6.4.8 インターネットとメールの送受信ができないGroupmaxユーザがいる
ケース1)
- 現象
- 新規にユーザを登録したが,インターネットへメール送信できない。Groupmax内のユーザにはメール送信可能である。
- 要因
- Mail - SMTPでアドレスマッピングできない。ログファイル(logfile)に以下のログが出力される。
- Smtpgw195:E-mailアドレスが登録されていないユーザがメールを送信しようとしました。またはE-mailが登録されていないユーザが同報者の宛先として指定されました。送信者制限によりこのユーザはメールの送信ができません(ユーザID=XXXXXX, O/R名=YYYYYY)。
- 対処
- マルチサーバ構成である場合にはGroupmax Address Serverのレプリケーションが完了していないことが考えられます。運転席で整合性確保を行ってください。
- DBマッピングを使用している場合で,自動的に更新する設定(MODIFYING_DBFILE=auto)になっている場合には,DBマッピングファイルの更新まで最大2時間かかる場合があります。
- 自動的に更新する設定(MODIFYING_DBFILE=auto)になっていない場合,dbmapコマンドでDBマッピングファイルを再作成してください。
ケース2)
- 現象
- Address Serverのユーザ情報にE-mailアドレスを登録していてDBマッピングでアドレスマッピングを行っているが,インターネットとメール送受信できないGroupmaxユーザがいる。
- インターネットと送受信できないGroupmaxユーザがメールを送信するとMail - SMTPのログファイル(logdir下のlogfile)に以下のログメッセージが出力される。
- 「Smtpgw192:次のユーザはE-mailアドレスが重複しているので,メールの送受信ができません。(ユーザID=XXXXXX, E-mailアドレス=YYYYYY)」
- 要因
- Address Serverのユーザ情報にE-mailアドレスが登録された後,dbmapコマンドまたはDBマッピングファイルの自動更新機能でE-mailアドレスが取り込まれていない。または,重複するE-mailアドレスが登録されている。
- 対処
- 以下の手順で重複しているE-mailアドレスを変更し,DBマッピングファイルを更新してください。
- Address Serverで重複しているすべてのE-mailアドレスを削除してから,再度登録を行います。
- Mail - SMTPでdbmapコマンドを実行してDBマッピングを更新します(DBマッピングの自動更新機能を使用している場合には自動更新されることを確認してください)。
- DBマッピングが更新された後で,DBマッピングファイルのログファイル(logdir下のlogfile.dbmap)に次のログが出力されないことを確認してください。
「Smtpgw192:次のユーザはE-mailアドレスが重複しているので,メールの送受信ができません。(ユーザID=XXXXXX, E-mailアドレス=YYYYYY)」
- テストメールを送信して,インターネットとメール送受信できることを確認します。