILEサービスルーチン
公開識別子で利用するカタログファイルを入力するサービスルーチンです。
CBLXML-GET-NEXT-BEサービスルーチン
入力または更新モードで開いたXMLドキュメントに対し,次に入力するBaseElement要素のXMLドキュメント上での位置情報を取得するサービスルーチンです。
CBLXML-SET-ENTITYLIMITサービスルーチン
XMLドキュメントの入力時に,エンティティ参照回数を制限するサービスルーチンです。
注意事項(PC(x86)の場合)
XMLサービスルーチンをstdcall呼び出し規約で呼び出すことはできません。
XMLサービスルーチンはC(cdecl)呼び出し規約で呼び出してください。
注意事項(PC,Linux(x86),Linux(x64)の場合)
-bigendianbinオプションを使用してXMLアクセスルーチンを生成する場合,-BigEndian,Binコンパイラオプションを指定してコンパイルしなければなりません。このとき,XMLサービスルーチンの引数で指定する数字項目(2進形式)がビッグエンディアン形式になるため,正常に動作しません。この場合は,引数となる数字項目(2進形式)をCOMP-5で定義してください。
<この節の構成>
9.3.1 XMLサービスルーチンの初期処理と終了処理
9.3.2 エラー情報の取得
9.3.3 公開識別子が指定されたXMLドキュメント
9.3.4 次に入力するBaseElement要素の位置を取得する機能
9.3.5 文字エンコーディングが指定されたXMLドキュメント
9.3.6 エンティティ参照回数を制限する機能(PC,AIX,Linux(x86),Linux(x64)の場合)