9.4.3 グループ定義ファイルとグループデータファイル作成時の注意事項

グループ定義ファイルとグループデータファイルを作成するときに注意が必要な事項について説明します。

<この項の構成>
(1) コメントについて
(2) グループ定義ファイルとグループデータファイルの関係
(3) 兼任ユーザについて
(4) 処理区分U(更新)でのメンバの削除

(1) コメントについて

(2) グループ定義ファイルとグループデータファイルの関係

グループ定義ファイルの10~13番目の項目にグループデータファイルの名称を指定した場合には,指定した名称でグループデータファイルを必ず作成してください。なお,作成したグループデータファイルには,グループデータファイルの種類に従った正しいIDを設定してください(例えば,ユーザ用データファイルには必ずユーザIDを設定してください)。IDを設定しなかった場合には,gmaxgchkコマンド実行時にエラーになります。

グループ定義ファイルに同一のグループデータファイルを複数指定することはできません。また,グループ定義ファイルとグループデータファイルのファイル名(ピリオド以下の拡張子を除いた部分も含む)が同一のファイルを指定することもできません。末尾(拡張子)が.bakのファイルを指定することもできません。

(3) 兼任ユーザについて

運転席からの操作では,グループのメンバに兼任ユーザを登録することができます。登録した兼任ユーザは,gmaxgexpコマンドの実行でファイルに出力することもできます。

しかし,グループ・掲示板メンバ一括登録ユティリティでは,兼任ユーザを扱うことができません。gmaxgexpコマンドで出力したファイルをグループデータファイルに利用する際に兼任ユーザを追加した場合はエラーが発生します。

兼任ユーザをグループメンバとして登録している環境では,gmaxgexpコマンドによる出力ファイルに兼任ユーザIDが含まれていないかを確認してください。

(4) 処理区分U(更新)でのメンバの削除

処理区分U(更新)でグループや掲示板のメンバを削除する場合,グループ定義ファイルにグループデータファイルを指定しないと,変更なしとして処理されます。メンバを削除するには,コメントだけ又は空のグループデータファイルを指定してください。

例えば,グループIDが「group1」であるグループに,メンバとしてユーザA,Bと組織M,Nが登録されていたとします。処理区分Uで,ユーザをすべて削除する(組織はそのまま残します)場合は,次のような削除用のグループデータファイルを準備します(又は,空のグループデータファイルを準備します)。削除用のグループデータファイルの名称は仮にc:¥temp¥delete.csvとします。

削除用グループデータファイル(c:¥temp¥delete.csv)

123456
#     

グループ定義ファイルには,削除用グループデータファイルの名称を設定します。次のように作成してください(13番目のセルには半角スペースを設定します)。グループ定義ファイルを作成したらグループ・掲示板メンバ一括登録ユティリティを実行してください。

グループ定義ファイル

12345678910111213
MU    group1  c:¥temp¥delete.csv