メール属性を持つアドレス組織/ユーザを登録,移動,および変更する場合に,メールボックス容量を設定,引き継ぎ,および変更することができます。メールボックス容量を指定する場合,次の手順で指定してください。
メールボックス容量を指定する場合,メール定義ファイルに容量を定義する方法のほかに,ユーザ登録ファイルに容量を直接指定する方法もあります。直接指定した場合,メール定義ファイルに関係なく指定した値で登録されます。
容量を直接指定する場合,ユーザ登録ファイルのメールボックス容量にメール定義ファイルの項番3(受信容量)から項番18(保留警告開始蓄積数)の順番で容量を直接記述してください。処理対象がユーザの場合,項番15(保留容量)から項番18(保留警告開始蓄積数)は必要ありません。指定する容量と容量の間には英字,又は半角記号を1文字以上挿入してください。容量を直接指定する容量直接指定形式の例を次に示します。この例では,容量10MB,警告開始容量8MB,削除後容量6MB,蓄積数100通,警告開始蓄積数80通,削除後蓄積数60通で登録されます。
Receive=10;8;6/100;80;60 Send=10;8;6/100;80;60 Hold=10;8/100;80
Receive=10;8;6/100;80;60 Send=10;8;6/100;80;60
ここでは,3ユーザ(相田進,斎藤保,中山正太)のメールボックス容量を登録する例を示します。設定したいメールボックス容量は次のとおりです。相田進は課長なので,ほかの二人のユーザとは異なるメールボックス容量を設定します。
相田進 | 斎藤保 | 中山正太 | |
---|---|---|---|
受信容量 | 20 | 10 | 10 |
受信警告開始容量 | 15 | 8 | 8 |
受信削除後容量 | 10 | 6 | 6 |
受信蓄積数 | 200 | 100 | 100 |
受信警告開始蓄積数 | 180 | 80 | 80 |
受信削除後蓄積数 | 180 | 80 | 80 |
送信容量 | 10 | 10 | 10 |
送信警告開始容量 | 8 | 8 | 8 |
送信削除後容量 | 5 | 6 | 6 |
送信蓄積数 | 100 | 100 | 100 |
送信警告開始蓄積数 | 80 | 80 | 80 |
送信削除後蓄積数 | 80 | 80 | 80 |
まず,設定したいメールボックス容量からメール定義ファイルを次のように作成します。ここでは相田進に設定するメールボックス容量の定義タイプを「課長用」,斎藤保と中山正太に設定する定義タイプを「課員用」としています。
項番 | 設定項目 | 2レコード | 3レコード |
---|---|---|---|
1 | 定義種別 | U | U |
2 | 定義タイプ | 課長用 | 課員用 |
3 | 受信容量 | 20 | 10 |
4 | 受信警告開始容量 | 15 | 8 |
5 | 受信削除後容量 | 10 | 6 |
6 | 受信蓄積数 | 200 | 100 |
7 | 受信警告開始蓄積数 | 180 | 80 |
8 | 受信削除後蓄積数 | 180 | 80 |
9 | 送信容量 | 10 | 10 |
10 | 送信警告開始容量 | 8 | 8 |
11 | 送信削除後容量 | 5 | 6 |
12 | 送信蓄積数 | 100 | 100 |
13 | 送信警告開始蓄積数 | 80 | 80 |
14 | 送信削除後蓄積数 | 80 | 80 |
次に,作成したメール定義ファイルから,ユーザ登録ファイルを次のように作成します。メールボックス容量欄に定義タイプを設定してください。
#組織種別 | … | 日本語名 | … | メールボックス容量 | … |
---|---|---|---|---|---|
U | 相田進 | 課長用 | |||
U | 斎藤保 | 課員用 | |||
U | 中山正太 | 課員用 |