マスタ管理サーバのGroupmax Address Server Consoleウィンドウに表示されるメッセージについて説明します。なお,Groupmax Address Server Consoleウィンドウを表示する方法については,マニュアル「Groupmax Address/Mail Version 7システム管理者ガイド 基本操作編」を参照してください。
Groupmax Address Server Consoleウィンドウに表示できるメッセージの最大の長さは半角で80文字です。そのため80文字を超えるメッセージは途中までしか表示されません。途中までしか表示されなかったメッセージを確認する場合は,次に示すログディレクトリ下のメッセージファイル(errormsg.txt)で確認してください。なお,ユーザでの対応が不可な障害の場合,ログディレクトリの下のログファイル(vakzinlog.txt)を採取し障害受付窓口に連絡してください。
- Server - Scan(Windows NT版):<インストールディレクトリ>¥SrvScan¥log¥
- Server - Scan(HP-UX版):/var/opt/SrvScan/log/
KDGV100-I ウイルス感染ファイルを検出しました。
- 要因
- ウイルスチェックをした結果,感染ファイルを検出しました。このメッセージに続いてKDGV101-Iメッセージが出力されます。
- 対処
- 対処は不要です。
KDGV101-I APID,種別,所有者1[,所有者2],タイトル情報
- 要因
- ウイルスチェックをした結果,感染ファイルを検出しました。または,ウイルスチェックに失敗し感染していないことを保証できないファイル(失敗ファイル)を検出しました。
- APID:感染ファイルまたは失敗ファイルが検出されたGroupmaxアプリケーションサーバの識別子。
- MAIL:Group Mail
- X400:Group Mail
- DOCM:Groupmax Document Manager
- 種別:感染ファイルまたは失敗ファイルが検出されたデータ種別。送信メール,受信メール,掲示板記事など。
- 所有者1[,所有者2]:感染ファイルまたは失敗ファイルを含むデータの所有者。
- 送信メールの宛先など。所有者2が表示されている場合,所有者1はメールの送信者。所有者2がメールの受信者で,受信者のメールボックス内で感染ファイルが検出されたこと示します。
- タイトル情報:感染ファイルまたは失敗ファイルを含むデータのタイトル名。
- メールの主題,記事名など。
- 対処
- 対処は不要です。
KDGV102-I ウイルス感染ファイル(ファイル名)を隔離しました。(サブディレクトリ名)
- 要因
- ファイル名で示す感染ファイルを隔離しました。
- サブディレクトリ名:隔離ディレクトリ下に作成したサブディレクトリ名。
- 対処
- 対処は不要です。
KDGV103-E ウイルス感染ファイル(サブディレクトリ名,ファイル名)の隔離に失敗しました。(nn)
- 要因
- ファイル名で示す感染ファイルの隔離に失敗しました。
- サブディレクトリ名:隔離ディレクトリ下のサブディレクトリ名
- nn:
- -1隔離ディレクトリ障害。
- -2 隔離ファイル名生成障害。
- 上記以外 隔離失敗時にシステムが設定したエラーコード(errno)です。
- 対処
- 原因コードから障害の原因を取り除いてください。ユーザでの対応ができない場合は,ログファイルを採取し,障害受付窓口に連絡してください。
KDGV104-E ファイル所有者(所有者名)へのメール送信に失敗しました。(nn)
- 要因
- 感染ファイルの検出またはウイルスチェックの失敗を,所有者名で示すファイル所有者へメールで連絡しようとしましたが,メールの送信でエラーが発生しました。
- nn:メール送信失敗時にシステムが設定したエラーコード(errno)です。
- 対処
- 原因コードから障害の原因を取り除いてください。ユーザでの対応ができない場合は,ログファイルを採取し,障害受付窓口に連絡してください。
KDGV105-E 通知メールの本文変更に失敗しました。(所有者名,nn)
- 要因
- 感染ファイルの検出またはウイルスチェックの失敗を,所有者名で示すファイル所有者へメールで連絡時,通知メールの本文を管理者が定義した本文に置き換えられませんでした。通知メールの本文システムの標準値で送信しました。
- nn:通知メール本文変更時にシステムが設定したエラーコード(errno)です。
- 対処
- 原因コードから障害の原因を取り除いてください。ユーザでの対応ができない場合は,ログファイルを採取し,障害受付窓口に連絡してください。
KDGV106-E 管理者(管理者名)へのメール送信に失敗しました。(nn)
- 要因
- 感染ファイルの検出またはウイルスチェックの失敗を,管理者名で示す管理者へメールで連絡することに失敗しました。
- 管理者名が表示されていないときはメール送信の失敗です。
- nn:
- -1 メモリ不足。
- 上記以外 メール送信失敗時にシステムが設定したエラーコード(errno)です。
- 対処
- 原因コードから障害の原因を取り除いてください。ユーザでの対応ができない場合は,ログファイルを採取し,障害受付窓口に連絡してください。
KDGV107-E 管理者(管理者名,種別)の宛先が見つかりません。(nn)
- 要因
- 管理者名,種別で示す管理者の宛先がAddress Serverに登録されていませんでした。又は,メール属性がありませんでした。この管理者に対するメール連絡を諦めました。
- 種別:
- 0 ニックネーム。
- 1 共有メールボックスID。
- 2 E-Mailアドレス。
- nn:
- 1 指定されたユーザはメールアドレスを持っていない。
- 2 指定されたユーザに書き方レベルの誤りがある。
- 100 指定されたユーザは存在しない。
- -1 Object Serverサービスが未起動である。
- -2 Object Serverへのアクセスでエラーが発生した。
- 対処
- Address Server側の運転席で存在するか,又は属性が正しいかを確認してください。また,Server - Scanの環境設定で登録した宛先名及び種別に誤りがないかを確認してください。
KDGV108-E 隔離ディレクトリ内の空きスペースが不足しています。(ファイル名)
- 要因
- 隔離ディレクトリの空きスペースが不足しているため,ファイル名で示す感染ファイルを隔離できませんでした。又は説明ファイルや隔離ディレクトリを作成できませんでした。
- 対処
- 隔離用ディレクトリがあるディスクから不要なファイルを削除してください。又は,隔離用ディレクトリを別ディスクへ移動してください。
KDGV109-E キューファイル(APID)で入出力障害が発生しました。(nn)
- 要因
- キューファイルの処理中に入出力障害が発生しました。このキューは閉塞します。
- APID:障害の検出されたキューに対応するGroupmaxアプリケーションサーバの識別子です。
- MAIL:Group Mail
- X400:Group Mail
- DOCM:Groupmax Document Manager
- nn:システムが設定したエラーコード(errno)です。
- 対処
- 原因コードから障害の原因を取り除いてください。ユーザでの対応ができない場合は,ログファイルを採取し,障害受付窓口に連絡してください。
KDGV110-E メモリ不足が発生しました。
- 要因
- Server - Scan本体が処理するためのメモリが十分にありません。現在処理中のデータの処理を後回しにして,次のデータを処理します。
- 対処
- 使用できるメモリを拡張してください。
KDGV111-E Groupmaxサーバ(APID)から障害が報告されました。(エラー情報)
- 要因
- Groupmaxアプリケーションサーバとのインタフェース処理でエラー報告がありました。現在処理中のデータの処理を後回しにして,次のデータを処理します。なお,Groupmax Document Managerでエラーの場合は,Groupmax Document Managerのサービスが起動されていない状態で,管理文書をウイルスチェックした場合や管理文書のウイルスチェックが完了していない状態でGroupmax Document Managerアンインストールした時にもこのエラーになります。
- APID:障害の検出されたキューに対応するGroupmaxアプリケーションサーバの識別子です。
- MAIL:Group Mail
- X400:Group Mail
- DOCM:Groupmax Document Manager
- エラー情報:処理中のデータ及びエラーの内容です。
- 対処
- Groupmax Document Managerのサービスが起動されていない状態で管理文書をウイルスチェックした場合は,Groupmax Document Managerのサービスを起動して再度ウイルスチェックしてください。管理文書のウイルスチェックが完了していない状態でGroupmax Document Managerをアンインストールした場合には,対処は不要です。その他の場合には,ログファイルを採取し,障害受付窓口に連絡してください。
KDGV112-E サービス起動に失敗しました。(nn,mm)
- 要因
- Server - Scanのサービス起動ができません。
- nn:
- 1 ログの出力準備に失敗しました。
- 2 環境情報ファイル(setup.ini)の入力に失敗しました。
- 3 共用メモリの確保に失敗しました。
- 4 共用メモリのアタッチに失敗しました。
- 5 セマフォの割り当てに失敗しました。
- 6 セマフォの初期化に失敗しました。
- 7 キューファイルの初期化に失敗しました。
- 8 子プロセスの起動に失敗しました。
- 9 使用するウイルスチェックエンジンがトレンドマイクロ社製の場合,ディレクトリ内に必要なモジュールが見つかりません。または,モジュールの属性が正しくありません。または,前提となるバージョンのAddress Serverが正常にインストールされていません。
- 10 システム管理情報格納用のファイルの作成に失敗しました。
- 13 VR情報の取得に失敗しました。
- mm:システムが設定したエラーコード(errno)です。
- 対処
- 原因コードから障害の原因を取り除いてください。ユーザでの対応ができない場合は,ログファイルを採取し,障害受付窓口に連絡してください。
KDGV113-E サービス停止時にエラーを検出しました。(nn)
- 要因
- Server - Scanのサービス停止処理中にエラーを検出しました。
- エラーを無視してサービスを停止します。
- nn:
- 1 子プロセスが一定時間内に停止しなかったため,子プロセスの終了を確認しないままサービスを停止しました。
- 対処
- プロセス(Windows NT版の場合はvckchild.exe,HP-UX版の場合はvckchild)が残っている場合,手操作でプロセスを停止してください。
KDGV114-E ユーザAP(ファイル名)の起動に失敗しました。(nn)
- 要因
- 感染ファイルの検出を,ファイル名で示すユーザAP起動で連絡することに失敗しました。このユーザAPの起動を諦め,処理を続行します。
- nn:アプリケーション起動時にシステムが設定したエラーコード(errno)です。
- 対処
- メモリ容量やスワップ領域が不足でないかチェックしてください。
- プロセス生成が失敗したときだけエラーとなり,パス名などに誤りがあってもエラーは返しません。
KDGV115-E ウイルスチェックに失敗しました。(ファイル名,nn)
- 要因
- ウイルスチェックエンジンからチェック失敗が報告されました。ファイル名で示すファイルの形式が,ウイルスチェックエンジンがサポートしていないファイル形式の可能性があります。
- 本メッセージに続いてKDGV101-Eメッセージが出力されている場合は,本ファイルを含むメール,掲示板記事または登録文書中の本ファイルは,ウイルス感染ファイルが検出された場合と同様に処置(メールによる通知,及びファイルの隔離など)された後破棄されます。KDGV101-Eメッセージが出力されていない場合は,本ファイルのウイルスチェックを再試行します。
- ファイル名:ウイルスチェックに失敗したファイル名。
- nn:ウイルスチェックエンジン固有のエラーコード。
- 対処
- 使用しているウイルスチェックエンジンがサポートしているファイル形式を確認してください。また,使用しているウイルスチェックエンジンが最新のバージョンか確認してください。ウイルスチェックエンジンがサポートしているファイル形式でエラーが発生する場合は,ログファイルを採取し,障害受付窓口に連絡してください。
KDGV116-E Object Serverへのログインができません。(nn)
- 要因
- Object Serverへのログインができません。そのため,Server - Scanサービスを停止します。
- nn:システムが設定したエラーコード。
- 対処
- ログファイルを採取し,障害受付窓口に連絡してください。
KDGV117-E サブディレクトリの作成に失敗しました。(ディレクトリ名,nn)
- 要因
- ウイルスチェックをするためのサブディレクトリが作成できません。そのため,Server - Scanサービスを停止します。
- ディレクトリ名:作成に失敗したサブディレクトリ名です。
- nn:ディレクトリ作成時にシステムが設定したエラーコード(errno)です。
- 対処
- 原因コードから障害の原因を取り除いてください。ユーザでの対応ができない場合は,ログファイルを採取し,障害受付窓口に連絡してください。
KDGV118-E サブディレクトリの削除に失敗しました。(ディレクトリ名,nn)
- 要因
- Server - Scanのサービス停止時に作業用のサブディレクトリの削除に失敗しました。エラーを無視してサービスを停止します。
- ディレクトリ名:削除に失敗したサブディレクトリ名です。
- nn:ディレクトリ削除時にシステムが設定したエラーコード(errno)です。
- 対処
- 原因コードから障害の原因を取り除き,ディレクトリ名で示すサブディレクトリを手操作で削除してください。
KDGV120-E セットアップ情報取得に失敗しました。
- 要因
- 環境設定情報の取得に失敗し,ウイルス感染通知処理などができませんでした。
- 対処
- 環境設定情報が正しいか確認してください。
KDGV121-E プロセスの起動に失敗しました。(nn,mm)
- 要因
- Server - Scanのプロセスが起動ができませんでした。
- nn:
- 1 ログ出力準備に失敗しました。
- 2 共用メモリのアタッチに失敗しました。
- 3 モジュール間のインタフェースエラーを検出しました。
- 4 環境情報ファイル(setup.ini)の入力に失敗しました。
- 10 環境情報ファイル(setup.ini)の入力に失敗しました。
- 11 作業用ディレクトリの作成に失敗しました。
- 12 不当なウイルスチェックエンジンが指定されました。
- 13 ウイルスチェックエンジンの初期化に失敗しました。
- mm:システムが設定したエラーコード(errno)です。
- 対処
- 原因コードから障害の原因を取り除いてください。ユーザでの対応ができない場合は,ログファイルを採取し,障害受付窓口に連絡してください。
KDGV122-E 所有者(所有者名,nn)の宛先が見つかりません。
- 要因
- ニックネームからOR名への変換に失敗しました。
- 所有者名:送信宛先
- nn:
- 1 指定されたユーザはメールアドレスを持っていません。
- 2 指定されたユーザに書き方レベルの誤りがあります。
- 4 Address Serverがセットアップされていません。
- 100 指定されたユーザは存在しません。
- -1 Object Serverサービスが未起動です。
- -2 Object Serverへのアクセスでエラーが発生しました。
- -10 一時的なメモリの割り当てに失敗した。
- 対処
- 所有者名のユーザが存在するか確認してください。
KDGV123-E 通知メールの配信に失敗しました。(所有者名,ステータス)
- 要因
- 送信完了後に,相手にメールが配信されませんでした。
- 所有者名:送信宛先
- ステータス:
- 3 配送失敗。
- 上記以外 配信タイムアウト(1日経過後も配送中状態の場合)。
- 対処
- 送信宛先が正しい管理者又ははユーザになっているか確認してください。
- 必要であれば,通知メールに失敗した宛先へウイルス感染を連絡してください。
KDGV124-E 作業用ディレクトリ空きスペースが不足しています。
- 要因
- Server - Scanが使用する作業用ディレクトリのディスクの空き容量が不足しています。
- 対処
- 作業用ディレクトリとして設定しているディスクの容量を確保してください。
KDGV125-E ウイルスチェックエンジンが応答しません。
- 要因
- ウイルスチェックエンジンへチェック依頼を行なったが,許容時間内に応答がありません。当該プロセスを強制的に終了させました。ウイルスチェックエンジン側で障害が発生している可能性があります。チェック処理中だったファイルは,一定時間経過後に再試行されます。
- 対処
- ログファイルを採取し,障害受付窓口に連絡してください。
KDGV126-E メール送信の初期設定に失敗しました。(nn)
- 要因
- メールを送信するための初期設定処理でエラーが発生しました。Server - Scanサービスを停止します。
- nn:
- 1 X400に対する初期化に失敗しました。
- 2 環境設定で設定したニックネームを持つユーザは存在しません。
- 3 環境設定で設定したニックネームを持つユーザはメールアドレスを持っていません。
- 4 環境設定で設定したニックネームを持つユーザは当該サーバにメールボックスを持っていません。
- 5 X400に対するログイン処理に失敗しました。
- 6メールアドレスの変換に失敗しました。
- 対処
- nn=2~4の場合,Server - Scanの環境設定で指定した「送信者として使用するニックネーム」が正しいか(メールボックスを持つユーザとして,当該Mail Serverに登録されているか)を見直してください。指定が正しい場合やnn=1,5~6の場合は,ログファイルを採取し,障害受付窓口に連絡してください。
KDGV127-E 感染ファイルの説明メッセージ作成に失敗しました。(サブディレクトリ名,nn)
- 要因
- ウイルス感染ファイルの検出,またはウイルスチェックの失敗により隔離したファイルの説明文テキストファイルの作成に失敗しました。
- サブディレクトリ名:隔離フォルダ下のサブディレクトリ名
- nn:説明文テキストファイル作成時にシステムが設定したエラーコード(errno)です。
- 対処
- 原因コードから障害の原因を取り除いてください。ユーザでの対応ができない場合は,ログファイルを採取し,障害受付窓口に連絡してください。
KDGV128-E 続行不可能な障害を検出したためサービスを停止します。(nn)
- 要因
- 続行不可能な障害を検出したため,Server - Scanサービスを停止します。
- nn:
- 1 子プロセスの再起動回数が100回を越えました。
- 2 親プロセスのアプリケーションエラーを検出しました。
- 3 子プロセスが存在しなくなりました。
- 6 空きディスクの不足によりファイル転送が連続して失敗した。
- 対処
- ログファイルを採取し,障害受付窓口に連絡してください。
KDGV143-E セマフォの操作に失敗しました。(nn)
- 要因
- プロセス間の排他処理を行なうためのセマフォ操作に失敗しました。
- nn:システムが設定したエラーコード(errno)です。
- 対処
- エラーコードからエラーの原因を調査してください。ユーザでの対応ができない場合は,ログファイルを採取し,障害受付窓口に連絡してください。
KDGV146-E タイムアウトによりウイルスチェックが打ち切られました。(ファイル名)
- 要因
- ウイルスチェックエンジン側のチェック処理が許容時間を経過しても終了しないため,チェックを中断しました。本メッセージに続いてKDGV101-Iメッセージが表示されている場合は,本ファイルを含むメール,掲示板記事または登録文書中の本ファイルは,ウイルス感染ファイルが検出された場合と同じように処置(メールによる通知,およびファイルの隔離など) された後破棄されます。KDGV101-Iメッセージが出力されない場合は,本ファイルのウイルスチェックを再試行します。
- ファイル名:チェックが打ち切られたメール,掲示板記事の添付ファイル名あるいは登録文書中のファイル名。
- 対処
- ログファイルを採取し,障害受付窓口に連絡してください。
KDGV147-E ウイルスチェックの失敗回数が限界値(n)に達しました。
- 要因
- ウイルスチェックエンジンからのエラー報告回数が限界値に達しました。
- n:最大試行回数です。
- 対処
- ログファイルを採取し,障害受付窓口に連絡してください。
KDGV148-E メモリ不足によりウイルスチェックが失敗しました。(ファイル名)
- 要因
- ウイルスチェックエンジンからメモリ不足が報告されました。ファイル名で示すファイルは一定時間経過後に再試行されます。
- ファイル名:メモリ不足によりウイルスチェックに失敗したメールまたは掲示板記事の添付ファイル名です。
- 対処
- 本エラーが多発する場合は,使用できるメモリを拡張してください。
KDGV149-I チェックに失敗したファイル(ファイル名)を隔離しました。(ディレクトリ名)
- 要因
- ウイルスチェックに失敗し,非感染が確認できなかったファイルを隔離しました。
- ファイル名:ウイルスチェックに失敗したメールまたは掲示板記事の添付ファイル名です。
- ディレクトリ名:隔離ディレクトリ下のサブディレクトリ名です。
- 対処
- 対処は不要です。
KDGV150-E チェックに失敗したファイル(ディレクトリ名, ファイル名)の隔離に失敗しました。(nn)
- 要因
- ウイルスチェックに失敗したファイルの隔離に失敗しました。
- ディレクトリ名:隔離ディレクトリ下のサブディレクトリ名です。
- ファイル:ウイルスチェックに失敗したメールまたは掲示板記事の添付ファイル名です。
- nn:
- -1 隔離ディレクトリ障害。
- -2 隔離ファイル名生成障害。
- 上記以外 隔離失敗時にシステムが設定したエラーコード(errno)です。
- 対処
- 原因コードから障害の原因を取り除いてください。ユーザでの対応ができない場合は,ログファイルを採取し,障害受付窓口に連絡してください。
KDGV151-E プロセス(プロセス名)の異常終了を検出しました。
- 要因
- プロセスが異常終了状態になっているのを検出しました。必要であれば自動的に再起動します。
- プロセス名:異常終了していたプロセスの名称です。
- 対処
- 特に対処は不要ですが,頻発するようであれば,ログファイルを採取し,障害受付窓口に連絡してください。
KDGV153-E 引数が長すぎるためAP(ファイル)の起動に失敗しました。
- 要因
- ウイルス感染ファイルが検出されたため,環境設定で指定されたファイル名のアプリケーションを起動しようとしたが,引数の指定が長すぎるため起動に失敗しました。
- 対処
- 起動アプリケーションの引数は2048バイト以内になるように環境設定で定義し直してください。
KDGV158-E ウイルスチェック要求(クラスID:クラスNO)を無視しました。
- 要因
- クラスNOのユーザに対するウイルスチェック処理において,一定回数以上のエラーを検出しました。
- 本ユーザに対するウイルスチェック要求をスキップして,Server-Scanの処理は続行されます。
- 対処
- クラスNOのユーザのメールが送受信されなくなりますので,ログファイルを採取し,障害受付窓口に連絡してください。
KDGV160-E ウイルスチェックの開始が指定されていません。
- 要因
- インストール時または環境設定時の「ウイルスチェックを開始しますか?」という問い合わせに,[いいえ]が応答されたままServer - Scanのサービスを起動しようとしました。
- 対処
- Server - Scanによるウイルスチェックを開始する場合は,Server - Scanの環境設定を実行して,環境設定の終了時に表示される「ウイルスチェックを開始しますか?」という問い合わせに,[はい]を応答してから,Server - Scanサービスを起動してください。
KDGV200-E ウィルスパターンファイルの読み込みに失敗しました。(ディレクトリ名,nn)
- 要因
- ウイルスチェック用のパターンファイルの読み込みに失敗しました。
- ディレクトリ名:パターンファイルの正しいディレクトリ。
- nn:パターン読み込みAPIが返した戻り値。
- 対処
- ディレクトリ名下にパターンファイルが存在するか確認してください。
- パターンファイルが存在する場合は,ログファイルを採取し,障害受付窓口に連絡してください。
KDGV201-I パターンファイルが変更されました。変更前=vr情報1,変更後= vr情報2 [サーバ名]
- 要因
- Server - Scanサービスの起動中に現在使用中のパターンファイルとバージョンの違う別なパターンファイルを検出しました。本メッセージ出力以降からのウイルスチェック処理は,新しく検出したパターンファイルを使用して行います。
- vr情報1:現在使用中のパターンファイルのバージョン情報
- vr情報2:新しく検出したパターンファイルのバージョン情報
- サーバ名:新たなパターンファイルが検出したウイルスチェックサーバ名
- 対処
- 対処は不要です。
KDGV202-I パターンファイルの変更処理でエラーが発生しました。(nn)
- 要因
- Server - Scanサービスの起動中に現在使用中のパターンファイルとバージョンの違う別なパターンファイルを検出したが,切替え処理に失敗しました。障害の発生したプロセスを停止します。
- nn:
- 1 パターンファイル監視用プロセスがウイルスチェックエンジンの初期化処理に失敗しました。
- 2 パターンファイル監視用プロセスがウイルスチェックエンジンの終了処理に失敗しました。
- 3 ウイルスチェックプロセスがウイルスチェックエンジンの初期化処理に失敗しました。
- 4 ウイルスチェックプロセスがウイルスチェックエンジンの終了処理に失敗しました。
- 対処
- ログファイルを採取し,障害受付窓口に連絡してください。
KDGV203-I パターンファイルが読み込まれました。VR=vr情報
- 要因
- Server - Scanサービスが起動され,これから使用するパターンファイルを読み込みました。本メッセージ出力以降からウイルスチェク処理は,このパターンファイルを使用します。
- vr情報:読み込んだパターンファイルのバージョン情報
- 対処
- 対処は不要です。