付録F.4 コマンド実行時間の見積もり

表F-1に示す条件で稼働中バックアップを実行した場合のコマンド実行時間の見積もりの例を,表F-2に示します。

表F-1 作業環境の条件

項目条件
サーバ構成シングルサーバ(マスタ管理サーバだけ)
サーバマシンCPU:Pentium 200メガヘルツ,2CPU搭載
OSWindows 2000
掲示板数100
掲示板記事数合計160(記事はすべて本文だけでサイズは1キロバイト)
前回からの変更記事数80
個人メールボックス数100
共用メールボックス数10
1メールボックスのメール保有数送信メール100通,受信メール100通(メールはすべて本文のサイズが1キロバイトで50キロバイトの添付ファイルが一つあるとします。)
稼働中バックアップ作業中のログイン数0
gmpublicinfoファイルMLGETBK_SAVE_OPTION=Nを設定しない

表F-2 稼働中バックアップのコマンド実行時間の例

コマンド名時間[秒]
ADpreBKコマンド120
ADstrBKコマンド5
MLgetBKコマンド3,300
ADstpBKコマンド10
MLputBKコマンド9,000

なお,上記の条件では,MLgetBKコマンドとMLputBKコマンドの実行時間見積もり式は次のようになります。

作業時間の関係から,稼働中バックアップで運用できる1サーバ当たりのメールボックス数は,300までとなります。