4.4.3 gmaxsetコマンドの使用上の注意事項
- gmaxsetコマンド実行時,ユーザ登録ファイルが開いていないことを確認してください。テキストエディタなどでファイルを開いていると実行時にエラーになります。
- gmaxsetコマンドはシステム管理者で実行してください。
- データを削除する場合は,存在しない最上位組織,組織,およびユーザを設定しても,ユーザ登録ファイルの実行結果欄は×にはなりません。
- 組織・ユーザを追加する場合には,その組織・ユーザが所属する最上位組織と組織が先に登録されている必要があります。また,最上位組織・組織を削除する場合には,その最上位組織・組織に所属する全ユーザと全組織が削除されている必要があります。
- 組織を追加する場合に,別の組織を統括組織にしたり,登録済みの共用メールボックスを共有したりするためには,統括組織として指定する組織や共用メールボックスを先に登録する必要があります。
- ユーザを追加する場合に,上長ユーザや上長役職名を設定するためには,上長ユーザや上長役職名を先に登録する必要があります。
- gmaxsetコマンドを実行すると,メール定義ファイルの内容をチェックします。
- 移動するユーザレコードが存在する場合,ユーザ削除によってユーザ任意情報も削除されるため,ユーザ任意情報を定義していると,その保存と回復処理がgmaxsetコマンドの前後で自動的に実行されます。gmaxsetコマンドは保存と回復処理のあいだは待ち状態になります。ただし,移動のDMとAMレコードを別々に実行した場合は回復されません。ユーザ任意情報の保存と,回復処理で異常が発生した場合,「15. ユーザ任意情報の概要」を参照してください。
- gmaxsetコマンドでは登録情報1件ごとに一時ポートを使用するため,職制改正などで大量(500件以上)の登録情報を更新すると一時的に一時ポートが枯渇する恐れがあります。一時ポートが枯渇した場合,通信に失敗しログインできなくなるなどエンドユーザに影響を及ぼします。gmaxsetコマンドで大量(500件以上)の登録情報を更新する場合は,夜間などエンドユーザに影響を及ぼさない時間帯に実施してください。また,gmaxsetコマンド実行後は整合性確保を実施してください。