4.3.3 SAVE_MBコマンドの使用上の注意事項

  1. 送信メールおよび受信メールの主題にシフトJISコードとして不適切な文字が含まれていた場合,警告メッセージを出力して不正文字を"?"に変換し,処理中ユーザの退避処理を継続します。
    あわせて,送信メールおよび受信メールのE-mailコメントにJISコードとして不適切な文字が含まれていた場合,警告メッセージを出力して,該当するE-mailコメントを削除し,処理中ユーザの退避処理を継続します。
    この条件に該当する場合は,次のように動作します。
    (a) 送信メールおよび受信メールの主題又はE-mailコメントに不適切な文字が含まれていた場合,GMB022WおよびGMB023Wメッセージを画面およびログファイルに出力します。
    GMB022Wメッセージは,不正文字を検出するたびに出力します。
    GMB023Wメッセージは,1メール分の処理が完了したときに,処理テーブル単位で出力します。
    (b) (a)に記載したメッセージを出力した場合でも,SAVE_MBコマンドは処理を継続しますが,あわせて次に示す処理を行います。
    • 実行結果ファイル(*.lstファイル)には,当該ユーザの実行結果として「正常」を出力します。
    • 当該ユーザの退避データを出力します。
    • 当該ユーザのメールボックスは閉塞したままの状態となります。
    • コマンドの戻り値は,0が返却されます。ただし,他のエラーが発生した場合は,エラーに該当する戻り値が返却されます。
  2. 1.以外の送信メールおよび受信メールのデータベース格納項目に不正な文字が含まれていた場合,警告メッセージを出力して,処理中ユーザのメール退避処理を中断し,次のユーザのメール退避処理を行います。この場合,警告メッセージを出力したユーザのメール退避情報は作成されません。
    (a) JISコード又はシフトJISコードとして不正な文字が含まれていた場合,GMB020WおよびGMB021Wメッセージを画面およびログファイル(*.logファイル)に出力します。
    GMB020Wメッセージはエラーを検出したカラム単位で出力します。
    GMB021Wメッセージはエラーを検出したレコード単位で出力します。
    (b) (a)に記載したメッセージを出力した場合でも,SAVE_MBコマンドは処理を継続しますが,あわせて次に示す処理を行います。
    • 実行結果ファイル(*.lstファイル)には,当該ユーザの実行結果として「異常」を出力します。
    • 当該ユーザの退避データは出力しません。
    • 当該ユーザのメールボックスの閉塞は解除します。
    • コマンドの戻り値は,16が返却されます。
  3. GMB020W又はGMB022Wのメッセージが出力された場合,エラーとなった文字列の内容によっては,コマンドを実行しているコンソールの表示が崩れる場合があります。この場合は,コマンド終了後にコンソールをいったん終了して,再起動してください。