Mail - SMTPが提供する機能範囲は以下のとおりです。
- アーカイブ用のメールは以下のように生成します。
From:メールの送信者のE-mailアドレス
To(Cc):送信者が指定したTo/CcのE-mailアドレス
- GroupmaxユーザでE-mailアドレスを持たないユーザは,ニックネームマッピングおよびLHSマッピングされたE-mailアドレスでメールアーカイブ用のメールを生成します。ニックネームマッピング,およびLHSマッピングによるアドレスのマッピングについては「4.1 アドレスマッピングルール」を参照してください。
- 組織メールの宛先は,LHSマッピングされたE-mailアドレスでメールアーカイブ用メールを生成します。LHSマッピングによるアドレスのマッピングについては「4.1 アドレスマッピングルール」を参照してください。
- Mail - SMTPが生成するアーカイブ用のエラーメールには,メール返信先のE-mailアドレスは,エンベロープ情報が生成されません。エラーメールの返信先はTO:ヘッダとなります。
- 代行受信されたメールについては,代行受信したGorupmaxユーザを送信者として生成します。なお,S/MIMEメールについてはメールの送信者を変更することによりアーカイブされたメールを参照する際に送信者の検定に失敗する(なりすましと判定される)場合があります。
- S/MIMEメールは,署名/暗号化された状態でメール送信します。このため,メールアーカイブ製品に復号/検定機能がない場合には,復号化しないことにより検索機能等に制限が生じる場合があります。
- アーカイブ用のメールの送信に失敗し,Mail - SMTPにエラーメールが返信された場合には,受信したエラーメールからオリジナルのメールを復旧し,smuqへ退避します。smuqへ退避されたメールは,smuq2smqコマンドを使用することにより,再送することが可能になります。