Mail - SMTPの運用中に出力されるエラーメッセージと,それに対する要因,対処方法を次に示します。
Smtpgw001:必要なメモリの確保ができません。
- 要因
- メモリの確保に失敗しました。
- 対処
- 空きメモリを確保してください。
Smtpgw002:取得したメッセージのプロトコル要素(XXXX)数が多過ぎます。ゲートウェイでは処理できません。
- 要因
- インターネットから受信したメッセージのXXXXプロトコル要素の数がMail - SMTPの処理能力を超えています。
- 対処
- 受信メッセージ中のプロトコル要素(XXXX)数を256個以内にしてください。
Smtpgw003:取得したメッセージのプロトコル要素(XXXX)の値が不正です。
- 要因
- インターネットから受信したメッセージのXXXXプロトコル要素の値が正しくありません。
- 対処
- 送信側でメッセージヘッダ要素(XXXX)のフォーマットをRFC822フォーマットに合わせてもらってください。
Smtpgw004:取得したメッセージのプロトコル要素(XXXX)長が長過ぎます。
- 要因
- インターネットから受信したメッセージのXXXXプロトコル要素の長さがMail - SMTPの処理能力を超えています。
- 対処
- 送信側でメッセージヘッダ要素(XXXX)の長さをRFC821で定義されている範囲に合わせてもらってください。
Smtpgw005:ログファイルのアクセス権がありません(ファイル名=XXXX)。
- 要因
- ログディレクトリに書き込み権限がありません。または,ログファイルに書き込み権限がありません。
- 対処
- ログディレクトリやログファイルのアクセス権限は変更しないでください。ログディレクトリまたはログファイルに書き込み権限を追加してください。
Smtpgw006:取得したメッセージの処理ができません。メッセージを廃棄します。
- 要因
- Mail Serverから受信したメッセージに異常があります。またはMail - SMTPの処理能力を超えています。そのため,転送処理が続行できません。
- 対処
- 内部処理エラーです。ログファイルを採取して障害受付窓口に連絡してください。
Smtpgw007:OMインタフェースで異常を検出しました(エラーコード=XX)。
- 要因
- OMインタフェースで異常を検出しました。XXにはエラーコードが入ります。次にそのコードと要因を示します。
- 4 メモリを確保できません。
- 21 システムエラーが発生しました。
- 23 メッセージが大きいためメッセージを処理できません。
- 25 要素長がオーバーしています。
- 対処
- システムのメモリ容量またはディスク容量が不足していることが考えられます。不要なサービスを停止する,またはディスクの空き容量を確保してください。なお,メールは破棄されていますのでログ出力時刻を目安に再送処理をお願いいたします。logfile.daemonに本ログが出力され,エラーコード=25の場合には,「6.4.32 送信したメールの配信状態が“配信中”のままになる」を参照願います。
Smtpgw008:MTインタフェースで異常を検出しました(エラーコード=XX)。
- 要因
- MTインタフェースで異常を検出しました。XXにはエラーコードが入ります。次にそのコードと要因を示します。
- 2 APIはすでに使用中です。
- 4 メモリを確保できません。
- 103 クライアントのためのコンフィグレーションパッケージを設定できません。
- 1000 gapiのコンフィグレーションファイルパス名が正しくありません。
- 1001 gapiのコンフィグレーションファイルの読み書きで異常が発生しました。
- 1002 クライアントインスタンス名はすでに使用中です。
- 1003 OM APIで異常が発生しました。
- 1004 depotパッケージで異常が発生しました。
- 1005 handleパッケージで異常が発生しました。
- 1007 構文解析で異常が発生しました。
- 対処
- システムのメモリ容量またはディスク容量が不足していることが考えられます。不要なサービスを停止する,またはディスクの空き容量を確保してください。なお,メールは破棄されていますのでログ出力時刻を目安に再送処理をお願いいたします。
Smtpgw009:TMインタフェースで異常を検出しました。
- 要因
- TMインタフェースで必要なメモリを確保できません。
- 対処
- システムのメモリ容量またはディスク容量が不足していることが考えられます。不要なサービスを停止する,またはディスクの空き容量を確保してください。なお,メールは破棄されていますのでログ出力時刻を目安に再送処理をお願いいたします。
Smtpgw011:フィールド値が長過ぎます。処理できません。メッセージの転送処理を中止します(処理関数名)。
- 要因
- Mail Serverから受信したメッセージのヘッダフィールド値が大き過ぎるため,メッセージの転送ができません。
- 対処
- メールを再送信してください。現象が再現する場合には,ログファイルを採取して障害受付窓口に連絡してください。
Smtpgw012:RFC822メッセージファイルのアクセスに失敗しました(ファイル名=XXXXXX,errno=XX)。
- 要因
- メッセージファイルの読み書きでエラーになりました。
- 対処
- システムのディスク容量が不足していることが考えられます。ディスクの空き容量を確保してください。エラー要因はXX,エラーになったメッセージはXXXXXXで示すファイルです。
Smtpgw013:コンフィグレーションファイルのオープンに失敗しました。
- 要因
- コンフィグレーションファイルがないか,またはファイルの読み込み権限が設定されていません。
- 対処
- コンフィグレーションファイルの読み込み権限を確認してください。
Smtpgw014:コンフィグレーションファイルの記述に誤りがあります。
- 要因
- コンフィグレーションファイルの記述が次のようになっていないか,または設定が複数行にまたがっています。
設定項目=設定値
- 対処
- 設定を変更する場合にはsmtpmngコマンドをご使用ください。
Smtpgw015:ポールタイムの取得に失敗しました。
- 要因
- 設定値に数字以外が設定されています。
- 対処
- ポールタイムは数字で設定してください。
Smtpgw017:MAP1テーブルが存在しません。
- 要因
- MAP1のテーブルマッピングファイルがありません。
- 対処
- MAP1_TABLEは変更しないでください。
Smtpgw019:MAP2テーブルが存在しません。
- 要因
- MAP2のテーブルマッピングファイルがありません。
- 対処
- MAP2_TABLEは変更しないでください。
Smtpgw020:ログディレクトリの作成に失敗しました。
- 要因
- ログディレクトリで記述されるログディレクトリが作成できません。
- 対処
- Mail - SMTPの起動ユーザがsmtpdirに書き込み権限のないことが考えられます。smtpdirに書き込み権限を設定してください。
Smtpgw021:ログパラメータの記述に誤りがあります。
- 要因
- ログパラメタ記述が規定のフォーマットと異なります。
- 対処
- 設定を変更する場合にはsmtpmngコマンドをご使用ください。
Smtpgw022:ストップファイルパスの取得に失敗しました。
- 要因
- ストップファイルのパスの記述が正しくありません。
- 対処
- ストップファイルのパスは変更しないでください。
Smtpgw024:ゲートウェイディレクトリパスの取得に失敗しました。
- 要因
- ゲートウェイディレクトリパスの記述が正しくありません。
- 対処
- ゲートウェイディレクトリパスは変更しないでください。
Smtpgw025:ゲートウェイディレクトリが存在しません。
- 要因
- Mail - SMTPのディレクトリがありません。
- 対処
- Mail - SMTPを再インストールしてください。
Smtpgw026:ゲートウェイキューの取得に失敗しました。
- 要因
- ゲートウェイキューの記述が正しくありません。
- 対処
- ゲートウェイキューは変更しないでください。
Smtpgw027:ゲートウェイキューが存在しません。
- 要因
- Mail - SMTPのキューディレクトリがありません。
- 対処
- 設定を変更する場合にはsmtpmngコマンドをご使用ください。
Smtpgw029:RFC822メッセージ発信時の文字コード取得に失敗しました。
- 要因
- RFC822(SMTP)メッセージ送信コードの設定部分の記述が正しくありません。
- 対処
- 設定を変更する場合にはsmtpmngコマンドをご使用ください。
Smtpgw031:GAPIコンフィグレーションファイルが存在しません。
- 要因
- Mail Serverにゲートウェイが登録されていません。またはゲートウェイを追加した後に,MTAを再起動していません。
- 対処
- Mail Serverにゲートウェイを登録してください。
- ゲートウェイを登録した後に,必ずMTAの再起動を行ってください。
Smtpgw032:domain.datファイルがオープンできません。
- 要因
- domain.datファイルの読み込み権限が設定されていません。
- 対処
- domain.datファイルの読み込み権限を確認してください。
Smtpgw033:O/R名のプロトコル要素(XX)の値が不正です。
- 要因
- O/R名のプロトコル要素(XX)の値が正しくありません。
- 対処
- 正しいO/R名のプロトコル要素を指定してください。
Smtpgw034:O/R名の必須要素(XX)が存在しません。
- 要因
- O/R名の必須要素(XX)がありません。
- 対処
- O/R名の必須要素を指定してください。
Smtpgw035:O/R名の属性にサポートしていない属性が存在しています。
- 要因
- O/R名の属性にサポートしていない属性があります。
- 対処
- サポートしていない属性は指定(設定)しないでください。
Smtpgw036:UTC時刻(XXXX)の値が不正です。
- 要因
- X.400メッセージ内のUTC時刻(XXXX)の値が正しくありません。
- 対処
- 処理が継続可能な場合には継続しますので,対処不要です。
- UTC時刻のフォーマットを「YYMMDDhhmmss{±}hhmm」としてください。
Smtpgw037:RFC822Date時刻(XXXX)の値が不正です。
- 要因
- インターネットから受信したメッセージのDateフィールドの値(XXXX)が正しくありません。
- 対処
- Dateが不正である場合,Mail - SMTPの受信時刻をDateの値として処理します。
Smtpgw038:map2テーブルの内容が不正です。
- 要因
- MAP2のアドレスマッピングテーブルの内容が正しくありません。
- 対処
- MAP2のアドレスマッピングテーブルの内容を正しく設定してください。
Smtpgw039:map1テーブルの内容が不正です。
- 要因
- MAP1のアドレスマッピングテーブルの内容が正しくありません。
- 対処
- MAP1のアドレスマッピングテーブルの内容を正しく設定してください。
Smtpgw040:domain.datファイルの内容が不正です。
- 要因
- domain.datファイルの内容が正しくありません。
- 対処
- 設定を変更する場合にはsmtpmngコマンドをご使用ください。
Smtpgw041:X.400プロトコル要素(XXXXXX)の値が不正です。
- 要因
- X.400プロトコル要素(XXXXXX)の値が正しくありません。
- XXXXXXがPrimaryである場合,同報者として指定されているGroupmaxユーザにE-mailアドレスが登録されていない(E-mailの送受信権限がない)ことが要因です。E-mail送受信権限のないGroupmaxユーザの宛先は同報者から削除されますが,メールの送信には問題ありません。また,代行受信されたメールに含まれている同報者の宛先も該当します。
- 対処
- X.400プロトコル要素(XXXXXX)の値を正しく設定してください。
Smtpgw042:RFC822プロトコル要素(XXXXXX)の値が不正です。
- 要因
- インターネットから受信したメッセージのプロトコル要素(XXXXXX)の値が正しくありません。
- 対処
- 送信側でメッセージヘッダのプロトコル要素(XXXXXX)の値を正しく設定してもらってください。
Smtpgw043:X.400プロトコル要素(XXXXX)が存在しません。
- 要因
- X.400プロトコル要素(XXXXX)がありません。
- 対処
- X.400プロトコル要素(XXXXX)を設定してください。
Smtpgw044:RFC822プロトコル要素(XXXXX)が存在しません。
- 要因
- インターネットから受信したメッセージにプロトコル要素(XXXXX)がありません。
- 対処
- 送信側でプロトコル要素(XXXX)を設定してもらってください。
Smtpgw045:既にループ間隔が設定されています。
- 要因
- 複数のループ間隔が設定されています。
- 対処
- 設定を変更する場合にはsmtpmngコマンドをご使用ください。
Smtpgw046:既にMAP1テーブルが設定されています。
- 要因
- 複数のMAP1テーブルファイルが設定されています。
- 対処
- MAP1テーブルファイルは変更しないでしてください。
Smtpgw047:既にMAP2テーブルが設定されています。
- 要因
- 複数のMAP2テーブルファイルが設定されています。
- 対処
- MAP2テーブルファイルは変更しないでください。
Smtpgw048:既にドメインファイルが設定されています。
- 要因
- 複数のドメインファイルが設定されています。
- 対処
- ドメインファイルは変更しないでください。
Smtpgw049:ドメインファイルが見つかりません。
- 要因
- ドメインファイルがありません。
- 対処
- ドメインファイルを作成してください。
Smtpgw050:既にログディレクトリが設定されています。
- 要因
- 複数のログディレクトリが設定されています。
- 対処
- ログディレクトリは変更しないでしてください。
Smtpgw051:既にログパラメタが設定されています。
- 要因
- 複数のログパラメタが設定されています。
- 対処
- 設定を変更する場合にはsmtpmngコマンドをご使用ください。
Smtpgw052:既にログレベルが設定されています。
- 要因
- 複数のログレベルが設定されています。
- 対処
- 設定を変更する場合にはsmtpmngコマンドをご使用ください。
Smtpgw053:既にログ種別が設定されています。
- 要因
- 複数のログ種別が設定されています。
- 対処
- 設定を変更する場合にはsmtpmngコマンドをご使用ください。
Smtpgw054:既に起動ユーザが設定されています。
- 要因
- 複数の起動ユーザが設定されています。
- 対処
- 起動ユーザは変更しないでください。
Smtpgw055:既にゲートウェイディレクトリが設定されています。
- 要因
- 複数のゲートウェイディレクトリが設定されています。
- 対処
- ゲートウェイディレクトリは変更しないでください。
Smtpgw056:既にゲートウェイキューが設定されています。
- 要因
- 複数のゲートウェイキューが設定されています。
- 対処
- ゲートウェイキューは変更しないでください。
Smtpgw057:既にメールの発信文字コードが設定されています。
- 要因
- 複数のメールの送信文字コードが設定されています。
- 対処
- 設定を変更する場合にはsmtpmngをご使用ください。
Smtpgw058:既にGAPIコンフィグレーションファイルパスが設定されています。
- 要因
- 複数のGAPIコンフィグレーションファイルパスが設定されています。
- 対処
- GAPIコンフィグレーションファイルパスは変更しないでください。
Smtpgw059:既にクライアント名が設定されています。
- 要因
- 複数のクライアント名が設定されています。
- 対処
- クライアント名は変更しないでください。
Smtpgw060:既にインスタンス名が設定されています。
- 要因
- 複数のインスタンス名が設定されています。
- 対処
- インスタンス名は変更しないでください。
Smtpgw061:必須パラメータがゲートウェイコンフィグレーションファイルに記述されていません。
- 要因
- Mail - SMTPのディレクトリ,またはGAPIコンフィグレーションファイルパスが設定されていません。
- 対処
- Mail ServerでMTAを再起動してください。現象が改善されない場合には,ゲートウェイを削除し,再度ゲートウェイを登録してからMTAを再起動してください。
Smtpgw062:ゲートウェイキューの作成に失敗しました。
- 要因
- Mail - SMTPのキューを作成できません。
- 対処
- Mail - SMTPの起動ユーザがsmtpdirに書き込み権限のないことが考えられます。smtpdirに書き込み権限を設定してください。
Smtpgw063:RFC822メッセージの解析中にエラーが発生しました(ファイル名=XXXXX)。
- 要因
- インターネットから不正なメッセージを受信しました。
- 対処
- XXXXXで示されているファイル中のエラーとなっているヘッダエントリのフォーマットを,送信側でRFC822フォーマットに合わせてもらってください。ファイルはgwuqに退避されます。
Smtpgw064:RFC822からX.400へのボディ変換が失敗しました(ファイル名=XXXXX)。
- 要因
- インターネットから受信したメッセージに不正な文字コードが入っているか,メッセージが正しくありません。または,主題が指定されていないメールを受信しました(XXXXXで示されているファイル名がsubject.datである場合)。または,ディスクフルにより主題の添付ファイル化が実施できていない。
- 対処
- XXXXXで示されているファイル中のエラーとなっているボディのフォーマットを,送信側でRFC1521,またはRFC1522フォーマットに合わせてもらってください。または,ボディのコードをjisコード,sjisコードのどれかに合わせてもらってください。主題がないメールである場合には対処の必要はありません。なお,XXXXXで示されているファイル名がsubject.datである場合,主題の添付ファイル化を実施せずに処理を継続しています。ディスクフルが発生している場合にはディスクの空き容量を確保してください。
Smtpgw065:RFC822メッセージが生成できません。
- 要因
- メッセージが生成できません。
- 対処
- Mail - SMTPの起動ユーザがsmtpdirに書き込み権限を持っていないか,またはディスク容量が不足していることが考えられます。smtpdirに書き込み権限を設定するかまたはディスクの空き容量を確保してください。
Smtpgw066:X.400からRFC822へのボディ変換が失敗しました(ファイル名=XXXXX)。
- 要因
- X.400メッセージに不正な文字コードが入っているか,またはX.400メッセージが正しくありません。またはシステムのディスク容量が不足していることが考えられます。
- 対処
- ディスクの空き容量を確保してください。メールを再送信してください。
Smtpgw067:RFC822メッセージの送信に失敗しました。
- 要因
- Sendmailへのメッセージの送信に失敗しました。
- 対処
- 他に出力されるエラーメッセージの対処方法を参照してください。なお,メモリ容量不足によってSendmailプロセスか起動できない場合があります。この場合にはメモリの空き容量を確保してください。
Smtpgw068:X.400メッセージの削除に失敗しました。
- 要因
- X.400メッセージの削除に失敗しました。
- 対処
- このログ以外にエラーがなければメールの送信処理は正常に行なわれています。現象が再現する場合には,ログファイルを採取して障害受付窓口に連絡してください。
Smtpgw069:X.400メッセージの取得中に致命的なエラーが発生しました。
- 要因
- システムに致命的なエラーが発生しました。
- 対処
- システムのディスク容量が不足していることが考えられます。ディスクの空き容量を確保してください。
Smtpgw070:コマンド行引数の解析に失敗しました。
- 要因
- コマンドに指定した引数に誤りがあります。
- 対処
- 正しい引数を指定してください。
Smtpgw071:ユーザの認証に失敗しました。
- 要因
- Mail - SMTPの実行許可のないユーザが実行しようとしています。
- 対処
- Mail - SMTPの実行許可を持つユーザだけが実行するようにしてください。
Smtpgw072:プロセスの初期化に失敗しました。
- 要因
- Mail - SMTPの起動排他制御ファイルが作成できません。
- 対処
- Mail - SMTPの起動ユーザがsmtpdirに書き込み権限のないことが考えられます。smtpdirに書き込み権限を設定してください。
Smtpgw073:既にSMTPゲートウェイが起動されているか,dbmapコマンドによるユーザ情報取得処理中,smtpmngコマンドによるMail-SMTP環境設定中,smuq2smqコマンドによるメール復旧中です。
- 要因
- 複数のsmtp_gwプログラムを起動しようとしました。または,smtp_gwプログラム,dbmapコマンド,smtpmngコマンド,またはsmuq2smqコマンドのどれか二つ以上を同時に起動しようとしました。
- 対処
- smtp_gwプログラム,dbmapコマンド,smtpmngコマンド,smuq2smqコマンドを起動する場合は,同時に起動しないでください。
Smtpgw074:マッピングテーブルの読み出しに失敗しました。
- 要因
- マッピングテーブルのファイルがないか,またはファイルを読み取れませんでした。
- 対処
- マッピングテーブルのファイルに読み込み権限を確認してください。
Smtpgw075:GAPIの初期化に失敗しました。
- 要因
- GAPIコンフィグレーションファイルがないか,または設定に誤りがあります。
- 対処
- Mail Serverにゲートウェイが登録されているか確認してください。ゲートウェイが登録されていない場合,Mail Serverにゲートウェイを登録してMTAを再起動してください。
Smtpgw076:エントリXXXXという設定項目は存在しません。
- 要因
- コンフィグレーションファイルに不正な設定項目XXXXがある。
- 対処
- 設定項目名XXXXが正しいか確認してください。
Smtpgw077:ログモジュールの初期化に失敗しました。
- 要因
- ログファイルがオープンできませんでした。
- 対処
- Mail - SMTPの起動ユーザがsmtpdirに書き込み権限のないことが考えられます。smtpdirに書き込み権限を設定してください。
Smtpgw078:コンフィグレーションファイルの読み出しに失敗しました。
- 要因
- smtpgw.cfgファイルの読み込みができませんでした。
- 対処
- smtpgw.cfgファイルに読み込み権限のないことが考えられます。smtpgw.cfgファイルの権限を確認してください。
Smtpgw079:グローバル領域識別子の必須項目が取得できませんでした。
- 要因
- ドメインファイルのグローバル領域識別子に国名,または主官庁領域名の記述がありません。
- 対処
- ドメインファイルのグローバル領域識別子に国名,主官庁領域名を設定してください。
Smtpgw080:致命的なエラーが発生しました。
- 要因
- Mail - SMTPの稼働中に致命的な異常が発生しました。
- 対処
- 自動的にプロセスを再起動し処理を継続します。本エラーが多発する場合には障害受付窓口に連絡してください。
Smtpgw081:配信報告メッセージの作成に失敗しました。
- 要因
- 配信報告メッセージの作成ができませんでした。
- 対処
- システムのディスク容量が不足していることが考えられます。ディスクの空き容量を確保してください。
Smtpgw082:ロックファイルのロックに失敗しました。
- 要因
- ロックファイルでエラーになりました。
- 対処
- smtpdir 下のsmtp_gw.pidファイルを削除してください。
Smtpgw083:domain.datファイルの読み出しに失敗しました。
- 要因
- ドメインファイルの読み込みができませんでした。
- 対処
- domain.datファイルに読み込み権限のないことが考えられます。domain.datファイルの権限を確認してください。
Smtpgw084:ゲートウェイの停止ができません。
- 要因
- Mail - SMTPが起動されていないか,またはロックファイルが破壊されているために停止できません。
- 対処
- Mail - SMTPが稼働している場合には,killコマンドでMail - SMTPを停止させてください。
Smtpgw085:IA5からASCIIへの変換でエラーが発生しました。
- 要因
- メール本文の変換ができませんでした。
- 対処
- システムのメモリ容量またはディスク容量が不足していることが考えられます。不要なサービスを停止する,またはディスクの空き容量を確保してください。
Smtpgw086:JP1からASCII(日本語文字含む)への変換でエラーが発生しました。
- 要因
- メール本文の変換ができませんでした。
- 対処
- システムのメモリ容量またはディスク容量が不足していることが考えられます。不要なサービスを停止する,またはディスクの空き容量を確保してください。
Smtpgw087:IA5,JP1以外のボディからUUENCODEされたデータへの変換でエラーが発生しました。
- 要因
- 添付ファイルのUUENCODE処理ができませんでした。
- 対処
- システムのメモリ容量またはディスク容量が不足していることが考えられます。不要なサービスを停止する,またはディスクの空き容量を確保してください。
Smtpgw088:O/R名のプロトコル要素(XXX)が複数存在しています。
- 要因
- 同一ラベルを持つO/R名のプロトコル要素が二つ以上指定されています。
- 対処
- 一つのO/R名ラベルには,一つのO/R名を設定してください。
Smtpgw089:XXXのレングスがO/R名要素の制限値を超えています。
- 要因
- XXXの長さがO/R名要素の制限値を超えています。
- 対処
- XXXの長さをO/R名の制限値内にしてください。
Smtpgw096:添付ファイルの最大個数を超えたためXX個以降の添付ファイルを破棄しました。
- 要因
- 添付ファイルの個数が,システムで扱える添付ファイル数を超えました。
- 対処
- システムで扱える添付ファイルの最大個数はXX-1です。システムで扱える添付ファイル数以内にして再度メールしてください。
Smtpgw100:ログディレクトリパスの取得に失敗しました。
- 要因
- 起動オプションのログディレクトリパスの指定に誤りがあります。
- 対処
- 起動時にログディレクトリパスは指定しないでください。
Smtpgw101:オプションの指定に誤りがあります。
- 要因
- 起動オプションの指定に誤りがあります。
- 対処
- 正しいオプションを設定して,Mail - SMTPを起動してください。
Smtpgw102:シグナルXXを受信しました。ゲートウェイを停止します。
- 要因
- 番号XXのシグナルを受信しました。killコマンドによる停止の場合にメッセージが出力されます。
- 対処
- killコマンドによる停止の場合には対処の必要はありません。
Smtpgw104:X.400メッセージの発信に失敗しました。
- 要因
- X.400メッセージの送信ができませんでした。
- 対処
- システムのメモリ容量またはディスク容量が不足していることが考えられます。不要なサービスを停止する,またはディスクの空き容量を確保してください。
Smtpgw105:エラーメッセージの発信に失敗しました。
- 要因
- エラーメッセージの送信ができませんでした。
- 対処
- メモリ容量不足によってSendmailプロセスか起動できなかったことが考えられます。メモリの空き容量を確保してください。また,返信先のE-mailアドレスがない場合にはエラーメールは返信できません。
Smtpgw106:RFC822メッセージからX.400メッセージの変換で致命的なエラーが発生しました。
- 要因
- メッセージの変換ができませんでした。
- 対処
- システムのメモリ容量またはディスク容量が不足していることが考えられます。不要なサービスを停止する,またはディスクの空き容量を確保してください。
Smtpgw107:ゲートウェイキューにエントリが作成できません。
- 要因
- ゲートウェイキューにファイルを生成できませんでした。
- 対処
- ゲートウェイの起動ユーザがgwqに書き込み権限がないか,またはディスク容量が不足していることが考えられます。gwqに書き込み権限を設定するか,またはディスクの空き容量を確保してください。
Smtpgw108:キューエントリのクローンが作成できません。
- 要因
- ゲートウェイキューにファイルを生成できませんでした。
- 対処
- ゲートウェイの起動ユーザがgwqに書き込み権限がないか,またはシステムのディスク容量が不足していることが考えられます。gwqに書き込み権限を設定するか,またはディスクの空き容量を確保してください。
Smtpgw109:RFC822メッセージヘッダファイルが存在しません。メッセージの発信ができません。
- 要因
- メッセージのファイルの読み込みでエラーになりました。
- 対処
- システムのディスク容量が不足していたために,ヘッダファイルを生成できなかったことが考えられます。ディスクの空き容量を確保してください。
Smtpgw110:RFC822メッセージアドレスファイルが存在しません。メッセージの発信ができません。
- 要因
- メッセージのファイルの読み込みでエラーになりました。
- 対処
- システムのディスク容量が不足していたために,アドレスファイルを生成できなかったことが考えられます。ディスクの空き容量を確保してください。
Smtpgw111:RFC822メッセージボディファイルが存在しません。メッセージの発信ができません。
- 要因
- メッセージのファイルの読み込みでエラーになりました。
- 対処
- システムのディスク容量が不足していたために,ヘッダファイルを生成できなかったことが考えられます。ディスクの空き容量を確保してください。
Smtpgw112:クライアント名の取得に失敗しました。
- 要因
- クライアント名の記述に誤りがあります。
- 対処
- クライアント名(smtp_gw)は変更しないでください。
Smtpgw113:インスタンス名の取得に失敗しました。
- 要因
- インスタンス名の記述に誤りがあります。
- 対処
- インスタンス名(smtp_gw)は変更しないでください。
Smtpgw114:起動ユーザの取得に失敗しました。
- 要因
- 起動ユーザ名の記述に誤りがあります。
- 対処
- 起動ユーザ名(root)は変更しないでください。
Smtpgw115:ログ種別の取得に失敗しました。
- 要因
- ログ種別の記述に誤りがあります。
- 対処
- ログ種別は変更しないでください。
Smtpgw116:ログレベルの取得に失敗しました。
- 要因
- ログレベルの記述に誤りがあります。
- 対処
- ログレベルは変更しないでください。
Smtpgw117:既にロックファイルが設定されています。
- 要因
- ロックファイルの設定が複数個記述されています。
- 対処
- ロックファイルは変更しないでください。
Smtpgw118:ボディパートファイルのXXXXXに失敗したため,メッセージの一部を破棄しました。
- 要因
- ボディパートファイルに不正なデータが含まれています。
- 対処
- 本文または一部の添付ファイルが削除されています。メールを再送してください。
Smtpgw119:既にゲートウェイアンデリバリキューが設定されています。
- 要因
- ゲートウェイアンデリバリキューが設定されています。
- 対処
- ゲートウェイアンデリバリキューは変更しないでください。
Smtpgw120:ゲートウェイキューの作成に失敗しました。(XXXXX)
- 要因
- ゲートウェイキュー(ディレクトリ:XXXXX)の作成に失敗しました。
- 対処
- Mail - SMTPの起動ユーザがsmtpdirに書き込み権限のないことが考えられます。smtpdirに書き込み権限を設定してください。
Smtpgw121:IA5,JP1以外のボディからBASE64形式のデータへの変換でエラーが発生しました。
- 要因
- ボディをBase64形式へ変換できませんでした。
- 対処
- システムのディスク容量が不足していることが考えられます。ディスクの空き容量を確保してください。
Smtpgw122:MIMEからX.400へのボディ変換が失敗しました(ファイル名=XXXX)。
- 要因
- MIMEからX.400へのボディ変換ができませんでした。
- 対処
- 送信側でRFC1521/RFC1522に従ったフォーマットでMIMEデータを生成してもらってください。
Smtpgw123:gw_setupを起動してデータベースを選択した後にsmtp_gwを起動して下さい。
- 要因
- gw_setupが起動されていません。
- 対処
- gw_setupを起動して環境変数「XODDIR」を設定してからsmtp_gwを起動してください。環境変数「XODDIR」については「1.2.2 環境設定の概要」を参照してください。
Smtpgw124:ボディパートファイル(XXXX)のデコードに失敗しました。
- 要因
- ボディパートファイルに不正なデータが含まれています。
- 対処
- 失敗した添付ファイルはXXXXです。メールを再送してください。
Smtpgw126:既にXXXXが設定されています。
- 要因
- コンフィグレーションファイル中に重複している項目があります。
- 対処
- コンフィグレーションファイル中の重複している項目を削除してください。設定を変更する場合にはsmtpmngコマンドをご使用ください。
Smtpgw127:XXXXの記述に誤りがあります。
- 要因
- コンフィグレーションファイル中のXXXXの設定に誤りがあります。
- 対処
- コンフィグレーションファイル中のXXXXの設定を確認してください。
Smtpgw132:ロックファイル(XXXX) のオープンに失敗しました。errno = (YYYY)。
- 要因
- インストールディレクトリにロックファイルXXXXの作成できません。または作成権限がなくファイルがオープンできません。
- 対処
- インストールディレクトリにロックファイルXXXXの作成権限があるか確認し,Mail - SMTPサービスまたはコマンド等を実行してください。
Smtpgw133:PIDファイル(XXXX) の書き込みに失敗しました。errno = (YYYY)。
- 要因
- インストールディレクトリにPIDファイルXXXXの作成できません。または作成権限がなくファイルがオープンできません。
- 対処
- インストールディレクトリにPIDファイルXXXXの作成権限があるか確認確認し,Mail - SMTPサービスまたはコマンド等を実行してください。
Smtpgw135:X.400アドレス(XXXX)からE-mailアドレスのマッピングに失敗しました。
- 要因
- テーブルマッピングファイルに定義しているGroupmaxユーザの仮想インターネットドメインが256バイトを超えているために,不正なE-mailアドレスを生成しようとしました。
- 対処
- テーブルマッピングファイルに定義するGroupmaxユーザの仮想インターネットドメインのうち256バイトを超えているものを256バイト以下の長さで再登録してください。
Smtpgw136:ユーザIDからX.400アドレスのマッピング時にエラーが発生しました。(XXXX)
- 要因
- SMTPメールシステムからGroupmaxユーザのユーザIDを指定してメールを送信した場合に,アドレスマッピングに失敗しています。次の要因が考えられます。
- Mail Serverが起動していない。
- TCP/IPが使用できない。
- 対処
- 要因1の場合には,サーバを起動した後に再度メールを送信してください。
- 要因2の場合には,システムのTCP/IPの設定を確認してください。
- 1,2の対処を行っても状況が改善されない場合には,XXXXのエラー番号を記録して障害受付窓口に連絡してください。
Smtpgw137:メッセージの変換中に致命的なエラーが発生しました。(RFC822->X.400)
- 要因
- インターネットから受信したメールの解析に失敗しました。
- 対処
- 処理できないメールが多数あったため,Mail - SMTPサービスを停止しています。メール処理を再開する場合には,Mail - SMTPサービスを起動してください。gwuqに退避されたファイルおよびログファイルを取得して障害受付窓口に連絡してください。
Smtpgw138:メッセージの変換中に致命的なエラーが発生しました。(X.400->RFC822)
- 要因
- Groupmaxユーザからインターネットへ送信するメールの変換に失敗しました。
- 対処
- 処理できないメールが多数あったため,Mail - SMTPサービスを停止しています。メール処理を再開する場合には,Mail - SMTPサービスを起動してください。gwuqに退避されたファイルおよびログファイルを取得して障害受付窓口に連絡してください。
Smtpgw139:システムのインストールディレクトリが深すぎます。
- 要因
- Mail - SMTPまたはSendmailのインストールディレクトリ名が長過ぎるために,Groupmax Mailからインターネットへのメールの転送に失敗しました。
- 対処
- Mail - SMTPのインストールディレクトリのパス名を短くして,再度インストールと環境設定をしてください。
Smtpgw141:子プロセスの作成に失敗しました。errno = (XX)
- 要因
- メモリ,ディスクなどのシステム資源が不足しています。
- 対処
- システム資源を見直してください。
Smtpgw142:DBマッピングファイルが見つかりません。dbmapを起動してDBマッピングファイルを作成した後にsmtp_gwを起動してください。
- 要因
- DBマッピングファイルが作成されていません。
- 対処
- dbmapコマンドを起動してDBマッピングファイルを作成してからsmtp_gwを起動してください。
Smtpgw143:DBマッピングテーブルの読み出しに失敗しました (ファイル名=XXXXX)。
- 要因
- DBマッピングファイルがないか,若しくはファイルを読み取れませんでした。または作成されたDBマッピングファイルのファイルサイズが不正です。
- 対処
- DBマッピングファイルを再作成するか,またはファイルに読み込み権限を設定してください。
Smtpgw144:DBマッピングテーブルのオープンに失敗しました (ファイル名=XXXXX)。
- 要因
- DBマッピングファイルがないか,またはファイルの読み込み権限が設定されていません。
- 対処
- DBマッピングファイルを再作成するか,または読み込み権限を設定してください。
Smtpgw145:DBマッピングテーブルのバージョン情報(ZZZZ)が不正です(ファイル名=XXXX)。
- 要因
- DBマッピングテーブルのバージョン情報が不正です。バージョンアップまたは06-50以前からのバージョンアップ時にdbmapコマンドが実行されていません。
- 対処
- dbmapコマンドを起動して再度DBマッピングファイルを作成してからsmtp_gwを起動してください。
Smtpgw146:DBマッピング(XXXX)中に致命的なエラーが発生しました(変換データ=ZZZZ,エラー番号=YY)。
- 要因
- DBマッピングによるアドレスマッピング中,モジュールXXXXで致命的なエラーが発生したため処理を中止しました。
- 対処
- Mail - SMTPサービスを停止して,ログファイルとGmaxAddrDB下のファイルを取得してください。その後,dbmapコマンドを実行してDBマッピングファイルを再作成してください。
Smtpgw147:DBマッピングファイル作成(XXXX)中に致命的なエラーが発生しました(エラー番号=YY)。
- 要因
- DBマッピングファイル作成中,モジュールXXXXで致命的なエラーが発生したため処理を中止しました。
- 対処
- モジュール名称がGSSGetAllUserListXの場合,以下の内容を確認してください。
- Object ServerおよびAddress Serverが起動されているか。
- /tmp/gaddr1.logまたは/tmp/gaddr2.log(サーバから情報取得したときに出力されるログファイル)
- エラーが解決できない場合,再度dbmapコマンドを実行してください。
- 注意
- tmpは,HP-UX版,AIX版は/tmp/を,Windows版は環境変数TEMPで指定されるディレクトリです。
Smtpgw148:入力ファイルのオープンに失敗しました(ファイル名=XXXX)。
- 要因
- XXXXファイルのオープンに失敗しました。
- 対処
- XXXXファイルに読み込み権限があるかを確認してください。
Smtpgw149:一時ファイルのオープンに失敗しました(ファイル名=XXXX,エラー番号=YY)。
- 要因
- 作業用ファイルのオープンに失敗しました。またはファイル情報(ファイルサイズ)の取得に失敗しました。
- 対処
- XXXXファイルがある場合は削除してコマンドを再実行してください。またはXXXXファイルを作成するディレクトリに書き込み権限があるかを確認してください。
Smtpgw150:要素数の多いユーザデータがあります(ファイル名=XXXX,行番号=YY)。
- 要因
- データの指定方法に誤りがあります。YY行目のデータは「,(コンマ)」で区切られるデータ数が多過ぎます。
- 対処
- YY行目のデータ指定に誤りがないかを確認してください。
Smtpgw151:要素数の少ないユーザデータがあります(ファイル名=XXXX,行番号=YY)。
- 要因
- データの指定方法に誤りがあります。YY行目のデータは「,(コンマ)」で区切られるデータが不足しています。
- 対処
- YY行目のデータ指定に誤りがないかを確認してください。
Smtpgw152:ユーザデータを囲むダブルクォーテーションの記述に誤りがあります(ファイル名=XXXX,行番号=YY)。
- 要因
- データの指定方法に誤りがあります。YY行目のデータはユーザデータを囲む"(ダブルクォーテーション)の対応がとれていません。
- 対処
- YY行目のデータ指定に誤りがないかを確認してください。
Smtpgw153:ユーザデータのダブルクォーテーションの記述に誤りがあります(ファイル名=XXXX,行番号=YY)。
- 要因
- データの指定方法に誤りがあります。ユーザデータとして"(ダブルクォーテーション)を使用する場合は"を2個指定する必要があります。
- 対処
- YY行目のデータ指定に誤りがないかを確認してください。
Smtpgw154:長過ぎるデータがあります(ファイル名=XXXX,行番号=YY)。
- 要因
- データの指定方法に誤りがあります。YY行目のデータに最大長を超えるデータが指定されています。
- 対処
- チェックされるデータ長を次に示します。YY行目のデータがこの範囲内で指定されているかを確認してください。
- 項番1;組織種別(0~1バイト)で省略した場合,「U」を仮定します。
- 項番2;処理種別(0~4バイト)で省略した場合,「M」を仮定します。
- 項番3;処理区分(0~2バイト)で省略した場合,「A」を仮定します。
- 項番5;ユーザID(1~8バイト)で省略できません。
- 項番10;日本語名(0~32バイト)で省略できます。
- 項番11;英語姓(0~16バイト)で省略できます。
- 項番12;英語名(0~16バイト)で省略できます。
- 項番13;ニックネーム(1~32バイト)で省略できません。
- 項番42;O/R名(1~256バイト)で省略できません。
- 項番59;Groupmax Mail用属性=E-mailアドレス(0~256バイト)で省略できます。
Smtpgw155:組織種別が不正("U"でない)です(ファイル名=XXXX,行番号=YY)。
- 要因
- 組織種別に最上位組織,または組織データが指定されています。
- 対処
- YY行目のデータが最上位組織,または組織データであるかを確認してください。dbmapコマンドはこのデータを無視してDBマッピングファイルを作成します。
Smtpgw156:処理種別が不正です(ファイル名=XXXX,行番号=YY)。
- 要因
- 処理種別に「M」が指定されていません。
- 対処
- YY行目のデータに処理種別「M」が指定されているかを確認してください。処理種別を省略した場合「M」を仮定して処理します。
Smtpgw157:処理区分が不正です(ファイル名=XXXX,行番号=YY)。
- 要因
- 処理区分に「A」,「D」,「U」,「M」,「C」以外が指定されています。
- 対処
- YY行目のデータに処理区分「A」,「D」,「U」,「M」,「C」以外が指定されていないかを確認してください。省略されている場合は「A」を仮定して動作します。
Smtpgw158:ユーザIDが指定されていません(ファイル名=XXXX,行番号=YY)。
- 要因
- 指定されたユーザデータにはユーザIDがありません。
- 対処
- YY行目のユーザデータにユーザIDを指定してください。
Smtpgw159:O/R名が指定されていません(ファイル名=XXXX,行番号=YY)。
- 要因
- 指定されたユーザデータにはO/R名がありません。
- 対処
- YY行目のユーザデータにO/R名を指定してください。
Smtpgw160:E-mailアドレスが指定されていません(ファイル名=XXXX,ユーザID=YYYYY,行番号=ZZ)。
- 要因
- 指定されたユーザデータにはE-mailアドレスがありません。
- 対処
- ZZ行目のユーザデータにE-mailアドレスを指定してください。
Smtpgw161:ユーザIDに使用できない文字が使用されています(ファイル名=XXXX,行番号=YY)。
- 要因
- ユーザIDに"(ダブルクォーテーション)は使用できません。
- 対処
- YY行目のユーザデータ(ユーザID)に"(ダブルクォーテーション)が使用されていないかを確認してください。使用されている場合はO/R名を変更して,再度dbmapコマンドを実行してください。
Smtpgw162:O/R名に使用できない文字が使用されています(ファイル名=XXXX,行番号=YY)。
- 要因
- O/R名に"(ダブルクォーテーション),および,(コンマ)は使用できません。また最上位組織に日本語が使用されている場合,その組織に属しているGroupmaxユーザはDBマッピングファイルに登録することができません。
- 対処
- YY行目のユーザデータ(O/R名)に"(ダブルクォーテーション)または,(コンマ)が使用されていないかを確認してください。使用されている場合はO/R名を変更して,再度dbmapコマンドを実行してください。
Smtpgw163:E-mailアドレスに使用できない文字が使用されています(ファイル名=XXXX,行番号=YY)。
- 要因
- E-mailアドレスに"(ダブルクォーテーション)および,(コンマ)は使用できません。
- 対処
- YY行目のユーザデータ(E-mailアドレス)に"(ダブルクォーテーション)または, (コンマ)が使用されていないかを確認してください。使用されている場合はO/R名を変更して再度dbmapコマンドを実行してください。
Smtpgw164:一時ファイルの書き込みに失敗しました(ファイル名=XXXX)。
- 要因
- 作業用ファイルへの書き込みに失敗しました。
- 対処
- dbmapコマンド実行時のエラーである場合には,作業用ファイルXXXXを削除してから再度dbmapコマンドを実行してください。
Smtpgw165:無効なユーザデータを検出しました。このデータを無視して処理を続行します。(ファイル名= XXXX,行番号=YY)。
- 要因
- YY行目のデータは処理区分が「M」,「D」であるために処理できませんでした。
- 対処
- dbmapコマンドはこのデータを無効データとして扱います。
Smtpgw166:一時ファイルの読み出しに失敗しました(ファイル名=XXXX)。
- 要因
- 作業用ファイルからの読み込みに失敗しました。
- 対処
- 作業用ファイルXXXXがある場合は削除してから再度dbmapコマンドを実行してください。
Smtpgw167:出力ファイルのオープンに失敗しました(ファイル名=XXXX)。
- 要因
- 出力ファイルXXXXのオープンに失敗しました。
- 対処
- XXXXファイルに書き込み権限があるかを確認してください。またはXXXXファイルを作成するディレクトリに書き込み権限があるかを確認してください。
Smtpgw168:DBマッピングテーブルのダンプ出力(XXXX)中に致命的なエラーが発生しました(エラー番号=YY)。
- 要因
- DBマッピングファイルのダンプ出力中,モジュールXXXXで致命的なエラーが発生したため処理を中止しました。
- 対処
- ダンプファイル(data.dmp,index.dmp)の出力状況を確認してください。
Smtpgw169:DBマッピングテーブルの書き込みに失敗しました(ファイル名=XXXX)。
- 要因
- DBマッピングファイルへの書き込みに失敗しました。
- 対処
- システムのディスク容量が不足していることが考えられます。ディスクの空き容量を確保してください。
Smtpgw170:受信者の最大数を超えたため257個以降の情報を破棄しました。
- 要因
- インターネットから受信したメールに指定されている本来受信者数が256人を超えています(ここでの受信者とは,メールヘッダに指定されている同報者ではなく実際にメールを受信するGroupmaxユーザのことです)
- 対処
- インターネットの送信者に受信者を256人以下にしてメールを送信するよう連絡してください。
Smtpgw171:ユーザデータの追加に失敗しました(uid= XXXX,行番号= YY)。
- 要因
- すでに同一ユーザが登録されています。
- 対処
- ユーザID,E-mailアドレスなどに重複がないかを確認してください。
Smtpgw172:ユーザデータの変更に失敗しました(uid= XXXX,行番号= YY)。
- 要因
- 変更しようとしたユーザ情報が登録されていません。
- 対処
- ユーザID XXXXが登録されているユーザデータかどうかを確認してください。登録されていないユーザデータの場合は処理種別を「A」にして再度dbmapコマンドを実行してください。
Smtpgw173:ユーザデータの削除に失敗しました(uid= XXXX,行番号= YY)。
- 要因
- 削除しようとしたユーザ情報が登録されていません。
- 対処
- ユーザID XXXXから登録されているユーザデータかどうかを確認してください。
Smtpgw174:組織メールユーザ情報を破棄しました。
- 要因
- 受信者情報,または送信者情報に組織メールユーザのアドレスが指定されています。
- 対処
- 受信者,または送信者に組織メールユーザは指定しないでください。
Smtpgw175:処理するレコードがありません。DBマッピングファイル作成処理を中止しました(ファイル名=XXXX)。
- 要因
- 入力ファイルXXXXには処理できるレコードがありません。
- Address Serverにユーザが登録されていません。または,Address Serverでエラーが発生している可能性があります。
- 対処
- Address Serverのエラー状態を回復させてからdbmapコマンドを実行してください。なお,Address Serverのサービスが起動できるようであれば,Mail - SMTPのサービスは起動可能です。その際,dbmapコマンド実行前のDBマッピングファイルを使用して処理を行います。
Smtpgw177:E-mailアドレスが登録されていません(ユーザID=XXXXX,O/R名=YYYYY)。
- 要因
- Address Serverから取得したユーザ情報にE-mailアドレスが登録されていませんでした。
- 対処
- メッセージ中のユーザIDとO/R名からアドレスマッピングの必要がないGroupmaxユーザかどうかを確認してください。アドレスマッピングの必要なGroupmaxユーザの場合は,Address ServerにE-mailアドレスを登録した後,再度dbmapコマンドを起動してください。アドレスマッピングの必要がないGroupmaxユーザの場合は対処の必要はありません。
Smtpgw178:既にXXXXが起動されています。
- 要因
- 複数のプロセスXXXXを起動しようとしました。送信プロセスの終了制御機能を使用しており,Mail - SMTPのサービスが終了していない状態で,サービスを起動しようとしました。送信プロセスの終了制御機能を使用している場合には,指定した待ち時間(最大30分)は,サービスが終了しない場合があります。
- 対処
- プロセスXXXXが終了してから再度実行してください。
Smtpgw179:E-mailアドレス(XXXXX)からX.400アドレスのマッピングに失敗しました(YYYYY)。
- 要因
- E-MailアドレスからO/R名へのDBマッピングに失敗しました。YYYYYにはエラーコードが入ります。次にそのコードと要因を示します。
- rfc2or=-1 どの方式でもマッピングできませんでした。
- rfc2or=-3 smtpgw.cfgがMAPPING_MODE=dbになっていてかつマッピングできませんでした。
- rfc2or=-4 受信制限されているE-mailアドレスです。
- rfc2or=-5 ニックネームマッピングできませんでした。
- chkor=-1 マッピング後のO/Rが不正です。
- or2LHS=-1 マッピング後のO/Rが不正です。
- LHS2or=-1 マッピング後のO/Rが不正です。
- LHS2or=-2 マッピング後のO/Rが不正です。
- 対処
- アドレスマッピングに失敗したE-mailアドレス(XXXXX)が各マッピングルールに適用できるかどうかを確認してください。DBマッピングを使用している場合は,Address ServerにE-mailアドレス(XXXXX)が登録されているかを確認してください。登録済みである場合,再度dbmapコマンドを再実行してください。未登録の場合には,Address ServerにE-mailアドレスを登録した後再度dbmapコマンドを起動してください。
Smtpgw180:X.400アドレス(XXXXX)からE-mailアドレスのマッピングに失敗しました(YYYYY)。
- 要因
- O/R名からE-mailアドレスへのDBマッピングに失敗しました。YYYYYにはエラーコードが入ります。次にそのコードと要因を示します。
- length=YY ニックネームマッピング後のE-mailアドレスが256バイトを超えています。
- ordmn2dmn=-2 テーブルマッピングに失敗しました。
- or2rfc=-2 内部処理エラーが発生しました。
- ORspace=-1 O/R名の変換エラーが発生しました。
- chkor=-1 マッピング前のO/R名に不正文字があります。
- or2rfc=-1 どの方式でもマッピングできませんでした。
- or2rfc=-3 smtpgw.cfgがMAPPING_MODE=dbになっていてかつマッピングできませんでした。
- or2rfc=-4 送信者にE-mailアドレスが登録されていない為,送信制限されています。
- 対処
- アドレスマッピングに失敗したO/R名(XXXXX)に対するマッピングルールが適用できるかどうかを確認してください。DBマッピングを使用している場合は,E-mailアドレスがAddress Serverに登録されているかを確認してください。登録済みである場合,再度dbmapコマンドを再実行してください。未登録の場合には,Address ServerにE-mailアドレスを登録した後再度dbmapコマンドを起動してください。
Smtpgw181:ユーザIDまたはO/R名がないユーザデータがありました。このレコードを無視して処理を続けます。
- 要因
- サーバから取得したユーザ情報にユーザIDまたはO/R名がないユーザデータがありました。
- 対処
- Address Serverに登録されているGroupmaxユーザでE-mailアドレスが登録されているユーザ情報が,GmaxAddrDB下のdata.csvファイルに出力されていることを確認してください。このファイルにE-mailアドレスを持つユーザが出力されていない場合,そのGroupmaxユーザはアドレスマッピングされません。再度dbmapコマンドを起動してください。この現象が再度発生するならば,ログファイルとGmaxAddrDB下のファイルを取得して障害受付窓口に連絡してください。
Smtpgw182:最大長を超えるデータがありました。このレコードを無視して処理を続けます(ユーザID = XXXXXXX,データ=YYYY)。
- 要因
- Address Serverから取得したユーザ情報の中に,最大値を超えるデータがありました。
- 対処
- ユーザID(XXXXXXX)に該当するユーザ情報がE-mailアドレスに登録する必要があるユーザ情報かどうかを確認してください。登録が必要ないユーザ情報の場合,対処の必要はありません。登録が必要なユーザ情報の場合,Address ServerでユーザID,日本語名,英語姓,英語名,ニックネーム,O/R名,およびE-mailアドレスのうち最大値を超えているデータを変更した後再度dbmapコマンドを実行してください。
Smtpgw183:エラーメールの送信先はYYYYYYYです。
- 要因
- エラーメールをYYYYYYYに返信しました。
- 対処
- このログメッセージの前に出力されているエラーメッセージやエラーメールの主題などから発生したエラーを確認してください。エラーメールの主題については,「6.3 エラーメールの主題」を参照をしてください。
Smtpgw184:本来受信者アドレスのマッピングに失敗しました。
- 要因
- 本来受信者のアドレスマッピングに失敗しました。
- 対処
- 本来受信者のアドレスマッピングが正しく行われるように,アドレスマッピングテーブルなどの設定ファイルを変更してください。
- または,送信側で正しいアドレスを設定してメールを送信してください。
Smtpgw185:ニックネームが登録されていません(ユーザID=XXXXXX, O/R名=YYYYYY)。
- 要因
- Address Serverからのユーザ情報の取得でニックネームが登録されていないデータがありました。
- 対処
- Address Serverにニックネームが登録されているかどうかを確認してから,再度アドレス情報を取り込んでください。
Smtpgw186:ニックネームが指定されていません(ファイル名=XXXXXX, 行番号=ZZ)。
- 要因
- ユーザ情報の取得でニックネームが登録されていないデータがありました。
- 対処
- ニックネームを指定してからアドレス情報を取り込んでください。
Smtpgw187:ニックネームに使用できない文字が使用されています(ユーザID=XXXXXX, ニックネーム=YYYYYY)。
- 要因
- ニックネームマッピングに使用できない文字が使用されています。使用可能な文字種については「2.4.2 dbmapの仕様(4)注意事項」を参照してください。
- 対処
- ユーザID(XXXXXX)のユーザはDBマッピングファイルに登録されましたが,ニックネームマッピングを行えません。E-mailアドレスが指定されていて,マッピングモードがdb,all,pop_allならばDBマッピングを行えます。ニックネームマッピングを使用したい場合には,使用可能な文字だけでニックネームを登録して再度dbmapコマンドを実行してください。dbmapコマンド実行後にログファイルを確認して本メッセージが出力されないことを確認してください。
Smtpgw188:ユーザタイプが"1"(メールユーザ)以外のデータがありました(ファイル名=XXXXXX, 行番号=YY)。
- 要因
- メール属性を持つアドレスユーザ以外のユーザデータが指定されています。タイプ3~5(メールの宛先ユーザ,アドレス帳ユーザ,メール属性を持たないアドレスユーザ)のユーザデータはDBマッピングファイルに登録されません。また,組織メールの宛先もDBマッピングファイルに登録されません。
- 対処
- エラーが発生したユーザデータがメール属性を持つアドレスユーザかどうかを確認してください。
Smtpgw189:DBマッピングファイルの作成に失敗しました。
- 要因
- DBマッピングファイル作成中に回避できないエラーが発生しました。
- 対処
- Address Serverが起動されているかどうかを確認してから,再度dbmapコマンドを実行してください。または,システムのディスク容量が不足していることが考えられます。ディスクの空き容量を確保してください。
- 状況が改善されない場合には,ログファイルとGmaxAddrDB下のファイルを取得して障害受付窓口に連絡してください。
Smtpgw190:次のユーザはE-mailアドレスが重複しています。重複したE-mailアドレスはマッピングテーブルに登録されませんでした。(ユーザID=XXXXXX, E-mailアドレス=YYYYYY)
- 要因
- E-mailアドレスが重複しているユーザデータがありました。
- 対処
- Address Serverで重複しているE-mailアドレスをすべて変更してから,再度dbmapコマンドを実行してください。
Smtpgw191:(注意)次のユーザはE-mailアドレスが重複しています。E-mailアドレスを透過扱いにした場合,メールの送受信ができなくなります。(ユーザID=XXXXXX, E-mailアドレス=YYYYYY)
- 要因
- ローカルパート部分の英大文字と英小文字を区別しない場合にE-mailアドレスが重複するユーザデータがありました。
- 対処
- Address Serverで重複しているE-mailアドレスをすべて変更してから,再度dbmapコマンドを実行してください。
Smtpgw192:次のユーザはE-mailアドレスが重複しているので,メールの送受信ができません。(ユーザID=XXXXXX, E-mailアドレス=YYYYYY)
- 要因
- 次の要因が考えられます。
- E-mailアドレスの重複しているGroupmaxユーザがインターネットあてにメールを送信しようとしました。
- インターネットからE-mailアドレスの重複しているGroupmaxユーザあてにメールが届きました。
- 同報者として指定された宛先にE-mailアドレスが重複するユーザ情報がありました。
- 対処
- Address Serverで重複しているE-mailアドレスをすべて変更してから,再度dbmapコマンドを実行してください。同報者にE-mailアドレスの登録されていないGroupmaxユーザがいた場合,その宛先は同報者の情報から削除されてメールが送受信されます。
Smtpgw193:変更されたユーザ情報を取得するための設定が行われていません。
- 要因
- 変更されたユーザ情報を取得するための設定が行われていません。
- 対処
- smtpmngコマンドを起動して,メニュー「ユーザ情報の更新方法に関する設定(modifying_dbfile)」の設定値を「auto」にしてください。なお,この設定はsmtp_gwプログラムを終了させた状態で行ってください。
- また,smtpmngコマンドの設定が終了した後,Address Serverを再起動してください。再起動後から,変更情報を取得できるようになります。
Smtpgw194:POP3サーバからマッピングの優先順位の取得でエラーが発生しました。ニックネームマッピングは使用されません。(ドメイン名=XXXXXX, マッピング優先順位=YYYYYY, error-code = ZZ)
- 要因
- POP3/IMAP4連携機能を使用する設定(マッピングモードにpop_allを設定)がされている場合に,Mail Serverから設定値が取得できませんでした。
- 対処
- Mail Serverに連携機能を使用する設定がされているかを確認してください。そのときマッピングの優先順位とニックネームマッピングに使用されるドメイン名が設定されていることを確認してください。これらが設定されていない場合,Mail - SMTPはニックネームマッピングを省略してアドレスマッピング処理を行います。
Smtpgw195:E-mailアドレスが登録されていないユーザがメールを送信しようとしました。またはE-mailが登録されていないユーザが同報者の宛先として指定されました。送信者制限によりこのユーザはメールの送信ができません(ユーザID=XXXXXX, O/R名=YYYYYY)。
- 要因
- E-mailアドレスが未登録のGroupmaxユーザは送信できない設定になっている場合に,未登録のGroupmaxユーザがインターネットにメールを送信しようとしました。または同報者として指定されているユーザは,E-mailアドレスが未登録のユーザです。マッピングモードにdbが指定されている場合は自動的に送受信者が制限されます。
- 対処
- 送信者の制限(PERMISSION_MODE=send_denyまたはsend_recv_deny)が設定されている場合,E-mailアドレスが未登録のGroupmaxユーザはインターネットにメールを送信することができません。同報者にE-mailアドレスが未登録のユーザが指定されていた場合,未登録のユーザの宛先を削除してメールが送信されます。E-mailアドレスが誤って登録されていないかを確認してください。E-Mailアドレスを変更,または追加した場合dbmapコマンドを実行し,再度smtp_gwプロセスを起動してください。
Smtpgw196:POP3サーバから次の設定値を取得しました(ドメイン名=XXXXXX, マッピング優先順位=XXXXXX, error-code = YYYYYY)。
- 要因
- Mail Serverからニックネームマッピングを行うための情報取得に成功しました。メッセージ中の設定値を使用してニックネームマッピングが行われます。
- 対処
- メッセージ中の設定値が正しいかどうかを確認してください。設定値が誤っている場合はMail Serverの設定を変更した後,再度smtp_gwプロセスを起動してください。
Smtpgw197:E-mailアドレスが登録されていないユーザへのメールを受信しようとしました。またはE-mailが登録されていないユーザが同報者の宛先として指定されました。受信者制限によりこのユーザはメールの受信ができません(ユーザID=XXXXXX, O/R名=YYYYYY)。
- 要因
- E-mailアドレスが未登録のGroupmaxユーザは受信できない設定になっていますが,未登録のGroupmaxユーザあてにインターネットからメールが届きました。または,送信者や同報者として指定されているGroupmaxユーザは,E-mailアドレスが未登録のユーザです。マッピングモードにdbが指定されている場合は自動的に送受信者が制限されます。
- 対処
- 受信者の制限が行われている場合,E-mailアドレスが未登録のGroupmaxユーザはインターネットからのメールを受信できません。同報者にE-mailアドレスが未登録のGroupmaxユーザの宛先が指定されていた場合,その宛先は削除されます。送信者にE-mailアドレスが未登録のGroupmaxユーザの宛先が指定されていた場合,そのメールは受信されません。E-mailアドレスが誤って登録されていないか,またはアドレスマッピングルールが正しく設定されているか確認してください。E-mailアドレスを変更,または追加した場合dbmapコマンドを実行し,再度smtp_gwプロセスを起動してください。
Smtpgw198:O/R名に使用できない文字が使用されています(ユーザID=XXXXXX, O/R名=YYYYYY)。
- 要因
- O/R名に使用できない文字を含んだユーザ情報がありました。このユーザ情報は破棄されます。
- 対処
- 最上位組織略称に日本語(2バイトコード)が使用されていないかを確認してください。
- また,O/R名の各要素に使用できる文字種は半角英数字と"+","-"だけです。半角スペースや"("や")"も使用できません。
Smtpgw199:ユーザの変更情報からアドレス情報の取り込みに失敗しました。
- 要因
- Address Serverからの,変更されたユーザ情報の取り込みに失敗しました。このエラーが発生した場合,変更されたユーザ情報がDBマッピングファイルに反映されていません。
- 対処
- dbmapコマンドを実行し再度すべてのユーザ情報を取得してください。
Smtpgw200:不正なアドレス情報を破棄しました(ユーザID=XXXXXX, O/R名=YYYYYY,エラー番号=ZZ)
- 要因
- Address Serverからの変更情報がフォーマット不正のため,変更情報が取得できませんでした。
- 対処
- dbmapコマンドを実行し再度すべてのユーザ情報を取得してください。
Smtpgw201:このバウンダリ(XXXX)に囲まれたボディパートファイルが不正です。
- 要因
- バウンダリ(XXXX)で囲まれたボディフォーマットがmultipartボディのフォーマットではありません。
- 対処
- 送信側で正常なフォーマットのmultipartボディを生成してもらってください。またはmultipartフォーマット以外のフォーマットでボディの生成をしてもらってください。
Smtpgw202:sendmailプログラムの起動に失敗しました。
- 要因
- Sendmailプログラムの起動に失敗しました。
- 対処
- Sendmailプログラムを起動するために必要なメモリの取得ができなかったことが考えられます。メモリの状態を確認してください。
Smtpgw203:配信ステータスが成功,失敗以外のため,配信報告メッセージを破棄しました。
- 要因
- 受信した配信報告の配信ステータスが成功,失敗以外のため,配信報告メッセージを破棄しました。Sendmailから転送に成功した場合に配信報告を受信する場合があります。
- 対処
- 対処の必要はありません。
Smtpgw204:配信報告不要のため,配信報告メッセージを破棄しました。
- 要因
- コンフィグレーションで配信報告不要の設定がされているため,配信報告メッセージを破棄しました。
- 対処
- 設定内容を確認してください。設定値が誤っている場合はMail - SMTPの設定を変更した後,再度Mail - SMTPのサービスを起動してください。
Smtpgw205:ユーザ情報の更新方法に関する設定に失敗しました。(XXXXX)
- 要因
- 「XXXXX」で示されたファイル,またはディレクトリの作成に失敗しました。
- 対処
- ディスクの空き容量の不足によって,ファイルまたはディレクトリが作成できなかったことが考えられます。ディスクの空き容量を確保してください。
Smtpgw206:RFC822 メッセージオプションファイルが存在しません。メッセージの発信ができません。
- 要因
- RFC822メッセージの読み込みでエラーが発生しました。
- 対処
- ディスクの空き容量不足のため,ファイルまたはディレクトリが作成できなかったことが考えられます。ディスクの空き容量を確保してください。
Smtpgw207:XXXXX の停止ができません。
- 要因
- "XXXXX"のプロセスが起動されていないか,ロックファイルが破壊されているために停止ができません。
- 対処
- "XXXXX"のプロセスが稼働している場合には,killコマンドで"XXXXX"のプロセスを停止させてください。
Smtpgw208:sendmailとの通信でタイムアウトが発生しました。
- 要因
- Sendmailへの送信処理で,Sendmailからの応答待ちでタイムアウトが発生しました。
- 対処
- 送信しようとしたメッセージはリトライ回数内で再度送信処理が実行されます。リトライ回数分,再送信処理が実行されてもメッセージが送信されなかった場合には,メールの送信者にエラーレポートが返信されます。
Smtpgw209:sendmailの送信処理でエラーが発生しました(エラー詳細:XXXXX , エラー番号 = YY)。
- 要因
- Sendmailへの送信処理で致命的なエラーが発生したため,処理を中止しました。
- 対処
- Sendmailへの送信ログを確認してください。確認方法については「6.1.3 Sendmail送信のトレース情報の項目」を参照してください。エラー要因については,メモリ不足,ディスク容量不足,送信者のドメイン名がDNSで解決できない場合があります。
Smtpgw210:送信制限サイズを超えるメールを送信しようとしました(送信メールサイズ = YY bytes)。
- 要因
- メールサイズの送信制限(SEND_BODY_SIZE_LIMIT)を超えるメールを送信しようとしました。メールサイズの送信制限を終日行うように設定している為,どの時間帯になってもこのメールを送信できません。送信メールのサイズはYYバイトです。
- 対処
- このメールについては送信者にエラーレポートが返信されます。また,送信制限サイズを変更(運用の変更)する場合には,smtpmngで変更してください。
Smtpgw211:UA_PROGRAMで指定されるプログラムが異常終了しました(プログラム名 = XXXXX, exit値 = YY, errno = ZZ)。
- 要因
- UA_PROGRAMで指定されたプログラム実行後に,出力ファイルが出力されていません。
- 対処
- UA_PROGRAMで指定されたプログラム実行後に,出力ファイルが出力されることを確認してください。
Smtpgw212:uuencodeするドメインテーブルの読み出しに失敗しました。(ファイル名=XXXXX, 行番号=YY)。
- 要因
- ドメインごとエンコードの設定ファイルから,ドメイン名の取得に失敗しました。
- 対処
- ドメインごとエンコードに設定されているドメイン名が正しいか確認してください。なお,Mail - SMTPは,ドメインごとエンコード機能を使用しない状態でメール送信を行います。
Smtpgw213:ファイルのリネームに失敗しました。(ファイル名 = XXXXX)。
- 要因
- ファイル"XXXXX"のリネームに失敗しました。
- 対処
- ファイルシステムのディスク容量,ファイルに書き込み権限があるか確認してください。また,XXXXファイルを作成するディレクトリに書き込み権限があるか確認してください。
Smtpgw214:sendmailの実行ファイルが見つかりません。実行権限があるか確認して下さい。(ファイル名 = XXXXX)。
- 要因
- Sendmailの実行ファイルが見つからない為,メールの送信処理が行えない。
- 対処
- Sendmailのファイルパスが正しく設定されているか確認してください。
Smtpgw215:添付ファイルの上限数を超えたため,MIME構造情報を添付できませんでした。
- 要因
- メール受信時に添付ファイルの上限数を超えました。MIME構造情報を添付ファイルとして受信する運用になっていますが,MIME構造情報を添付することができません。
- 対処
- MIME構造情報が添付されませんが,メールの受信は正常に行われます。
Smtpgw216:リッチテキスト本文を添付できませんでした。
- 要因
- 必要なメモリの確保ができないためにエラーとなりました。
- 対処
- システム資源を見直してください。
Smtpgw217:サーバからSECURE_MIMEの取得でエラーが発生しました。(エラー情報 = YY)
- 要因
- サーバからS/MIMEの運用に関する設定の情報取得に失敗しました。Address Serverがインストールされていないか,S/MIMEの運用に関する設定が正しく設定されていません。
- 対処
- Address Serverがインストールかつ設定が行われていることを確認してください。
Smtpgw218:サーバから次の設定値を取得しました。(SECURE_MIME = YY)
- 要因
- サーバからS/MIMEの運用に関する設定の情報取得に成功しました。メッセージ中の設定値を使用して受信処理を行います。
- 対処
- メッセージ中の設定値が正しいか確認してください。設定値が誤っている場合はサーバの設定を変更した後,再度Mail - SMTPサービスを起動してください。
Smtpgw219:受信者のドメイン名が,Mail-SMTPのインターネットドメインと同じである為,この受信者へのメール送信に失敗しました。(受信者アドレス = YY)
- 要因
- メール送信時に,Mail - SMTPのインターネットドメインと同じドメインである受信者に対してメールを送信しようとしました。Mail - SMTPのインターネットドメインと同じドメイン名に対してはメールを送信することができません。
- 対処
- Mail - SMTPのインターネットドメインが正しく設定されているか確認してください。確認するには,Smtpmngコマンドのサブコマンドedit_domainで設定するINTERNETDOMAIN名を参照します。
Smtpgw220:コンフィグレーションファイルの設定内容が不正です。(設定名 = YY)
- 要因
- Mail - SMTPのコンフィグレーションYYの設定内容が誤っています。
- 対処
- 設定内容を確認してください。設定値が誤っている場合はMail - SMTPの設定を変更した後,再度Mail - SMTPのサービスを起動してください。
Smtpgw221:MIME構造のネストの深さが制限値を超えたため深さがYY以降の添付ファイルの解析を行いませんでした。
- 要因
- MIME形式のメールで,MIMEのネストが深いため解析処理を行えませんでした。
- 対処
- 解析の行われなかった添付ファイルについては,Groupmax Mail クライアントで参照できません。
Smtpgw222:プロセスの再起動に失敗しました。
- 要因
- Mail - SMTPの処理プロセスの再起動に失敗しました。
- 対処
- ほかのメッセージでプロセスの起動に失敗した要因をログ出力していますので,そのログメッセージの対処方法を参照してください。
Smtpgw223:Content-Typeがありません。このボディをテキストとして受信します。
- 要因
- multipart形式のメールでContent-Typeが指定されていない本文または添付ファイルがありました。または,サポートしていないContent-Typeが指定されていました。
- 対処
- この本文または添付ファイルをテキストデータとして受信します。添付ファイルとして受信する場合には,テキストファイルとして受信します。
Smtpgw224:サポート外のContent-Typeです。この添付ファイルをテキストファイルとして受信します。
- 要因
- multipart形式のメールでサポートしていないContent-Typeが指定されている添付ファイルがありました。
- 対処
- この添付ファイルをテキストファイルとして受信します。適切なContent-Typeが指定されていない場合,メール送信側でContent-Typeを正しく設定してください。
Smtpgw225:サポート外のContent-Typeです。この添付ファイルをバイナリファイルとして受信します。
- 要因
- multipart形式のメールでサポートしていないContent-Typeが指定されている添付ファイルがありました。
- 対処
- この添付ファイルをバイナリファイルとして受信します。適切なContent-Typeが指定されていない場合,メール送信側でContent-Typeを正しく設定してください。
Smtpgw226:管理者アドレステーブルの読み出しに失敗しました。(ファイル名= XXXX, 行番号= YY, 管理者アドレス= ZZZZ)。
- 要因
- 管理者アドレスとして不正なアドレスが設定されています。または,管理者アドレスの長さが256バイトを超えています。この管理者アドレスは使用されません。
- 対処
- エラー出力された管理者アドレスを修正した後,再度Mail - SMTPのサービスを起動してください。
Smtpgw227:英語名/英語姓に使用できない文字が使用されています(ユーザID= XXXX, データ= YYYY)。
- 要因
- dbmapコマンドで取得した,英語名または英語姓に使用できない文字が含まれていました。このデータは取り込まれませんでした。
- 対処
- 英語名または英語姓に使用できる文字は,英数字と+記号および-記号です。
Smtpgw228:管理者アドレスにエラーメールを送信します。送信先はXXXX です。
- 要因
- 受信できないメールがありました。または,サービス停止を伴うエラーが発生しました。
- 対処
- 管理者アドレスに送付されるエラーメールを参照してください。
Smtpgw229:エラーメールの受信に失敗しました。
- 要因
- エラーメールの受信処理に失敗しました。
- 対処
- エラーメールの受信に失敗した場合には,エラーメールは送信されません。
Smtpgw230:バウンダリが取得できませんでした。または,取得したバウンダリが見つかりませんでした。
- 要因
- マルチパートボディが定義されているヘッダから,区切り文字が定義されていませんでした。または,取得した区切り文字でボディが分割できませんでした。
- 対処
- ボディが分割できていない添付ファイルについては,Groupmax Mail クライアントで参照できません。
Smtpgw231:解析処理を行なわなかった添付ファイルを一つの添付ファイル(XXXX)として処理しました。
- 要因
- MIME構造のネストの深さが制限値を超えていました。または,マルチパートボディが定義されているヘッダから区切り文字が定義されていませんでした。または,取得した区切り文字でボディが分割できませんでした。
- 対処
- ボディ分割されなかった部分を,一つの添付ファイルとして受信しました。添付ファイル名はXXXXです。
Smtpgw232:受信者情報がありません。このメールは送信されませんでした。
- 要因
- 受信者情報がないためメール送信できません。
- 対処
- 受信者情報がないメールは,送信されません。
Smtpgw233:親展属性が指定されたメール,または社外秘属性が指定されたメールの送信を制限しています。このメールは送信されませんでした。
- 要因
- 親展属性が指定されたメール,または社外秘属性が指定されたメールを送信制限する設定をしています。親展属性,または社外秘属性が指定されたメールがあった為,このメールの送信処理を行いませんでした。
- 対処
- 送信されなかったメールについては,配信報告を返信します。Groupmax Mailクライアントでは,送信一覧で送信失敗を確認することができます。
Smtpgw234:Content-Typeが「message/partial」でした。分割メールの受信を制限しています。このメールは受信されませんでした。
- 要因
- 分割メールを受信制限する設定をしています。Content-Typeが「message/partial」であるメールがあった為,このメールの受信処理を行いませんでした。受信されなかったメールについては,エラーメールを返信します。
- 対処
- メールの送信者に,分割メールを送信しないよう連絡してください。
Smtpgw235:Content-Typeのマッピングテーブルの読み出しに失敗しました。(ファイル名=XXXX, 行番号=YY, 要因=ZZ)。
- 要因
- Content-Typeのマッピングテーブルに不正なテーブルがありました。要因は以下のとおりです。
- 対処
- エラー出力されたマッピングテーブルを修正してから,再度Mail - SMTPのサービスを起動してください。
要因 | 内容 |
---|
00 | フォーマットが誤っています(カンマで区切られる要素が少ないか多い) |
01 | 値がないパラメタがあります。 |
02 | テーブル数が256を超えています |
10 | 拡張子に指定できない値が指定されています |
11 | 拡張子が最大値を超えています |
12 | 拡張子に使用できない文字が使用されています |
13 | 拡張子が重複して登録されています |
20 | Content-Typeのタイプに指定できない値が指定されています |
21 | Content-Typeのタイプが最大値を超えています |
22 | Content-Typeに使用できない文字が使用されています |
30 | Content-Typeのサブタイプに指定できない値が指定されています |
31 | Content-Typeのサブタイプが最大値を超えています |
32 | Content-Typeに使用できない文字が使用されています |
40 | ファイル種別に指定できない値が指定されています |
Smtpgw236:ディスク容量が不足しています。
- 要因
- ディスク容量が不足しています。このログが出力された場合,ログ情報が正しく出力できていない場合があります。
- 対処
- ディスク容量を確保してください。
Smtpgw237:受信者情報が管理者アドレスである為,エラーメールを返信しませんでした。
- 要因
- ループメールのアドレスチェック機能が使用されている状態で,受信者が管理者アドレスであるメールの受信に失敗しました。このメールに対してエラーメールを返信しませんでした。
- 対処
- 受信されたメールについてエラーメールを返信する必要がある場合には,ループメールアドレスチェックの設定を見直してください。
Smtpgw238:アドレス解析処理でエラーが発生しました。アドレス情報を破棄しました。(アドレス = XXXX, 解析エラー番号 = YY)。
- 要因
- メールヘッダのアドレス解析処理でエラーが発生しました。解析エラー番号の詳細は次のとおりです。
解析エラー番号 | 内容 |
---|
-2 | フォーマットエラー |
-3 | 制限長オーバー |
- 対処
- エラーが出力されたアドレス情報については,同報者として処理されません。
Smtpgw239:ヘッダが1000バイトを超えているため,1000バイトまでを出力しました。
- 要因
- マルチパート形式のメールで,ボディヘッダに1000バイトを超えるヘッダ情報がありました。
- 対処
- このヘッダ情報をログファイルに出力する際に,1000バイトまでを出力しました。
Smtpgw240:開封通知メールの送信を制限しています。開封通知メールを破棄しました。
- 要因
- 開封通知メールを送信制限する設定をしています。開封通知メールがあった為,このメールの送信処理を行いませんでした。
- 対処
- 通常このエラーメッセージが出力されることはありませんが,頻繁に出力される場合には,障害受付窓口に連絡してください。
Smtpgw241:ユーザタイプが"1"(メールユーザ)以外のデータの変更情報がありました。このレコードを削除レコードとして処理します(ユーザID=XXXX, ユーザタイプ=YY)。
- 要因
- DBマッピングファイルの更新処理で,ユーザ情報の変更情報の中にメールユーザ以外の変更情報がありました。
- 対処
- DBマッピングファイルではマッピング対象外のユーザ情報として扱うため,ユーザIDで示されるユーザ情報を削除します。
Smtpgw242:受信者のドメイン名が,Mail - SMTPのX.400ドメインと同じである為,この受信者へのメール受信に失敗しました。(受信者アドレス=YY)
- 要因
- Mail - SMTPのX400DOMAINと,受信者のO/R名が一致しています。Mail - SMTPのX400DOMAINと同じドメイン名(O/R名)に対してはメールを受信することができません。
- 対処
- Mail - SMTPのX400DOMAINがMail Serverの他のMTAと同じ国名,ADMD,PRMDを指定していないか確認してください。同じである場合にはゲートウェイを削除して再度ゲートウェイを登録してください。その際,他のMTAと国名,ADMD,PRMDが異なる値を指定してください。同様にMail - SMTPのX400DOMAINも設定値を変更してください。
Smtpgw243:シグナル(YY)を受信しました。
- 要因
- シグナルYYを受信しました。AIX版をご使用になっている時YYが33の場合,メモリ不足です。
- 対処
- プロセスの稼動状況を確認してください。
Smtpgw245:取得したメッセージのコメントが長すぎます(E-mailアドレス=XXXX,コメント=YYYY)。
- 要因
- コメントが64バイトを超えています。このコメントはコメントの末尾が削除されています。または,MIMEエンコードされたコメントが256バイトを超えているためデコードできません。
- 対処
- コメントに関する注意事項については,「付録D.4 その他の注意事項(16) コメントのマッピング機能について」を参照してください。
- YYYYのコメントの末尾を削除してメール受信しました。
Smtpgw246:返信履歴が処理数を超えたため返信履歴の一部を破棄しました。
- 要因
- 返信履歴の要素数が多すぎます。
- 対処
- 返信履歴の中から一部のMessage-IDを破棄して処理しました。
Smtpgw247:返信先アドレスの最大数を超えたため257個以降の情報を破棄しました。
- 要因
- E-mailから受信したメールに指定されている返信先アドレスが256個を超えています。
- 対処
- Mail - SMTPでは返信先アドレスは256個までしか取得できません。
Smtpgw248:テーブルの読み出しに失敗しました。(ファイル名=XXXX, 行番号=YY, 要因=ZZ)。このエントリを無視します。
- 要因
- テーブルに不正なテーブルがありました。エラーを検出したテーブルは読み飛ばして処理を続行しています。要因は以下のとおりです。
要因 | 内容 |
---|
00 | フォーマットが誤っています。 |
01 | 値がないパラメタがあります。 |
02 | データ数が最大登録数を超えています。 |
03 | データ長が最大長を超えています。 |
04 | データに使用できない文字が使用されています。 |
05 | 項番が重複しています。 |
- 対処
- エラー出力されたテーブルを修正してから,再度Mail - SMTPのサービスを起動してください。
Smtpgw249:エンベロープ送信者をSEND_ENVELOPE_FROMの設定値に変更しました。
- 要因
- Mail Serverからエラーレポートが送信されました。エンベロープ送信者にSEND_ENVELOPE_FROMの値を設定しました。
- 対処
- エラーレポートの発生要因を確認してください。
Smtpgw250:ループメール抑制機能により次の宛先にはエラーメールを返信しませんでした(宛先=YYYY, 要因=XX)。
- 要因
- ループメール抑制機能により宛先YYYYにはエラーメールを返信しませんでした。要因は以下のとおりです。
要因 | 要因 |
---|
00 | エラーメールの返信先が存在しないGroupmaxユーザのE-mailアドレスです。 |
01 | エラーメールの返信先がGroupmaxユーザのドメインです。 |
10 | エラーメール送信抑制対象となる送信者アドレスと一致しています。 |
- 対処
- エラーレポートの発生要因を確認してください。
Smtpgw251:送信者のドメイン名が,Mail-SMTPのインターネットドメインと同じです。送信者制限によりこのユーザはメールの送信ができません。(送信者アドレス = YYYY)
- 要因
- 送信者のE-mailアドレスのドメイン名がMail - SMTPのインターネットドメイン名と同じです。送信者制限によりこのユーザはメール送信ができません。
- 対処
- Mail - SMTPのインターネットドメインが正しく設定されているか確認してください。送信者であるGroupmaxユーザのE-mailアドレスのドメイン名が正しいか確認してください。
Smtpgw252:主題のcharsetが長すぎるためcharsetをISO-2022-JPで生成しました。
- 要因
- 主題のcharsetが長すぎます。Subjectヘッダを生成するため,charsetは”ISO-2022-JP”で生成しました。
- 対処
- Groupmax Mail クライアントのエンコード方法の変更機能を使用して,適当な文字セットを指定してください。インターネットからのメール受信で,オリジナルのヘッダを復元したい場合にはMIME構造情報を保存する設定(mime_structure=on)での運用を検討してください。
Smtpgw253:主題のcharsetが異なるため,主題を添付ファイル化する際に継続行部分についてはMIMEデコード処理を実施しません。
- 要因
- 主題が複数行で指定されている時に,継続行の部分に異なるcharsetが指定されています。主題を添付ファイル化する時に,継続行部分についてはMIMEデコードを実施しません。また,8bitデータは誤動作を防止するために7bitデータとして受信しました。
- 対処
- 送信側でUTF-8などのUnicodeでメール送信するようご依頼願います。
Smtpgw254:sendmailがDSNに対応していません。
- 要因
- sendmailがDSNに対応していません。
- 対処
- sendmailのバージョンをDSNに対応しているものにバージョンアップしてください。バージョンアップ後,sendmailにtelnetの25番ポートで接続し,ehloを発行してDSNに対応しているか確認してください。送信できなかったメールはsmuqに退避されていますので,smuq2smqコマンドでメール復旧を実施してからMail - SMTPサービスを再起動してください。
Smtpgw255:アーカイブ用メールの送信に失敗したためsmuqにこのメールを退避しました。
- 要因
- アーカイブ用メールのsendmailへの送信に失敗しました。
- 対処
- sendmailのプロセスが正常に動作しているか確認し,退避したメールについてはsmuq2smqコマンドでメール復旧を実施してからMail - SMTPサービスを再起動してください。
Smtpgw256:smuqに退避されているファイル名の対応がとれていないため,smqへ移動しませんでした。
- 要因
- smuqに退避されているファイルの名前の対応がとれていません。送信失敗メールをsmuqに退避する際に,ファイルの生成に失敗した可能性があります。
- 対処
- 移動に失敗したファイルは,退避に失敗したメール内容を確認する補足的なファイルです。これらのファイルだけではリカバリはできませんので,内容を確認した上で削除してください。
Smtpgw257:smuqの作成に失敗しました。
- 要因
- Mail - SMTPサービス起動時にsmuqの作成に失敗しました。
- 対処
- Mail - SMTP運用中にsmuqが誤って削除された可能性があります。smtpmngでアーカイブ運用設定をしてください。
Smtpgw258:MAILARCHIVE_SEND_ENVELOPE_FROMの設定値がありません。
- 要因
- MAILARCHIVE_SEND_ENVELOPE_FROMの設定値がありません。
- 対処
- smtpmngコマンドでMAILARCHIVE_SEND_ENVELOPE_FROMを設定してください。
Smtpgw259:XXXXXのドメインとGroupmaxに登録されているユーザのドメインが一致したため,Mail - SMTPサービスを起動しませんでした。
- 要因
- 設定パラメタXXXXXに指定した値のドメイン名がGroupmaxに登録されているユーザのアドレスのドメイン名と一致していました。
- 対処
- smtpmngコマンドでXXXXXの設定値を修正してください。XXXXXにはGroupmaxに登録したユーザのアドレスと一致しないドメイン名を指定してください。
Smtpgw260:受信したエラーメールから復旧用メールの復元に失敗しました。
- 要因
- 送信に失敗したアーカイブ用メールの復元が正しく行われませんでした。
- 対処
- ディスク容量が不足している場合は,ディスク容量を確保してください。復旧可能なファイルのみを退避しています。復旧可能なメールはsmuq2smqコマンドで復旧し,復旧できないファイルは,ファイルの内容を確認してからファイルを削除してください。
Smtpgw261:エラーメールを受信したためsmuqに復旧用メールを退避しました。
- 要因
- sendmailから他MTAへの送信に失敗しました。Mail - SMTPにエラーメールが返信され,リカバリ用のメールをsmuqに格納しました。
- 対処
- 送信先のMTAが稼動しているか確認後,smuq2smqコマンドでメール復旧を実施してからMail - SMTPサービスを再起動してください。
Smtpgw262:ディスク容量が不足しているため,プロセス(XXXXX)を停止しました。
- 要因
- プロセス(XXXXX)実行中にディスクフルとなりました。
- 対処
- ディスクの空き容量を確保し,Mail - SMTPサービスの再起動を行ってください。
Smtpgw263:smuqへの退避に失敗しました。
- 要因1
- sendmailへの送信に失敗したアーカイブ用メールのsmuqへの退避に失敗しました。
- 要因2
- エラーメールからアーカイブ用メールの復元に成功しましたが,B,H,Oファイルのsmuqへの退避に失敗しました。
- 対処
- Mail - SMTP運用中にsmuqが誤って消された可能性があります。smtpmngでアーカイブ運用設定をしてください。
Smtpgw264:ニックネームにE-mailアドレスのローカルパートとして使用できない文字が使用されているため(ユーザID=XXXXXX,ニックネーム=YYYYYY),LHSマッピングを適用しました。
- 要因
- ニックネームにE-mailアドレスのローカルパートに使用できない文字が含まれています。
- 対処
- 該当アドレスはLHSマッピングを適用して送信します。
Smtpgw265:MAILARCHIVE_SEND_ENVELOPE_FROMに設定された宛先にエラーメール以外のフォーマットであるメールを受信しました。
- 要因
- アーカイブ用メールのエンベロープ送信者アドレスに指定したアドレスにエラーメール以外のフォーマットであるメールを受信しました。
- 対処
- 通常の解析処理をせず,gwuqに退避しました。メールアーカイブサーバが返信するエラーメールのフォーマットを確認してください。
Smtpgw266:XXXXXのドメイン名とニックネームマッピング用のドメイン名が一致しました。
- 要因
- MAPPING_MODE = pop_allと設定されており,かつ,設定パラメタXXXXXに指定した値のドメイン名とニックネームマッピング用のドメイン名が一致していました。
- 対処
- smtpmngコマンドでXXXXXの設定値を修正してください。XXXXXにはAddress Serverのニックネームマッピングで使用するドメイン名と異なるドメイン名を指定してください。
Smtpgw267:smuqが作成されていません。
- 要因
- smuq2smqコマンド実行時にsmuqが作成されていませんでした。
- 対処
- smtpmngでアーカイブ運用設定をしてください。
Smtpgw268:smuqからのメールの復旧処理を中断しました。
- 要因
- smuq2smqコマンドが強制終了されました。または,処理継続できないファイルI/Oエラー等が要因で復旧処理を中断しました。
- 対処
- 他の出力メッセージの対処を実施してから,smuq2smqコマンドを再実行してください。
Smtpgw269:MAILARCHIVE_ADDRESSが設定されているためSEND_HEADER_RECIPIENTSの設定値をall_recipientsに変更しました。
- 要因
- MAILARCHIVE_ADDRESSが設定されている状態でSEND_HEADER_RECIPIENTSにall_recipientsが指定されていません。
- 対処
- 対処は必要ありません。SEND_HEADER_RECIPIENTSにall_recipientsを設定しました。
Smtpgw270:このメールはインターネットに送信できないメールであるため,このメールを受信していない同報者(XXXXX)を削除しました(送信種別:YYYYY)。
- 要因
- インターネットに送信できないユーザ(YYYYY = E-mail未登録ユーザ,組織ユーザ)がインターネットにメール送信しようとしました。XXXXXにはメール送信されていないE-mailアドレスが入ります。
- 対処
- 送信者の制限がされている場合,E-mailアドレスが未登録のユーザはインターネットに送信することができません。組織ユーザもインターネットに送信することができません。
Smtpgw271:MAILARCHIVE_ADDRESSが設定されているためMTA_REPORT_FORMATの設定値をv8sendmailに変更しました。
- 要因
- MAILARCHIVE_ADDRESSが設定されている状態でMTA_REPORT_FORMATにv8sendmailが指定されていません。
- 対処
- 対処は必要ありません。MTA_REPORT_FORMATにv8sendmailを設定しました。
Smtpgw272:同報者がアドレスマッピングできない為,ヘッダ情報から破棄しました。 (O/R名=XXXXX)
- 要因
- 同報者に含まれるGroupmaxユーザにE-mailアドレスが設定されていません。
- 対処
- E-mail送信または受信を制限しているGroupmaxユーザである場合には対処は不要です。アドレスマッピングに失敗したO/R名(XXXXX)に対するマッピングルールが適用できるかどうかを確認してください。登録済みである場合,再度dbmapコマンドを再実行してください。未登録の場合には,Address ServerにE-mailアドレスを登録した後再度dbmapコマンドを起動してください。