バックアップを実行することで,Address Server及びMail Serverの全情報を取得できるため,バックアップは必ず定期的に実行してください。メールの稼働中バックアップは任意に実行して構いません。
ここでは,バックアップの運用例を説明します。メールの稼働中バックアップの運用例は,「付録F メールの稼働中バックアップ」を参照してください。
バックアップを定期的に実行します。この方法の場合,Address Server,Mail Serverのインストール先ディレクトリ以下のデータをすべてバックアップできます。しかし,バックアップ実行中はユーザがAddress Server,Mail Serverのサービスを利用できません。そのため,ユーザの利用が少ない時間帯,例えば,深夜に毎日バックアップを実行してください。
1日の運用モデル例を次に示します。
上記の例を見てわかるように,毎日2:00~5:00はAddress Server,Mail Serverのサービスを利用できません。
上記の運用では必ずAddress Serverを停止しなければいけませんが,停止時間を短くするために,バックアップ時はハードディスクにデータをコピーし,サービス起動後にハードディスクから二次媒体にデータを取得する方法があります。