15.3.4 リストアの手順
(1) ジャーナルを取得している場合のマスタ管理サーバのリストア
- 運転席を終了します。
- apstartコマンドまたはnxsmngsrvコマンドを使用して,マスタ管理サーバとすべてのアドレスサーバのサーバを停止します。
サーバの停止については,「13. サーバの起動と停止」を参照してください。
- マスタ管理サーバのアドレスサービス,Object Serverのサービスを順に停止します。
- すべてのアドレスサーバのアドレスサービス,Object Serverのサービスを停止します。
- マスタ管理サーバのAddress Server及びMail Serverをアンインストールします。
- マスタ管理サーバにAddress Server及びMail Serverをインストールします。
Object Server及びほかのGroupmaxサーバも必要に応じてインストールしてください。
- マスタ管理サーバ上でAddress_Mailをセットアップします。
- マスタ管理サーバのリストアを実行します。
市販のバックアップ製品などを使用して,バックアップファイルをリストアします(「復元」を指定してください)。
- マスタ管理サーバのアドレスサービスを起動します。
- 運転席を起動して,名前データベースウィンドウを表示します。
- 名前データベースウィンドウの[データベース(D)]から[リストア(R)]を選択します。
リストアダイアログボックスが表示されます。排他が開始されます。この状態ではユーザ情報の変更などはできません。
![[図データ]](figure/h8120020.gif)
- すべてのアドレスサーバのアドレスサービスを起動します。
- マスタ管理サーバに対して「データ修復」を実行します。
エラーになった場合はリストアを最初からやり直してください。
- マスタ管理サーバの「データ修復」が完了したら,[閉じる]ボタンを選択します。
リストアダイアログボックスを閉じます。排他が終了します。
- マスタ管理サーバとすべてのアドレスサーバのバックアップを取得します。
- 掲示板管理ウィンドウを表示します。
- 全掲示板の整合性を確保します。
掲示板を指定し,次に[掲示板(B)]の[整合性確保(K)]を選択します。全掲示板に対して実行します。
- 全掲示板に対する「整合性確保」が完了したら[閉じる]ボタンを選択します。
- 注意
- 必ず運転席から全掲示板の整合性を確保してください。この操作をしないとサーバ間で記事の不整合が発生して既存の掲示板を利用できなくなります。
- マスタ管理サーバのデータ修復は,マスタ管理サーバ上の運転席で実行してください。
- マスタ管理サーバに運転席をインストールしていない場合は,手順10,11,13,14を実施せず,手順12の後にadrsmchjコマンドを実行してください。なお,コマンドの詳細は「16.15 adrsmchj」を参照してください。
(2) ジャーナルを取得していない場合のマスタ管理サーバのリストア
マスタ管理サーバをリストアする場合,アドレス管理ドメイン内のすべてのアドレスサーバをリストアしてください。
- 運転席を終了します。
- apstartコマンドまたはnxsmngsrvコマンドを使用して,マスタ管理サーバとすべてのアドレスサーバのサーバを停止します。
サーバの停止については,「13. サーバの起動と停止」を参照してください。
- マスタ管理サーバとすべてのアドレスサーバのアドレスサービス,Object Serverのサービスを順に停止します。
- マスタ管理サーバとすべてのアドレスサーバのAddress Server及びMail Serverをアンインストールします。
- マスタ管理サーバとすべてのアドレスサーバにAddress Server及びMail Serverをインストールします。
Object Server及びほかのGroupmaxサーバも必要に応じてインストールしてください。
- マスタ管理サーバとすべてのアドレスサーバ上でAddress_Mailをセットアップします。
- マスタ管理サーバとすべてのアドレスサーバについて,リストアを実行します。
市販のバックアップ製品などを使用して,バックアップファイルをリストアします(「復元」を指定してください)。
- マスタ管理サーバとすべてのアドレスサーバのアドレスサービスを開始します。
- 運転席を起動して,名前データベースウィンドウを表示します。
- 名前データベースウィンドウの[データベース(D)]から[リストア(R)]を選択します。
リストアダイアログボックスが表示されます。排他が開始されます。この状態ではユーザ情報の変更などはできません。
- すべてのアドレスサーバに対して「データ修復」を実行します。ただし,マスタ管理サーバのデータは修復しません。
アドレスサーバを指定して[データ修復]ボタンを選択します。バックアップ以後に更新された登録情報を各アドレスサーバのデータベースに反映します。
- すべてのアドレスサーバの「データ修復」が完了したら,[閉じる]ボタンを選択します。
リストアダイアログボックスを閉じます。排他が終了します。
- nxsrepstatコマンドを実行し,レプリケーションが完了したことを確認します。
- 掲示板管理ウィンドウを表示します。
- 全掲示板の整合性を確保します。
掲示板を指定し,次に[掲示板(B)]の[整合性確保(K)]を選択します。全掲示板に対して実行します。
- 全掲示板に対する「整合性確保」が完了したら[閉じる]ボタンを選択します。
- 注意
- 必ず運転席から全掲示板の整合性を確保してください。この操作をしないとサーバ間で記事の不整合が発生して既存の掲示板を利用できなくなります。
(3) アドレスサーバのリストア
アドレスサーバをリストアする場合,対象となるアドレスサーバだけに対してリストアしてください。
- リストアするアドレスサーバのサーバを停止します。
サーバの停止については,「13. サーバの起動と停止」を参照してください。
- 運転席を終了します。
- リストアするアドレスサーバのアドレスサービス,Object Serverのサービスを順に停止します。
- リストアするアドレスサーバのAddress Server及びMail Serverをアンインストールします。
- リストアするアドレスサーバにAddress Server及びMail Serverをインストールします。
Object Server及びほかのGroupmaxサーバも必要に応じてインストールしてください。
- リストアするサーバ上でAddress_Mailをセットアップします。
- リストア処理の対象となるサーバについて,リストアを実行します。
市販のバックアップ製品などを使用して,バックアップファイルをリストアします(「復元」を指定してください)。
- リストアするアドレスサーバのアドレスサービスを開始します。
- 運転席を起動して,名前データベースウィンドウを表示します。
- 名前データベースウィンドウの[データベース(D)]から[リストア(R)]を選択します。
リストアダイアログボックスが表示されます。排他が開始されます。この状態ではユーザ情報の変更などはできません。
- リストアしたアドレスサーバに対して「データ修復」を実行します。
アドレスサーバを指定して[データ修復]ボタンを選択します。バックアップ以後に更新された登録情報をアドレスサーバのデータベースに反映します。
- [閉じる]ボタンを選択します。
リストアダイアログボックスを閉じます。排他が終了します。
- nxsrepstatコマンドを実行し,レプリケーションが完了したことを確認します。
- 掲示板管理ウィンドウを表示します。
- リストアしたアドレスサーバにあるマスタ掲示板とレプリカ掲示板の整合性を確保します。
掲示板を指定し,次に[掲示板(B)]の[整合性確保(K)]を選択します。全掲示板に対して実行します。
- 全掲示板に対する「整合性確保」が完了したら[閉じる]ボタンを選択します。
- 注意
- 必ず運転席から,リストアしたアドレスサーバにある全掲示板の整合性を確保してください。この操作をしないとサーバ間で記事の不整合が発生して既存の掲示板を利用できなくなります。