trash.logファイルに出力されるメッセージについて説明します。trash.logファイルには,自動削除デーモン,mltrashコマンド,nxudmailコマンド及びnxudmailMコマンドにより削除したメールの情報が出力されます。出力先は<インストール先ディレクトリ>¥x400¥runtime¥journal¥trash¥trash.logです。trash.logファイルの最大サイズは1Mバイトです。ファイルのサイズが最大サイズを超えた場合は,trash.log.oldという名前にリネームされ,新しいtrash.logファイルが作られます。trash.log.oldファイルが既に存在した場合は,古いほうのtrash.log.oldファイルは削除されます。ファイルの最大サイズを変更する場合は,OSのシステム環境変数に次の環境変数を追加してください。
環境変数:SNX_LOG2_MAX
値には最大サイズのバイト数を1~2147483647の範囲の数値で指定してください。最大サイズを変更した場合はアドレスサービスを再起動してください。trash.logファイルやtrash.log.oldファイルはサービス停止時にファイルをコピーしてご利用ください。メールの情報は1通毎に1行のテキスト形式で,trash.logファイルの最後に追加出力されます。行の中の各項目はタブ文字によって区切られます。次に,各項目の内容を項目順に示します。
- (1)メール削除日時
- メールを削除した日時です。日時の形式は"YYYYMMDDhhmmss”です。
- (2)プロセスID
- 削除を実行したサーバプロセスのプロセスIDです。
- (3)削除処理名
- 削除を実行した処理の名前です。
- nxu_UAAPI_get_RMValOverCnt
- nxudmailやnxudmailMによる受信メール削除処理
- nxu_UAAPI_get_SMValOverCnt
- nxudmailやnxudmailMによる送信メール削除処理
- nxu_UAAPI_get_RMOverList
- 自動削除デーモンやmltrashによる受信メール削除処理
- nxu_UAAPI_get_SMOverList
- 自動削除デーモンやmltrashによる送信メール削除処理
- (4)ユーザID/共用メールボックスID
- メールが格納されていたメールボックスのユーザID,又は共用メールボックスIDです。nxudmailコマンドやnxudmailMコマンドでメールを削除した場合は,値は出力されません。
- (5)O/R名ID
- システム情報です。
- (6)順序番号
- システム情報です。
- (7)主題
- メールの主題です。文字コードはシフトJISコードです。
- (8)サイズ
- サーバ上でのメールサイズです。nxudmailコマンドやnxudmailMコマンドでメールを削除した場合は,値は出力されません。
- (9)O/R名
- メールが格納されていたメールボックスのO/R名です。メールに記録されていたO/R名が出力されるため,メールボックスのO/R名を変更した場合は,変更前のO/R名が出力されることがあります。
- (10)送信日時
- メールを送信した日時です。日時の形式は“YYYYMMDDhhmmss”です。
- (11)受信日時
- メールが受信者のメールボックスに到着した日時です。日時の形式は“YYYYMMDDhhmmss”です。送信メールの場合は,値は出力されません。
- (12)未既読状態
- 受信メールの場合は,メールが未読であれば“0”,既読であれば“2”です。送信メールの場合は,値は出力されません。
- (13)配信状態
- 配信日時指定した送信メールの場合は,配信済みであれば“2” ,配信取り消し済みであれば“4”です。受信メールの場合や,配信日時指定していない送信メールの場合は,値は出力されません。
- (14)配信指定日時
- 配信日時指定した送信メールの場合は,配信指定日時です。日時の形式は“YYYYMMDDhhmmss”です。受信メールの場合や,配信日時指定していない送信メールの場合は,値は出力されません。
- (15)IPM-ID
- システム情報です。