1.2.2 環境設定の概要

X.400のインタフェース,Mail - SMTP,Sendmailの各環境は,それぞれ別々に設定する必要があります。ここでは,各環境の概要について説明します。

<この項の構成>
(1) X.400のインタフェース環境
(2) データベース環境(HP-UX版およびAIX版)
(3) Mail - SMTPの環境
(4) Sendmailの環境

(1) X.400のインタフェース環境

X.400のインタフェース環境を設定するには,サーバにMail - SMTPゲートウェイを登録する必要があります。ゲートウェイ名は,smtpgwです。登録方法については,マニュアル「Groupmax Address/Mail Version 7 システム管理者ガイド 基本操作編」(Windows 用)を参照してください。

注意
Mail ServerにSMTPゲートウェイを登録する際には,SMTPゲートウェイのC(国名),ADMD(主官庁領域名),PRMD(私設領域名)(以降「国名,ADMD,PRMD」と略します)とsmtpmngのX400DOMAINで指定する国名,ADMD,PRMDは同じ値を指定してください。また,SMTPゲートウェイの国名,ADMD,PRMDとサーバの国名,ADMD,PRMDは異なる値を指定してください。

(2) データベース環境(HP-UX版およびAIX版)

データベース環境は,Mail - SMTPのインストール後に,gw_setupコマンドを実行して設定します。gw_setupコマンドは,Mail - SMTPがMail Serverのデータベース資源を使用できるようにするために,動作環境変数に「XODDIR」を追加するプログラムです。

Mail - SMTPのインストール後に,次に示すコマンドを実行してください。

# cd smtpbin
# gw_setup

gw_setupコマンドを実行すると,下記のメッセージを表示して「XODDIR」環境変数の入力を求めます。

Object Serverの環境変数(XODDIR)を絶対パスで入力して下さい。
XODDIR=

「XODDIR」の値を入力すると設定を終了します。この時,エラーメッセージが表示された場合には,「6.2.4 gw_setupのエラーメッセージ(HP-UX版およびAIX版)」を参照してください。

注意
Windows 版では本設定は不要です。

(3) Mail - SMTPの環境

Mail - SMTPの環境を設定するには,次の情報に必要な値を設定します。

以下のファイルは必須の設定ファイルです。

環境設定ファイルの設定には,smtpmngコマンドおよびdbmapコマンドを使用します。環境設定の方法については「2. Mail - SMTPの環境設定」を参照してください。またアドレスマッピングについては「4. Mail - SMTPのアドレスマッピングルール」を参照してください。

(4) Sendmailの環境

Sendmailの環境設定については,「3. Sendmailの環境設定」を参照してください。