3.6 XMLドキュメント書き込み時に設定する入出力データ情報項目

入出力データ情報項目の値を設定することで,XMLドキュメント出力時に要素の出力状態を設定できます。

入出力データ情報項目が示すDDLの各要素の出力状態を表 3-9に示します。

表3-9 XMLドキュメント書き込み時の入出力データ情報項目の値

入出力データ情報項目Array要素Group要素Item要素AttrItem要素
アクセス情報フラグ×要素の出力状態や出力の有無を設定する。詳細については,表 3-10を参照すること。要素の出力状態や出力の有無を設定する。詳細については,表 3-10を参照すること。要素の出力状態や出力の有無を設定する。詳細については,表 3-10を参照すること。
データ長××出力する要素の値長を指定する。出力する属性の値長を指定する。
繰り返し全要素数無視する。×××
繰り返し入出力数出力する繰り返し要素数を指定する。×××
(凡例)
×:値を設定できません。
注※
0またはsize属性で指定した値よりも大きい値を指定した場合は,size属性での最大値が出力されます。
type="numeric"を指定した場合は,データ長の指定は無視されます。

次に,アクセス情報フラグについて説明します。アクセス情報フラグを設定することで,DDLの各要素の出力状態をどのように設定できるかを表 3-10に示します。

表3-10 XMLドキュメント書き込み時のアクセス情報フラグの値

アクセス情報フラグArray要素Group要素Item要素AttrItem要素
B'00000~0'
(CBLXML-FLAG-OK)
×Group要素を出力する。Item要素を出力する。属性を出力する。
B'10000~0'
(CBLXML-FLAG-MISSING)
×省略できるGroup要素の場合,Group要素を出力しない。省略できる要素の場合,要素を出力しない。属性に#REQUIREDを指定していない場合,属性を出力しない。
B'01000~0'
(CBLXML-FLAG-EMPTY)
×無視する。空要素を出力する。
例:<xyz/>
属性値が空の状態で出力する。
例:name=""
(凡例)
×:値を設定できません。
注※
countVar属性に"no"を指定したArray要素の直下に繰り返し要素をItem要素で対応づけた場合は,省略できない要素であっても出力されません。