2.3.7 実行の設定

実行の設定をするコンパイラオプションについて,説明します。

<この項の構成>
(1) -NumAcceptオプション
(2) -NumCsvオプション
(3) -MultiThreadオプション
(4) -MainNotCBLオプション
(5) -DllInitオプション
(6) メインファイルを指定する

(1) -NumAcceptオプション

(a) 形式

-NumAccept
-noNumAccept

(b) 機能
-NumAccept
ACCEPT文の一意名1に次の項目を指定できるようにします。
  • 符号なし数字項目
  • 符号あり数字項目
  • 数字編集項目
  • 外部浮動小数点数字項目
  • 内部浮動小数点数字項目
数字項目を指定した場合,入力データは右詰めで格納され,残りの部分には左側に0が埋められます。数字編集項目を指定した場合,編集文字に合わせて右詰めで格納されます。浮動小数点数字項目を指定した場合,受け取りの有効けた数分の値が格納されます。
-noNumAccept
-NumAcceptオプションの指定を打ち消します。

(2) -NumCsvオプション

(a) 形式

-NumCsv
-noNumCsv

(b) 機能
-NumCsv
CSV編成ファイルで,セルのデータを数値として入出力したい場合に指定するオプションです。詳細は,マニュアル「COBOL2002 ユーザーズガイド」の「セルデータを数値として入出力する機能」を参照してください。
-noNumCsv
-NumCsvオプションの指定を打ち消します。

(3) -MultiThreadオプション

(a) 形式

-MultiThread
-noMultiThread

(b) 機能
-MultiThread
COBOLプログラムをマルチスレッド環境下で動作させたい場合に指定します。
詳細は,マニュアル「COBOL2002 ユーザーズガイド」の「マルチスレッド対応COBOLプログラムの生成」を参照してください。
-noMultiThread
-MultiThreadオプションの指定を打ち消します。

(4) -MainNotCBLオプション

(a) 形式

-MainNotCBL
-noMainNotCBL

(b) 機能
-MainNotCBL
実行中のプロセスで最初に呼び出されるCOBOLプログラムを,副プログラムとします。他言語で作成したアプリケーションのメインプログラムからCOBOLプログラムを呼び出す場合,このオプションを指定します。
-noMainNotCBL
-MainNotCBLオプションの指定を打ち消します。
(c) 注意事項

(5) -DllInitオプション

(a) 形式

-DllInit
-noDllInit

(b) 機能
-DllInit
呼び出し時にDLLを初期状態にします。
-noDllInit
-DllInitオプションの指定を打ち消します。
(c) 注意事項

(6) メインファイルを指定する

プロジェクトのメインプログラムにするソースファイルを指定します。

メインファイルに指定していたファイルをプロジェクトから削除した場合などは,この項目でメインファイルを指定します。

このオプションは,開発マネージャだけで指定できます。