Groupmax Address/Mail Version 7 システム管理者ガイド ユティリティ編
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- マスタ管理サーバで実行してください。
- コマンドプロンプト上で<インストール先ディレクトリ>\bin\gmaxchkと実行してください。
gmaxchk [オプション] ユーザ登録ファイル名
- 注意
- オプションの文字列は,大文字と小文字が区別されます。大文字と小文字の違いまで正しく指定してください。
ユーザ登録ファイル名は半角文字,および全角文字を使用して,128バイト以内の文字列で指定してください。ユーザ登録ファイル名には絶対パス,又はコマンド実行ディレクトリからの相対パスを指定することができます。
オプションは省略したり,複数指定したりできます。ただし,同一オプションを複数指定した場合は,最後に指定したオプションが有効になります。
- -v:
標準出力に実行中のユーザ登録ファイルのレコード(行)を出力します。
- -l:
最上位組織の組織略称に全角文字を設定する場合に指定します。ただし,最上位組織の組織略称に全角文字を設定すると,他X.400システムおよびMail - SMTPとは接続できなくなります。
- -q:
ユーザ登録ファイル内のユーザIDやニックネームなどがユニークかどうかをチェックしない場合に指定します。ユーザ登録ファイルに重複データが全くない場合にだけ指定することができます。ユーザ情報の登録および変更時に行うE-mailアドレスのユニークチェックとは関係ありません。
- 注意
- オプション-qを指定した場合,ユニークチェックが行われないのでファイルのチェックが不十分になります。このため,オプション-qを使用しない運用を推奨します。
- -e エラーログ出力先ディレクトリ:
指定したディレクトリにエラーログファイルgmaxchk.logを出力します。
オプション-eを指定しなかった場合,環境変数"tmp"に定義されているディレクトリに出力します。環境変数"tmp"が定義されていないときは,Cドライブのルートディレクトリに出力します。
- -E :
ユーザ登録ファイル内に兼任ユーザのユーザIDが含まれていた場合に,ピリオド以降の文字を削除します。ピリオド以降の文字が削除されると,兼任ユーザIDは主体ユーザIDに変わります。このため,兼任ユーザの再登録(追加)をする場合に,gmaxexpユティリティで兼任ユーザを出力したファイルを利用するときは,オプション-Eを使うと兼任ユーザIDを主体ユーザIDへ変更する手間が省けます。
- -k 項目削除文字列:
ユーザ登録ファイルに指定した項目削除文字列と同じ項目削除文字列を半角16文字以内で指定します。
Address Serverに登録済みの項目を削除する場合に指定します。登録済みの項目の削除については,「2.8.4 ユーザ登録ファイル作成時の注意事項」を参照してください。
- 注意
- 項目削除文字列は,大文字と小文字が区別されます。オプション-kで指定する項目削除文字列とユーザ登録ファイルに入力した項目削除文字列は,大文字と小文字の違いまで同じになるようにしてください。
- -x:
ユーザ登録ファイル内に以下のエラーとなるレコードがあっても処理を中断せず,すべてのレコードに対してチェックをする場合に指定します。
- 使用不可文字使用
- 設定値最大長オーバー
- 必須設定項目なし
- 項目数不整合(70項目以外はエラー)
- 組織種別不整合
- 処理区分不整合
エラーとなるレコードはコメントアウトするか,設定に誤りがあるという結果となるため,gmaxset実行時にスキップされ,登録されません。正常レコードは正しく設定されているという結果となるため,gmaxset実行時に正しく登録されます。
また,ユーザIDやニックネームがユニークかどうかをチェックしません。
- 注意
- オプション-xを指定した場合,ユニークチェックが行われないのでファイルのチェックが不十分になります。このため,オプション-xを使用しない運用を推奨します。
戻り値を次に示します。
0:正常終了
4:中止要求で終了
5:削除文字列に関して警告あり
9:ユーザ登録ファイルの項目にエラーあり
16:起動パラメタの指定誤り,ファイルアクセスエラー,又はシステムエラー
- gmaxchkコマンドによるチェック結果は,ユーザ登録ファイルの各レコード(行)のチェック部処理結果欄(64番目の項目)に出力されます。項目が正しく設定されている場合は「○」,設定に誤りがある場合は「×」を出力します。
チェック部処理結果欄が「×」の場合には,チェック部エラー要因欄(65番目の項目)にエラーの要因も出力されます。
- エラーとなるレコードがあっても処理を中断しないオプション(-x)で実行している場合のチェック結果は,設定が正しい場合は「○」を,設定に誤りがある場合はレコード自体がコメントアウトされる(レコードの先頭に”#”が付く)か,「×」を出力します。
- エラーがあった場合には標準出力,および<エラーログ出力先ディレクトリ>\gmaxchk.logファイルにメッセージを出力します。既にgmaxchk.logファイルが存在した場合に,コマンドを実行した結果,エラーがあったときにはファイルを上書きします。エラーがなかったときにはファイルを削除します。
gmaxchkコマンドのメッセージについては「7.2 gmaxchkコマンドのメッセージ」を参照してください。
- チェック実行前のユーザ登録ファイルは,拡張子を.bakにして同じディレクトリにバックアップファイルとして保存されます。既にbak拡張子を付けたファイルが存在した場合は,拡張子に1から昇順の番号を付けて保存されます。
例えば,c:\temp\data.csvをgmaxchkコマンドでチェックした場合,チェック前のファイルはc:\temp\data.bakという名称で保存されます。また,既にc:\temp\data.bakというファイルが存在した場合は,c:\temp\data.bak1という名称で保存されます。
- gmaxchkコマンドの実行を中断する場合は,[Ctrl]+[C]を入力します。
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