はじめに

このマニュアルは,Groupmax Version 7の,Server - Scan Version 7の機能及び使用方法について説明したものです。Server - Scanを利用したシステムの環境,及び運用の設定,並びにシステムの管理について理解していただくことを目的としています。

対象読者

Groupmaxのサーバの環境設定,運用及び管理を行うシステム管理者の方を対象としています。このマニュアルでシステム管理者とは,次の前提知識がある方とします。

マニュアルの構成

このマニュアルは,次に示す章と付録から構成されています。

第1章 概 要
Server - Scanの機能の概要を説明しています。
第2章 Server - Scanのインストールとアンインストール
Server - Scanのインストール及びアンインストール方法,ウイルスチェックエンジンの組み込み方法について説明しています。
第3章 Server - Scanの環境設定
Server - Scanの運用に必要な情報の設定手順について説明しています。
第4章 Server - Scanの運用
Server - Scanの運用方法について説明しています。
第5章 Server - Scanのクラスタ環境での設定と運用
Server - Scanをクラスタ環境で使用する場合の,設定及び運用方法について説明しています。
第6章 Groupmaxアプリケーションサーバの設定と運用
Server - Scanでウイルスチェックを行うGroupmaxの各アプリケーションサーバの,設定及び運用方法について説明しています。
第7章 コマンドリファレンス
Server - Scanが提供するコマンドの構文,戻り値,メッセージなどについて説明しています。
第8章 メッセージ一覧
Server - Scanの運用時に,Groupmax Address Server Consoleウィンドウに出力されるメッセージについて説明しています。
付録A ウイルス感染検出通知メールの形式
Server - Scanがウイルスに感染したファイルを検出した場合に,管理者やファイル所有者に送信するメールの形式について説明しています。
付録B 隔離ディレクトリ下に作成される説明ファイルの形式
Server - Scanがウイルスに感染したファイルを隔離する場合に作成する,説明ファイルの形式について説明しています。
付録C アプリケーションプログラムから参照できる変数名一覧
Server - Scanがウイルスに感染したファイルを検出した場合に起動するアプリケーションプログラムから,参照できる変数名一覧を説明しています。
付録D Windows 2008 使用時の注意事項
Windows 2008で使用する場合の注意事項について説明しています。

関連マニュアル

このマニュアルの関連マニュアルを次に示します。必要に応じてお読みください。

マニュアル名マニュアル番号
Groupmax Object Server Version 6システム管理者ガイド3020-3-B56
Groupmax Object Server Vesion 6 システム管理者ガイド3000-3-475
Groupmax Address/Mail Version 7システム管理者ガイド 基本操作編3020-3-D10
Groupmax Address/Mail Version 7システム管理者ガイド 基本操作編3000-3-A80
Windows NT Groupmax Remote Installation Server Version 33020-3-A40
Groupmax Document Manager Version 6システム管理者ガイド3000-3-473

マニュアルでの表記

このマニュアルでは,製品名称を以下に示す略称で表記しています。

製品名称略称
Groupmax Server - Scan Version 7Server - Scan
Groupmax Object Server Version 6Object Server
Groupmax High - end Object Server Version 6High - end Object Server
Groupmax Address Server Version 7Address Server
Groupmax Mail Server Version 7Mail Server
Groupmax Document Manager Version 6Document Manager
Microsoft(R) Windows(R) 2000 Server Operating Systemおよび
Microsoft(R) Windows(R) 2000 Advanced Server Operating Systemおよび
Microsoft(R)WindowsServer(R) 2003, Standard Edition 日本語版および
Microsoft(R)WindowsServer(R) 2003, Enterprise Standard Edition 日本語版および
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard Edition 日本語版および
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise Edition 日本語版および
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise 日本語版および
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard 日本語版および
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise x64 日本語版および
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard x64 日本語版および
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Enterprise 日本語版および
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Standard 日本語版
Windows NT
Microsoft(R) Windows(R) 2000 Server Operating Systemおよび
Microsoft(R) Windows(R) 2000 Advanced Server Operating System
Windows 2000
Microsoft(R)WindowsServer(R) 2003, Standard Edition 日本語版および
Microsoft(R)WindowsServer(R) 2003, Enterprise Standard Edition 日本語版および
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard Edition 日本語版および
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise Edition 日本語版
Windows 2003
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise 日本語版および
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard 日本語版および
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise x64 日本語版および
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard x64 日本語版および
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Enterprise x64 日本語版および
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Standard x64日本語版
Windows 2008

Windows 2000をご使用の方は,本文中の「Windows NT」を「Windows 2000」と読み替えてください。

Windows Server 2003をご使用の方は,本文中の「Windows NT」を「Windows 2003」と読み替えてください。

Windows Server 2008をご使用の方は,本文中の「Windows NT」を「Windows 2008」と読み替えてください。

このマニュアルで使用する記号

このマニュアルで使用する記号について説明します。

記号意味
[ ]キーを示します。
[ ]+[ ]+の前のキーを押したまま,後のキーを押すことを示します。

このマニュアルでは,FLORAシリーズの代表的なキーボード表記を使用しています。

常用漢字以外の漢字の使用について

このマニュアルでは,常用漢字を使用することを基本としておりますが,次に示す用語については,常用漢字以外の漢字を使用しています。

諦め(あきらめ),宛先(あてさき),桁(けた),汎用(はんよう),閉塞(へいそく)