SAVE_MBコマンドを実行すると,移動前のメールボックスが閉塞されます。閉塞中は,ログイン時に「X400へのログインに失敗しました。」,「掲示板フォルダが作成できません。」,「Mail(個人)システムとのアクセスに失敗しました。」などのエラーが発生します。また,ログインしていたユーザは,メールの送受信や掲示板の参照ができません(組織のメールボックスを保存した場合は,共用しているほかの組織のメールボックスも閉塞されるためメールなどが利用できません)。
また,ユーザ登録ファイルに処理区分Mが設定されているレコード(行)がある場合にgmaxsetコマンドを実行すると,移動後のメールボックスが閉塞されます。
メールボックスが閉塞しているかどうかについては状態をX400_MAILBOX_STATコマンドで確認できます。X400_MAILBOX_STATコマンドについてはマニュアル「Groupmax Address/Mail Version 7 システム管理者ガイド 基本操作編」(Windows用)の「16. 43 X400_MAILBOX_STAT」を参照してください。
閉塞したメールボックスは,LOAD_MBコマンドの実行によるメールボックスの回復と同時に解除されます(ただし,組織のメールボックスをLOAD_MBコマンドで回復する場合は,共用メールボックスが空である必要があります)。このため,SAVE_MBコマンドでメールボックスを保存した場合や処理区分Mのユーザ登録ファイルを指定してgmaxsetコマンドを実行した場合は,必ずLOAD_MBコマンドを実行してメールボックスの閉塞を解除してください。
何らかの理由で,閉塞後ユーザがメールにログインする必要が発生したり,メールボックスの閉塞を強制的に解除しなければいけない場合,閉塞されたメールボックスがあるメールサーバ上でgmmopnmbコマンドを実行することで解除できます。ただし,gmmopnmbコマンドで閉塞を強制解除した場合には,次のような問題点があるため十分に注意してください。
gmmopnmbコマンドについては,「4.7 メールボックスの閉塞の強制解除 gmmopnmbコマンド」を参照してください。