6.1.5 dbmapコマンドのトレース情報の項目

dbmapコマンドでユーザ情報を取得した場合,またはユーザ情報の自動取り込み機能でユーザ情報が更新された場合のDBマッピングファイルの作成/更新時のトレース情報は,ログファイル名logfile.dbmapおよびバックアップファイルとしてlogfile.dbmap.Xに収集されます。収集されるトレース情報の各項目を次に示します。

トレースメッセージ
(1)dbmapコマンドを実行した場合
  dbmapコマンドの開始日時を示す情報です。dbmapコマンドが開始された場合,次のメッセージが出力されます。

     Groupmax Address Serverからユーザ情報を取得します。

(2)dbmapコマンドが正常終了した場合またはユーザ情報の自動更新が終了した場合
  dbmapコマンドが正常終了した場合,以下のメッセージが出力されます。

     Mail - SMTP アドレス取り込み処理が正常終了しました。

(3)ユーザ情報の自動更新が実行された場合
  ユーザ情報の自動更新処理の開始日時を示す情報です。以下のメッセージが出力されます。

     サーバから出力されたユーザの変更情報を次のファイルから取込みます。(filename)

(4)DBマッピングを評価している時
  DBマッピングに使用されるハッシュ関数の評価結果を示す情報です。以下のメッセージが出力されます。ログファイルに出力される評価結果は障害時に必要な内容になりますが,通常の運用では使用しませんのでログの内容は無視してください。

     Hush-function:評価値

(5)DBマッピングを生成している時
  DBマッピングファイルを生成している際に出力される情報です。以下のメッセージが出力されます。

    Create data.db, index.db
    Create data.csv

(6)DBマッピングファイルから自ドメイン名を取得している時
  DBマッピングファイルに登録されたE-mailアドレスからドメイン名を取得する際に出力される情報です。このドメイン名はエラーメールの返信抑止機能で使用されます。以下のメッセージが出力されます。

    Create mydomain.dat
    自ドメイン名として次のドメイン名を登録しました。
    ドメイン名1
    ドメイン名2

dbmapコマンドで取得されたユーザ情報
dbmapコマンドで取得されたユーザ情報です。次の書式で出力されます。

XXXXXX:User_ID[YYYYYYYY],E-mail[ZZZZZZZ]を取得しました。

XXXXXXは,取得されたユーザ情報の通し番号です。YYYYYYYYは取得されたユーザ情報のユーザIDです。ZZZZZZZは取得されたユーザ情報のE-Mailアドレスです。E-Mailアドレスが登録されていない場合には,「未登録」と出力されます。
ユーザ情報の自動取り込み機能で取得されたユーザ情報
ユーザ情報の自動取り込み機能で取得されたユーザ情報です。次の書式で出力されます。

変更情報(XXXXXX:User_ID[YYYYYYYY],E-mail[ZZZZZZZ])を取得しました。

XXXXXXは,取得されたユーザ情報の通し番号です。YYYYYYYYは取得されたユーザ情報のユーザIDです。ZZZZZZZは取得されたユーザ情報のE-Mailアドレスです。E-Mailアドレスが登録されていない場合には,「未登録」と出力されます。