Mail - SMTP をVersion 5以前からバージョンアップしている場合,デフォルトの設定でE-mailアドレスの大文字と小文字を区別する設定で動作しています。E-mailアドレスの大文字と小文字が区別されてマッピングが行われている場合,次の設定を行います。
前提条件:この設定はDBマッピングによってアドレスマッピングをしているGroupmaxユーザのE-mailアドレスが有効です。また,MAPPING_MODE=allまたはpop_allを設定していても,DBマッピングを使用してアドレスマッピングをしているGroupmaxユーザのE-mailアドレスも有効です。このため,大文字と小文字を区別しないでアドレスマッピングしたいGroupmaxユーザがDBマッピングを使用している場合にはMAPPING_MODEを変更する必要はありません。
- smtpmngコマンドを起動します。
- 運用管理サブコマンド一覧から「edit_mapping(em):アドレスマッピングルールの設定変更」を選択します。
- 表示されたメニューから「DBマッピング時の大文字・小文字の扱い(filter_address)」を選択します。
- 設定値としてdomainpartまたはallを設定します。なお,allを推奨いたします。
- 設定値を保存してsmtpmngコマンドを終了します。
- 注意
- allを設定する場合には,ローカルパートの大文字/小文字を区別しなくなりますので,大文字と小文字の違いしかないE-mailアドレスが登録されている場合にメールの送受信ができなくなります。運用の途中でfilter_addressを変更する場合にはE-mailアドレスが重複して登録されていないかを確認してください。E-mailアドレスの重複は,dbmapコマンドを実行した後,またはユーザ情報の更新ルールの設定(modifying_dbfile=auto)を設定している場合にDBマッピングファイルが自動更新が終了した後で,ログファイルlogfile.dbmapにエラーログSmtpgw191が出力されていないかどうかで確認することができます。
- 注意
- E-mailアドレスが重複しているユーザは全員E-mailの送受信ができません。
- 注意
- MAPPING_MODE=pop_allで運用している場合には,Mail ServerのPOP3/IMAP4の設定で「優先マッピングルール」には,ユーザ属性のE-mailアドレスマッピングを指定してください。