6.3.1 一括登録ユティリティ全般のトラブルシューティング
- ユーザがクライアントからメールにログインできない
- 対処
- ユーザ移動のため,メールボックスが閉塞されている可能性があります。「3.2.5 メールボックスの閉塞の強制解除」を参照してください。
- 一括登録ユティリティを実行するとき,実行するサーバ以外のアドレスサーバのアドレスサービスは起動しておく必要があるか
- 対処
- gmaxsetコマンド以外のコマンドの場合,コマンドを実行するサーバ以外のアドレスサーバを起動しておく必要はありません。
- gmaxsetコマンドの場合,すべてのアドレスサーバのアドレスサービスを起動させてください。起動していないアドレスサーバがあった場合,登録情報がレプリケーションされないため,起動してから整合性確保を実行してください。
- バッチプログラムやATコマンドで一括登録ユティリティを実行するとエラーになる
- 対処
- 実行ユーザ不正の可能性があります。
- 一括登録ユティリティはGroupmaxのシステム管理者で実行してください。
- gmaxexpコマンドで出力したデータをユーザ登録ファイルとして使用すると,gmaxsetコマンドでエラーになる
- 対処1
- 表計算ソフトでユーザ登録ファイルを作成したため,先頭が0で始まるデータの先頭0の部分が欠落した可能性があります。
- 例えば,ユーザIDに00301と設定していた場合,表計算ソフトで読み込むとユーザIDは301になります。この場合,00301と301は違うIDのため,一括登録ユティリティを実行しても期待どおりの結果が得られません。
- Excelの場合の回避策を次に示します。この方法を使えば,先頭の0がそのまま文字列として読み込まれます。
- 1. gmaxexpコマンドで出力したファイルの拡張子を.txtに変更して,テキストファイルにする。
- 2. Excelでそのテキストファイルを開き,テキストファイルウィザードですべての列の属性を文字列にする。
- 対処2
- 出力したユーザに指定していた上長ユーザが削除されている可能性があります。上長ユーザとして指定されたユーザを削除しても,ユーザに指定されている上長ユーザIDは削除されません。そのため,存在しないユーザを上長ユーザIDとして指定しているのでエラーになります。上長ユーザIDを指定している場合,指定しているユーザが登録されているか確認してください。
- 実行すると「GMB056E システムエラーが発生しました。 付加情報:OpenSCManager」が表示される
- 対処
- システム管理者にAdministrator権限がない可能性があります。システム管理者の権限を確認してください。