1.3 一括登録ユティリティの作業の流れ

一括登録ユティリティを使って最上位組織,組織,ユーザの情報を登録する場合は次の作業を実行します。

  1. ユーザ登録ファイルの作成
    Address Serverに登録する最上位組織,組織,ユーザの情報を設定したユーザ登録ファイルを作成します。作成にはgmaxexpコマンド(Groupmax Address Exportユティリティ)の出力ファイルや表計算ソフトなどを使います。
  2. gmaxchkコマンド(一括登録チェックユティリティ)の実行
    作成したユーザ登録ファイルに誤りがないかをgmaxchkコマンドを実行してチェックします。

    組織やユーザの移動をする場合には,チェックが完了したユーザ登録ファイルを移動元と移動先のサーバに転送します。

  3. SAVE_MBコマンド(メールボックスバックアップユティリティ)の実行
    組織やユーザの移動をする場合には,移動元のサーバでSAVE_MBコマンドを実行してメールボックスなどの情報をファイルに保存します。情報を保存したファイルは移動先のサーバに転送します。
  4. gmaxsetコマンド(一括登録実行ユティリティ)の実行
    チェックが完了したユーザ登録ファイルの情報をマスタ管理サーバに登録します。登録した情報はアドレスサーバ(メールサーバ)にレプリケーションされます。
  5. LOAD_MBコマンド(メールボックスリストアユティリティ)の実行
    組織やユーザを移動する場合には,移動先のサーバでLOAD_MBコマンドを実行して保存ファイルから情報を回復します。

図1-1に一括登録ユティリティを使用した一連の作業の流れを示します。

図1-1は,アドレスサーバAに登録されているユーザを,アドレスサーバBに移動する場合の作業の流れです。

図1-1 一括登録ユティリティの作業の流れ

[図データ]