5.1.2 クラスタ環境の新規設定

Server - Scanのインストールと環境設定の手順を次に示します。

  1. ノード1から共有ディスクにServer - Scanをインストールします。
  2. ノード2から共有ディスクにServer - Scanをインストールします。ノード1のインストール時に指定したディレクトリを指定してください。
  3. ウイルスチェックエンジンとしてトレンドマイクロ社製のウイルスチェックエンジンを使用する場合,ノード2でウイルスチェックエンジン及びパターンファイルを,Server - Scanのインストールディレクトリに組み込みます。ウイルスチェックエンジン及びパターンファイルの組み込み方法については「2.2 ウイルスチェックエンジンの組み込み」を参照してください。
  4. ノード2でServer - Scanの環境設定を実行してください。この時「作業用フォルダ」と「ウイルス検出時の隔離用フォルダ」は,共有ディスクに設定してください。
  5. Server - Scanセットアップダイアログの「OK」で環境設定を完了してください。
    以上でServer - Scanの環境設定まで完了しました。続いてServer - Scanをクラスタリソースに追加します。
  6. クラスタアドミニストレータで,Server - Scanをインストールした共有ディスク,および作業用フォルダと隔離用フォルダを設定した共有ディスクが存在するグループを選択します。
  7. クラスタアドミニストレータの「ファイル」メニューの「新規作成」をクリックし,次に「リソース」をクリックします。
  8. このグループのリソースとしてServer - Scanを追加します。追加方法を次に示します。
    • リソースの種類として「汎用サービス」を選択します。
    • リソースの名前は任意に設定してください。例えば「Groupmax Server - Scan」を設定してください。
    • Address Serverに対して依存関係を設定してください。なお,サービス名に「GroupmaxVCK」を入力します。
  9. リソースウィザードを完了します。
    以上でリソースの追加まで完了しました。
  10. Server - Scanサービスを起動してください。
  11. サービスが起動されたことを確認してください。
  12. フェールオーバができるかどうか確認してください。