4.1.1 gmaxexpコマンドの使用方法

<この項の構成>
(1) 実行条件
(2) 形式
(3) オプション
(4) コマンド引数
(5) 戻り値
(6) 実行結果

(1) 実行条件

(2) 形式

gmaxexp [オプション] コマンド引数 ファイル名

注意
オプションの文字列やコマンド引数は,大文字と小文字が区別されます。大文字と小文字の違いまで正しく指定してください。

ファイル名には,Address Serverに登録されている情報を出力するファイルの名称を半角文字,および全角文字を使用して,128バイト以内の文字列で指定してください。ファイル名には絶対パス,又はコマンド実行ディレクトリからの相対パスが指定できます。

指定したファイルが既に存在する場合には,ファイルの末尾に登録情報を追加します。

新規のファイルを指定した場合,ファイルの先頭行に見出し(コメント行)が出力されます。

(3) オプション

オプションは省略したり,複数指定したりできます。ただし,すべて省略した場合はコマンド引数に指定した情報のすべてを出力します。

複数のオプションを指定する場合は,次のことに注意してください。

オプションは(a)~(d)の4種類に分類できます。

(a) 出力対象指定オプション

このオプションでは,出力する最上位組織IDや組織IDなど出力したい対象を指定します。このオプションを複数指定することはできません。オプションを指定しなかった場合,全登録情報が対象となります。

(b) 出力内容指定オプション

このオプションでは,出力対象指定オプションで指定した出力対象からどのデータを出力するか指定します。このオプションを複数指定することはできません。オプションを指定しなかった場合,全登録情報が対象となります。

(c) ユーザ出力タイプオプション

このオプションでは,出力対象指定オプションと出力内容指定オプションで指定したユーザから,出力対象のすべてのユーザを出力するか,兼任ユーザだけを出力するかを指定します。このオプションを省略した場合,すべてのユーザを出力対象にします。

(d) 一般設定オプション

このオプションでは,処理区分の設定やエラーログ出力先ディレクトリの設定など,出力するデータの指定とは関係がないオプションを指定します。

(4) コマンド引数

コマンド引数は省略できません。

同時に複数のコマンド引数を指定することはできます。ただし,同一コマンド引数を複数指定することはできません。このため,複数のコマンド引数を指定する場合の形式は,cgu,cg,cu,guとなります。

(5) 戻り値

戻り値を次に示します。

0:正常終了

4:中止要求で終了

10:設定登録情報なし

13:データベースへのログインに失敗

15:データベースエラー

16:その他のエラー

(6) 実行結果

マスタ管理サーバの<インストール先ディレクトリ>¥nxcdir¥gmpublicinfoファイルに次の記述を追加すると登録情報の出力内容を変更できます。
  • 「ADDITIONAL_POSITION_EXP=Y」を追加した場合
    ユーザ情報の出力時に登録されている兼任ユーザの情報も出力できます。
    ただし,オプション-u,又は-fで兼任ユーザIDを直接指定した場合は,記述に関係なく,兼任ユーザの情報を出力できます。
  • 「NOTEXP_GMAXSYS=Y」と「NOTEXP_SYSUSER=Y」を追加した場合
    登録情報の出力時に,最上位組織「Groupmax_system」以下の情報は出力されなくなります。