サードパーティ製ワクチンソフト(ウイルスチェックエンジン)とServer-Scanを設定して導入しますと,メール及び記事によるウイルス感染の拡大を防ぐことが可能です。チェックを行う対象を表6-1に示します。
以下の対象データで感染ファイルが検出された場合,Server - Scan環境設定の「メール,掲示板記事の処置」の設定により「破棄」または「駆除」を行います。
表6-1 対象データ
# | 対象データ |
---|---|
1 | 送信メール |
2 | 保留メール※1 |
3 | 掲示記事 |
4 | 送信回覧メール |
5 | 回覧メール回送時の変更添付ファイル※1 |
6 | 受信メール |
基本的にはウイルスチェックは,メールボックスへの格納前に行われます。チェック場所(×印)を図6-1に示します。
図6-1 ウイルスチェックの場所
ウイルスチェックを行わない場合の送信系データは図6-2のように遷移します。ウイルスチェックを行う場合の送信系データは図6-3のように遷移します。
図6-2 ウイルスチェックがない場合の遷移
図6-3 ウイルスチェックがある場合の遷移
ウイルスチェックを行わない場合の受信系データは図6-4のように遷移します。ウイルスチェックを行う場合の受信系データは図6-5のように遷移します。
図6-4 ウイルスチェックがない場合の遷移
図6-5 ウイルスチェックがある場合の遷移