Server - Scan側の環境設定「メール,掲示板記事の処置」の設定により扱いは異なります。「駆除」が選択されている場合,メール/掲示記事からウイルスを駆除(悪い部分のみを削り取る)し,駆除後のメール/掲示記事と従来のものと置き換えます。「破棄」が選択されている,あるいは駆除処理に失敗した場合,以下のようになります。
- mlreqvkコマンドによりチェック依頼された送信メールの場合
いままで送信ログで確認できたウイルスに感染されたメールは,メールボックスから削除されます。つまり,送信ログで確認できなくなります。
- 上記以外の通常チェック依頼された送信メールの場合
ウイルスに感染されたメールは,送信ログ上に表示されることなくメールボックスから削除されます。メールも受信者に配信されません。
- mlreqvkコマンドによりチェック依頼された受信メールの場合
いままで受信一覧で確認できたウイルスに感染されたメールは,メールボックスから削除されます。つまり,受信一覧で確認できなくなります。
- 上記以外の通常チェック依頼された受信メールの場合
ウイルスに感染されたメールは,受信一覧上に表示されることなくメールボックスから削除されます。メール送信者には,メール受信不可の報告(「6.1.5 感染時の通知」で示すメールではなく,送信ログ上のメールのプロパティで確認できる状態用のもの)が返ります。
- mlreqvkコマンドによりチェック依頼された掲示記事の場合
いままで掲示板から参照できていたウイルスに感染された記事は,掲示板から削除されます。つまり,掲示板から参照できなくなります。
- 記事掲示操作時にチェック依頼された掲示記事の場合
ウイルスに感染された掲示記事は,掲示板に掲示されることなく削除されます。