3.3 メールサーバ環境を構築する手順
(1) Address Server,Mail Serverのセットアップ
(a) マスタ管理サーバ+運転席(host1)のセットアップ
- [スタート]メニューの[プログラム(P)]の[Groupmaxサーバ]から[Address_Mailセットアップ]を選択します。
次のAddress_Mail Serverセットアップダイアログボックスが表示されます。Mail Serverをインストールした場合, Mail Serverオプションのチェックがアクティブになります。
![[図データ]](figure/h2020090.gif)
- 「データベースのスキーマ名(S)」にシステム構成の設定 - データベース初期設定ダイアログボックスで指定したスキーマ名を指定して[OK]ボタンを選択します。
次のメッセージが表示されます。
![[図データ]](figure/h2020100.gif)
- [はい(Y)]ボタンを選択します。
次のメッセージが表示されます。
![[図データ]](figure/h2020110.gif)
- [OK]ボタンを選択します。
次のダイアログボックスが表示されます。このダイアログボックスの指定でAddress Serverが管理するユーザ情報などを登録するためのテーブルが作成されます。
![[図データ]](figure/h2020120.gif)
- 「作成(E)」をチェックして,[OK]ボタンを選択します。
次のメッセージが表示されます。
![[図データ]](figure/h2020130.gif)
- [OK]ボタンを選択します。
コンソールウィンドウが表示されDBテーブルの作成処理が開始されます。
処理が終了すると,「続行するときは何かキーを押してください...」というメッセージが表示されます。何かキーを押せば,セットアップは終了です。
(b) メールサーバ (host2)のセットアップ
- [スタート]メニューの[プログラム(P)]の[Groupmaxサーバ]から[Address_Mailセットアップ]を選択します。
次のAddress_Mail Serverセットアップダイアログボックスが表示されます。
![[図データ]](figure/h2020140.gif)
- 「マスタ管理サーバのドメイン名/ホスト名(H)」にマスタ管理サーバのホスト名(host1)を,「データベースのスキーマ名(S)」にシステム構成の設定 - データベース初期設定ダイアログボックスで指定したスキーマ名(gmax)を指定して[OK]ボタンを選択します。
次のメッセージが表示されます。
![[図データ]](figure/h2020150.gif)
- [はい(Y)]ボタンを選択します。
次のメッセージが表示されます。
![[図データ]](figure/h2020160.gif)
- [OK]ボタンを選択します。
次のダイアログボックスが表示されます。このダイアログボックスの指定でAddress Serverが管理するユーザ情報などを登録するためのテーブルが作成されます。
![[図データ]](figure/h2020170.gif)
- 「作成(E)」をチェックして,[OK]ボタンを選択します。
次のメッセージが表示されます。
![[図データ]](figure/h2020180.gif)
- [OK]ボタンを選択します。
コンソールウィンドウが表示されDBテーブルの作成処理が開始されます。
処理が終了すると,「続行するときは何かキーを押してください...」というメッセージが表示されます。何かキーを押せば,セットアップは終了です。
(2) アドレスサービスの開始
アドレスサービスは次の順序で開始します。
- マスタ管理サーバ(host1)のアドレスサービスを開始
- メールサーバ(host2)のアドレスサービスを開始
Windows NT版のアドレスサービスの開始は,管理ツールのサービスの「Address Server」の開始を意味します。アドレスサービスを開始する手順を次に示します。
- 管理ツールからサービスを起動します。
- 「Address Server」サービスを選択します。
なお,「Address Server」サービス起動時にGroupmax Address Consoleウィンドウも起動できます。その場合には,次の手順で設定を変更してください。
(1)「プロパティ」を選択する。
(2)「デスクトップとの対話をサービスに許可」をチェックする。
(3) [OK]ボタンを選択する。
Groupmax Address Consoleウィンドウは,アドレスサービスを停止すると自動的に停止します。
- [開始(S)]を選択します。
- 注意
- Groupmax Address Consoleウィンドウの設定を有効にするためには,アドレスサービスを再起動してください。
(3) 運転席の起動
運転席を設定したhost1のマシンから起動します。Windows 2012で運転席を使用する場合はAddress/Mail運転席を使用してください。Address/Mail運転席の詳細は「付録J Address/Mail運転席の使用」を参照してください。
- [スタート]メニューの[プログラム(P)]の[Groupmaxサーバ]から[運転席]を選択します。
次の運転席起動条件設定ダイアログボックスが表示されます。このダイアログボックスが表示されるのはセットアップ後に初めて起動したときだけです。
![[図データ]](figure/h2020200.gif)
- 「設定しない」をチェックして,[了解]ボタンを選択します。
次のシステム管理ウィンドウが表示されます。次回から運転席を起動したときは,このウィンドウが最初に表示されます。
![[図データ]](figure/h2020210.gif)
(4) サイトの登録
運転席を起動してシステム管理ウィンドウを表示した後,サイトSITE1,SITE2を登録します。
- システム管理ウィンドウの[ファイル(F)]から[DBメンテナンス(D)]の[サイト情報(S)]を選択します。
次のサイト一覧ダイアログボックスが表示されます。
![[図データ]](figure/h2020220.gif)
- [登録]ボタンを選択します。
次のサイト登録/変更ダイアログボックスが表示されます。
![[図データ]](figure/h2020230.gif)
- サイト名に「SITE1」を入力して[了解]ボタンを選択します。
サイト一覧ダイアログボックスにSITE1が表示されます。
- [登録]ボタンを選択してサイト登録/変更ダイアログボックスを表示します。
- 「SITE2」を入力して[了解]ボタンを選択します。
サイト一覧ダイアログボックスにSITE1,SITE2が表示されます。これでサイトの登録は完了です。
![[図データ]](figure/h2020250.gif)
(5) メールサーバの登録
まず,サイトにアドレスサーバを登録します。次に登録したアドレスサーバに対してメールを設定します。
(a) SITE1へのメールサーバの登録
SITE1にhost1をアドレスサーバSERVER1として登録し,メールサーバを設定します。
- サイト一覧ダイアログボックスで「SITE1」を選択して,[サーバ一覧]ボタンを選択します。
次に示すSITE1のサーバ一覧ダイアログボックスが表示されます。
![[図データ]](figure/h2020260.gif)
- [登録]ボタンを選択します。
次のサーバ追加/変更ダイアログボックスが表示されます。
![[図データ]](figure/h2020270.gif)
- サーバ名に「SERVER1」,ドメイン名/ホスト名に「host1」を入力して[了解]ボタンを選択します。
SITE1のサーバ一覧ダイアログボックスにSERVER1が表示されます。
![[図データ]](figure/h2020280.gif)
- SERVER1を指定して,[メール設定]ボタンを選択します。
次のメールサーバの設定ダイアログボックスが表示されます。
![[図データ]](figure/h2020290.gif)
- [メール設定]ボタンを選択します。
次のメッセージが表示されます。
![[図データ]](figure/h2020300.gif)
- [はい(Y)]ボタンを選択します。
次のメール情報設定ダイアログボックスが表示されます。
![[図データ]](figure/h2020310.gif)
- アプリケーション情報の「X400」をチェックします。
次のメッセージが表示されます。
![[図データ]](figure/h2020320.gif)
- [了解] ボタンを選択します。
アプリケーション情報の「X400」にチェックマークが付きます。
- アプリケーション情報の「UA」をチェックします。
次のUA(USER-AGENT)詳細情報設定ダイアログボックスが表示されます。
![[図データ]](figure/h2020330.gif)
- [了解] ボタンを選択します。
アプリケーション情報の「UA」にチェックマークが付きます。
- メール情報設定ダイアログボックスで,[了解] ボタンを選択します。
メールサーバの設定ダイアログボックスに戻ります。
![[図データ]](figure/h2020331.gif)
- [閉じる]ボタンを選択してメールサーバの設定ダイアログボックスを終了します。
- [閉じる]ボタンを選択してSITE1のサーバ一覧ダイアログボックスを終了します。
サイト一覧ダイアログボックスに戻ります。
(b) SITE2へのメールサーバの登録
SITE2にhost2をアドレスサーバSERVER2として登録し,メールサーバを設定します。
- サイト一覧ダイアログボックスで「SITE2」を選択して,[サーバ一覧]ボタンを選択します。
次に示すSITE2のサーバ一覧ダイアログボックスが表示されます。
![[図データ]](figure/h2020340.gif)
- [登録]ボタンを選択します。
次のサーバ追加/変更ダイアログボックスが表示されます。
![[図データ]](figure/h2020350.gif)
- サーバ名に「SERVER2」,ドメイン名/ホスト名に「host2」を入力して[了解]ボタンを選択します。
SITE2のサーバ一覧ダイアログボックスにSERVER2が表示されます。
![[図データ]](figure/h2020360.gif)
- SERVER2を指定して,[メール設定]ボタンを選択します。
次のメールサーバの設定ダイアログボックスが表示されます。
![[図データ]](figure/h2020370.gif)
- [メール設定]ボタンを選択します。
次のメッセージが表示されます。
![[図データ]](figure/h2020380.gif)
- [はい(Y)]ボタンを選択します。
次のメール情報設定ダイアログボックスが表示されます。
![[図データ]](figure/h2020390.gif)
- アプリケーション情報の「X400」をチェックします。
次のメッセージが表示されます。
![[図データ]](figure/h2020400.gif)
- [了解] ボタンを選択します。
アプリケーション情報の「X400」にチェックマークが付きます。
- アプリケーション情報の「UA」をチェックします。
次のUA詳細情報設定ダイアログボックスが表示されます。
![[図データ]](figure/h2020410.gif)
- [了解] ボタンを選択します。
アプリケーション情報の「UA」にチェックマークが付きます。
- メール情報設定ダイアログボックスで,[了解] ボタンを選択します。
メールサーバの設定ダイアログボックスに戻ります。
![[図データ]](figure/h2020411.gif)
- [閉じる]ボタンを選択してメールサーバの設定ダイアログボックスを終了します。
- [閉じる]ボタンを選択してSITE2のサーバ一覧ダイアログボックスを終了します。
サイト一覧ダイアログボックスに戻ります。
- [閉じる]ボタンを選択してサイト一覧ダイアログボックスを終了します。
システム管理ウィンドウに戻ります。
![[図データ]](figure/h2020420.gif)
- 注意
- システム管理ウィンドウを再描画したときに,[SITE1]ボタン,[SITE2]ボタンが表示されます。
(6) システムオプション(パスワード有効期間)の設定
システムオプションを使用してアドレスユーザのパスワードに有効期間を設定します。システムオプションはシステム全体に有効です。
- システム管理ウィンドウの[ファイル(F)]から[システムオプション(Y)]を選択します。
次のシステムオプションダイアログボックスが表示されます。
![[図データ]](figure/h2020430.gif)
- 「ユーザパスワードに有効期間を設定する」をチェックします。
デフォルトで90日が設定されます。
![[図データ]](figure/h2020431.gif)
- [了解]ボタンを選択します。
(7) 運転席の停止
- システム管理ウィンドウの[ファイル(F)]から[終了(X)]を選択します。
システム管理ウィンドウが終了します。
(8) 運転席の起動
host1のマシンから実行します(注意:Windows 2012で運転席を使用する場合は,Address/Mail運転席を使用してください。Address/Mail運転席の詳細は「付録J Address/Mail運転席の使用」を参照してください)。
- [スタート]メニューの[プログラム(P)]の[Groupmaxサーバ]から[運転席]を選択します。
システム管理ウィンドウが表示されます。
(9) メールサーバの起動
(a) SITE1のメールサーバの起動
- システム管理ウィンドウの[SITE1]ボタンを選択します。
次のサイト詳細情報ウィンドウが表示されます。
![[図データ]](figure/h2020460.gif)
- SERVER1を指定した状態で,[起動]ボタンを選択します。
次のメッセージが表示されます。
![[図データ]](figure/h2020470.gif)
- [はい(Y)]ボタンを選択します。
SERVER1の起動処理が実行され,サイト詳細情報ウィンドウのSERVER1の状態が「稼働中」になります。
(b) SITE2のメールサーバの起動
- システム管理ウィンドウの[SITE2]ボタンを選択します。
サイト詳細情報ウィンドウが表示されます。
![[図データ]](figure/h2020480.gif)
- SERVER2を指定した状態で,[起動]ボタンを選択します。
次のメッセージが表示されます。
![[図データ]](figure/h2020490.gif)
- [はい(Y)]ボタンを選択します。
SERVER2の起動処理が実行され,サイト詳細情報ウィンドウのSERVER2の状態が「稼働中」になります。
(10) メールサーバ環境構築後の確認
正常に構築できているかどうかを確認するためには,次のようにしてください。
システム管理ウィンドウで,登録したサイトの[SITE1]ボタンと[SITE2]ボタンが青色になっているかどうかを確認してください。
- 注意
- サイトのボタンの色は,システム管理ウィンドウを再描画したときに青色になります。