18.29 送信したメールが配信エラーになる
- 現象
- 送信したメールが配信エラーになる。
- 要因
- 次のいずれかに該当した場合に,メールが配信エラーになることがあります。
- 不正な宛先が指定された。
- メールの転送でループが検出された。
- 受信者が閉塞している場合など,メールを受け取れる状態ではなかった。
- 制限時間内にメールを配信することができなかった。
- メールのサイズが大きすぎて配信できなかった。
- 送信者がメールの代行受信禁止を指定したために代行受信ができなかった。
- メールの代行受信でループが検出された。
- 対処
- mlsmlistコマンドを実行して,配信エラーになったメールの情報を取得します。mlsmlistコマンドの詳細は「16.31 mlsmlist」を参照してください。mlsmlistコマンドで取得した配信エラー詳細要因コード等のメールの情報から配信エラーの要因を特定し,次のように対処を行ってください。
- 不正な宛先が指定された。
正しい宛先を指定して,メールを再送します。
- メールの転送でループが検出された。
全てのメールサーバを再起動して,メールを再送します。
- 受信者が閉塞している場合など,メールを受け取れる状態ではなかった。
ユーザの移動等により一時的に受信できなくなっていた場合は,受信できる状態にした後に,宛先を指定し直してからメールを再送します。
- 制限時間内にメールを配信することができなかった。
メールサーバが停止している場合は,メールサーバを起動して,メールを再送します。また,メールサーバを長時間停止する場合は,MTAのリトライ回数/間隔を変更して,メールが配信エラーにならないようにします。リトライ回数/間隔の設定方法は「6.5.6 リトライ回数/間隔の設定」を参照してください。
- メールのサイズが大きすぎて配信できなかった。
サイズの大きいファイルを添付する場合は,圧縮ツール等によりファイルの圧縮や分割を行ってからメールを送信します。
- 送信者がメールの代行受信禁止を指定したために代行受信ができなかった。
受信者が代行受信者指定を解除するか,送信者が代行受信禁止属性をはずしてからメールを再送します。
- メールの代行受信でループが検出された。
受信者が代行受信者設定を変更してから,メールを再送します。