6.5.36 SEND_ENVELOPE_FROMのアドレスを持つGroupmaxユーザを作成している場合の影響は?

スパムメールなどに対してエラーメールを返信することにより,SEND_ENVELOPE_FROMのアドレスにエラーメールが大量に届く場合があります。このため,SEND_ENVELOPE_FROMのアドレスのメールボックスは定期的にメールを削除する必要があります。

ケース1)

運用によりエラーメールの内容を確認している場合には,エラーメールが既読になることによって自動削除運用でメールを削除することができます。

注意
メールを大量に削除した場合は,データベースの断片化によりパフォーマンスが劣化することがありますので,定期的にデータベースの再編成を実施してください。データベースの再編成の詳細はマニュアル「Groupmax Object Server Version 6 システム管理者ガイド」(Windows用)を参照してください。

ケース2)

エラーメールを受信して内容を確認せずに削除する場合には,自動削除運用ではメールが削除されないためディスクフルや,エラーメールの配信通数が多い場合にはエンドユーザへのメール配信遅延などの影響があります。このため,SEND_ENVELOPE_FROMのアドレスを持つGroupmaxユーザは削除することを推奨いたします。なお,SEND_ENVELOPE_FROMのアドレスを持つGroupmaxユーザが大量にメールを受信してしまっている場合には,以下の対処を実施してください。

  1. mldmailコマンドでSEND_ENVELOPE_FROMのアドレスを持つGroupmaxユーザが保持しているメールを削除してください。mldmailコマンドの詳細についてはマニュアル「Groupmax Address/Mail Version 7 システム管理者ガイド 基本操作編」(Windows用)を参照してください。
    注意
    mldmailコマンド実行時はサーバ負荷が高くなります。夜間や休日などに実行するようお願いします。
    注意
    メールを大量に削除した場合は,データベースの断片化によりパフォーマンスが劣化することがありますので,速やかにデータベースの再編成を実施してください。データベースの再編成の詳細はマニュアル「Groupmax Object Server Version 6 システム管理者ガイド」(Windows用)を参照してください。
  2. SEND_ENVELOPE_FROMのアドレスを持つGroupmaxユーザを削除します。
  3. 「Mail - SMTPアドレス取り込み」またはdbmapコマンドでDBマッピングファイルを更新します。

Mail - SMTPでループメール検知機能により配信できなかったエラーメールは破棄することができます。ループメールの破棄機能を設定してください。詳細は,「6.4.24 エラーメールがループしてしまう」を参照してください。