4.6.1 基本操作

文字列を編集するための基本的な操作について説明します。

<この項の構成>
(1) 文字の入力
(2) カーソルの移動
(3) 文字列の選択

(1) 文字の入力

特殊な文字の入力
特殊な文字の入力方法を次に示します。

表4-7 特殊な文字の入力方法

キー操作入力される文字
[Enter]キー改行文字
[Ctrl]+[Enter]キー改ページ文字と改行文字
[Tab]キータブ文字
注※
「空白に置換」が指定されていない場合に入力されます。「空白に置換」は,カスタマイズダイアログボックスの[編集]タブを選ぶと表示されるページで指定します。詳細は,「4.10.1 編集動作の設定」を参照してください。

(2) カーソルの移動

(a) マウス操作の場合
  1. 移動先にマウスポインタを位置づけクリックする。
    指定した位置にカーソルが移動します。
(b) キー操作の場合

キーによってカーソルがどのように移動するかを次に示します。

表4-8 キーによるカーソルの移動

キー操作移動先
[←]キー1文字左へ
[→]キー1文字右へ
[↑]キー1行上へ
[↓]キー1行下へ
[Ctrl]+[←]キー前の文字列の先頭へ
[Ctrl]+[→]キー次の文字列の先頭へ
[Ctrl]+[↑]キー1行上にスクロールする
[Ctrl]+[↓]キー1行下にスクロールする
[Page Up]キー前ページへ
[Page Down]キー次ページへ
[Ctrl]+[Page Up]キー左ページへ
[Ctrl]+[Page Down]キー右ページへ
[Home]キー行の先頭へ
[End]キー行の末尾へ
[Ctrl]+[Home]キーファイルの先頭へ
[Ctrl]+[End]キーファイルの末尾の行の先頭へ
[Ctrl]+[Tab]キー次のマーカへ
[Shift]+[Ctrl]+[Tab]キー前のマーカへ
注※
カーソルが文字列中にある場合は,その文字列の先頭へ移動します。

(3) 文字列の選択

(a) マウス操作の場合
(i) 語選択
  1. 選択したい語をダブルクリックする。
    指定した語が選択されます。
(ii) 行選択
  1. 選択したい行の選択マージン(左余白),または行番号を選ぶ。
    指定した行が選択されます。
(iii) 範囲選択
  1. 選択したい最初の位置を選び,最後の位置までドラッグする。
    指定した範囲がすべて選択されます。
(iv) 行の範囲選択
  1. 選択したい最初の行の選択マージン(左余白)を選び,最後の行の選択マージンまでドラッグする。
    通常の行番号が表示されている場合は,行番号も選べます。
    指定した範囲のすべての行が選択されます。
(v) ブロック選択
  1. [Alt]キーを押したまま,選択したいブロックの最初の位置を選び,目的のサイズになるまでドラッグする。
    指定したブロックが選択されます。また,[Alt]+[Shift]キーを押したまま,選択したいブロックの最初の位置を選び,次に選択したいブロックの最後の位置を選んでも,ブロック選択ができます。
(b) キー操作の場合

キーによって文字列を選択する操作を次に示します。

表4-9 キーによる文字列の選択

キー操作選択対象(カーソルの位置を基準とする)
[Shift]+[←]キー1文字左まで
[Shift]+[→]キー1文字右まで
[Shift]+[↑]キー1行上のカーソルの位置まで
[Shift]+[↓]キー1行下のカーソルの位置まで
[Shift]+[Ctrl]+[←]キー前の文字列の先頭まで
[Shift]+[Ctrl]+[→]キー次の文字列の先頭まで
[Shift]+[Page Up]キー前ページまで
[Shift]+[Page Down]キー次ページまで
[Shift]+[Home]キー行の先頭まで
[Shift]+[End]キー行の末尾まで
[Shift]+[Ctrl]+[Home]キーファイルの先頭まで
[Shift]+[Ctrl]+[End]キーファイルの末尾まで
(c) メニュー操作の場合
  1. COBOLエディタウィンドウの[編集]メニューから[すべてを選択]を選ぶ。
    編集中のソースファイル全体が選択状態になります。