ここでは,例としてA株式会社の営業1課,営業2課,経理課,および人事課の課長をメンバとするグループを追加します。
グループを追加する場合には,追加するグループのグループ名やグループIDを決めたり,グループのメンバとなるユーザや組織のIDを調べたりする必要があります。
A株式会社の課長グループの場合は,次に示すとおりです。
- グループ名:課長グループ
- グループID:katyou
- メンバ:
営業1課長
相田進(ユーザID:A0111)
営業2課長(営業部長が兼務)
佐藤佑一(兼任ユーザID:A0101.385)
経理課長
三井利彰(ユーザID:A0211)
人事課長
古沢義之(ユーザID:A0221)
ここで,注意する必要があるのは営業2課長が,営業部長である佐藤佑一の兼任ユーザとして登録されていることです。掲示板メンバには,兼任ユーザを扱うことができません。
兼任ユーザを掲示板のメンバとして登録する場合は,兼任ユーザをグループメンバとして登録するか,掲示板メンバとして主体ユーザを登録してください。運転席からの操作については,マニュアル「Groupmax Address/Mail Version 7 システム管理者ガイド 基本操作編」(Windows用)を参照してください。
このため,例では営業2課長については主体ユーザをグループ・掲示板メンバ一括登録ユティリティを使って登録します。
A株式会社の課長グループを追加する手順を次に示します。
なお,この例ではインストール先ディレクトリをc:¥Groupmax¥Addrと仮定しています。また,グループ定義ファイルをc:¥temp¥Ateigi.csv,グループデータファイルをc:¥temp¥udata.csvとしています。
- 表計算ソフトでグループ定義ファイル(c:¥temp¥Ateigi.csv)を作成します。
次に示すようにグループ定義ファイルを作成してください。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 |
---|
T | A | | | | | katyou | 課長グループ | | c:¥temp¥udata.csv | | | |
領域を確保するために,半角スペースを13番目のセルに入力します。また,ファイルを保存するときに保存形式を「CSV形式(コンマ区切り形式)」にしてください。
- 表計算ソフトでグループデータファイル(c:¥temp¥udata.csv)を作成します。
課長グループに追加するメンバはユーザだけなので,ユーザ用のグループデータファイルだけを作成します。
次に示すように追加するユーザのユーザIDを入力して,ユーザ用のグループデータファイルを作成してください。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 |
---|
# | | | | | |
| | | | A0111 | |
| | | | A0101 | |
| | | | A0211 | |
| | | | A0221 | |
領域を確保するために,1レコード(行)目をコメントにします。また,各レコードの6番目のセルに半角スペースを入力します。なお,ファイルを保存するときに保存形式を「CSV形式(コンマ区切り形式)」にしてください。
- コマンドプロンプトを起動して,<インストール先ディレクトリ>¥binディレクトリにカレントディレクトリを変更します。
次のように実行してください。
cd c:¥Groupmax¥Addr¥bin
- gmaxgchkコマンドを実行します。
Ateigi.csvとudata.csvをチェックします。次のように実行してください。
gmaxgchk -v c:¥temp¥Ateigi.csv
エラーが発生した場合は,グループ定義ファイルとグループデータファイルを修正して,gmaxgchkコマンドでエラーを再チェックしてください。
- gmaxgsetコマンドを実行します。
課長グループの追加をマスタ管理サーバに登録します。次のように実行してください。
gmaxgset -v c:¥temp¥Ateigi.csv
- nxsrepstatコマンドを実行します。
課長グループの追加がレプリケーションされたかを確認します。次のように実行してください。
nxsrepstat