4.6.3 LOAD_MBコマンドの使用上の注意事項
- LOAD_MBコマンドでメールボックスを回復する場合,メールボックスが空でないと回復ができません。
- 送信回覧または受信回覧を保持したままユーザを移動することはできません。送信回覧は回収または破棄をした後に,受信回覧は回送および削除をした後に,ユーザの移動を行ってください。
- LOAD_MBコマンドでメールボックスを回復した場合,移動したユーザは次の点に注意してください。
- 移動する前に発信した回覧メールは不達になります。再度回覧メールを発信してください。
- LOAD_MBコマンドでメールボックスを回復した場合,移動したユーザに対してメールを送る場合は,次の点に注意してください。
- 移動したユーザに送信していたメールを同じ宛先に再送する場合,その宛先をO/R名からニックネームに書き換えて発信してください。
- LOAD_MBコマンドはシステム管理者で実行してください。
- 退避ディレクトリ名には,SAVE_MBコマンドで保存したファイルを格納したディレクトリ(LOAD_MBコマンドを実行するホームサーバと同一名のディレクトリまで)を絶対パスで指定してください。格納ディレクトリの指定に誤りがあるとメールボックスなどの情報を回復せず,メールボックスは閉塞解除されるためメールが受信可能となります。メールが受信されてしまうと正しい格納ディレクトリを指定してLOAD_MBコマンドを実行しても,メールボックスなどの情報は回復できません。再度ユーザ移動処理を行ってからLOAD_MBコマンドを実行してください。
- ユーザ移動を行ったあと,LOAD_MB実行前にメールエージェントを登録すると,LOAD_MBで移行したすべてのメールがメールエージェントの処理対象となるため,LOAD_MBで移行したあとにエージェントを登録してください。
- SAVE_MB実行前にエージェントによる自動転送/返信/UP起動できなかったメール,および移行作業中(SAVE_MB~LOAD_MB~エージェントの登録)に移行対象ユーザが受信したメールは自動転送/返信/UP起動の対象外となります(移行作業時にメールボックス閉塞によって受信できなかったメールを含みます)。移行期間にエージェント処理対象となっている受信メールがある場合には,個別に転送/返信していただくようエンドユーザに依頼してください。UPは個別に起動してください。