Object Serverのデータベースの設定時に使用する次のファイルについては,テンプレートファイルを提供します。各ファイルでのAddress ServerとMail Serverに固有のパラメタの設定については,「4.3.3 Object ServerとHigh-end Object Serverのデータベースファイルの例」を参照してください。また, Object Serverのデータベースの設定方法については,マニュアル「Groupmax Object Server Version 6 システム管理者ガイド」(Windows用)を参照してください。
- 初期設定パラメタファイル
- 初期設定パラメタファイルは,Object Serverのデータベースファイルを初期化するために必要な情報を記述するものです。Address Serverは,初期設定パラメタファイルのテンプレートファイルとして,<インストール先ディレクトリ>¥sample¥dbinitfile1, dbinitfile2, dbinitfile3の三つを提供します。それぞれ小規模モデル用,中規模モデル用,大規模モデル用に定義されています。このファイルを使用する場合,運用するメールシステムの形態に応じて,各エリアのセグメントサイズ(割り当て及び増分サイズ)を,計算式を基に計算し書き換える必要があります。
- システム共通定義ファイル
- システム共通定義ファイルは, Object Serverのシステムに共通する定義情報を記述するものです。Address Serverは,システム共通定義ファイルのテンプレートファイルとして,<インストール先ディレクトリ>¥sample¥xodrc1, xodrc2, xodrc3の三つを提供します。それぞれ小規模モデル用,中規模モデル用,大規模モデル用に定義されています。このファイルを使用する場合,ファイル名をxodrcに変更し, Object Serverのエリア定義情報に記述するマスタディレクトリのファイル名を,絶対パスで,システム共通定義ファイルのdbm_masterオペランドに書き込んでください。