サーバ統合したときはニックネームが重複する可能性があります。その場合,ニックネームを変更する必要がありニックネーム変更時の注意事項について各パターンによる動作を表H-1に示します。
表H-1 ニックネーム重複時の動作
パターン1 | パターン2 | パターン3 | パターン4 | |
---|---|---|---|---|
宛先解決データ作成コマンド実行結果 | Aさんはエラー | Bさんはエラー | 正常 | Bさんはエラー |
Cさんが旧Aさんから受信したメールをローカルPC上から返信したときの受信者 | 新Bさん [*1] | 新Aさん | 新Aさん | 新Aさん |
Cさんが旧Aさんから受信したメールをローカルPC上から返信したときの宛先確認表示者 | 新Bさん [*1] | 新Aさん [*2] | 新Aさん [*2] | 新Aさん [*2] |
Cさんが旧Aさんから受信したメールをメールボックス上から返信したときの受信者 | 新Aさん [*3] | 新Aさん | 新Aさん | 新Aさん |
Cさんが旧Aさんから受信したメールをメールボックス上から返信したときの宛先確認表示者 | 新Aさん [*4] | 新Aさん | 新Aさん | 新Aさん |
Dさんが旧Bさんから受信したメールをローカルPC上から返信したときの受信者 | 新Bさん | 新Aさん [*1] | 新Bさん | 新Aさん [*1] |
Dさんが旧Bさんから受信したメールをローカルPC上から返信したときの宛先確認表示者 | 新Bさん [*2] | 新Aさん [*1] | 新Bさん [*2] | 新Aさん [*1] |
Dさんが旧Bさんから受信したメールをメールボックス上から返信したときの受信者 | 新Bさん | 新Bさん [*3] | 新Bさん | 新Bさん [*3] |
Dさんが旧Bさんから受信したメールをメールボックス上から返信したときの宛先確認表示者 | 新Bさん | 新Bさん [*4] | 新Bさん | 新Bさん [*4] |
[*1]:誤って送信,表示されるケース
[*2]:宛先確認表示で表示するニックネームはクライアントからの要求データを表示するためニックネーム表示が旧ニックネーム表示となります。
[*3]:上記表はサーバ統合後にサーバ統合前に使用していたユーザIDを別ユーザに割当て再利用しない場合の記述です。「RECYCLED_USERID=Y」を指定した場合は,拡張宛先解決機能を使用していないユーザのメールボックス処理はエラーとなります。
[*4]:上記表はサーバ統合後にサーバ統合前に使用していたユーザIDを別ユーザに割当て再利用しない場合の記述です。「RECYCLED_USERID=Y」を指定した場合は,拡張宛先解決機能を使用していないユーザのメールボックス処理はO/R名表示となります。