9.2.1 グループ定義ファイルの項目とその内容

グループ定義ファイルの1レコード(行)には13項目分の領域を確保する必要があります。グループ定義ファイルの13項目の名称と項目に設定する内容を次に示します。なお,項目の説明の先頭にある数字は項番を意味します。

13項目のうちグループ定義ファイルの作成時に設定が必要な項目は,グループ・掲示板メンバ一括登録ユティリティで実行する処理(グループの追加・削除,グループ又は掲示板のメンバの追加・削除・更新,掲示板のアクセス権の変更)によって異なります。

注意
  • 文字列の先頭や最後に全角スペース又は半角スペースを設定しても,Address Serverへの登録では無視されます。
  • 全角文字が設定できる項目で,全角スペースを設定してもAddress Serverへの登録では半角スペース2個として登録されます。
  • 英小文字と英大文字は区別されます。設定する値は英小文字と英大文字の違いまで正しく指定してください。ただし,アドレス管理ドメイン内にWindows NTのアドレスサーバが一台でも存在した場合は,英小文字か英大文字かだけが異なるグループID,掲示板IDを指定しないでください。
  • グループ用データファイル名欄を除いて,値を設定しない項目や設定する必要がない項目には,半角スペースを含めて何も設定しないでください。
1 処理種別
"#"(コメント),"T"(グループ),"M"(グループのメンバ),"L"(掲示板のメンバ),"A"(掲示板のメンバのアクセス権)を指定します。
2 処理区分
"A"(追加),"D"(削除),"U"(更新),"C"(変更)を指定します。省略した場合,コメントのレコード(行)として扱います。"C"(変更)は,処理種別が"A"(掲示板のメンバのアクセス権)の場合にだけ指定できます。
3 チェック結果
gmaxgchkコマンドがチェック結果を出力します。値は設定できませんが,項目欄は必ず確保してください。
4 チェック部エラー要因
gmaxgchkコマンドがチェックした結果,設定項目に誤りがある場合にエラー要因を出力します。設定は不要ですが,項目欄は必ず確保してください。
5 実行結果
gmaxgsetコマンドが実行結果を出力します。値は設定できませんが,項目欄は必ず確保してください。
6 実行部エラー要因
gmaxgsetコマンドを実行した結果,エラーが発生した場合のエラー要因を出力します。設定は不要ですが,項目欄は必ず確保してください。
7 グループID
処理対象のグループのグループIDを指定します。数字,英小文字,英大文字,および次の半角記号を使用して,8バイトまでの文字列で指定してください。
:,|,=,<,>,$,!,~(チルダ),",.(ピリオド),#,@,(,),+,,(コンマ),_,^(ハット),`(バッククォート),{,},[,],*,;,¥,?,%,-(マイナス),&
ただし,アドレス管理ドメイン内にWindows NTのアドレスサーバが一台でも存在した場合は,COM1~COM9,com1~com9,PRN,およびprnという文字列は指定しないでください。
また,アドレス管理ドメイン内にWindows NTのアドレスサーバが一台でも存在した場合は次の半角記号は使用できません。
",$,&,*,,(コンマ),:,;,<,>,?,¥,^,|
また,アドレス管理ドメイン内にWindows NTのアドレスサーバが一台でも存在した場合は,大文字か小文字かだけが異なるグループID(例:a1234とA1234)を指定しないでください。
8 グループ名
登録するグループのグループ名を指定します。全角文字,数字,英小文字,英大文字,半角片仮名,および次の半角記号を使用して,32バイトまでの文字列で指定します。
:,|,=,<,>,$,!,~(チルダ),",.(ピリオド),#,@,(,),+,,(コンマ),_,^(ハット),`(バッククォート),{,},[,],*,;,¥,半角スペース,?,/,%,。(句点),「,」,、(読点),・(中点),゛(濁点),゜(半濁点),-(マイナス),&
9 掲示板ID
処理対象の掲示板の掲示板IDを指定します。数字,英小文字,英大文字,および次の半角記号を使用して,5バイトまでの文字列で指定してください(先頭文字には英小文字又は英大文字だけが指定できます)。
:,|,=,<,>,$,!,~(チルダ),",.(ピリオド),#,@,(,),+,,(コンマ),_,^(ハット),`(バッククォート),{,},[,],*,;,¥,?,%,-(マイナス),&
ただし,アドレス管理ドメイン内にWindows NTのアドレスサーバが一台でも存在した場合は,COM1~COM9,com1~com9,PRN,およびprnという文字列は指定しないでください。
また,アドレス管理ドメイン内にWindows NTのアドレスサーバが一台でも存在した場合は次の半角記号は使用できません。
",$,&,*,,(コンマ),:,;,<,>,?,¥,^,|
また,アドレス管理ドメイン内にWindows NTのアドレスサーバが一台でも存在した場合は,大文字か小文字かだけが異なる掲示板ID(例:a1234とA1234)を指定しないでください。
10 ユーザ用データファイル名
ユーザ用データファイルのファイル名を半角文字,および全角文字を使用して,絶対パスで260バイトに収まるように指定します。相対パスで指定する場合も絶対パスで260バイトになるようにしてください。グループ・掲示板メンバ一括登録ユティリティのコマンド実行時のカレントディレクトリからの相対パスを指定できます。
11 組織用データファイル名
組織用データファイルのファイル名を半角文字,および全角文字を使用して,絶対パスで260バイトに収まるように指定します。相対パスで指定する場合も絶対パスで260バイトになるようにしてください。グループ・掲示板メンバ一括登録ユティリティのコマンド実行時のカレントディレクトリからの相対パスを指定できます。
12 最上位組織用データファイル名
最上位組織用データファイルのファイル名を半角文字,および全角文字を使用して,絶対パスで260バイトに収まるように指定します。相対パスで指定する場合も絶対パスで260バイトになるようにしてください。グループ・掲示板メンバ一括登録ユティリティのコマンド実行時のカレントディレクトリからの相対パスを指定できます。
13 グループ用データファイル名
グループ用データファイルのファイル名を半角文字,および全角文字を使用して,絶対パスで260バイトに収まるように指定します。相対パスで指定する場合も絶対パスで260バイトになるようにしてください。グループ・掲示板メンバ一括登録ユティリティのコマンド実行時のカレントディレクトリからの相対パスを指定できます。
表計算ソフトでグループ定義ファイルを作成した場合に,グループ用のデータファイル名を指定しないときは,半角スペースを指定してください。