4.2.2 gmaxchkコマンドの使用例

gmaxchkコマンドの使用例について説明します。

使用例では,前提としてgmaxchkコマンドを実行できる状態で,コマンドプロンプト上のカレントディレクトリが<インストール先ディレクトリ>¥binになっていることとします。また,gmaxchkコマンドのチェック対象となるユーザ登録ファイルはc:¥temp¥data.csvとしています。

<この項の構成>
(1) 最上位組織の組織略称に全角文字を使用する場合
(2) 登録済みの組織の電話番号を削除する場合
(3) 標準出力に実行中のレコード(行)を出力する場合

(1) 最上位組織の組織略称に全角文字を使用する場合

次に示すようにgmaxchkコマンドを実行すると,ユーザ登録ファイルdata.csvの最上位組織略称に全角文字を使用していてもエラーになりません。

gmaxchk  -l  c:¥temp¥data.csv

(2) 登録済みの組織の電話番号を削除する場合

電話番号を削除する組織の組織IDをAeigyo1としたときは,gmaxexpコマンドでユーザ登録ファイルを作成します。オプション-sで処理区分にCを設定しています。

gmaxexp  -s C  -g  Aeigyo1  g  c:¥temp¥data.csv

項目削除文字列をDELETEとした場合,ユーザ登録ファイルdata.csvの電話番号(25番目の項目)に項目削除文字列DELETEを入力します。項目削除文字列については,「2.8.4 ユーザ登録ファイル作成時の注意事項」を参照してください。

        

#組織種別処理種別処理区分電話番号専用線番号実行部エラー要因
U C DELETE1001  

その後で,gmaxchkコマンドを次のように実行します。

gmaxchk -k DELETE c:¥temp¥data.csv

(3) 標準出力に実行中のレコード(行)を出力する場合

次に示すようにgmaxchkコマンドを実行すると,処理を実行しているユーザ登録ファイルのレコード(行)の情報が出力されます。

gmaxchk  -v  c:¥temp¥data.csv